本発明は、サポート、具体的には乗物に利用するのに適したナンバープレート用のサポートや、サイン、例えば乗物に使用するのに適したナンバープレートなどの識別装置に関する。
自動車のナンバープレートは盗まれることが知られている。これにより、例えば犯罪に利用される車の「クローン」が作られ、あるいは市の渋滞税の支払いが回避されてしまう。
したがって、盗難を防止し、および/または盗難されたことが容易に確認あるいは認識可能な識別装置、例えば自動車のナンバープレートと共に使用可能なサポートなどの手段を提供することが所望されている。
さらに、遠隔操作により製品の種類および/または出所を特定できることが好ましい。
自動車のナンバープレートの分野では、人間が遠隔操作により、プレートが取り付けられた自動車に関する情報および/またはドライバに関連する他の情報(例えば、保険の詳細)を取得できる解決策が提案されている。
これらのパッシブタグは、呼びかけ信号を受信し、回路を動作させるのに十分な電力を受信するために必然的に大きなマイクロ波アンテナを具えている。大きなアンテナでは、このようなプレートを形成/エンボス加工することができず、あるいは少なくとも困難である。
US5621571は、サブストレートと、グランドプレーンと、誘電体サブストレートと、アンテナネットワークとを具える逆反射式電子ディスプレイを開示している。従来の逆反射層は、光を逆反射させる金属層を具えている。この特許では、逆反射層は、無線周波数信号(915MHz)の通過を可能にする十分な「フリースペース」を有する異なる種類の金属層を具えている。金属層を具えていない他の逆反射材も開示されている。アンテナネットワークは、ディスプレイの裏側に設けられた同軸コネクタを介して給電され、ネットワークがディスプレイを介して外部の電子モジュール(例えば、電源、メモリデバイス、電源等)に接続される。
また、取り外されたサインを確実に使用不能にする、盗難および/または好ましくない取り外しの問題に対する解決策を提供することが所望されている。
我々が以前出願した国際特許出願(PCT)PCT/GB02/02773(WO 02/102626 A1として公開されている)において、支持用のサブストレートと、プリントされた表示(indicia)を具える透明なシート材とを具えるナンバープレートであって、透明なシート材が逆反射主要面に接着され、表示が逆反射主要面に接触あるいは少なくとも近接するように配置され、1以上の脆弱な線がサブストレートに形成されているナンバープレートが開示および請求されている。
プレートは、弱い面または脆弱な線のいずれかに配置される粘着性のあるパッドを利用して表面(例えば車のボディ)に接着される。泥棒または破壊者が、プレートが接着されている表面からプレートを取り外そうとした場合、プレートが脆弱な線の近くでパキッと折れる。プレートが折れることにより、透明なシートが、伸張しおよび/またはサブストレートから剥がれ、これによりプレートが醜くなり、プレートが表面から取り外されたことを視覚的に明確に知らせる。
本発明の目的は、サインと共に使用することに限らないが、ナンバープレート、特に、例えば脆弱な線または領域を具えるナンバープレートの安全性を向上させるサポートを提供することである。
また、本発明の目的は、例えば、不正な取り外しあるいは不所望の取り外しを知らせる不正防止手段を具えるサインを提供することである。
したがって、本発明の第1の態様は、サブストレートに取り付けるためのサポートアセンブリを提供し、当該アセンブリは、ナンバープレートが取り付けられるさねはぎ(rebate)面を有する第1パートと、第1パートとの境界を規定する大きさおよび範囲の周壁および当該周壁に連結されあるいは接触する連続的な対向壁を有する第2パートとを具え、前記2つの部材が互いに固定され、これにより、前記連続的な対向壁が、前記第1パートのさねはぎ面の周辺部に少なくとも一部に重なる。
本発明の第2の態様は、ナンバープレートとサポートアセンブリの組合せを提供し、当該アセンブリは、ナンバープレートが取り付けられるさねはぎ面を有する第1パートと、第1パートとの境界を規定する大きさおよび範囲の周壁および当該周壁に連結されあるいは隣接する連続的な対向壁を有する第2パートとを具え、前記2つの部材が互いに固定され、これにより、前記連続的な対向壁が、前記第1パートのさねはぎ面の周辺部に少なくとも一部に重なり、前記プレートが前記アセンブリ内に保持され、これにより、前記プレートの縁部へのアクセスを防止または阻止する。
第1および第2パートは、互いに恒久的に固定されあるいは固定可能であることが好ましい。本明細書では、「恒久」、「恒久的」あるいは同様の語は、2つの部材の一方あるいは他方の少なくとも一部を破壊することにより2つの部材を互いに分離できることを意味するものである。
プレートは、例えば接着手段を用いて、第1パートのさねはぎ面に固定されあるいは固定可能であることが好ましい。
第1および第2パートの一方は、1以上の差込部、好適には第1および第2パートの他の部分(例えば、対応する開口)に係合可能なフック付の差込部を具え、相互協同手段を提供する。
好適な実施例では、差込部および開口はスナップ嵌めにより係合する。
差込部は、前記第2パートの前記対向壁の対向面から延在し、これらが、前記第1パートの周辺部に設けられた対応する開口に係合可能であり、または係合することが好適である。
追加的または代替的に、前記第1および第2パート双方は、接着手段を配置するための1以上のさねはぎまたは他の範囲を具えてもよい。
第1パートは少なくとも1の直立壁を具え、前記プレートを配置するためのさねはぎ面を少なくとも部分的に規定することが好ましい。各直立壁あるいは少なくとも一部の直立壁は、前記接着手段へのアクセスおよび/または前記第1パートに接触する前記プレートの主要面へのアクセスを制限するように構成されている。直立壁は連続的または不連続的であってもよい。
前記直立壁は、これに設けられおよび/またはこれの近くに設けられた開口を有する。
前記サポートはアンテナ手段を具えてもよい。追加的または代替的に、前記サポートはアンテナ手段を配置する手段を具えてもよい。
前記アンテナは、前記第1または第2パートの周辺部に少なくとも部分的に延在するように構成されたループアンテナを具えてもよい。パッチアンテナを使用してもよい。
前記アンテナ手段は前記第2パートに配置するのが好ましい。
前記アンテナ手段は前記第1または第2パートに成形するのが好ましい。
前記サポートは、(例えば、1以上の脆弱な線により規定され、折れ易い部分を提供する)分離可能な部分を具えてもよい。前記サポートは、取付手段が延在しあるいは前記サポートを使用位置に固定するために前記取付手段が固定される1以上の取付領域を具え、少なくとも一つの前記取付領域が1以上の脆弱な線により規定され、1以上の折れ易い部分を提供する。
前記サポートは電子モジュールを具えてもよい。
前記取付手段は、1以上の接着手段、ねじ手段およびボルト手段等を具えてもよい。
前記取付手段は、ヘッドを具えることが好適である1以上の伸張可能な取付部材(fitting)を具え、取付部材それぞれが、対応する取付領域を通って延在するのが好適である。追加的または代替的に、取付部材それぞれが、プレートの折れ易い領域を通って延在するようにしてもよい。前記ヘッドが前記サポートまたは前記プレートで支持される場合、いずれの場合も、前記サポートまたはプレートに設けられたさねはぎに前記ヘッドを配置してもよい。また、ワッシャを利用してもよい。
追加的または代替的に、前記プレート、特に、排他的ではないが前記プレートの分離可能な部分(例えば、折れ易い部分)は、機械的手段あるいは接着手段などの取付手段により、前記サポート、例えば前記サポートの各折れ易い部分あるいは一部の折れ易い部分に固定してもよい。
最も好適な実施例では、前記サポートが、前記取付領域を通って延在する伸張可能な取付部材を利用して使用位置に固定され、次いで、プレートが前記サポートに接着され、前記プレートの折れ易い部分が、前記取付領域に固定される。この方法により、人がサポートを使用位置から取り外そうとした場合に、取付領域が前記サポートから外れ、前記プレートの折れ易い領域が前記プレートから外れ、これにより、前記プレートを使用不能にし、あるいは少なくとも不正使用であることを容易に確認できるようにする。
前記プレートは1以上の折れ易い部分を有するように形成されるのが好適である。折れ易い部分はそれぞれ、プレートを前記第1パートのサポートの表面から分離しようしたときに、破断あるいは破損するように構成するのが好適である。
前記接着手段は、前記サポートの第1パートあるいは前記プレートの一方あるいは双方の主要面に、さらに一方あるいは双方の主要面全体に、利用でき、利用され、あるいは塗布される接着剤を具えることが好適である。代替的に、前記接着手段は、これらの主要面で接着剤を支持するフォームパッドを具えてもよい。
ある実施例では、前記接着手段は、前記表面と前記プレートの対向面との間に相対的に弱い接着力を提供する、例えば1以上の第1パッドあるいは接着剤等の第1の接着手段と、前記表面と前記プレートの対向面との間に相対的に強い接着力を提供する、例えば1以上の第2パッドあるい接着剤等の第2の接着手段とを具え、例えば、第2パッドの接着剤あるいは接着剤は、第1パッドの接着剤あるいは接着剤の接着力よりも強い粘着力を前記プレートの表面と対向面との間に提供するように構成されている。
前記プレートの前記対向面は、脆弱な線により2以上の領域に区切られていることが好適である。ある実施例では、前記第1の接着手段および第2の接着手段は、前記サポートの表面と前記プレートの前記対向面の別の領域との間に接着剤を提供する。
第1パートは開口を具えてもよく、当該開口に固定あるいは取付手段を通して、前記サポートがサブストレートに取り付けられる。
代替的に、第1パートは、取付手段が挿入されたことを知らせる受け部を具え、サブストレートへの取り付けをサポートしてもよい。
前記プレートは、逆反射あるいは他のシート材が固定されるサブストレートを具えることが好適である。
前記サブストレートは、バックプレートあるいは透明なフロントプレートでもよく、当該バックプレートは、プラスチック樹脂あるいは金属素材から作ってもよい。
透明なフロントプレートの場合、前記フロントプレートに表示を取り付けてもよく、反対に、表示に逆反射あるいは他のシート材を被せて、表示がこれらの間に挟まれるようにしてもよい。代替的に、表示を逆反射あるいは他のシート材に取り付けてもよい。
逆反射あるいは他のシート材は、プレートの折れ易い部分を具えており、これにより、前記サポート例えば前記サポートの折れ易い部分に接着あるいは固定される前記逆反射あるいは他のシート材が、取り外す際に前記プレートから剥がれることが好適である。
他の実施例では、前記シート材がプラスチック樹脂性あるいは金属性のバックプレートに貼られており、当該プレートは、一部の折れ易い部分あるいは各折れ易い部分を具えており、取り外す際に前記折れ易い部分が壊れ、この範囲の前記逆反射あるいは他のシート材が剥がれ、あるいは少なくとも局所的に伸張し、取り外されたことを明確にする。
前記逆反射あるいは他のシート材もまた、折れ易い部分を具えてもよい。
逆反射あるいは他のシート材は、これらに取り付ける透明な層を具えてもよい(表示は、逆反射あるいは他のシート材や、透明な層に取り付けてもよい(例えば、逆にWO02/102626を参照))。
前記表示は、プリント、接着、エンボス加工あるいは他のマーキング方法により取り付けてもよい。
別の実施例では、前記プレートは、前記サポートに固定される透明なフロント層を含むあるいは含まない逆反射シート材を具えてもよい。
前記プレートは、少なくとも1の折れ易い部分に少なくとも部分的に配置されるオンボード電子モジュールを具えてもよい。
追加的あるいは代替的に、前記プレートが、電子モジュールと、外部アンテナ手段に接続する接続手段とを具え、接続手段が前記プレートの折れ易い部分に固定され、取り外された後に前記接続手段が破損しあるいは損傷するようにしてもよい。
本発明の他の態様は、ほぼ平らな主要面と、サブストレート内またはその上に配置された電子モジュールとを有するサブストレートを具えるナンバープレートを提供し、前記サブストレートがさらに、1以上の脆弱な線を具え、前記モジュールが配置される折れ易い領域を規定する。
サインは、外部アンテナ手段に接続する接続手段を具えてもよい。代替的に、サインは、オンボードアンテナ手段を具えてもよい。
本発明の別の態様では、ほぼ平らな主要面とサブストレート内またはその上に配置された電子モジュールとを具えるサブストレートと、当該モジュールを外部アンテナ手段に接続させる接続手段と、さらに少なくとも1の折れ易い部分を規定する1以上の脆弱な線とを具える識別用サインが提供され、前記接続手段は、1以上の前記脆弱な線を跨ぐように固定される。
前記外部アンテナ手段は、前記サインまたはプレートのサポートあるいは別の離れた位置に固定してもよい。代替的に、前記アンテナ手段は、前記サインあるいはプレートに固定してもよく、あるいは前記サインあるいはプレートに近接するように少なくとも部分的に配置してもよい。前記アンテナ手段は、前記接続手段に物理的に接続、例えば連結させてもよい。前記接続手段の機能的な接続は、物理的あるいは物理的でない(例えば誘導的な(inductive))接続を必要としてもよい。
本発明の他の態様は、第1および第2の主要面を有する透明なプラスチックパネルと、前記パネルの第1の主要面に接着あるいは結合される反射あるいは逆反射材と、前記第2の主要面に接着あるいは結合される透明なシートと、前記透明なシートと前記パネルの第2の主要面との間に設けられる表示とを具えるナンバープレートを提供する。
前記パネルは、厚さが1.0乃至2.0mmであることが好ましく、厚さが1.2乃至1.8mmであることが最適であり、特に厚さが1.5mmであることが好ましい。
前記パネルはアクリル樹脂から形成してもよい。前記パネルは、自重を支えられる範囲で硬質にしてもよい。
反射あるいは逆反射材は、米国ミネソタ州セントポール所在の3M社あるいは米国カリフォルニア州サンタフェスプリング所在の日本カーバイド工業社が供給する素材などの商業的に利用可能な任意の逆反射シート材でもよい。逆反射材は、折れ易い部分などの構造的な不連続部を具えるシート材であることが有益である。
代替的あるいは追加的に、前記反射あるいは逆反射シート材を前記第1の主要面に連結するのに利用する接着剤を不連続的あるいは不規則に塗って、他の部分よりも前記第1の主要面に反射あるいは逆反射材の一部をより強力に接着してもよい。
代替的に、不連続部の代わりにあるいはこれと共に、反射あるいは逆反射シート材は、バックレイヤおよび/またはトップレイヤに設けられない反射層を具え、シート材が、当該シート材が固定(例えば接着)されているサブストレートから外れた時に、破れ、裂け、あるいは損傷していることが明らかになるようにしてもよい。このような反射シート材の好適な例は、5000あるいは7000シリーズの名称で3Mにより販売されている。
透明なシートは、ポリ塩化ビニル、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ポリエステル、ポリプロピレンなどのプラスチック樹脂あるいはポリマー素材であることが好適である。
透明なシート材は2つの主要面を具えており、一方に表示が近設され、他方に不透明な剥離ライナが取り外し可能に固定されている。
不透明な剥離ライナは、プラスチックのポリマ素材あるいは紙から形成してもよい。剥離ライナおよび第2の主要面のうちの一方が感圧接着剤を具え、他方はシリコン剥離層を具えことが好適である。
前記パネルの第2の主要面および透明なシート材の一方あるいは双方に表示を取り付けてもよいが、透明なシート材に取り付けるのがより好適である。
任意の好適なプリント手段により表示を取り付けてもく、レーザプリンタおよび感熱式プリンタが好適であるが、インクジェットや他のプリンタを利用してもよい。表示は、転写(transfer)あるいは他の表示のように手で取り付けてもよい。
前記プレートは、当該プレートの開口を通って延在する取付部材を用いてサブストレートに固定してもよい。前記プレートはさらに、例えば、貫通穴を取り囲み取付領域を規定する折れ易い部分などの分離可能な部分を具えてもよい。
本発明の他の態様は、第1および第2の主要面を有する硬質で透明なプラスチックパネルと、反射あるいは逆反射シート材と、前記プラスチックパネルと前記反射あるいは逆反射シート材との間に設けられる表示と、互いに分離可能な複数の部分を提供する不連続部を有する前記反射あるいは逆反射シート材とを具えるナンバープレートを提供する。
第1実施例では、反射あるいは逆反射シート材は折れ易い部分を具え、別の実施例では、反射あるいは逆反射シート材は切断(例えば、ダイカット)され、複数の明瞭な部分を提供し、他の実施例では、反射あるいは逆反射シート材は2以上の明瞭な部分として提供される。これらの実施例の組み合わせたものを提供してもよい。
表示は、反射もしくは逆反射シート材または透明なプラスチックパネルの一方あるいは双方に取り付けてもよい。前記表示あるいは他の表示は、透明なシート材の主要面の一方あるいは双方に取り付けてもよい。
本発明の別の実施例は、第1および第2の主要面を有する透明なプラスチックパネルと、第1および第2の主要面を有する透明なシート材であって、当該透明なシート材の第1および第2の主要面の一方が前記パネルの第2の主要面に接着あるいは結合され、反射あるいは逆反射シート材が前記透明なシート材の他の主要面に接着あるいは結合された透明なシート材と、前記透明なパネルと前記反射あるいは逆反射シート材との間に配置された表示とを具えるナンバープレートを提供する。
前記透明なシート材の前記第1および第2の主要面あるいは前記反射もしくは逆反射シート材のうちの少なくとも一方が表示を有することが好ましい。
前記透明なシート材および反射あるいは逆反射シート材は、例えば、これらの厚さをダイカットすることにより、複数の部分に設けることが好適である。
前記透明なプラスチックパネルは、厚さが1.0乃至4.0mm、例えば3.5mmmであることが好ましいが、他の実施例では、前記パネルは厚さが1.2乃至1.8mm、特に1.5mmでもよい。
前記パネルはアクリルから形成され、硬質であることが好適である。
前記透明なシート材は、プラスチック樹脂、ポリマー素材であることが好適であり、例えば、ポリエステル(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、あるいは他の周知な透明なポリマシート素材から選択してもよい。
反射あるいは逆反射シート材は、米国ミネソタ州セントポール所在の3M社あるいは米国カリフォルニア州サンタフェスプリング所在の日本カーバイド工業社が供給する素材などの商業的に利用可能な任意の逆反射シート材でもよい。
本明細書では、「シート材」は可撓性があり、ロール状の素材として利用可能な素材であって、例えば、複数のプレートサイズの長さあるいは別のプレートサイズの長さに構成あるいは形成された素材を意味する。
前記表示は、前記透明なシート材の対向面あるいは反射もしくは逆反射シート材の一方あるいは双方に取り付けることが好適である。好適な実施例では、少なくともいくつかの表示は、前記反射あるいは逆反射シート材が接着される前記透明なシート材の主要面に取り付けられ、表示が逆向きにプリントされる。
いずれのあるいは総ての表面へのプリントは、レーザ、インクジェット、あるいは感熱式プリンタで行うことが好適である。前記表示は、転写あるいは他の表示のように手で取り付けてもよい。
反射あるいは逆反射シート材および/または透明なシート材にプリントする場合は、プリントを容易にするために、プリントされない面に不透明な剥離ライナを取り外し可能に固定してもよい。
前記不透明な剥離ライナは、プラスチック樹脂ポリマあるいは紙から形成してもよい。前記剥離ライナおよび前記第2の主要面の一方が、感圧接着剤および他のシリコン剥離層を有することが好適である。
本発明の他の態様は、ナンバープレートを1の表面に固定する方法を提供し、当該方法は、サポートアセンブリの第1パートを前記表面に固定するステップと、プレートを前記第1パートに配置するステップと、前記アセンブリの第2パートを前記第1パーの上およびその周囲に配置するステップとを具え、前記第2パートは、少なくとも一部の前記プレートの周辺部に重なる対向壁具え、前記第1パートと、これに配置される前記プレートの前記対向面との間へのアクセスを防止あるいは阻止する。
本発明のさらに他の態様は、サインと共に使用するサポートを提供し、当該サポートは、サインが固定可能あるいは固定される表面と、前記サポートを使用位置に固定する、取付手段に係合する取付部とを具え、前記サポートはアンテナ手段を具えている。
本発明のさらに他の態様は、サインと共に使用するサポートを提供し、当該サポートは、サインが固定可能あるいは固定される表面と、前記サポートを使用位置に固定する、取付手段に係合する取付部とを具え、前記サポートは脆弱な線を具えている。
前記サポートは、使用時に前記表面と少なくとも部分的に協同してこれらの間にサインを保持するように構成された第2パートを具えてもよい。
他の態様は、サインと当該サインと共に使用するサポートの組み合わせを提供し、前記サポートは、前記サインが固定可能あるいは固定される表面と、前記サポートを使用位置に固定する、取付手段に係合する取付部とを具え、前記サポートは脆弱な線を具えている。
前記サインは1以上の脆弱な線を具え、1以上の折れ易い部分を規定するのが好適である。前記サインは、接着剤を用いて前記サポートに固定してもよい。
前記サポートは、1以上の折れ易い部分を具えてもよい。
本発明を完全に理解すべく、本発明は添付図面を参照して例示的な方法によってのみここに説明されている。
図1および2を参照すると、ほぼ平らであり、周壁3により連結される第1および第2の面2a,2bを有するサポート5のバックプレートあるいは第1パート1を示されている。第1の面2aは、バックプレート1が固定されるサブストレート(図示せず)の近設置するように設計されている。
周壁3は、第1および第2の面2a,2b双方から直立しており、凹んだ領域4a,4bそれぞれを提供する。
上側面2bは、以下に説明するような、ねじあるいは他の取付手段(図示せず)のヘッドを保持できる複数のさねはぎ(sunk rebate)5と、以下に説明するような、保持されるサインに形成された対応する突出部を配置するための大きなさねはぎ6が設けられている。
周壁3は第2の面2bから直立しており、これにより、サイン(図5を参照)が、当該壁3から突出することなく領域4b内に配置できる。
反対側では、周壁3は面2aから延在しており、これにより、さねはぎ6に対応する突起部6bが、周壁3を超えて面2aに対して垂直方向に延在しないようにしている。
複数の開口7が、プレート1の周囲で周壁3の近くに配置されており、これの目的は以下に説明する。
ここで、図3,4および4Aを参照すると、サポート5の第2パート10が示されており、これは、第1の壁12により規定される実質的に長方形のフレーム11であり、他の壁13が、当該第1の壁12からほぼ直角に内側に延在している。
キャッチ16が延在している差込部15を具えるキャッチ部材14が、他の壁13からその長さに沿った様々な位置で延在しており、前記第1の壁12にほぼ垂直に整列する抽象的な面を提供する。
使用時には、アセンブリ100の第1パート(図5を参照)は、ねじ、ナット、およびボルトあるいは以下に説明する固定具を用いてサブストレート(図示せず)に固定される。さねはぎ5の領域に穴が形成あるいはドリルで穴が空けられ、固定具、例えば固定具のシャンクがこの穴を通過し、さねはぎの深さにより、固定具のヘッドが凹んだ領域4bに延在しないようにする。
自動車のナンバープレート1000などのサインは領域4bに配置され、接着剤を用いてバックプレート1の面2bに固定される。接着剤は通常、ナンバープレート1000の表面に塗られ、プレート1000をバックプレート1の表面2bに取り付ける前に外す剥離ライナにより保護される。
固定具のヘッドがさねはぎ5内に配置されるため、プレート102の対向面は、面2bの大部分に接触させることができ、これらの間の接着力を強くする。また、さねはぎを設けることにより、プレート102上の対応する突起部を適応させることができる。プレート1000が領域4b内に配置され、実質的に当該領域から突出しないため、プレート102の裏面へのアクセスが周壁3により制限される。
第2パート10は、キャッチ部材14が開口7と整列した状態で第1パート1に取り付けられる。次に、第2パート10は第1パートの方に押される。第2パート10の第1の壁12は、第1パート1の周壁3に連結する。連続的に押すことにより、キャッチ部材14のキャッチ16が、前記第1パート1の面2aにスナップ嵌めにより係合し、これにより、第2パート10を第1パート1に固定し、これらの間にプレート1000を保持する。
内側に延在する他の壁13は、サイン、例えば車両のナンバープレート1000の周辺部に配置され、これらの縁部へのアクセスを阻止あるいは防止する。
キャッチ部材14および開口7の種類および数は、第2パート10が第1パート1に非常にしっかりと固定される程度の数および種類である。
したがって、保持されるサイン、例えばナンバープレート1000にアクセスするには、アセンブリ100の第1パート1および第2パート10の一方あるいは双方を破壊する必要がある。
自動車のプレート1000を作る素材は薄いことが好適であり、好適な素材は、厚さが0.8mmのアルミニウムである。このような素材を使用する場合、例えば、ドライバあるいは金てこを壁13の下に挿入して、第2パート10の内側の対向壁13を壊そうとすると、必ずナンバープレート1000が損傷する。第1パート10が破壊されてプレート1000の縁部にアクセスしたとしても、プレート1000の裏面へアクセスするためには、第1パート1の周壁3を破壊する必要がある。
以下に説明するように、他のサインあるいはプレート1000の構造を利用してもよい。
通常、サインあるいはプレート1000は切り目が入れられ、あるいはこれらに設けられる他の脆弱な線を具え、人がてこを用いてプレート1000を第1パート1から取り外そうとすると、(第1パートに接着されている)プレート1000が、脆弱な線の近くあるいは脆弱な線上で壊れる。
いくつかの実施例では、周壁3は不連続的であり、人がてこを特定の位置に挿入してプレート102を取り外すことを促し、例えば、特定の脆弱な線の近くを破壊することを促進し、このような行為によりプレート1000が確実に壊れる。
キャッチ部材14および対応する開口7の少なくとも一部を増やし、あるいは他の固定手段と置換あるいは交換できることは明らかである。例えば、接着剤を使用してもよい。接着剤を配置するために、2つの部材の接触部材あるいは隣接部材にさねはぎを設けてもよい。キャッチ部材14を壁12の縁部から延在させて、第1パートの縁部を掴むようにしてもよい。第1パート1の開口の一部あるいは総てに代えて、壁3は、これに形成され、これの周囲に配置される多数のさねはぎを具えてもよい。いずれの場合でも、キャッチ部材14を第1の壁12の近くあるいは当該第1の壁12に配置してもよい。このように、キャッチ部材14は、2つの部材1,10が係合すると隠され、第1パートの構造は、例えば成型により容易に作られる。
アセンブリ100が形成されると、プレート1000にアクセスするのが非常に困難になり、さらに、プレートを使用不可能にし、あるいは少なくとも、プレート1000が適切な位置から取り外されたことが分かるような損傷を生じさせずに、プレート100を取り外すのが困難であることは明らかである。
攻撃の他の問題点は、プレート100がこれらに保持された状態で、アセンブリ100全体を取り外すことである。
使用する固定具に応じて、例えば、車からアセンブリ100を取り外そうとすることにより、自動車に対する重大な損傷を生じさせることが好適である。
これに特に適した固定具が図6および7に示されており、これらの図は、本発明の他の態様の固定具の断面図である。
図6には、主要部材51および第2パートあるいはインサート52を有する2つの部材からなる固定具50が示されている。主要部材51は、比較的大きくて平らなヘッド53を具え、これにシャンク54が連結される。シャンク54は、端部の間にある環状のフランジ55が形成され、フランジ55は、図に示すように平らな上側対向面56が設けられている。シャンク54は、第1の横断寸法Dを有する穴57が設けられている。第2パート52は、先の尖った端部59を有する細長いロッド58の形状をしている。ロッド58は、穴57の横断寸法Dよりも僅かに大きい横断寸法dを有する。
ロッド58が穴57に押し込められた場合、フランジ55が拡張し、これにより、図7に示すように対向面56の大きさが増加する。
使用時には、シャンク54が開口に挿入され、ヘッド53が、連結される第1パートの近くに配置され、フランジ56が、連結される第2パートの近くに配置される。次に、インサート52が穴57に押し込められ、対向面56が拡大し、ヘッド53とフランジ55を確実に関連付ける。
ヘッド53およびシャンク54は一の部材として形成してもよく、あるいは、例えば螺合してもよい。
穴57に雌ねじを切り、同様にロッド58の外側面に雄ねじを切ってもよく、この場合、Dおよびdは、部材51,52が螺合する大きさであり、これらが係合することにより、図7に示すようにフランジが広がる。この場合、第2パート52は、ツールと係合するヘッドを具えてもよい。
いずれの場合でも、固定具59は、前述したアセンブリ100とともに使用してもよい。
アセンブリ100は、前述した固定具50、クラッチヘッドポジドライブ(posidrive)あるいは一方向の固定具など他の固定具を利用して、自動車や他の所望の位置に配置してもよい。必要であれば(例えば、所望の位置が弱く、あるいは少なくとも所望の強度がない場合)、固定具を支えるために、補強された補助部材(例えば、金属プレート)をサブストレートの反対側(即ち、所望の位置)に使用してもよい。
アセンブリ100は、プラスチック樹脂素材、例えば、ポリエステル、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)、あるいはGRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの混合材から作ってもよい。多くの場合、熱硬化性樹脂を使用するのが好ましい。
図8を参照すると、表示103が取り付けられた本体部102を具える自動車のナンバープレート101の形状をしたサインが示されている。
本体部102は、これの主要面102a全体で逆反射シート材104を支持するアルミニウムシートである。
プリント回路サブストレート(PCB)106aと、バッテリ106bとを具える電子モジュール106が、本体部102に形成されたさねはぎ105に保持されており、PCB106aは、以下に説明するように、これらに配置される多数の構成要素を具える。
本体部102はエンボス加工され、隆起した表示103a、周辺リップ107、周辺リム108に接触する外側壁107aが作られる。リップ107は、プレート100を強化するために設けられているが、設けなくてもよい。隆起した表示103にマーク材を取り付けて、使用時に表示103が確実に見えるようにしてもよい。
アルミニウムシートに形成されるさねはぎの最下壁(即ち、図示されていない他の主要面102b)は、シートにより規定される平面から延在している。周辺リム108は、シート平面から同じ距離だけ延在するように構成されており、平らな表面が配置された場合に、サイン100がリム108の周囲のさねはぎ105の最下壁で支持される。
PCB106aは、1以上のメモリデバイス、信号発生器、スイッチ、およびクロックあるいはカウンタ(これらは総て図示されていない)などの様々な構成要素を含む。以下に説明するように、オンボードアンテナ手段を設けてもよいが、設けなくてもよい。
メモリデバイス(例えば、WORMあるいはWMRM(write many read many)チップ)は、所望の情報、例えば、自動車に関する情報(例えば、自動車の登録番号、車体番号(VIN)、型、モデル、色等)、および/または、例えば自動車のドライバおよび/または所有者に関する情報(例えば、保険の詳細、購入日等)を含む。信号発生器は、メモリデバイスが保有するデータの一部あるいは総てに関する信号を発生でき、このデータをアンテナ手段(以下に説明する)により伝送する。通常、伝送される信号は符号化される。カウンタあるいはクロックを設けてもよく、これにより各伝送をカウントし、信号発生器に指示する信号を供給し、伝送される信号の符号化を変更する。
周辺リップ108に延在するデータ伝送リンク106cが、PCB106aから延在し、信号発生器に接続されている。リンク106cは、接着剤、埋め込み用樹脂、および/または締まり嵌めあるいは摩擦嵌めを利用して、プレート100に形成された溝(図示せず)に保持される。モジュール106がオンボードアンテナを有する場合、伝送リンク106cを設けなくてもよく、あるいは対応する溝でもよいことは理解できるであろう。
このように、プレート101は、プレートが取り付けられた自動車の通過を遠隔的に検知する手段を提供できる。この信号の検知は、交通管理、制限された場所へのアクセス、有料道路の課金等に有用であり、同様に、盗難車、保険のないドライバ、または車検証(MOT)の無い車の検挙に有用である。
図9乃至16を参照すると、プレート101は、リールからアルミニウムの連続的な長さ60を広げ、先端部61を矢印Aの方向にエンボス加工装置62まで前進させ、当該装置により、長さ60にさねはぎ105と溝(図示せず)を形成することにより製造される。長さ60がマシン62の間を通されるとき、当該マシンが、長さ60の所望の位置を長さに沿ってエンボス加工し、アルミニウム60の長さに沿って第2のさねはぎ105’を形成する。図9では、明瞭にするために3枚のプレートブランクが示されているが、これらは、実際には連結されて連続的な長さ60を形成し、各ブランクから単一のプレートを製造する方法を用いることは本発明の範囲内であることは理解できるであろう。
長さ60は、「ピックアンドプレース」領域(図10)まで前進し、「ピックアンドプレース」装置63が電子モジュール106をさねはぎ105,105’,105’’に配置する。素材60の長さは連続した長さであるが、さねはぎ105,105’,105’’は、「ピックアンドプレース」装置内に長さ60を正確かつ確実に配置するのに役立つことが理解できるであろう。
次に(図11)長さ11は、モジュール106をさねはぎ105の内部に保持するために、電子モジュール106を埋め込み用樹脂PCでカバーするポッティングステーション64まで前進する。埋め込み用樹脂PCは、長さ60の主要面102aと同一平面にする。
また、データ伝送リンク106cも溝の中に埋め込まれる。
長さ60はヒートトンネル65内を通され、埋め込み用樹脂PCを硬化あるいは固める(図12)。
長さ60はラミネートステーション66に進み、逆反射シート材67が長さ60の主要面102aの一面に貼られ、埋め込み用樹脂で覆われた電子モジュール106とデータ伝送リンク106cを覆う。逆反射シート材67は、電磁放射(例えば、具体的には高周波電磁放射)がシート材を通過するために、当該シート材に取り付けられる金属の不連続層を必要としないが、特にオンボードアンテナ手段が使用される場合は、このようなシート材を有する。
この段階で、長さ60がプレートサイズの長さ102にカットされ、次の段階の後に保管され、または、例えば他の処理のために個別のプレートに分配される。
図14は、個別のプレートサイズのサブストレートが、好適なエンボス加工装置68によりエンボス加工され、隆起した表示103と、周辺リップ107(必要であれば)と、周辺リム108とを具えるプレート101が形成される様子が示されている。図14では、プロントプレートおよびリアプレートが形成されている。さねはぎ105は、エンボス加工装置68内にプレートを正確かつ確実に配置および見当合わせするのに役立ち、これにより、プレート101を素速く形成するのを助ける。
図15は、マーキングステーション69でマーキング材73が塗られ、マークされた表示103aが供給される様子を示している。複数のプレート101を連続した処理でマークしてもよい。
図16は処理の最後の段階を示しており、この処理ではプレート101が、モジュール106の情報ストレージデバイスに影響を与えるモジュール起動装置70を通過し、前記情報ストレージデバイスに格納される情報の少なくとも一部が伝送される。
アルミニウムの長さ60は、これに形成される一連の脆弱な線が設けられ、プレート101の折れ易い部分(図示せず)が提供される。通常、脆弱な線はさねはぎ105の周囲に設けられ、プレートが所定の位置に接着剤で固定されている場合に、接着剤が、折れ易い部分のプレートよりも強くなるように構成されており、これにより、人がプレート100を使用位置から取り外そうとすると(例えばてこを利用して取り外し、あるいははぎ取ろうとすると)、(電子モジュール106を具える)さねはぎ部105が、プレート100から外れて自動車に残り、あるいは当該プレートから外れてプレート100を使用可能になる。このようなプレートの一つが図18に示され、以下に説明されている。プレートを破壊し、あるいはプレートをサイトから取り外す行為により、電子モジュール106の操作が阻止され、あるいは例えば、脆弱な線近くのアルミニウムに接触させることにより、および/または搭載されたあるいは外部に取り付けられたスイッチ手段により、電子モジュールに警告信号を送信させるように構成してもよい。
プレート100は通常、自動車に取り付けられるサポートに設けられる。好適なサポートおよび設置方法が、同時継続の英国特許出願第0418756.3に開示されている(この開示の全体は、参照によりここに組み込まれている)。サポートは、例えば、サポートの周囲にアンテナを具え、データ伝送リンク106cに操作可能に接続する。
プレート100に好適なサポートS2が、本発明の第2サポートの第2パートの斜視図である図17および17Aと関連させてここで説明されているが、図1乃至5で開示したサポートを使用してもよい。
サポートS2の第1パート1は、図1乃至5と関連させて説明した部材と同じである。
図17および17Aを参照すると、本発明のアセンブリの第2パート10’が示されており、これは、第1の壁12’により規定されたほぼ長方形のフレーム11’であり、他の壁13’が、内側かつ第1の壁12’とほぼ直角に第1の壁12’から延在している。
差込部15’を有するキャッチ部材14’が、他の壁13’の様々な位置から長さに沿って延在しており、キャッチ16’が、当該差込部15’から第1の壁12’に対して内側に延在している。
第2パート10’は、これの本体部に成形されたループアンテナ170を具えている。ある位置においてアンテナ170の接触子171が、端子(ターミナル)即ち、前記データ伝送リンク106cの遠位部に接続するために、部材110の表面に隣接し、あるいはこれから突出している。
使用時には、サポートS2は組み立てられ、前述したような所望の位置に配置される。
第2パート10’は、キャッチ部材14’が開口7に整列した状態で設置および取り付けられる第1パート1に取り付けられ、第2パート10’が第1パート1に対して押される。第2パート10’の第1の壁12’は、壁3の境界を規定する。連続的に押すことにより、キャッチ部材14’のキャッチ16’が、第1パート1の表面2aにスナップ嵌めにより係合し、これにより、第2パート10’を第1パート1に固定し、これらの間にプレート101を保持する。
内側に延在する他の壁13’は、自動車のナンバープレートの周囲に被さり、この端部へのアクセスを防止する。
「アクティブ」および「パッシブ」プレート双方を提供してもよい。パッシブあるいは準パッシブタグでは、例えば、狭域通信(DSRC)を利用して、モジュール106に応答指令信号が送られ、当該モジュールに非連続的あるいは断続的に送信および/または伝送されると、情報ストレージデバイスに保持された情報にアクセスできる。アクティブタグでは、前記情報あるいは当該情報の一部を連続的に送信あるいは送信可能にしてもよい。
いくつかの国では、特に日本では、逆反射式ナンバープレートは必要ではない。これらの国では、逆反射シート材は、他の好適なシート材と置き換えてもよい。
表示は、プレート101をエンボス加工することにより形成する必要はない。表示は、逆反射シート材(あるいは非逆反射シート材)にマーク、例えばプリントしてもよく、または、同時継続の欧州特許出願第02727798.7(EP1399333として公開されている)に開示するように(この開示の全体は、参照によりここに組み込まれている)、逆反射(あるいは他の)表面に貼られる透明なシート材にプリントしてもよい。サブストレートは、EP1399333に開示されているように、アルミの代わりにプラスチック樹脂でもよい。プラスチック樹脂製のサブスレートの場合、電子モジュール106は、サブストレートあるいはこれの穴に配置してもよい。この場合、さねはぎ5’は必要なく、またサポート1のさねはぎ6も必要ない。この場合、サポート1の壁3は主要面2aと同一平面にすることができる。
プレート101はさらに、電子モジュール106に電力を供給し、および/またはバッテリを充電するように構成された光電池を具えてもよい。
本発明のサインは、前述のように、自動車のナンバープレートの分野における特定の有用性が記載されているが、コンテナ、貨物あるいは乗客用の客貨車のサイン、あるいは道路等の安全標識として利用してもよい。
前述した方法は、素材の長さに関連して説明されているが、実質的にサブストレートサイズの長さそれぞれを使用してもよく、これに、電子モジュールを保持するためにさねはぎを形成してもよいことは理解できるであろう。
ヒートトンネル65は、埋め込みよう樹脂を適切に硬化するのに利用される赤外線あるいは紫外線硬化ステーションなどの他の硬化手段と置き換えてもよい。
サインは必要なものが完備されており、パッシブあるいはアクティブサインとして機能するために他の接続部を必要としないことは理解できるであろう。また、好適な安全手段を設けることにより、想定した使用位置からサインが取り外された場合に、使用不可能にできる。
電子モジュール106およびアンテナ170を分離することにより、複合的サイン(即ち、サポートアセンブリに保持されたサイン)は、より安全になる。フレームの外側部材10’を取り外すことは、アンテナ170を破壊する。第2パート10’に折れ易い部分を設けて、サポートが攻撃されたとき、あるいはサポートが自動車から強制的に外されたときに、サポートが特定の部分で割れるのを助長する。(相対的に)大きいアンテナ170により、より長い距離を介した信号の送信および/あるいは受信が可能になる。また、電子モジュール106およびアンテナ170を分離することにより、追加的な電子装置および/または追加的なバッテリために、より多くのスペースがプレート上に提供され、レンジを増加し、寿命を長くし、および/または処理能力を向上させる。
また、このサインはサイン100とサポートの複合であるため、サイン100の金属(あるいは他の素材)は、許容可能な限度よりも薄くすることができ、曲げ試験、衝撃試験、および欧州の法律が要求する他の試験に合格できる。
前述したように、様々な構成要素に脆弱な線を設けて安全性を向上させることができる。図21は、本発明のアセンブリの第2パートの前面の斜視図である。図22は、図12の部材の背面の斜視図である。図22Aは、図12の部材の背面の斜視図である。図23は、本発明のアセンブリの断面斜視図である。
図18を参照すると、前述した処理により表示103’が取り付けられた本体部102’を具える自動車のナンバープレートの形状をしたサイン101’が示されている。
本体部102’は、主要面102a全体で逆反射シート材を支持するアルミニウムシートである。
プリント回路基板(PCB)106’と、バッテリ106b’とを具える電子モジュール106’が、(以下に説明するように)本体部102’に形成されたさねはぎ105’に保持され、当該PCB106a’は、これに配置された多くの構成要素を具えている。
本体部102’は、隆起した表示103a’と、周辺リップ107’とを具え、これの外側壁107a’は、周辺リム108’に隣接している。リップ107’は、プレート100’に剛性を与えるべく設けてもよく、あるいは省略してもよい。マーク素材は、隆起した表示103a’に接着され、使用時に表示103’が確実に見えるようにする。
アルミニウムシートに形成されたさねはぎ105’の外側壁(即ち、図示されていない他の主要面102b’)が、シートにより規定される平面から延在する。周辺リム108’が、シートの平面から同じ距離だけ延在するように構成されており、サイン100’が平らな表面に配置されたときに、これの周辺リム108’およびさねはぎ105’の周囲で支持される。
PCB106’は、メモリデバイス、信号生成器、スイッチ、およびクロックあるいはカウンタ(総て図示せず)などの様々な構成要素を具えている。
前述したように、メモリデバイス(例えは、WORMチップおよび/またはWMRMチップ)は、自動車に関する情報(例えば、自動車の登録番号、車体番号(VIN)、型、モデル、色等)および自動車のドライバおよび/または所有者に関する情報(例えば、保険の詳細、購入日等)あるいはこのような情報の抜粋を含む。信号発生器は、メモリデバイスに保持された一部あるいは総てのデータの信号を生成し、(以下に説明するように)このデータをアンテナから送信することができる。伝送される信号は符号化される。カウンタあるいはクロックを設けて伝送を記録し、信号発生器に指示を与える信号を供給し、伝送される信号の暗号化を変更する。
周辺リップ108’に延在するデータ伝送リンク106c’は、PCB106a’から延在し、信号発生器に接続されている。リンク106c’は、接着剤、埋め込み用樹脂、および/または締まり嵌めあるいは摩擦嵌めを利用して、プレート100’に形成された溝(図示せず)に保持される。リンク106c’は、外部アンテナに接続するコネクタ(図示せず)で終了する。
代替的に、アンテナ(図示せず)は車に設置されていても、あるいはPCB106a’の近くに設置してもよい。
このように、プレート100’は、当該プレートが取り付けられた自動車が通過するのを遠隔的に検知する手段を提供できる。この信号の検知は、交通管理、制限された場所へのアクセス、有料道路の課金等に有用であり、同様に、盗難車、保険のないドライバ、または車検証(MOT)の無い車の検挙に有用である。
さねはぎ105’およびデータ伝送リンク106c’が設けられる溝の周囲に延在する様々な脆弱な線LWが概略的に示されている。脆弱な線LWの他の構成も可能であり、例えば、脆弱な線LWは、データ伝送リンク106c’が配置される溝を横断するように配置してもよい。
脆弱な線LWは、本体部102’の厚さ部分に形成され、取り外そうとするときにプレート101’の残りの部分から容易に分離するあるいは分離可能な折れ易い部分を提供する。
脆弱な線LWは、プレートが固定手段、例えば機構的な固定具あるいは接着剤を用いて所定の位置に固定されているとき、固定具、例えば接着剤が、プレート101’の残りの部分よりも折れ易い部分に強く接触するように構成されており、人がプレート101’を使用位置から取り外そうと(例えば、てこで動かしあるいははぎ取ろうと)したときに、(電子モジュール106’を具える)さねはぎ部105’がプレート101’から外れて、自動車に残され、あるいはプレートから外れて、プレート100を使用可能にする。プレート101’を破壊する行為あるいは使用位置から取り外す行為により、電子モジュール106’の動作を停止し、あるいは電子モジュール106’が、例えば脆弱な線部分のアルミニウムへの接触により、警告信号を送信するように構成してもよい。
プレート101’は、自動車に取り付けられるサポートに取り付けられ、プレート1に最適なサポートがここに説明されているが、前述したサポートを使用してもよい。
図19を参照すると、ほぼ平らで、周壁3’により規定される第1および第2の面2a’,2b’を有するバックプレート1’が示されている。第1の面2a’は、バックプレート1’が取り付けられるサブストレート(図示せず)に近接することを目的としている。
周壁3’は、第1および第2の面2a’,2b’双方から盛り上がるように立っており、凹んだ領域4a’,4b’をそれぞれ提供する。
上側面2b’は、以下に説明するように、ねじのヘッドあるいは他の取付手段(図示せず)が保持される複数のさねはぎ(sunk rebate)5’が設けられており、同様に保持されるプレート101’に形成される対応する突出部(即ち、さねはぎ106)を配置するための大きなさねはぎ6’が設けられている。
さねはぎ5’,6’の一、一部、あるいはそれぞれは、バックプレート1’の部材を通って形成される脆弱な線(LW1,LW2)である。
周壁3’は、壁3’を突出させることなく領域4b’にプレートを配置できるほど十分に第2の面2b’から直立している。さらに、さねはぎ106が無い場合、バックプレート1’のさねはぎ6’は必要ない。
一方、周壁3’は、表面2a’を超えて延在しており、さねはぎ6’による突出部が壁3’を超えて延在しないことが保証される。
複数の開口7’が、プレート1’の周囲、周辺壁3’の近傍にあり、これは、図1に関連して開示されたものと同じ目的である。
使用時には、アセンブリの第1パート1’は、ねじ、なっと、およびボルトあるいは前述した固定具などの好適な固定具を利用して、サブストレート(図示せず)に固定される。皿穴部(countersunk)(図示せず)が、皿穴の開いたさねはぎ5’の領域に設けられ、固定具のヘッドが、凹んだ領域4a’に確実に延在しないようにする。
自動車のナンバープレートが領域4b’に配置され、例えば接着剤を用いてバックプレート1’の表面26’に固定される。通常、接着剤は、バックプレート1’に接するナンバープレートの表面に塗られ、ナンバープレートをバックプレート1’の表面26’に取り付ける前に取り除かれる剥離ライナにより保護される。代替的に、バックプレート1’の表面26’に接着剤を塗ってもよい。
固定具のヘッドはさねはぎ5’に配置されるため、プレートの対向面が表面2b’の大部分に接触することができ、これらの間に強い接着力を生じさせる。また、さねはぎ6’を設けることにより、プレート上の対応する突出部が適応できる。プレートは領域4b’に配置されるため、プレートの裏面へのアクセスは、周壁3’により制限される。
第2パート(即ち、図3あるいは図17のいずれかに示されている部材)は、キャッチ部材が開口7’に整列した状態で第1パート1’に取り付けられ、第2パートが、第1パートに対して押される。第2パートの第1の壁が壁の境界を規定する。連続的に押すことにより、キャッチ部材のキャッチが、第1パート1’の表面2a’にスナップ嵌めにより係合し、これにより、第2パートを第1パート1’に固定し、これらの間にプレート101を保持する。
内側に延在する他の壁が、自動車のナンバープレートの周囲に設けられ、これらの縁部へのアクセスを阻止する。
したがって、ナンバープレートにアクセスするためには、アセンブリの第1’および第2パートの一方あるいは双方を破壊する必要がある。
いくつかの実施例では、人がプレートを特定の位置から取り外そうとするのを助長するために周壁を断続的にしてもよく、例えば、特定の脆弱な線の隣りが攻撃されるのを助長し、このような行為によりプレートが確実に壊れるようにする。
アセンブリが形成されると、プレートにアクセスするのは非常に困難であり、損傷を与えることなくプレートを取り外すことはさらに困難であり、損傷により、プレートが使用不能になり、あるいは少なくともプレートが適正場所から取り外されたことを明らかにする。
攻撃の他の問題は、アセンブリS2全部、即ちプレートが把持された状態で取り外そうとすることである。
このような取り外しが行われると、(固定ねじあるいは自動車に取り付けられる他の固定具が設けられる場合は)さねはぎ6’の周囲のLWのような固定具用さねはぎ5’の周囲の脆弱な線LW2が壊れ、電子モジュール5’がプレート1’から外れる。モジュール5’が外れることにより、プレート、例えば、サブストレートあるいは埋め込み用樹脂に取り付けられあるいは固定された逆反射シート材4’が局所的に伸張する。逆反射シート材4’が脆弱な線に設けられると(本発明の範囲内で)、シート材は壊れる。
使用される固定具に応じて、いわゆる車からアセンブリを取り外すことにより、自動車に重大な損傷を生じさせる。
プレートは、プラスチック樹脂製のサブプレートと、サブストレートに形成されるさねはぎに配置される電子モジュールを具えてもよい。さねはぎは、目的とするプレートの背面に対してオープンでもよく、あるいはサブストレートの本体部内、即ち、サブストレートに成形あるいは固定してもよい。この場合、データ伝送リンクは、サポートのバックプレート1’に接着され、折れ易い部分を超えて延在しているのが好ましく、取り外すときに伝送リンクが壊れ、一部が折れ易い部分に保持され、これにより、プレートを使用不能にする。プレートに他の折れ易い部分を設けてもよい。電子モジュールの有無に拘わらず、取り外すときにプレートが壊れるように、折れ易い部分を設けてもよい。
他の種類のプレートは、プリントされた逆反射シート材が貼られた硬質の透明なフェース層を具えている。逆反射シート材は、脆弱な線を具えてもよい。プレートは、接着剤を用いてサポートあるは他の使用位置に接着され、取り外されるときに、逆反射材がフェース層から剥がれ、これによりプレートが使用不能になる。
固定手段はプレートに固定できることは明らかであり、好適な構成が、明瞭にするために部分的に拡大されたプレート200の一部を示す断面図である図20に示されている。
プレート200は、穴202を通って固定具206が配置される本体部201を具えている。プレート200はさらに、電子モジュール106’’が配置され、データ伝送リンク106cが延在するさねはぎを具える。カバー材104’は、プレート200の露出した主要面に接着され、このカバー材104’は、脆弱な線や、可撓性あるいは硬質等の透明な層を具えるあるいは具えていない逆反射要素(例えば、反射あるいは逆反射シート材)でもよい。カバー素材104’が透明な場合、逆反射材は、カバー材104’と、好適には図示されていないリンク106’’を具える本体部201との間に配置される。
プレート200は、開口の周囲に脆弱な線LW3を具えている。伝送リンク106cは、固定具206を跨ぐように配置され、この領域のプレートに強く接着される。
プレート200は、サポートのバックプレート101’に配置され、脆弱な線LW3が設けられている。
プレート200を製造すべく、固定具206は、電子モジュール106’’および伝送リンク106c’を挿入する前に開口202に配置され、これらは、前述の説明に従って固定具206の領域に接着剤により配置される。次にシート材104’が取り付けられる。
プレート200は、サポート110’に配置され、固定具206を利用して使用位置に固定される。
取り外されるときには、脆弱な線LW3、LW3’が壊れ、また伝送リンク106cが壊れ、プレート200を使用不能にする。他の折れ易い部分を設けてもよい。
プレート200は、電子モジュール106’’および/またはデータ伝送リンク106cを設ける必要はない。設けない場合には、プレート200が壊れるように構成してもよく、プレート200が取り外されたことを容易に識別できるのを保証する。パッシブおよびアクティブプレートを設けてもよい。
折れ易い部分を具えるサポートは、前述したような2つの部材である必要はなく、バックプレートのみを具える。前述した一部あるいは総てのプレートは、分離可能な逆反射シート材あるいは選択された領域内のもしくはこれらの表面を覆う他のシート材を具えてもよい。
前述したサインはサインおよびサポートの複合であるため、サインの金属(あるいは他の素材)は、許容可能な限度よりも薄くすることができ、曲げ試験、衝撃試験、および欧州の法律が要求する他の試験に合格できる。他の事例では、折れ易い部分を具えるタッグプレートは、サポートを使用することなくサブストレートに接着あるいは固定してもよい。逆反射要素は、これらに取り付ける表示を具えてもよく、また折れ易い部分を具えてもよく、当該要素は、使用位置に固定してもよい。
サポートを使用するあるいは使用しない他のサインをここに説明する。
図21および22を参照すると、アクリルプラスチックシート210を有する自動車のナンバープレート250が示されており、これの第1フェース210aは、逆反射シート材211に接着され、第2フェース210bは透明なシート材212に接着される。構成要素は、好適な透明接着剤(あるいは固まると透明になる接着剤)を利用して貼り合わされる。
透明なシート材212は、不透明な剥離ライナ213を具えており、同様の剥離ライナを逆反射層211の主要な自由表面211aに取り付けて接着層を保護してもよい。
透明なシート材212は、主要面に対して「裏面にプリントされた」表示220を具えている。プリントおよびラミネート加工は、GB2376437(これの全体が、参照によりここに組み込まれている)のように行われる。
通常、剥離ライナ213を具える透明なシート材212は、プリントステーションに運搬され、表示220が、事前にあるいは事後に反射あるいは逆反射シート材211が接着される透明なシート210の主要面210bにプリントされる。
代替的に、表示220をアクリルプラスチックシート材210bの主要面の上側にプリントしてもよく、あるいはこれらの間に設けてもよい。また、表示は、逆反射シート材211、あるいは構成要素210,211,212の組み合わせに設けてもよい。
通常、表示220は、熱転写プリンタあるいはレーザプリンタを利用して取り付けられる。
透明なシート材212を保護し、プリント加工中に追加的な剛性を提供するのが好適であるが、不透明な剥離ライナ213を設ける必要はない。
反射あるいは逆反射材は、折れ易い部分あるいは不連続部分を有することが好適であり、あるいは他の部分よりに比べて一部がプレート210に強く接着される不連続的な方法により、プレート210の下側の主要面210aに接着(例えば、ラミネート加工)するのが好ましい。
好適な実施例では、プレート201は、前述したようなサポートに固定される。
いずれの場合でも、逆反射材210の主要面210aはサポートに接着される。プレート201をサポートから分離させようとすると、逆反射材211の不連続性が壊れ、プレート201が不正使用されていることを明らかにする。
プレート201は、穴を通って延在可能な固定手段(図示せず)を利用して使用位置(例えばサポート)に固定してもよい。貫通穴の周囲の領域は、プレート201をサポートからてこで取り外そうとするときに壊れるように構成された折れ易い部分により規定してもよい。
代替的に、プレート201をサポートに接着するのに使用される接着剤よりも(部分的にあるいは幅全体に亘って)一層強くし、取り外すときに剥離するようにしてもよい。
プレート210は、アクリルから形成する必要はなく、他の透明な素材を使用してもよい。
他のプレートの構成は、図23乃至25に示されている。
図23および24を参照すると、第1の主要面302aおよび第2の主要面302bを有するアクリルプラスチックシート302を有する自動車のナンバープレート301が示されている。第1の主要面303aおよび第2の主要面303bを有するPVCまたは他の透明なプラスチックシート材303が、第2の主要面302bに接着される。第1の主要面304aおよび第2の主要面304bを有する反射あるいは逆反射シート材304は、透明なシート材303の第2の主要面303bに接着される。構成要素302,303,304は、好適な透明な接着剤(あるいは硬化するときに透明になる接着剤)410,411を用いて貼り合わされる。
透明なシート材303の第2の主要面303bは、表示305を具え、これは反対に取り付けられ、使用時には透明なパネル302を介して「普通に」見ることができる。
切り目320が、反射あるいは逆反射シート材304および透明なシート材303を介して透明なパネル302の第2の主要面302bまで延在しており、この目的は以下に説明する。
プレート301を製造すべく図25を参照すると、3つの構成要素302,303,304が、好適な接着剤410,411を利用して貼り合わされる。
初めに、表示305が透明なシート材の第2の主要面303bに取り付けられる。透明なシート材303へのプリントを促進にすべく、透明なシート材303は、当該シート材の第1の主要面303aに事前に取り付けられた接着層410を保護するために、不透明な剥離ライナAを具えてもよい。
プリントおよび続く貼り合わせ処理は、GB2376437(これの開示の全体は、参照によりここに組み込まれている)の技術により実行してもよい。通常、剥離ライナAを具える透明なシート材303がプリントステーション400に運ばれ、表示305が透明なシート材310の主要面303bにプリントされる。
通常、表示305は熱転写プリンタあるいはレーザプリンタを用いて付される。
反射あるいは逆反射シート材304は、各主要面304a,304bそれぞれに接着剤411,412を設けており、主要面双方は、剥離ライナB,Cにより保護されている。
ラミネーションステーション401では、反射あるいは逆反射シート材304が、(対応する剥離ライナBを取り外すことにより露出する)接着剤411と熱および/または圧力を利用して、透明なシート材303に接着される。
不透明な剥離ライナAを設ける必要はないが、透明なシート材303の第1の面303aに塗られた接着剤410を保護することが好ましい。剥離ライナAが無い場合、2つの部材を接着する前に接着剤を透明なプレートの透明なシート材に付けることができる。接着剤410が無い場合でも、剥離ライナを設けてもよい。いずれの場合でも、剥離ライナを設けることにより、プリントステーション400を介した透明なシート材303の運搬を促進する。
透明なシート材303と反射あるいは逆反射シート材304(後者は第2の主要面に接する接着剤412を保護する剥離ライナCを有する)の複合物は、ラミネーションステーション402において、透明なシート材303の第1の主要面を覆い、当該複合物を透明なパネル302に接着する接着層410を保護する剥離ライナAを取り外すことにより、透明なアクリルパネル302が貼られる。
次に、ナンバープレート301はダイカットステーション403に運ばれ、1以上の切り目320が、剥離層C、接着層412、411、および410、逆反射あるいは反射層304、および透明なシート材303を延在するように作られる。切り目320は、パネル302に短い距離だけ延在するが、透明なシート302を貫通しない。切り目320は、プレート301の周辺部全体の周囲に延在するのが好ましい。代替的に、切り目320は、プレート301の透明なシート材および反射あるいは逆反射シート材全体の周囲に延在してもよい。
好適な実施例では、プレート301は、接着層412を覆い、プレート301をサポートに接触させる剥離ライナCを取り除くことにより、前述したようなサポートに固定される。
総てのサポートは、関連するサポートからプレート301を取り外す試みをプレート301の周辺部あるいは縁部に仕向けることが好適である。このような試みによりプレート301がサポートから引き離された場合、切り目320により、切り目320の一方の側の複合物の部材が、切り目320の他方の側の部材から分離される。この方法により、複合物の一方の部材は透明なパネル302により取り外されるが、他方の部材はサポートに接着されたままである。これにより、プレート301が不正に使用されていることを確実に明らかにする。
接着層412を不規則に取り付けてもよく、これにより、逆反射シート材304の特定の部分を他の部分よりもサポートにしっかり接着して、複合物が切り目320の近くで破壊するのを促進する。多くの実施例では、層412の中心部は、追加的な接着剤を具え、周辺部よりもサポートのこの領域に強い接着力を提供する。この場合、プレート301をサポートから取り外す試みにより、パネル302が中心領域の透明な層から剥がされ、サポートおよび透明なパネル302に固定された識別フィールド(即ち、表示305)を残し、透明なパネル302が、これらに固定された周辺部分、即ち切り目320の外側部分を有する。
代替的あるいは追加的に、切り目230の外側の周辺部分は、リリースコンパウンド(release compound)を塗り、当該周辺部分が、サポートよりも透明なパネル302にしっかりと接着するようにしてもよい。
代替的に、接着層412および対応する剥離ライナCは無くてもよい。このような場合、接着剤は、(二液型エポキシ接着剤などの)接着剤は、シート304の主要面304bの一方あるいは双方および/またはサポートの対向面に塗ってもよい。サポートは対向面に窪みを設けて、この領域に接着剤が溜まるのを促進あるいは可能にしてもよい。対向面の一方あるいは双方に接着剤を連続的あるいは非連続的に塗ってもよい。
前述した出願に開示されているサポートは、他方の部材の対応する開口に係合する一方の部材に差込部を具えている。追加的あるいは代替的に、2つの部材は、例えば二液型エポキシ接着剤を利用して相互に接着してもよい。一方あるいは双方の部材は、塗られる接着剤の滴を保持するための周囲に溝を設けてもよい。接着剤が配置され、2つの部材が接触したときにこれらを接着する。
前述した説明は、本発明を実施する一つの形態を明らかにしているが、表示を異なる位置、例えば、透明なシート材303の第1の主要面303aに配置してもよく、この場合は、接着層410が透明なパネル302に設けられ、当該接着層は剥離ライナにより保護してもよくあるいは保護しなくてもよいことは理解できるであろう。代替的に、反射あるいは逆反射シート材304の第1の主要面304aに表示を設けてもよく、この場合は、接着層410は透明なシート材303の第2の主要面303bに設けられる。1セット以上の表示を設けてもよい。機械的に読み取り可能なインクなどの特別な安全手段を用いてもよい。例えば、蛍光性あるいは燐光性のインクを異なる部分あるいは目立つ部分に、あるいはプレート301の目立つ面に付してもよい。シート材303,304の一部は、製造元のマークあるいはボーダ(border)などのマークが事前にプリントされていてもよい。プレート301の別の層にプリントすることにより、別の視覚的効果を提供してもよい。マークは、透明なパネル302の第2の主要面302bに配置してもよい。
さらに、透明なシート材303は省略してもよい。この場合、表示305は、反射あるいは逆反射シート材305にプリントあるいは取り付けられ、当該反射あるいは逆反射シート材は、透明なプラスチックパネル302に接着されている。このように形成されたプレートを取り付けるべく、剥離ライナが反射あるいは逆反射材304の自由面から取り外され、前述したように、プレートを使用位置に固定するのに用いられる接着剤が露出する。
ここで本発明の他のサインあるいはナンバープレートの概略的な平面図である図26を参照すると、表示(図示せず)を支持可能なサブストレート501を有するサイン500が示されている。サブストレート501は、折れ易い部分501a,b,cを提供する一連の脆弱な線LW4を具えている。サブストレート501は、サイン500および/またはサインの目的とする位置に関するデータや他のあるいは別の情報を保持するデータレジスタを具え、好適には電源を具える電子モジュール502を具え、即ち、組み込み(例えば、一体成形)あるいは当該サブストレートに形成されたさねはぎに設ける。データレジスタは、WORMあるいはWMRMチップ、RAM、ROMあるいは他のメモリデバイスに設けてもよい。他の電子構成要素を設けてもよい。伝送リンク503を設けて、電子モジュール502へおよび/または当該モジュールから、オンボードアンテナ504へおよび/または当該アンテナからの信号の伝達を可能にする。
サブストレート501は、逆反射層と、透明なカバー層と、これらの間に設けられる表示とを具えることが好適である。特定の実施例では、GB2376437に基づいて表示を取り付けられる。代替的に、表示を逆反射層に取り付けてもよい。
逆反射材は、マトリックス(基盤)に保持された複数の反射本体部を具えることが好適である。逆反射材は折れ易い部分を具えてもよく、あるいはプラスチック製のバック素材を設けなくてもよく、逆反射材をサブストレートから剥がそうとすると、取り外されたことが視覚的に明らかになるように、逆反射材が壊れ、破断し、破れ、および/または伸張する。好適な逆反射材は、等級が5000および7000の範囲内である3Mが販売する素材である。これらのシート材は、前述した他のプレート構造で使用できる。
サイン500は、サポート、例えば前述したようなサポートとともに使用するのが好ましい。サポートが一連の折れ易い部分を具え、サイン500のサブストレートに対応する部分に合致するのが好適である。
サイン500を設置すべく、サポートの裏側が、好適にはサポートの裏側の1以上の折れ易い部分を通って伸張する安全性がありおよび/または伸張する取り付け具(例えば、クラッチヘッドポジドライブボルト)を用いて使用位置に固定され、当該取り付け具のヘッドが皿穴部に保持されるのが好ましい。
形成されたサイン500は、折れ易い部分501a,b,cに対応する領域に塗られる接着剤を用いてサポート(例えば、サポートのさねはぎ)に設置される。セルフタッピングねじあるいは他のねじを用いて、サイン500の縁部をサポートに固定してもよい。サポートと折れ易い部分の接着力が折れ易い部分よりも強くなるように接着剤が選択され、折れ易い部分が、取り外されるときに壊れるのが好適である。
サポートの外側部材は、例えば接着剤および/または機械的な取り付け具を利用して裏側部材に固定し、サイン500の縁部を配置してもよい。
アンテナ504はサイン500の外部にあるので、逆反射材をデミタライズ(demetallise)する必要がない。さねはぎをサポートに設けてアンテナ504を配置してもよく、あるいはアンテナをサポート例えばサポートの一の部材あるいは他の部材に配置してもよい。
サイン500を使用位置から取り外そうとする者は、サポートの外部の部材を初めに取り外さなければならない。この行為はサイン500に相当なダメージを与える。このような行為が行われた場合、表示を剥がそうとする試みにより、逆反射相違および/または表示がダメージを受ける。
人がサイン500をサポートから取り外そうとする場合、折れ易い部分501a,b,cがサポートの裏側部材に保持される。当然のことながら、このような試みにより、伝送リンク503も破損する。モジュール502がサポートの裏側部材に保持されるのは理解できるであろう。
人がアセンブリ全体(即ち、サポートおよびサイン500)を使用位置から取り外そうとする場合、サポートの折れ易い部分とサインの折れ易い部分501a,b,cは、所定の位置に保持され、同様にサイン500が操作不能になる。
好適な実施例では、電子的、電気的、あるいは機械的なスイッチがモジュール502に設けられ、これにより、伝送リンク503が破壊されたときなどの取り外しが行われた後にモジュール502の状態を変更する。
異なる形状あるいは構成の折れ易い部分501a,b,cをさらに設け、あるいはより少なくしてもよいことは明らかである。サブストレート501は、プラスチック樹脂、ポリマ素材、あるいはアルミニウムなどの金属から形成できる。サブストレート501がアルミニウムあるいは他の金属(合金を含む)から形成される場合、モジュール502は、例えば埋め込み用樹脂等を用いて、これらの最裏面に取り付けてもよい。
モジュール502は、サイン500の折れ易い部分501bが接着あるいは固定されるプラスチック樹脂あるいは他のマトリックスに保持してもよい。
電子(パッシブあるいはアクティブのいずれか)サインが必要ない場合、前述のように変更したサポートは、裂くことができ(例えば、プラスチック樹脂のバッキング層がない)、あるいはサポートの折れ易い部分に少なくとも部分的に対応するのが好適である1以上の折れ易い部分が設けられた逆反射材を有するアクリルあるいは他の透明なプラスチックのフロントフェース構造のサインと共に使用できる。
この場合、電子モジュールはサポートに設けてもよい。図21乃至26に示した構成は、このようなサポート、あるいは電子モジュールを具えていないサポートとともに使用してもよい。
図27は、図26に示すサインと同様のサイン500’(同様の構成要素は符号(’’)により示されている)を示しており、これは、折れ易い部分501a’,b’,c’を規定する脆弱な線LW’4と、電子モジュール510とを具えるサブストレート501’を有する。
モジュール510は、オンボードアンテナ手段以外、前述したものと同様の構成要素を具えている。
安全性のある取り付け具(セキュリティフィクシング)511が設けられ、モジュール510をサポートにしっかりと固定する。安全性のある取り付け具は、電子モジュール510に操作可能に接続し、取り外す際にあるいは取り外した後に、これらの状態が変化するようにしてもよい。
図28では、2つの部材からなるサポートアセンブリS3を示しており、これは、裏側部材を提供する第1パート1’’と、フレーム部材を提供する第2パート10’’とを具えている。
第2パート10’’は、図3乃至5および17,17Aと関連して説明した部材と同様あるいは同一である。
ナンバープレートなどのサイン600(明確にするために表示や他のマークが省略されている)は、第1パート’と第2パート10’’との間に配置される。
一組のワッシャ650と、2の部材からなる一組の取り付け具600が設けられ、当該取り付け具は、ドライバを挿入可能な溝が設けられたヘッド662および細いシャンク663を有する雄部材661と、拡張してフランジ(図示せず)を提供可能なシャンク668に設けられた内側の細い穴667を有する開口部と平らなヘッド666を有する雌部材665とを具える。
サイン600は、本体部601を複数の折れ易い部分601a,b,c,dに分割する複数の脆弱な線LW6を具えている。
サポートS3の第1パート1’’の詳細は、図29に最もよく示されている。第1パート1’’は、上側面700uと、下側面700l上側面700uの境界を規定し、サイン600を収容するさねはぎ702を規定する直立壁701とを有するほぼ平らな本体部700を具えている。通常、壁701の高さは、さねはぎ702に収容されるプレート600の縁部が壁701よりも突出しないように設計される。
第1パート1’’の本体部700は、一連の脆弱な線LW5により範囲を規定され、複数の折れ易い部分700a,b,c,dを提供する。
一対の細長いさねはぎ705が、第1パートの中心線に沿って延在している。各さねはぎ705は、合致するステップまたはショルダ706と、開口708に連通する溝を有するスライド707とを具えている。
図28および29に示すように、細長いワッシャ650はそれぞれ、複数の貫通穴651a,b,c,d,e,fを有する本体部651を具えている。図30から明らかなように、貫通穴651a乃至fは、ワッシャ650の対称線LSに対して左右対称に配置されていない。ワッシャ605は丸い端部652を具えており、貫通穴651a乃至fは、皿穴であることが好適である。
使用時には、ワッシャ650は細長いさねはぎ705に収容でき、ワッシャ658の本体部651は、さねはぎ705のショルダ706により保持される。固定具660の雄部材661は、ワッシャ650の穴651a乃至fのうちの一つに収容できる。通常、穴651a乃至fは皿穴であるため、雄部材661のヘッド662は、ワッシャ650の上側面から突出しない。
図28に示すように、細長いさねはぎ705はワッシャ650よりも長いため、ワッシャ650は、(固定される前に)さねはぎ705内を自由にスライドできる。
ワッシャ650には5(図28)あるいは6(図30)の開口651a乃至fが形成されているため、固定具660の雄部材661が延在可能な5あるいは6の位置が存在する。また、ワッシャ650はさねはぎ705内を移動できるため、開口651a乃至fは、更なる自由度が与えられる(ある実施例では、ワッシャ650はさねはぎ705よりも14mm短いため、各開口651a乃至fの中心から7mmの移動を可能にする)。また、開口651a乃至fは、対称線LSに対して左右対称に配置されていないため、ワッシャ650を180°回転させることにより、開口651a乃至fの中心が別の位置にくる。この方法により、開口651a乃至fの中心は、さねはぎ705の開口708に沿った実質的に任意の位置に配置できる。他の構成および数の穴を使用してもよい。これにより、サポートS3の取り付けをよりフレキシブルにすることができ、例えば、単一のサポートを様々な使用位置に取り付けることができる。例えば、サポートS3は、自動車の製造者により異なる車に設けられたねじ式の取付手段とともに使用できる。
サイン600を使用位置(例えば自動車)に固定すべく、ワッシャ650は、サポートS3の第1パート1’’のさねはぎ705に配置され、固定具610の雄部材661は、適切な開口651a乃至fに収容される。固定具650の雌部材665は、雄部材661が通され、雄部材661は、雌部材665の平らなヘッド666をサポートS3の第1パート1’’の下側面700lに当接させ、フランジ(図示せず)を拡張して使用位置(例えば、自動車)の対向面に当接させることができる適切な道具を使用して挿入される。
サポートS3の第1パート1’’が使用位置に固定された状態で、第1パートの上側面700uのほぼ全体に接着剤が塗られる。通常、接着剤は、サポートS3の第1パート1’’の折れ易い部分700aおよび700bに対応し配置されるワッシャ部材650に塗られるが、他の部材には塗られない。
次に、プレート600は、サポートS3の第1パート1’’の本体部700の上側面700uに接着される。
接着剤はプレート600の裏側に塗られ、剥離ライナにより保護され、あるいはサポートS3の第1パート1’’に直接塗ってもよい。
次に、サポートS3の第2パート10’’が第1パート1’’に固定され、恒久的に固定、例えばクリップで固定しおよび/または接着し、これらの間にプレート600を固定するのが好ましい。
プレート600は、電気的あるいは電子的デバイスを具えてもよく、当該デバイスは、折れ易い部分601bまたは601cの一方に設けるのが好適である。このデバイスは、オンボードアンテナあるいは外部のアンテナに操作可能に接続する接続手段を具えてもよく、プレート600の他の部分あるいはサポートS3の第1パート’’および第2パート’’の一方に設けてもよい。
サポートS3の第2パート10’’は、脆弱な線(図示せず)を具えてもよい。
一体的なプレート600(即ち、サポートS3を含む)を使用位置から取り外そうとすると、サポートS3およびプレート600の折れ易い部分700a乃至d,601a乃至dが周囲から外れ、プレート600が使用不能になる。
サポートS3の第2パート10’’を取り外そうとすると破損する(または脆弱な線が設けられている場合に破損する)。壁701は、プレート600の裏側へのアクセスを阻止あるいは抑制する。
プレート600をサポートS3から取り外そうとすると、プレート600の脆弱な線LW5が壊れ、サポートS3の第1パート1’’の下側面700lに接着された折れ易い部分601a乃至dが残る。
電子モジュールが設けられている場合、折れ易い部分601b、601cに保持される。外部アンテナが、サポートS3の第2パート10’’に設けられている場合、当該部材10””を取り外すことにより、電子モジュール内のレジスタを変更するように設定された信号が止まる。
いずれの場合にも、接着剤の接着力は脆弱な線の強度よりも強い。
好適な実施例では、GB2376437に基づいて作られたプレートが使用される。3Mが供給する逆反射材の5000シリーズを使用するのが好適であり、プレートのサブストレートから表示を取り外そうとすると、逆反射シート材が破断する。不連続的な他の逆反射シート材を使用してもよい。
本明細書では、シート材、シート、あるいは同様の語は、可撓性のある薄い部材を意味している。
いくつかの別個の実施例が開示されているが、本発明の広範な説明および添付した請求項により規定される本発明の範囲内で、これらの実施例を組み合わせ、あるいはこれらの実施例の各要素を組み合わせ、置換し、あるいは削除してもよいことは明らかであろう。例えば、任意のサポートに任意のプレートを使用してもよい。あるサポートの機能は、他のサポートに利用してもよい。あるプレートの機能は、別のプレートの機能の代わりに、あるいはこれに追加して組み込んでもよい。