JP2009006582A - ガスバリア性フィルム - Google Patents

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美季 福上
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【課題】所定の膜硬度と膜弾性率を有し、ガスバリア性に優れると共に水蒸気透過性が低いガスバリア性フィルムであって、特に酸素や水分を嫌う内容物の包装等に好適に用いられるガスバリア性フィルムの提供を目的とする。
【解決手段】プラスチック材料からなる基材の少なくとも一方の面に、無機酸化物からなる蒸着薄膜層と、水溶性高分子と無機物を主成分とする混合溶液からなるガスバリア性被膜層とが少なくとも積層されてなる積層体において、ガスバリア性被膜層の膜硬度Hを0.85GPa以上とし、さらに膜弾性率Eを7.60GPa以上とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の膜硬度と膜弾性率を有し、ガスバリア性に優れると共に水蒸気透過性が低いガスバリア性フィルムであって、特に酸素や水分を嫌う内容物の包装等に好適に用いられるガスバリア性フィルムに関する。
現在、ガスバリア性フィルムは、食品や医療医薬品等を包装するための包装材料として広く用いられている。
一方、ガスバリア性フィルムは、液晶表示素子、太陽電池バックシート、電磁波シールド、タッチパネル、エレクトロルミネッセンス(EL)用基板、カラーフィルター等で使用する透明導電シート等の構成部材として、あるいはこれらの内容物を包装するための包装材料としての需要が高まってきている。
これらの用途で用いられるガスバリア性フィルムとしては、特に部材や内容物を劣化させる原因となる水蒸気の透過率が低いことも求められる。しかしながら、ガスバリア性フィルムにおいては、今までは酸素透過率の向上を目的とする改良が主として進められてきたため、水蒸気透過率の制御性を向上させるための開発は遅れ気味であった。
ガスバリア性フィルムで最も一般的なものとしては、プラスチックフィルムからなる基材の表面に、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等からなる無機蒸着薄膜層を形成した透明性の高いガスバリア性フィルムがある。このような構成のガスバリア性フィルムは、これまで種々のものが開発され、多くのものが実用化されている(例えば、特許文献1、2、3、4参照。)。また、無機蒸着薄膜層の上にコート層を設けることでさらにガスバリア性を向上させ、また無機蒸着薄膜層のみでの弱点であった可塑性もしくは後加工適正等の機能を向上させるようにしたものもある(例えば、特許文献5参照。)。ところが、無機蒸着薄膜層とコート層を単に組み合わせただけでは、ある程度のガスバリア性を発現させることができたとしても、ガスバリア性を随意に制御することは難しかった。どのような層構成にすれば高度なガスバリア性を発現させることができるのかが必ずしも明らかになっていないからであり、偶然にガスバリア性に優れたものを作成できたとしても、それと同等のものを確実に大量に再現することは難しかった。
特開昭61−51332号公報 特開昭62−179935号公報 特開平2−122924号公報 特開平5−320873号公報 特許第2790054号公報
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであり、所定の膜硬度と膜弾性率を有し、ガスバリア性に優れると共に水蒸気透過性の低いガスバリア性フィルムであって、特に酸素や水分を嫌う内容物の包装等に好適に用いられるガスバリア性フィルムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するためになされ、請求項1記載の発明は、プラスチック材料からなる基材の少なくとも一方の面に、無機酸化物からなる蒸着薄膜層と、水溶性高分子と無機
物を主成分とする混合溶液からなるガスバリア性被膜層とが少なくとも積層されてなる積層体において、ガスバリア性被膜層の膜硬度Hが0.85GPa以上であり、さらに膜弾性率Eが7.60GPa以上であることを特徴とするガスバリア性フィルムである。
また、請求項2記載のガスバリア性フィルムは、請求項1記載のガスバリア性フィルムにおいて、前期ガスバリア性被膜層は、Si(OR14もしくはR2Si(OR33(OR1、OR3は加水分解性基であり、R2は有機官能基である。)で表されるケイ素化合物あるいはその加水分解物の1種類以上と、水酸基を有する水溶性高分子とが混合されている混合溶液の薄膜が加熱乾燥されてなるものであることを特徴とする。
さらにまた、請求項3記載のガスバリア性フィルムは、請求項1または2記載のガスバリア性フィルムにおいて、前期無機酸化物は、酸化アルミニウム、酸化珪素或いはそれらの混合物のいずれかであることを特徴とする。
さらにまた、請求項4記載のガスバリア性フィルムは、請求項1〜3のいずれかに記載のガスバリア性フィルムにおいて、40℃90%RH雰囲気下での水蒸気透過率が1.0g/m2/day以下であることを特徴とする。
本発明は、所定の膜硬度と膜弾性率を有し、ガスバリア性に優れると共に水蒸気透過性も低いので、特に食品、医療医薬品、あるいはエレクトロニクス関連機器等の酸素や水分を嫌う内容物の包装に用いられる包装材料や、精密電子部品等の構成素材として好適に用いられる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明のガスバリア性フィルム11の一例を示した断面図である。このガスバリア性フィルム11は、プラスチック基材1の表面に、無機酸化物からなる蒸着薄膜層2と、ガスバリア性被膜層3とが順次積層されてなるものである。
基材1はプラスチック材料からなり、その上部に設けられる蒸着薄膜層2の透明性を生かすために可能であれば透明なフィルム基材であることが好ましい。基材1の例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等からなるポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレン等からなるポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルム等が挙げられる。基材1は、延伸されていても、未延伸であってもよいが、機械的強度や寸法安定性を有するものが薦められる。これらの中では、二軸方向に任意に延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムやポリアミドフィルムが好ましく用いられる。またこの基材1の蒸着薄膜層が設けられる面とは反対側の表面に、周知の種々の添加剤や安定剤、例えば帯電防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、滑剤等により薄膜が設けられていてもよい。
基材1の厚さは特に制限を受けるものではない。また包装材料としての適性を考慮して単体フィルム以外に異なる性質のフィルムを積層した積層フィルムも使用できる。尚、上部にプライマー層、無機酸化物からなる蒸着薄膜層、ガスバリア性被膜層を形成したときの加工性を考慮すると、厚さが3〜200μm程度の範囲にあることが好ましく、6〜30μmであればより好ましい。
次に無機酸化物からなる蒸着薄膜層2について、詳しく説明する。無機酸化物からなる蒸着薄膜層2は、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化錫、酸化マグネシウム、或いはそれ
らの混合物等の無機酸化物の蒸着薄膜からなり、透明性を有しかつ酸素、水蒸気等に対するガスバリア性を有する層である。本発明のガスバリア性フィルムに対して過熱殺菌処理や加熱調理が施されることがある点を配慮するとこれらの中では、特に酸化アルミニウムや酸化珪素を用いることがより好ましい。ただし蒸着薄膜層2は、上述した無機酸化物からなるものに限定されず、上記条件に適合する材料であれば、上記以外の構成材料からなるものであってもよい。
蒸着薄膜層2の厚さは、用いられる無機酸化物の種類や構成により最適条件が異なってくるが、一般的には5〜300nmの範囲内にあることが望ましく、その値はこの範囲で適宜選択され得る。ただし厚さが5nm未満であると均一な膜が得られ難いことや膜厚が十分でないことがあり、ガスバリア材としての機能を十分に果たすことができない場合がある。また膜厚が300nmを越える場合は薄膜にフレキシビリティを保持させることが難しくなり、成膜後に折り曲げ、引っ張り等の力が加わると、薄膜に亀裂を生じる恐れがあるので問題となる。より好ましくは、10〜150nmの範囲内にあればよい。
無機酸化物からなる蒸着薄膜層2をプラスチックからなる基材1上に形成する方法としては種々在るが、通常は真空蒸着法が用いられる。その他の薄膜形成方法であるスパッタリング法、イオンプレーティング法、プラズマ気相成長法(CVD)等を用いることも可能である。但し生産性を考慮すれば、現時点では真空蒸着法が最も優れている。また、真空蒸着法の加熱手段としては電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導加熱方式のいずれかの方式を用いることが好ましいが、蒸発材料の選択性の幅広さを考慮すると電子線加熱方式を用いることがより好ましい。また蒸着薄膜層と基材の密着性及び蒸着薄膜層の緻密性を向上させるために、プラズマアシスト法やイオンビームアシスト法を用いて蒸着することも可能である。また、蒸着薄膜の透明性を上げるために蒸着の際、酸素等の各種ガスを吹き込む反応蒸着を用いても一向に構わない。
また、基材1と蒸着薄膜層2との密着を強化するために、基材1の表面にプラズマ処理、コロナ処理等の表面処理を行ってもよく、また基材1と蒸着薄膜層1の間にアンカーコート層を設けても構わない。これらの層を設けることで、ガスバリア性フィルム11にレトルト処理、ボイル処理等に対する加熱処理耐性を持たせることが可能であり、フィルムの使用範囲を広げることができる。
次いで、ガスバリア性被膜層3を説明する。このガスバリア性被膜層3は水溶性高分子と無機化合物を主体とする混合溶液の薄膜が加熱乾燥されてなるものである。水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。特にポリビニルアルコール(以下、PVAと略す)を本発明のコーティング剤に用いた場合にガスバリア性が最も優れるようになる。
このガスバリア性被膜層3の形成に用いられる混合溶液を構成している無機化合物としては、例えば、1種以上のSi(OR14もしくはR2Si(OR33(OR1、OR3は加水分解性基であり、R2は有機官能基である。)で表されるケイ素化合物あるいはその加水分解物が適用できる。Si(OR14としては、テトラエトキシシラン〔Si(OC254〕が加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定であるので好ましく用いられる。また、R2Si(OR33中のR2としてはビニル基、エポキシ基、メタクリロキシ基、ウレイド基、イソシアネート基の中から選択されることが好ましい。
ガスバリア性被膜層3は、例えば、水溶性高分子を水或いは水/アルコール混合溶媒で溶解させたものにケイ素化合物を直接或いは予め加水分解処理等を行ってから混合して調製した混合溶液を用いて無機酸化物層2上にコーティングして薄膜を形成した後、この薄
膜を加熱乾燥して形成される。
このような混合溶液中にはガスバリア性を損なわない範囲で、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、或いは分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添加剤を必要に応じて加えることも可能である。
水溶性高分子としてPVAを用いた場合、混合溶液中のPVAの割合は重量比率で混合溶液の全固形分量の20wt%以上50wt%以下が望ましく、より好ましくは25〜40wt%の範囲にあればよい。PVAが20wt%より少ないと、膜の柔軟性が損なわれることがあるためにガスバリア性被膜層を形成することが難しくなる。また50wt%より多い場合は、ガスバリア性フィルムに十分なガスバリア性を付与することが難しくなるため好ましくない。
以上のような構成のガスバリア性被膜層の膜硬度および膜弾性率はMTSナノインスツルメンツ社製ナノインデンターSA2を使用して測定することができる。測定はCSMオプションを用いて所定の押し込み深さまで連続的に行う。さらに、膜硬度および膜弾性率は基材の影響を受けない範囲で、安定して測定可能な侵入深さでの値を用いて算出される(ガスバリア性被膜層の厚さの1/3〜1/6程度)。なお、温度や湿度の影響による測定結果の不安定要因を排除するために、測定は温度20℃相対湿度25%の下で行うことが好ましい。
本発明においては、上記のようにして作成されたガスバリア性被膜層の膜硬度Hが0.85GPa以上であり、更に膜弾性率Eが7.60GPa以上であることが必要である。膜硬度Hが0.85GPaより小さく、さらに膜弾性率Eが7.60GPaより小さい場合、ガスバリア性被膜層を形成している水溶性高分子と無機物の分散状態が均一とならず、優れたガスバリア性と所期の水蒸気透過性が得られないからである。
上記したような状態のガスバリア性被膜層3を得るためには、水溶性高分子と無機物を主成分とする混合溶液の薄膜を加熱乾燥させてガスバリア性被膜層を形成する際の加熱乾燥の条件を適宜制御して行う。この際、もし加熱乾燥後のガスバリア性被膜層が上記の膜硬度、膜弾性率の範囲に入らなくても、再乾燥やエージング等の後処理によって上記の範囲に入るのであれば、ガスバリア性は向上するので問題ない。
以下に本発明に係るガスバリア性フィルムの実施例を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、減圧下の酸素雰囲気中で高周波励起イオンプレーティング法による反応性蒸着により、厚さ40nmの酸化ケイ素の薄膜を蒸着した。次いで、下記に示すA液とB液とC液を配合比(wt%)で70/20/10となるように混合した溶液をグラビアコート法により酸化ケイ素蒸着層上に塗布した後、80℃20秒の条件下にて乾燥し、厚さ0.3μmのガスバリア性被膜層を形成した。このようにして得られたフィルムを実施例1に係るガスバリア性フィルム1とした。
A液:テトラエトキシシラン(TEOS)17.9gとメタノール10gに塩酸(0.1N)72.1gを加え、30分間攪拌して加水分解させた固形分5wt%(SiO2換算)の加水分解溶液。
B液:ポリビニルアルコールの5wt%水/メタノール溶液(水/メタノール重量比=
95/5)。
C液:β−(3,4エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシランとイソプロピルアルコール(IPA溶液)に塩酸(1N)を徐々に加え、30分間攪拌し加水分解させた後、水/IPA=1/1溶液で加水分解を行い、固形分5wt%(R2Si(OH)3換算)に調整した加水分解溶液。
ガスバリア性被膜層の乾燥条件を90℃20秒とした以外は実施例1と同様にして、実施例2に係るガスバリア性フィルム2を作成した。
ガスバリア性被膜層の乾燥条件を120℃30秒とした以外は実施例1と同様にして、実施例3に係るガスバリア性フィルム3を作成した。
ガスバリア性被膜層の乾燥条件を120℃60秒とした以外は実施例1と同様にして、実施例4に係るガスバリア性フィルム4を作成した。
ガスバリア性被膜層の乾燥条件を70℃30秒とした以外実施例1と同様にして、比較のための実施例5に係るガスバリア性フィルム5を作成した。
ガスバリア性被膜層の乾燥条件を60℃20秒とした以外は実施例1と同様にして、比較のための実施例6に係るガスバリア性フィルム6を作成した。
<膜硬度、膜弾性率の測定>
実施例1〜6に係る各ガスバリア性フィルムのガスバリア性被膜層の膜硬度および膜弾性率を測定した。測定装置としては、MTSナノインスツルメンツ社製ナノインデンターSA2を使用した。測定はCSMオプションを用いて300nmの押し込み深さまで連続的に行い、膜硬度および膜弾性率は基材の影響を受けない範囲で安定して測定可能であった55〜65nmの侵入深さで測定した値の平均値で算出した。なお、温度や湿度の影響による測定結果の不安定要因を排除するために、測定は温度20℃相対湿度25%の下で行った。また、測定は各サンプル共10点ずつ行い、その平均値を各サンプルの膜硬度および膜弾性率とした。
<水蒸気透過率測定>
ガスバリア性フィルムの水蒸気透過率(g/m2・day )を測定した。測定はモコン法を用いて行い、測定時の測定条件は40℃−90%RHとした。
上記のようにして測定した各ガスバリア性フィルムの膜硬度、膜弾性率及び水蒸気透過率の結果を表1に示す。
Figure 2009006582
実施例1〜6に係るガスバリア性フィルム1〜4は膜硬度、膜弾性率が共に高く、水蒸気透過率が1.0g/m2・dayと良好であった。しかし、実施例5、6に係るガスバリア性フィルム5、6は、膜硬度、膜弾性率が低いために、良好な水蒸気透過率を示さなかった。
本発明のガスバリア性フィルムの一例を示す断面構成図である。
符号の説明
1・・・基材
2・・・蒸着薄膜層
3・・・ガスバリア性被膜層
11・・・ガスバリア性フィルム

Claims (4)

  1. プラスチック材料からなる基材の少なくとも一方の面に、無機酸化物からなる蒸着薄膜層と、水溶性高分子と無機物を主成分とする混合溶液からなるガスバリア性被膜層とが少なくとも積層されてなる積層体において、ガスバリア性被膜層の膜硬度Hが0.85GPa以上であり、さらに膜弾性率Eが7.60GPa以上であることを特徴とするガスバリア性フィルム。
  2. 前期ガスバリア性被膜層は、Si(OR14もしくはR2Si(OR33(OR1、OR3は加水分解性基であり、R2は有機官能基である。)で表されるケイ素化合物あるいはその加水分解物の1種類以上と、水酸基を有する水溶性高分子とが混合されている混合溶液の薄膜が加熱乾燥されてなるものであることを特徴とする請求項1記載のガスバリア性フィルム。
  3. 前期無機酸化物は、酸化アルミニウム、酸化珪素或いはそれらの混合物のいずれかであることを特徴とする請求項1または2記載のガスバリア性フィルム。
  4. 40℃90%RH雰囲気下での水蒸気透過率が1.0g/m2/day以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスバリア性フィルム。
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