JP2008545822A - 二軸延伸及びヒートセットされたポリエステルフィルムから得られる導電性被覆基板 - Google Patents

二軸延伸及びヒートセットされたポリエステルフィルムから得られる導電性被覆基板 Download PDF

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Abstract

260℃又はそれ以上の融点を有するポリエステルから製造された二軸延伸ポリエステルフィルムを含む、240℃又はそれ以上の温度において導電被膜を被覆することができるフィルムを記載する。

Description

関連出願の相互参照
本件は、35 U.S.C.§ 119(e)に基づいて、2005年5月17日に出願された米国仮出願第60/681,647号に関して優先権を主張する。この特許出願全体を引用することによって本明細書中に組み入れる。
発明の分野
本発明は、一般に、導電性被膜を被覆することによって、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード、光起電力装置、RFIDラベル及び電気泳動ディスプレイを含む(これらに限定するものではないが)種々の電子用途への使用に適した導電性被覆基板を製造することができる熱安定性ポリエステルフィルムに関する。より具体的には、本発明は、二軸延伸又は伸張され、ヒートセットされ、導電性被覆基板の製造に使用される、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)(PCT)若しくはポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンナフタレンジカルボキシレート)(PCN)ホモ−若しくはコポリエステル又はそれらのブレンドから製造された熱安定性ポリエステルフィルムに関する。
ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)フィルムは、種々のラッピング、パッケージング及ラミネーション用途に広範に使用されている。PETフィルムは、フィルムを物体に適用し且つ加熱することによって物体の周囲でフィルムを収縮させるシュリンクラップ用途に使用される場合もある。フレキシブル電子回路、タッチスクリーン・ディスプレイ及びフレキシブル光起電力装置のような他の用途においては、高温において良好な寸法安定性及び防縮性を有する、二軸延伸及びヒートセットされたPETフィルムが使用される。しかし、二軸延伸PETフィルムは、Tgが低く(約80℃)且つ固有の融解温度(Tm)が比較的低い(約250℃)ので、200℃を超える温度では有用であるとは考えられていない。
二軸延伸PET及び二軸延伸ポリ(エチレンナフタレート)(PEN)が、インジウム錫酸化物(ITO)被覆透明導電性基板用の基板フィルムとして使用されていることは当業界で一般に知られている。PET及びPENフィルムは、多くの用途に適するが、フラットパネル・ディスプレイ及び光起電力装置のような、高い透明度及び良好な導電率が望ましい用途に用いる導電性被覆基板の製造に多くの場合必要なITOの高温堆積に必要とされる温度寸法安定性を欠くと考えられている。所定の導電率に関してITO被膜の厚さを減少させるには、より高い温度が必要であると考えられている。厚さの減少した被膜は屈曲時の破壊に抵抗することができる。多くの既存及び新しい用途においては、高い透明度と適切な導電率を保ちながら耐久性とフレキシブル形状因子を増大させることが必要とされている。これらの用途としては特に、フラットパネル・ディスプレイ、光起電力装置及びフレキシブルディスプレイが挙げられる。更に、堆積後エッチングプロセスによるパターン形成を必要とする高透明度/高導電率フィルムに関しては、堆積及びアニールが200℃より高温で行われたITO被覆フィルムからは、ITOが200℃未満の温度で適用され且つアニールされたフィルムに比較して優れたパターン精度を有する導電性基板が得られることが報告されている。
透明な導電性被覆基板の望ましい性質としては、以下の性質の少なくとも1つが挙げられる:透明性、導電性、フレキシビリティ、電荷担体密度、電荷担体移動度、引張特性及び曲げ特性、加水分解安定性及び寸法安定性。透明な導電被覆基板に使用するための、当業界で知られた現在の材料は(PET、PEN、ポリイミド、ガラスなど)は、前記性質の1つ又はそれ以上が欠けていると考えられている。透明度、フレキシビリティ(柔軟性)及び基板耐久性を保ちながら優れた導電性能を達成するためには、PET及びPENより大きい温度寸法安定性を有する材料、ガラスよりも耐久性及びフレキシビリティが改善された材料、並びにポリアミドよりも透明性が改善された材料が必要である。
透明な導電性被覆基板のようないくつかの用途には、240℃又はそれ以上の温度において熱安定性である(即ち良好な寸法安定性を有する)フィルムが有効であり、又は必要ですらあろう。具体的には、フィルムは、240℃より高温においてITO及び/又は他の無機酸化物が被覆された場合に、ふくれを生じたり、皺がよってはならない。好ましくは、フィルムは、250℃より高温においてITOを被覆された場合時にふくれを生じたり、寸法安定性を失ってはならない。
前記型の透明な無機酸化物被膜の他に、非晶質シリコン及び多結晶シリコンが、アクティブマトリックスTFTディスプレイを含む高性能ディスプレイ用途に導電性被膜として使用されることが多い。非晶質シリコンのガラスへの蒸着は、350℃より高温で行われる。しかし、近年に至って、蒸着を200〜350℃又は225〜300℃で行う、より低温の非晶質シリコン及び多結晶シリコン蒸着法が開発された。非晶質及び多結晶シリコンに必要な蒸着温度の低下が進んでも、これらの蒸着温度に耐えられるプラスチックは極めて少ない。
従って、良好な透光性及び低い熱膨張率(CTE)と共に、不可欠な寸法安定性を有する新しいポリマーフィルムが必要とされている。
優れた加水分解安定性は、種々の用途にわたって導電性被覆基板として使用されるフィルムに望ましいもう1つの性質である。従って、高温高湿条件で構造一体性を保持する傾向がある、導電性被覆基板を製造するための優れた加水分解安定性を有するベースフィルムもまた、必要とされている。
(a)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基、4,4’−ビフェニルジカルボン酸又はそれらの組合せを約90〜約100モル%含む二酸残基;及び(b)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含む本発明のフィルムは、以下の性質の少なくとも1つに関して、導電性被覆基板を構成する当業界のフィルムよりも優れていると考えられる:透明性、導電性、フレキシビリティ、電荷担体密度、引張特性及び曲げ特性、加水分解安定性、基板耐久性、低結晶化速度及び寸法安定性。
これらのフィルムは、温度寸法安定性がPET及びPENよりも優れ、耐久性及びフレキシビリティがガラスよりも優れ、しかも、透明性がポリイミドよりも優れていると考えられる。
これらのフィルムは、非晶質完成品を製造する能力をより大きくする低結晶化特性を有するポリエステルを含む。一実施態様において、本発明のフィルムはヒートセット前の結晶化速度が遅い。別の実施態様において、本発明のヒートセットフィルムは、結晶質又は半結晶質であることができる。
一実施態様において、本発明のフィルムには、240℃又はそれ以上の温度においてITO及び/又は少なくとも1種の他の無機酸化物を被覆することができる。別の実施態様において、本発明のフィルムは、240℃又はそれ以上の温度において熱安定性である(即ち良好な寸法安定性を有する)透明な導電性被覆基板を構成する。他の実施態様において、透明な導電性被覆基板を構成する本発明のフィルムは、240〜310℃又は240〜290℃の温度においてITO及び/又は少なくとも1種の他の無機酸化物の被覆時に熱安定性である。別の実施態様において、本発明のフィルムには、250℃より高温において導電性被覆基板を被覆することができる。他の実施態様において、本発明のフィルムは、250℃よりも高温においてITOを被覆した場合に熱安定性である透明な導電性被覆基板を構成する。他の実施態様において、本発明のフィルムは、250〜310℃又は250〜290℃の温度においてITO及び/又は少なくとも1種の他の無機酸化物を被覆した場合に熱安定性である透明な導電性被覆基板を含む。他の実施態様において、ここに記載したフィルムは、導電性被覆基板中に用いた場合に、ここに記載した温度においてふくれを生じたり皺がよったりせず、且つ/又は寸法安定性を失わない。
一態様において、本発明は、260℃又はそれ以上の融点(Tm)を有するポリエステルから製造された二軸延伸ポリエステルフィルムを含むフィルムを提供する。融点はここでは、示差走査熱量測定法(DSC)を用いてASTM D3418に従って測定した。一実施態様において、ポリエステルは、(a)約90〜約100モル%、別の実施態様では99.5〜100モル%のテレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン残基、4,4’−ビフェニルジカルボン酸又はそれらの組合せを含む二酸残基;及び(b)少なくとも90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含むジオール残基を含む。ポリエステルは、合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含む。
別の実施態様において、ポリエステルフィルムは、式:
(27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
[式中、Tは縦方向(機械方向)及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす条件において二軸伸張され、そして250℃〜Tm[Tmはポリマーの融点である]の実際フィルム温度においてヒートセットされている。
第2の態様において、本発明は、(a)透明な導電性無機酸化物被膜及び(b)ここに記載した二軸延伸ポリエステルフィルムを含む透明な導電性被覆基板を提供する。
第3の態様において、本発明は、(a)非晶質シリコン又は多結晶シリコン導電被膜及び(b)ここに記載した二軸延伸ポリエステルフィルムを含む導電性被覆基板を提供する。
本発明に係る基板は、液晶ディスプレイアセンブリ、有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ、光起電力装置アセンブリ、建築用窓ガラス又は透明窓ガラス及びタッチスクリーン・ディスプレイを含む(これらに限定するものではない)種々の用途に使用できる。
本発明は、本発明のいくつかの実施態様に関する以下の詳細な説明及び実施例を参照することによって理解しやすくなるであろう。本発明の目的に従って、本発明のいくつかの実施態様を前記の「発明の開示」に記載し、更にここで後述する。また、本発明の他の実施態様もここに記載する。
240℃又は250℃のような高温においてフィルムを被覆するためには、フィルムを構成するポリマーは260℃より高い、好ましくは270℃より高い融点を有する必要がある。ポリマーが被覆温度よりも少なくとも10℃高い融点を有するのでなければ、ポリマーは被覆プロセスの間に融解する可能性がある。融点の高い材料ほど高い温度で被覆できる。
これらの基準を満たす本発明の個々のフィルムは、
(1)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
(2)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基
を含むポリエステル(このポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ260℃又はそれ以上、好ましくは270℃又はそれ以上の融点を有する)から製造することができる。
更に、このようなフィルムは二軸延伸し、そして250℃又はそれ以上においてヒートセットしなければならない。ヒートセットの間に伸張フィルムが被覆工程の最終的実施温度に達しないならば、それは導電性無機酸化物被覆プロセスの間に充分な寸法安定性を有さない可能性がある。
好ましくはフィルムは2.0×(倍)より高い伸張比で90℃より高い伸張温度において伸張又は延伸させる。より好ましくは、フィルムは、式:
(27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
[式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす条件において伸張する。最も好ましくは、フィルムはTg〜Tg+20℃の温度において2.5〜3.0×(倍)伸張し、次いで伸張フィルムの寸法を保ちながら、250℃〜Tm又は260℃〜Tm[Tmはポリマーの融点である]の実際フィルム温度において1〜120秒間又は1〜60秒間ヒートセットする。二軸延伸及びヒートセットフィルムは、>240℃の温度において寸法安定性を有し、且つ得られる導電被覆基板の使用中に又は導電性被膜の製造時及び/若しくは硬化時に無機酸化物被膜の剥離又は亀裂が発生しないような熱膨張率を示すのが好ましい。好ましい熱膨張率は、20〜90℃において測定した場合に10〜50ppmである。
導電性被膜を本発明のフィルム上に適用して、基板を形成することができる。導電性被膜は、当業界でよく知られた多くの方法によって、例えば特にスパッタリング、化学蒸着、電子ビーム蒸着、パルスレーザー堆積及びプラズマ助成化学蒸着によって適用できる。導電被膜は多重厚さの範囲全体に堆積させることができ、導電性被覆基板には場合によっては酸素及び/又は水分バリヤ層を被覆することができる。
「導電性被膜(conductive coating)」は、透明な導電性無機酸化物層又は非晶質若しくは多結晶シリコン層を意味する。「透明な導電性無機酸化物層」は当業界で一般に知られ、その例としては、酸化錫、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、錫−アンチモン複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物、亜鉛−アルミニウム複合酸化物及びそれらの誘導体が挙げられるが、これらに限定するものではない。
本発明においてフィルムの製造に使用するポリエステルは、当業界でよく知られた常法によって容易に製造できる。例えば、必要に応じて、溶融相重縮合法又は溶融相及び固相の組合せ重縮合法を使用できる。ポリエステルは、典型的には、約0.4〜1.2、好ましくは約0.5〜1.1のインヘレント粘度(I.V.)を有する。フィルムはI.V.0.5未満においては、最終二軸伸張フィルムに折り目をつけた場合に靭性が低下する。ここで使用する「I.V.」は、フェノール60重量%及びテトラクロロエタン40重量%から成る溶媒100mL当たりポリマー0.50gを用いて25℃において測定した粘度測定値を意味する。ここに記載したポリエステルのI.V.の基本的測定方法は、ASTM法D2857−95に記載されている。
ポリエステルの二酸残基は、ジカルボン酸又は二酸の誘導体、例えば低級アルキルエステル(例えばテレフタル酸ジメチル)、酸ハロゲン化物(例えば二酸塩化物)又は場合によっては無水物に由来することができる。
ポリエステル組成物は、キャスティングロール上への押出中におけるメルトの結晶化を最小限に抑えるためには、他のジカルボン酸又は他のジオールの残基を少なくとも約0.5モル%含む必要があるが、このような材料の改質量は、ポリマーの高融点を保つために少なくとも約10モル%以下でなくてはならない。有用な改質用モノマーとしては、炭素数約4〜約14の他のジカルボン酸及び/又はそれらのエステル並びに炭素数約2〜約12の他のグリコールが挙げられる。いくつかの実施態様においては、改質用酸として、イソフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、5−tert−ブチルイソフタル酸(CAS#2359−09−3)及び/又はジ−n−ブチル−4,4’−スルホニルジベンゾエート(CAS#3871−35−5)を挙げることができる。
他の実施態様においては、改質用グリコールとしてエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジール及びネオペンチルグリコールを挙げることができる。
ポリエステル組成物中のCHDM残基は、任意の組合せのシス及びトランス異性体比を有することができる。好ましくは、CHDM残基は約60〜100%の範囲のトランス異性体量を有する。より好ましい異性体量は、トランス異性体が約60〜約80%の範囲である。
本発明に使用するポリエステルの合成に使用できる触媒材料の例としては、チタン、マンガン、亜鉛、コバルト、アンチモン、ガリウム、リチウム、カルシウム、珪素及びゲルマニウムが挙げられる。このようは触媒系は、米国特許第3,907,754号、第3,962,189号、第4,010,145号、第4,356,299号、第5,017,680号、第5,668,243号及び第5,681,918号に記載されており、これらの特許全体を引用することによって本明細書中に組み入れる。好ましい触媒金属としてはチタン及びマンガンが挙げられ、最も好ましいのはチタンである。触媒金属の使用量は約5〜100ppmの範囲であることができるが、良好な色、熱安定性及び電気的性質を有するポリエステルを生成するためには、チタン約5〜約35ppmの触媒濃度の使用が好ましい。
リン化合物を触媒金属と併用する場合が多く、ポリエステルの製造に通常使用される任意のリン化合物を使用できる。典型的には、約100ppm以下のリンを使用できる。
必要ではないが、必要に応じて、ポリエステル中に典型的に存在する他の添加剤も、フィルムの製造に使用するポリエステルの性能を妨げないならば使用できる。このような添加剤としては、酸化防止剤、紫外線及び熱安定剤、金属不活性化剤、着色剤、顔料、ピニング剤、耐衝撃性改良剤、成核剤、分岐剤、難燃剤などが挙げられるが、これらに限定するものではない。
本発明に関連して形成されるポリエステルの製造に有用な分岐剤は、ポリエステルの酸単位部分又はグリコール単位部分に分岐を生じるものであることができ、又は混成物であることもできる。これらの分岐剤のいくつかについては本明細書に既に記載した。他方において、多官能価酸、多官能価無視物、多官能価グリコール及び酸/グリコール混成物もこのような分岐剤の実例である。例としては、トリカルボン酸又はテトラカルボン酸及びそれらの対応する無水物、例えばトリメシン酸、ピロメリット酸並びにそれらの低級アルキルエステルなど、更にテトロール類、例えばペンタエリスリトールが挙げられる。また、トリメチロールプロパンのようなトリオール又はジヒドロキシカルボン酸及びヒドロキシジカルボン酸並びに誘導体、例えばジメチルヒドロキシテレフタレートなども本発明の関連において有用である。トリメリット酸無水物が好ましい分岐剤である。
本発明のいくつかの又は全ての実施態様において使用するポリエステルは、結晶質であるか又は結晶化可能であり且つ約260℃より高い融点を有するのが好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、最終フィルム組成が前記組成パラメーターに適合するならば、単一組成物のペレット又はいくつかの組成物のペレットのブレンドから生成できる。例えば、ブレンドは、最終ブレンド組成が前記基準を満たすならば、種々の比の純粋なPCTと5%のコモノマーを含むPCTとから製造できる。
ポリエステルフィルム又はシート材料の製造方法の第1工程において、前記ポリエステルの溶融体を当業界で知られた任意の温度、例えば、典型的には、約270〜310℃の温度において本質的に非晶質のフィルムに押出することができる。非伸張(又は非延伸)フィルムの厚さは典型的には100〜2000ミクロン、より典型的には約200〜1000ミクロンの範囲であることができる。初期フィルム押出は、一軸スクリュー押出機上での押出又は二軸スクリュー押出機上での押出を含む(これらに限定するものではない)任意の常法によって実施できる。
第2工程において、フィルムは2×(倍)より高い伸張比で90℃より高い伸張温度において伸張又は延伸することができる。好ましくは、最終伸張フィルムの熱膨張率を低下させるために、キャストフィルムは、式:
(27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
[式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度の平均(℃)であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす伸張比及び伸張温度において伸張又は延伸する。記号表示「×」は、フィルムの原寸に対してフィルムが伸張される程度である伸張比を意味する。例えば、2×(2倍)は、フィルムがその原寸の2倍の寸法に伸張されていることを意味する。より好ましくは、フィルムは縦方向(MD)に約2.5×〜3×及び横断方向(TD)に約2.5×〜3×の比でTg〜Tg+20℃の伸張温度において伸張する。3×を超える伸張は、フィルムを伸張しすぎ、脆化させるおそれがある。
伸張後、フィルムは260〜Tm[Tmは示差走査熱量測定法(DSC)によって測定されたポリマーの融点である]の実際フィルム温度において約5秒より長い時間、ヒートセットすることができる。オーブンの熱源(即ち対流、放射など)によっては、フィルムを260℃まで加熱するのに時間が必要な場合もあることを留意されたい。この追加時間は、ここに記載したヒートセット時間には含めず、ヒートセット時間はサンプルが実際に260℃〜Tmであった時間のみを意味する。初期フィルム押出は伸張の直前に(即ちインラインで)、又は離れた時間において実施することができる。ヒートセットの間は、伸張フィルムは、幅出機又はヒートセット中の伸張フィルムの過度の緩和を防ぐ他の機械装置によって、フィルムの伸張寸法に保つことができる。ヒートセットの間は、フィルムが伸張又は緩和し得るのは10%以下である、即ち、フィルムの寸法全体が増加又は減少し得るのは10%以下である。
これらの方法のいずれかを用いて、逐次二軸伸張、同時二軸伸張、一軸伸張又はそれらの組合せを行うことが可能である。同時二軸伸張は、フィルムの縦方向と横断方向を同時に伸張することを含む。同時二軸伸張において、伸張比は、横断方向においては縦方向と同じである必要はない。逐次二軸伸張は、最初に縦方向に、例えばロール・ツー・ロール(roll to roll)伸張で伸張を行い、次いでその後に横断方向に、例えば幅出機を用いて伸張を行うことを含む。逐次伸張法においては、2つの伸張は、一方を他方の直後に(即ちインラインで)実施することもできるし、或いは離れた時間において実施することもできる。縦方向は、フィルムが巻かれる場合にはフィルムの長い方向と定義する。横断方向はフィルムの幅、即ち縦方向に垂直の方向と定義する。逐次二軸伸張を実施する場合には、伸張比及び伸張温度は、横断方向においては縦方向と同じである必要はない。
伸張又は延伸されたポリエステルフィルムは、既知の方法に従ってヒートセットできる。例えば、ヒートセットは、伸張フィルムのロールをオーブンに連続的に通すことによるような連続法で、又はヒートセットフレームに入ったフィルムを個別に一定時間、ヒートセットオーブン中に入れることによるような回分法で行うことができる。ヒートセットは、伸張の直後に(即ちインラインで)、又は離れた時間において、実施できる。フィルムがヒートセットの間に緩和又は膨張し得るのは10%以下である。
伸張及びヒートセット工程の数は変えることができる。ポリマーフィルムは、単一の伸張と単一のヒートセットパス又は処理、単一の伸張と複数のヒートセットパス、複数の伸張と単一のヒートセットパス、又は複数の伸張と複数のヒートセットパスに供することができる。複数の伸張及び/又はヒートセットパスを実施する場合には、伸張及びヒートセットパスはタイミングを交互にできる可能性もあるが、1つのヒートセットパスを、伸張パスを介在させずに前のヒートセットパスに続いて行うことができる可能性もある。各パスの条件は、先行するパスと同じである必要はない。例えばポリマーフィルムは2段ヒートセット法によってヒートセットすることができ、その方法では最初のヒートセットを伸張温度より高い任意の実際フィルム温度において実施する。続いて、フィルムに、260℃〜Tm[Tmは、DSC(示差走査熱量測定法)によって測定されたポリマーの融点である]の範囲の実際フィルム温度において2度目のヒートセットを行う。本発明の透明な導電基板のポリエステルフィルム成分は約12〜500ミクロンの最終厚さ値(即ち伸張及びヒートセット後の厚さ値)を有することができる。
本発明に係る導電性被覆基板は、液晶ディスプレイアセンブリ、有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ、光起電力装置アセンブリ、建築用窓ガラス又は透明窓ガラス及びタッチスクリーン・ディスプレイを含む種々の用途に使用できる。前記装置の一成分としての被覆基板は、ディスプレイ又は光起電力装置の電子部品として役立つ。例えば非晶質シリコン又は多結晶シリコン被覆基板の場合は、被覆基板はフラットパネル・ディスプレイ用のTFTバックプレーンドライバーを構成するであろう。光起電力装置の場合は、ITO被覆基板が、光起電力装置のアクティブコンポーネントとして生成される電気エネルギー輸送に関与する導電層として役立つであろう。
本発明を、その好ましい実施態様の以下の実施例によって更に説明するが、これらの実施例は説明のみを目的として記載するのであって、本発明の範囲を制限することを目的としないことは言うまでもない。特に断らない限り、全ての重量百分率はポリマー組成物の総重量基準であり、全ての分子量は重量平均分子量である。また、全ての百分率は、特に断らない限り重量基準である。特に断らない限り、部は重量部であり、温度は摂氏度(℃)であるか又は室温であり、圧力は大気圧又はほぼ大気圧である。
本発明に係るポリエステルフィルム及びその製造について、以下の実施例によって更に説明する。
以下の実施例において、フィルムの収縮/寸法安定度は、5.1cm×5.1cm(2×2インチ)のフィルムサンプルの寸法を最初にMD(縦方向)の2カ所及びTD(横断方向)の2カ所で測定することによって求めた。次に、ここに記載するように、フィルムサンプルを、260℃に予熱したハンダ浴中に10秒間浸漬した。フィルムをふくれ及び皺について観察した。次いで、寸法を再び測定した。浸漬後の各寸法を原寸から減じた後に原寸で割ることによって、%収縮率を得た。4つの%収縮率値(MDについて2つとTDについて2つ)を合わせて平均して、全体の%収縮率を得た。
ガラス転移温度及び融解温度は、示差走査熱量測定法(DSC)を用いてASTM D3418に従って測定した。15.0mgの各サンプルをアルミニウムパン中にシールし、290℃まで20℃/分の速度で加熱した。次いで、サンプルをそのガラス転移温度未満まで約320℃/分の速度で冷却して、非晶質試験片を生成した。融解温度Tmは、走査中に観察される吸熱量のピークに相当する。
フィルムサンプルの線熱膨張率(CTE)は、Rheometrics RSA II動的機械熱分析(DMTA)機器を用いてIPC−TM−650 2.4.41.3に従って測定した。この操作は、公称幅2mm×長さ22mmのフィルム試験片をDMTA機器のクランプ中に取り付けるものであった。DMTAの力を2gの一定に設定した。サンプルを−10℃に冷却し、150℃に加熱し、−10℃に再冷却し、次いで150℃に再加熱した。これらは全て、10℃/分の加熱/冷却速度で行った。温度の関数としてのサンプルの長さを、第2加熱走査の間に測定した。サンプル長−温度の勾配を、25〜90℃及び120〜150℃の温度範囲にわたって求めた。2つの較正を実施した。1つは、DMTAのベースラインを決定するためであり、1つは異なる基準への機械の応答を較正するためである。銅、アルミニウム及び既知のCTE値を有するいくつかの非晶質プラスチックを較正基準として用いた。次に、この較正を用いて、未知サンプルのCTEをそれらの測定された長さ−温度勾配から、温度範囲25〜90℃及び120〜150℃にわたって計算した。
実施例1及び比較例C−1〜C−3
実施例1及び比較例C−1〜C−3は、PCTから製造したフィルムの収縮率に対するヒートセット温度の影響を示す。
PCTポリエステル(I.V. 0.74,Tm 293℃,Tg 94℃)のペレットを、溶融相重縮合法でTi 100ppmの触媒(チタンイソブトキシドとして)を用いて製造した。ペレットを135℃において6時間乾燥させ、続いてポリエステルバリヤ型スクリューを装着したDavis Standard 5.1cm(2.0インチ)押出機上で厚さ2.032mm(8mil)のフィルムに押出した。融解温度及びダイ温度は293℃に保持した。フィルムは、66℃(150°F)に設定したロール温度を有する二本ロール・ダウンスタック上にキャストした。
次いで、フィルムをT.M.Longフィルム伸張機上で二軸延伸した。両軸は、表Iに示した条件において同時に同じ伸張比まで35.56cm(14インチ)/秒の同じ速度で伸張した。
次に、フィルムをアルミニウムフレーム中にクランプし、表Iに示した設定温度及び時間においてボックスオーブン中に入れて、フィルムをヒートセットした。2枚のフィルムをフレーム中に入れ、熱電対を2枚のフィルムの間に挟んで、実際フィルム温度を測定し、それも表Iに示した。設定温度は実際フィルム温度よりも高いこと及び記載したヒートセット時間は、サンプルを実際フィルム温度まで加熱するのに必要な時間(約30秒)を含むことに留意されたい。
ヒートセット後、フィルムを、260℃に予熱したハンダ浴中に10秒間浸漬した。得られた%収縮率を表Iに示す。
例C−1〜C−3は、種々の伸張条件下で製造した比較例であり、260℃未満の実際フィルム温度におけるヒートセットは、260℃における収縮率レベルが高いフィルムを生成する可能性があることを示している。比較のフィルムには、ハンダ浴浸漬の間にふくれが形成されていた。この高い収縮率は、電気コネクタ又はフレキシブル回路フィルムの製造用の積層板の製造には一般に許容され得ない。
比較例C−1のフィルムは、国際出願公開番号第WO/06125号の実施例3に報告されたのと同一の条件下で伸張及びヒートセットを行った。
実施例1は、許容され得る収縮率を有するフィルムを製造する温度においてヒートセットした本発明に係るフィルムの例である。このフィルムはCTEも許容され得る。
表Iにおいて、伸張比は縦方向及び横断方向の両方向に伸張することを意味し;温度は℃で示し;時間は秒であり;%収縮率は、260℃に予熱したハンダ浴中に10秒間浸漬後にフィルムサンプルが収縮した百分率を意味し;CTE値はppm/℃であり;フィルム厚さはミクロンで示す。
Figure 2008545822
実施例2〜4及び比較例C−4〜C−5
実施例2〜4は、本発明に係るポリエステルフィルムの例であった。実施例2〜4は、比較例C−4〜C−5と共に、PCTから製造したフィルムの収縮率及びCTEに対する伸張比及び伸張温度の影響を示す。
PCTポリエステル(I.V. 0.74,Tm 293℃,Tg 94℃)のペレットを、前記例と同様にしてフィルムに製造した。
次いでフィルムをT.M.Longフィルム伸張機上で二軸延伸した。両軸は、表IIに示した条件において同時に同じ伸張比まで35.56cm(14インチ)/秒の同じ速度で伸張した。
次に、フィルムをアルミニウムフレーム中にクランプし、表IIに示した設定温度及び時間において、ボックスオーブンのヒートセットゾーン中に入れて、フィルムをヒートセットした。2枚のフィルムをフレーム中に入れ、熱電対を2枚のフィルムの間に挟んで、実際フィルム温度を測定し、それも表IIに示した。設定温度は実際フィルム温度よりも高いこと及び記載したヒートセット時間は、サンプルを実際フィルム温度まで加熱するのに必要な時間(約30秒)を含むことに留意されたい。
ヒートセットしたフィルムを、260℃に予熱したハンダ浴中に10秒間浸漬した。得られた%収縮率を表IIに示す。
参照のために、実施例1を表IIに含める。
実施例1〜4は全て、式:
(27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
[式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす条件下で伸張した。これらのフィルムを、260℃又はそれ以上の実際フィルム温度においてヒートセットした。
比較例C−4〜C−5は、式:
(27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
を満たさない条件において伸張した。これらは、許容され得ないCTE値を有する。比較例C−5のフィルムは、国際出願公開第WO/06125号の実施例2に報告されたのと同一の条件下で伸張及びヒートセットしたことに留意されたい。
また、国際出願公開第WO/06125号が「フィルムを2.5倍を超えて伸張すると、どのような量のヒートセット(時間又は温度)でも伸張プロセスの間に発生した内部応力をアニールできない点で、PCTはPETとは異なる挙動をする」とはっきりと述べているにもかかわらず、実施例3及び4が許容できるものであったことも注目に値する。
Figure 2008545822
実施例5〜8及び比較例C−6〜C−9
表IIIの実施例5〜8及び比較例C6〜C−9は、逐次伸張及び幅出しプロセスを用いてPCTから製造されたフィルムの収縮率及びCTEに対するヒートセット温度及び時間の影響を示す。
PCTポリエステル(I.V. 0.74,Tm 293℃,Tg 94℃)のペレットを、溶融相重縮合法でTi 100ppmの触媒(チタンイソブトキシドとして)を用いて製造した。ペレットを120℃において16時間乾燥させ、続いてポリエステルバリヤ型スクリューを装着したDavis Standard 6.4cm(2.5インチ)押出機上で厚さ0.460mm(18mil)のシートに押出した。融解温度及びダイ温度は300℃に保持した。フィルムは、最上部から最下部に向かって49℃/57℃/66℃(120°F/135°F/150°F)に設定したロール温度を有する三本ロール・ダウンスタック上にキャストした。
次いで、フィルムを伸張し、市販の幅出装置上で幅出した。縦方向をロールスタック上で表IIIに示した比及び温度で伸張し、続いて横断方向を表IIIに示した条件において幅出機中のクリップ間で伸張した。フィルムを直ちに、第1のヒートセット処理又はパスを行うアニールゾーンに移した。このアニールゾーンは、表IIIに示したヒートセットゾーン設定温度及び時間に設定した。アニールゾーン中の実際フィルム温度は、示温テープをフィルム上に置くことよって得た。このテープは一連の既知温度において色を変化させて、フィルムが経験した最大温度を示す。
実施例7及び比較例C−8及びC−9においては、フィルムをアルミニウムフレーム中にクランプし、次いで表IIIに示したヒートセットゾーン設定温度及び時間においてボックスオーブン中に入れることによって、第2のヒートセット処理を行った。これらの例については、2枚のフィルムをフレーム中に入れ、熱電対を2枚のフィルムの間に挟んで、実際フィルム温度を測定した。
実施例8においては、表IIIに示したヒートセットゾーン設定温度及び時間において幅出機のアニールゾーンにもう一度フィルムを通すことによって、第2のヒートセット処理を行った。記載した実際フィルム温度は、第1及び第2ヒートセットの組合せの間に達成される最高温度であった。設定温度は実際フィルム温度よりも高いこと及び記載したヒートセット時間は、サンプルを実際フィルム温度まで加熱するのに必要な時間を含むことに留意されたい。フィルムの昇温に時間を要するので、示した実際フィルム温度は、設定温度と時間の両方と相関関係があった。ヒートセットフィルムを、260℃に予熱したハンダ槽中に10秒間浸漬した。得られた%収縮率を表IIIに示す。
比較例C−6〜C−9は、260℃未満の実際フィルム温度が260℃においてどの程度不満足な収縮率を生じる可能性があるかを示す。実施例5〜8のフィルムは、許容され得る収縮率及びCTEを有する。
表IIIにおいて、MD伸張比は縦方向の伸張を意味し;TD伸張比は横断方向の伸張を意味し;温度は℃で示し;時間は秒であり;n/aは、第2のヒートセット処理を行わなかったことを意味し;%収縮率は、260℃に予熱したハンダ槽中に10秒間浸漬後にフィルムサンプルが収縮した百分率を意味し;CTE値はppm/℃であり;フィルム厚さはミクロンで示す。
Figure 2008545822
実施例9〜12において使用する略語、分析方法及び実験装置は以下の通りである:
DMN: 2,6−ジメチルナフタレート
DMBDC: 4,4’−ジメチルビフェニルジカルボキシレート
BDC: 4,4’−ビフェニルジカルボキシレート
DMT: ジメチルテレフタレート
N: 2,6−ナフタレンジカルボン酸単位
T: テレフタル酸単位
CHDM: 1,4−シクロヘキサンジメタノール
IV: 25℃において、対称テトラクロロエタン対フェノールの重量比が2:3の対称テトラクロロエタンとフェノールとの溶媒混合物中0.5g/Lの濃度で測定されたインヘレント粘度
Tm: 20℃/分の加熱速度で作動された第1サイクルの示差走査熱量計(DSC)上で測定した融解温度
Tg: 20℃/分の加熱速度で作動された第2サイクルのDSC上で測定されたガラス転移温度
最終コポリエステル組成は600MHz JEOL機器上でプロトンNMR分析によって測定した。
実施例9
N10BDC(CHDM)の製造: DMN 67.23g(0.275モル)、DMBDC 8.27g(0.031モル)、CHDM 46.75g(0.324モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンを含んでいた。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、7分後に315℃に上昇させ、理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.3mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を9分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.774であった。ポリマーは310℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは108℃のTg及び306.4℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを90.4モル%及びBDCを9.6モル%含むことを示した。
ポリマーのサンプルをフィルムに圧縮成形した。最終フィルムは無色透明であった。次いで、フィルムをT.M.Longフィルム伸張機上で二軸延伸した。両軸は、30秒のソーク時間後に150℃の伸張温度で35.56cm(14インチ)/秒の同じ速度で同時に3倍の伸張比まで伸張した。次に、伸張フィルムをアルミニウムフレーム中にクランプし、274℃のボックスオーブン中に30秒間入れて、フィルムをヒートセットした。ヒートセット後、フィルムは、260℃に予熱したハンダ槽中に10秒間浸漬する。得られた%収縮率は1.56%であった。
実施例9は、許容され得る収縮率を有するフィルムを生成する温度においてヒートセットされた、本発明に係るフィルムの例である。
実施例10
N5BDC(CHDM)の製造: DMN 71.25g(0.292モル)、DMBDC 4.15g(0.015モル)、CHDM 46.94g(0.325モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンを含んでいた。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、5分後に300℃に上昇させ、更に7分後に320℃に上昇させた。理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を20分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.666であった。ポリマーは313℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは121.81℃のTg及び314℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを95.1モル%及びBDCを4.9モル%含むことを示した。
実施例11
N10T(CHDM)の製造: DMN 68.83g(0.280モル)、DMT 6.10g(0.03モル)、CHDM 47.87g(0.330モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンを含んでいた。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、5分後に320℃に上昇させ、理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を30分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.541であった。ポリマーは312.2℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは102.4℃のTg及び304.48℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを90.2モル%及びTを9.8モル%含むことを示した。
実施例12
N5T(CHDM)の製造: DMN 72.09g(0.30モル)、DMT 3.00g(0.02モル)、CHDM 47.49g(0.33モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンを含んでいた。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、6分後に320℃に上昇させ、理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を30分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.492であった。ポリマーは308.0℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは105.8℃のTg及び299.4℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを91.3モル%及びTを8.7モル%含むことを示した。
実施例13
N25BDC(CHDM)の製造: DMN 55.36g(0.227モル)、DMBDC 20.42g(0.076モル)、CHDM 46.20g(0.320モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンから成るものであった。フラスコを、245℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。理論量のメタノールを捕集後、温度整定値を300℃に上昇させた。温度が300℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を30分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.876であった。ポリマーは291.1℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは131.2℃のTg及び292.4℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを75.0モル%及びBDCを25.0モル%含むことを示した。サンプルをフィルムに圧縮成形した。このポリマーフィルムをT.M.Long伸張機上で伸張比3×3で二軸延伸し、約3.84の平面伸張比が観察された。最終フィルムは無色透明であった。
実施例14
N10BDC(CHDM)の製造: DMN 67.23g(0.275モル)、DMBDC 8.27g(0.031モル)、CHDM 46.75g(0.324モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンから成るものであった。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、7分後に315℃に上昇させ、理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.3mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を9分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.774であった。ポリマーは310.2℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは107.5℃のTg及び306.4℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを90.4モル%及びBDCを9.6モル%含むことを示した。ポリマーのサンプルをフィルムに圧縮成形した。このフィルムをT.M.Long伸張機上で二軸延伸し、約3.99の平面伸張比が観察された。最終フィルムは無色透明であった。
実施例15
N5BDC(CHDM)の製造: DMN 71.25g(0.292モル)、DMBDC 4.15g(0.015モル)、CHDM 46.94g(0.325モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンから成るものであった。フラスコを、290℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を、5分後に300℃に上昇させ、更に7分後に320℃に上昇させた。理論量のメタノールを捕集した。温度が320℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を20分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.666であった。ポリマーは313.1℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは121.81℃のTg及び313.7℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを95.1モル%及びBDCを4.9モル%含むことを示した。最終フィルムは無色透明であった。
実施例16
N25T(CHDM)の製造: DMN 58.74g(0.240モル)、DMT 15.60g(0.08モル)、CHDM 49.02g(0.340モル)を、500mLの一口丸底フラスコに加えた。触媒系は、予め加えられた100ppmのチタンから成るものであった。フラスコを、245℃に予熱したBelmont金属浴中に浸漬した。温度整定値を直ちに300℃に上昇させ、理論量のメタノールを捕集した。温度が300℃に達したら、フラスコ内の圧力を大気圧から0.5mmHgまで徐々に低下させた。40rpmの撹拌速度が得られるまで、粘度の増加につれて撹拌を減少させた。反応条件を25分間保持した。真空を中止し、窒素をフラスコ中にブリードした。ポリマーを、Tg未満の温度に冷却することによって固化させ、フラスコから取り出し、3mmの篩を通るように粉砕した。ポリマーのインヘレント粘度は0.912であった。ポリマーは285.2℃の第1サイクル融点を有していた。ポリマーは120.4℃のTg及び288.2℃の第2サイクル融点を有していた。組成分析(NMRによる)は、コポリエステルがNを75.5モル%及びTを24.5モル%含むことを示した。ポリマーのサンプルをフィルムに圧縮成形した。このポリマーフィルムをT.M.Long伸張機上で二軸延伸し、約3.77の平面伸張比が観察された。最終フィルムは無色透明であった。
本発明を、特にその好ましい実施態様に関して詳述したが、本発明の精神及び範囲内で変動及び変更が可能なことは言うまでもない。

Claims (45)

  1. 260℃又はそれ以上の融点を有するポリエステルから製造された二軸延伸ポリエステルフィルムを含んでなる、240℃又はそれ以上の温度において導電性被膜で被覆することができるフィルム。
  2. (a)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
    (b)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含むポリエステル(このポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ前記ポリエステルは260℃又はそれ以上の融点を有する)から製造された二軸延伸ポリエステルフィルムを含んでなり、240℃又はそれ以上の温度において導電被膜で被覆できるフィルム。
  3. 2.0倍より高い伸張比及び90℃より高い伸張温度において伸張された請求項2に記載のフィルム。
  4. 式:
    (27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
    [式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす条件において二軸伸張され、そして250℃〜Tm[Tmは示差走査熱量測定法(DSC)によって測定されたポリマーの融点である]の実際フィルム温度においてヒートセットされた請求項3に記載のフィルム。
  5. Tg及びTg+20℃の間の温度において2.5〜3.0倍伸張され、そして250℃又はそれ以上の実際フィルム温度においてヒートセットされた請求項2に記載のフィルム。
  6. (a)透明な導電性無機酸化物層;並びに
    (b)(i)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
    (ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含むポリエステル(このポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ260℃又はそれ以上の融点を有する)から製造された二軸延伸ポリエステルフィルム
    を含んでなる透明な導電性被覆基板。
  7. 前記の透明な導電層がインジウム錫酸化物である請求項6に記載の基板。
  8. 前記ポリエステルフィルムが約95〜約99.5モル%のテレフタル酸残基を含む二酸残基を含む請求項6に記載の基板。
  9. 前記ポリエステルフィルムが約90〜約99モル%のナフタレンジカルボン酸残基を含む二酸残基を含む請求項6に記載の基板。
  10. 前記の透明な導電層が約235℃より高温で適用された請求項6に記載の基板。
  11. 前記の透明な導電層が約250℃より高温で適用された請求項6に記載の基板。
  12. 請求項6に記載の基板を含む液晶ディスプレイアセンブリ。
  13. 請求項6に記載の基板を含む有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ。
  14. 請求項6に記載の基板を含む光起電力装置アセンブリ。
  15. 請求項6に記載の基板を含む建築用窓ガラス又は透明板ガラス。
  16. 請求項6に記載の基板を含むタッチスクリーン・ディスプレイ。
  17. (a)透明な導電性無機酸化物層;並びに
    (b)(i)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
    (ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含むポリエステル(前記ポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ260℃又はそれ以上の融点を有する)から製造された二軸延伸ポリエステルフィルム
    を含んでなる透明な導電性被覆基板であって、前記ポリエステルフィルムが、式:
    (27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
    [式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす伸張比及び伸張温度において二軸伸張され、そして前記伸張ポリエステルフィルムが、前記伸張フィルムの寸法を保持しながら、250℃〜Tm[Tmは示差走査熱量測定法(DSC)によって測定されたポリマーの融点である]の実際フィルム温度において1〜120秒間ヒートセットされた基板。
  18. 前記の透明な導電層がインジウム錫酸化物である請求項17に記載の基板。
  19. 前記ポリエステルフィルムが約95〜約99.5モル%のテレフタル酸残基を含む二酸残基を含む請求項17に記載の基板。
  20. 前記ポリエステルフィルムが約90〜約99モル%のナフタレンジカルボン酸残基を含む二酸残基を含む請求項17に記載の基板。
  21. 請求項17に記載の基板を含む液晶ディスプレイアセンブリ。
  22. 請求項17に記載の基板を含む有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ。
  23. 請求項17に記載の基板を含む光起電力装置アセンブリ。
  24. 請求項17に記載の基板を含む建築用窓ガラス又は透明板ガラス。
  25. 請求項17に記載の基板を含むタッチスクリーン・ディスプレイ。
  26. (a)非晶質シリコン又は多結晶シリコン導電層;並びに
    (b)(1)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
    (2)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含むポリエステル(このポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ260℃又はそれ以上の融点を有する)から製造された二軸延伸ポリエステルフィルム
    を含んでなる導電被覆基板。
  27. 前記導電層が非晶質シリコンである請求項26に記載の基板。
  28. 前記ポリエステルフィルムが約95〜約99.5モル%のテレフタル酸残基を含む二酸残基を含む請求項26に記載の基板。
  29. 前記ポリエステルフィルムが約90〜約99モル%のナフタレンジカルボン酸残基を含む二酸残基を含む請求項26に記載の基板。
  30. 前記導電層が約235℃より高温で適用された請求項26に記載の基板。
  31. 前記導電層が約250℃より高温で適用された請求項26に記載の基板。
  32. 請求項26に記載の基板を含む液晶ディスプレイアセンブリ。
  33. 請求項26に記載の基板を含む有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ。
  34. 請求項26に記載の基板を含む光起電力装置アセンブリ。
  35. 請求項26に記載の基板を含む建築用窓ガラス又は透明板ガラス。
  36. 請求項26に記載の基板を含むタッチスクリーン・ディスプレイ。
  37. (a)非晶質シリコン又は多結晶シリコン導電層;並びに
    (b)(i)テレフタル酸残基、ナフタレンジカルボン酸残基又はそれらの組合せを約90〜約99.5モル%含む二酸残基;及び
    (ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を少なくとも90モル%含むジオール残基を含むポリエステル(このポリエステルは合計100モル%の二酸残基及び合計100モル%のジオール残基を含み且つ260℃又はそれ以上の融点を有する)から製造された二軸延伸ポリエステルフィルム
    を含んでなる導電被覆基板であって、前記ポリエステルフィルムが、式:
    (27×R)−(1.3×(T−Tg))≧27
    [式中、Tは縦方向及び横断方向の伸張温度(℃)の平均であり、Tgはポリマーフィルムのガラス転移温度(℃)であり、Rは縦方向及び横断方向の伸張比の平均である]を満たす伸張比及び伸張温度において二軸伸張され、そして前記伸張ポリエステルフィルムが、前記伸張フィルムの寸法を保持しながら、250℃〜Tm[Tmは示差走査熱量測定法(DSC)によって測定されたポリマーの融点である]の実際フィルム温度において1〜120秒間ヒートセットされた基板。
  38. 前記導電層が非晶質シリコンである請求項37に記載の基板。
  39. 前記ポリエステルフィルムが約95〜約99.5モル%のテレフタル酸残基を含む二酸残基を含む請求項37に記載の基板。
  40. 前記ポリエステルフィルムが約90〜99モル%のナフタレンジカルボン酸残基を含む二酸残基を含む請求項37に記載の基板。
  41. 請求項37に記載の基板を含む液晶ディスプレイアセンブリ。
  42. 請求項37に記載の基板を含む有機発光ダイオードディスプレイアセンブリ。
  43. 請求項37に記載の基板を含む光起電力装置アセンブリ。
  44. 請求項37に記載の基板を含む建築用窓ガラス又は透明板ガラス。
  45. 請求項37に記載の基板を含むタッチスクリーン・ディスプレイ。
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