JP5019970B2 - タイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体 - Google Patents

タイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体 Download PDF

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本発明は壁面等のタイル陶片浮きや石材自体などの浮きを修復するために使用すると共に浮きが生じた箇所の除去された目地に取付ける受座具として使用する長尺な受座帯体に関し、特には目地に嵌入させるタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体に関する。
従来、タイル浮きを修復する場合、タイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きと、コンクリートとモルタル層の境の浮きを区別してマーキングしていた。この2種類の浮きは修復工法が異なるため区別が必要であった。この時、コンクリートとモルタル層の境の浮きを修復する場合には、グリースガンを使用すれば略確実に行えるが、タイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きを修復する場合には、グリースガンを使用すると多種類の問題が生じるため、殆ど使用されていないのが現状である。従って、タイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きを修復する工法としては、カッターを入れて浮いているタイル陶片を撤去し、新たなタイル陶片を貼付ける工法と、タイル陶片の中央に穴を開け、アンカーピンで1枚ずつ固定する工法が行われている。しかしながら、前記浮いているタイル陶片を撤去し、新たなタイル陶片を貼付ける工法は、浮いたタイル陶片を割って除去し、且つ貼付けモルタルも除去させてからタイル陶片の貼着面をきれいにし、更に新たなタイル陶片を貼着するため、手間が掛かると共に、新たなタイル陶片を貼着させてもそのタイル陶片は周囲のタイル陶片と色調が異なってしまい、修復した所が目立つものとなっていた。一方、前記タイル陶片の中央に穴を開け、アンカーピンで1枚ずつ固定する工法は、タイル陶片に穴を穿設すると共にアンカーピンをタイル陶片の表面よりも凹ませて打込み、凹み部を修復する作業が行われるため、手間が掛かると共に、アンカーピンを打込んだ箇所は近くで見ると直ぐに分かってしまい、外観を均一な色調に仕上げることは難しかった。
このため、タイル陶片を除去せず且つ新たなタイル陶片を貼付けることなく、タイル陶片浮きの修復工法或いはタイル剥落防止工法として、本発明者が特願2006−202762或いは特願2006−252208で提案したところである。この工法で使用する低圧用の注入器の注入用座金(以降、受座具と言う)は、円板状の受座本体と、該受座本体の表面中央に円筒状に突出させて形成すると共に前記注入器を取付けるための注入器取付部とから構成されたものである。この受座本体を固定する際、予め除去した目地の周囲のタイル陶片にマスキング材を貼着すると共にシール材を塗布し、且つ、目地の中央に注入器取付部が来るようにセットして固定させ、エアー抜き穴を確保した後、受座本体の外周にシール材を塗布して確実に固定させていた[図6(c)参照]。そして、適宜粘度のエポキシ樹脂などの接着剤が入れられた注入器(9)を、注入器取付部に取付け、低圧力で加圧させながら接着剤をタイル陶片(5)裏面に注入し、接着剤がエアー抜き穴から流出された時点を充填状態と判断して、接着剤の注入を終了していた。
しかしながら、前記受座本体の外周にシール材を塗布する際に、受座本体の外周とエアー抜き穴の距離に余裕がないので、注意してシール材を塗布しないと、シール材がエアー抜き穴に付着して穴を塞ぐ恐れがあった。又、前記接着剤が充填したか否かを判断する場合、エアー抜き穴から接着剤が流出された状態を見る他に方法がないのが現状であり、且つ、注入器取付部からエアー抜き穴までの距離が短いため、タイル陶片(5)の裏足にまで充分に回る前に、接着剤がエアー抜き穴から流出する恐れもあるのが現状である。従って、接着剤が充填されたと判断する際、不確定要素があるため、官公庁の公認工法として指定されていないのが現状である。
特願2006−202762号公報 特願2006−252208号公報
本発明はエアー抜きの確保が簡単に行え、且つ、タイル陶片の表面にマスキング材の塗布や貼着が不要となると共に目地に充填された接着剤の除去工程や受座具をシール材で固定させる固定工程も不要となり、作業効率が向上し、更に上下方向の連続する浮きの修復作業に対して、修復するタイル陶片の数量に合せて本発明品を切断して使用することが可能となると共に製造コストが安価であるタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体を提供することを目的とする。
又、本発明の他の目的は、接着剤の充填状態を目視で確認して接着剤の充填がより確実に行えるタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体を提供するにある。
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、除去した目地へ嵌入させて配置すると共に弾力性を有した長尺な帯本体と、タイル陶片の幅と略同じ間隔が保持されて帯本体の下面から突出させると共に長手方向に於いて目地幅と略同じ長さの複数の脚部と、該脚部から所定間隔離すと共に前記タイル陶片の幅と略同じ間隔の内側に2個穿設した貫通穴とから少なくとも構成する。
又、前記帯本体の上面両側に立上げ部を突出させると良く、帯本体の断面形状として、下辺の幅を目地幅と略同じにすると共に上辺の幅を目地幅よりも1mmプラスし、且つ高さをタイル陶片の厚さよりも2mmプラスする寸法とするのが好ましく、この帯本体を透明或いは半透明とするのが好ましい。更に貫通穴としては、弾力性によって密閉状態となるものが好ましく、また貫通穴の上部に凹部を設け、その貫通穴の上部に、1つ間隔毎に突出部を設けても良い。
請求項1のように除去した目地(6)へ嵌入させて取付けると共に弾力性を有した長尺な帯本体(1)と、タイル陶片(5)の幅と略同じ間隔(P)が保持されて帯本体(1)の下面から突出させると共に長手方向に於いて目地幅(W)と略同じ長さ(L)の複数の脚部(2)と、該脚部(2)から所定間隔離すと共に間隔(P)の内側に2個穿設した貫通穴(3)とから少なくとも構成することにより、帯本体(1)の取付け作業が、除去した目地(6)全体へ嵌入するだけの簡単な作業となるため、従来の如きタイル陶片(5)の表面にマスキング材やシール材を塗布して固化するまで待つ必要がなくなると共に目地(6)に充填した接着剤の除去工程が不要となり、それに伴う作業が減少され、作業能率が向上するものとなる。又、前記帯本体(1)は所定数量のタイル陶片(5)に対応できる長さを有して一体成形されていると共に簡単に所定長さで切断することが出来るため、上下方向に連続する浮きの修復作業に対して、所定長さに切断された本発明品を上下方向の目地(6)に嵌入させて取付けるだけで、各段の接着作業が素早く且つ確実に行えるものとなり、更に接着剤の固化を待つことなく下方から順次作業は続行することができるため、修復作業性が極めて良いものとなる。しかも本発明品は柔軟な合成樹脂で一体成形することにより、低価格で提供できるものとなるのである。
請求項2のように帯本体(1)の上面両側に立上げ部(4)を突出させることにより、接着剤の注入中に、例え注入状態が悪くて注入器(9)の周囲から接着剤が流出したとしても、立上げ部(4)から外部へ溢れ出ることはなく、下方に流れ出るため、その下方に受皿などを設けて置けば床面の汚れが防止できるものとなる。またタイル陶片(5)の表面にも接着剤が付かないものとなる。
請求項3に示すように帯本体(1)の断面形状が、下辺の幅(W1)を目地幅(W)と略同じにすると共に上辺の幅(W2)を目地幅(W)よりも1mmプラスし、且つ高さを前記タイル陶片(5)の厚さよりも2mmプラスする寸法で仕上げられると、帯本体(1)が目地(6)に容易に嵌入できるものとなり、帯本体(1)の取付け作業が極めて短時間で終了することが可能なものとなる。また貼付けモルタル(7)の厚さに相当なバラツキがあっても対応出来るものとなる。
請求項4に示すように帯本体(1)を透明或いは半透明の材料で成形することにより、接着剤の注入状態が外側から目視で確認出来るものとなるため、接着剤の充填がより確実に行えるものとなる。
請求項5のように貫通穴(3)が弾力性によって密閉状態となることにより、接着剤の充填後直ちに、貫通穴(3)の押入れた充填確認用部材(10)の一端及び注入器(9)の先端を抜取っても、充填された接着剤が殆ど外部へ出ないものとなり、作業能率が極めて向上するものとなる。
請求項6のように貫通穴(3)の上部に凹部(31)を設けることにより、帯本体(1)が透明或いは半透明の材料で成形されても、貫通穴(3)の位置が容易に確認できるものとなる。また充填確認用部材(10)の一端及び注入器(9)の先端の押入れ長さが、凹部(31)の深さ分短くなると共にそれらが挿入し易くするため、それらの取付けが簡単に行えるものとなる。
請求項7に示すように貫通穴(3)の上部に1つ間隔毎に突出部(32)を設けることにより、注入器(8)の先端の取付けが簡単で且つ確実に行えるものとなる。また注入器(8)を手から離しても突出部(32)で支持出来るものとなるため、一人で複数本の注入器(8)を使用して接着剤の注入作業が行えるものとなる。
請求項8に示すように貫通穴(3)に嵌入する充填用確認部材(10)を具備することにより、エアー抜きの確保が簡単に行えると共に接着剤の充填状態がその接着剤の流出具合で目視できるため、接着剤の充填が、誰にでも容易に且つ確実に行えるものとなる。また充填確認用部材(10)を取付けることにより、接着剤が外部に垂れ下がって床を汚す恐れがないものとなる。
図1は本発明の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1)は除去した目地(6)へ嵌入させて配置すると共に弾力性を有し且つエポキシ樹脂系接着剤に対して非接着性を有した長尺な帯本体であり、該帯本体(1)は透明或いは半透明で柔軟な合成樹脂、例えばシリコン樹脂系やポリプロピレン系或いはシリコンゴム系などで成形するのが好ましい。又、前記帯本体(1)の断面形状として、下辺の幅(W1)を目地幅(W)と略同じにすると共に上辺の幅(W2)を目地幅(W)よりも1mmプラスし、且つ高さをタイル陶片の厚さ(W)よりも2mmプラスする寸法で仕上げるのが良く、前記帯本体(1)の下部両側にはテーパー部(1a)が設けられている。前記帯本体(1)の全長としては、300mm前後が取扱いの点で好ましいが、タイル陶片(5)の大きさや目地幅(W)などによって異なる。また前記帯本体(1)の断面形状のサイズはタイル陶片(5)の大きさや目地幅(W)などに合せて複数種類設けても良い。(2)はタイル陶片(5)の幅と略同じ間隔(P)が保持されると共に帯本体(1)の下面から突出させ、且つその長手方向の長さ(L)を目地幅(W)と略同じ寸法とした複数の脚部であり、該脚部(2)は帯本体(1)と一体成形されている。(3)は脚部(2)から所定間隔離すと共に間隔(P)の内側に2個穿設した注入用及び排出用の貫通穴であり、該貫通穴(3)は弾力性によって密閉状態となっている。また前記各貫通穴(3)の上部には凹部(31)を設け、且つ、1つ間隔毎に突出部(32)を設けている。前記凹部(31)は各貫通穴(3)の上下部に設けても良い[図3(b),(c)参照]。(4)は帯本体(1)の上面両側に突出させる立上げ部であり、該立上げ部(4)は帯本体(1)の長手方向に沿って一体成形されている。この時、図1のように立上げ部(4)を立設させる以外に、図4(a)のように水平方向に立上げ部(4)を設け、(b)のように脚部(2)を目地(6)に挿入した後、全体を嵌入させて(c)のように立上げ部(4)が立設されるものとしても良い。
図2は本発明の別実施形態を示す図であり、これは前記実施形態に比べて、簡略化されたものである。つまり、前記帯本体(1)の断面形状として、下辺の幅(W1)と上辺の幅(W2)を同じにすると共にその上辺の幅(W2)を目地幅(W)よりも2mmプラスさせているが、前記帯本体(1)の硬度によって決定される。また高さとしてはタイル陶片(5)の厚さよりも2mmプラスする寸法で仕上げられており、前記帯本体(1)の全長としては、300mm前後が取扱いの点で好ましいが、タイル陶片(5)の大きさや目地幅(W)などによって異なる。また前記脚部(2)の幅としては上下辺の幅(W2)と同じに形成している。更に前記貫通穴(3)の上部には凹部(31)が設けられている。他の部分は同一である。
図3は本発明品の断面形状を示す図であり、これについて説明する。図3(a)は図2の断面形状を示し、図3(b)は(a)の状態に於いて、下辺の幅(W1)を目地幅(W)と略同じにすると共に帯本体(1)の下部両側にはテーパー部(1a)が設けられ、且つ各貫通穴(3)の上下部には凹部(31)が設けられたものである。図3(c)は(b)の状態に於いて貫通穴(3)の上部、つまり、凹部(31)の上方へ突出させた突出部(32)を設けると共にこの突出部(32)は貫通穴(3)に対して1つ間隔毎に設けられている。更に脚部(2)の高さが(b)の状態よりも長くし、アンカーピンを使用した場合、帯本体(1)の底面がアンカーピンに接触せずに空間を有するようにさせたものである。
図3(d)は図1の断面形状を示し、図3(e)は(d)の状態に於いて、各貫通穴(3)の上下部に凹部(31)を設けたものであると共に脚部(2)の高さが(d)の状態よりも長くし、アンカーピンを使用した場合、帯本体(1)の底面がアンカーピンに接触せずに空間を有するようにさせたものである。又、図3(f)は(d)の状態に於いて立上げ部(4)を省略したものである。
次に本発明の使用方法について説明する。予めタイル陶片(5)を図示しない小ハンマーなどで叩いて浮きチェックを行い、タイル陶片(5)浮き及び貼付けモルタル(7)浮きと、コンクリート(8)とモルタル層との境の浮きを区別してマーキングを付けておき、浮いたタイル陶片(5)の側面の目地(6)、つまり、タイル陶片(5)の裏足方向と直角面側を、本発明者が提案した特願2006−202762で記載した要領でダイヤモンドカッター等により目地(6)の目地材を除去すると共に必要に応じて、その端部側にアンカーピン用の挿入穴を振動ドリルなどでコンクリート(8)に達するまで穿設させておく。先ず始めに図5の図中左側に示すようにタイル陶片(5)の浮きが1枚の場合について説明する。先ず帯本体(1)の端部から次の脚部(2)の中心で、カッターなどで切断してタイル陶片(5)1枚分を用意する。次に1枚分の帯本体(1)を、除去した目地(6)に位置を決めて挿入し、押圧して嵌入させる。この時、脚部(2)の底面がコンクリート(8)に接するが、帯本体(1)の上面は突出している。
そして凹部(31)には充填用確認部材(10)の一端を押込んで行くと軽くなるので、充填用確認部材(10)は貫通穴(3)に取付けられるのである。この時、充填用確認部材(10)の一端に予め目印を付けたものを使用する場合には、その目印が入るまで押込むようにしても良い。尚、前記充填用確認部材(10)は本願以前に本発明者によって提案されたものを用いれば良い。一方、突出部(32)には低圧用の注入器(9)の先端を挿入し且つ押込んで行くことにより、注入器(9)は貫通穴(3)に取付けられるのである。この時、注入器(9)として使い捨ての注射器を用いるのが好ましい。その後、予め適宜粘度の接着剤を充填させた注入器(9)の先端から目地(6)に、接着剤を手作業で注入すると、接着剤が図6(a)の図中の白矢印のように注入され、帯本体(1)の裏面側に流れ込む。すると、接着剤はタイル陶片(5)の裏面全体に流れ込み、充填用確認部材(10)の一端から外部へ排出されて所定量の接着剤が溜められた時点で注入作業を終了すれば、接着剤の充填が確実に行われるのである。尚、図6(b)の上方に示すようにアンカーピンを挿入穴に差込み且つ除去された目地(6)に配置された場合であっても、帯本体(1)の裏面はアンカーピンとの間に隙間が設けられるような寸法になっているので、アンカーピンは接着剤によって埋没されるのである。
接着工程終了後、接着剤が固化したら帯本体(1)を引出せば、帯本体(1)は接着剤と接着しない(非接着性)材料を使用するか或いは帯本体(1)の裏面側に剥離剤を予め塗布したものを使用すれば、接着剤の固化後、帯本体(1)を目地(6)から簡単に剥離して取外すことが出来るものとなるのである。従って、本発明品を用いれば、従来必要であったタイル陶片(5)の表面に施すマスキング工程が不要となると共に目地(6)に充填した接着剤の除去工程が不要となり、且つ目地(6)にシール材を充填させた後、それが固化するまでの待ち時間及びその除去工程が不要となり、それらに伴う作業も減少され、作業能率が向上するものとなるのである。
次に図5の図中の中央や右側に示すようにタイル陶片(5)の浮きが2枚以上の場合について説明する。先ずタイル陶片(5)の浮き枚数に応じて、帯本体(1)の端部から枚数に応じた脚部(2)の中心で、カッターなどで切断してタイル陶片(5)の浮いた枚数分を用意する。次に複数枚分の帯本体(1)を、1枚分の時と同様にして、除去した目地(6)に位置を決めて挿入し、押圧して嵌入させて取付ければ良い。この時、図6(b)に示すように帯本体(1)の下端部を決めて、除去した目地(6)に挿入し、押圧して嵌入させて行けば、複数枚のタイル陶片(5)の浮きであっても帯本体(1)のセットが一度に行えるものとなる。尚、アンカーピンが装着される場合は、アンカーピンを挿入穴に予め差込んだ後、帯本体(1)を目地(6)に嵌入させて上記同様に行えば良い。
本発明の実施形態を示す一部切欠いた斜視図である。 本発明の別実施形態を示す一部切欠いた斜視図である。 本発明品の断面形状を示す説明図である。 本実施形態の立上げ部を水平に突出したものが、嵌入されるまでの状態を示す説明図である。 本発明品の取付け状態を示す正面図である。 本発明品と従来品の各取付け状態を示す説明図である。
符号の説明
1 帯本体
2 脚部
3 貫通穴
31 凹部
32 突出部
4 立上げ部
5 タイル陶片
6 目地
10 充填用確認部材
L 脚部の長手方向の長さ
P タイル陶片の幅相当の間隔
W 目地幅
W1 帯本体の下辺の幅
W2 帯本体の上辺の幅

Claims (8)

  1. 壁面のタイル陶片(5)浮きや石材自体などの浮きを修復するために使用すると共に浮きが生じた箇所の除去された目地(6)に取付ける受座帯体であって、除去した前記目地(6)へ嵌入させて取付けると共に弾力性を有した長尺な帯本体(1)と、前記タイル陶片(5)の幅と略同じ間隔(P)が保持されて前記帯本体(1)の下面から突出させると共に長手方向に於いて目地幅(W)と略同じ長さ(L)の複数の脚部(2)と、該脚部(2)から所定間隔離すと共に前記間隔(P)の内側に2個穿設した貫通穴(3)とから少なくとも構成したことを特徴とするタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  2. 前記帯本体(1)の上面両側に立上げ部(4)を突出させる請求項1記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  3. 前記帯本体(1)の断面形状が、下辺の幅(W1)を前記目地幅(W)と略同じにすると共に上辺の幅(W2)を前記目地幅(W)よりも1mmプラスし、且つ高さを前記タイル陶片(5)の厚さよりも2mmプラスする寸法である請求項1又は2記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  4. 前記帯本体(1)が、透明或いは半透明である請求項1、2又は3記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  5. 前記貫通穴(3)が、弾力性によって密閉状態となった請求項1記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  6. 前記貫通穴(3)の上部に凹部(31)を設けた請求項1又は5記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  7. 前記貫通穴(3)の上部に、1つ間隔毎に突出部(32)を設けた請求項1、5又は6記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
  8. 前記貫通穴(3)に嵌入する充填用確認部材(10)が具備された請求項1、5、6又は7記載のタイル剥落防止接着剤注入器用の受座帯体。
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