JP2009001291A - 蓋材及び包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、蓋材による容器本体の収納部の閉止が高温、高圧条件下にて行われた場合にあってもマイクロ文字の色流れが発生せず、鮮明なマイクロ文字印刷を維持することができる蓋材及びこの蓋材を用いた包装体を提供する。
【解決手段】 本発明の蓋材Aは、錠剤を収納可能な収納部B1が凹設された合成樹脂製の容器本体Bの収納部B1を閉止するための蓋材Aであって、アルミニウム箔1の一面に熱封緘層2が積層一体化されていると共に、上記アルミニウム箔1と上記熱封緘層2との間にマイクロ文字の印刷層3が形成されており、上記マイクロ文字は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を含有するインキを用いて印刷されたものであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレススルーパック(PTP包装)に用いられるアルミニウム箔製の蓋材及びこれを用いた包装体に関する。
従来から、医薬品の包装にはプレススルーパックなどのアルミニウム箔を用いた包装体が用いられている。このプレススルーパックとは、特許文献1に示したように、錠剤を収納可能な収納部が所定間隔毎に凹設されてなる合成樹脂製の容器本体と、この容器本体の収納部を閉止するためのアルミニウム箔製の蓋材とからなる。そして、蓋材の表面には、医薬品の商標、品番、製造会社名などが印刷されている。
そして、プレススルーパックで錠剤を包装するには、容器本体の収納部に錠剤を収納する一方、蓋材の一面には熱封緘層が積層一体化されており、容器本体の収納部形成面に蓋材をその熱封緘層が容器本体側となるように重ね合わせた上で、熱封緘バーや熱封緘ドラムを蓋材に押し付け、蓋材の熱封緘層を溶融させて容器本体に熱融着一体化させると共に、熱封緘バーや熱封緘ドラムの表面に突設した押圧シール部によって蓋材を容器本体側に押圧、変形させて蓋材の一部を容器本体に食い込ませており、蓋材が容器本体から不測に剥離するのを防止して容器本体の収納部が蓋材によって確実に閉止されるようにしている。
一方、近年、薬剤の偽造が多発しており、偽造薬剤はその品質が悪いことから諸問題が多発しており、偽造薬剤の防止に対する対策が急がれている。この偽造薬剤の防止対策の一つとして、印刷に高度な技術が必要とされるマイクロ文字を蓋材に印刷しておき、マイクロ文字の有無或いは印刷状態を検査することによって偽造薬剤であるか否かを判断することが試みられている。
しかしながら、近年、製造原価の低減を図るために、蓋材によって容器本体の収納部を閉止する際の条件をより高温化、高圧力化させることによって錠剤の充填ラインの高速化が図られており、このような高速化されたラインにおいてマイクロ文字の印刷された蓋材を用いると、マイクロ文字の色流れが発生してしまうといった問題点があった。
特許第3771922号公報
本発明は、蓋材による容器本体の収納部の閉止が高温、高圧条件下にて行われた場合にあってもマイクロ文字の色流れが発生せず、鮮明なマイクロ文字印刷を維持することができる蓋材及びこの蓋材を用いた包装体を提供する。
本発明の蓋材は、錠剤を収納可能な収納部が凹設された合成樹脂製の容器本体の収納部を閉止するための蓋材であって、アルミニウム箔の一面に熱封緘層が積層一体化されていると共に、上記アルミニウム箔と上記熱封緘層との間にマイクロ文字の印刷層が形成されており、上記マイクロ文字は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を含有するインキを用いて印刷されたものであることを特徴とする。
Figure 2009001291

(但し、R1,R2,R3又はR4のうちの1〜3つの置換基が水素で且つ残りの置換基がメチル基)
Figure 2009001291

(但し、R5は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R6は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R7は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
Figure 2009001291

(但し、R8は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R9は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R10は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
本発明の蓋材Aは、図1に示したように、アルミニウム箔1の一面に熱封緘層2が積層一体化されている。アルミニウム箔は、従来から、プレススルーパック(PTP包装)に用いられているものであればよい。
そして、アルミニウム箔1の一面に積層一体化されている熱封緘層2は熱可塑性樹脂から形成され、後述する容器本体の材質によって適宜、選択して用いられ、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、マレイン酸変性ポリプロピレンなどが挙げられる。
本発明の蓋材Aでは、アルミニウム箔1と熱封緘層2との間、即ち、アルミニウム箔1の一面にマイクロ文字の印刷層3が形成されている。このマイクロ文字とは、肉眼で認識できないか或いはかろうじて認識できる程度の微小な文字であり、縦幅及び横幅が0.15〜0.70mmの大きさ、即ち、一辺が0.15〜0.70mmの正方形内に収まる程度の大きさの文字をいう。
アルミニウム箔1の一面へのマイクロ文字の印刷には、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を溶剤中に溶解させてなるインキが用いられる。なお、インキには必要に応じて滑剤(ワックス)が添加されてもよい。
本発明では、メラミン誘導体の縮合物が用いられ、メラミン誘導体は式1で示される。
Figure 2009001291

(但し、R1,R2,R3又はR4のうちの1〜3つの置換基が水素で且つ残りの置換基がメチル基)
上記メラミン誘導体には、R1,R2,R3又はR4のうちの何れか一つの置換基のみが水素で且つ残りの置換基が全てメチル基であるタイプAと、R1,R2,R3又はR4のうちの何れか二つ又は三つの置換基が水素で且つ残りの置換基が全てメチル基であるタイプBとがある。
そして、メラミン誘導体中の>NHは下記式4の縮合反応を生じ、
Figure 2009001291
又、メラミン誘導体中のメチロール基は酸性下にて式5又は式6の縮合反応を生じ、
Figure 2009001291

Figure 2009001291
更に、メラミン誘導中のメチロール基は塩基性下にて式7の縮合反応を生じる。
Figure 2009001291
本発明では、上記反応によって式1に示したメラミン誘導体を縮合させてなる縮合物を用いている。そして、メラミン誘導体として、タイプA及びタイプBを含有し且つタイプAがタイプBよりも多いモル数にて含有されてなるメラミン誘導体を用い、このメラミン誘導体を縮合させて得られる縮合物(以下「イミノタイプの縮合物」という)と、メラミン誘導体として、タイプAとタイプBとが略同モル数にて含有されてなるメラミン誘導体を用い、このメラミン誘導体を縮合させて得られる縮合物(以下「イミノ・メチロールタイプの縮合物」という)とが好ましく、イミノタイプの縮合物が好ましい。なお、イミノタイプの縮合物は、三和ケミカル社から商品名「MX−708」にて、イミノ・メチロールタイプの縮合物は、三和ケミカル社から商品名「MX−706」にて市販されている。
そして、式1に示したメラミン誘導体の縮合物は、二量体、三量体及び多量体の混合物であり、式1に示したメラミン誘導体の縮合物の重量平均重合度は、2.0〜3.0が好ましい。又、インキ中における上記メラミン誘導体の縮合物の含有量は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して5〜6重量部が好ましい。
又、インキ中には、式2又は式3で示されるシランカップリング剤が含有されており、式2で示されるシランカップリング剤が好ましい。
Figure 2009001291

(但し、R5は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R6は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R7は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
Figure 2009001291

(但し、R8は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R9は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R10は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
そして、インキ中における式2又は式3で示されるシランカップリング剤の含有量は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して2.5〜2.9重量部が好ましい。
なお、式2で示されるシランカップリング剤は、日鉱金属社から商品名「IS−1000」で市販され、式3で示されるシランカップリング剤は、日鉱金属社から商品名「IM−1000」で市販されている。
更に、上記溶剤としては、インキに汎用されているものであれば、特に限定されず、例えば、イソプロピルアルコール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチルなどが挙げられる。そして、インキ中における溶剤の含有量は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して400〜600重量部が好ましい。
そして、上述のように構成されたインキを用いてアルミニウム箔1の一面にマイクロ文字の印刷層3が形成されているが、アルミニウム箔1の一面へのマイクロ文字の印刷は、公知の手段を用いて行われ、例えば、特開2006−53499号公報に開示されたレーザ露光装置を用いて、グラビア製版、オフセット製版、フレキソ製版などを行い、得られた版胴を用いて公知の要領でアルミニウム箔1の一面にマイクロ文字の印刷を行えばよい。
更に、アルミニウム箔1の他面には熱硬化性樹脂からなるオーバープリント層4が積層一体化されており、アルミニウム箔1とオーバープリント層4との間、即ち、アルミニウム箔1の他面にも必要に応じて、上記インキを用いてマイクロ文字の印刷層5が形成されていてもよい。なお、アルミニウム箔1の他面にマイクロ文字を印刷する際に用いられるインキは、アルミニウム箔1の一面にマイクロ文字を印刷する際に用いられるインキと同一であっても相違してもよい。
次に、蓋材Aの製造方法について説明する。先ず、アルミニウム箔を用意し、このアルミニウム箔1の一面又は両面に上記インキを用いてマイクロ文字を汎用の要領で印刷、乾燥させて、アルミニウム箔1の一面又は両面にマイクロ文字の印刷層3、5を形成する。
しかる後、アルミニウム箔1の他面に熱硬化性樹脂を塗布して加熱乾燥させて熱硬化性樹脂を硬化させて、アルミニウム箔1の他面全面にマイクロ文字の印刷層5を介在させた状態にオーバープリント層4を積層一体化する。
そして、アルミニウム箔1の一面全面に熱可塑性樹脂を塗布して乾燥させて、マイクロ文字の印刷層3を介在させた状態に熱封緘層2を積層一体化させて蓋材Aを製造することができる。なお、アルミニウム箔1の一面に熱可塑性樹脂を塗布する前に、アルミニウム箔1の一面に透明性を有する着色インキを塗布、乾燥させて、マイクロ文字の印刷層3と熱封緘層2との間に着色層を形成してもよい。
次に、上記蓋剤Aを用いて包装体を製造する要領について説明する。先ず、図2に示したような、錠剤を収納可能な収納部B1が多数、形成されてなる容器本体Bを用意する。この容器本体Bは、通常、ポリ塩化ビニル系樹脂やポリプロピレン系樹脂から形成されており、ポリ塩化ビニル系樹脂は廃棄処分の問題から、近年ではポリプロピレン系樹脂が好んで用いられている。
そして、蓋材Aとしては、容器本体Bの材質に応じて熱封緘層2を構成する熱可塑性樹脂の種類を選択する。即ち、熱封緘層2の熱可塑性樹脂としては容器本体Bを構成している熱可塑性樹脂と相溶性に優れたものが選択され、具体的には、容器本体Bがポリ塩化ビニル系樹脂から形成されている場合には、熱封緘層2がポリ塩化ビニル系樹脂から形成されている蓋材Aが用いられ、容器本体Bがポリプロピレン系樹脂から形成されている場合には、熱封緘層2がエチレン−酢酸ビニル共重合やマレイン酸変性ポリプロピレンから形成されている蓋材Aが用いられる。
そして、容器本体Bの収納部B1の開口部を閉止するように蓋材Aをその熱封緘層2が容器本体B側となるようにして重ね合わせる。しかる後、熱封緘バーや熱封緘ドラムを蓋材Aに容器本体Bに向かって押し付けて、蓋材Aの熱封緘層2を加熱、溶解させて容器本体Bと熱融着一体化させると同時に、熱封緘バーや熱封緘ドラムの表面に突設された押圧シール部によって蓋材Aの一部を容器本体Bに強固に押し付けて変形させて容器本体Bに食い込ませて包装体を得ることができる(図2参照)。
容器本体Bがポリプロピレン系樹脂から形成され、熱封緘層2がエチレン−酢酸ビニル共重合やマレイン酸変性ポリプロピレンのようにポリプロピレン系樹脂に対して優れた相溶性を有する合成樹脂から形成されている場合にあっても、マイクロ文字の印刷層は、上述の如く、特定のシランカップリング剤を含有しているインキを用いて印刷されたものであることから、熱封緘層2に対して優れた熱融着性を発揮し、よって、蓋材Aは、その熱封緘層2とマイクロ文字の印刷層3との間で層間剥離を生じることはなく、蓋材Aによって容器本体Bの収納部B1を強固に熱封緘することができる。
又、蓋材Aによって容器本体Bの収納部B1を熱封緘するのに要する時間を短縮するために、熱封緘バーや熱封緘ドラムの温度や、蓋材Aに加える押圧力を高く設定して、錠剤の充填ラインの高速化を図ることがあるが、上述のように、特定のメラミン誘導体の縮合物を含有させてなるインキを用いてマイクロ文字を印刷していることから、熱封緘工程において加わる熱や圧力、特に、熱封緘バーや熱封緘ドラムの押圧シール部において高圧力下にて加えられる高熱にもかかわらず、マイクロ文字の色流れが生じることはなく、熱封緘工程後においても蓋材Aに印刷されたマイクロ文字は鮮明な状態を確実に維持している。
従って、本発明の蓋材Aを用いて得られた包装体は、その蓋材Aのマイクロ文字が色流れを生じることなく鮮明に印刷されていることから、真正な錠剤と偽造錠剤とをマイクロ文字の検査を行うことで容易に判別することができる。
本発明の蓋材は、上述のように、特定のメラミン誘導体の縮合物とシランカップリング剤を含有してなるインキを用いてアルミニウム箔の一面にマイクロ文字の印刷層が形成されていることから、耐熱性に優れていると共に、熱封緘層を構成する熱可塑性樹脂との間の熱融着性にも優れており、よって、本発明の蓋材によれば、容器本体がポリ塩化ビニル系樹脂又はポリプロピレン系樹脂の何れから形成されていても、容器本体の収納部を強固にシールすることができると共に、錠剤の充填ラインの高速化を図るために熱封緘時の温度や圧力が高く設定されている場合にあっても、マイクロ文字の色流れが発生することはなく、シール強度に優れ且つ鮮明なマイクロ文字印刷を有する包装体を確実に得ることができる。
(インキの作製)
表1に示した所定量の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、イミノタイプのメラミン誘導体の縮合物(三和ケミカル社製 商品名「MX708」)、式2で示した構造式を有するシランカップリング剤(日鉱金属社製 商品名「IS−1000」)及び着色剤を表1に示した所定量のメチルエチルケトンに溶解させてインキA〜Cを作製した。
(色流れ)
アルミニウム箔の一面に各インキを用いてグラビア印刷にてマイクロ文字の印刷を行って180℃にて10秒間に亘って乾燥させた。次に、アルミニウム箔をそのマイクロ文字の印刷面を下にしてポリプロピレンシート上に載置し、格子状の押圧シール部が表面に突設され且つ250℃に加熱された熱封緘バーをアルミニウム箔上に2.94×105Pa(3kg/cm2)の圧力にて5秒間に亘って押し付けた後、アルミニウム箔のマイクロ文字の印刷面をルーペを用いて観察し、色流れの有無を判断した。なお、インキAを用いた時のマイクロ文字の印刷状態を図3に、インキCを用いた時のマイクロ文字の印刷状態を図4に示した。インキAではマイクロ文字が鮮明に認識できるものの、インキB,Cではマイクロ文字に色流れが発生しており、マイクロ文字を明確に認識することができなかった。
(シール強度)
アルミニウム箔の一面に各インキを用いてグラビア印刷にてマイクロ文字の印刷を行って180℃にて10秒間に亘って乾燥させた。次に、アルミニウム箔のマイクロ文字の印刷面にポリプロピレンを塗布して乾燥させて熱封緘層を形成して蓋材を形成した。しかる後、厚さが0.3mmのポリプロピレンシート(住友ベークライト社製 商品名「NS3450」)上に蓋材をその熱封緘層がポリプロピレンシート側となるように重ね合わせて160℃、180℃、200℃の各シール温度にて9.8×104Pa(1kg/cm2)の圧力を1秒間に亘って加えて、蓋材とポリプロピレンシートとを熱融着一体化させた。そして、蓋材とポリプロピレンシートとの間のシール強度をJIS Z0238に準拠して測定し、その結果を表2に示した。
Figure 2009001291
Figure 2009001291
本発明の蓋材を示した縦断面図である。 本発明の包装体の一部を示した縦断面図である。 マイクロ文字の印刷面を撮影した拡大写真である。 マイクロ文字の印刷面を撮影した拡大写真である。
符号の説明
1 アルミニウム箔
2 熱封緘層
3 印刷層
4 オーバープリント層
5 印刷層
A 蓋材
B 容器本体
B1 収納部

Claims (4)

  1. 錠剤を収納可能な収納部が凹設された合成樹脂製の容器本体の収納部を閉止するための蓋材であって、アルミニウム箔の一面に熱封緘層が積層一体化されていると共に、上記アルミニウム箔と上記熱封緘層との間にマイクロ文字の印刷層が形成されており、上記マイクロ文字は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を含有するインキを用いて印刷されたものであることを特徴とする蓋材。
    Figure 2009001291

    (但し、R1,R2,R3又はR4のうちの1〜3つの置換基が水素で且つ残りの置換基がメチル基)
    Figure 2009001291

    (但し、R5は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R6は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R7は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
    Figure 2009001291

    (但し、R8は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R9は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R10は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
  2. インキは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体100重量部、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物5〜6重量部、及び、シランカップリング剤2.5〜2.9重量部を含有することを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
  3. アルミニウム箔の他面に熱硬化性樹脂からなるオーバープリント層が積層一体化され、上記アルミニウム箔と上記オーバープリント層との間にマイクロ文字の印刷層が形成されており、上記マイクロ文字は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を含有するインキを用いて印刷されたものであることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
    Figure 2009001291

    (但し、R1,R2,R3又はR4のうちの1〜3つの置換基が水素で且つ残りの置換基がメチル基)
    Figure 2009001291

    (但し、R5は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R6は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R7は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
    Figure 2009001291

    (但し、R8は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R9は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R10は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
  4. 錠剤を収納可能な収納部が凹設された合成樹脂製の容器本体と、この容器本体に積層一体化されて該容器本体の収納部を閉止している蓋材とからなる包装体であって、上記蓋材は、アルミニウム箔の一面に熱封緘層が積層一体化されていると共に、上記アルミニウム箔と上記熱封緘層との間にマイクロ文字の印刷層が形成されており、上記マイクロ文字は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、式1で示されるメラミン誘導体の縮合物、及び、式2又は式3で示されるシランカップリング剤を含有するインキを用いて印刷されたものであり、上記蓋材の熱封緘層を上記容器本体に熱融着一体化させていることを特徴とする包装体。
    Figure 2009001291

    (但し、R1,R2,R3又はR4のうちの1〜3つの置換基が水素で且つ残りの置換基がメチル基)
    Figure 2009001291

    (但し、R5は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R6は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R7は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
    Figure 2009001291

    (但し、R8は、水素、ビニル基又は炭素数が1〜5のアルキル基、R9は、水素又は炭素数が1〜20のアルキル基、R10は、炭素数が1〜3のアルキル基、nは1〜3)
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