JP4374967B2 - ガスバリア性積層体 - Google Patents
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層体である。
また、請求項2に係る発明は、前記プライマー層がアクリルポリオール、イソシアネート化合物及びシランカップリング剤とすることにより、より高い酸素バリア性を有し、高温殺菌処理後もガスバリア性が劣化しない。
また、請求項3に係る発明は、高い酸素バリア性を有する積層体とすることが可能となった。
また、請求項5に係る発明は、前記ポリアルコールとしてグリセリンを用いることにより、安全性の高いガスバリア性被膜層を得ることができる。
また、請求項6に係る発明は、さらに、積層体のガスバリア性被膜層面に接着剤層を介してヒートシール層を積層することにより、優れたガスバリア性を維持できる包装体が製造可能である。
従って、レトルト食品等の食品分野あるいは医薬品や電子部材等の非食品分野の包装に適した包装材料として利用出来る。
いる。
酸ビニルをケン化して得られるもので、酢酸基が数十%残存している、いわゆる部分ケン化PVAから酢酸基が数%しか残存していない完全ケン化PVAまでを含む。PVAの分子量は重合度が300〜数千まで多種あるがどの分子量のものを用いても効果に問題はない。一般的にケン化度が高くまた重合度が高い高分子量のPVAは耐水性が高いため好ましい。
アクリルポリオールとトリレンジルイソシアネートをアクリルポリオールのOH基に対しNCO基が等量となるように加え、全固形分が5w%になるよう酢酸エチルで希釈し、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシランを全固形分に対し5w%添加して混合した塗布溶液を調整した。
テトラエトキシシラン〔Si(OC2H5)4 、以下、TEOSとする〕17.9gとメタノール10gに塩酸(0.1N)72.1gを加え、30分間攪拌し、加水分解させて固形分5重量%(重量比SiO2換算)のa成分液を調整した。
ポリビニルアルコール樹脂を水/メタノール=95/5(重量比)の混合溶媒で溶解し、固形分5重量%のb成分液を調整した。
固形分5重量%のグリセリン水溶液からなるc成分液を調整した。
固形分5重量%のエチレングリコール水溶液からなるd成分液を調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/c成分液=70/20/10(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Aを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/d成分液=70/20/10(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Bを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/c成分液=65/30/5(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Cを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/c成分液=65/10/25(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Dを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/c成分液=65/20/20(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Eを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液/c成分液=80/15/5(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Fを調整した。
前記各成分液を用いて、a成分液/b成分液=70/30(固形分重量比率)になるように配合して、塗布液Gを調整した。
基材層(1)として、厚さ12μmの片面コロナ処理した二軸延伸PETフィルムを使用し、その二軸延伸PETフィルムのコロナ処理面に前記調整したプライマー層用の塗布溶液をグラビアコーター機を用いて塗工、乾燥し、膜厚0.1μmのプライマー層(2)を積層した。引き続き、真空蒸着機で前記プライマー層(2)上に膜厚150Åの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(3)を積層し、さらにバーコーターを用いて、前記酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(3)の上にガスバリア性被膜層用の塗布液Aを塗布、乾燥し、膜厚0.3μmのガスバリア性被膜層(4)を積層し、本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、ガスバリア性被膜層用の塗布液Bを使用した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、ガスバリア性被膜層用の塗布液Cを使用した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、ガスバリア性被膜層用の塗布液Dを使用した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、ガスバリア性被膜層用の塗布液Eを使用した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、ガスバリア性被膜層用の塗布液Fを使用した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
実施例1において、厚さ400Åの酸化珪素の蒸着薄膜層(3)を積層した以外は、同様にして本発明のガスバリア性積層体を得た。
ガスバリア性被膜層用の塗布液Gを使用した以外は、実施例1と同様にして比較用のガスバリア性積層体を得た。
ドライラミネート機を用いて、実施例1〜4の本発明のガスバリア性積層体、参考例1〜3及び比較例1の比較用のガスバリア性積層体のガスバリア性被膜層面に、塗布量3g/m2(乾燥状態)のポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)A515/A50)を介して、厚さ70μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを積層し、他構成のガスバリア性積層体を作成した。前記作成したガスバリア性積層体を121℃で30分間レトルト殺菌処理し、レトルト殺菌処理前後のガスバリア性積層体の酸素透過度を、酸素透過度測定装置(モダンコントロール社製、OXTRAN−2/20)を用いて、30℃、相対湿度70%の雰囲気下で測定すると共に、さらに前記ガスバリア性積層体を用いて、テスター産業(株)製のゲルボフレックス試験器で、23℃、相対湿度65%の雰囲気で100回屈曲した後に、そのガスバリア性積層体の酸素透過度を測定した。その結果を表1に示す。
2…プライマー層
3…蒸着薄膜層
4…ガスバリア性被膜層
5…接着剤層
6…ヒートシール層
Claims (6)
- プラスチックフィルムからなる基材層の少なくとも片面に、プライマー層、無機化合物からなる蒸着薄膜層、ガスバリア性被膜層を順次積層した積層体において、該ガスバリア性被膜層が一般式Si(OR)4で表されるケイ素化合物あるいはその加水分解物と、水酸基を有する水溶性高分子と、ポリアルコールとの複合物からなり、前記ポリアルコールの固形分が、全固形分比で1〜15重量%であり、前記複合物中の水溶性高分子とポリアルコールとの合計固形分の重量比率が、Si(OR) 4 をSiO 2 に換算した場合、SiO 2 /(水溶性高分子とポリアルコール)=100/60〜100/30の範囲であることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 前記プライマー層がアクリルポリオール、イソシアネート化合物及びシランカップリング剤からなることを特徴とする請求項1記載のガスバリア性積層体。
- 前記無機化合物が酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスバリア性積層体。
- 前記一般式Si(OR)4 中の加水分解性基(R)がエチル基(−C2H5)であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のガスバリア性積層体。
- 前記ポリアルコールがグリセリンであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のガスバリア性積層体。
- 前記ガスバリア性被膜層の上にさらに接着剤層を介してヒートシール層が積層されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載のガスバリア性積層体。
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