JP2009005740A - 歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】口腔内における優れた操作性が得られることで歯間の清掃効果を高めることができ、また、優れた耐久性を備える歯間ブラシを提供する。
【解決手段】把持部21とブラシ固定部22とを有するハンドル2と、ワイヤ31間に用毛32を挟持させ、ワイヤ31を捻り加工することによって用毛32が固定されるとともに、一端側がワイヤ31からなる首部33とされ、該首部33の先端部33aがハンドル2のブラシ固定部22に取り付けられるブラシ部材3とを具備し、ハンドル2のブラシ固定部22が、ブラシ部材3の首部33よりも曲げ強度の低い材料からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通常の歯ブラシによるブラッシングでは歯垢清掃が困難な歯間部分を清掃するための歯間ブラシに関する。
歯間ブラシは、主として、通常の歯ブラシでは毛先が届き難い歯と歯の間の狭い場所、つまり隣接歯間を清掃するための補助清掃用具として使用されるものであり、通常、2つ折りとされたワイヤの間に合成繊維あるいは天然繊維の束からなるフィラメントを複数挟み、ワイヤを捻り加工してフィラメントを捻り止めしたブラシ部材と、該ブラシ部材のワイヤ基端が埋め込み固定されるハンドルから構成されるのが一般的である。そして、このような歯間ブラシは、前記ブラシ部材のワイヤ基端が、樹脂製のハンドルにインサート成形され、構成される。
上記構成の従来の歯間ブラシでは、ブラシ部材を歯と歯の間の狭い隙間に挿入するため、用毛を挟持するワイヤとして、直径0.23〜0.35mm程度の細いワイヤが使用されている。このため、歯間ブラシを繰り返し使用することにより、ワイヤが曲がってしまうか、あるいは折れてしまう等の問題があった。
また、上記構成の従来の歯間ブラシを奥歯等に挿入して使用する場合、ブラシ部材を構成するワイヤが折れ曲がることによって歯間における方向付けが行なわれるため、上述のような線径が細く耐久性の低いワイヤが用いられる歯間ブラシでは、歯間の洗浄中にブラシ部材が折れてしまい、折片が歯間に挟まる虞がある。特に、市場において約7割を占める、I字型と呼ばれるストレートハンドルタイプの歯間ブラシでは、奥歯への挿入性が劣るため、ブラシ部材を構成するワイヤの屈曲度がより高い状態で使用されるため、上記問題が生じる可能性が高く、使用者が大きな不満を感じるものとなっていた。
上述のような耐久性の問題を解決するため、ワイヤの材質をより耐久性の高い金属で構成して、ワイヤ自体の強度を向上させたものが提案されている。しかしながら、ワイヤ自体の強度を向上させた場合でも、歯間ブラシ使用時の応力がワイヤの1箇所に集中しやすいため、歯間ブラシを何度も繰り返して使用した場合、曲がってしまうか、折れたり、ちぎれたりする虞があり、耐久性の点で十分ではなかった。また、ブリッジ等の歯冠修復物と歯肉との間の空隙部のような横に広い隙間を清掃する場合には、清掃作業が面倒で時間がかかるという問題があった。
そこで、歯間ブラシのハンドルの先端に柔軟性を持たせることにより、ハンドル先端を手指で曲げて、ブラシ部材のハンドルに対する角度を変えて使用することができる構成としたものが提案されている(例えば、特許文献1〜2)。特許文献1〜2に記載の歯間ブラシによれば、ハンドルの先端を手指で曲げて、洗浄に適切な角度でブラシ部を使用することによって清掃効率が向上する。
しかしながら、特許文献1〜2の歯間ブラシは、捻って構成された1本のワイヤでブラシ部が支持される構成であり、使用時の応力がワイヤの1箇所に集中しやすいため、曲がりやすく、折れたり、ちぎれたりする虞がある。また口腔内において、幅広の空隙部を清掃する際は、清掃作業が面倒で時間がかかるという問題がある。
また、着脱自在な替えブラシ部材と、これを支持する支持部材とからなり、ブラシ部材が回転自在に構成された歯間ブラシが提案されている(例えば、特許文献3)。特許文献3に記載の歯間ブラシによれば、ブラシ部材の角度調整が可能であることから、歯間を洗浄する際の操作性が向上するとされている。
しかしながら、特許文献3の歯間ブラシでは、ブラシ部材の根元部や支持部材、つまりハンドルのサイズが非常に大きなものとなり、口腔内での操作性が低下するという問題がある。また、ブラシ部材の角度調整は、その都度、使用者が手で行なうため、使用上の煩わしさが生じるという問題がある。さらに、ブラシ部材を歯間に挿入する際、ワイヤが曲げストレスを受けるため、耐久性が充分でないという問題がある。
また、ハンドルと、該ハンドルから先端に延びるアーム部とヒンジ部とを備え、ブラシ部材を任意の角度に調整した状態で取り付けて保存可能とされた歯間ブラシが提案されている(例えば、特許文献4)。特許文献4に記載の歯間ブラシによれば、ブラシ部材の角度を調整して固定することが可能であることから、操作性が向上するとされている。
しかしながら、特許文献4の歯間ブラシでも、上記特許文献3の歯間ブラシと同様、ブラシ部材の根元部やハンドルのサイズが大きなものとなり、口腔内での操作性が低下するという問題があった。またさらに、ブラシ部材を歯間に挿入する際、ワイヤが曲げストレスを受けるため、耐久性が不充分であるという大きな問題があった。
特開昭61−240907号公報 特開2004−242781号公報 特開2004−225098号公報 特開2005−143715号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、口腔内における優れた操作性が得られることで歯間の清掃効果を高めることができ、また、優れた耐久性を備える歯間ブラシを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記問題を解決ために鋭意研究したところ、ハンドルに備えられるブラシ固定部の曲げ強度を適正化し、また、ブラシ部材とハンドルのブラシ工程部との固定構造を改善することにより、優れた操作性及び耐久性を両立できる歯間ブラシが得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、把持部とブラシ固定部とを有するハンドルと、ワイヤ間に用毛を挟持させ、前記ワイヤを捻り加工することによって前記用毛が固定されるとともに、一端側が前記ワイヤからなる首部とされ、該首部の先端部が前記ハンドルのブラシ固定部に取り付けられるブラシ部材とを具備した歯間ブラシであって、前記ハンドルのブラシ固定部が、前記ブラシ部材の首部よりも曲げ強度の低い材料からなることを特徴とする歯間ブラシを提供する。
また、本発明の歯間ブラシは、前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部が、前記ハンドルに備えられるブラシ固定部に埋め込まれるように取り付けられた構成とすることが好ましい。
また、本発明の歯間ブラシは、前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部が、少なくとも1以上の屈曲部を有するアンカー部とされた構成とすることができる。
また、本発明の歯間ブラシは、前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部がループ状のアンカー部とされた構成とすることができる。
また、本発明の歯間ブラシは、前記ハンドルのブラシ固定部が、エラストマー樹脂からなる構成とすることができる。
本発明の歯間ブラシによれば、把持部とブラシ固定部とを有するハンドルと、一端側がワイヤからなる首部とされ、該首部の先端部が前記ハンドルのブラシ固定部に取り付けられるブラシ部材とを具備してなり、前記ブラシ固定部が、前記首部よりも曲げ強度の低い材料からなる構成とされているので、ブラシ部材をハンドル先端のブラシ固定部で曲げるのが容易となり、口腔内での操作性に優れ、特に、奥歯における歯間挿入性が大幅に向上する。また、ブラシ部材を歯間に挿入した際、ワイヤからなるブラシ部材の首部が曲がる前に、曲げ強度が低く軟質なブラシ固定部が曲がるため、繰り返し使用した場合でも首部が折れにくくなり、ブラシ部材の耐久性が大幅に向上する。
従って、口腔内での操作性が高く効率良く清掃を行うことができ、また、耐久性が高く長寿命の歯間ブラシを実現することができる。
以下、本発明に係る歯間ブラシの一実施形態について、図1〜4を必要に応じて適宜参照しながら説明する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態の歯間ブラシ1は、把持部21とブラシ固定部22とを有するハンドル2と、ワイヤ31間に用毛32を挟持させ、ワイヤ31を捻り加工することによって用毛32が固定されるとともに、一端側がワイヤ31からなる首部33とされ、該首部33の先端部33aがハンドル2のブラシ固定部22に取り付けられるブラシ部材3とを具備し、ハンドル2のブラシ固定部22が、ブラシ部材3の首部33よりも曲げ強度の低い材料からなり、I字型の歯間ブラシとして概略構成されている。
また、本実施形態の歯間ブラシ1は、ブラシ部材3に備えられる首部33の先端部33aが、ハンドル2に備えられるブラシ固定部22の位置に埋め込まれるように取り付けられている。
ハンドル2は、細長に形成され、把持部21と、ハンドル2の一端側に設けられ、ブラシ部材3が取り付けられるブラシ固定部22とから構成される。
把持部21は、歯間ブラシ1を使用する際に手指で把持するものであり、図示例では細長棒状に形成されている。
把持部21の材質としては、特に限定されないが、後述のブラシ固定部22をエラストマー樹脂で構成した場合、このエラストマー樹脂と同系統で互いが接着性を有する樹脂同士の組み合わせとすることが好ましい。例えば、把持部21をポリプロピレン樹脂で構成した場合には、ブラシ固定部22をポリオレフィン系エラストマーで構成し、把持部21をポリエステル樹脂で構成した場合には、ブラシ固定部22をポリエステル系エラストマーで、把持部21をポリスチレン樹脂で構成した場合には、ブラシ固定部22をポリスチレン系エラストマーで構成する等の組み合わせとすることが好ましい。
また、図1(b)の断面図に示すように、把持部21とブラシ固定部22とが立体的に接着されていることが、これらの接着力を向上させる点から好ましく、図示例では、把持部21の一端側21aに凹部21bが形成されており、この凹部21bにブラシ固定部22の突起部22dが入り込むように、一体成形されてなる。また、図2に示す例の歯間ブラシ10のように、把持部11の一端側11aに突起部13が形成され、この突起部13を覆うようにブラシ固定部12が形成された構成とすることもできる。
ブラシ固定部22は、図1(a)、(b)に示す例では、把持部21の一端側に接続される接続部22aから中間部22bへ向かうに従って徐々に縮径するように略円錐形状に形成され、中間部22bには突設部22cが設けられている。本実施形態の歯間ブラシ1は、図示例のように、ブラシ部材3の首部33が突設部22cから突出するように、一体成形で固定されている。
ブラシ固定部22の形状は、特に限定されないが、略円筒形状か、或いは、図1(a)、(b)に示す例のような略円錐形状として、先細形状に構成することが好ましい。
また、ブラシ固定部22の長さLは3〜20mmの範囲とし、直径Dは1.5〜10mmの範囲とすることが好ましい。
本発明では、図1(a)、(b)に示す歯間ブラシ1のようなI字型の歯間ブラシを構成した場合には、ブラシ固定部22を比較的大きめのサイズとしても特に問題は無い。しかしながら、例えば、図4に示す例のようなL字型の歯間ブラシ50を構成した場合、口腔内における操作性に大きく影響する虞があるため、ブラシ固定部の長さL及び直径Dを上記範囲とすることが好ましく、固定部の長さLを3〜6mmの範囲、直径Dを1.5〜3mmの範囲とすることがより好ましい。
本発明に係る歯間ブラシ1では、ハンドル2先端側のブラシ固定部22が、ブラシ部材3の首部33よりも曲げ強度の低い材料からなる構成とされている。
歯間ブラシ1を用いて、使用者が歯間の清掃を行う際の、ブラシ部材3の歯間への挿入性を向上させるためには、ハンドル2のブラシ固定部22を、ブラシ部材3を構成する後述のワイヤ31よりも低い曲げ弾性率とし、ブラシ固定部22が曲げ自在となるように構成する必要がある。このためには、ブラシ固定部22の材質をエラストマー樹脂とすることが好ましく、具体的には、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー等を用いることができる。
ブラシ固定部22の曲げ弾性率は、150MPa以下であることが好ましい。ブラシ固定部22の曲げ弾性率がこの範囲であれば、通常、歯間ブラシのブラシ部材に用いられるワイヤに比べて低い曲げ弾性率なので、ブラシ固定部22が曲がり易く、ブラシ部材3が歯間の隙間方向に追随して容易に挿入される。これにより、使用者が手指を口腔内に挿入してブラシ固定部22を曲げるような操作を行うことなく、歯間を効果的に洗浄することが可能となる。従って、口腔内における歯間ブラシの操作性が向上し、口腔内に大きく手指を挿入する必要が無いので、衛生的に歯間を洗浄することができ、また、優れた洗浄効果が得られる。
ブラシ固定部の曲げ弾性率が150MPaを超えると、ブラシ固定部が曲がり難いため、ブラシ部材を歯間の隙間方向に追随させて挿入するのが困難となり、口腔内に大きく手指を挿入してブラシ固定部を曲げる操作が必要となるので、歯間ブラシの操作性が著しく低下し、また、衛生的でなくなるとともに、所望の洗浄効果が得られなくなる。
ブラシ固定部22に用いられる材料の硬度の硬度としては、ショア硬度でA=10〜70の範囲が好ましく、曲げ易さ、つまり操作性の点からA=10〜30の範囲であることがより好ましい。
ブラシ固定部22に用いられる材料、例えば、エラストマー樹脂の硬度の選定、設定にあたっては、ブラシ部材3を押圧した際に該ブラシ部材3が屈曲せず、軟質のブラシ固定部22のみが曲がるような設定とすることが好ましい。
ブラシ部材3は、ワイヤ31間に用毛32を挟持させ、ワイヤ31を捻り加工することで用毛32が固定されるとともに、一端側がワイヤ31からなる首部33とされている。図示例のブラシ部材3は、2つ折りにして折り返したワイヤ31間に、合成繊維又は天然繊維の複数のフィラメントからなる用毛32を、ワイヤ31に直交する方向に向けて挟持させ、ワイヤ31を所定ピッチで捻り加工することによって用毛32を固定して構成されている。
ワイヤ31の材質としては、従来から歯間ブラシ用ワイヤとして用いられているステンレスを用いれば良く、適宜採用することができるが、Co基合金等のワイヤを用いることが、耐久性の点からより好ましい(例えば、特開平7−227315号公報に記載の材質等)。
本実施形態で用いられるワイヤ31は、直径が0.20〜0.35mmの範囲、より好ましくは0.23〜0.30mmの範囲のものを用いる。ワイヤ31の直径が0.20mm未満だと、細すぎて耐久性が低下し、また、0.35mmを超えると、ブラシ部材を歯間に挿入する際の抵抗が増大して使用感が低下する。
なお、通常の歯間ブラシでは、一般的に、直径が0.23〜0.35mmの範囲のワイヤが使用されるが、本発明の歯間ブラシでは、上述したように2本のワイヤを捻って用いる構成とされていることから、直径が0.23mmよりも細いワイヤを採用することも可能である。
また、ワイヤ31は、その表面がポリアミド樹脂やポリウレタン樹脂、フッ素樹脂の他、ポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂等によって被覆された構成としても良い。また、ワイヤ31の被覆に用いる樹脂としては、ハンドル2のブラシ固定部22を構成する軟質樹脂と同系統で、互いが接着性を有する樹脂同士の組み合わせとすることが好ましい。例えば、ワイヤ31をポリプロピレン樹脂で被覆した場合には、ブラシ固定部22をポリオレフィン系エラストマーで構成しポリエステル樹脂で被覆した場合には、ブラシ固定部22をポリエステル系エラストマーで構成し、ポリスチレン樹脂で被覆した場合には、ブラシ固定部22をポリスチレン系エラストマーで構成する等の組み合わせとすることが好ましい。
なお、図1(a)、(b)に示す例の歯間ブラシ1は、ブラシ部材3に備えられる首部33の先端部33bが、ハンドル2に備えられるブラシ固定部22に埋め込まれるように取り付けられているとともに、首部33の先端部33aが直線状に形成されているが、これには限定されない。ブラシ部材の首部の先端部は、低い曲げ弾性率を有するエラストマー樹脂等からなるブラシ固定部から抜け難いように固定するため、例えば、少なくとも1以上の屈曲部を有するアンカー部として形成することがより好ましい。特に、図2に示す例のように、ワイヤ16がループ状に屈曲されてなるアンカー部18や、ワイヤが「くの字」形状に屈曲されたアンカー形状とすることが好ましい(図3を参照)。この場合、一般的な「く」の字では、首部の先端部のブラシ固定部への固定が充分ではない虞があるので、例えば、ワイヤが90°以上の角度で折り返す形状とするか、或いは複数の折り返し形状とする他、コイル状に巻かれた先端部とすることが好ましい。
また、例えば、図3に示す歯間ブラシ40のように、首部43の先端部を、屈曲されたワイヤ41に対して、ハンドル42のブラシ固定部46を構成するエラストマー樹脂との密着性を有する樹脂からなるアンカーブロック44が一体成形されてなる構成とすることが好ましい。このような構成とすることにより、ブラシ固定部からのブラシ部材の引き抜き強度をさらに向上させることが可能となる。
また、図1(a)、(b)に示す例のように、ブラシ部材3に備えられる首部33の先端部33aが、ハンドル2に備えられるブラシ固定部22の位置に埋め込まれるように取り付けられた構成とすることが好ましい(図2等も参照)。図示例のように、先端部33aが、硬質な把持部21よりも柔軟な材料からなるブラシ固定部22の中に埋め込まれるように固定されていれば、ブラシ固定部22の充分な曲げ自在性を確保することができ、口腔内における優れた操作性が得られ、また、ブラシ部材3の耐久性を大幅に向上させることができる。
ここで、ブラシ部材に備えられる首部の先端部が、例えば、ハンドルの把持部内まで延伸した状態で固定された場合には、硬質樹脂材料からなる把持部にブラシ部材が固定された状態となり、ブラシ固定部を曲げ弾性率の低い材料から構成する効果が得られず、ブラシ固定部の曲げ自在性が不充分となり、口腔内での操作性、及び耐久性が低下してしまう。
用毛32を構成するフィラメントの材質は、歯間ブラシ及び通常の歯ブラシで従来から用いられているナイロン(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などの樹脂フィラメントを用いればよい。また、獣毛などの天然毛を用いた構成としてもよく、用毛32を構成するフィラメントの材質は適宜選択して採用することができる。
用毛32を構成するフィラメントの径は、適宜決定すれば良いが、0.05〜0.13mmの範囲とすることが好ましく、例えば、従来公知の歯間ブラシで使用されている直径0.051mm、0.064mm、0.076mm等の寸法のフィラメントを採用すれば良い。用毛32を構成するフィラメントの径が0.05mm未満だと、細すぎて歯間の擦掃、洗浄効果が得られ難く、また、0.13mmを超えると、太すぎて毛腰が強くなり過ぎ、使用感が低下する。
また、用毛32をなすフィラメントの毛切りの長さとしては、特に限定されず、1.0〜12.0mmの範囲であれば良く、1.5〜8mmであることが好ましい。用毛32をなすフィラメントの長さがこの範囲であれば、良好な洗浄効果及び使用感が同時に得られる。
また、ブラシ部材3の毛切り断面形状としては、円形とすることが、洗浄効果や使用感の面から好ましいが、特に限定されず、例えば、断面四角形や三角形、楕円形等に構成することができ、適宜採用することができる。
このような、ブラシ部材3の毛切り断面形状としては、歯間部や、歯肉と歯冠修復物との空隙部に適した形状となるように、用毛32を構成することが好ましい。
本発明に係る歯間ブラシは、ハンドルのブラシ固定部に、ブラシ部材のワイヤよりも曲げ弾性率の低い柔軟な材料を用いる点を除き、従来の歯間ブラシと同様の材料及び製造装置を用いて製造することが可能である。
具体的には、従来の歯間ブラシと同様、ワイヤを、図示しない製造装置にチャックし、フィラメントからなる用毛を挟み込んだ状態でワイヤを捻り加工して用毛を固定する。この際、ブラシ部材の内、ハンドル側の首部にはブラシを取り付けない。
また、ハンドルの成形は、インサート成形金型を用いる等、従来の歯間ブラシと同様の成形方法によって行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態の歯間ブラシ1によれば、把持部21とブラシ固定部22とを有するハンドル2と、一端側がワイヤ31からなる首部33とされ、該首部33の先端部33aがハンドル2のブラシ固定部22に取り付けられるブラシ部材3とを具備してなり、ブラシ固定部22が、首部33よりも曲げ強度の低い材料からなる構成とされているので、ブラシ部材3をハンドル2先端のブラシ固定部22で曲げるのが容易となり、口腔内での操作性に優れ、特に、奥歯における歯間挿入性が大幅に向上する。また、ブラシ部材3を歯間に挿入した際、ワイヤ31からなるブラシ部材3の首部33が曲がる前に、曲げ強度が低く軟質なブラシ固定部22が曲がるため、繰り返し使用した場合でも首部33が折れにくくなり、ブラシ部材3の耐久性が大幅に向上する。従って、口腔内での操作性が高く効率良く清掃を行うことができ、また、耐久性が高く長寿命の歯間ブラシを実現することができる。
本実施形態の歯間ブラシ1は、上述したように、ブラシ部材3に備えられる首部33の先端部33aが、硬質な把持部21よりも柔軟な材料からなるブラシ固定部22の中に埋め込まれるように固定されているので、ブラシ固定部22の充分な曲げ自在性を確保することができるというものである。これにより、口腔内における優れた操作性が得られるので、ブラシ部材3を奥歯まで容易に挿入することができ、優れた歯間洗浄効果が得ることが可能となる。
また、歯間にブラシ部材3を挿入する際、ブラシ固定部22が曲がることで、ブラシ部材3を構成するワイヤ31に加わる曲げ応力が抑制されるため、ブラシ部材3の耐久性を大幅に向上させることができる。
また、使用者が口腔内に指を入れて操作することなく、奥歯への良好な挿入性が得られるので、歯間ブラシを衛生的に使用することが可能となる。
なお、本発明に係る歯間ブラシは、図2に示す例のように、ブラシ固定部12を構成するエラストマー樹脂を把持部11表面に引き込むようにハンドル19を成形し、滑り止めグリップ12aとして形成された歯間ブラシ10として構成しても良い。このような構成の歯間ブラシ10とすることで、歯間部や空隙部にブラシ部材14を挿入する際の操作性が向上し、歯間を清掃するのがさらに容易になる。
また、本発明に係る歯間ブラシは、図4に示す例のような略L字型の歯間ブラシ50として構成することも可能である。この歯間ブラシ50は、ハンドル51が、直線状の把持部52の一端側に略L字状のアーム部53が延設され、このアーム部53の先端53aに、ワイヤよりも曲げ強度の低い材質とされたブラシ固定部54が設けられた構成とされており、このブラシ固定部54にブラシ部材55が取り付けられてなる。図4に示す例の歯間ブラシ50は、略L字型に構成されることにより、特に奥歯の歯間にブラシ部材55を挿入して歯間を清掃する際の操作性に優れ、また、高い洗浄力が得られるものとなる。
また、用毛32が取り付けられる植毛部は、ブラシ部材3長寸方向において、連続で設けられたものであっても、不連続で設けられたものであっても良い。図1(a)、(b)に示す例では、ブラシ部材3の首部33以外の位置全体に用毛32が取り付けられた構成となっているが、例えば、ブラシ部材3長手方向において、間欠状に用毛32が取り付けられた構成としても良い。
また、図1(a)、(b)に示す歯間ブラシ1は、ブラシ部材3長手方向において、首部33からブラシ先端部34に向かうに従い、用毛32の長さが縮寸してゆく平面視テーパ形状とされているが、これには限定されない。例えば、長手方向において平面視直線状とされたブラシ部材としても良いし、或いは、長手方向に沿って、平面視で部分的に膨らみを持たせた形状としても良く、適宜決定することができる。
以下に、本発明の歯間ブラシを実証するための実施例について説明するが、本発明は本実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、図1(a)、(b)に示すような本発明に係る歯間ブラシを作製した。
まず、ワイヤ31に直径0.23mmのステンレス(SUS304)製ワイヤ、用毛32に直径0.051mmの6−12ナイロンフィラメントを使用して、ブラシ部材3を作製した。この際、従来の歯間ブラシと同様に2本のワイヤ31間に用毛32を挟持し、ブラシ部材製造装置のチャックを回転させ、ワイヤを捻ることによってブラシ部材3を作製した。
ねじられたワイヤの全長、つまりブラシ部材3の長手方向の寸法は20mmであり、ブラシ先端部34から10mmの位置まで用毛32を植毛し、先端部33aから用毛32が植毛された領域までの首部33の長さは10mmとした。
次いで、ブラシ部材3をブラシ部製造装置にチャックした状態で、用毛32が植毛された長さ10mmの範囲において、ブラシ先端部34側の直径が1.5mm、首部33側の直径が2.5mmの毛切り長さとなるように毛揃えを行った。このようにして、ブラシ先端部が歯間の隙間に挿入し易い形状に整え、本発明に係る歯間ブラシを構成するブラシ部材を作製した。
そして、ポリスチレンを用いて把持部21を成形した後、ブラシ部材3及び把持部21を歯間ブラシ成形機の金型内にセットし、ブラシ固定部22の材料として、スチレン系エラストマー樹脂(ショア硬度A30)を用いて一体成形(インサート成形)した。ここで、ブラシ固定部22の寸法は、長さが10.0mm、把持部21側の直径が7.0mmであり、接続部22aから中間部22bまでの長さが7mm、突設部の長さが3mmである。
このような方法により、ブラシ部材3の有効長さ(ブラシ固定部22の突設部22c先端からブラシ先端部34までの長さ)が13mm、ブラシ部材3の長手方向における植毛領域の長さが10mm、ブラシ固定部22内に埋め込まれた首部33の長さが7mmで、毛切り形状が上記テーパ状とされたブラシ部材を有し、ブラシ固定部22が軟性樹脂のスチレン系エラストマー樹脂とされてなる、I字型形状を有する実施例1の歯間ブラシを作製した。
[実施例2]
実施例2として、図4に示すようなL字型形状を有する歯間ブラシ50を作製した。
実施例2の歯間ブラシ50は、L字型形状を有し、また、以下に説明するような寸法及び材質とされた点を除き、実施例1と同様の方法及び製造装置等を用いて作製した。
まず、ワイヤ56としては直径0.23mmのCo基合金製ワイヤを用い、用毛57に実施例1と同様の直径0.051mmの6−12ナイロンフィラメントを使用して、ブラシ部材55を作製した。ブラシ部材55は、全長が18mmであり、ワイヤ56のブラシ固定部54からの露出位置とブラシ先端部57aとの距離が13mmとなるように構成するとともに、ブラシ先端部57aから10mmの位置まで用毛57を植毛し、また、ワイヤ56のブラシ固定部54からの露出位置から用毛57の植毛領域までの首部58の長さが3mmとなるように構成した。そして、ブラシ先端部側の直径が2.0mm、首部58側の直径が3.0mmの毛切り長さとなるように毛揃えを行なうことにより、ブラシ部材50を作製した。
そして、ポリスチレンを用いて把持部51を成形した後、ブラシ部材55及び把持部51を歯間ブラシ成形機の金型内にセットし、ブラシ固定部54の材料として、スチレン系エラストマー樹脂(ショア硬度A30)を用いて一体成形(インサート成形)した。
上記方法により、図4に示すような略L字型形状有し、先端に設けられるブラシ部材55を、ブラシ固定部54からの露出長さが13mm、長手方向における用毛57の植毛領域の長さが10mm、ワイヤ56のブラシ固定部54内に埋め込まれた部分の長さが5mmで、毛切り形状が上記テーパ状となるように構成し、また、ブラシ固定部54が軟性樹脂のスチレン系エラストマー樹脂からなる実施例2の歯間ブラシを作製した。
[比較例1〜3]
比較例1〜3として、従来より市販されている歯間ブラシを用いて、本発明に係る歯間ブラシとの比較評価を行なった。
比較例1として、図1(a)に示す歯間ブラシと同様のI字型形状を有し、ブラシ固定部と把持部とが、同じポリスチレン材料から一体に形成されてなる、市販の歯間ブラシを用いた。
また、比較例2として、やはり図1(a)に示す歯間ブラシと同様のI字型形状を有し、ブラシ固定部と把持部とが、ポリプロピレン材料から一体に形成されてなる、市販の歯間ブラシを用いた。
また、比較例3として、図4に示す歯間ブラシと同様の略L字型形状を有し、ハンドルが、直線状の把持部の一端側に略L字状のアーム部が延設され、該アーム部の先端に、ワイヤよりも曲げ強度の低い材質とされたブラシ固定部が設けられており、該ブラシ固定部にブラシ部材が取り付けられた構成とされてなる、市販の歯間ブラシを用いた。
なお、上記比較例1及び2の歯間ブラシは、各部の寸法は、図1(a)に示す歯間ブラシと同様の寸法とされており、上記比較例3の歯間ブラシは、図4に示す歯間ブラシ50と同様の寸法とされている。また、比較例1及び2の歯間ブラシは、ブラシ部材として、上記実施例1と同様の材質からなるワイヤ及び用毛が用いられており、比較例3の歯間ブラシでは、上記実施例2と同様の材質からなるワイヤ及び用毛が用いられている。
[評価方法]
上述のようにして得られた各実施例及び比較例の歯間ブラシについて、「曲げ強度」、「使用感」、及び「ワイヤ耐久性」の各々について、以下に説明するような方法で評価した。なお、「曲げ強度比較」については、本発明に係る歯間ブラシとして、以下に説明するような専用サンプルを別途作製して行なった。
(曲げ強度)
曲げ強度評価用の歯間ブラシサンプルとして、図1(a)に示すような本発明に係る歯間ブラシを作製した。このサンプルは、上記実施例1と同様の材質及び寸法形状を有するブラシ部材及びハンドルが用いられてなり、ブラシ部材の首部(ワイヤ)が、ハンドルのブラシ固定部に5mmの深さで埋め込まれるように固定されてなる。
そして、図5に示すように、歯間ブラシの以下の3箇所の部位をクランプ機構60で固定した状態とし、各部位における屈曲強度の最大荷重を測定した。この際、荷重測定装置として、一般的に用いられるロードセル式のはかりを用いた。
(a)ブラシ固定部の先端からのワイヤ突出部分(ワイヤの曲げ強度)
(b)ブラシ固定部の中間部付近:首部の先端部(ワイヤ及びブラシ固定部の曲げ強度)
(c)ハンドルの把持部とブラシ固定部の境目(ブラシ固定部の曲げ強度)
上記最大荷重の測定においては、歯間ブラシに対し、クランプ機構60による固定位置から5mmの位置にロードセル70を当接させ、クランプ機構60を下方に移動させることで歯間ブラシに曲げ荷重を与えた。
(使用感)
上記歯間ブラシの各サンプル(実施例1〜2、比較例1〜3)について、専門パネル(n=20名)が歯間の洗浄することによる官能評価を行い、前歯並びに奥歯への歯間挿入性について以下に示すような3段階の基準で評価し、各評価段階におけるパネルの人数に応じて判定し、結果を下記表2に示した。
(1)○:良好と答えたパネラーが15名以上だった。
(2)△:良好と答えたパネラーが10〜15名だった。
(3)×:良好と答えたパネラーが10名未満だった。
(ワイヤ耐久性)
上記歯間ブラシの各サンプル(実施例1〜2、比較例1〜3)について、各サンプルの評価数をn=6としてワイヤ耐久性を評価した。まず、ブラシ部材先端付近に100gの錘を吊り下げた状態とし、ブラシ部材の首部(ワイヤ)がブラシ固定部から突出する根元から屈曲するように左右各々90°に回転させた。この際、首部を構成するワイヤが折れるまでの屈曲回数を計数し、各サンプルの計数結果(n=6)における平均値を用いて、以下に示す3段階の基準で評価し、下記表3に示した。
(1)○:ワイヤが折れるまでの屈曲回数が200回以上だった。
(2)△:ワイヤが折れるまでの屈曲回数が100〜199回だった。
(3)×:ワイヤが折れるまでの屈曲回数が100回未満だった。
表1に上記曲げ強度の評価結果を示し、表2に上記使用感の評価結果を、表3に上記ワイヤ耐久性の評価結果をそれぞれ示す。
Figure 2009005740
Figure 2009005740
Figure 2009005740
[評価結果]
表1に示す結果より、ハンドルのブラシ取付部が、ブラシ部材の首部(ワイヤ)よりも曲げ強度の低い材質とされた本発明に係る歯間ブラシは、曲げ強度を測定した上記3箇所の位置の内、ブラシ固定部の先端からのワイヤ突出部分、つまりワイヤの曲げ強度が12g、ブラシ固定部の中間部付近、つまりワイヤ及びブラシ固定部を併せた曲げ強度が130gである一方、ハンドルの把持部とブラシ固定部の境目、つまりブラシ固定部の曲げ強度は、70gと非常に低い数値となっている。従って、この歯間ブラシのサンプルは、ブラシ固定部の曲げ強度が、ワイヤからなる首部よりも低い構成とされていることが明らかである。
また、表2に示すように、本発明に係る実施例1及び2の時間ブラシは、前歯及び奥歯への歯間挿入性の各々が何れも「○」の評価となり、総合評価が「○」の評価となった。
これに対し、比較例1〜3の従来の歯間ブラシでは、前歯及び奥歯への歯間挿入性の何れかの評価が「×」あるいは「△」の評価となり、総合評価が「×」あるいは「△」であった。
また、表3に示すように、本発明に係る実施例1及び2の時間ブラシは、ワイヤ耐久性の評価が何れも「○」の評価であり、ハンドルのブラシ取付部が、ブラシ部材の首部(ワイヤ)よりも曲げ強度の低い材質とされることにより、高いワイヤ耐久性が得られることが明らかとなった。
これに対し、比較例1〜3の従来の歯間ブラシでは、ワイヤ耐久性の評価が何れも「×」あるいは「△」の評価であり、実施例1及び2の歯間ブラシに比べ、繰り返し屈曲させた際の耐久性が劣ることが明らかとなった。
以上の結果により、本発明の歯間ブラシが、口腔内での操作性が高く、効率良く清掃を行うことができ、また、耐久性が高く長寿命であることが明らかである。
本発明の歯間ブラシの一例を示す模式図であり、(a)が平面図、(b)が断面図である。 本発明の歯間ブラシの他例を示す模式断面図である。 本発明の歯間ブラシの他例を示す模式図であり、要部を説明する断面図である。 本発明の歯間ブラシの他例を示す模式図である。 本発明の歯間ブラシの実施例を説明するための模式図であり、曲げ強度試験の条件を示す概略図である。
符号の説明
1、10、40、50…歯間ブラシ、2、19、42、51…ハンドル、11、21、45、52…把持部、12、22、46、54…ブラシ固定部、3、14、47、55…ブラシ部材、16、31、41、56…ワイヤ、32、15、48、57…用毛、33、17、43、58…首部、33a、59…先端部、18…アンカー部、44…アンカーブロック(アンカー部)

Claims (5)

  1. 把持部とブラシ固定部とを有するハンドルと、
    ワイヤ間に用毛を挟持させ、前記ワイヤを捻り加工することによって前記用毛が固定されるとともに、一端側が前記ワイヤからなる首部とされ、該首部の先端部が前記ハンドルのブラシ固定部に取り付けられるブラシ部材とを具備した歯間ブラシであって、
    前記ハンドルのブラシ固定部が、前記ブラシ部材の首部よりも曲げ強度の低い材料からなることを特徴とする歯間ブラシ。
  2. 前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部が、前記ハンドルに備えられるブラシ固定部に埋め込まれるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯間ブラシ。
  3. 前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部が、少なくとも1以上の屈曲部を有するアンカー部とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯間ブラシ。
  4. 前記ブラシ部材に備えられる首部の先端部がループ状のアンカー部とされていることを特徴とする請求項3に記載の歯間ブラシ。
  5. 前記ハンドルのブラシ固定部が、エラストマー樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の歯間ブラシ。
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