JP2009004933A - 複反射鏡アンテナ - Google Patents

複反射鏡アンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2009004933A
JP2009004933A JP2007162051A JP2007162051A JP2009004933A JP 2009004933 A JP2009004933 A JP 2009004933A JP 2007162051 A JP2007162051 A JP 2007162051A JP 2007162051 A JP2007162051 A JP 2007162051A JP 2009004933 A JP2009004933 A JP 2009004933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
sub
slit
antenna
reflecting mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007162051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4878337B2 (ja
Inventor
Ko Tsuchida
航 土田
Atsushi Kezuka
敦 毛塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2007162051A priority Critical patent/JP4878337B2/ja
Publication of JP2009004933A publication Critical patent/JP2009004933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4878337B2 publication Critical patent/JP4878337B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

【課題】副反射鏡の端部における回折によるスピルオーバーを軽減し、サイドローブレベルの抑圧を図った複反射鏡アンテナの実現。
【解決手段】副反射鏡上の円形中心を通る偏波面との交線上の副反射鏡周縁寄りの位置で、該偏波面交線と交差するスリットを設け、1次放射器から副反射鏡を照射した電磁波の一部がスリットを通過して副反射鏡の背後側へ漏れるようにし、この漏れ波によって、副反射鏡の縁から背後側へ回折によってスピルオーバーした電磁波を相殺するように、スリットの形状、幅、長さ、偏波面交差線との交差角等を調整しながら、サイドローブレベルがよく抑圧される態様を求めて設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、円形凹面型の主反射鏡と、主反射鏡の凹面中心から突出する1次放射器と、1次放射器の前方位置に誘電体支持手段で支持された円形凸面型の副反射鏡とからなる複反射鏡アンテナの技術分野に属する。
図4は、従来の円形の複反射鏡アンテナの側断面図である。(a)はアンテナ全体の側断面図、(b)は主反射を除いた側断面図、(c)は副反射鏡2を右から見た図である。矢印Zの方向が主ビーム方向である。このアンテナを矢印Zの逆方向で見た場合には主反射鏡5も副反射鏡2も円形に見える。3は副反射鏡を支持する誘電体支持部材である。
その動作は以下の通りである。
1次放射器4で放射された電磁波は副反射鏡2を照射しここで反射されて主反射鏡5へ向かい、主反射鏡5で再び反射されて矢印Zの方向へ放射される。受波の場合には逆経路で1次放射器へ集中入波する(例えば、特許文献1参照)。
副反射鏡2の形状は、得ようとする指向特性と主反射鏡4の曲面形状に応じて、円錐形、凸面鏡形その他の各種の形状がある。
図5は、図4の(b)即ち主反射鏡5を除いた状態での指向性と(a)のアンテナ全体の指向性を示す図である。
(a)が主反射鏡5を除いたときの指向性であり、(b)がθd=45°における、主反射鏡5を取除いたときの指向性とアンテナ全体の指向性である。
(a)の図は、図4の(b)におけるθdを35度、40度、45度と変化させた場合の図である。
米国特許第4673945号明細書(ABSTRACT、Figl、Fig2)
従来の複反射鏡アンテナ装置は以上のように構成されているので、1次放射器から放射された電波は副反射鏡の端部で回折することで、アンテナのサイドローブの上昇をもたらしていた。
このような、スピルオーバーを抑圧するためには一般に1次放射器と副反射鏡を接近させ(図4の(b)のθdを大きくさせ)、エッジテーパをつけ、副反射鏡端部での回折波を抑圧する方法がとられるが、波長に対して小さな副反射鏡であると、回折波の影響が大きいため、この方法を用いても図5の(a)に示すように特に60°≦θ≦90°のスピルオーバーには効果がない。例えば、θd=45°と副反射鏡を近づけた場合のアンテナ全体の特性は図5の(b)に示すように、60°≦θ≦90°のスピルオーバーによりサイドローブ特性が劣化する。
図5の横軸THETA(DEG)は、図4の(a)のZ方向を0度とする偏波面内における角度θ(度)である。
本発明の解決課題は、上記従来技術の問題点に鑑みて、副反射鏡の端部における回折によるスピルオーバーを軽減し、サイドローブレベルの抑圧を図った複反射鏡アンテナを実現することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段構成を有する。
本発明の第1の構成は、円形凹面形の主反射鏡と、該主反射鏡の凹面中心から突出する1次放射器と、該1次放射器の前方位置に円形の円周から、円周を含む面よりも主反射鏡側の方へ出張った面を有する副反射鏡とを有する複反射鏡アンテナにおいて、前記副反射鏡上の円形中心を通る偏波面との交線上の副反射鏡周縁寄りの位置で該偏波面交線と交差するスリットを有することを特徴とする複反射鏡アンテナである。
本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、偏波面交線とスリットの交差角が直角であることを特徴とする複反射鏡アンテナである。
本発明の第3の構成は、前記第1の構成又は第2の構成において、スリットが円弧状であることを特徴とする複反射鏡アンテナである。
副反射鏡の端部における回折によるスピルオーバーは、副反射鏡の円形中心を通る偏波面と副反射鏡の円周縁との交点(図4の(c)のS、S)近傍で顕著に現われる。
従って、この交点S、Sの近傍にスリットを設け、そのスリットを通って1次放射器からの電磁波の一部が副反射鏡の背面側(アンテナとしては放射方向)へ漏れるようにしておくとスピルオーバー波と漏れ波が干渉、或いは合成されることになる。
この場合、両方の波の位相が逆相で、振幅が等しければ相殺し合ってゼロということになる。完全にゼロにすることは困難であるとしても、実用上はゼロにはならなくとも現状よりスピルオーバー波のレベルを小さくすることができれば有用である。
本発明は、この点に着眼したものである。
本発明は、副反射鏡の円形中心を通る偏波面との交線の副反射鏡周縁寄りの位置に偏波面交線と交差するスリットを設けることにより回折によるスピルオーバーを軽減することができ、サイドローブレベルを低く改善することができる。
スリットの形状、スリットの幅、スリットの長さや偏波面交線との交差角等は、理論計算によって求めてもよいが、数値を変えてゆく実験や調整によってサイドローブができるだけ低くなる態様にするのが実際的である。
副反射鏡におけるスピルオーバーは、副反射鏡の円形中心を通る偏波面に関して対称と考えられるので、スリットの副反射鏡と偏波面との交線とのなす交差角は直角とするのが最良の実施形態である。
また、交線の両側におけるスリットの長さは同寸法とするのが最良の実施形態である。
更に、副反射鏡の外周は円形であるからスリットもこの円形と同心の円弧状とするのが最良の実施形態である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の複反射鏡アンテナのうち主反射鏡を除いた部分を示す図で、(a)は側断面図、(b)は(a)を右側から見た正面図である。
図4の従来の副反射鏡との違いは、副反射鏡2と偏波面との交線と交差するようにし、副反射鏡2の円周寄りにスリット1が設けられている点である。
スリット1は副反射鏡2の円周に沿った同心状の円弧となっており、偏波面を示す直線と直交し、左右対称となっている。
図2は本発明の副反射鏡を用いたときの指向性図である。
(a)は主反射鏡を除いたときの指向性であり、(b)の実線は、アンテナ全体の指向性である。破線は(a)の曲線を併記したものである。
図3は本発明、複反射鏡アンテナについての指向性と、図4の従来の場合の指向性を比較のために併記した指向性図である。
即ち、図2の指向性図と、図5の指向性図のうちθd=45°の場合の指向性図を比較できるように併記した図である。
この図によれば、まず(a)において60°≦θ≦90°の範囲でスピルオーバーが軽減されており、その結果(b)の指向性において同じ角度範囲のサイドローブレベルが抑圧されていることが分かる。
本発明複反射鏡アンテナのうち主反射鏡を除いた部分を示す図である。 本発明における副反射鏡を用いたときの指向性図である。 本発明の複反射鏡アンテナについての指向性と、従来の場合の指向性を比較のために併記した指向性図である。 従来の複反射鏡アンテナの1例の構成図である。 図4の従来の複反射鏡アンテナの指向性図である。
符号の説明
1 スリット
2 副反射鏡
3 誘電体支持部材
4 1次放射器
5 主反射鏡

Claims (3)

  1. 円形凹面形の主反射鏡と、該主反射鏡の凹面中心から突出する1次放射器と、該1次放射器の前方位置に円形の円周から、円周を含む面よりも主反射鏡側の方へ出張った面を有する副反射鏡とを有する複反射鏡アンテナにおいて、前記副反射鏡上の円形中心を通る偏波面との交線上の副反射鏡周縁寄りの位置で該偏波面交線と交差するスリットを有することを特徴とする複反射鏡アンテナ。
  2. 偏波面交線とスリットの交差角が直角であることを特徴とする請求項1記載の複反射鏡アンテナ。
  3. スリットが円弧状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の複反射鏡アンテナ。
JP2007162051A 2007-06-20 2007-06-20 複反射鏡アンテナ Expired - Fee Related JP4878337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007162051A JP4878337B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 複反射鏡アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007162051A JP4878337B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 複反射鏡アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009004933A true JP2009004933A (ja) 2009-01-08
JP4878337B2 JP4878337B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=40320863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007162051A Expired - Fee Related JP4878337B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 複反射鏡アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4878337B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11604322B2 (en) 2019-04-19 2023-03-14 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495158A (en) * 1978-01-13 1979-07-27 Mitsubishi Electric Corp Antenna unit
JPS6237423A (ja) * 1985-02-18 1987-02-18 太平洋セメント株式会社 擁壁用コンクリート成形ブロックならびに擁壁
JPH03101506A (ja) * 1989-09-14 1991-04-26 Nec Corp 開口面アンテナ
JPH06204737A (ja) * 1992-12-29 1994-07-22 Mitsubishi Electric Corp 複反射鏡アンテナ装置
JPH07321544A (ja) * 1994-05-19 1995-12-08 Nec Corp 多周波数共用アンテナ
JP2002232231A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Shinko Mex Co Ltd アンテナ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495158A (en) * 1978-01-13 1979-07-27 Mitsubishi Electric Corp Antenna unit
JPS6237423A (ja) * 1985-02-18 1987-02-18 太平洋セメント株式会社 擁壁用コンクリート成形ブロックならびに擁壁
JPH03101506A (ja) * 1989-09-14 1991-04-26 Nec Corp 開口面アンテナ
JPH06204737A (ja) * 1992-12-29 1994-07-22 Mitsubishi Electric Corp 複反射鏡アンテナ装置
JPH07321544A (ja) * 1994-05-19 1995-12-08 Nec Corp 多周波数共用アンテナ
JP2002232231A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Shinko Mex Co Ltd アンテナ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11604322B2 (en) 2019-04-19 2023-03-14 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver

Also Published As

Publication number Publication date
JP4878337B2 (ja) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2380802C1 (ru) Компактная многолучевая зеркальная антенна
US20180241497A1 (en) Planar electromagnetic wave generation apparatus for concentrating orbital angular momentum and method therefor
JP2019536384A (ja) 反射アレイアンテナおよび通信デバイス
WO2013147460A1 (ko) 콤팩트한 비축대칭 이중 반사판 안테나
JP2008167114A (ja) 複反射鏡アンテナ
JP4878337B2 (ja) 複反射鏡アンテナ
JP6218990B1 (ja) 反射鏡アンテナ装置
KR101823365B1 (ko) 폴디드 리플렉트어레이 안테나 및 편파 격자 기판
JP4579951B2 (ja) 反射鏡アンテナ
JP7189062B2 (ja) アンテナ装置および反射位相制御方法
JP2016092633A (ja) リフレクトアレーアンテナ
WO2013031396A1 (ja) アンテナ装置
JP4080137B2 (ja) 多周波数帯共用アンテナ
JP2012182783A (ja) 反射鏡アンテナ
JP6037761B2 (ja) アンテナ装置
JP3491503B2 (ja) 集束ビーム給電装置
JP2017079460A (ja) リフレクトアレーアンテナ
RU2267839C1 (ru) Зеркальная антенна
JPH03190305A (ja) 移動局アンテナ装置
US20190020118A1 (en) Antenna apparatus
JP2015078869A (ja) モノパルスレーダアンテナ装置
JPS60157302A (ja) 複反射鏡アンテナ
JPH04344706A (ja) ファンビームアンテナ
UA30945U (uk) Сферична дзеркальна антена із ширококутовим скануванням
JPH01245708A (ja) オフセットパラボラ反射鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees