JP2009002140A - 換気棟装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋根が暴風雨に曝されたとき、風雨に付随する水滴が、屋根裏から上昇する空気流を屈曲させてから冠瓦の裏側に沿わせて、屋外に流通させる換気棟装置を通して、屋根裏に侵入するのを阻止する。
【解決手段】 下地材1間に形成された開口に覆い被さる内壁部材6及びこの内壁部材に被さる外壁部材7からなる屈曲流形成体2と、その屈曲流形成体を通って上昇してくる空気流を屋外に排気可能に誘導する誘導板4とから棟換気装置を構成する。そして内壁部材に空気流の第一換気口8を、外壁部材に空気流の第二換気口9を、誘導板に空気流の第三換気口10をそれぞれ設ける。さらに第二換気口の上端縁を逆V字形又は逆U字形にして、暴風雨時に、棟換気装置内に侵入してきた水滴が外壁部材を薄膜になって落下するのを分流させて、
第二換気口に通る空気流に巻き込まれないようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋根の棟部に組み込んで、少なくとも屋根裏に滞留する空気を屋外に排気できるようにした換気棟装置に関するものである。
従来から上記換気棟装置は、例えば、特開平9−268726公報等により公知である。この換気棟装置は、図22及び図23に示すように、一対の下地材1の頂部1a,1b間に内壁部材96を設置し、その内壁部材96に重ね合わされる外壁部材97に棟垂木3を固定するとともに、その棟垂木3の上部両側コーナーに通路形成部材94を固定し、さらに棟垂木3の上に断面が略逆V字形の冠瓦5を葺設した構造をなしている。従って、この公知技術では前記換気棟構造は、前記内壁部材96、外壁部材97及び通路形成部材94を以て構成されている。
そして、前記内壁部材96の上方部位には多数個の直方形の第一換気口98が透設されており、この第一換気口98を通じて、両部材96、97間に形成される第二空間S2に対して、一対の下地材1の頂部1a、1b間に存在する第一空間S1から空気流の導入が可能になっている。
また、前記外壁部材97の下方部位には多数個の第二換気口99が透設されており、その第二換気口99を通じて前記第二空間S2に充満した空気が前記外壁部材97の外方に形成されている第三空間S3に排気・導入されるようになっている。なお、第三空間S3は、前記通路形成部材94、外壁部材97、桟瓦21の尻部及び前記通路形成部材94と前記桟瓦21との間に挿入される弾性密封部材13等によって区画・形成されている。
さらに、前記通路形成部材94の棟垂木3寄りの部位には第三換気口941が透設されており、この第三換気口941を通じて第三空間S3に流入した空気は、さらに通路形成部材94と冠瓦5との間に形成される第四空間S4に導入される。
前記通路形成部材94の先端縁には、それが凹凸状に切欠き形成されて生じた凸状片をさらに略直角に曲げ起こして形成した他端片943が設けられており、第四空間S4に導入された空気は、前記他端片943と冠瓦5とによって形成された第四換気口942から屋外に放出される。
上記のように構成される公知技術は、前記換気棟装置そのものを利用して外壁部材97に棟垂木3を支持させているので、冠瓦5の下方に換気棟装置を組み込む場合の施工効率を向上させ得るという効果を発揮している。
特開平9−268726号公報
しかしながら、前記公知技術記載の換気棟装置が暴風雨に曝されたとき、水滴及び湿気を含んだ空気流が、前記通路形成部材94の第四換気口942から第四空間S4を経て、第三空間S3に吹き込まれる。すると、水滴及び湿気を含んだ空気流が、第三空間S3を構成する外壁部材97にも衝突し、そこで水滴及び結露した湿気が表面張力の作用により、外壁部材97の表面を薄膜となって流下する。
前記外壁部材97の表面を流下した雨水の全てが、そのまま降下して、下地材1上に敷設されている防水シート101の上に到達すれば、何ら問題がないが、薄膜になって降下した雨水が、外壁部材97における第二換気口99の上端縁に到達すると、第二換気口99が長方形をなしているため、前記上端縁で雨水が停滞し、やがてそれが水滴になって落下する。
一方、このとき、第三空間S3にまで吹き込まれた空気流は、前記第二換気口99を通ってさらに第二空間S2に入り込もうとするから、第二換気口99の上端縁で膨らんだ水滴は、この空気流により第二空間S2、さらには第一空間S1にまで搬送される。その結果、前記換気棟装置は水滴を屋根裏にまで侵入させるという事態に遭遇する。
このように、屋根が暴風雨に曝されたとき、その屋根の傾斜した一対の下地材間に形成された開口から上昇する空気流を、一旦屈曲させて冠瓦の裏側に沿わせて、屋外に流通させる換気棟装置において、暴風雨が伴う水滴そのものが棟換気装置の外壁部材にまで到達するのを抑制するとともに、仮にその水滴が幾分前記外壁部材にまで到達したとしても、前記開口にまで侵入するのを抑止する必要がある。
さらに、図24に示すように、冠瓦5として、その一端部5aより裏面24a側に突出する差込部24が、隣接する冠瓦の他端部(いずれも図示なし)の裏面側に差し込まれる構造の冠瓦を以って棟部を葺設する場合、前記差込部24が、通路形成部材94の他端片943の一部分と緩衝して、棟部における冠瓦5の収まり具合を悪くするという問題がある。
そこで、本発明者等は上記の問題を解消し得る換気棟装置を提供すべく、鋭意、検討した結果、屋根の一対の下地材間に形成された開口から上昇する空気流を、一旦屈曲させて冠瓦の裏側に沿わせて、屋外に流通させる換気棟装置において、同装置を構成する通路形成部材の形状及び構造を改良するとともに、前記外壁部材に設けられる換気口を特定の形状にし、さらに前記冠瓦の裏面と当接する通路形成部材の他端片を特定の形状にすればよいという事実を見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の第一の課題は、屋根が暴風雨に曝されたとき、その屋根の一対の下地材間に形成された開口から上昇する空気流を、一旦屈曲させて冠瓦の裏側に沿わせて、屋外に流通させる換気棟装置の外壁部材に風雨に付随する水滴の到達を抑制するとともに、仮に、幾分、前記外壁部材にその水滴が到達しても、その雨滴が前記開口に侵入するのを阻止することにある。
本発明の第二の課題は、前記冠瓦の一端部より裏面側に突出する差込部が、隣接して葺かれる冠瓦の他端部の裏面側に差し込まれるような冠瓦が使用される屋根に対して、前記換気棟装置が使用される場合であっても、前記差込部が換気棟装置に対して実質上緩衝しない構造の換気棟装置を提供することにある。
本発明は、第一の前記課題を解決するための第一の態様として、一対の下地材間に形成された開口に覆い被さる内壁部材と、この内壁部材より幅広で内壁部材に被さる外壁部材からなる屈曲流形成体と、その屈曲流形成体を通って上昇してくる少なくとも屋根裏の空気流を、棟木に支持される冠瓦の裏面と共働して、屋外に排気可能に誘導する誘導板とからなり、前記内壁部材がその上方部位に空気流の第一換気口を有し、前記外壁部材がその下方部位に空気流の第二換気口を有し、そして前記誘導板がその上方部位に空気流の第三換気口を有するように構成された排気棟装置において、前記第二換気口の上端縁を非水平形にして、前記外壁部材の上方から第二換気口の上端縁まで伝わり落ちてきた雨水を第二換気口の側縁に流下させるようにする。そして、好ましくは前記非水平形が、逆V字形又は逆U字形になるようにする。
前記の装置を採用することにより、屋根が暴風に曝され、水滴と湿気を含んだ空気流が換気棟装置内に侵入して屈曲流形成体の外壁部材に衝突した水滴と結露した湿気が、外壁部材の表面を薄膜となって流下して、それらが外壁部材の第二換気口の上端縁に到達すると、逆V字形又は逆U字形になっている第二換気口の上端縁を伝って第二換気口の外側縁に分流する。その結果、水滴が第二換気口を通る空気流に巻き込まれることはない。
第一態様の換気棟構造は、冠瓦としてその一端部がその冠瓦に隣接して葺かれる他の冠瓦の他端部に差し込まれる差込部を裏面側に有しているような冠瓦が葺設される屋根にも使用されるが、この態様においては、前記誘導板として、その先端部に、空気流の第四換気口と、冠瓦に当接する当接部とを有する構造の誘導板を使用して、その当接部を変形可能とする事で冠瓦の差込部と実質上緩衝しないようにすることにより、本発明に係る第二の課題を解決する。
さらに、本発明は、第一の前記課題を解決するための第二の態様として、一対の下地材間に形成された開口に覆い被さる内壁部材と、この内壁部材より幅広で内壁部材に被さる外壁部材からなる屈曲流形成体と、その屈曲流形成体を通って前記開口から上昇してくる少なくとも屋根裏の空気流を、棟木に支持される冠瓦の裏面と共働して、屋外に排気可能に誘導する誘導板とからなり、前記内壁部材がその上方部位に空気流の第一換気口を有し、前記外壁部材がその下方部位に空気流の第二換気口を有し、そして前記誘導板がその上方部位に空気流の第三換気口を有するように構成された排気棟装置において、前記誘導板の途中に縦断面が略山形をなす乱流形成部を設けて、前記誘導板と冠瓦の裏面との間に形成される空間に外部から水滴を含む空気流が侵入したとき、その水滴を前記乱流形成部で空気流から分離可能にした構造の排気棟装置を採用する。
この態様を採用することにより、冠瓦の裏面と誘導板の表面との間に、暴風雨に起因する雨滴を含む湿った空気流が、略層流になって侵入してきたとき、その空気流は、縦断面が略山形をなす乱流形成部を越えるとき、渦巻き状の乱流を形成する。その結果、空気流の中に存在する水滴が渦巻き状乱流から分離する。分離された水滴は、その導気孔を通して、外壁部材より離れた外方位置に落下してゆく。
第二態様の換気棟構造は、冠瓦としてその一端部がその冠瓦に隣接して葺かれる他の冠瓦の他端部に差し込まれる差込部を裏面側に有しているような冠瓦が葺設される屋根にも使用されるが、この態様においては、前記誘導板として、その先端部に、空気流の第四換気口と、冠瓦に当接する当接部とを有する構造の誘導板を使用して、その当接部を変形可能とする事で冠瓦の差込部とが実質上緩衝しないようにすることにより、本発明に係る第二の課題を解決する。
本発明は、屋根が暴風雨に曝されたとき、その屋根の傾斜した一対の下地材間に形成された開口から上昇する空気流を、一旦屈曲させて冠瓦の裏側に沿わせて、屋外に流通させる換気棟装置の外壁部材に風雨に付随する水滴の到達を抑制するとともに、仮に幾分外壁部材にその水滴が到達してきても、その雨滴が前記開口にまで侵入するのを阻止するという優れた効果を発揮する。さらに、本発明は、冠瓦の一端部より裏面側に突出する差込部が、隣接して葺かれる冠瓦の他端部の裏面側に差し込まれるような冠瓦が使用される屋根に対して、本発明に係る換気棟装置を使用した場合、前記差込部が換気棟装置に対して実質上緩衝しないという効果を発揮する。
次に実施例1として、図面を参照しながら、本発明を実施するための第一の実施態様について最初に詳述するが、本発明の主要な構成要素は前述した公知技術のそれらと基本的には同一である。これらの主要な構成要素について、順次、説明すると、図1、図2及び図3に示すように、冠瓦5としては、断面が逆V字形をなし、その一端部5aに設けた差込部24が、隣接する冠瓦5の他端部5bの裏面側に差し込まれる形状・構造の冠瓦5が使用される。この冠瓦5が葺かれた屋根の棟部において、冠瓦5の表面は実質的に全て面一になる。
また、前記冠瓦5は、屋根の棟部において桟瓦21の尻部を被覆するとともに、支持金具23上に固定された屋根の長手方向に延びる棟垂木3を跨ぐように、留釘22により、棟垂木3に固定される。なお、前記支持金具23は、棟部の一対の下地材1の頂部1a、1b間に形成される第一空間S1を跨いで立設されている。
さらに、屋根において棟の長手方向に所定間隔をおいて立設される少なくとも一対の支持金具23間には、屋根裏から上昇する空気流を、前記第一換気口S1を通じて、一旦、下地材1の頂部1a、1b側に分流するとともに、分流された空気流をさらに横S字状に屈曲させた後、前記棟垂木3の両側に上昇させる屈曲流形成体2が、本発明に係る棟換気装置の一構成要素として、設置されている。
さらに付記すると、前記棟垂木3の上部コーナー部には、前記屈曲流形成体2から上昇してきた空気流を、前記冠瓦5の裏面5cと共働して、冠瓦5と桟瓦21との間から外方に誘導する空気流の誘導板4が、本発明に係る棟換気装置のもう一つの構成要素として、固定されている。なお、前記誘導板4の先端部は、その裏面に固定されている弾性密封部材13を介して、桟瓦21の上に固定されている。このように、本発明における棟換気装置は、前記屈曲流形成体2と空気流の誘導板4とから構成される。
前記屈曲流形成体2は、図4に示すように、鍔付き帽子状縦断面形状をなす内壁部材6と、同様の縦断面形状を有するが、内壁部材6のそれより幅広に形成されている外壁部材7とから構成されている。
前記内壁部材6は、図5〜図7に示すように、1枚の長尺板状の上底部61と、その上底部61の横幅方向の両側縁から垂直かつ平行に垂下する一対の長尺板状内壁部62a、62bと、それらの内壁部62a、62bの下縁から下方かつ外方に向かって傾斜する長尺板状の傾斜部63a、63bとから構成されている。そして前記内壁部62a、62bの上方部位には、図8に示すように、野球のベース板形状をなす第一換気口8が形成されており、その下端縁81a、81bがU字形又はV字形をなしている。さらに一対の内壁部62a、62bのそれぞれに形成されている第一換気口8は、いずれの向きから見ても、等間隔を以ってずれるように配置されている。
他方、前記外壁部材7は、図9〜図11に示すように、前記内壁部材6の上底部61の横幅より大きい横幅を有する長尺板状の上底部71と、上底部71の幅方向の両側縁から垂直かつ平行に垂下する一対の長尺板状外壁部72a、72bと、それら外壁部72a、72bの下縁から下方かつ外方に向かって拡がる長尺板状の傾斜部73a、73bとから構成されている。
そして、前記外壁部72a、72bの下方部位には、図12に示すように、野球の逆ベース板形状をなす第二換気口9が形成されており、その上端縁91a、92bが非水平形、好ましくは逆U字形又は逆V字形をなしている。さらに一対の外壁部72a、72bのそれぞれに形成されている第二換気口9は、長手方向のいずれの向きから見ても、等間隔を以ってずれるように配置されている。
本発明に係る屈折流形成体2において、前記内壁部材6と外壁部材7に透設されている第一換気口8と第二換気口9は、図13に示すように、それらの設置位置が等間隔Dを以ってずれるように、配置されている。このように第一換気口8と第二換気口9を等間隔に配置することにより、内壁部材6と外壁部材7との間に形成される第二空間S2(図2を参照)を通過する空気流にショートパスが起きないようになっている。なお、上記において内壁部材6及び外壁部材7が上底部61、71をそれぞれ個別に存在するものとして説明したが、前記二つの上底部61、71を一体化することもできるし、一方の上底部を他方の上底部と兼用させることもできる。同様に、傾斜部63aと他の傾斜部73aと、そしてもう一方の傾斜部63bを他の傾斜部73bとを一体化又は兼用することができる。
本発明に係る換気棟装置を構成するもう一つの要素、すなわち、空気流の誘導板4は、図14及び図15に示すように、長尺板状体からなり、その横幅方向の途中で、3箇所曲げ加工されている。そして前記誘導板4には、基端部として棟垂木3に係止・固定される係止部40から鈍角に曲げ形成された第一折り曲げ部41と、その第一折り曲げ部41から鈍角に曲げ形成された第二折り曲げ部42と、その第二折り曲げ部42から曲げ形成された誘導部43とが延展している。なお、前記誘導部43には、直方形の第三換気口10が複数個透設されている。
そしてさらに、誘導部43の先端部には、1本脚のテーブル状の当接部110が多数個、誘導部43と一体的に立植・形成されている。前記当接部110は、誘導部43を形成するとき、その先端部を所定の形状に切欠いて、まず細長い基端部111と、その基端部111の先に広がる長方形の先端部112とを形成し、次いで基端部111を誘導部43から曲げ起こしするとともに、先端部112も同じ向きに曲げ形成することにより、得られる。
次に、このような要素からなる換気棟装置を完成するには、図1及び図2、図16に示すように、屋根を構成する一対の下地材1の頂部1a,1bに空いた第一換気口S1に屈曲流形成体2を被せ、その内壁部材6と外壁部材7の傾斜部63a、63b、73a、73bを前記頂部1a,1bに固定するとともに支持金具23を前記下地材1に取り付け、次いで同頂部1a,1bに桟瓦21を葺く。
続いて、図1及び図2、図17に示すように、前記支持金具23の上に棟垂木3を固定した後、図1及び図2、図18に示すように、棟垂木3に誘導板4の係止部40を係止・固定する。そして最後に棟垂木3の上に冠瓦5を跨がせてそれを留釘22で固定する。
この過程で、当接部110における先端部112の一部に冠瓦5の裏面5cが緩衝する場合、緩衝する当接部110の基端部111は、図15に示すように、屈曲する(図15において、屈曲した当接部110に符号112aを付してそれらを示す)。その先端部112が前記裏面5cから受ける押圧差を緩和する機能を発揮する。よって、本発明に係る換気棟装置は、当接部110が受ける冠瓦5の押圧差を緩和しながら、冠瓦5を所定に位置に支承する。
なお、前記誘導板4における誘導部43から曲げ起こされた複数個の基端部111間と冠瓦5の裏面5cとによって形成される第四換気口12は、冠瓦5の裏面5cと誘導板4とにより形成される第四空間S4の空気流を外方に排出する機能をする。
このように屋根の頂部に葺設された本発明の第一実施態様に係る換気棟装置は、前述した公知技術と同様に屋根の下方の空気を屋根の外方に自然対流を伴いながら換気するが、この実施態様に係る換気棟装置においては、屈折流形成体2を構成する外壁部材7の第二換気口9の上端縁が雨水を第二換気口9の両側縁側に分水し易い形状、なすわち、非水平形、好ましくは逆V字形又は逆U字形を備えているので、第二換気口9の上端縁から落下する水滴をなくすることができる。その結果、本発明に係る棟換気装置は、第二換気口9を通って第二空間S2に流入する空気流に水滴を随伴させることがないという効果を発揮する。また、本発明の第二実施態様に係る換気棟装置は、冠瓦の一端部より裏面側に突出する差込部が隣接して葺かれる冠瓦の他端部の裏面側に差し込まれるような冠瓦が使用される屋根に対しても利用できるという効果を発揮する。
次に実施例2として、本発明に係る換気棟装置の外壁部材に対して、風雨が伴う水滴そのもの到達を抑制する実施態様(第二の実施態様)について、説明する。この態様においては、本発明に係る棟換気装置の一構成要素である屈曲流形成体の形状及び構造は、前記第一の実施態様のそれと同一である。同棟換気装置のもう一つの構成要素である空気流の誘導板の形状・構造は、第一の実施態様のそれと明確に相異する。以下、図19〜図21に基づいて、その誘導板の形状・構造について詳述する。
この実施態様に係る誘導板4は、やや長尺な金属板をその幅方向に曲げ加工することにより得られたもので、その基端部に棟垂木3に係止・固定される係止部40を有し、その先端部の表面側に前記第一の実施態様に係る当接部が所定間隔おいて複数個形成されており、同じく裏面側に弾性密封部材13が接合されている。
さらに、誘導板4には、その基端部側から、前記係止部40に続いてそれと直角方向に曲げ加工して形成された折り曲げ部41が設けられており、棟垂木3の長手方向の側面に当接可能になっている。さらに、折り曲げ部41に続いて、鈍角に外方に曲げ形成された第一傾斜透孔部431、それから上方に鋭角に曲げ形成された第二傾斜透孔部432、それから略鋭角に外方に曲げ形成された第二誘導部433、さらにそれから外方に鈍角に曲げ形成され、先端部に当接部110を有する第一誘導部434が、基端部側から先端部側に向かって、順次、形成されている。
従って、この誘導板4を第一の実施態様に係る誘導板と比較すると、この第一の実施態様に係る誘導板4には、第二の実施態様に係る誘導板の第二折り曲げ部42が存在せず、第二の実施態様に係る誘導板における誘導部43の途中は、第二傾斜透孔部432と第二誘導部433により縦断面略山形に形成されている。さらに加えると、第一傾斜透孔部431は、第一誘導部434と非平行になって傾斜している点で、両誘導板は相異している。
次に、前記第一傾斜透孔部431には、第二の実施態様に係る誘導板と同様の第三換気口10が多数個透設されており、前記屈曲流形成体2から上昇してくる空気流を通過可能にしている。また、前記第二傾斜透孔部432にも第三換気口10と略同様の形状を有する導気口14が多数個透設されている。
このような形状・構造を有する空気流の誘導板4は、図21に示すように、基端部が棟垂木3に係止・固定されるとともに、先端部が桟瓦21の上に載置・固定される。そして、前記屈曲流形成体2から棟垂木3の長手方向両側に上昇してきた空気流を、その第三換気口10から冠瓦5の裏面5c側に導き、冠瓦5と共働して冠瓦5と桟瓦21との間から外方に前記空気流を放出可能に誘導する。
他方、この棟換気装置が設置された屋根が暴風雨に曝されて、その風雨が冠瓦5と桟瓦21との間から棟換気装置に侵入するような事態が起こると、冠瓦5の裏面5cと第一誘導部434の表面との間に、暴風雨に起因する雨滴を含む湿った空気流が、略層流になって侵入する。しかしながら、その空気流は、前記誘導板4の第二誘導部433にまず衝突する。すると、空気流の向きが変わり、空気流は冠瓦5の裏面5cに向かって進み、その裏面5cに衝突する。
ところが、空気流が冠瓦5の裏面5cに衝突して向きを変える位置の下方には、前記誘導板4の第二傾斜透孔部432が前記裏面5cと所定の大きさで膨らんだ空間を形成して存在するので、その空間で空気流が乱流となって渦流を形成する。その結果、渦流となった空気流の中に存在する水滴が第二傾斜透孔部432に向かって放出され、導気口14から第三空間S3に移動する。
しかしながら、第三空間S3に移動する水滴は、外壁部材7から離れた位置の桟瓦21に衝突するので、その分、外壁部材7に対する水滴の付着が抑制される。このように、第一の実施態様において、前記誘導板4の傾斜した第二誘導部433と第二傾斜透孔部432は、断面略山形を形成して、第一誘導部434に層流で誘導されてきた空気流に渦流を発生させる。そして渦流に含まれる水滴を空気流から分離するので、本発明では、断面略山形を形成する第二誘導部433と第二傾斜透孔部432を「渦流形成部」と称する。
本発明はその根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施形態の一部分を変更して実施できる。例えば、当接部110の基端部111と先端部112の形状を他の形状に変更できるし、換気棟装置の材質を合成樹脂に変更できる。また、第二換気口を横台形にした形状にして、上端縁を一直線状若しくは屈曲線状の傾斜縁にし、又は上端縁を傾いた円弧縁にして、外壁部材の上方から第二換気口まで流下してきた雨滴を、その一方の側縁側から他方の側縁側に、流下させるようにすることもできる。
本発明は、少なくとも屋根裏の空気流を屋外に排気可能とする換気棟装置を冠瓦が葺設される屋根に設置する分野に広く利用できる。
本発明の第二の実施態様に係る棟換気装置の要部を示す部分斜視図である。 前記要部を示す部分正面図である。 前記要部を示す他の部分斜視図である。 本発明の第二の実施態様に係る屈曲流形成体の部分破断斜視図である。 前記屈曲流形成体の内壁部材の斜視図である。 同上面図である。 同側面図である。 前記内壁部材の要部を拡大して示す部分側面図である。 前記屈曲流形成体の外壁部材の斜視図である。 同側面図である。 同上面図である。 同要部拡大側面図である。 本発明に係る屈曲流形成体の要部拡大側面図である。 本発明の第二実施態様に係る誘導板の斜視図である。 同誘導板の部分拡大斜視図である。 本発明の第二実施態様に係る換気棟装置の施工工程を示す部分斜視図である。 同様に施工工程が進行した状態を示す斜視図である。 同じくさらに施工工程が進行した状態を示す斜視図である。 本発明の第一の実施態様に係る誘導板の部分破断斜視図である。 前記誘導板を図19と異なる角度から見た部分破断斜視図である。 前記誘導板を備えた棟換気装置を設置した屋根の棟構造を示す要部断面図である。 公知技術の一部を破断して示す部分斜視図である。 同じく断面図である。 本発明に係る冠瓦の斜視図である。
符号の説明
1:下地板、1a:頂部、1b:頂部、2:屈曲流形成体、21:桟瓦、22:留釘、23:支持金具、24:差込部、24a:差込裏面部、3:棟垂木、31:瓦桟木、4:誘導板、40:係止部、41:第一折り曲げ部、42:第二折り曲げ部、43:誘導部、431:第一傾斜透孔部(乱流形成部)、432:第二傾斜透孔部(乱流形成部)、433:第二誘導部、434:第一誘導部、5:冠瓦、5a:一端部、5b:他端部、5d:裏面、6:内壁部材、61:上底部、62a:内壁部、62b:内壁部、63a:傾斜部、63b;傾斜部、7:外壁部材、71:上底部、72a:外壁部、72b:外壁部、73a:傾斜部、73b:傾斜部、8:第一換気口、81a:下端縁、9:第二換気口、91a:上端縁、10:第三換気口、110:当接部、111:基端部、112:先端部、12:第四換気口、13:弾性密封部材、14:導気口、94:通路形成部材、941:第三換気口、942:第四換気口、943:他端、96:内壁部材、97:外壁部材、98:第一換気口、99:第二換気口、S1:第一空間、S2:第二空間、S3:第三空間、S4:第四空間。

Claims (5)

  1. 屋根の下地材間に形成された開口に覆い被さる内壁部材と、この内壁部材より幅広で内壁部材に被さる外壁部材からなる屈曲流形成体と、その屈曲流形成体を通って前記開口から上昇してくる少なくとも屋根裏の空気流を、棟木に支持される冠瓦の裏面と共働して、屋外に排気可能に誘導する誘導板とからなり、前記内壁部材がその上方部位に空気流の第一換気口を有し、前記外壁部材がその下方部位に空気流の第二換気口を有し、そして前記誘導板がその上方部位に空気流の第三換気口を有するように構成された排気棟装置において、前記第二換気口の上端縁を非水平形にして、前記外壁部材の上方から第二換気口の上端縁まで伝わり落ちてきた雨水を第二換気口の側縁に流下させるようにしたことを特徴とする換気棟装置。
  2. 前記非水平形が、逆V字形又は逆U字形である請求項1記載の換気棟装置。
  3. 前記冠瓦は、その一端部がその冠瓦に隣接して葺かれる他の冠瓦の他端部に差し込まれる差込部を裏面側に有しているとともに、前記誘導板は、その先端部に空気流の第四換気口と、前記冠瓦の差込部と実質上緩衝しないように冠瓦に当接する変形可能な当接部とを有している請求項1記載の換気棟装置。
  4. 屋根の下地材間に形成された開口に覆い被さる内壁部材と、この内壁部材より幅広で内壁部材に被さる外壁部材からなる屈曲流形成体と、その屈曲流形成体を通って上昇してくる少なくとも屋根裏の空気流を、棟木に支持される冠瓦の裏面と共働して、屋外に排気可能に誘導する誘導板とからなり、前記内壁部材がその上方部位に空気流の第一換気口を有し、前記外壁部材がその下方部位に空気流の第二換気口を有し、そして前記誘導板がその上方部位に空気流の第三換気口を有するように構成された排気棟装置において、前記誘導板の途中に縦断面が略山形をなす乱流形成部を設けて、前記誘導板と冠瓦の裏面との間に形成される空間に外部から水滴を含む空気流が侵入したとき、その水滴を前記乱流形成部で空気流から分離可能にしたことを特徴とする換気棟装置。
  5. 前記冠瓦は、その一端部がその冠瓦に隣接して葺かれる他の冠瓦の他端部に差し込まれる差込部を裏面側に有しているとともに、前記誘導板は、その先端部に空気流の第四換気口と、前記冠瓦の差込部と実質上緩衝しないように冠瓦に当接する変形可能な当接部とを有している請求項4記載の換気棟装置。
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