JP3170580U - 換気棟 - Google Patents

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Abstract

【課題】水切りが換気棟に取り付けられているため、水切りを建造物に取り付けることができない金属屋根にも換気棟を取り付けることができ、さらに縦葺きや横葺きの金属屋根にも取り付けることができる。また、設置面である中空体の底面が延長されるように形成されているため、急勾配、緩勾配を問わず、取り付けることができる換気棟を提供する。【解決手段】換気棟は、山型の傾斜面とその傾斜面に開孔する本体部通気孔を有する本体部11と、本体部通気孔15を含む傾斜面を上面として中空体22を形成する受部とからなり、中空体の底面と建造物に取り付けた設置材6とを固定する。外部から雨水等の流入を防ぐための水切り31を中空体の底面を延長するように取り付ける。【選択図】図7

Description

本考案は、主として建造物の頂部に取り付けるものであって、金属屋根に取り付けることができ、さらに急勾配の屋根にも安定的に取り付けることができる換気棟を提供する。
従来、屋根下への雨水の浸入を防ぎながら、屋根下への自然換気を行うことができる換気棟の先行技術が存在した。
従来の換気棟は、野地板、屋根板を有する木造や瓦の屋根を有する建造物に対して取り付けるものが多かった。野地板、屋根板を有する木造や瓦の屋根を有する建造物は、野地板の下側に水切り材を挟み込んで固定することはできるが、金属屋根の場合には野地板の下側に水切り材を挟み込むことはできない。
しかも、緩勾配の屋根と急勾配の屋根の両方に安定的に換気棟を取り付けることは難しかった。つまり、中空体を設置材に固定することで換気棟を建造物に取り付けていたが、急勾配の屋根の場合、設置材がより開口部側に位置することになり、中空体を安定的に固定することが難しくなる。これは、中空体が本体部通気孔から屋内気を通気させるものであるから、雨水などの流入を防ぐために、本体部のより外方に位置させる必要があるが、急勾配になると、設置材をより開口部側に取り付けざるを得ないので、安定的に固定できなくなるためである。
そこで、金属屋根に取り付けることができ、急勾配にも対応できる換気棟が必要とされていた。
そこで、本考案の換気棟は、建造物の頂上部付近を開口する開口部周辺に配置し、開口部からの屋内気を換気する換気棟であって、換気棟は、本体部と受部とからなり、本体部は、屋根の傾斜に沿った傾斜面と、その傾斜面の傾斜方向の下方で開孔する本体部通気孔と、前記本体部通気孔の下方に位置し傾斜面の傾斜方向へ傾斜しつつ本体部通気孔の一部を遮蔽する遮断壁とを有し、受部は、本体部通気孔を含む傾斜面の下方に位置し、前記傾斜面とほぼ同じ傾斜角度となる底面を有する中空体を形成するもので、この中空体に屋内気を通気する中空体通気部分と、中空体の外方に雨水等を排出する排出孔を有し、前記受部の底面を開口部周辺まで延長する水切りを有することを特徴とする。
また、水切りは、受部と独立した別部材であって、受部の底面の裏面側に取り付けることにより、中空体の底面を開口部周辺まで延長することが好ましい。
また、受部の底面、若しくは、水切りの表面側に熱膨張材を配置したことが好ましい。
請求項1に記載の換気棟によると、水切りが中空体の底面から延長されているので、設置材に取り付ける部分を広く確保することができ、急勾配の屋根にも安定的に取り付けることができる。
また、水切りが換気棟に直接取り付けられているので、水切りを野地板に取り付けられない金属屋根においても、換気棟を取り付けることができる。
さらに、施工業者が水切りを野地板に取り付ける必要性がなくなり、少ない施工過程で取り付けることができる。
請求項2に記載の換気棟により、野地板に水切りを取り付けることができる場合に、適宜水切りを取り外すことができ、柔軟な施工が可能になる。
請求項3に記載の換気棟により、中空体の底面を延長したことで、熱膨張材を設置し易くなる。また、いったん熱膨張材が膨張した場合にも、換気棟自体を取り替えることで、新たに設置することができ、施工し易い換気棟とすることができる。
本考案の換気棟の全体斜視図である。 本考案の換気棟の各部材、カバー、建造物の開口部を示す斜視図である。 換気棟の本体部を示す一部拡大斜視図である。 換気棟の受部に水切りを取り付けた状態を示す一部拡大斜視図である。 換気棟の受部と水切りを一体とした第二実施例を示す一部拡大斜視図である。 換気棟のカバーを示す一部拡大斜視図である。 換気棟を横葺きの金属屋根に取り付けた状態を示す正面図である。 換気棟を縦葺きの金属屋根に取り付けた状態を示す正面図である。 換気棟を緩勾配の屋根に取り付けた状態を示す正面図である。 換気棟の通気路示す正面図である。 換気棟に熱膨張材を取り付けた状態を示す正面図である。
本考案の実施の一例を図面に沿って説明する。
図1に示すように、本考案の換気棟1は、その上側にカバー2を取り付けて使用する。換気棟1は、中央部分から左右方向へ傾斜する山型の形状を有し、長手方向へ一定の長さを有するものである。換気棟1の材質は、ガルバリウム鋼板とするのが好ましいが、必ずしもこの材質のみに限定されるものではなくその他の鋼板であってもよい。
図2に示すように、本考案の換気棟1は、本体部11、受部21、21、水切り31、31を組み合わせて形成する。さらに、本体部11の傾斜面12、12の所定位置にカバー取付台41、41を取り付けたうえで、カバー2を取り付ける。
換気棟1を取り付けるために、建造物の一部を開口する。図2に示す建造物の屋根は、横葺きの金属屋根3、3を用いたものである。この金属屋根3、3とその下に位置する野地板4、4を屋根の傾斜方向へ移動させて、屋根の頂部分を開口して開口部5とする。 開口部5の両側に、金属屋根3、3の傾斜方向に沿って換気棟1を固定するための設置材6、6を、所定間隔をもって配置する。
図3に示すように、換気棟1の本体部11は、中央位置17から傾斜する山型の形状であり、その傾斜する傾斜面12、12と、その傾斜面の端部を立ち上げるように連続して形成する立ち上がり面13、13を有する。その立ち上がり面13、13の下端からさらに連続して傾斜面とほぼ同じ傾斜する方向へ延長する折り返し延長面14、14を形成する。そして、本体部11の傾斜面12、12の傾斜方向下側の一部を開孔して、本体部通気孔15、15を形成する。
図7に示すように、換気棟1を建造物に取り付けた場合、本体部11の中央位置17の下側に開口部5が位置する。また、傾斜面12、12の傾斜方向の下側に本体部通気孔15、15を開孔しており、本体部通気孔15、15から流入する雨水が開口部5に入ることを防止する必要があるから、傾斜面12、12の傾斜方向の長さは、傾斜方向の下側にある本体部通気孔15、15が開口部5の上方付近に位置しないような長さが必要となる。
図3、図7に示すように、立ち上がり面13、13は、中空体22、22を取り付けるための、一定の高さを必要とするものである。折り返し延長面14、14は、本体部11のうち、その中央位置17から傾斜方向両側の端部を折り返して形成されている。 この折り返し延長面14、14は、施工者が施工するときに、換気棟1を両側から持つことが多いために、鋼板のエッジにより怪我をしないように折り返してアール状としたものである。
図3に示すように、本体部通気孔15、15は、3つの長方形状の孔を傾斜面12、12の傾斜方向に連続して開孔したものである。この3つの本体部通気孔15、15を一群として、これを所定の間隔を空けて複数箇所に形成する。
この本体部通気孔15、15の形状、数量は必ずしもこれのみに限定されず、2つの略楕円形状の孔を一群として、複数箇所に形成しても良い。
図3、図7に示すように、本体部通気孔15、15の下方には、遮断壁16、16が形成されている。遮断壁16、16は、本体部11の傾斜面12、12に開孔された本体部通気孔15、15の縁部のうち傾斜方向の上側の縁部から下方へ延長し、更に傾斜面12、12とほぼ同じ傾斜方向へ傾斜させて延長したものである。遮断壁16、16は、本体部通気孔15、15の開孔面積のうちほぼ半分程度を遮断している。
図1、図7に示すように、本体部11の傾斜面12、12の裏面側に受部21、21を取り付け、本体部11を上面とする中空体22、22を形成する。図4に示すように、受部21、21の断面は上面が開放された略コの字状の形態であり、その開放された部分が開孔されている本体部通気孔15、15を含む本体部11の裏面側に位置して傾斜面12、12と対面するように取り付ける。かくして、本体部11と受部21、21により内部が中空となる中空体22を形成することができ、その内部の気体が本体部通気孔15、15を経て本体部11の上面側に排出することができる。
図4に示すように、受部21、21は、左右対称の一対のものであって、平坦な底面23、23と、その底面23、23の開口部側の縁から立ち上がる内方端板24、24と、その底面23、23の外方側の縁から立ち上がる外方端板25、25とからなる。 内方端板24、24には方形状に開孔された中空体通気部分26、26が複数形成されている。中空体通気部分26、26は、この形状、個数に限定されず、大きな1つの長円状の中空体通気孔としても良い。
また、受部21、21の側面には側壁29、29が形成され、雨水の浸入を適切に防止するようにしている。
図4、図7に示すように、内方端板24、24と外方端板25、25の上端から本体部11の傾斜角度と同じ角度に折り曲げ、その部分を本体部重ねしろ27、27とする。この本体部重ねしろ27、27と本体部11とを重ね合わせ、その重ね合わせた部分にビス等の固定具7、7を挿通して、本体部11と受部21、21とを固定する。
図4に示すように、底面23、23のうち外方端板25、25に近い位置に複数箇所、円形の開孔部分を設け、排出孔28、28とする。この排出孔28、28はこの形に限定されず、大きな長方形状の孔等、その他の形状でもよい。
また、図2、4に示すように、受部21、21の底面23、23の裏面側に、水切り31、31を取り付ける。
水切り31、31は、受部21、21と同じく、左右対称の一対のものであり、水切り傾斜面32、32、水切り立ち上がり面33、33、水切り折り返し面34、34とからなる。
水切り傾斜面32、32は、受部21、21の底面23、23と同じ角度で傾斜する平面状のものである。水切り立ち上がり面33、33は水切り傾斜面32、32の開口部側の縁部を延長して上方へ立ち上げたものであり、水切り折り返し面34、34は水切り立ち上がり面33、33の上縁を外方へ折り返したものである。
水切り傾斜面32、32は、受部21、21の底面23、23を開口部側に延長するように取り付ける。この水切り傾斜面32、32による受部21、21の底面23、23を延長して、水切り立ち上がり面33、33や水切り折り返し面が開口部5の両側縁の上方に位置するようにする。具体的には、建造物の大きさにより適宜、変更が可能であるが、受部21、21の底面23、23のうち、外方面25、25から開口部側面24、24までの長さの、約0.5から1.5倍程度の長さとする。
図7に示すように、水切り31、31を受部21、21の底面23、23の裏面側に重ねて取り付けたものを、長ビス等の固定具7、7により、本体部11、設置材6、6及び野地板4、4に固定する。固定具7、7は水切り傾斜面32、32と中空体21、21の底面23、23との重ね合わせた部分に挿通されているので、これにより水切り31、31が受部21、21に固定される。
水切り31、31の取り付けはこの方法のみに限定されず、両面テープによる固定や、受部21、21と水切り31、31との固定を、本体部11と設置材6、6との固定と別の固定具により固定してもよい。
図5に示すように、本考案の受部の第二実施例として、水切り31、31と受部21、21とを別部材とせずに一つの受部51、51としても良い。この場合、受部51、51の底面52、52を延長し、立ち上げて水切り立ち上がり面53、53とし、その上縁を折り返して水切り折り返し面54、54とする。
そして、この側方にも側壁55、55が形成され、雨水の浸入を適切に防止するようにしている。
第二実施例の受部51、51は第一実施例と比べて、中空体通気孔がなく、水切り折り返し面54、54の上側から屋内気が中空体へ流入する。
図示しないが、受部51の底面52、52の上面から本体部11と固定するための固定部を、上方へ掛け渡してもよい。
図6に示すように、カバー2は中央部分の頂部43と、その頂部43から左右両側へ傾斜するカバー傾斜面44、44と、カバー傾斜面44、44の外方縁から下方向へ折曲したカバー遮断壁45、45とを有する。
また、カバー2にも側壁46、46が形成され、雨水の浸入を適切に防止するようにしている。
図6に示すように、カバー傾斜面44、44は本体部11の傾斜面12、12とほぼ同じ角度で傾斜するものであり、カバー遮断壁45、45はその長さが折り返し延長面14、14にまで達せず(図7参照)、このカバー遮断壁45、45と折り返し延長面14、14との間から屋内気が屋外へ排出される。
次に、本考案の換気棟1の建造物への取り付け方法について説明する。
図7に示すように、建造物の屋根が急勾配であって、横葺きの金属屋根3である場合にも換気棟1を取り付けることができる。
図7に示すように、建造物の頂部の野地板4、4を屋根の傾斜に沿って、下方向へ移行することで、建造物の頂部を開口する開口部5とする。この開口部5の両側の野地板4、4に、一定長さの設置材6、6を取り付ける。その設置材6、6上に受部21、21と水切り31、31を取り付けた本体部11を配置し、長ネジによる固定具7、7により固定する。
そして、本体部11にカバー取付台41、41を複数箇所に配置し、各カバー取付台41、41を介して固定具7、7により本体部11にカバー2を取り付ける。
図8に示すように、建造物の屋根が急勾配であって、縦葺きの金属屋根8、8であっても換気棟1を取り付けることができる。
縦葺きの金属屋根8、8の場合、各々の金属屋根の間に凸状となる繋ぎ目9、9が存在する。この場合、設置材6、6を縦葺きの金属屋根8、8の繋ぎ目9、9と同じ高さにすると、換気棟1を取り付けることができる。この場合、本体部11の折り返し延長面14、14が繋ぎ目9、9の上側に位置する。
縦葺きの金属屋根8、8に換気棟1を取り付ける場合、設置材6、6の高さを繋ぎ目9、9の高さと必ずしも一致させる必要はない。ただし、設置材6、6を繋ぎ目9、9よりも高くすることは必要である。
このように、本考案の換気棟は金属屋根においても取り付けることができ、さらに横葺きと縦葺きのいずれにも取り付けることができる。
また、本体部11の裏面側に受部21、21が取り付けられ、厚みが少なく、より意匠的に優れた換気棟を提供することができる。
瓦などの金属屋根以外の屋根材を用いた建造物に換気棟1を取り付ける場合、水切り31、31を開口部5の両側で野地板4、4と屋根材との間に挟み込んで配置していた。しかし、金属屋根を用いた場合には、野地板4、4と金属屋根との間に水切り31、31を挟み込むことは、金属屋根を取り付ける上で、難しかった。
しかし、本考案の換気棟1にあっては、水切り31、31が受部21、21から延長して配置される形態であるから、金属屋根に換気棟1を取り付ける場合であっても、取り付けが可能になる。
しかも、横葺きの金属屋根3、3のみならず、縦葺きの金属屋根8、8にも取り付けることができ、汎用性の高い換気棟1を提供することができる。
また、本体部11と受部21、21と水切り31、31とを予め取り付けた状態で販売することができ、施工業者にとって水切りを別途建造物に取り付ける必要がなくなり、取り付けが容易になる。
また、図9に示す換気棟1は緩勾配の屋根10に取り付けたものであるが、急勾配の屋根に換気棟1を取り付ける場合は、緩勾配の屋根に比べて、設置材6、6を開口部5の両側のすぐ近くに位置させなければならない。
このように、急勾配の屋根に換気棟1を取り付ける場合、長ビス等の取付具7、7による本体部11及び受部21の取り付け位置は、緩勾配の屋根のものよりも、開口部5の近くに位置させなければならない。
従来の受部21、21のみでは設置材6、6に取り付けるための取り付け面積が狭く、急勾配の屋根には安定的に取り付けることができなかった。本考案の換気棟1は、受部21、21の底面23、23を延長するように取り付けられている水切り31、31があることにより、取り付け面積を十分に確保することができ、安定的に急勾配の屋根にも取り付けることが可能になる。
次に、換気棟1の通気経路について図10を参照して説明する。
開口部5からの屋内気は上方へ上がり、水切り31、31の水切り折り返し面34、34の上方を通る(矢印線A)。その後、中空体通気孔26、26を通過し、中空体22、22へ入り、更に本体部通気孔15、15を通り、本体部11の上方へ抜ける(矢印線B)。そして、本体部11の上方とカバー2との間を通り、カバー遮断壁45、45と本体部11の折り返し傾斜面14、14との間から、屋外へ排出される(矢印線C)。
一方、カバー遮断壁45、45と折り返し傾斜面14、14の間から、建造物の外側からの雨水等が流入する入る可能性がある(矢印線D)。しかし、本体部通気孔15、15が傾斜しており、同じく傾斜する本体部遮断壁16、16が形成されているので、これに遮断されると、傾斜方向に沿って、雨水が落ち、中空体22、22の外方へ流れる。この中空体22、22の外方には排出孔28、28が形成されているので、ここから排出される(矢印線E)。
また、本考案においては水切り31、31が受部21、21の底面23、23を延長するように取り付けられているので、この部分に熱膨張材を配置することが可能になる。
具体的には、図11に示すように、受部21、21の内方端板24、24に沿って、適宜間隔を空けて網材61、61を取り付け、網材61、61で囲った部分に熱膨張材62、62を取り付ける。
水切りを延長したことで、通気経路であり、かつ、熱膨張材62を置くことができ、しかも、水切り31、31は水切り立ち上がり面33、33と水切り折り返し面34、34とがあるので、熱膨張材62が膨張したとしても、開口部5にまで落ち込むことはなく、清掃の必要がない。
熱膨張材62は約200度で膨張し、換気棟1の通気経路を遮断する。主に、建造物の外部で火災等が発生した場合、換気棟1の通気経路から高温の気体が流入するが、熱膨張材62が膨張し、換気棟1の通気経路を遮断すると、外部からの高温の気体が流入しない。これにより、建造物の外部で火災等が発生したとしても、建造物の内部の温度の上昇を抑えることが可能になる。
1…換気棟、2…カバー、5…開口部、11…本体部、15…本体部通気孔、16…遮断壁、21…受部、22…中空体、23…底面、26…中空体通気部分、28…排出孔、31…水切り、32…水切り傾斜面、41…カバー取付台

Claims (3)

  1. 建造物の頂上部付近を開口する開口部周辺に配置し、開口部からの屋内気を換気する換気棟であって、
    換気棟は、本体部と受部とからなり、
    本体部は、屋根の傾斜に沿った傾斜面と、その傾斜面の傾斜方向の下方で開孔する本体部通気孔と、前記本体部通気孔の下方に位置し傾斜面の傾斜方向へ傾斜しつつ本体部通気孔の一部を遮蔽する遮断壁とを有し、
    受部は、本体部通気孔を含む傾斜面の下方に位置し、前記傾斜面とほぼ同じ傾斜角度となる底面を有する中空体を形成するもので、この中空体に屋内気を通気する中空体通気部分と、中空体の外方に雨水等を排出する排出孔を有し、
    前記受部の底面を開口部周辺まで延長する水切りを有することを特徴とする換気棟。
  2. 水切りは、受部と独立した別部材であって、受部の底面の裏面側に取り付けることにより、中空体の底面を開口部周辺まで延長することを特徴とする請求項1に記載の換気棟。
  3. 受部の底面、若しくは、水切りの表面側に熱膨張材を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の換気棟。
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