JP6004573B2 - 片流れ棟用換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、片流れ棟用換気装置に関するものであり、より詳細には、近時多く採用されるようになってきている片流れ屋根の棟に設置される片流れ棟用換気装置に関するものである。
片流れ屋根は、一方向に傾斜する屋根で、モダンでシンプルな形態であって施工が容易なところから、近時広く採用されるようになってきている。この片流れ屋根の場合においても、特に夏場の熱こもり防止、並びに、結露対策のために、小屋裏換気が必要とされることは言うまでもない。
小屋裏換気を行うための棟換気装置としては、山形を呈する上面板の幅方向両端部裏面に、それぞれ一端面から他端面へと抜ける多数の通気路を縦横に連設した通気部材を設置することを基本構成とするものが種々提案され、且つ、製品化されている(下記特許文献参照)。
しかるに、それらの棟換気装置は、主に平棟への使用を想定したものであって、片流れ棟への利用は想定されておらず、当然のことながら、それらを片流れ棟における小屋裏換気のために用いることはできない。
特許第2610342号公報 特開2000−220266号公報 特許第3277232号公報 特開2003−56145号公報 特開2003−3631号公報
上述したように、上記従来の棟換気装置は、平棟への使用を前提とした構成となっていて、それらを片流れ棟における小屋裏換気のために用いることはできない。そこで本発明は、片流れ棟における小屋裏換気のために用いるのに好適な片流れ棟用換気装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、中間部に長さ方向に延びる通気開口を有していて、片流れ屋根の勾配に沿って傾斜状態に設置されるカバー材と、前記カバー材の裏面の前記通気開口の上方側開口縁部に沿って定着される通気部材とから成り、前記通気部材は、幅方向に通気する多数の通気路を有するものであって、その上面端部から縦幅が前記通気開口の縦幅よりも大の遮蔽板が延設され、前記遮蔽板と前記通気部材の開口端面との間に下方が広い通気間隙が確保されて成り、前記カバー材の下端部が屋根材上に配置される桟木に固定されることにより設置される片流れ棟用換気装置である。
一実施形態においては、前記カバー材は、設置時における上方側端部が上方に延長折曲されて形成される上方延長部を有し、前記上方延長部は施工時に破風板に直接又は適宜部材を介して当接する。また、一実施形態においては、前記カバー材は、前記上方延長部が更に水平方向及び下方向に延長されて形成される水平延長部及び下方延長部を有し、また、前記カバー材は、設置時における下方側端部が下方に延長折曲されて形成される下方延長部を更に有し、前記下方延長部が前記桟木に固定される。
また、一実施形態においては、前記カバー材の通気開口は、長さ方向に一連に又は断続的に設けられ、前記カバー材の上半部側裏面に、あるいは、前記裏面から前記上方延長部にかけて結露防止材が定着される。
本発明は上記構成であるため、簡易な構成であって、通常の雨、あるいは、片流れ屋根に沿って下側から風によってせり上げられてくる雨水、もしくは、上側から吹き付けられてくる雨水が通気開口から入り込んできたとしても、遮蔽板に当たって、通気部材の開口面から離れる方向に導かれて屋根材上に滴下するため、通気部材の開口内に入り込むことが防止され、通気部材を経て小屋裏内に滴下するおそれがないため、片流れ棟に施工するのに好適なる効果がある。
本発明に係る片流れ棟用換気装置の一実施形態の構成を示す分解正面図である。 本発明に係る片流れ棟用換気装置の一実施形態の納まり状態(施工方法)を示す縦断面図である。 本発明に係る片流れ棟用換気装置の一実施形態の施工状態を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して説明する。図1は本発明に係る片流れ棟用換気装置1の一実施形態の構成を示す分解正面図であり、図2は、それの納まり状態を示す縦断面図である。そこに示されるように本装置1は、設置時において屋根材31の勾配に沿って傾斜状態となる、通例、金属製のカバー材2と、カバー材2の裏面中途に定着される通気部材3とから成る。
通気部材3は、幅方向(図において左右方向)に通気する多数の通気路を有するもので、通例、幅方向に抜ける通気路を並設したプラスチック板を多数段積層し、熱線で溶断して所定幅にすると共に一体化する公知の方法により製造することができる(特許第2610342号公報等参照)。通気部材3の側面形状は、正方形、長方形、平行四辺形等とすることもできるが、通例、図1、2に示されるような逆台形状とされる。
通気部材3の上面には、その上面より一方向に延出して長さ方向に延びる天板4が定着され、その天板4の通気部材3の上面より延出する部分が通気部材3の一方の側の開口端面5に沿って折曲されて、遮蔽板6が形成される。遮蔽板6の縦幅は、通気部材3の開口端面5の高さの3分の2程度とされる。遮蔽板6は通気部材3の開口端面5に密着させることなく、通気部材3と開口端面5との間に、下方が広がる通気間隙7が保持されるようにして折曲される(図1、2参照)。
一実施形態におけるカバー材2は、その設置時における上方側(図において右側)の端部が上方に延長折曲されて上方延長部8が形成され、好ましくは、更に下方側(図において左側)水平方向に延長折曲されて水平延長部9が形成され、また更に下方に延長折曲されて下方延長部10が形成される。上方延長部8は、設置時において直接、あるいは、後述する結露防止材15を介して、あるいは、適宜板材を介して破風板に当接状態となる。
また、カバー材2の設置時における下方側の端部は、下方直角方向に延長折曲されて下方延長部11が形成され、好ましくは、更に下方延長部が水平方向に延長折曲されて水平延長部12が形成される。そして、カバー材2の本体部と下方延長部11のなす直角部分に桟木32が収まることになり、また、水平延長部12は屋根材31に密着状態に当接することになる(図2参照)。
カバー材2の中間部には、その長さ方向に延びる通気開口13が形成される。通気開口13は長さ方向に一連のものであってもよいが、通例、図3に示されるように、横長開口を適宜間隔置きに開設したものとされる。通気開口13の縦幅は、遮蔽板5の縦幅よりも小となるように設定される(図1、2参照)。
通気部材3は、通例、その天板4が両面テープを介してカバー材2の裏面に固定されることにより設置されるが、その固定位置は、天板4の折曲個所、換言すれば、遮蔽板6の上端が通気開口13の上方側開口縁部14に当たる位置とされる。従って、遮蔽板6は、通気開口13を通して視認可能な位置関係となる(図1、2参照)。好ましい実施形態においては、カバー材2裏面の通気部材3定着部よりも上方側部分に、長さ方向に延びる結露防止材15が定着される。結露防止材15は、図示した例のように、カバー材2裏面の通気部材3定着部よりも上方側部分から上方延長部8にかけて定着することもある。結露防止材15としては、通例、厚さ1〜2mm程度の発泡ポリエチレンシート材が用いられる。
次に、本発明に係る片流れ棟用換気装置1の施工方法について説明する。その施工に際しては、破風板33と屋根材31及び野地板34との間に通気間隙35が設けられ、屋根材31上面の所定位置に桟木32が固定される。その際、桟木32と屋根材31の間にパッキン材を介在させることもある。また、必要に応じ、屋根材31と野地板34の先端部間から通気間隙35上に延びる水切り36が配設され、また、屋根材31上面の、通気部材3の上方側に位置するように水切り37が配設される。なお、屋根材31と野地板34との間には、ルーフィング38が挟み込まれる。
次いで、本発明に係る換気装置1を、そのカバー材2の本体部と下方延長部11のなす直角部分に桟木32が収まるように配し、下方延長部11を桟木32の側面に固定する。その状態において、カバー材2の上端の上方延長部8が破風板33に当接し(結露防止材15を定着した場合は結露防止材15を介して当接する。)、また、下方延長部10が棟包39の垂下部40の内面に当接することになるので、下方延長部10を垂下部40に固定する。その状態において、水平延長部12は屋根材31に密着状態に当接する(図2参照)。
このようにして片流れ棟に施工された本換気装置1においては、通常の雨、あるいは、屋根材31に沿って下側から風によってせり上げられてくる雨水、もしくは、上側から吹き付けられてくる雨水が通気開口13から入り込んでくることがあるが、入り込んできた雨水は、その下に傾斜状態に存在する遮蔽板6に当たり、通気部材3の開口面5から離れる方向に導かれて屋根材31上に滴下する。遮蔽板6の縦幅は、通気開口13の幅よりも大となるように設定されているため、通気開口13から入り込んで遮蔽板6に沿って滴下した水が、直接通気部材3の開口面5に触れるおそれはない。
仮に強風に伴って、通気開口13から入り込んで遮蔽板6の下の間隙を抜けた雨水が通気部材3を通り抜けることがあっても、その雨水は、水切り36、37によって確実にそれ以上の進行を阻止される。また、風のある場合、通気開口13付近は負圧となって煙突状態となるため、小屋裏内の空気は通気開口13から排気される。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発
明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは
明白である。従って、この発明は、添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実
施形態に制約されるものではない。
1 換気装置
2 カバー材
3 通気部材
4 天板
5 通気開口面
6 遮蔽板
7 通気間隙
8 上方延長部
9 水平延長部
10 下方延長部
11 下方延長部
12 水平延長部
13 通気開口
14 上方側開口縁部
15 結露防止材
31 屋根材
32 桟木
33 破風板
34 野地板
35 通気間隙
36 水切り
37 水切り
38 ルーフィング
39 棟包
40 垂下部

Claims (6)

  1. 中間部に長さ方向に延びる通気開口を有していて、片流れ屋根の勾配に沿って傾斜状態に設置されるカバー材と、前記カバー材の裏面の前記通気開口の上方側開口縁部に沿って定着される通気部材とから成り、前記通気部材は、幅方向に通気する多数の通気路を有するものであって、その上面端部から縦幅が前記通気開口の縦幅よりも大の遮蔽板が延設され、前記遮蔽板と前記通気部材の開口端面との間に下方が広い通気間隙が確保されて成り、前記カバー材の下端部が屋根材上に配置される桟木に固定されることにより設置される片流れ棟用換気装置。
  2. 前記カバー材は、設置時における上方側端部が上方に延長折曲されて形成される上方延長部を有し、前記上方延長部は施工時に破風板に直接又は適宜部材を介して当接する、請求項1に記載の片流れ棟用換気装置。
  3. 前記カバー材は、前記上方延長部が更に水平方向及び下方向に延長されて形成される水平延長部及び下方延長部を更に有する、請求項2に記載の片流れ棟用換気装置。
  4. 前記カバー材は、設置時における下方側端部が下方に延長折曲されて形成される下方延長部を更に有し、前記下方延長部が前記桟木に固定される、請求項1乃至3のいずれかに記載の片流れ棟用換気装置。
  5. 前記カバー材の通気開口は、長さ方向に一連に又は断続的に設けられる、請求項1乃至4のいずれかに記載の片流れ棟用換気装置。
  6. 前記カバー材の上半部側裏面に、あるいは、前記裏面から前記上方延長部にかけて結露防止材が定着される、請求項2又は3に記載の片流れ棟用換気装置。
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