JP2003166322A - 棟換気装置及びこれを用いた棟換気構造 - Google Patents
棟換気装置及びこれを用いた棟換気構造Info
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Abstract
換気構造を安価に提供する。 【解決手段】 屋根下地材41の頂部に設けられた棟開
口部42を跨ぐようにして棟換気装置A1が配設され、
その取付部4は屋根下地材41に釘等によって固定され
る。また、屋根下地材41には屋根瓦43が敷設され、
この後屋根瓦43の略上端部に密封部材44を介して棟
瓦ユニット1を順次配設するとともに、棟瓦ユニット1
の頂部からビス45を差し込み棟換気装置A1の固定部
1に固定する。室内空気は棟開口部42、棟換気装置A
1内と進み、該装置A1の換気口2から出て、そのまま
上昇気流となって換気排出口26から外部へ排出され
る。また、降雨時に換気排出溝26から侵入した雨水
は、換気路25内に形成される傾斜溝28に沿って流れ
落ち室内への侵入が阻止される。
Description
とする瓦葺き屋根の建物に供する、棟換気装置及びこれ
らを用いた棟換気構造に関する。
開平11−172858号公報に記載の如く、家屋の棟
頂上に敷設される棟瓦であって、下段に位置する瓦の略
中央部に通気孔を有する矩形の突起(凸部)を設け、こ
の瓦に重ねられる2段目に位置する瓦の前後両端の辺縁
には、下段の瓦の矩形の突起(凸部)に係合する矩形の
切欠(凹部)が形成され、この突起と切欠との係合によ
り、重ねた上段の瓦が左右前後にずれるのを防止し、さ
らに、2段目の瓦の表面には階段状の突状が設けられ、
3段目に重ねられる瓦との間に通気可能な間隙を生じせ
しめるように形成されている。そして、屋根裏に滞留す
る熱気や臭気等は、下段の瓦に設けられた通気孔及び2
段目と3段目の瓦の間に形成された間隙を通して排出さ
れ換気を行うものである。
20に示したものが提案されている。図20において、
野地板、ルーフィング等の屋根下地材41の上に設けら
れた桟木46に、一端が引っ掛かるようにして屋根瓦4
3が敷設される。屋根下地材41の頂上には室内空気が
上昇気流となって通過するように棟開口部42が設けら
れ、この棟開口部42の上部には、棟木46を支持する
と共に室内空気を換気する棟木支持兼換気構造体47
が、その脚部48によって屋根下地材41に釘(図示せ
ず)などによって固定されている。また、この棟木支持
兼換気構造体48には、空気が通過する換気孔49A、
49B、49Cが穿設されている。
51によって棟木46に固定される一方、棟瓦50の傾
斜下面に沿ってこの下面と通路を形成するように通路形
成部材52が配設され、その上端部53は釘等(図示せ
ず)によって棟木46に固定される。また、下端部54
は密封部材として屋根瓦43の上に適宜盛土した葺土5
5に着接すると共に棟瓦50の先端部56に当接するよ
うに配設される。そして、通路形成部材52にも空気が
通過する換気孔49D、49Eが穿設される。このよう
な構成において、熱気となって下から上昇してくる室内
空気は、図20に矢印で示したように、棟開口部42、
各換気孔49A、49B、49C、49D、49Eを順
次通って、最後は棟瓦の先端部56を包みこむようにし
て外部に排出される。
た前者の換気用棟瓦にあっては、棟瓦の形状が積み重ね
られる段毎に異なるため、複雑な形状のものを数種類備
えておく必要があり、したがって、製造型の管理から完
成品の保管管理が煩雑となるばかりでなく、施工工事が
複雑で高価なものとなり、高級住宅に限定される傾向に
ある。また一般的に強度、素材コストの点から下段の瓦
に設けられる矩形の突起や、この突起に嵌合する2段目
の瓦の切欠等の大きさには限度があるため、突起に設け
られる通気孔は自から小さいものとなり、従って換気量
という観点からすれば、必ずしも十分と言えるものでは
なかった。
利用しない後者の棟換気構造においては、単純な山型形
状の棟瓦50の下に換気路を形成しているために、瓦素
材とは異質の、例えば金属板製による通路形成部材52
が必要であり、また、これを固定する手段として棟木4
6が必要であった。その結果、構造、施工工事が複雑に
なり、いきおいコストアップとならざるを得ないという
問題を包含していた。また、換気路を通して雨水が入り
易く、たとえ室内に入らなくても屋根下地材を濡らし、
腐らせたりして耐久性を低下させる恐れがあり、さら
に、このような形態の棟換気構造では寄棟作りの屋根等
の隅棟部分には雨水が入り易いことから適用しにくく、
その分、換気量が低下するという課題があった。
施工作業性が容易であり、十分な換気量が得られ、また
寄棟作りの屋根にも容易に適用出来る換気用棟瓦、棟換
気装置及びこれらを用いた棟換気構造を安価に提供する
ことを目的とする。
に、本発明の第1は、頂部に固定部を備え、側壁に換気
口を有する門型部材からなり、該門型部材の下部に取付
部を設けたことを特徴とする棟換気装置を内容とする
(請求項1)。
が少なくとも2層の積層構造からなる請求項1記載の棟
換気装置である。
の両側に斜降した突縁部を延設した請求項1又は2記載
の棟換気装置である。
た突縁部の端部から、換気口を覆うように壁部を垂設し
た請求項3記載の棟換気装置である。
又は樹脂を押出成形したものである請求項1〜4のいず
れか1項に記載の棟換気装置である。
え、側壁に換気口を有する門型部材からなり、該門型部
材の下部に取付部を設けた棟換気装置A1の取付部を屋
根下地材に取り付けるとともに、少なくとも1個の上向
きの制御突起を有する内部材と、該内部材を覆い得る外
部材とが連接されてなる棟瓦ユニットからなり、一の棟
瓦ユニットの内部材を他の棟瓦ユニットの外部材が覆う
ように重合させ、外部材と内部材との間に換気路を形成
する換気用棟瓦Bを、前記棟換気装置A1の固定部にビ
ス等の固定手段により固定したことを特徴とする棟換気
構造を内容とする(請求項6)。
棟瓦Bの外部材に少なくとも1個の下向きの制御突起を
設け、該下向きの制御突起と、内部材の上向きの制御突
起とがジグザグ状の換気路を形成する請求項7記載の棟
換気構造である。
棟瓦Bの内部材が外部材の方向に向かって斜降する請求
項6又は7記載の棟換気構造である。
棟瓦Bに換気路形成用スペーサーを設けた請求項6〜8
のいずれか1項に記載の棟換気構造である。
用棟瓦Bの換気路に通気性隔壁を設けた請求項6〜9の
いずれか1項に記載の棟換気構造である。
た支持部とその下部に設けた取付部とからなる下部材X
と、固定部を備えた上部材Yとを、適宜間隔を置いて接
続部材Zで連結してなり、隣接する接続部材と接続部材
との間に形成される空間部を換気路とすることを特徴と
する棟換気装置を内容とする(請求項11)。
部が少なくとも2層の積層構造からなる請求項11記載
の棟換気装置である。
部の両側に斜降した突縁部を延設した請求項11又は1
2記載の棟換気装置である。
した突縁部の端部から、換気口を覆うように壁部を垂設
した請求項13記載の棟換気装置である。
内側に制御壁を設けた請求項14記載の棟換気装置であ
る。
部材の下方に凹部を設け、該凹部に支持部を嵌合してな
る請求項11〜15のいずれか1項に記載の棟換気装置
である。
部に凹凸面を設けた請求項11〜16のいずれか1項に
記載の棟換気装置である。
ミ又は樹脂を押出成形したものである請求項11〜17
のいずれか1項に記載の棟換気装置である。
た支持部とその下部に設けた取付部とからなる下部材X
と、固定部を備えた上部材Yとを、適宜間隔を置いて接
続部材Zで連結してなり、隣接する接続部材と接続部材
との間に形成される空間部を換気路とする棟換気装置A
2の取付部を屋根下地材に取り付けるとともに、少なく
とも1個の上向きの制御突起を有する内部材と、該内部
材を覆い得る外部材とが連接されてなる棟瓦ユニットか
らなり、一の棟瓦ユニットの内部材を他の棟瓦ユニット
の外部材が覆うように重合させ、外部材と内部材との間
に換気路を形成する換気用棟瓦Bを、前記棟換気装置A
2の固定部にビス等の固定手段により固定したことを特
徴とする棟換気構造を内容とする(請求項19)。。
用棟瓦Bの外部材に少なくとも1個の下向きの制御突起
を設け、該下向きの制御突起と、内部材の上向きの制御
突起とがジグザグ状の換気路を形成する請求項19記載
の棟換気構造である。
用棟瓦Bの内部材が外部材の方向に向かって斜降する請
求項19又は20記載の棟換気構造である。
用棟瓦Bに換気路形成用スペーサーを設けた請求項19
〜21のいずれか1項に記載の棟換気構造である。
用棟瓦Bの換気路に通気性隔壁を設けた請求項19〜2
2のいずれか1項に記載の棟換気構造である。
り、該門型部材の上部に固定部を設けたことにより、構
造が極めて簡略化され、強度も充分である。
部材と接続部材との間に形成される空間部を換気路とす
るため、部材に換気口を形成する必要がなく、下部材
X、上部材Y、接続部材Zをそれぞれ押出成形で製造す
ることができるので、大幅なコストダウンが図られる。
また、下部材X及び上部材Yを接続部材Zにより嵌合し
てなるので、強度も充分である。
いずれも棟木を必要とすることなく、換気用棟瓦を上記
棟換気装置の固定部に直接固定するので、施工作業性は
飛躍的に向上し、安価な棟換気構造を提供することがで
きる。
気用棟瓦は、一の棟瓦ユニットの内部材を他の棟瓦ユニ
ットの外部材が覆うように重合させ、この外部材と内部
材との間に換気路を形成しているので、1種類の棟瓦で
済み(両端の棟瓦を加えても3種類)、その結果、製造
型の管理や、完成品の在庫管理が容易であるとともに、
施工工事が容易になる。
外部材と、内部材の上向きの制御突起とで形成される換
気路は、その外部と接する部分は略水平方向に形成され
るため、外部から強い風雨が換気用棟瓦に当たっても、
風の方向と換気路の方向とが略90度異なるため換気路
の中に風雨が入りにくく、仮に入ったとしても、空気だ
けは通過し、雨水は上向きの制御突起で侵入を阻止さ
れ、該制御突起で形成される傾斜溝に沿って流れ落ち
る。
外部材に下向きの制御突起を設けることにより、該下向
きの制御突起と内部材の上向きの制御突起とでジグザグ
状の換気路が形成され、止水性・排水性及び風の制御性
は一層高められる。更に、内部材を外部材の方向に向か
って斜降するように形成することにより、止水性・排水
性及び風の制御性は尚一層向上する。
換気路形成用スペーサーを設けることにより、棟瓦ユニ
ット同士の重合が容易になり、作業性は大巾に向上する
とともに、所定のサイズの換気路が容易に形成される。
更にまた、換気路に通気性隔壁を設けることにより、小
鳥、蜂等の昆虫の侵入や営巣を防止することができる。
実施例を、ついで、本発明の棟換気構造に用いられる換
気用棟瓦の参考例を、更に、本発明の棟換気構造の実施
例を、それぞれ図面に基づいて説明するが、本発明はこ
れらによりなんら限定されるものではない。
に固定部1を備え、側壁に換気口2を有する門型部材3
からなり、該門型部材3の下部には、該棟換気装置A1
を屋根下地材に取り付けるための取付部4が設けられて
いる。5は、釘、ビス等の固定手段のための孔である。
固定部1は、他の部分よりも厚めにしておくことによ
り、ビス等により強固に固定することが可能となる。棟
換気装置A1は、アルミ等の金属の他、プラスチック
(ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、スチレン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等)の押出成形によ
るものが強度的、コスト的にも好適である。換気口2
は、押出成形した後に穿設加工される。換気口2の開口
面積は特に制限されないが、1m当りの開口面積は、実
用上、約150cm2 /m程度に設定・加工されるのが
好ましい。換気口2は、作業途中は必要に応じ、粘着テ
ープ等で塞いでおく。
の固定部1が2層の積層構造からなる他は、上記実施例
1の棟換気装置A1と同じである。このように、固定部
1を多層とすることにより、ビス等により強固に固定す
ることが可能となる。
部1の両側に斜降した突縁部6を延設した他は、上記実
施例1の棟換気装置A1と同じである。このように、固
定部1の両側に斜降した突縁部6を延設することによ
り、雨や風の侵入を防ぐことができる。
例2の棟換気装置A1において、固定部1の両側に斜降
した突縁部6を延設するとともに、該突縁部6の端部か
ら、換気口2を覆うように壁部7を垂設した他は、上記
実施例2の棟換気装置A1と同じである。このように、
斜降した突縁部6の端部から、換気口2を覆うように壁
部7を垂設することにより、矢示したように、換気路P
が形成され、外部からの雨や風の侵入を一層効果的に防
ぐことができる。
に、略垂直に立設された支持部8とその下部に、該棟換
気装置A2を屋根下地材に取り付けるために設けた取付
部4とからなる下部材Xと、固定部1を備えた上部材Y
とを、適宜間隔を置いて向かい合う係合壁16の略中間
部を接続部17で接合したH形状の接続部材Zで連結し
てなり、矢示したように、隣接する接続部材Zと接続部
材Zとの間に形成される空間部を利用して換気路Pが形
成される。接続部材Zを配設する間隔は特に制限されな
いが、例えば、10〜50cm程度から選ぶことができ
る。この様に、下部材X、上部材Y、接続部材Zからな
る棟換気装置A2は、部材に換気口を加工して形成する
必要がなく、したがって、下部材X、上部材Y、接続部
材Zを押出成形で製造することができるので、大幅なコ
ストダウンが図られる。また、下部材X及び上部材Yを
接続部材Zにより嵌合してなるので、強度も充分であ
る。
材Yの固定部1の両側に、斜降した突縁部6を延設した
他は、実施例5に示した棟換気装置A2と同じである。
このように、固定部1の両側に斜降した突縁部6を延設
することにより、雨や風の侵入を防ぐことができる。
材Xは略垂直に立設された支持部8の外側中位部にH形
状の接続部材Zの受け部9が設けられるとともに、該受
け部9より上部の外側に凹凸面10が設けられている。
また、上部材Yは頂部内側に係合部11が設けられると
ともに、斜降した突縁部6の端部から、隣接する接続部
材Zと接続部材Zとの間に形成される空間部からなる換
気路P1を覆うように壁部12が垂設され、更に該壁部
12の下端に内側に曲折した小壁13が延設されてい
る。更に、接続部材Zは、上端には上部材Yの係合部1
1と係合する係合部14が設けられるとともに、下方に
係合壁16、16aにより形成される凹部15が設けら
れている。そして、接続部材Zの係合部14は上部材Y
の係合部11と係合され、また、接続部材Zの下方の凹
部15に下部材Xの凹凸面10を有する上部が圧入され
た構成からなる。かかる構成の棟換気装置A2は、接続
部材Zと上部材Yとは、係合部14と係合部11とが係
合すことにより、一方、接続部材Zと下部材Xとは、凹
凸面10を有する上部が凹部15に圧入することによ
り、それぞれ物理的に一体化されている。かかる構成の
棟換気装置A2は、矢示したようなジグザグ状に換気路
Pが形成され、外部からの雨や風の侵入を一層効果的に
防ぐことができる。なお、本例において、接続部材Zの
受け部9は省略してもよく、また、凹凸面10は内側に
設けても効果はかわらない。
部材Zの凹部15を形成する内側の両係合壁16aを伸
長し、その下端部で接続部18を介して接続し、略中間
部の接続部17とで略矩形状の構造体とするとともに、
上部材Yの壁部12に制御壁19を設けた他は実施例7
の棟換気構造A2と同じである。上記の如く、接続部材
Zの下部材Xとの係合部分を略矩形状の構造体とするこ
とにより強度が大巾に向上し、また、制御壁19を設け
ることにより、矢示したように実施例7の場合に比べて
一層ジグザグ状の換気路Pが形成され、外部からの雨や
風の侵入を尚一層効果的に防ぐことができる。
(a)は、棟瓦ユニットが連接された状態を示す側面
図、図10(b)は、その側断面図、図10(c)は、
X−X線断面図、図10(d)は、Y−Y線断面図、ま
た図10(e)は、棟瓦ユニットの斜視図である。
ト21は内部材22と該内部材22を覆い得る外部材2
4とからなり、内部材22には2個の上向きの制御突起
23が設けられ、一の棟瓦ユニット21の内部材22
を、他の棟瓦ユニット21の外部材24が覆うように重
合することにより連接し、外部材24と内部材22との
間に換気路25を形成している。換気路25の幅は換気
用棟瓦の形状や大きさにより一概に規定できないが、通
常2〜30mm、好ましくは5〜15mm程度である。
この場合、換気用棟瓦の1m当りの換気口面積は、約5
0〜150cm2/mとなる。
れぞれの換気路25を通過し換気排出口26から外部へ
排出される。一方、この換気排出口26から雨水が侵入
した場合は内部材22に設けた制御突起23により阻止
され、図10(b)、(e)から明らかなように、内部
材22と外部材24との接合している接合壁27と内部
材22の上向きの制御突起23とで形成される傾斜溝2
8、あるいは上向きの制御突起間で形成される傾斜溝2
8にそって流下し外部へ排出される。棟瓦ユニットは、
通常の粘土や陶器の他、セメント・コンクリート(繊維
強化)、スレート、アルミやステンレス等の金属、不燃
性・難燃性プラスチック等から作られるが、これらに限
定されない。なお、このように連接された棟瓦ユニット
21の左右端部の棟瓦としては、図10(b)に示した
ように左右別々の異なった形状の端棟瓦29が用いられ
るが、適当な形状の金属製や不燃性・難燃性プラスチッ
ク製のものをエンドキャップとして用いることもでき
る。
て、外部材24に1個の下向きの制御突起23が設けら
れた他は参考例1と同様の構成からなる。この場合は、
換気路25は、内部材22の上向きの制御突起23と外
部材24の下向きの制御突起23とによりジグザグ状に
形成され、外部からの風雨が一層効果的に制御される。
円形状に変更した他は参考例1の場合と同様である。こ
のような形態の棟瓦ユニットは、従来の和風的屋根に一
層マッチングするだけではなく、換気路25の下方部は
真下方向に向いているので、換気排出の際に受ける横風
の影響がそれだけ少なくて済むという効果がある。
外部材24の方向に向かって斜降する形態とした他は参
考例1の場合と同様である。このような斜降形態にする
ことにより、止水性・排水性及び制御性がより強化さ
れ、例えば、台風の時のような大雨の際等に換気排出口
26から多量の雨水が侵入しても効果的に阻止される。
また、この種の換気用棟瓦を用いれば、建物の棟部の一
部が傾斜している寄せ棟作りの家にも容易に対応するこ
とができる。
換気排出口26の近くに通気性隔壁30を設けた他は参
考例1の場合と同様である。このように構成することに
より、小鳥あるいは蜂等の昆虫が侵入したり、営巣する
ことにより換気路5が閉塞されることが防止される。通
気性隔壁30の形成方法としては、内部材22または外
部材24のどちらか一方に、図示したように、棟瓦の製
造時に一体的に網状体を形成してもよいし、後で金属、
プラスチック、繊維等からなる網等を張設するようにし
ても良い。
て、外部材24の内部材22側に換気路形成用スペーサ
ー31を突設した他は参考例2と同様である。このよう
なスペーサー31を設けることにより、棟瓦ユニットの
重合作業が容易になり作業効率が大巾に高められるとと
もに、一定の幅の換気排出口26が容易に形成される。
尚、概スペーサーは、内部材22のaに設けても、また
外部材24のbに設けてもよい。
装置を用いた棟換気構造について説明する。図16は棟
換気構造の局部断面図であり、切妻状に形成された野地
板、ルーフィング等の屋根下地材41の頂部には棟開口
部42が設けられ、この棟開口部42を跨ぐようにして
実施例1で示した棟換気装置A1が配設され、その取付
部4は屋根下地材41に釘(図示せず)等によって固定
される。また、屋根下地材41には屋根瓦43が敷設さ
れ、この後、屋根瓦43の略上端部に葺土等の密封部材
(EPDM等のシール材)44を適宜配置しながら、こ
の上に棟瓦ユニット21を順次配設するとともに、棟瓦
ユニット21の頂部からシール材(開示せず)を介して
ビス45を差し込み棟換気装置A1の固定部1に固定す
る。
際、前記した換気路形成用スペーサーを設けていない棟
瓦を使用する場合は、図16に示すように、排気排出口
26となる間隙に所定寸法のスペーサー31を介装しな
がら重合すれば効率良く施工できる。
室内空気は棟開口部42、棟換気装置A1内へと進み、
該装置A1の換気口2から出て、そのまま上昇気流とな
って棟瓦ユニット21の内部材22と外部材24で形成
される換気路25を通過し、換気用棟瓦21の換気排出
口26から排出される。また、降雨時には換気路25内
に形成される傾斜溝28(図10の(e)参照)に沿っ
て雨水が流れ落ち室内への侵入を阻止される。
例9の棟換気構造において、棟換気装置A1に代えて、
実施例7で示した棟換気装置A2を用いた他は、実施例
9と同じである。上記構成の棟換気構造においては、室
内空気は棟開口部42、棟換気装置A2内へと進み、隣
接する該装置A2間に形成される換気口P1を通過し、
実施例9と同様に、換気用棟瓦21の換気排出口26か
ら排出される。
例9の棟換気構造において、棟換気装置A1に代えて、
実施例8で示した棟換気装置A2を用いた他は、実施例
9と同じである。上記構成の棟換気構造においては、室
内空気は棟開口部42、棟換気装置A2内へと進み、隣
接する該装置A2間に形成される換気口P1を通過し、
実施例9と同様に、換気用棟瓦21の換気排出口26か
ら排出される。
は、門型部材からなり、該門型部材の上部に固定部を設
けたことにより、構造が極めて簡略化され、強度も充分
である。
部材と接続部材との間に形成される空間部を換気路とす
るため、部材に換気口を形成する必要がなく、下部材
X、門型部材Y、接続部材Zを押出成形で製造すること
ができるので、大幅なコストダウンが図られる。また、
下部材X及び上部材Yを接続部材Zにより嵌合してなる
ので、強度も充分である。
いずれも棟木を必要とすることなく、換気用棟瓦を上記
棟換気装置の固定部に直接固定するので、施工作業性は
飛躍的に向上し、安価な棟換気構造を提供することがで
きる。
一の棟瓦ユニットの内部材を他の棟瓦ユニットの外部材
が覆うように重合させ、この外部材と内部材との間に換
気路を形成しているので、1種類の棟瓦で済み(両端の
棟瓦を加えても3種類)、その結果、製造型の管理や、
完成品の在庫管理が容易であるとともに、施工工事が容
易になる。
いて、外部材と、内部材の上向きの制御突起とで形成さ
れる換気路は、その外部と接する部分は略水平方向に形
成されるため、外部から強い風雨が換気用棟瓦に当たっ
ても、風の方向と換気路の方向とが略90度異なるため
換気路の中に風雨が入りにくく、仮に入ったとしても、
空気だけは通過し、雨水は上向きの制御突起で侵入を阻
止され、該制御突起で形成される傾斜溝に沿って流れ落
ちる。
いて、外部材に下向きの制御突起を設けることにより、
該下向きの制御突起と内部材の上向きの制御突起とでジ
グザグ状の換気路が形成され、止水性・排水性及び風の
制御性は一層高められる。更に、内部材を外部材の方向
に向かって斜降するように形成することにより、止水性
・排水性及び風の制御性は尚一層向上する。
とにより、棟瓦ユニット同士の重合が容易になり、作業
性は大巾に向上するとともに、所定のサイズの換気路が
容易に形成される。更にまた、換気路に通気性隔壁を設
けることにより、小鳥、蜂等の昆虫の侵入や営巣を防止
することができる。
る。
る。
る。
ットが連接された状態を示す外観図である。 (b) 同棟瓦ユニット側断面図である。 (c) 図10(b)のY−Y線断面図である。 (d) 図10(b)のZ−Z線断面図である。 (e) 棟瓦ユニットの斜視図である。
ユニットが連接された状態を示す外観図である。 (b) 同棟瓦ユニット側断面図である。
円形状にした形態の断面図である。
材へ向かって斜降する形態の側断面図である。
通気性隔壁を設けた形態の側断面図である。
換気路形成用スペーサーを設けた形状の棟瓦ユニットが
連接された状態を示す外観図である。 (b) 同棟瓦ユニットの斜視図である。
る。
る。
Claims (23)
- 【請求項1】 頂部に固定部を備え、側壁に換気口を有
する門型部材からなり、該門型部材の下部に取付部を設
けたことを特徴とする棟換気装置。 - 【請求項2】 固定部が少なくとも2層の積層構造から
なる請求項1記載の棟換気装置。 - 【請求項3】 固定部の両側に斜降した突縁部を延設し
た請求項1又は2記載の棟換気装置。 - 【請求項4】 斜降した突縁部の端部から、換気口を覆
うように壁部を垂設した請求項3記載の棟換気装置。 - 【請求項5】 アルミ又は樹脂を押出成形したものであ
る請求項1〜4のいずれか1項に記載の棟換気装置。 - 【請求項6】 頂部に固定部を備え、側壁に換気口を有
する門型部材からなり、該門型部材の下部に取付部を設
けた棟換気装置A1の取付部を屋根下地材に取り付ける
とともに、少なくとも1個の上向きの制御突起を有する
内部材と、該内部材を覆い得る外部材とが連接されてな
る棟瓦ユニットからなり、一の棟瓦ユニットの内部材を
他の棟瓦ユニットの外部材が覆うように重合させ、外部
材と内部材との間に換気路を形成する換気用棟瓦Bを、
前記棟換気装置A1の固定部にビス等の固定手段により
固定したことを特徴とする棟換気構造。 - 【請求項7】 換気用棟瓦Bの外部材に少なくとも1個
の下向きの制御突起を設け、該下向きの制御突起と、内
部材の上向きの制御突起とがジグザグ状の換気路を形成
する請求項6記載の棟換気構造。 - 【請求項8】 換気用棟瓦Bの内部材が外部材の方向に
向かって斜降する請求項6又は7記載の棟換気構造。 - 【請求項9】 換気用棟瓦Bに換気路形成用スペーサー
を設けた請求項6〜8のいずれか1項に記載の棟換気構
造。 - 【請求項10】 換気用棟瓦Bの換気路に通気性隔壁を
設けた請求項6〜9のいずれか1項に記載の棟換気構
造。 - 【請求項11】 略垂直に立設された支持部とその下部
に設けた取付部とからなる下部材Xと、固定部を備えた
上部材Yとを、適宜間隔を置いて接続部材Zで連結して
なり、隣接する接続部材と接続部材との間に形成される
空間部を換気路とすることを特徴とする棟換気装置。 - 【請求項12】 固定部が少なくとも2層の積層構造か
らなる請求項11記載の棟換気装置。 - 【請求項13】 固定部の両側に斜降した突縁部を延設
した請求項11又は12記載の棟換気装置。 - 【請求項14】 斜降した突縁部の端部から、換気口を
覆うように壁部を垂設した請求項13記載の棟換気装
置。 - 【請求項15】 壁部内側に制御壁を設けた請求項14
記載の棟換気装置。 - 【請求項16】 接続部材の下方に凹部を設け、該凹部
に支持部を嵌合してなる請求項11〜15のいずれか1
項に記載の棟換気装置。 - 【請求項17】 支持部に凹凸面を設けた請求項11〜
16のいずれか1項に記載の棟換気装置。 - 【請求項18】 アルミ又は樹脂を押出成形したもので
ある請求項11〜17のいずれか1項に記載の棟換気装
置。 - 【請求項19】 略垂直に立設された支持部とその下部
に設けた取付部とからなる下部材Xと、固定部を備えた
上部材Yとを、適宜間隔を置いて接続部材Zで連結して
なり、隣接する接続部材と接続部材との間に形成される
空間部を換気路とする棟換気装置A2の取付部を屋根下
地材に取り付けるとともに、少なくとも1個の上向きの
制御突起を有する内部材と、該内部材を覆い得る外部材
とが連接されてなる棟瓦ユニットからなり、一の棟瓦ユ
ニットの内部材を他の棟瓦ユニットの外部材が覆うよう
に重合させ、外部材と内部材との間に換気路を形成する
換気用棟瓦Bを、前記棟換気装置A2の固定部にビス等
の固定手段により固定したことを特徴とする棟換気構
造。 - 【請求項20】 換気用棟瓦Bの外部材に少なくとも1
個の下向きの制御突起を設け、該下向きの制御突起と、
内部材の上向きの制御突起とがジグザグ状の換気路を形
成する請求項19記載の棟換気構造。 - 【請求項21】 換気用棟瓦Bの内部材が外部材の方向
に向かって斜降する請求項19又は20記載の棟換気構
造。 - 【請求項22】 換気用棟瓦Bに換気路形成用スペーサ
ーを設けた請求項19〜21のいずれか1項に記載の棟
換気構造。 - 【請求項23】 換気用棟瓦Bの換気路に通気性隔壁を
設けた請求項19〜22のいずれか1項に記載の棟換気
構造。
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JP2009074346A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 棟換気用構造材 |
JP2011241576A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Saira Kogyo Co Ltd | 瓦屋根及び瓦屋根における棟用下地桟 |
US8790167B2 (en) | 2010-02-08 | 2014-07-29 | Air Vent, Inc. | Roof ridge vent and ventilated roof employing same |
US9890965B2 (en) | 2010-02-08 | 2018-02-13 | Air Vent, Inc. | Roof ridge vent and ventilated roof employing same |
JP2018155085A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 株式会社萬道総業 | 連続換気棟 |
-
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