JP7149673B1 - 換気構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 防水機能の信頼性が更に高い換気構造体及び換気構造体の製造方法を提供する。【解決手段】 換気構造体1は、外壁下地材の外方側に取付けられた第1垂直部11と、第1垂直部11の上端側に接続された第1水平部12と、第1水平部12の外方側に接続された、複数の開口17を有する第2垂直部13と、第2垂直部13の下方側に接続された第2水平部14と、第2水平部の内方側に接続され、外方斜め上方に向かって延びる傾斜部15と、開口17の各々の上部18に接続され、内方に向かって延びる遮蔽板16とを備える。このように構成すると、開口17から浸入する直線状の雨水の一部が遮蔽されるため、防水機能の信頼性が向上する。【選択図】 図2

Description

この発明は換気構造体に関し、特に、家屋における小屋裏空間等の自然換気を図るために、笠木下部分に取付けられる換気構造体に関するものである。
笠木下部分に取付けられる換気構造体として、特許文献1に示すものが存在している。
図6は特許文献1に示す従来の換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図であり、図7は図6で示した換気部材の外観形状を示した概略斜視図である。
図6を参照して、換気構造体100は、長尺状のガルバリウム鋼板(登録商標)を短手方向にプレス加工等したものによって形成された笠木下部材101と、笠木下部材101内に取付けられた換気部材102とから構成されている。
図7を参照して、換気部材102は、各々が凹凸断面形状を有する合成樹脂シートを複数枚積層して熱融着により一体化させたものよりなり、幅方向の断面が矩形形状を有し、長手方向に対しては笠木下部材101の長手方向の長さとほぼ同一の長さを有する棒形状を有し、一方側面(外方面)から他方側面(内方面)へ貫通する通気孔103が多数形成されている。これによって、換気部材102は通気孔103を介して通気を可能とすると共に、通気孔103を介しての雨水や虫等の侵入を防止する通気性能及び防水性能を発揮する構成となっている。
しかしながら、特許文献1に示す上記のような換気構造体は、通気孔の入り口が狭く、又、通気孔が細長いため、ゴミ等で詰まりやすく、長期において換気機能と防水機能との両立を十分に果たせるものではなかった。
そこで、従来、長尺状のガルバリウム鋼板を短手方向にプレス加工等したものによって形成された換気構造体が存在している。
図8はこの従来の換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図である。
図8を参照して、換気構造体110は、下方に延びる第1垂直部111と、第1垂直部111の上端側に接続され、外方に向かって延びる第1水平部112と、第1水平部112の外方側端部に接続され、垂直下方に延びると共に長手方向に所定間隔で複数の開口113がその下方の長手方向に連続して形成された第2垂直部114と、第2垂直部114の下方側端部に接続され、内方に向かって延びる第2水平部115と、第2水平部115の内方側端部に接続され、外方斜め上方に向かって延びる傾斜部116とから構成されている。
このような換気構造体110においては、建物内の湿気を含んだ空気は、図8の二重矢印で示すように、図示しない建物の通気路から通気隙間117を通過し、換気構造体110へ侵入した後、開口113から外部に排出される。一方、外部の空気が建物内に侵入する状況の場合には、図8の二重矢印と反対の流れとなり、これによって通気性能が発揮される。
又、雨水は外部の空気が建物内に侵入する場合と同じく開口113から換気構造体110内に浸入する場合がある。しかしながら、換気構造体110内には傾斜部116が形成されているため、雨水が通気隙間117内に浸入し難くなる。このように、換気構造体110は図6及び図7で示したような換気部材102を別途必要とすることなく通気性能及び防水性能を発揮する構成となっている。
特開2014-9587号公報
しかしながら、上記のような従来の換気構造体では、換気構造体内の傾斜部によって開口から浸入する雨水を防止しているのみであるため、傾斜部のない部分を介して雨水が浸入する虞があり、防水機能の信頼性が十分であるとは言えない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、防水機能の信頼性が更に高い換気構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、外壁下地材及び外壁下地材の外面に取付けられた胴縁を介して取付けられた外壁材とその上方に設置される笠木との間の部分に設置され、長手方向に延びる平板を短手方向に折り曲げることによって形成される換気構造体であって、外壁下地材の上端部の外方側に対して垂直方向に延びる第1垂直部と、第1垂直部の上端側に接続され、外方に向かってほぼ水平方向に延びる第1水平部と、第1水平部の外方側端部に接続され、垂直下方に延びると共に長手方向に所定間隔で複数の開口がその下方に形成された第2垂直部と、第2垂直部の下方側端部に接続され、第1垂直部の方向に第1所定距離を残して延びる第2水平部と、第2水平部の内方側端部に接続され、第1水平部の方向に第2所定距離を残して、かつ第2垂直部の方向に第3所定距離を残して、外方斜め上方に向かって延びる傾斜部と、開口の各々の上部に接続され、その端部と第2水平部との垂直距離を残して、かつ端部と傾斜部端部との直線距離を残して、内方に向かって延びる遮蔽板とを備え、遮蔽板は、傾斜部端部及び開口の下端を含む仮想平面より内方に延びるものである。
このように構成すると、開口から浸入する直線状の雨水の一部が効率的に遮蔽される。又、開口から浸入する直線状の雨水であって、隣接する遮蔽板との隙間に向かうものを除く雨水の一部が遮蔽される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、遮蔽板は、第2垂直部の開口対応部分の上部以外の外縁を切り取り、開口対応部分を上部で内方に折り曲げることによって形成されるものである。
このように構成すると、開口対応部分の資材を遮蔽板として活用できる。又、遮蔽板は開口の上部で第2垂直部と切れ目なく接続される。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、開口の各々は、長手方向において矩形形状を有すると共に、遮蔽板の各々に対応した形状を有するものである。
このように構成すると、第2垂直部の隣接する開口との間の部分の強度を確保できる間隔が最小となると共に、隣接する開口との間の部分の面積が最小となり、隣接する遮蔽板との隙間の平面視における面積が最小となる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、開口から浸入する直線状の雨水の一部が効率的に遮蔽されるため、防水機能の信頼性が向上する。又、開口から浸入する直線状の雨水であって、隣接する遮蔽板との隙間に向かうものを除く雨水の一部が遮蔽されるため、防水機能の信頼性が更に向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、開口対応部分の資材を遮蔽板として活用できるため、ロスがなくなる。又、遮蔽板は開口の上部で第2垂直部と切れ目なく接続されるため、遮蔽板の接続強度が向上する。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、第2垂直部の隣接する開口との間の部分の強度を確保できる間隔が最小となると共に、隣接する開口との間の部分の面積が最小となり、隣接する遮蔽板との隙間の平面視における面積が最小となるため、必要な換気構造体の強度が確保された状態で、防水機能の信頼性が向上する。
この発明の実施の形態による換気構造体の外観形状を示した正面図である。 図1で示したII-IIラインの拡大断面図である。 (1)は図1で示した第2垂直部の“A”部分の拡大模式図であり、(2)はそのA-Aラインの断面図であって、直線状の雨水の浸入状態を矢印で表した図である。 図1で示した換気構造体の製造方法における遮蔽板を形成する工程を示した模式図であり、(1-1)は開口が形成される前の工程における第2垂直部の正面図、(1-2)はそのB-Bラインの断面図、(2-1)は開口が形成され、遮蔽板が形成された後の工程における第2垂直部の正面図、(2-2)はそのC-Cラインの断面図である。 図1で示した換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図である。 特許文献1に示す従来の換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図である。 図6で示した換気部材の外観形状を示した概略斜視図である。 従来の換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図である。
図1はこの発明の実施の形態による換気構造体の外観形状を示した正面図であり、図2は図1で示したII-IIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、換気構造体1は、正面視長尺の矩形形状のガルバリウム鋼板等の鋼板素材からなる平板を短手方向に折り曲げて形成され、垂直方向に延びる第1垂直部11と、第1垂直部11の上端側に接続され、後述する設置状態において外方(図2の左側)に向かってほぼ水平方向に延びる第1水平部12と、第1水平部12の外方側端部に接続され、垂直下方に延びると共に長手方向(図1の左右方向)に所定間隔で複数の開口17がその下方に形成されるものであって、設置時に外方に露出され、通気機能を発揮するための開口17を有する外面部20を含む第2垂直部13と、第2垂直部13の下方側端部に接続され、第1垂直部11の方向に第1所定距離を残して延びる第2水平部14と、第2水平部14の内方側端部に接続され、第1水平部12の方向に第2所定距離を残して、かつ第2垂直部13の方向に第3所定距離を残して、外方斜め上方に向かって延びる傾斜部15と、開口17の各々の上部18に接続され、その端部19と第2水平部14との垂直距離を残して、かつ端部19と傾斜部端部23との直線距離を残して、内方(図2の右側)に向かって延びる遮蔽板16とから構成されている。
次に、遮蔽板について説明する。
図2を参照して、遮蔽板16は、第2垂直部13の開口17の各々の上部18に接続され、第2水平部14に対して平行に内方(図2の右側)に向かって延びている。そして、遮蔽板16の端部19と第2水平部14との垂直距離を残し、かつ端部19と傾斜部端部23との直線距離を残すように配置されている。このように構成したことによる効果は後述する。
次に、第2垂直部の開口について説明する。
図3の(1)は図1で示した第2垂直部の“A”部分の拡大模式図であり、(2)はそのA-Aラインの断面図であって、直線状の雨水の浸入状態を矢印で表した図である。
図3の(1)を参照して、第2垂直部13の下方には、長手方向(図3の左右方向)に所定間隔で複数の開口17が形成されており、開口17の各々は、矩形形状を有すると共に、遮蔽板の各々に対応した形状を有する。
ここで、第2垂直部13の隣接する開口17との間の部分31は、第2垂直部13の設置時の重量が下向きにかかるが、他の部分(開口17より上方の第2垂直部13の部分)に比べて水平断面積が小さくなるため圧縮強度が低下する。そのため、開口17を形成した場合、隣接する開口17との間の部分31の設置強度を確保するための開口17同士の最小間隔32が存在する。すなわち、長手方向に所定間隔で複数の開口17が形成されている場合において、開口17が矩形形状のときに他の形状に比べてこの間隔32は圧縮強度を確保できる合理的な形状となる。このとき、隣接する開口17との間の部分31の外方からみた正面視の面積も最小となる。
次に、図3の(1)及び(2)を参照して、上述したように、遮蔽板16は、第2垂直部13の開口17の各々の上部18に接続されている。そして、遮蔽板16の各々は、開口17の各々に対応した形状を有する。すると、隣接する遮蔽板16との隙間33の平面視における面積は、第2垂直部13の隣接する開口17との間の部分31の正面視の面積とほぼ同一となる。したがって、矩形形状を有する開口17は、他の形状に比べて、必要な換気構造体1の強度が確保された状態において、遮蔽板16によって遮蔽されない部分、すなわち隙間33の面積を最小とする合理的な形状となる。そのため、必要な換気構造体1の強度が確保された状態で、防水機能の信頼性が向上する。
次に、遮蔽板の効果について説明する。
図2及び図3の(2)を参照して、開口から浸入する直線状の雨水には、図2の矢印で示されているように、水平方向から開口へ吹き込もうとする雨水と、斜め下方向から吹き上げるものが存在する。そして、斜め下方向から吹き上げる雨水には、図3の(2)の矢印で示されているように、遮蔽板16に向かうものと、隣接する遮蔽板16との隙間33に向かうものとが存在する。遮蔽板16が第2垂直部13の開口17の各々の上部18に接続され、第2水平部14に対して平行に内方(図2の右側)に向かって延びるように形成されていることにより、通気性能を確保しつつ、斜め下方向から第2垂直部13の開口17へ吹き込もうとする直線状の雨水の一部が効率的に遮蔽される。そのため、換気構造体1の防水機能の信頼性が向上する。
ここで、遮蔽板16の長さが短い場合、開口17から浸入した直線状の雨水が遮蔽板16に衝突せずに直接的に吹き込んだ後、傾斜部15にも衝突せずに、換気構造体1を介して建物内に浸入する虞がある。これに対処するため、この実施の形態において、遮蔽板16は、傾斜部端部23及び開口17の下端24を含む仮想平面25より内方に延びている。これにより、開口17から浸入する直線状の雨水は、遮蔽板16に衝突するか、衝突せずに吹き込んだとしても、傾斜部15に衝突し、建物内に浸入することを防止する。そのため、換気構造体1の防水機能の信頼性が向上する。尚、ここでの開口17から浸入する直線状の雨水とは、開口17から内部に浸入するすべての雨水(図3の(2)におけるすべての矢印)から、隣接する遮蔽板16との隙間33に向かうもの(図3の(2)における両外側の矢印)を除く雨水(図3の(2)における両外側を除いた矢印)を言う。
次に、図1で示した換気構造体1の製造方法における遮蔽板を形成する工程について説明する。
図4は図1で示した換気構造体の製造方法における遮蔽板を形成する工程を示した模式図であり、(1-1)は開口が形成される前の工程における第2垂直部の正面図、(1-2)はそのB-Bラインの断面図、(2-1)は開口が形成され、遮蔽板が形成された後の工程における第2垂直部の正面図、(2-2)はそのC-Cラインの断面図である。
図4の(1-1)を参照して、まず、折り曲げ自在の平板を準備し、この平板において開口17が形成される前の第2垂直部13には、開口17が形成される部分として開口対応部分21が存在する。そして、開口対応部分21の上部18以外の外縁22a、22b及び22cを切り取る。この段階では、図4の(1-2)に示すB-Bラインの断面図には遮蔽板16は形成されていない。
次に、図4の(2-1)を参照して、開口対応部分21を上部18で内方(図4の(2-2)の右方向)に折り曲げる。これにより、第2垂直部13には開口17が形成されると共に、折り曲げた開口対応部分21によって遮蔽板16が形成される。
このようにして形成された遮蔽板16を備える換気構造体1は、開口対応部分21の資材を遮蔽板16として活用できるため、ロスがなくなる。又、遮蔽板16は開口17の上部18で第2垂直部13と切れ目なく一体的に接続されるため、遮蔽板16の接続強度が向上する。
次に、図1で示した換気構造体1の使用例として笠木下部分への取付状態について説明する。
図5は図1で示した換気構造体の笠木下部分への取付状態を示す概略断面図である。
尚、笠木下部分における外面側(図5の左側)と内面側とは対称構造となっており、内面側には外面側に設置されている換気構造体1aと対称構造の換気構造体1bが、換気構造体1aと同様に取付けられている。そのため、取付状態の説明は外面側についてのみおこなう。
図5を参照して、笠木下部分41は、外壁下地材42及び外壁下地材42の外面に取付けられた胴縁43を介して取付けられた外壁材44と、その上方に設置される笠木45との間の部分であり、この笠木下部分41に換気構造体1aが設置される。
換気構造体1aの笠木下部分41への取付にあたっては、まず、外壁下地材42と胴縁43との間に換気構造体1aの第1垂直部11を差し込むように、換気構造体1aを上方から降下させて設置する。すると、第1垂直部11が外壁下地材42の上端部の外方側に沿って設置される。その後、胴縁43の上端部を外壁下地材42に取付けると共に、胴縁43間において換気構造体1aの第1垂直部11を外壁下地材42に複数の釘で固定する。
次に、鋼板よりなる長手方向に延びる片ハットジョイナー46を、その凸部の上面と換気構造体1aの第2水平部14の下面とが当接するように、胴縁43の各々に複数の釘で固定する。そして、外壁材44をその上端と片ハットジョイナー46の凸部の下面とが当接するように、図示しない取付用金具を介して胴縁43に取付ける。これにより、外壁下地材42と外壁材44との間に通気路47が形成される。この通気路47は、図示しない小屋裏空間等に連通している。その後、換気構造体1aの第2水平部14の下面と、片ハットジョイナー46の凸部の外方面と、外壁材44の上端との間にコーキング材48を充填する。
次に、換気構造体1a及び1bを含む各部材全体に隙間を設けて覆うように、長手方向に所定間隔で配置される複数の笠木取付金具を介して笠木45を上方から降下させて設置する。これにより、換気構造体1aの笠木下部分41への取付けが完了する。
通気状態にあっては、図5の二重矢印で示されているように、建物内の空気は通期路47を介して換気構造体1aの第1垂直部11と第2水平部14との間へ移動し、第2垂直部13の開口17の各々を介して、外方側へと移動する。一方、外部の空気が建物内に侵入する状況の場合には、図5の二重矢印と反対の流れになる。
一方、吹き込んだ雨水は主に換気構造体1aの第2垂直部13の開口17の各々を介して換気構造体1a内に浸入する。しかしながら、換気構造体1aの第2垂直部13の開口17から浸入する直線状の雨水の大部分は、上述した通り遮蔽板16と傾斜部15とによって遮蔽され、内方側に入ることができないように構成されている。
尚、上記の実施の形態では、笠木下部分の構造を特定しているが、外壁下地材及び外壁材とその上方に設置される笠木との間の部分であれば、笠木下部分は他の構造であっても良い。
又、上記の実施の形態では、第2垂直部に対して特定形状の開口が形成されているが、換気構造体の通気機能を確保できる形状であれば、開口は他の形状であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、換気構造体は鋼板からなるものであったが、他の素材からなるものであっても良い。
更に、上記の実施の形態では、換気構造体が特定の笠木下部分において用いられていたが、換気構造体は妻側、軒側等の他の箇所においても用いることができる。
更に、上記の実施の形態による換気構造体の遮蔽板は開口形成と一体型の製造方法により製造されていたが、例えば別材料の遮蔽板を接続するような製造方法であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、遮蔽板は傾斜部端部及び開口の下端を含む仮想平面より内方に延びるように形成されているが、仮想平面に達しないものでも良い。
更に、上記の実施の形態では、遮蔽板は第2水平部に対して平行に配置されているが、平行に配置されていなくても良い。
更に、上記の実施の形態では、第1垂直部、第1水平部、第2水平部及び傾斜部が形成されているが、該部分は無くても良い。
更に、上記の実施の形態では、遮蔽板は開口の上部と切れ目なく一体的に接続されているが、開口の上部の少なくとも一部に接続されていれば、他の接続態様であっても良い。
1…換気構造体
11…第1垂直部
12…第1水平部
13…第2垂直部
14…第2水平部
15…傾斜部
16…遮蔽板
17…開口
18…上部
19…端部
20…外面部
21…開口対応部分
22…外縁
23…傾斜部端部
24…下端
25…仮想平面
42…外壁下地材
43…胴縁
44…外壁材
45…笠木
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. 外壁下地材及び外壁下地材の外面に取付けられた胴縁を介して取付けられた外壁材とその上方に設置される笠木との間の部分に設置され、長手方向に延びる平板を短手方向に折り曲げることによって形成される換気構造体であって、
    前記外壁下地材の上端部の外方側に対して垂直方向に延びる第1垂直部と、
    前記第1垂直部の上端側に接続され、外方に向かってほぼ水平方向に延びる第1水平部と、
    前記第1水平部の外方側端部に接続され、垂直下方に延びると共に長手方向に所定間隔で複数の開口がその下方に形成された第2垂直部と、
    前記第2垂直部の下方側端部に接続され、前記第1垂直部の方向に第1所定距離を残して延びる第2水平部と、
    前記第2水平部の内方側端部に接続され、前記第1水平部の方向に第2所定距離を残して、かつ前記第2垂直部の方向に第3所定距離を残して、外方斜め上方に向かって延びる傾斜部と、
    前記開口の各々の上部に接続され、その端部と前記第2水平部との垂直距離を残して、かつ前記端部と傾斜部端部との直線距離を残して、内方に向かって延びる遮蔽板とを備え
    前記遮蔽板は、前記傾斜部端部及び前記開口の下端を含む仮想平面より内方に延びる、換気構造体。
  2. 前記遮蔽板は、前記第2垂直部の開口対応部分の上部以外の外縁を切り取り、前記開口対応部分を前記上部で内方に折り曲げることによって形成される、請求項1記載の換気構造体。
  3. 前記開口の各々は、長手方向において矩形形状を有すると共に、前記遮蔽板の各々に対応した形状を有する、請求項1又は請求項2記載の換気構造体。
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