JP2000131504A - マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに表示装置 - Google Patents

マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに表示装置

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JP2000131504A
JP2000131504A JP10320006A JP32000698A JP2000131504A JP 2000131504 A JP2000131504 A JP 2000131504A JP 10320006 A JP10320006 A JP 10320006A JP 32000698 A JP32000698 A JP 32000698A JP 2000131504 A JP2000131504 A JP 2000131504A
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microlens array
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layer
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JP10320006A
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Hisao Nishikawa
尚男 西川
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面を明るくすることに加えてコントラスト
を向上させることもできるマイクロレンズアレイ及びそ
の製造方法並びに表示装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の領域を区画する溝をなす凹部12
を有する第1の原盤10の凹部12に遮光性材料14を
充填する第1工程と、第1の原盤10の凹部12が形成
された面と複数の曲面部22を有する第2の原盤20の
曲面部22が形成された面とを光透過性層前駆体24を
介して密着させて、光透過性層前駆体24から曲面部2
2にて形成された複数のレンズ32を有する光透過性層
25を形成し、遮光性材料14から遮光性層16を光透
過性層25に一体的に形成する第2工程と、光透過性層
25から第1及び第2の原盤10、20を剥離する第3
工程と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズア
レイ及びその製造方法並びに表示装置に関する。
【0002】
【発明の背景】これまでに、複数の微小なレンズが並べ
られて構成されるマイクロレンズアレイが、例えば液晶
パネルに適用されてきた。マイクロレンズアレイを適用
することで、各レンズによって各画素に入射する光が集
光するので、表示画面を明るくすることができる。
【0003】また、マイクロレンズアレイを製造する方
法として、ドライエッチング法又はウェットエッチング
法を適用する方法が知られている。しかし、これらの方
法によれば、個々のマイクロレンズアレイを製造する毎
に、リソグラフィ工程が必要であってコストが高くな
る。
【0004】そこで、特開平3−198003号公報に
開示されるように、レンズに対応する曲面が形成された
原盤に樹脂を滴下し、この樹脂を固化させて剥離するこ
とで、マイクロレンズアレイを製造する方法が開発され
てきた。
【0005】マイクロレンズアレイは表示画面を明るく
するものであるが、画素間のコントラストを向上させる
ものではない。したがって、明るくて鮮やかな画面を表
示するには、マイクロレンズアレイに加えて、コントラ
ストを向上させる手段が必要となる。従来のマイクロレ
ンズアレイの製造方法では、コントラストを向上させる
ことが考慮されていなかった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、画面を明るくすることに加えてコン
トラストを向上させることもできるマイクロレンズアレ
イ及びその製造方法並びに表示装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るマイ
クロレンズアレイの製造方法は、複数の領域を区画する
溝をなす凹部を有する第1の原盤の前記凹部に遮光性材
料を充填する第1工程と、前記第1の原盤の前記凹部が
形成された面と、複数の曲面部を有する第2の原盤の前
記曲面部が形成された面とを光透過性層前駆体を介して
密着させて、前記光透過性層前駆体から前記曲面部にて
形成された複数のレンズを有する光透過性層を形成し、
前記遮光性材料から遮光性層を前記光透過性層に一体的
に形成する第2工程と、前記光透過性層から、前記第1
及び第2の原盤を剥離する第3工程と、を含む。
【0008】本発明によれば、第1及び第2の原盤の間
に光透過性層前駆体を密着させて、第2の原盤の曲面部
を転写してレンズを形成する。こうして、複数のレンズ
が形成されたマイクロレンズアレイを簡単に製造するこ
とができる。各レンズによって入射光が集光するので画
面を明るくすることができる。また、第1及び第2の原
盤は、一旦製造すればその後、耐久性の許す限り何度で
も使用できるため、2枚目以降のマイクロレンズアレイ
の製造工程において省略でき、工程数の減少および低コ
スト化を図ることができる。
【0009】さらに、このマイクロレンズアレイには、
第1の原盤の凹部に充填された遮光性材料によって遮光
性層が形成されており、遮光性層は光透過性層に一体化
する。この遮光性層は、ブラックマトリクスを構成し、
画素間のコントラストを向上させることができる。
【0010】このように、本発明によれば、画面を明る
くすることに加えてコントラストを向上させることもで
きるマイクロレンズアレイを、転写法によって簡単に製
造することができる。
【0011】(2)この製造方法において、前記第2工
程で、前記第1の原盤における前記凹部にて区画された
それぞれの領域に、前記第2の原盤のそれぞれの曲面部
を対向させて、前記第1及び第2の原盤の間に、前記光
透過性層前駆体を密着させてもよい。
【0012】こうすることで、第1の原盤の凹部によっ
て形成される遮光性層が、レンズの中心を囲む領域に形
成されるので、レンズの中心を避けてブラックマトリク
スを形成することができる。
【0013】(3)この製造方法において、前記第3工
程で、前記第1及び第2の原盤のうち一方を剥離した後
に、前記光透過性層における前記第1及び第2の原盤の
うち前記一方が剥離された面の上に、第2の光透過性層
を形成する工程を含んでもよい。
【0014】第2の光透過性層は、レンズ又は遮光性層
を覆って保護することになる。
【0015】(4)この製造方法において、前記第2の
光透過性層は、第2の光透過性層前駆体上に補強板を載
せて形成してもよい。
【0016】この場合には、第2の光透過性層は、補強
板を接着するための層となる。
【0017】(5)この製造方法において、前記第2の
光透過性層前駆体上に前記補強板を載せて前記第2の光
透過性層を形成してから、前記第1及び第2の原盤のう
ち他方を剥離してもよい。
【0018】こうすることで、光透過性層を補強板によ
って補強して剥離することができる。
【0019】(6)この製造方法において、前記第1及
び第2の原盤のうち前記他方を剥離してから、前記補強
板を前記第2の光透過性層から剥離してもよい。
【0020】このように、補強板は、不要であれば剥離
しても良い。
【0021】(7)この製造方法において、前記第1の
原盤の前記凹部は、底面よりも開口部の面積が大きくな
るように、少なくとも内側面の一部が傾斜部となってい
てもよい。
【0022】このように凹部を傾斜させて形成すれば、
遮光性材料を確実に凹部に導くことができるため、製造
されるマイクロレンズアレイは、特に高解像度の液晶パ
ネルに適している。
【0023】(8)この製造方法において、前記傾斜部
は、内側面の開口部のみに形成されていてもよい。
【0024】このように凹部を形成すれば、遮光性材料
を確実に凹部に導くことができ、かつ、ほぼ厚さが一定
で幅の狭い遮光性層が形成されるので、製造されるマイ
クロレンズアレイは、鮮明な画像を提供することができ
る。
【0025】(9)この製造方法において、前記第1の
原盤の前記凹部に、前記遮光性材料をインクジェット方
式によって充填してもよい。
【0026】インクジェット方式によれば、遮光性材料
の充填を高速化できるとともに無駄にすることがない。
【0027】(10)本発明に係るマイクロレンズアレ
イは、上記方法により製造される。
【0028】(11)本発明に係るマイクロレンズアレ
イは、一方の面に複数のレンズが形成された光透過性層
と、前記光透過性層の他方の面上に形成されてそれぞれ
のレンズの中心を囲む遮光性層と、を有する。
【0029】本発明によれば、各レンズによって入射光
が集光するので画面を明るくできることに加えて、レン
ズの中心を囲む遮光性層がブラックマトリクスとなっ
て、画素間のコントラストを向上させることができる。
【0030】(12)このマイクロレンズアレイにおい
て、前記光透過性層における前記レンズ及び前記遮光性
層の少なくとも一方が形成された面の上に第2の光透過
性層を有してもよい。
【0031】第2の光透過性層は、レンズ又は遮光性層
を覆って保護することになる。
【0032】(13)このマイクロレンズアレイにおい
て、前記第2の光透過性層の上に補強板を有してもよ
い。
【0033】この場合には、第2の光透過性層は、補強
板を接着するための層となる。
【0034】(14)このマイクロレンズアレイにおい
て、前記遮光性層は、基端部よりも先端部の幅が狭くな
るように、少なくとも側面の一部が傾斜した形状をなし
てもよい。
【0035】(15)このマイクロレンズアレイにおい
て、前記遮光性層は、略垂直に立ち上がる先端部を有
し、前記先端部は、前記光透過性層及び前記遮光性層の
少なくともいずれか一方からなり、傾斜面によって末広
がりに形成された基端部上に設けられてもよい。
【0036】これによれば、遮光性層の高さ方向の厚さ
の差が小さいために、遮光性能が均一化されるので、鮮
明な画像を提供することができる。
【0037】(16)本発明に係る表示装置は、上記マ
イクロレンズアレイと、前記マイクロレンズアレイに向
けて光を照射する光源と、を有し、前記マイクロレンズ
アレイは、前記光透過性層における前記レンズが形成さ
れた面を前記光源に向けて配置される。
【0038】(17)この表示装置において、前記光透
過性層を構成する材料の光屈折率naと、前記レンズの
外側における光屈折率nb とは、na >nb の関係にあ
り、前記レンズは凸レンズであってもよい。
【0039】屈折率の小さい煤質から、屈折率の大きい
煤質に光が入射すると、光は両媒質の界面の法線に近づ
くように屈折する。したがって、マイクロレンズアレイ
を構成する材料の光屈折率na と、レンズの外側におけ
る光屈折率nb とが、na >nbの関係にある場合に
は、レンズを凸レンズにすることで入射した光を集光さ
せることができる。
【0040】(18)この表示装置において、前記光透
過性層を構成する材料の光屈折率naと、前記レンズの
外側における光屈折率nb とは、na <nb の関係にあ
り、前記レンズは凹レンズであってもよい。
【0041】屈折率の大きい煤質から、屈折率の小さい
煤質に光が入射すると、光は両媒質の界面の法線から遠
ざかるように屈折する。したがって、マイクロレンズア
レイを構成する材料の光屈折率na と、レンズの外側に
おける光屈折率nb とが、na <nbの関係にある場合
には、レンズを凹レンズにすることで入射した光を集光
させることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照にして説明する。
【0043】(第1の実施の形態)図1(A)〜図3
(B)は、第1の実施の形態に係るマイクロレンズアレ
イの製造方法を示す図である。
【0044】まず、図1(A)に示すように、第1の原
盤10を用意する。第1の原盤10には、複数の領域を
区画する溝をなす凹部12が形成されている。詳しく
は、凹部12の平面形状は、液晶パネルに適用されるブ
ラックマトリクスの形状をなしており、複数の画素に対
応する領域を区画する。なお、ブラックマトリクスの形
状は、モザイク配列、デルタ配列又はストライプ配列な
どの画素配列に応じたものである。また、第1の原盤1
0は、基材の表面をエッチングして形成され、基材は、
エッチング可能な材料であれば特に限定されるものでは
ないが、シリコン又は石英は、エッチングにより高精度
の凹部12の形成が容易であるため、好適である。
【0045】そして、第1の原盤10の凹部12に、遮
光性材料14を充填し、遮光性層16を形成する。この
遮光性層16は、ブラックマトリクスとなる。
【0046】遮光性材料14は、光透過性のない材料で
あって耐久性があれば種々の材料を適用可能である。例
えば、黒色染料あるいは黒色顔料をバインダー樹脂とと
もに溶剤に溶かしたものを、遮光性材料14として用い
る。溶剤としては、特にその種類に限定されるものでは
なく、水あるいは種々の有機溶剤を適用することが可能
である。有機溶剤としては、例えば、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル、メトキシメチルプロピオネ
ート、エトキシエチルプロピオネート、エチルセロソル
ブ、エチルセロソルブアセテート、エチルラクテート、
エチルピルビネート、メチルアミルケトン、シクロヘキ
サノン、キシレン、トルエン、ブチルアセテート等のう
ち一種または複数種の混合溶液を利用することができ
る。
【0047】凹部12への遮光性材料14の充填方法と
しては、特に限定されるものではないが、インクジェッ
ト方式が好適である。インクジェット方式によれば、イ
ンクジェットプリンタ用に実用化された技術を応用する
ことで、高速かつインクを無駄なく経済的に充填するこ
とが可能である。
【0048】図1(A)には、インクジェットヘッド1
8によって、遮光性材料14を凹部12に充填する様子
を示してある。詳しくは、凹部12に対向させてインク
ジェットヘッド18を配置し、遮光性材料14を各凹部
12に吐出する。
【0049】インクジェットヘッド18は、例えばイン
クジェットプリンタ用に実用化されたもので、圧電素子
の体積変化を利用してインクに圧力を加えて吐出させる
ピエゾジェットタイプ、あるいはエネルギー発生素子と
して電気熱変換体を用いて、インクの体積を膨張させた
り気化させ、その圧力でインクを吐出するタイプ等が使
用可能であり、射出面積および射出パターンは任意に設
定することが可能である。
【0050】本実施の形態では、インクジェットヘッド
18から遮光性材料14を吐出させる。そのため、遮光
性材料14には、インクジェットヘッド18からの吐出
を可能とするため、流動性を確保する必要がある。
【0051】遮光性材料14を充填するときには、第1
の原盤10に形成された凹部12に均一な量で充填され
るように、インクジェットヘッド18を動かす等の制御
を行って、打ち込み位置を制御する。凹部12の隅々に
まで均一に遮光性材料14が満たされたら、充填を完了
する。溶剤成分が含まれている場合には、熱処理により
遮光性材料14から溶剤成分を除去する。なお遮光性材
料14は、溶剤成分を除去すると収縮するため、必要な
遮光性が確保できる厚みが収縮後でも残される量を充填
しておくことが必要である。
【0052】次に、図1(B)に示すように、第2の原
盤20を用意する。第2の原盤20には、複数の曲面部
22が形成されており、各曲面部22は、凸レンズの反
転パターンとなるように凹状をなしている。第2の原盤
20も、第1の原盤10として使用できる基材をエッチ
ングして形成することができる。詳しくは、基材におけ
る曲面部22の形成に必要な領域以外をレジストで覆っ
て、基材の露出した領域に対して、どの方向にもエッチ
ングが進む等方性エッチングを行う。例えば、ウエット
エッチングを適用して、化学溶液(エッチング液)に基
材を浸すことで、等方性エッチングを行うことができ
る。基材として石英を用いた場合には、エッチング液と
して、例えば、沸酸と沸化アンモニウムを混合した水溶
液(バッファード沸酸)を用いてエッチングを行う。エ
ッチングが完了すると、レジストを除去することで、曲
面部22が形成される。
【0053】そして、第1及び第2の原盤10、20
を、それぞれの凹部12及び曲面部22を対向させて配
置する。また、それぞれの曲面部22の中心を、凹部1
2によって区画されるいずれかの領域内に位置させる。
そして、原盤10と原盤20とを、第1の光透過性層前
駆体24を介して密着させる。なお、図1(A)では、
原盤10が下に位置しているが、原盤20が下であって
もよい。
【0054】第1の光透過性層前駆体24は、図3
(B)に示すマイクロレンズアレイ30の一部を構成す
る第1の光透過性層25となる際に、必要とされる光透
過性を有していれば特に限定されるものでなく、種々の
物質が利用できるが、エネルギーの付与により硬化可能
な物質であることが好ましい。このような物質は、第1
の光透過性層25の形成時には低粘性の液状で取り扱う
ことが可能となり、常温、常圧下あるいはその近傍にお
いても容易に第1及び第2の原盤10、20の微細部に
まで容易に充填することができる。
【0055】エネルギーとしては、光及び熱の少なくと
もいずれか一方であることが好ましい。こうすること
で、汎用の露光装置やベイク炉、ホットプレートが利用
でき、低設備コスト、省スペース化を図ることができ
る。
【0056】このような物質としては、例えば、紫外線
硬化型樹脂がある。紫外線硬化型樹脂としては、アクリ
ル系樹脂が好適である。様々な市販の樹脂や感光剤を利
用することで、透明性に優れ、また、短時間の処理で硬
化可能な紫外線硬化型のアクリル系樹脂を得ることがで
きる。
【0057】紫外線硬化型のアクリル系樹脂の基本組成
の具体例としては、プレポリマーまたはオリゴマー、モ
ノマー、光重合開始剤があげられる。
【0058】プレポリマーまたはオリゴマーとしては、
例えば、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレー
ト類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアク
リレート類、スピロアセタール系アクリレート類等のア
クリレート類、エポキシメタクリレート類、ウレタンメ
タクリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリ
エーテルメタクリレート類等のメタクリレート類等が利
用できる。
【0059】モノマーとしては、例えば、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、N−ビニル−2−ピロリド
ン、カルビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルアクリレート、1,3−ブタンジオールアク
リレート等の単官能性モノマー、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ネオペンチルグリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート等の
二官能性モノマー、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート等の多官能性モノマーが
利用できる。
【0060】光重合開始剤としては、例えば、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフ
ェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イ
ソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン等のブ
チルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセト
フェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェ
ノン、α,α−ジクロル−4−フェノキシアセトフェノ
ン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、
N,N−テトラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジルジメチル
ケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアル
キルエーテル等のベンゾイン類、1−フェニル−1,2
−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オ
キシム等のオキシム類、2−メチルチオキサントン、2
−クロロチオキサントン等のキサントン類、ミヒラーケ
トン等のラジカル発生化合物が利用できる。
【0061】なお、必要に応じて、酸素による硬化阻害
を防止する目的でアミン類等の化合物を添加したり、塗
布を容易にする目的で溶剤成分を添加してもよい。
【0062】溶剤成分としては、特に限定されるもので
はなく、種々の有機溶剤、例えば、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルモノプロピルエーテル、メトキシメチルプロピオネー
ト、エトキシエチルプロピオネート、エチルセロソル
ブ、エチルセロソルブアセテート、エチルラクテート、
エチルピルビネート、メチルアミルケトン、シクロヘキ
サノン、キシレン、トルエン、ブチルアセテート等から
選ばれる一種または複数種の利用が可能である。
【0063】このような紫外線硬化型のアクリル系樹脂
等からなる光透過性層前駆体24を原盤10上に所定量
滴下しておき、これを所定領域まで拡げる。
【0064】光透過性層前駆体24を所定領域まで拡げ
るにあたって、必要に応じて所定の圧力を原盤10、2
0の少なくとも一方に加えてもよい。ここでは、光透過
性層前駆体24を原盤10上に滴下したが、原盤20に
滴下するか、原盤10、20の両方に滴下してもよい。
また、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコー
ト法、ロールコート法、バーコート法等の方法を用い
て、原盤10、20のいずれか一方、または、両方に光
透過性層前駆体24を塗布してもよい。
【0065】続いて、図1(C)に示すように、原盤1
0、20の少なくともいずれか一方から紫外線23を所
定量照射して光透過性層前駆体24を硬化させて、原盤
10、20の間に第1の光透過性層25を形成する。な
お、紫外線23を第2の原盤20から照射すれば、遮光
性層16によって妨げられることがないので好ましい。
【0066】第1の原盤10の凹部12には、遮光性層
16が形成されており、第1の光透過性層前駆体24が
入り込んで遮光性層16と一体化している。また、第1
の光透過性層25には、第2の原盤20の曲面部22か
ら転写された複数のレンズ32が形成されている。凹部
12内に形成された遮光性層16は、平面視においてブ
ラックマトリクスの形状をなす。また、遮光性層16
は、レンズ32の中心を避けて形成されている。
【0067】そして、図2(A)に示すように、原盤2
0を、第1の光透過性層25から剥離する。
【0068】次に、図2(B)に示すように、第1の光
透過性層25上に第2の光透過性層前駆体26を滴下す
る。第2の光透過性層前駆体26は、上述した第1の光
透過性層前駆体24として使用できる材料から選ぶこと
ができる。そして、補強板28と、第1の光透過性層2
5におけるレンズ32の形成面とを第2の光透過性層前
駆体26を介して密着させる。その工程は、上述した図
1(B)に示す工程と同じである。そして、この第2の
光透過性層前駆体26を押し拡げる。なお、第2の光透
過性層前駆体26は、スピンコート法、ロールコート法
等の方法により、第1の光透過性層25上に、或いは補
強板28上に塗り拡げてから、補強板28を密着させて
もよい。
【0069】補強板28は、本実施の形態では最終的に
剥離されるのでその材料は限定されない。あるいは、マ
イクロレンズアレイ30(図3(B)参照)の一部とし
て補強板28を残す場合には、一般にガラス基板が用い
られるが、光透過性や機械的強度等の特性を満足するも
のであれば特に限定されるものではない。例えば、ポリ
カーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォ
ン、アモルファスポリオレフィン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリメチルメタクリレート等のプラスチック
製の基板あるいはフィルム基板を用いてもよい。
【0070】そして、第2の光透過性層前駆体26の組
成に応じた硬化処理をすることにより、これを硬化させ
て、図2(C)に示すように第2の光透過性層27を形
成する。紫外線硬化型のアクリル系樹脂が用いられる場
合には、紫外線を所定の条件により照射することによ
り、第2の光透過性層前駆体26を硬化させる。
【0071】続いて、図3(A)に示すように、原盤1
0を第1の光透過性層25から剥離する。このとき、第
1の光透過性層25に一体化した遮光性層16も、原盤
10の凹部12から剥離する。
【0072】さらに、第2の光透過性層27から補強板
28を剥離して、図3(B)に示すように、マイクロレ
ンズアレイ30が得られる。補強板28が剥離されるの
で、第2の光透過性層27が、マイクロレンズアレイと
して要求される機械的強度やガスバリア性、耐薬品性等
の特性を満足することが好ましい。あるいは、補強板2
8は、剥離せずにマイクロレンズアレイ30の一部を構
成するように残してもよい。さらに、第1の光透過性層
25自体が十分な強度を有していれば、第2の光透過性
層27を省略することも可能である。
【0073】こうして得られたマイクロレンズアレイ3
0によれば、一方の面にブラックマトリクスとなる遮光
性層16が形成され、他方の面に複数のレンズ32が形
成されており、各レンズ32によって光が集光する。
【0074】本実施の形態によれば、第1及び第2の原
盤10、20の間に光透過性層前駆体24を密着させ
て、第2の原盤20の曲面部22の形状を転写してレン
ズ32を形成する。こうして、複数のレンズ32を有す
るマイクロレンズアレイ30を簡単に製造することがで
きる。この製造方法によれば、材料の使用効率が高く、
かつ工程数の短縮を図ることができ、コストダウンを図
ることができる。また、第1及び第2の原盤10、20
は、一旦製造すればその後、耐久性の許す限り何度でも
使用できるため、2枚目以降のマイクロレンズアレイ3
0の製造工程において省略でき、工程数の減少および低
コスト化を図ることができる。
【0075】さらに、このマイクロレンズアレイ30に
は、第2の原盤20の凹部12に充填された遮光性材料
14から形成される遮光性層16が形成されている。遮
光性層16は、ブラックマトリクスを構成し、画素間の
コントラストを向上させることができる。
【0076】このように、本実施の形態によれば、画面
を明るくすることに加えてコントラストを向上させるこ
ともできるマイクロレンズアレイを、転写法によって簡
単に製造することができる。
【0077】(第2の実施の形態)図4(A)〜図6
(C)は、第2の実施の形態に係るマイクロレンズアレ
イの製造方法を示す図である。本実施の形態では、第1
の実施の形態で使用した第1の原盤10を用意し、図1
(A)に示すのと同じ工程で、凹部12に遮光性層16
を形成しておく。
【0078】そして、図4(A)に示すように、第1の
原盤10及び第2の原盤40を、光透過性層前駆体44
を介して密着させる。第2の原盤40には、複数の曲面
部42が形成されている。曲面部42は、凹レンズの反
転パターンとなるように凸状をなしている。本実施の形
態では、曲面部42の形状において、第1の実施の形態
の曲面部22と異なる。光透過性層前駆体44は、第1
実施の形態で使用可能な物質から選択することができ
る。
【0079】続いて、図4(B)に示すように、原盤1
0、40の少なくともいずれか一方から紫外線23を所
定量照射して第1の光透過性層前駆体44を硬化させ
て、原盤10、40の間に第1の光透過性層45を形成
する。なお、紫外線23を第2の原盤40から照射すれ
ば、遮光性層16によって妨げられることがないので好
ましい。
【0080】第1の原盤10の凹部12には、遮光性層
16が既に形成されており、第1の光透過性層前駆体4
4が入り込んで遮光性層16と一体化している。また、
第1の光透過性層45には、第2の原盤40の曲面部4
2の形状から転写された複数のレンズ62が形成されて
いる。凹部12内に形成された遮光性層16は、平面視
においてブラックマトリクスの形状をなす。また、遮光
性層16は、レンズ62の中心を避けて形成されてい
る。
【0081】そして、図5(A)に示すように、第1の
原盤10を、第1の光透過性層45から剥離する。な
お、遮光性層16も第1の光透過性層45と一体的に第
1の原盤10の凹部12から剥離する。
【0082】次に、図5(B)に示すように、第1の光
透過性層45上に第2の光透過性層前駆体46を滴下す
る。第2の光透過性層前駆体46は、第1の実施の形態
で第1の光透過性層前駆体24として使用できる材料か
ら選ぶことができる。そして、補強板50と、第1の光
透過性層45における遮光性層16の形成面とを第2の
光透過性層前駆体46を介して密着させる。その工程
は、上述した図1(B)に示す工程と同じである。そし
て、この第2の光透過性層前駆体46を押し拡げる。な
お、第2の光透過性層前駆体46は、スピンコート法、
ロールコート法等の方法により、第1の光透過性層45
上に、或いは補強板50上に塗り拡げてから、補強板5
0を密着させてもよい。
【0083】補強板50は、第1の実施の形態の補強板
28として使用できる材料から選択することができる。
なお、本実施の形態では、マイクロレンズアレイ60
(図6(C)参照)の一部として補強板50を残すの
で、ガラス基板などの光透過性や機械的強度等の特性を
満足するものが使用される。あるいは、補強板50は、
剥離しても良い。
【0084】そして、第2の光透過性層前駆体46の組
成に応じた硬化処理をすることにより、これを硬化させ
て、図5(C)に示すように第2の光透過性層47を形
成する。紫外線硬化型のアクリル系樹脂が用いられる場
合には、紫外線を所定の条件により照射することによ
り、第2の光透過性層前駆体46を硬化させる。
【0085】続いて、図6(A)に示すように、第2の
原盤40を第1の光透過性層45から剥離する。第1の
光透過性層45には、第2の原盤40の曲面部42の形
状が転写されて、凹状のレンズ62が形成されている。
【0086】次に、図6(B)に示すように、第1の光
透過性層45におけるレンズ62が形成された面に、第
3の光透過性層前駆体48を滴下する。第3の光透過性
層前駆体48は、第1の実施の形態で第1の光透過性層
前駆体24として使用できる材料から選ぶことができ
る。そして、補強板52と、第1の光透過性層45にお
けるレンズ62の形成面とを第3の光透過性層前駆体4
8を介して密着させる。その工程は、上述した図1
(B)に示す工程と同じである。そして、この第3の光
透過性層前駆体48を押し拡げる。なお、第3の光透過
性層前駆体48は、スピンコート法、ロールコート法等
の方法により、第1の光透過性層45上に、或いは補強
板52上に塗り拡げてから、補強板52を密着させても
よい。
【0087】補強板52は、第1の実施の形態の補強板
28として使用できる材料から選択することができる。
なお、本実施の形態では、マイクロレンズアレイ60
(図6(C)参照)の一部として補強板52を残すの
で、ガラス基板などの光透過性や機械的強度等の特性を
満足するものが使用される。あるいは、補強板52は、
剥離しても良い。
【0088】そして、第3の光透過性層前駆体48の組
成に応じた硬化処理をすることにより、これを硬化させ
て、図6(C)に示すように第3の光透過性層49を形
成する。紫外線硬化型のアクリル系樹脂が用いられる場
合には、紫外線を所定の条件により照射することによ
り、第3の光透過性層前駆体48を硬化させる。
【0089】こうして、図6(C)に示すように、マイ
クロレンズアレイ60が得られる。マイクロレンズアレ
イ60は、第1〜第3の光透過性層45、47、49
が、第1及び第2の補強板50、52に挟まれて構成さ
れている。第1及び第2の光透過性層45、47の間に
は、ブラックマトリクスとなる遮光性層16が形成され
ている。第1の光透過性層45における遮光性層16と
は反対側の面には、レンズ62が形成されている。レン
ズ62の上には、第3の光透過性層49が形成されてい
るが、言い換えると、第3の光透過性層49にレンズが
形成されているということもできる。
【0090】本実施の形態によっても、凸レンズと凹レ
ンズの違いがあるだけで、第1の実施の形態と同じ効果
を達成することができる。
【0091】(第3の実施の形態)図7〜図10は、第
3の実施の形態に係るマイクロレンズアレイ及びその製
造方法を示す図である。本実施の形態では、図9に示す
原盤100を使用する。原盤100は、凹部102の形
状において、図1(A)に示す第1の原盤10と異な
る。すなわち、凹部102は、内側面が傾斜したテーパ
形状に形成されている。この凹部102によれば、底面
に比べ開口部が広くなっているので、画素密度が高くな
っても、遮光性材料14を確実に充填することができ
る。
【0092】図7(A)〜図8(B)は、凹部102を
有する原盤100を形成する工程を示す図である。
【0093】まず、図7(A)に示すように、基材11
2上にレジスト層114を形成する。基材112は、表
面をエッチングして原盤100とするためのもので、エ
ッチング可能な材料であれば特に限定されるものではな
いが、シリコン又は石英は、エッチングにより高精度の
凹部102の形成が容易であるため好適である。
【0094】レジスト層114を形成する物質として
は、例えば、半導体デバイス製造において一般的に用い
られている、クレゾールノボラック系樹脂に感光剤とし
てジアゾナフトキノン誘導体を配合した市販のポジ型の
レジストをそのまま利用できる。ここで、ポジ型のレジ
ストとは、所定のパターンに応じて放射線に暴露するこ
とにより、放射線によって暴露された領域が現像液によ
り選択的に除去可能となる物質のことである。
【0095】レジスト層114を形成する方法として
は、スピンコート法、ディッピング法、スプレーコート
法、ロールコート法、バーコート法等の方法を用いるこ
とが可能である。
【0096】次に、図7(B)に示すように、マスク1
16をレジスト層114の上に配置し、マスク116を
介してレジスト層114の所定領域のみを放射線118
によって暴露する。マスク116は、凹部102(図8
(B)参照)の形成に必要とされる領域において、放射
線118が透過するようにパターン形成されたものであ
る。
【0097】放射線118としては波長200nm〜5
00nmの領域の光を用いることが好ましい。この波長
領域の光の利用は、液晶パネルの製造プロセス等で確立
されているフォトリソグラフィの技術及びそれに利用さ
れている設備の利用が可能となり、低コスト化を図るこ
とができる。
【0098】そして、レジスト層114を放射線118
によって暴露した後に所定の条件により現像処理を行う
と、放射線118の暴露領域117において、レジスト
層114が選択的に除去され、図7(C)に示すよう
に、基材112の表面が露出し、それ以外の領域はレジ
スト層114により覆われたままの状態となる。
【0099】続いて、パターン化されたレジスト層11
4を、加熱して軟化させ、その表面張力によって、図7
(D)に示すように側面を傾斜させる。
【0100】次に、図7(D)に示すように、このレジ
スト層114をマスクとして、エッチャント120によ
って、基材112を所定の深さエッチングを行う。詳し
くは、異方性エッチング、例えば反応性イオンエッチン
グ(RIE)などのドライエッチングを行う。
【0101】ここで、レジスト層114は側面が傾斜し
ているので、エッチングにより、この形状のレジスト層
114が徐々に小さくなって、基材112は徐々に露出
していく。この露出した領域が連続的に徐々にエッチン
グされていく。こうして、基材112が連続的に徐々に
エッチングされるので、エッチング後の基材112の表
面には、図8(A)に示すように、台形の凸部122が
形成される。この凸部122を囲む凹部102は、底面
よりも開口端部の面積が大きくなるように内側面が傾斜
して形成されている。
【0102】そして、凸部122上のレジスト層114
を、必要であれば除去して、原盤100が得られる。
【0103】続いて、図9に示すように、原盤100の
凹部102に、遮光性材料14を充填して、その後、図
1(B)〜図3(A)に示すのと同じ工程を行って、図
10に示すマイクロレンズアレイ130を製造すること
ができる。このマイクロレンズアレイ130の遮光性層
132は、基端部から先端部に向かって幅が狭くなるよ
うに形成されている。マイクロレンズアレイ130のこ
れ以外の構成は、図3(B)に示すマイクロレンズアレ
イ30と同じである。
【0104】本実施の形態によれば、原盤100の凹部
102が、底面よりも開口端部が大きい形状をなすの
で、この原盤100を、図1に示す原盤10の代わりに
使用すれば、遮光性材料14を容易に確実に導き入れる
ことができる。したがって、インクジェットヘッドの制
御が容易で、製造上の歩留まりが良くなるという効果を
奏する。
【0105】この原盤100は、本実施の形態では、一
旦製造すればその後、耐久性の許す限り何度でも使用で
きるため経済的である。また、原盤100の製造工程
は、1枚目以降のマイクロレンズアレイの製造工程にお
いて省略でき、工程数の減少および低コスト化を図るこ
とができる。
【0106】上記実施の形態では、基材112上に凹部
122を形成するに際し、ポジ型のレジストを用いた
が、放射線に暴露された領域が現像液に対して不溶化
し、放射線に暴露されていない領域が現像液により選択
的に除去可能となるネガ型のレジストを用いても良く、
この場合には、上記マスク116とはパターンが反転し
たマスクが用いられる。あるいは、マスクを使用せず
に、レーザ光あるいは電子線によって直接レジストをパ
ターン状に暴露しても良い。
【0107】また、放射線暴露条件あるいは現像処理条
件を調節することにより、図7(D)に示すように、パ
ターン化されたレジスト層114の側面を傾斜させるこ
とが可能な場合は、レジスト層114を加熱する工程を
省略しても良い。
【0108】図11に、マスクの変形例を示す。同図に
示すマスク140は、放射線138の透過部142と、
遮蔽部144と、半透過部146とを有するハーフトー
ンマスクである。半透過部146は、遮蔽部144から
離れるに従って徐々に放射線138の透過率が高くなる
ように形成されている。同図では、半透過部146を形
成する遮蔽材の厚みを変化させることで、透過率を変化
させているが、濃淡によって透過率を変化させてもよ
い。このマスク140を使用すると、放射線138が、
半透過部146を減衰されながらも通過して、レジスト
層134を暴露する。詳しくは、透過部142から遮蔽
部144に向けて、減衰率が高くなるように、放射線1
38が半透過部146を透過する。その結果、遮蔽部1
44に近づくに従って、放射線138による暴露が浅く
なり、図10に示すように、側面が傾斜したレジスト層
134を残す領域が暴露領域137となる。こうするこ
とでも、側面が傾斜したレジスト層のパターン化を行う
ことができる。
【0109】(第4の実施の形態)図12〜図15は、
第4の実施の形態に係るマイクロレンズアレイ及びその
製造方法を示す図である。本実施の形態では、図14に
示す原盤200を第2の実施形態の第1の原盤10の代
わりに使用する。原盤200は、凹部202の形状にお
いて、図2(A)に示す第1の原盤10と異なる。すな
わち、凹部202は、内側面のうち開口端部のみがテー
パ形状に形成されている。このように開口端部がテーパ
形状となった凹部202によれば、底面に比べ開口部が
広くなっているので、画素密度が高くなっても、遮光性
材料14(図1(A)参照)を確実に充填することがで
きる。
【0110】図12(A)〜図13(C)は、凹部20
2を有する原盤200を形成する工程を示す図である。
【0111】まず、図12(A)に示すように、基材2
12上にマスク層214を形成する。基材212は、エ
ッチング可能な材料であれば特に限定されるものではな
いが、シリコン又は石英は、高精度のエッチングが容易
であるため好適である。
【0112】マスク層214は、基材212に強固に一
体化して剥離しにくいものが好ましい。例えば、基材2
12がシリコンで形成されている場合には、その表面を
熱酸化させて形成したシリコン酸化膜(SiO2 )をマ
スク層214とすることができる。これによれば、マス
ク層214は、基材212と強固に一体化する。あるい
は、基材212が金属、石英、ガラス又はシリコンであ
る場合には、その表面にAl、Ni、Cr、W、Pt、
Au、Ir、Tiのいずれかで膜を形成し、これをマス
ク層214としてもよい。
【0113】次に、図12(B)に示すように、基材2
12上に形成されたマスク層214上にレジスト層21
6を形成する。レジスト層216の材料及びその形成方
法は、上述した第3の実施の形態で適用できるものを選
択できる。
【0114】続いて、図12(C)に示すように、マス
ク218をレジスト層216の上に配置し、マスク21
8を介してレジスト層216の所定領域のみを放射線2
20によって暴露する。マスク218は、最終的に製造
される原盤200の凹部202(図13(C)参照)の
形成に必要とされる領域において、放射線220が透過
するようにパターン形成されたものである。マスク21
8における放射線透過部は、ブラックマトリクスの形状
に応じた枠状をなしている。ブラックマトリクスの形状
は、モザイク配列、デルタ配列又はストライプ配列など
の画素配列に応じたものである。放射線としては波長2
00nm〜500nmの領域の光を用いることが好まし
い。
【0115】そして、レジスト層216を放射線220
によって暴露した後に所定の条件により現像処理を行う
と、放射線220の暴露領域217において、レジスト
層216が選択的に除去され、図12(D)に示すよう
に、マスク層214の表面が露出し、それ以外の領域は
レジスト層216により覆われたままの状態となる。
【0116】続いて、パターン化されたレジスト層21
6を、加熱して軟化させ、その表面張力によって、図1
2(E)に示すように側面を傾斜させる。
【0117】次に、図12(E)に示すように、このレ
ジスト層216をマスクとして、エッチャント222に
よって、マスク層214をエッチングする。詳しくは、
異方性エッチング、例えば反応性イオンエッチング(R
IE)などのドライエッチングを行う。
【0118】ここで、レジスト層216は側面が傾斜し
ているので、エッチングにより、この形状のレジスト層
216が徐々に小さくなって、マスク層214は徐々に
露出していく。この露出した領域が連続的に徐々にエッ
チングされていく。こうして、基材212が連続的に徐
々にエッチングされるので、マスク層214は、図13
(A)に示すように台形をなす。マスク層214から
は、基材212の表面の一部が露出する。詳しくは、マ
スク層214の周囲を囲んで、基材212の表面の一部
が露出する。この露出部は、ブラックマトリクスの形状
に応じた枠状をなしている。ブラックマトリクスの形状
は、モザイク配列、デルタ配列又はストライプ配列など
の画素配列に応じたものである。また、基材212の表
面の一部が露出した時点で、エッチングを停止すること
が好ましい。
【0119】そして、マスク層214上のレジスト層2
16を必要であれば除去し、図13(B)に示すよう
に、エッチャント224によって、基材212における
マスク層214から露出した部分をエッチングする。
【0120】ここでは、基材212の表面に垂直にエッ
チングが進む高異方性エッチングであって、基材212
をエッチングするがマスク層214をエッチングしにく
い高選択性エッチングが行われる。
【0121】こうして、エッチングがされると、図13
(C)に示すように、基材212に凹部202が形成さ
れ、原盤200が得られる。凹部202は、ブラックマ
トリクスの形状に応じた枠状をなしている。ブラックマ
トリクスの形状は、モザイク配列、デルタ配列又はスト
ライプ配列などの画素配列に応じたものである。
【0122】また、凹部202にて囲まれる凸部225
上には、台形のマスク層214が残されている。ここ
で、凸部225の側面は垂直に立ち上がり、マスク層2
14の側面は傾斜してテーパ状をなしている。このこと
から、凹部226の側面は、底面から垂直に立ち上が
り、開口端部において徐々に径が大きくなる方向に拡が
って傾斜するテーパ面となっている。
【0123】本実施の形態によれば、原盤200の凹部
202が上述した形状をなす。この原盤200を、原盤
10の代わりに使用すれば、図14に示すように、遮光
性材料14を凹部202に、容易に確実に導き入れるこ
とができる。したがって、インクジェットヘッドの制御
が容易で、製造上の歩留まりが良くなるという効果を奏
する。
【0124】この原盤260は、本実施の形態では、一
旦製造すればその後、耐久性の許す限り何度でも使用で
きるため経済的である。また、原盤260の製造工程
は、2枚目以降のマイクロレンズアレイの製造工程にお
いて省略でき、工程数の減少および低コスト化を図るこ
とができる。
【0125】そして、図4(A)〜図6(B)に示すの
と同じ工程を経て、図15に示すマイクロレンズアレイ
260を製造することができる。マイクロレンズアレイ
260は、ブラックマトリクスとなる遮光性層262を
含む。遮光性層262は、第1の光透過性層264の一
部からなる基端部266上に形成されている。詳しく
は、基端部266は、傾斜面によって末広がりに形成さ
れており、遮光性層262は、略垂直に立ち上がる形状
をなす。なお、原盤200の凹部202の開口端部まで
遮光性材料14を充填して、基端部266の全てあるい
はその一部も遮光性材料で形成してもよい。また、凹部
202の側壁におけるほぼ垂直になっている部分の一部
を光透過性層264で形成しても良い。
【0126】図16は、本発明を適用した液晶プロジェ
クタの一部を示す図である。この液晶プロジェクタは、
上述した第1の実施の形態に係る方法により製造された
マイクロレンズアレイ30を組み込んだライトバルブ3
00と、光源としてのランプ310とを有する。
【0127】マイクロレンズアレイ30は、第1の光透
過性層25におけるレンズ32が形成された面をランプ
310に向けて配置されている。そして、ブラックマト
リクスとなる遮光性層16上には、光透過性層301が
形成され、その上に透明な共通電極302及び配向膜3
03が積層されている。
【0128】ライトバルブ300には、配向膜303か
らギャップをあけて、TFT基板304が設けられてい
る。TFT基板304には、透明な個別電極305及び
薄膜トランジスタ306が設けられており、これらの上
に配向膜307が形成されている。また、TFT基板3
04は、配向膜307を配向膜303に対向させて配置
されている。
【0129】配向膜303、307間には、液晶308
が封入されており、薄膜トランジスタ306によって制
御される電圧によって、液晶308が駆動されるように
なっている。
【0130】本実施の形態では、レンズ32は凸レンズ
であるから、第1の光透過性層25の光屈折率na と、
レンズ32の外側に位置する第2の光透過性層27の光
屈折率nb とは、 na >nb の関係にあることが必要である。この条件を満たすこと
で、屈折率の小さい媒質から、屈折率の大きい媒質に光
が入射することになり、光320は両媒質の界面の法線
に近づくように屈折して集光する。そして、画面を明る
くすることができる。
【0131】この液晶プロジェクタによれば、ランプ3
10から照射された光320が、各画素毎にレンズ32
にて集光するので、明るい画面を表示することができ
る。また、遮光層16がブラックマトリクスとなるの
で、画素間のコントラストを向上させることができる。
【0132】図17は、本発明を適用した液晶プロジェ
クタの一部を示す図である。この液晶プロジェクタは、
上述した第2の実施の形態に係る方法により製造された
マイクロレンズアレイ60を組み込んだライトバルブ4
00と、光源としてのランプ410とを有する。
【0133】マイクロレンズアレイ60は、第1の光透
過性層45におけるレンズ62が形成された面をランプ
410に向けて配置されている。そして、ブラックマト
リクスとなる遮光性層16側の補強板52上には、透明
な共通電極402及び配向膜404が積層されている。
【0134】ライトバルブ400には、配向膜404か
らギャップをあけて、TFT基板406が設けられてい
る。TFT基板406には、透明な個別電極408及び
薄膜トランジスタ410が設けられており、これらの上
に配向膜412が形成されている。また、TFT基板4
06は、配向膜412を配向膜404に対向させて配置
されている。
【0135】配向膜404、412間には、液晶414
が封入されており、薄膜トランジスタ410によって制
御される電圧によって、液晶414が駆動されるように
なっている。
【0136】本実施の形態では、レンズ62は凹レンズ
であるから、第1の光透過性層45の光屈折率 na′、
レンズ62の外側に位置する第3の光透過性層49の光
屈折率 nb′とは、 na′< nb′ の関係にあることが必要である。この条件を満たすこと
で、屈折率の大きい媒質から、屈折率の小さい媒質に光
が入射することになり、光420は両媒質の界面の法線
から離れるように屈折して集光する。そして、画面を明
るくすることができる。
【0137】この液晶プロジェクタによれば、ランプ4
10から照射された光420が、各画素毎にレンズ62
にて集光するので、明るい画面を表示することができ
る。また、遮光層16がブラックマトリクスとなるの
で、画素間のコントラストを向上させることができる。
【0138】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(C)は、第1実施の形態に
係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図である。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、第1実施の形態に
係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図である。
【図3】図3(A)及び図3(B)は、第1実施の形態
に係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図であ
る。
【図4】図4(A)及び図4(B)は、第2実施の形態
に係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図であ
る。
【図5】図5(A)〜図5(C)は、第2実施の形態に
係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図である。
【図6】図6(A)〜図6(C)は、第2実施の形態に
係るマイクロレンズアレイの製造方法を示す図である。
【図7】図7(A)〜図7(D)は、第3の実施の形態
に係るマイクロレンズアレイの製造のための原盤の製造
方法を示す図である。
【図8】図8(A)及び図8(B)は、第3の実施の形
態に係るマイクロレンズアレイの製造のための原盤の製
造方法を示す図である。
【図9】図9は、第3の実施の形態に係るマイクロレン
ズアレイの製造方法を示す図である。
【図10】図10は、第3の実施の形態に係るマイクロ
レンズアレイを示す図である。
【図11】図11は、第3の実施の形態で使用されるマ
スクの変形例を示す図である。
【図12】図12(A)〜図12(E)は、第4の実施
の形態に係るマイクロレンズアレイの製造のための原盤
の製造方法を示す図である。
【図13】図13(A)〜図13(C)は、第4の実施
の形態に係るマイクロレンズアレイの製造のための原盤
の製造方法を示す図である。
【図14】図14は、第4の実施の形態に係るマイクロ
レンズアレイの製造方法を示す図である。
【図15】図15は、第4の実施の形態に係るマイクロ
レンズアレイを示す図である。
【図16】図16は、本発明を適用して製造されたマイ
クロレンズアレイが組み込まれた液晶プロジェクタを示
す図である。
【図17】図16は、本発明を適用して製造されたマイ
クロレンズアレイが組み込まれた液晶プロジェクタを示
す図である。
【符号の説明】
10 第1の原盤 12 凹部 14 遮光性材料 16 遮光性層 20 第2の原盤 22 曲面部 24 第1の光透過性層前駆体 25 第1の光透過性層 26 第2の光透過性層前駆体 27 第2の光透過性層 28 補強板 30 マイクロレンズアレイ 32 レンズ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の領域を区画する溝をなす凹部を有
    する第1の原盤の前記凹部に遮光性材料を充填する第1
    工程と、 前記第1の原盤の前記凹部が形成された面と、複数の曲
    面部を有する第2の原盤の前記曲面部が形成された面と
    を光透過性層前駆体を介して密着させて、前記光透過性
    層前駆体から前記曲面部にて形成された複数のレンズを
    有する光透過性層を形成し、前記遮光性材料から遮光性
    層を前記光透過性層に一体的に形成する第2工程と、 前記光透過性層から、前記第1及び第2の原盤を剥離す
    る第3工程と、 を含むマイクロレンズアレイの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 前記第2工程で、前記第1の原盤における前記凹部にて
    区画されたそれぞれの領域に、前記第2の原盤のそれぞ
    れの曲面部を対向させて、前記第1及び第2の原盤の間
    に、前記光透過性層前駆体を密着させるマイクロレンズ
    アレイの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のマイクロレ
    ンズアレイの製造方法において、 前記第3工程で、前記第1及び第2の原盤のうち一方を
    剥離した後に、前記光透過性層における前記第1及び第
    2の原盤のうち前記一方が剥離された面の上に、第2の
    光透過性層を形成する工程を含むマイクロレンズアレイ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 前記第2の光透過性層は、第2の光透過性層前駆体上に
    補強板を載せて形成するマイクロレンズアレイの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 前記第2の光透過性層前駆体上に前記補強板を載せて前
    記第2の光透過性層を形成してから、前記第1及び第2
    の原盤のうち他方を剥離するマイクロレンズアレイの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、 前記第1及び第2の原盤のうち前記他方を剥離してか
    ら、前記補強板を前記第2の光透過性層から剥離するマ
    イクロレンズアレイの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 前記第1の原盤の前記凹部は、底面よりも開口部の面積
    が大きくなるように、少なくとも内側面の一部が傾斜部
    となっているマイクロレンズアレイの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のマイクロレンズアレイの
    製造方法において、前記傾斜部は、内側面の開口部のみ
    に形成されているマイクロレンズアレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイの製造方法において、 前記第1の原盤の前記凹部に、前記遮光性材料をインク
    ジェット方式によって充填するマイクロレンズアレイの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の方法により製造されるマイクロレンズアレイ。
  11. 【請求項11】 一方の面に複数のレンズが形成された
    光透過性層と、前記光透過性層の他方の面上に形成され
    てそれぞれのレンズの中心を囲む遮光性層と、を有する
    マイクロレンズアレイ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のマイクロレンズアレ
    イにおいて、 前記光透過性層における前記レンズ及び前記遮光性層の
    少なくとも一方が形成された面の上に第2の光透過性層
    を有するマイクロレンズアレイ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のマイクロレンズアレ
    イにおいて、 前記第2の光透過性層の上に補強板を有するマイクロレ
    ンズアレイ。
  14. 【請求項14】 請求項11から請求項13のいずれか
    に記載のマイクロレンズアレイにおいて、 前記遮光性層は、基端部よりも先端部の幅が狭くなるよ
    うに、少なくとも側面の一部が傾斜した形状をなすマイ
    クロレンズアレイ。
  15. 【請求項15】 請求項11から請求項13のいずれか
    に記載のマイクロレンズアレイにおいて、 前記遮光性層は、略垂直に立ち上がる先端部を有し、前
    記先端部は、前記光透過性層及び前記遮光性層の少なく
    ともいずれか一方からなり、傾斜面によって末広がりに
    形成された基端部上に設けられるマイクロレンズアレ
    イ。
  16. 【請求項16】 請求項10から請求項15のいずれか
    に記載のマイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズ
    アレイに向けて光を照射する光源と、を有し、 前記マイクロレンズアレイは、前記光透過性層における
    前記レンズが形成された面を前記光源に向けて配置され
    る表示装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の表示装置において、 前記光透過性層を構成する材料の光屈折率na と、前記
    レンズの外側における光屈折率nb とは、na >nb の
    関係にあり、前記レンズは凸レンズである表示装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の表示装置において、 前記光透過性層を構成する材料の光屈折率na と、前記
    レンズの外側における光屈折率nb とは、na <nb の
    関係にあり、前記レンズは凹レンズである表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196104A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Seiko Epson Corp マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに光学装置
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JP2002365619A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Abel Systems Inc 液晶ディスプレイ
KR100723405B1 (ko) 2005-06-07 2007-05-30 삼성전자주식회사 마이크로 렌즈 어레이 및 그 제조 방법

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