JP6670472B2 - 建材用防湿フィルム - Google Patents

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本発明は、建材用防湿フィルムに関し、より詳細には接着用プライマー層を備える建材用防湿フィルム、該建材用防湿フィルムを備える建材、および該建材を備える化粧板に関する。
従来から、木材合板、中密度繊維板(MDF)、ハードボード、パーティクルボード等の木質系基材の表面に化粧シートを積層した化粧板が、ドア、引き戸、間仕切り、床材等の表面材として用いられている。木質系基材は、その含水率が外気条件下における木質系基材の平衡含水率より小さい場合には、化粧板の化粧シートを積層していない面から吸湿や吸水し、この面を膨張させる。一方、木質系基材の含水率が、外気条件下における木質系基材の平衡含水率より大きい場合には、放湿や放水して収縮させるのに対し、化粧シートを積層した面は吸放湿、吸放水が殆どないために、化粧板の化粧シートを積層した面と木質系基材が表出した面との膨張率または収縮率が異なり、化粧板に反りが発生し、商品価値を落とす結果となる。
このような木質系基材の反りを防止する方法としては、たとえば、化粧板を金属等で反らないように十分に補強する方法、あるいは、表面に化粧シートを積層した化粧板の裏面側に、化粧板の裏面側からの吸放湿による木質系基材の含水率の変化の原因となる水蒸気の透過を防ぐ為に、塗料を塗装する方法、あるいは、表面に化粧シートを積層した化粧板の裏面側に、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製フィルムを積層する方法、あるいは、防湿フィルムを積層する方法等が知られている。
上記した化粧板を補強する方法は、補強することにより反りは防止することができる反面、フラッシュドアのような補強を十分に行うことができない構造の場合には反りを防止することはできないという問題があり、また、塗料を塗装する方法は、木質系基材の表面の塗料の吸い込みが強く、また、表面の平滑度が悪いために均一な防湿、防水層を形成することが難しいという問題があった。そのため、反りをある程度防止することができることなどから、合成樹脂製フィルムあるいは防湿フィルムを積層する方法が採用され、広く使用されている。
しかしながら、防湿フィルムを貼着する方法を採用した化粧板であっても、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に長期間使用された場合には、木質系基材の水分分布に一方の面側と他方の面側とで差が生じ、その結果、両面に伸張や収縮の度合いが異なり、反りが発生する場合があった。また、防湿フィルムを木質基材等に貼り合せるときの引張り力、熱またはプレスによって、防湿性が低下する場合もあった。したがって、依然として、このような防湿フィルムと化粧板との接着強度についても更なる改善が望まれている。
ここで、食品や医薬品等の包装に用いられる包装材料としては、ガスバリア性に優れる積層体が知られている(特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3では、膜硬度が3.0〜20.0GPaのガスバリア性被膜層を積層した積層体を用いることが提案されている。しかし、包装材料と建材では技術分野および耐久性等の要求性能が大きく異なることから、建材用の防湿フィルムとしてこのようなガスバリア性被膜層を積層した積層体を採用することは困難であった。
特開2005−74642号公報 特開2005−74731号公報 特開2007−168085号公報
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に用いることができ、建材や化粧板に張り合わせるときの引張りや熱プレスによっても、バリア性の低下がなく、耐熱プレス性を向上させた防湿フィルムを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、無機層とプライマー層の間に形成されたバリアコート層のナノインデンテーション硬さを調節することで、上記課題を解決できることを知見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の一態様によれば、
樹脂基材、無機層、バリアコート層、およびプライマー層をこの順に備える建材用防湿フィルムであって、
前記バリアコート層のナノインデンテーション硬さが、0.4GPa以上2.5GPa以下である、建材用防湿フィルムが提供される。
本発明の態様においては、前記バリアコート層が、金属アルコキシドの加水分解生成物と水溶性高分子との硬化膜であることが好ましい。
本発明の態様においては、前記プライマー層が、2液硬化型ウレタン樹脂層であることが好ましい。
本発明の態様においては、前記無機層が、無機物または無機酸化物の蒸着膜であることが好ましい。
本発明の態様においては、前記樹脂基材の前記無機層と反対側の面に、第2のプライマー層をさらに備えることが好ましい。
本発明の態様においては、前記建材用防湿フィルムを110℃で圧力70kg/cmで3秒間プレス処理した後、JISK7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であることが好ましい。
本発明の態様においては、前記建材用防湿フィルムを90℃の環境下で延伸率2.0%まで延伸した後、JIS K 7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であることが好ましい。
また、本発明の他の態様によれば、
木質系基材と、
前記木質系基材の片面または両面に、上記の建材用防湿フィルムと
を備える、建材が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、
上記の建材と、
前記建材の片面または両面に化粧シートと
を備える、化粧板が提供される。
本発明においては、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に用いることができ、建材や化粧板に張り合わせるときの引張りや熱プレスによっても、バリア性の低下がなく、耐熱プレス性を向上させた防湿フィルムを提供することができる。
本発明による建材用防湿フィルムの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明による建材の一実施形態を示す模式断面図である。 本発明による化粧板の一実施形態を示す模式断面図である。 本発明による化粧板の一実施形態を示す模式断面図である。
<建材用防湿フィルム>
本発明による建材用防湿フィルムは、樹脂基材、無機層、バリアコート層、およびプライマー層をこの順に備え、樹脂基材の無機層と反対側の面に第2のプライマー層をさらに備えることが好ましい。このような建材用防湿フィルムは、防湿性が高く、プライマー層により木質系基材との密着性が高いため、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に好適に使用できる。
建材用防湿フィルムは、JIS K 7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m以下であることが好ましい。透湿度が0.5g/m ・day以下であれば、十分な防湿性を発揮することができる。なお、透湿度は、水蒸気透過度測定装置(モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名:パーマトラン(PERMATRAN)3/33〕)を用いて、調湿側がバリアコート層側となるように防湿フィルムをセットして測定することができる。
建材用防湿フィルムは、110℃で圧力70kg/cmで3秒間プレス処理した後、JISK7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であることが好ましく、0.4g/m ・day以下であることがより好ましい。このように測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であれば、化粧版への加工時に行われるプレス処理後であっても、防湿性を維持することができる。
建材用防湿フィルムは、90℃の環境下で延伸率2.0%まで延伸した後、JIS K 7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であることが好ましく、0.4g/m ・day以下であることがより好ましい。このように測定した透湿度が0.5g/m ・day以下であれば、化粧版への加工時に行われる延伸処理後であっても、防湿性を維持することができる。
本発明による建材用防湿フィルムの模式断面図を図1に示す。図1に示す建材用防湿フィルム10は、樹脂基材2の一方の面に第2のプライマー層1を備え、他方の面に無機層3、バリアコート層4、プライマー層5をこの順に備える。以下、建材用防湿フィルムを構成する各層について説明する。
(樹脂基材)
防湿フィルムの樹脂基材は、特に制限されず、従来公知の樹脂フィルムまたは樹脂シートを使用することができる。樹脂フィルムまたは樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリアミド樹脂6、ポリアミド樹脂66、ポリアミド樹脂610、ポリアミド樹脂612、ポリアミド樹脂11、およびポリアミド樹脂12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのα−オレフィンの重合体等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
樹脂基材に用いる樹脂フィルムまたは樹脂シートは、例えば、上記の樹脂の1種ないしそれ以上を使用し、押出法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法、その他等の製膜化法を用いて、上記の樹脂を単独あるいは2種以上の各種樹脂を使用して多層共押し出し、製膜化する方法、更には、2種以上の樹脂を使用し、製膜化する前に混合して製膜化する方法等により製造することができる。更に、例えば、テンター方式、あるいは、チューブラー方式等を利用して1軸ないし2軸方向に延伸したものを使用することができる。
上記樹脂の1種ないしそれ以上を使用し、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度、その他等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、極く微量から数十%まで、その目的に応じて、任意に添加することができる。
一般的な添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料、その他等を使用することができ、更には、改質用樹脂等も使用することができる。
樹脂基材に用いる樹脂フィルムまたは樹脂シートの厚さとしては、特に制限を受けるものではなく、蒸着膜を成膜する際の前処理や成膜処理することができるものであればよく、可撓性、形態保持性、および搬送性等の観点から、6〜400μm、好ましくは、12〜200μmの範囲が望ましい。
(無機層)
防湿フィルムの無機層は、無機物または無機酸化物の蒸着膜であることが好ましい。蒸着膜は、従来公知の無機物または無機酸化物を用いて、従来公知の方法により形成することができ、その組成および形成方法は特に限定されない。防湿フィルムが無機層を有することで、酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性を向上させることができる。
蒸着膜としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の無機物または無機酸化物の蒸着膜を使用することができる。特に、建材等に適するものとしては、アルミニウム金属の蒸着膜、あるいは、ケイ素酸化物またはアルミニウム金属もしくはアルミニウム酸化物の蒸着膜を用いるのがよい。また、フラッシュドア加工の際に高周波を使用して防湿フィルムと木材の接着を行う場合などは、透明な無機酸化物蒸着層がより好ましい。
無機酸化物の表記は、例えば、SiO、AlO等のようにMO(ただし、式中、Mは、無機元素を表し、Xの値は、無機元素によってそれぞれ範囲がことなる。)で表される。Xの値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アルミニウム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(Mg)は、0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリウム(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、ナトリウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、0〜1、5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)は、0〜1、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリウム(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができる。上記において、X=0の場合、完全な無機単体(純物質)であり、透明ではなく、また、Xの範囲の上限は、完全に酸化した値である。建材には、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)が好適に使用され、ケイ素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(Al)は、0.5〜1.5の範囲の値のものを使用することができる。
本発明において、上記のような無機物または無機酸化物の蒸着膜の膜厚としては、使用する無機物または無機酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50〜2000Å位、好ましくは、100〜1000Å位の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。更に具体的に説明すると、アルミニウムの蒸着膜の場合には、膜厚50〜600Å位、更に、好ましくは、100〜450Å位が望ましく、また、酸化アルミニウムあるいは酸化珪素の蒸着膜の場合には、膜厚50〜500Å位、更に、好ましくは、100〜300Å位が望ましいものである。
蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、およびイオンプレ−ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、および光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。
(バリアコート層)
防湿フィルムのバリアコート層は、ガスバリア性を有する層であり、塗布膜であることが好ましい。バリアコート層のナノインデンテーション硬さは0.4GPa以上2.5GPa以下であり、好ましくは0.5GPa以上2.2GPa以下、より好ましくは0.8GPa以上2.1GPa以下であり、さらに好ましくは0.9GPa以上1.6GPa以下である。バリアコート層のナノインデンテーション硬さが0.4GPa以上であればガスバリア性が十分に発現し、ナノインデンテーション硬さが2.5GPa以下であればバリアコート層のクラックによるバリア性の劣化を抑え、環境耐久性能、及び化粧版加工の際の耐熱プレス性やフィルムの延伸性が向上する。バリアコート層のナノインデンテーション硬さは、バリアコート層(塗布膜)形成時の乾燥温度や乾燥時間を調節することで制御することができる。なお、バリアコート層のナノインデンテーション硬さは、ミクロトームで防湿フィルムの切削断面を作製し、断面(側面)側からナノインデンテーション装置(米国HYSITRON社製、商品名:トライボインデンターTI950 TriboIndenter)を用いて、荷重制御方式(max荷重:15μN)で、ダイヤモンド三角錐形状の圧子を用いた押し込み試験で測定することができる。
バリアコート層は、金属アルコキシドの加水分解生成物と水溶性高分子との硬化膜であることが好ましい。バリアコート層は、例えば、下記のガスバリア性塗膜により形成することができる。該塗膜は、高温多湿環境下でのガスバリア性を保持する塗膜であり、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは、炭素数1〜8の有機基を表し、Mは、金属原子を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1以上の整数を表し、n+mは、Mの原子価を表す。)で表される少なくとも1種以上の金属アルコキシドと、水溶性高分子とを含有し、更に、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合してなるガスバリア性組成物からなる塗布膜である。該組成物を上記蒸着フィルム上の蒸着膜の上に塗工して塗布膜を設け、20℃〜180℃、かつ上記の蒸着フィルムの融点以下の温度で10秒〜10分間加熱乾燥処理して形成することができる。
また、前記ガスバリア性組成物を上記基材フィルム上の蒸着膜の上に塗工して塗布膜を2層以上重層し、20℃〜180℃、かつ、上記基材フィルムの融点以下の温度で10秒〜10分間加熱乾燥処理し、ガスバリア性塗膜を2層以上重層した複合ポリマー層を形成してもよい。
上記金属アルコキシドは、上記一般式R M(OR中、Mで表される金属原子としては、ケイ素、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、その他等を例示することができる。
本発明では、上記アルコキシドは、2種以上を併用してもよい。例えばアルコキシシランとジルコニウムアルコキシドを混合して用いると、得られるガスバリア性積層フィルムの靭性、耐熱性等を向上させることができ、また、延伸時のフィルムの耐レトルト性などの低下が回避される。また、アルコキシシランとチタニウムアルコキシドを混合して用いると、得られるガスバリア性塗膜の熱伝導率が低くなり、耐熱性が著しく向上する。
本発明で使用する水溶性高分子は、ポリビニルアルコール系樹脂、またはエチレン・ビニルアルコ一ル共重合体を単独で各々使用することができ、あるいは、ポリビニルアルコ一ル系樹脂およびエチレン・ビニルアルコール共重合体とを組み合わせて使用することができる。本発明では、ポリビニルアルコール系樹脂及び/又はエチレン・ビニルアルコール共重合体を使用することにより、ガスバリア性、耐水性、耐候性、その他等の物性を著しく向上させることができる。
ポリビニルアルコ一ル系樹脂としては、一般に、ポリ酢酸ビニルをケン化して得られるものを使用することができる。ポリビニルアルコール系樹脂としては、酢酸基が数十%残存している部分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂でも、酢酸基が残存しない完全ケン化ポリビニルアルコールでも、OH基が変性された変性ポリビニルアルコール系樹脂でもよく、特に限定されるものではない。
エチレン・ビニルアルコール共重合体としては、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体のケン化物、すなわち、エチレン−酢酸ビニルランダム共重合体をケン化して得られるものを使用することができる。例えば、酢酸基が数十モル%残存している部分ケン化物から、酢酸基が数モル%しか残存していないかまたは酢酸基が残存しない完全ケン化物まで含み、特に限定されるものではない。ただし、ガスバリア性の観点から好ましいケン化度は、80モル%以上、より好ましくは、90モル%以上、さらに好ましくは、95モル%以上であるものを使用することが好ましい。なお、上記エチレン・ビニルアルコール共重合体中のエチレンに由来する繰り返し単位の含量(以下「エチレン含量」ともいう)は、通常、0〜50モル%、好ましくは、20〜45モル%であるものことが好ましい。
また、本発明では、バリアコート層にシランカップリング材を添加してもよい。例えば、メトキシ基、エトキシ基のようなアルコキシ基、アセトキシ基、アミノ基、エポキシ基などの反応基を有するシランカップリング材が、使用できる。
バリアコート層は、以下の方法で製造することができる。まず、上記金属アルコキシド、必要に応じてシランカップリング剤、水溶性高分子、ゾルゲル法触媒、酸、水、有機溶媒等を混合し、ガスバリア性組成物を調製する。
次いで、蒸着フィルム上の前記蒸着膜の上に、常法により、上記のガスバリア性組成物を塗布し、および乾燥する。この乾燥工程によって、上記金属アルコキシド、シランカップリング剤およびポリビニルアルコール系樹脂及び/又はエチレン・ビニルアルコール共重合体等の重縮合が更に進行し、塗布膜が形成される。第一の塗布膜の上に、更に上記塗布操作を繰り返して、2層以上からなる複数の塗膜を形成してもよい。
次いで、上記ガスバリア性組成物を塗布した基材フィルムを20℃〜180℃、かつ蒸着フィルムの融点以下の温度、好ましくは、50℃〜160℃の範囲の温度で、10秒〜10分間加熱処理する。これによって、前記蒸着膜の上に、上記ガスバリア性組成物によるガスバリア性塗布膜を1層ないし2層以上形成したバリアコート層を有するバリア性フィルムを製造することができる。
上記の本発明のガスバリア性組成物を塗布する方法としては、例えば、グラビアロールコーターなどのロールコート、スプレーコート、スピンコート、ディッピング、刷毛、バーコード、アプリケータ等の塗布手段により、1回あるいは複数回の塗布で、乾燥膜厚が、0.01〜30μm、好ましくは、0.1〜10μm位の塗布膜を形成することができ、更に、通常の環境下、50〜300℃、好ましくは、70〜200℃の温度で、0.005〜60分間、好ましくは、0.01〜10分間、加熱・乾操することにより、縮合が行われ、ガスバリア性塗布膜を形成することができる。
(プライマー層)
建材用防湿フィルムのプライマー層は、前記バリアコート層と木質系ボード等とを、接着剤層を介し貼着する際、十分な接着強度を得るために設けるものである。プライマー層は、例えば、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール系樹脂、ニトロセルロース系樹脂等を用いて形成することができ、これらの樹脂を1種または2種以上用いることができる。その中でも、主剤としてウレタン樹脂とニトロセルロース系樹脂の混合樹脂と、硬化剤としてイソシアネート化合物とからなる2液硬化型ウレタン樹脂層の形成が特に好ましい。
プライマー層の厚みは、好ましくは0.1μm〜3μmであり、より好ましくは0.2μm〜1μmであり、さらに好ましくは0.3μm〜0.9μmである。プライマー層を設ける方法としてはロールコートやグラビア印刷法等の塗布手段を用いて形成することができる。このようなプライマー層は、木質系基材との密着性に優れるため、本発明の防湿フィルムは、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に好適に使用できる。なお、樹脂基材に接する裏面側のプライマー層(第2のプライマー層)とバリアコート層に接する表面側のプライマー層とは、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
<建材>
本発明による建材は、木質系基材の片面または両面に上記建材用防湿フィルムを備えるものであり、建材用防湿フィルムと木質系基材との間に接着剤層を設けてもよい。このような建材は、防湿性が高く、防湿フィルムのプライマー層と木質系基材との密着性が高いため、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に好適に使用できる。また、樹脂基材のバリアコート層と反対の面に設ける裏面側のプライマー層(第2のプライマー層)は、樹脂基材と化粧シートあるいは木質系ボード等とを接着層を介し貼着する際の接着強度を一層上げるものである。
本発明による建材の模式断面図を図2に示す。図2に示す建材20は、建材用防湿フィルム10と木質系基材11とが接着剤層12を介して、積層されたものである。以下、建材を構成する各層について説明する。なお、建材用防湿フィルムは上記で説明した通りである。
(木質系基材)
建材の木質系基材は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。木質系基材としては、例えば、合板、パーティクルボード(PB)、中密度繊維板(MDF)、および高密度繊維板(HDF)等が挙げられる。
(接着剤層)
建材の接着剤層は、特に限定されず、従来公知の建材用の接着剤を用いることができる。接着剤としては、例えば、1液あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他等の溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型等のラミネート用接着剤等が挙げられる。上記の接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。その塗布量としては、0.1g/m〜10g/m(乾燥状態)位が好ましく、1g/m〜5g/m(乾燥状態)位がより好ましい。
<化粧板>
本発明による化粧板は、上記建材の片面または両面に化粧シートを備えるものであり、建材と化粧シートとの間に接着剤層を設けてもよい。このような化粧板は、防湿性が高く、防湿フィルムのプライマー層と木質系基材との密着性が高いため、両側の温湿度環境に大きな差があるドア、引き戸、間仕切り、床材等に好適に使用できる。
本発明による化粧板の模式断面図を図3および図4に示す。図3に示す化粧板30は、木質系基材11の一方の面に接着剤層12を介して建材用防湿フィルム10が積層され、木質系基材11の他方の面に化粧シート13が積層されたものである。また、図4に示す化粧板30は、木質系基材11の両方の面に接着剤層12を介して建材用防湿フィルム10が積層され、さらに、片方の建材用防湿フィルム10に化粧シートが積層されたものである。以下、化粧板を構成する各層について説明する。なお、建材および接着剤層は上記で説明した通りである。
(化粧シート)
化粧板の化粧シートは、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。化粧シートとしては、例えば、木目模様からなる絵柄印刷が少なくとも施された紙基材や合成樹脂製基材からなる化粧シートが挙げられる。
以下に、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定解釈されるものではない。
[実施例1]
樹脂基材である厚さ12μmのPETフィルム(ユニチカ製PET−F)の片面に、真空蒸着により厚み10nmの酸化アルミニウム(アルミナ)膜を形成した。
ここで、テトラエトキシシラン(エチルシリケート40)、塩酸、イソプロピルアルコール、イオン交換水からなる予め調製した固形分4質量%の加水分解液を攪拌した。さらに、ポリビニルアルコール水溶液、イソプロピルアルコール及びイオン交換水からなる予め調製した混合液を加え、攪拌して、無色透明のバリアコート層形成用組成物を得た。
続いて、PETフィルムの無機層(アルミナ膜)上に、上記バリアコート層形成用組成物をグラビアロールコート法によりコーティングし、次いで、バリアコート層のナノインデンテーション硬さが1.2GPaとなるように加熱乾燥し、硬化させて、厚さ200nmのバリアコート層を形成した。
さらに、バリアコート層上に、主剤としてのウレタン樹脂/ニトロセルロース系樹脂に硬化剤としてのイソシアネートを添加した2液硬化型ウレタン樹脂組成物をグラビア印刷法にて塗布し、厚さ0.3μmのプライマー層を形成した。また、PETフィルムの無機層と反対側の面にコロナ処理放電を施した後、主剤としてのウレタン樹脂/ニトロセルロース系樹脂に硬化剤としてのイソシアネートを添加した2液硬化型ウレタン樹脂組成物を塗布し、厚さ0.3μmの第2のプライマー層を形成して、防湿フィルム(層構成:第2のプライマー層/樹脂基材/無機層/バリアコート層/プライマー層)を得た。防湿フィルムをエージング後、ミクロトームで防湿フィルムの切削断面を作製した。続いて、ナノインデンテーション装置(米国HYSITRON社製、商品名:トライボインデンターTI950 TriboIndenter)を用いて、荷重制御方式(max荷重:15μN)で、ダイヤモンド三角錐形状の圧子を用いた押し込み試験で、断面(側面)側からバリアコート層のナノインデンテーション硬さを測定したところ、1.2GPaであった。
[実施例2]
バリアコート層のナノインデンテーション硬さが0.5GPaとなるように加熱乾燥し、硬化させて、厚さ200nmのバリアコート層を形成した以外は、実施例1と同様にして防湿フィルムを作製した。防湿フィルムをエージング後、実施例1と同様に、バリアコート層のナノインデンテーション硬さを測定したところ、0.5GPaであった。
[実施例3]
バリアコート層のナノインデンテーション硬さが2.1GPaとなるように加熱乾燥し、硬化させて、厚さ200nmのバリアコート層を形成した以外は、実施例1と同様にして防湿フィルムを作製した。防湿フィルムをエージング後、実施例1と同様に、バリアコート層のナノインデンテーション硬さを測定したところ、2.1GPaであった。
[比較例1]
バリアコート層のナノインデンテーション硬さが0.3GPaとなるように加熱乾燥し、硬化させて、厚さ200nmのバリアコート層を形成した以外は、実施例1と同様にして防湿フィルムを作製した。防湿フィルムをエージング後、実施例1と同様に、バリアコート層のナノインデンテーション硬さを測定したところ、0.3GPaであった。
[比較例2]
バリアコート層のナノインデンテーション硬さが2.7GPaとなるように加熱乾燥し、硬化させて、厚さ200nmのバリアコート層を形成した以外は、実施例1と同様にして防湿フィルムを作製した。防湿フィルムをエージング後、実施例1と同様に、バリアコート層のナノインデンテーション硬さを測定したところ、2.7GPaであった。
<透湿度測定>
上記の各実施例および比較例で作製した防湿フィルムを用いて下記のような条件で透湿度を測定した。
(1)水蒸気透過度測定装置(モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パーマトラン(PERMATRAN)3/33〕)を用いて、調湿側がバリアコート層側となるように処理前の防湿フィルムをセットし、温度40℃湿度90%の条件にてJIS K 7126−2に準拠し、透湿度を測定した。
(2)防湿フィルムを引張り試験機(エー・アンド・デー(株)製 テンシロン)にセットし、90℃または110℃の環境下で延伸率2.0%まで防湿フィルムを延伸した後、同様にして透湿度を測定した
(3)防湿フィルムを110℃または130℃で2連式油圧成型機にて圧力70kg/cmで3秒間プレス処理した後、同様にして透湿度を測定した。
上記の測定結果を表1に示す。
Figure 0006670472
1 第2のプライマー層
2 樹脂基材
3 無機層
4 バリアコート層
5 プライマー層
10 建材用防湿フィルム
11 木質系基材
12 接着剤層
13 化粧シート
20 建材
30 化粧板

Claims (8)

  1. 樹脂基材、無機層、バリアコート層、およびプライマー層をこの順に備える建材用防湿フィルムであって、
    前記バリアコート層のナノインデンテーション硬さが、0.4GPa以上2.5GPa以下であり、
    前記建材用防湿フィルムを110℃で圧力70kg/cm で3秒間プレス処理した後、JISK7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下である、建材用防湿フィルム。
  2. 樹脂基材、無機層、バリアコート層、およびプライマー層をこの順に備える建材用防湿フィルムであって、
    前記バリアコート層のナノインデンテーション硬さが、0.4GPa以上2.5GPa以下であり、
    前記建材用防湿フィルムを90℃の環境下で延伸率2.0%まで延伸した後、JIS K 7126−2に準拠して測定した透湿度が0.5g/m ・day以下である、建材用防湿フィルム。
  3. 前記バリアコート層が、金属アルコキシドの加水分解生成物と水溶性高分子との硬化膜である、請求項1または2に記載の建材用防湿フィルム。
  4. 前記プライマー層が、2液硬化型ウレタン樹脂層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建材用防湿フィルム。
  5. 前記無機層が、無機物または無機酸化物の蒸着膜である、請求項1〜のいずれか一項に記載の建材用防湿フィルム。
  6. 前記樹脂基材の前記無機層と反対側の面に、第2のプライマー層をさらに備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の建材用防湿フィルム。
  7. 木質系基材と、
    前記木質系基材の片面または両面に、請求項1〜のいずれか一項に記載の建材用防湿フィルムと
    を備える、建材。
  8. 請求項に記載の建材と、
    前記建材の片面または両面に化粧シートと
    を備える、化粧板。
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