JP2004150226A - 棟換気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で施工作業性に優れ、且つ十分な換気量が得られる棟換気構造を安価に提供する。
【解決手段】棟木に、表面に制御突起6を有する山形の換気部材7を、棟の長手方向に間隔D1を置いて且つ屋根瓦1を跨ぐように配設している。続いて、該換気部材7の上面との間に隙間を形成したうえ、換気部材7同士で形成される間隔D1を覆うように、且つ棟の長手方向に間隔を置いて、棟瓦8を順次配設し換気路9を形成している。これによって、室内の下方から上昇してくる汚染空気や湿気を帯びた空気は、換気部材7の間隔D1を通過し、左右に分流してそれぞれの換気路9を水平方向に進んだ後、棟瓦8の換気排出口13から排出される。また、雨水は換気部材7の制御突起6でその侵入を阻止され、該制御突起6で形成される下方傾斜溝に沿って流れウォーターチャンネル15から流出される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅をはじめとする建物屋根の棟部に設けられる棟換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、棟換気構造としては、例えば、家屋の棟部頂上に敷設される棟瓦であって、下段に位置する瓦の略中央部に通気孔を有する矩形の突起(凸部)を設け、この瓦に重ねられる2段目に位置する瓦の前後両端の辺縁には、下段の瓦の矩形の突起(凸部)に係合する矩形の切欠(凹部)が形成され、この突起と切欠との係合により、重ねた上段の瓦が左右前後にずれるのを防止し、さらに、2段目の瓦の表面には階段状の突状が設けられ、3段目に重ねられる瓦との間に通気可能な間隙を生じせしめるように形成されている。そして、屋根裏に滞留する熱気や臭気等は、下段の瓦に設けられた通気孔及び2段目と3段目の瓦の間に形成された間隙を通して排出され換気を行うものである(特許文献1参照)。
【0003】
また、他の従来の棟換気構造としては、図9に示したものが提案されている。図9において、野地板、ルーフィング等の屋根下地材25の上に設けられた桟木25Aに、一端が引っ掛かるようにして屋根瓦26が敷設される。屋根下地材25の頂上には室内空気が上昇気流となって通過するように棟開口部27が設けられ、この棟開口部27の上部には、棟木28を支持すると共に室内空気を換気する棟木支持兼換気構造体29が、その脚部30によって屋根下地材25に釘(図示せず)などによって固定されている。また、この棟木支持兼換気構造体29には、空気が通過する換気孔31A、31B、31Cが穿設されている。
【0004】
そして、棟瓦32はパッキン付き固定ネジ33によって棟木28に固定される一方、棟瓦32の傾斜下面に沿ってこの下面と通路を形成するように通路形成部材34が配設され、その上端部35は釘等(図示せず)によって棟木28に固定される。また、下端部36は密封部材として屋根瓦26の上に適宜盛土した葺土37に着接すると共に棟瓦32の先端部38に当接するように配設される。そして、通路形成部材34にも空気が通過する換気孔31D、31Eが穿設される。このような構成において、熱気となって下から上昇してくる室内空気は図9に矢印で示したように、棟開口部27、各換気孔31A、31B、31C、31D、31Eを順次通って、最後は棟瓦の先端部38を包みこむようにして外部に排出される。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−172858号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した前者の換気用棟瓦にあっては、棟瓦の形状が積み重ねられる段毎に異なるため、複雑な形状なものを数種類備えておく必要があり、したがって、製造型の管理から完成品の保管管理が煩雑となるばかりでなく、施工工事が複雑で高価なものとなり、高級住宅に限定される傾向にある。また一般的に強度、素材コストの点から下段の瓦に設けられる矩形の突起や、この突起に嵌合する2段目の瓦の切欠等の大きさには限度があるため、突起に設けられる通気孔は自から小さいものとなり、従って換気量という観点からすれば、必ずしも十分と言えるものではなかった。
【0007】
また、上述のような多重ねの換気用棟瓦を利用しない後者の棟換気構造においては、単純な山型形状の棟瓦32の下に換気路を形成しているために、瓦素材とは異質の、例えば金属板製による通路形成部材34が必要であり、その結果、構造、施工工事が複雑になり、いきおいコストアップとならざるを得ないという問題を包含していた。また、換気路を通して雨水が入り易く、たとえ室内に入らなくても屋根下地材を濡らし、腐らせたりして耐久性を低下させる恐れがあり、さらに、このような形態の棟換気構造では寄棟作りの屋根等の隅棟部分には雨水が入り易いことから適用しにくく、その分、換気量が低下するという課題があった。
本発明は、上記諸課題に鑑み、簡単な構造で施工作業性に優れ、十分な換気量が得られ、また寄棟作りの屋根にも容易に適用出来る棟換気構造を安価に提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、対向する屋根瓦の上に、表面に制御突起を有する山形の換気部材を棟の長手方向に間隔を置いて、且つ前記屋根瓦を跨ぐように配設され、前記換気部材の上方に間隙が形成されるように且つ該換気部材の中央付近に棟の長手方向に間隔を置いて棟瓦が配設され、前記間隔及び隙間とからなる換気路が形成されていることを特徴とする棟換気構造を内容とする(請求項1)。
【0009】
本発明の請求項2は、棟瓦の裏面に制御突起が設けられ、該制御突起と、換気部材の制御突起とでジグザグ状の換気路が形成される請求項1記載の棟換気構造である。
【0010】
本発明の請求項3は、換気部材の側面にスペーサーが設けられている請求項1又は2記載の棟換気構造である。
【0011】
本発明の請求項4は、隣接するスペーサーと換気部材、又はスペーサー同士が接合一体化されている請求項3記載の棟換気構造である。
【0012】
本発明の請求項5は、棟瓦の側面にスペーサーが設けられている請求項1、2又は3記載の棟換気構造である。
【0013】
本発明の請求項6は、隣接するスペーサーと棟瓦、又はスペーサー同士が接合一体化されている請求項5記載の棟換気構造である。
【0014】
本発明の請求項7は、換気路に通気性隔壁が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の棟換気構造である。
【0015】
本発明の請求項8は、換気部材がアルミ又は樹脂を押出成形したものである請求項1〜7のいずれか1項に記載の棟換気構造である。
【0016】
【作用】
本発明の棟換気構造は、表面に制御突起を有する山形の換気部材を、対向する屋根瓦を跨いで、且つ棟の長手方向に間隔(イ)を置いて順次配設するとともに、該換気部材の上面との間に隙間(ロ)を形成したうえ、棟瓦を、前記換気部材同士の間隔(イ)を覆うように、且つ棟の長手方向に間隔(ハ)を置いて順次配設することにより、前記間隔(イ)、隙間(ロ)及び間隔(ハ)とから耐風雨性に優れた換気路を容易に形成することができる。
【0017】
すなわち、該換気路は、その外部と接する部分は略水平に形成されているため、外部から強い風雨が棟瓦に当たっても、風の方向と換気路の方向とが略90度異なるため換気路の中に風雨が入りにくく、仮に入ったとしても、雨水は換気部材の制御突起で侵入を阻止され、該制御突起で形成される下方傾斜溝に沿って流れ落ちる。
【0018】
また、棟瓦の裏面に下向きの制御突起を設けることにより、該下向きの制御突起と、換気部材の上向きの制御突起とでジグザグ状の換気路が形成され、止水性、排水性及び風の制御性は一層高められる。
【0019】
また、換気部材及び棟瓦の片側又は両側にそれぞれスペーサーを突設することにより、これら換気部材及び棟瓦の配設が容易になり、作業性が大幅に向上するとともに、所定寸法の換気路が容易に形成される。これらの隣接するスペーサーと換気部材、スペーサーと棟瓦、又はスペーサー同士を接合一体化し、スペーサーで画成された間隔(換気路)を備えた2連又はそれ以上の換気部材又は棟瓦とすることもできる。更にまた、換気路に通気性隔壁を設けることにより、小鳥、蜂等の昆虫の侵入や営巣を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0021】
実施例1
本発明の実施例1における棟換気構造を図1〜図3に基ずいて説明する。
図1は、棟の長手方向に見た要部側面図、図2は換気部材と棟瓦で形成される換気路を示す部分正面断面図、図3は換気部材、棟瓦及び屋根瓦の関係位置を示す部分正面図である。
【0022】
図1に示したように、屋根瓦1が相対向している屋根下地材2の最上部には、適宜長手方向に間隔をあけて穿設された換気孔3を有する棟木受け具4が、ビス(図示せず)等によって固定され、さらに、この棟木受け具4には棟木5がビス(図示せず)等によって固定されている。
【0023】
そして、この棟木5に、表面に制御突起6を有する山形の換気部材7を、棟の長手方向に間隔D1を置いて且つ屋根瓦1を跨ぐように配設している。続いて、該制御突起6を有する換気部材7の上面との間に隙間Sを形成したうえ、前記換気部材7同士で形成される間隔D1の上部に棟瓦8の略中央が位置するように配設し、続いて棟の長手方向に間隔D2を置いて棟瓦8を順次配設し、図2に示したように間隔D1、隙間S及び間隔D2とからなる換気路9を形成している。
【0024】
また、換気部材7及び棟瓦8の先端のそれぞれには、屋根瓦1と当接した際の衝撃吸収と当接箇所の隙間解消を目的としたシーラー10が設けられており、これら換気部材7及び棟瓦8は所定の位置に配設された後は図2の取付ビス11によって棟木5に固定される。なお、図1に示した取付ビス11の状態は、棟瓦8を棟木5に固定した状態を示しており、換気部材7を棟木5に取り付ける取付ビスはこれより短い短長ビス12を用いている(その様子を概念的に図2に示す)。
【0025】
屋根瓦1としては特に限定されず、例えば、粘土瓦、陶器瓦、プレスセメント瓦、コンクリート瓦、金属製瓦、化粧スレート等の屋根材からなるものが挙げられる。
換気部材7は、通常の粘土や陶器の他、セメント・コンクリート(繊維強化)、スレート、アルミやステンレス等の金属、不燃性・難燃性プラスチック等から作られるが、これに限定されるものではない。また、アルミの押出成形加工後、切断し曲げ加工すれば容易に作れるので経済的である。棟瓦8の素材も上記した換気部材7の素材と同じでよい。
【0026】
図3は、換気部材7、棟瓦8及び屋根瓦1の相互の位置関係を示したものであるが、換気路9を形成する間隔D1、隙間S及び間隔D2を、建物が存在している場所の気象環境に対応させて適宜定めれば、なお一層理想の棟換気構造が得られる。
また、屋根瓦1は勿論のことであるが、棟瓦5として従来のものをそのまま利用できることが本実施例の優れた特徴でもある。
【0027】
上記構成によれば、室内の下方から上昇してくる汚染空気、熱気あるいは湿気を帯びた空気は換気孔3を通過し、換気部材の間隔D1を通過して左右に分流し、それぞれの換気路9を水平方向に進んだ後、棟瓦8の間隔D2である換気排出口13から排出される。本実施例による換気路9は、略水平に形成されている部分を有しているため、外部から強い風雨が棟瓦8に当たっても、風の方向と換気路9の方向とが大きく異なるため換気路9の中には風雨が入りにくいという特徴があり、また、万一入りかけたとしても、雨水は換気部材7の制御突起6でその侵入を阻止され、該制御突起6で形成される下方傾斜溝に沿って流れ落ちる。
【0028】
実施例2
本実施例2は、図4に示したように、棟瓦8の裏面に下向きの制御突起6aが設けられ、該制御突起6aと、換気部材7の上向きの制御突起6とでジグザグ状の換気路9を形成している。
本実施例によれば、万一雨水が入った際、この雨水は棟瓦8の裏面に形成された下向きの制御突起6aと換気部材7の上向きの制御突起6とに衝突しながらジグザグに進行中、そのエネルギーは消耗し急減してその侵入を阻止され、従って雨水は前記同様に換気部材7の制御突起6で形成される下方傾斜溝に沿って流れ落ちる。
【0029】
実施例3
次に、換気部材の側面(片側又は両側)にスペーサーを設けた形態について説明する。なお、換気部材7の側面にスペーサー14を突設した他は実施例1又は2と同様である。
図5(a)は、換気部材7の側面下端の一方方向にスペーサー14を設けた形態を示す上面図、図5(b)は、長さを略半分にしてスペーサー14a、14bを換気部材7の左右の両側面下端に設けた形態を示す上面図である。図から明かのように、いずれの形態もこのスペーサー14があることによって、組み付け時、隣接する換気部材7の側端に当接させれば、間隔が自動的に決定、形成されるので施工作業が容易となり、作業効率が向上するというメリットがある。
また、スペーサーと、これと接触する換気部材7〔(a)〕、又はスペーサー14同士〔(b)〕を接合一体化し、スペーサー14又は14bで画成された間隔(換気路)を備えた2連又はそれ以上の換気部材とすることも可能である。
【0030】
実施例4
図6は、棟瓦の一側面にスペーサー14Sを設けた形態を示している。この場合にもスペーサーを形成する形態としては、棟瓦8の一方方向に又は長さを略半分にして両側に設けるようにしてもよいが、その高さ方向については、換気部材7のように側面下端にではなく、図3に示したように、屋根瓦1の面より上方の位置に設け、その下にウォーターチャンネル(排水路)15を設けるようにしている。これによって、換気部材7の制御突起6で形成される下方傾斜溝を伝って流れる雨水はスペーサー14Sに衝突して飛散することがなく屋根瓦1の方にスムーズに流れるというメリットがある。
尚、この場合も実施例4と同様、スペーサーで画成された間隔(換気路)を備えた2連又はそれ以上の棟瓦とすることも可能である。
【0031】
実施例5
図7は、換気路9に通気性隔壁16を設けた形態であり、これ以外については前述と同様である。このように構成したことによって、小鳥、あるいは蜂等の昆虫が侵入したり、営巣することにより換気路9が閉塞されることが防止される。通気性隔壁16の形成手法としては、換気部材7または棟瓦8のどちらか一方に、図示したように製造時に一体的に網状体を形成してもよいし、また、後に金属、プラスチック、繊維等からなる網等を張設するようにしても良い。
【0032】
実施例6
図8は図1、図2で示したように、換気部材7の上面と棟瓦8の下面とで形成される換気路9の隙間Sを大きくした形態の棟換気構造である。すなわち、換気部材7の形状を、棟瓦1に略相似した山形形状ではなく、半楕円や円弧状の山形形状であって、この場合には図から明かのように、棟瓦8の頂部と換気部材7の上面とで形成される三角隙間17が大きい棟換気構造となる。
【0033】
このような形態では、棟の長手方向の中央の一部にのみ棟換気構造を設けた場合でも、棟換気構造の真下から上昇してくる気流のみならず、棟の長手方向の離れた位置からでも前記三角隙間17を棟の長手方向に沿って流れ、換気排出孔13(図2に示す)から効率良く排出されるというメリットがある。
【0034】
以上の実施例において、棟木5及び棟木受け具4を使用した例について説明したが、本発明の棟換気構造は、かかる例に限定されず、棟木をプラスチック、アルミ等の他の部材に置き換えたり、棟木を用いない換気構造にも適用できることは云うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
叙上のように、本発明の棟換気構造によれば下記の如き数多くの特徴及び利点を有する。
【0036】
本発明の棟換気構造は、表面に制御突起を有する山形の換気部材を、対向する屋根瓦を跨いで、且つ棟の長手方向に間隔を置いて順次配設するとともに、該換気部材の上面との間に隙間を形成したうえ、前記換気部材同士の間隔を覆うように、且つ棟の長手方向に間隔を置いて順次棟瓦8配設することにより、すなわち、順次形成された間隔(第1)、隙間、間隔(第2)とを備えたことによって、耐風雨性に優れた換気路を容易に形成することができる。すなわち、本発明による換気路は、その外部と接する部分は略水平に形成されているため、外部から強い風雨が棟瓦に当たっても、風の入り込む隙間の方向と換気路の方向とが略90度異なるため換気路の中に風雨が入りにくく、仮に入ったとしても、その雨水は換気部材の制御突起で侵入を阻止され、該制御突起で形成される下方傾斜溝に沿って流れ落ちる。
【0037】
また、棟瓦の裏面に下向きの制御突起を設けることにより、該下向きの制御突起と、換気部材の上向きの制御突起とでジグザグ状の換気路が形成され、止水性、排水性及び風の制御性を一層高めることが出来る。
【0038】
また、換気部材及び棟瓦の側面にそれぞれスペーサーを設け、このスペーサーを隣接する換気部材あるいは棟瓦の側面に当接するだけで、これら換気部材及び棟瓦が所定の位置に配設可能となり、且つ、所定寸法の換気路が自動的に形成され、施工作業が大幅に向上する。
【0039】
そしてまた、換気路に通気性隔壁を設けることにより、小鳥、蜂等の昆虫の侵入や営巣を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において棟換気構造を棟の長手方向に見た断面図である。
【図2】同構造において換気部材と棟瓦で形成される換気路を示す断面図である。
【図3】同構造において換気部材、棟瓦及び屋根瓦の関係位置を示す正面図である。
【図4】実施例2において棟瓦の裏面に下向きの制御突起を設けて形成される換気路を示す断面図である。
【図5】(a)実施例3において換気部材の一側面下端にスペーサーを設けた形態を示す上面図である。(b)同換気部材の両側面下端に長さを半分にしたスペーサーを設けた形態を示す上面図である。
【図6】実施例4において棟瓦の一側面にスペーサーを設けた形態をを示す上面図である。
【図7】実施例5において換気路に通気性隔壁を設けた形態を示す断面図である。
【図8】実施例6において換気部材の上面と棟瓦の下面とで形成される換気路の隙間Sを大きくした形態を示す断面図である。
【図9】従来の棟換気構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 屋根瓦
2 屋根下地材
3 換気孔
4 棟木受け具
5 棟木
6 制御突起
7 換気部材
8 棟瓦
9 換気路
10 シーラー
11 取付ビス
12 短長ビス
13 換気排出口
14 スペーサー
15 ウォーターチャンネル
16 通気性隔壁
17 三角隙間

Claims (8)

  1. 対向する屋根瓦の上に、表面に制御突起を有する山形の換気部材を棟の長手方向に間隔を置いて、且つ前記屋根瓦を跨ぐように配設され、前記換気部材の上方に間隙が形成されるように且つ該換気部材の中央付近に棟の長手方向に間隔を置いて棟瓦が配設され、前記間隔及び隙間とからなる換気路が形成されていることを特徴とする棟換気構造。
  2. 棟瓦の裏面に制御突起が設けられ、該制御突起と、換気部材の制御突起とでジグザグ状の換気路が形成される請求項1記載の棟換気構造。
  3. 換気部材の片側又は両側にスペーサーが突設されている請求項1又は2記載の棟換気構造。
  4. 隣接するスペーサーと換気部材、又はスペーサー同士が接合一体化されている請求項3記載の棟換気構造。
  5. 棟瓦の片側又は両側にスペーサーが突設されている請求項1、2又は3記載の棟換気構造。
  6. 隣接するスペーサーと棟瓦、又はスペーサー同士が接合一体化されている請求項5記載の棟換気構造。
  7. 換気路に通気性隔壁が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の棟換気構造。
  8. 換気部材がアルミ又は樹脂を押出成形したものである請求項1〜7のいずれか1項に記載の棟換気構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006219905A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Nippon Jukankyo Kk 換気装置
JP2007327319A (ja) * 2005-07-27 2007-12-20 Shinsei:Kk 換気棟構造

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