JP2002196106A - マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに光学装置 - Google Patents

マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに光学装置

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JP2002196106A JP2000397015A JP2000397015A JP2002196106A JP 2002196106 A JP2002196106 A JP 2002196106A JP 2000397015 A JP2000397015 A JP 2000397015A JP 2000397015 A JP2000397015 A JP 2000397015A JP 2002196106 A JP2002196106 A JP 2002196106A
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microlens array
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Hisao Nishikawa
尚男 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な工程でマイクロレンズアレイを製造す
る方法及びその方法により製造されるマイクロレンズア
レイ並びに光学装置を提供することにある。 【解決手段】 マイクロレンズアレイの製造方法は、原
盤10に、第1の光透過性層前駆体20を設けて第1の
光透過性層22を形成し、第1の光透過性層22上に第
2の光透過性層前駆体24を設けて第2の光透過性層2
6を形成することを含む。原盤10は、複数の第1の領
域14と、第1の領域14の周囲を囲むとともに第1の
領域16よりも第1の光透過性層前駆体20との親和性
が低い第2の領域16と、を有する。第1の光透過性層
22を、第2の領域16を避けて第1の領域14に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズア
レイ及びその製造方法並びに光学装置に関する。
【0002】
【発明の背景】これまでに、複数の微小なレンズが並べ
られて構成されるマイクロレンズアレイが、例えば液晶
パネルに適用されてきた。マイクロレンズアレイを適用
することで、各レンズによって各画素に入射する光が集
光するので、表示画面を明るくすることができる。
【0003】マイクロレンズアレイの製造方法として、
レンズに応じた凹凸を有する原盤を作成し、その凹凸の
形状を透明樹脂に転写する方法が知られている。しか
し、この方法では、原盤を作成するために多くの設備が
必要となり、そのランニングコストも高価なものになる
ため、低コスト化に限界があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、簡単な工程でマイクロレンズアレイ
を製造する方法及びその方法により製造されるマイクロ
レンズアレイ並びに光学装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るマイ
クロレンズアレイの製造方法は、原盤に、第1の光透過
性層前駆体を設けて第1の光透過性層を形成し、前記第
1の光透過性層上に第2の光透過性層前駆体を設けて第
2の光透過性層を形成することを含み、前記原盤は、複
数の第1の領域と、前記第1の領域の周囲を囲むととも
に前記第1の領域よりも前記第1の光透過性層前駆体と
の親和性が低い第2の領域と、を有し、前記第1の光透
過性層を、前記第2の領域を避けて前記第1の領域に形
成する。
【0006】本発明によれば、第2の領域では、第1の
光透過性層前駆体をはじくようになっているので、第2
の領域を避けて、第1の領域に第1の光透過性層前駆体
を簡単に設けることができる。複数の第1の領域に形成
された第1の光透過性層が、複数のレンズとなるので、
簡単な工程でマイクロレンズアレイを製造することがで
きる。
【0007】(2)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、それぞれの前記第1の領域に、前記第1の
光透過性層前駆体を、表面張力によって曲面を有するよ
うに設けてもよい。
【0008】こうすることで、曲面を有するレンズを簡
単に形成することができる。
【0009】(3)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、前記第1の光透過性層前駆体を硬化させた
後に、前記第1の光透過性層上に第2の光透過性層前駆
体を設けてもよい。
【0010】これによれば、第1及び第2の光透過性層
前駆体が混ざらない。
【0011】(4)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、それぞれの前記第1の領域を、円形で形成
してもよい。
【0012】これによれば、円形のレンズを形成するこ
とができる。
【0013】(5)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、それぞれの前記第1の領域を、対向する辺
の長さがほぼ同じで、隣同士の辺の長さが異なり、それ
ぞれの内角がほぼ等しい八角形で形成してもよい。
【0014】これによれば、八角形のレンズを形成する
ことができる。
【0015】(6)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、前記原盤における前記第1及び第2の領域
上に前記第1の光透過性層前駆体を塗布し、前記第2の
領域の前記第1の光透過性層前駆体に対する親和性の低
さによって、前記第1の光透過性層前駆体を前記第2の
領域から前記第1の領域へはじき出してもよい。
【0016】これによれば、簡単に、かつ、短時間で、
第1の領域に第1の光透過性層前駆体を設けることがで
きる。
【0017】(7)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、それぞれの前記第1の領域ごとに、前記第
1の光透過性層前駆体を設けてもよい。
【0018】これによれば、確実に、第1の領域に第1
の光透過性層前駆体を設けることができる。
【0019】(8)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、前記第1の光透過性層前駆体として、複数
色の色材を使用し、隣同士の前記第1の領域に異なる色
の前記色材を設けてもよい。
【0020】これによれば、カラーフィルタの機能を有
するマイクロレンズアレイを製造することができる。
【0021】(9)このマイクロレンズアレイの製造方
法において、前記原盤の表面によって前記第1の領域を
形成し、前記第1の光透過性層前駆体との親和性が前記
原盤の表面よりも低い膜によって前記第2の領域を形成
してもよい。
【0022】これによれば、第1及び第2の領域におい
て、簡単に、第1の光透過性層前駆体との親和性を異な
らせることができる。
【0023】(10)このマイクロレンズアレイの製造
方法において、前記第1及び第2の光透過性層を、前記
原盤から一体的に剥離することをさらに含んでもよい。
【0024】これによれば、マイクロレンズアレイは、
第1及び第2の光透過性層を含み、原盤を含まない。
【0025】(11)このマイクロレンズアレイの製造
方法において、前記第1及び第2の光透過性層を、前記
原盤から一体的に剥離した後に、前記第1の光透過性層
を前記第2の光透過性層から除去して凹部を形成し、前
記凹部に、前記第1の光透過性層前駆体とは異なる第3
の光透過性層前駆体を充填してもよい。
【0026】これによれば、第1の光透過性層前駆体
は、製造プロセスにおいて一時的に使用されるが、最終
的なレンズの一部とはならない。したがって、製造プロ
セスで好ましい材料を第1の光透過性層前駆体として選
択し、レンズとして好ましい材料を第3の光透過性層前
駆体として選択することができる。
【0027】(12)このマイクロレンズアレイの製造
方法において、前記第3の光透過性層前駆体として、複
数種類の色材を使用してもよい。
【0028】これによれば、カラーフィルタの機能を有
するマイクロレンズアレイを製造することができる。
【0029】(13)本発明に係るマイクロレンズアレ
イは、上記方法により製造されたものである。
【0030】(14)本発明に係る光学装置は、上記マ
イクロレンズアレイを有する。
【0031】(15)この光学装置は、前記マイクロレ
ンズアレイに向けて光を照射する光源を有していてもよ
い。
【0032】(16)この光学装置は、前記マイクロレ
ンズアレイによって集光した光が入射する撮像素子を有
していてもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1(A)及び図1
(B)は、本実施の形態で使用する原盤を説明する図で
ある。原盤10の平面形状は特に限定されず、円形であ
っても、矩形などの多角形であってもよい。原盤10
は、マイクロレンズアレイの一部として残されるのであ
れば、マイクロレンズアレイとして要求される光透過性
等の光学的な物性や、機械的強度等の特性を満足するも
のであれば特に限定されるものではなく、例えば、石英
やガラス、あるいは、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリメチルメタクリレート、アモルファスポリオ
レフィン等のプラスチック製の基板あるいはフィルムを
利用することが可能である。原盤10を後の工程で剥離
するのであれば、原盤10には光透過性がなくてもよ
い。
【0035】次に、原盤10の表面特性に選択性を付与
する工程を行う。ここで、原盤10の表面特性に選択性
を付与するとは、原盤10の表面に、当該表面上に設け
られる材料に対してぬれ性等の表面特性の異なる領域を
形成することである。具体的には、第1の光透過性層前
駆体20に対して親和性を有する複数の第1の領域14
と、第1の領域14よりも第1の光透過性層前駆体20
に対して親和性の小さい(低い)第2の領域16と、を
形成する。例えば、原盤10の表面によって第1の領域
14を形成し、原盤10よりも第1の光透過性層前駆体
20に対する親和性の小さい(低い)材料で第2の領域
16を形成してもよい。あるいは逆に、原盤10の表面
が、第1の光透過性層前駆体20に対して親和性が小さ
い(低い)場合に、原盤10の表面で第2の領域16を
形成し、これよりも親和性の大きい材料で第1の領域1
4を形成してもよい。後続の工程で、この表面特性の差
を利用し、第1の領域14には、第1の光透過性層前駆
体20が選択的に設けられる。
【0036】本実施の形態では、図1(A)に示すよう
に、原盤10の表面(例えば全面)に膜12を形成して
から、図1(B)に示すように、第1の領域14で膜1
2を除去して、第2の領域16に膜12を残す。膜12
は、原盤10の表面よりも、第1の光透過性層前駆体2
0に対する親和性が低いものである。詳しくは、次の工
程を行う。
【0037】膜12は、CVD等の気相成長法によって
形成してもよいし、スピンコート法やディップ法等の液
相を用いた方法によって形成してもよく、その場合には
液体又は溶媒に溶かした物質を使用する。例えば、シラ
ンカップリング剤(有機ケイ素化合物)やチオール化合
物を使用することができる。ここで、チオール化合物と
は、メルカブト基(−SH)を持つ有機化合物(R1
SH;R1はアルキル基等の置換可能な炭化水素基)の
総称をいう。このようなチオール化合物を、例えば、ジ
クロロメタン、トリクロロメタン等の有機溶剤に溶かし
て0.1〜10mM程度の溶液とする。
【0038】また、シランカップリング剤とは、R2 n
iX4-n(nは自然数、R2はH、アルキル基等の置換可
能な炭化水素基)で表される化合物であり、Xは−OR
3、−COOH、−OOCR3、−NH3-n3n、−OC
N、ハロゲン等である(R3はアルキル基等の置換可能
な炭化水素基)。これらシランカップリング剤及びチオ
ール化合物の中で、特にR1やR3がCn2n+1m
2m(n、mは自然数)であるようなフッ素原子を有する
化合物は表面自由エネルギーが高くなり他材料との親和
性が小さくなるため、好適に用いられる。
【0039】または、メルカプト基や−COOH基を有
する化合物による上述した方法で得られる膜を用いるこ
ともできる。以上の材料による膜は、適切な方法により
単分子膜やその累積膜の形で用いることができる。
【0040】図1(B)に示すように、第1の領域14
で、膜12を除去する。すなわち、原盤10の表面を露
出させて第1の領域14を形成する。膜12として例え
ばシランカップリング剤を使用した場合、光を当てるこ
とで、原盤10との界面で、分子の結合が切れて除去さ
れる場合がある。このような光によるパターニングに
は、リソグラフィで行われるマスク露光を適用すること
ができる。あるいは、マスクを使用せずに、レーザ、電
子線又はイオンビームなどによって直接的にパターニン
グしてもよい。
【0041】図2は、パターニングされた膜12の一部
を示す図である。この例では、それぞれの第1の領域1
4が円形で形成されており、第2の領域16が、それぞ
れの第1の領域14を囲んでいる。この形状で第1の領
域14を形成すれば、平面視において、円形のレンズを
形成することができる。
【0042】変形例として、図3に示すように、それぞ
れの第1の領域114を八角形で形成してもよい。詳し
くは、この八角形は、対向する辺の長さがほぼ同じで、
隣同士の辺の長さが異なり、それぞれの内角がほぼ等し
くなっている。この形状で第1の領域114を形成すれ
ば、平面視において、八角形(詳しくは上述した内容)
のレンズを形成することができる。
【0043】なお、膜12を他の基材上に形成し、これ
を転写することにより第2の領域16に選択的に形成
し、成膜と同時にパターニングすることもできる。
【0044】こうして、第1の領域14と、膜12によ
って形成された第2の領域16との間で、表面状態が異
なるようにして、第1の光透過性層前駆体20との親和
性に差を生じせしめる。特に、膜12が、フッ素分子を
有するなどの理由で、第1の光透過性層前駆体20との
親和性が低ければ、第1の領域24に選択的に第1の光
透過性層前駆体20を付与することができる。
【0045】図4に示すように、第1の光透過性層前駆
体20を第1の領域14に設けて、第1の光透過性層2
2を形成する。そのためには、まず、原盤10上に、第
1の光透過性層前駆体20を設ける。上述したように、
第1の領域14は、第1の光透過性層前駆体20に対す
る親和性を有するが、第2の領域16は、第1の光透過
性層前駆体20に対する親和性が低い。したがって、第
1の領域14では、第1の光透過性層前駆体20が設け
られ、第2の領域16では、第1の光透過性層前駆体2
0がはじかれる。原盤10上で、第1及び第2の領域1
4、16の全体に、第1の光透過性層前駆体20を塗布
しても、第1の光透過性層前駆体20は、第2の領域1
6上ではじかれて第1の領域14上にはじき出される。
【0046】第1の光透過性層前駆体20は、表面張力
によって曲面を有するように、第1の領域14に設ける
ことが好ましい。例えば、第1の領域14内で、盛り上
がった状態をなす量の第1の光透過性層前駆体20を設
ける。
【0047】ここで、第1の光透過性層前駆体20は、
液状あるいは液状化可能な物質である。液状の物質とし
ては、エネルギーの付与により硬化可能な物質が利用で
き、液状化可能な物質としては、可塑性を有する物質が
利用できる。
【0048】また、第1の光透過性層前駆体20は、第
1の光透過性層22を形成した際に、光透過性等の要求
される特性を有するものであれば特に限定されるもので
はないが、樹脂であることが好ましい。樹脂は、エネル
ギー硬化性を有するもの、あるいは可塑性を有するもの
が容易に得られ、好適である。
【0049】エネルギー硬化性を有する樹脂としては、
光及び熱の少なくともいずれかー方の付与により硬化可
能であることが望ましい。光や熱の利用は、汎用の露光
装置、ベイク炉やヒータ等の加熱装置を利用することが
でき、省設備コスト化を図ることが可能である。
【0050】このようなエネルギー硬化性を有する樹脂
としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、
メラミン系樹脂、ポリイミド系樹脂等が利用できる。特
に、アクリル系樹脂は、市販品の様々な前駆体や感光剤
(光重合開始剤)を利用することで、光の照射で短時間
に硬化するものが容易に得られるため好適である。
【0051】光硬化性のアクリル系樹脂の基本組成の具
体例としては、プレポリマーまたはオリゴマー、モノマ
ー、光重合開始剤があげられる。
【0052】プレポリマーまたはオリゴマーとしては、
例えば、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレー
ト類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアク
リレート類、スピロアセタール系アクリレート類等のア
クリレート類、エポキシメタクリレート類、ウレタンメ
タクリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリ
エーテルメタクリレート類等のメタクリレート類等が利
用できる。
【0053】モノマーとしては、例えば、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、N−ビニル−2−ピロリド
ン、カルビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルアクリレート、1,3−ブタンジオールアク
リレート等の単官能性モノマー、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ネオペンチルグリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート等の
二官能性モノマー、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート等の多官能性モノマーが
利用できる。
【0054】光重合開始剤としては、例えば、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフ
ェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イ
ソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン等のブ
チルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセト
フェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェ
ノン、α,α−ジクロル−4−フェノキシアセトフェノ
ン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、
N,N−テトラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジルジメチル
ケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアル
キルエーテル等のベンゾイン類、1−フェニル−1,2
−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オ
キシム等のオキシム類、2−メチルチオキサントン、2
−クロロチオキサントン等のキサントン類、ミヒラーケ
トン、ベンジルメチルケタール等のラジカル発生化合物
が利用できる。
【0055】なお、必要に応じて、酸素による硬化阻害
を防止する目的でアミン類等の化合物を添加したり、塗
布を容易にする目的で溶剤成分を添加してもよい。溶剤
成分としては、特に限定されるものではなく、種々の有
機溶剤、例えば、プロピレングリコールモノメチルエー
テルアセテート、メトキシメチルプロピオネート、エト
キシエチルプロピオネート、エチルラクテート、エチル
ピルビネート、メチルアミルケトン等が利用可能であ
る。
【0056】また、可塑性を有する樹脂としては、例え
ば、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレー
ト系樹脂、アモルファスポリオレフィン系樹脂等の熱可
塑性を有する樹脂を利用できる。このような樹脂を、軟
化点温度以上に加温することにより可塑化させて液状と
して使用することができる。
【0057】こうして、図4に示すように、第1の光透
過性層前駆体20を第1の領域14に設けて、第1の光
透過性層22を形成することができる。第1の光透過性
層前駆体20は、硬化させておくことが好ましい。例え
ば、エネルギー硬化性(例えば光硬化性)の樹脂を用い
た場合であれば、所定の条件でエネルギー(例えば光)
を照射する。これにより第1の光透過性層前駆体20を
固化(硬化)させることができる。なお、原盤10がエ
ネルギー透過性(例えば光透過性)を有していれば、原
盤10を通してエネルギー(例えば光)を照射すること
もできる。あるいは、軟化点温度以上に加温した可塑化
した樹脂を第1の光透過性層前駆体20として使用する
場合には、冷却することによりこれを硬化させることが
できる。
【0058】変形例として、図5に示す例では、各第1
の領域14ごとに第1の光透過性層前駆体20を設けて
いる。例えば、インクジェット方式を適用してもよい。
これによれば、確実に、第2の領域16を避けて第1の
領域14に、第1の光透過性層前駆体20を設けること
ができる。この場合、第1の光透過性層前駆体20とし
て、色材を使用することができる。隣同士の第1の領域
14に異なる色の色材を設けて、カラーフィルタの機能
を有するマイクロレンズアレイを製造することができ
る。あるいは、1色の色材を第1の光透過性層前駆体2
0として使用してもよい。
【0059】次に、図6(A)に示すように、第1の光
透過性層22上に、第2の光透過性層前駆体24を設
け、図6(B)に示すように第2の光透過性層26を形
成する。第2の光透過性層前駆体24は、第1の光透過
性層前駆体20が硬化した後に設けることが好ましい。
第2の光透過性層前駆体24として、上述した第1の光
透過性層前駆体20として説明した物質を使用してもよ
い。ただし、第1及び第2の光透過性層22、26の光
屈折率が異なって界面で光が屈折できるように、第1及
び第2の光透過性層前駆体20、24として、異なる物
質を使用する。
【0060】第2の光透過性層26は、複数の第1の領
域14に形成された第1の光透過性層22の全体を覆っ
て形成することが好ましい。こうすることで、複数の第
1の領域14上で、バラバラになった複数の部分からな
る第1の光透過性層22を、第2の光透過性層26によ
って一体的に保持することができる。
【0061】詳しい工程として、まず、第2の光透過性
層前駆体24を介して、第1の光透過性層22が形成さ
れた原盤10と基板30とを密着させることにより、第
2の光透過性層前駆体24を所定領域まで塗り拡げる。
なお、基板30は、原盤10について説明した内容が該
当する材料で形成されたものであってもよい。必要に応
じて、原盤10及び基板30の少なくともいずれか一方
を介して第2の光透過性層前駆体24を加圧しても良
い。加圧することで、第2の光透過性層前駆体24を拡
げる時間を短縮できるので作業性が向上し、かつ、第1
の光透過性層22が形成されていない第2の領域16へ
の第2の光透過性層前駆体24の充填が確実となる。こ
うして設けられた第2の光透過性層前駆体24を硬化さ
せて、第2の光透過性層26を形成することができる。
【0062】図6(A)に示す例では、第2の光透過性
層前駆体24を、第1の光透過性層22が形成された原
盤10上に載せた。変形例として、基板30に第2の光
透過性層前駆体24を載せてその上に原盤10を被せて
もよい。また、予め第1の光透過性層22及び基板30
の両方に第2の光透過性層前駆体24を設けてもよい。
【0063】以上の工程を経て、図6(B)に示すよう
に、第1の光透過性層22上に第2の光透過性層26を
形成する。そして、第2の光透過性層前駆体24に応じ
た硬化処理を施す。その詳細は、第1の光透過性層前駆
体20と同様である。なお、第2の光透過性層前駆体2
4がエネルギー硬化性(例えば光硬化性)の物質である
場合には、基板30及び原盤10のうち少なくとも一方
が、エネルギー透過性(例えば光透過性)を有すること
が必要となる。
【0064】図6(C)に示すように、基板30を、第
2の光透過性層26から剥離する。あるいは、基板30
を、マイクロレンズアレイの一部として残しても良い。
その詳細は、原盤10をマイクロレンズアレイの一部と
して残す場合と同様である。図6(C)に示す工程は、
図7(A)に示す工程の後に行ってもよい。
【0065】図7(A)に示すように、第1及び第2の
光透過性層22、26を、原盤10から一体的に剥離す
る。このとき、第2の領域16にある膜12が、剥離せ
ずに原盤10に残れば、次のマイクロレンズアレイの製
造のために原盤10を再利用することができる。膜12
が極めて薄い膜であるなどの理由で支障がないのであれ
ば、第2の光透過性層26に膜12が付着してもよい。
【0066】図7(B)に示すように、第1及び第2の
光透過性層22、26の少なくとも一方(例えば両方)
に、保護膜32を形成してもよい。保護膜32は、その
後のプロセス耐性を有するものであれば特に限定されな
いが、例えば無機質の材料を使用することができる。具
体的には、ポリシラザン、ポリシロキサン等の液状のガ
ラス前駆体によって保護膜32を形成することができ
る。
【0067】保護膜32は、セラミックスで形成しても
よい。保護膜32は、石英ガラス(シリケートガラス)
などのように、二酸化ケイ素(SiO2)で形成しても
よい。二酸化ケイ素(SiO2)は、表面が硬く、耐熱
性、耐水性、耐薬品性、耐久性に優れ、低コストで形成
することができる。その形成には、コロイド状シリカ
(シリカゾル)を使用してもよく、シリカゾル及びシラ
ンカップリング剤を主成分とする原料を使用してもよ
い。シランカップリング剤は、下地となる第1又は第2
の光透過性層22、26との密着性を向上させる。ま
た、表面濡れ性を高める界面活性剤や、反応を促進する
触媒を添加してもよい。シリカゾル(又はシリカゾル及
びシランカップリング剤を主成分とする原料)は、スピ
ンコート又はディッピングによって、低温で平坦に設け
ることができる。
【0068】保護膜32を形成する前に、第1又は第2
の光透過性層22、26の表面に、保護膜32との密着
性や濡れ性を改善するための表面処理(例えば、プラズ
マ処理、シランカップリング処理)を行ってもよい。
【0069】第1又は第2の光透過性層22、26自体
にプロセス耐性があれば保護膜32は必ずしも必要では
ない。こうして、マイクロレンズアレイが得られる。マ
イクロレンズアレイは、第1及び第2の光透過性層2
2、26を含む。
【0070】図8は、本実施の形態に係るマイクロレン
ズアレイを適用した光学装置の一例として、液晶プロジ
ェクタの一部を示す図である。この液晶プロジェクタ
は、上述した実施の形態に係る方法により製造されたマ
イクロレンズアレイを組み込んだライトバルブ40と、
光源としてのランプ42とを有する。
【0071】マイクロレンズアレイは、複数のレンズと
なる第1の光透過性層22をランプ42からみて凹状に
なるように配置されている。マイクロレンズアレイに
は、ブラックマトリクス44、電極(電極膜)46及び
配向膜48が形成されている。これらは、保護膜32上
に形成してもよいし、保護膜32を形成しないのであれ
ば、第2の光透過性層26に形成してもよい。
【0072】ブラックマトリクス44は、クロム等から
なる膜をエッチングして形成する。保護膜32は、この
エッチング工程のプロセス耐性を有する。第2の光透過
性層26がエッチング工程のプロセス耐性を有していれ
ば、保護膜32は不要である。電極46は、例えばIT
O(Indium Tin Oxide)膜等であり、スパッタや蒸着な
どの真空成膜法により形成された後、アニール処理が施
される。アニール処理の温度は、通常100〜300℃
であるが、一般に温度が高いほど抵抗値が下がり良質の
電極膜となるので好ましい。配向膜48は、ポリイミド
樹脂又はその前駆体の材料を塗布などの方法で設けて、
これを100℃〜350℃で焼成して形成される。塗布
方法としては、スピンコート法、ロールコート法やフレ
キソ印刷法等の方法が利用できる。焼成の温度は、使用
する材料に応じて適宜設定される。なお、配向膜48の
形成のための焼成と電極46のアニール処理とを同時に
行ってもよい。
【0073】配向膜48からギャップをあけて、TFT
基板50が設けられている。TFT基板50には、透明
な個別電極52及び薄膜トランジスタ54が設けられて
おり、これらの上に配向膜56が形成されている。ま
た、TFT基板50は、配向膜56を配向膜48に対向
させて配置されている。
【0074】配向膜48、56間には、液晶58が封入
されており、薄膜トランジスタ54によって制御される
電圧によって、液晶58が駆動されるようになってい
る。
【0075】この液晶プロジェクタによれば、ランプ4
2から照射された光60が、レンズとなる第1の光透過
性層22にて集光するので、明るい画面を表示すること
ができる。
【0076】図9は、光学装置の一例として撮像装置を
示す図ある。撮像装置は、撮像素子(イメージセンサ)
を有する。例えば、2次元イメージセンサであれば、複
数の画素のそれぞれに対応して受光部(例えばフォトダ
イオード)70が設けられている。CCD(Charge Cou
pled Device)型の撮像素子であれば、転送部72を有
し、各画素の受光部70からの電荷を高速で転送するよ
うになっている。なお、対応しない画素から受光部70
に光が入射しないように遮光膜74を形成してもよい
し、層内レンズ76を形成してもよい。また、カラーの
撮像素子には、カラーフィルタ78を設ける。マイクロ
レンズアレイがカラーフィルタの機能を有する場合は、
カラーフィルタ78は不要である。
【0077】この撮像素子に、本発明を適用したマイク
ロレンズアレイが取り付けられている。マイクロレンズ
アレイは、第1及び第2の光透過性層22、26を有す
る。第1及び第2の光透過性層22、26の界面で光が
屈曲して集光する。レンズは、各画素ごとに形成されて
おり、各受光部70に集光した光が入射する。
【0078】(第2の実施の形態)図10(A)〜図1
0(C)は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る
マイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。
【0079】本実施の形態では、上述した図7(A)に
示すように、第1及び第2の光透過性層22、26を、
原盤10から一体的に剥離した後に、図10(A)に示
すように、第1の光透過性層22を第2の光透過性層2
6から除去する。こうして、第2の光透過性層26に凹
部28を形成する。
【0080】図10(B)に示すように、凹部28に、
第1の光透過性層前駆体20とは異なる第3の光透過性
層前駆体34を充填し、図10(C)に示すように、第
3の光透過性層36を形成する。第3の光透過性層前駆
体34の充填には、インクジェット方式を採用してもよ
い。第3の光透過性層前駆体34として、複数種類の色
材を使用すれば、カラーフィルタの機能を有するマイク
ロレンズアレイを製造することができる。色材が溶剤成
分を含む場合は、熱処理を行って溶剤を揮発させる。な
お、この場合、色材は、溶剤成分を除去すると収縮する
ため、必要な色濃度が確保できる厚みが収縮後でも残さ
れる量を充填しておくことが必要である。
【0081】本実施の形態によれば、第1の光透過性層
前駆体20は、製造プロセスにおいて一時的に使用され
るが、最終的なレンズの一部とはならない。したがっ
て、製造プロセスで好ましい材料を第1の光透過性層前
駆体20として選択し、レンズとして好ましい材料を第
3の光透過性層前駆体34として選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(B)は、本発明を適用した
第1の実施の形態で使用する原盤を示す図である。
【図2】図2は、本発明を適用した第1の実施の形態で
使用する原盤を示す図である。
【図3】図3は、本発明を適用した第1の実施の形態で
使用する原盤の変形例を示す図である。
【図4】図4は、第1の実施の形態に係るマイクロレン
ズアレイの製造方法を示す図である。
【図5】図5は、変形例に係るマイクロレンズアレイの
製造方法を示す図である。
【図6】図6(A)〜図6(C)は、第1の実施の形態
に係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図であ
る。
【図7】図7(A)〜図7(B)は、第1の実施の形態
に係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図であ
る。
【図8】図8は、本発明を適用したマイクロレンズアレ
イを備える光学装置を示す図である。
【図9】図9は、本発明を適用したマイクロレンズアレ
イを備える光学装置を示す図である。
【図10】図10(A)〜図10(C)は、第2の実施
の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図
である。
【符号の説明】
10 原盤 12 膜 14 第1の領域 16 第2の領域 20 第1の光透過性層前駆体 22 第1の光透過性層 24 第2の光透過性層前駆体 26 第2の光透過性層 28 凹部 34 第3の光透過性層前駆体 36 第3の光透過性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/14 B29L 11:00 // B29L 11:00 H01L 27/14 D Fターム(参考) 2H048 BA02 BA64 BB02 BB06 BB42 BB46 2H091 FA27X FA28X LA12 LA17 4F204 AA44 AH75 EA03 EB01 EB21 EK18 4M118 AA10 AB01 BA10 CA04 FA06 GC07 GD04 GD06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原盤に、第1の光透過性層前駆体を設け
    て第1の光透過性層を形成し、前記第1の光透過性層上
    に第2の光透過性層前駆体を設けて第2の光透過性層を
    形成することを含み、 前記原盤は、複数の第1の領域と、前記第1の領域の周
    囲を囲むとともに前記第1の領域よりも前記第1の光透
    過性層前駆体との親和性が低い第2の領域と、を有し、 前記第1の光透過性層を、前記第2の領域を避けて前記
    第1の領域に形成するマイクロレンズアレイの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 それぞれの前記第1の領域に、前記第1の光透過性層前
    駆体を、表面張力によって曲面を有するように設けるマ
    イクロレンズアレイの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のマイクロレ
    ンズアレイの製造方法において、 前記第1の光透過性層前駆体を硬化させた後に、前記第
    1の光透過性層上に第2の光透過性層前駆体を設けるマ
    イクロレンズアレイの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 それぞれの前記第1の領域を、円形で形成するマイクロ
    レンズアレイの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 それぞれの前記第1の領域を、対向する辺の長さがほぼ
    同じで、隣同士の辺の長さが異なり、それぞれの内角が
    ほぼ等しい八角形で形成するマイクロレンズアレイの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 前記原盤における前記第1及び第2の領域上に前記第1
    の光透過性層前駆体を塗布し、前記第2の領域の前記第
    1の光透過性層前駆体に対する親和性の低さによって、
    前記第1の光透過性層前駆体を前記第2の領域から前記
    第1の領域へはじき出すマイクロレンズアレイの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 それぞれの前記第1の領域ごとに、前記第1の光透過性
    層前駆体を設けるマイクロレンズアレイの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 前記第1の光透過性層前駆体として、複数色の色材を使
    用し、隣同士の前記第1の領域に異なる色の前記色材を
    設けるマイクロレンズアレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 前記原盤の表面によって前記第1の領域を形成し、前記
    第1の光透過性層前駆体との親和性が前記原盤の表面よ
    りも低い膜によって前記第2の領域を形成するマイクロ
    レンズアレイの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載のマイクロレンズアレイの製造方法において、 前記第1及び第2の光透過性層を、前記原盤から一体的
    に剥離することをさらに含むマイクロレンズアレイの製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のマイクロレンズアレ
    イの製造方法において、 前記第1及び第2の光透過性層を、前記原盤から一体的
    に剥離した後に、前記第1の光透過性層を前記第2の光
    透過性層から除去して凹部を形成し、前記凹部に、前記
    第1の光透過性層前駆体とは異なる第3の光透過性層前
    駆体を充填するマイクロレンズアレイの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のマイクロレンズアレ
    イの製造方法において、 前記第3の光透過性層前駆体として、複数種類の色材を
    使用するマイクロレンズアレイの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載の方法により製造されたマイクロレンズアレイ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のマイクロレンズアレ
    イを有する光学装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光学装置において、 前記マイクロレンズアレイに向けて光を照射する光源を
    有する光学装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の光学装置において、 前記マイクロレンズアレイによって集光した光が入射す
    る撮像素子を有する光学装置。
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