JP2008542791A - 動画透かし挿入技術 - Google Patents

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Abstract

動画公開版(12)の透かし挿入は、その公開版に特有の少なくとも1つの場所にある特定の周波数の少なくとも1つの発信音を、少なくとも1つのサウンドトラック(16)で提供することによって発生する。通常、特定の周波数の発信音の配置は、その発信音が既存のサウンドトラック音声に対して最小限の影響を有する場所で行われる。特定の周波数の発信音が公開版に現れるところの場所の記録は、違法メディアの音声がその公開版から録音されたかどうかを決定するよう、視聴覚作用において検出された発信音との比較を容易にするために保持される。

Description

本発明は、動画公開版に透かしを入れ、且つ、動画公開版の複製においてそのような透かしの存在を検出するための技術に関する。
動画フィルムの著作権侵害は、動画産業の収入の主な損失を構成する。VHS及びDVビデオテープレコーダ、並びにデジタルバーサトルディスク(DVD)レコーダの形での安価な記録技術の出現は、映画を違法に記録するために必要とされる投資を劇的に減らした。更に、比較的小規模なこのような装置は、著作権を取得したコンテンツの不正な複製を作成するための映写施設へのそれらの持ち込みを容易にする。
ほとんどの映写施設経営者は、このような違法な活動を伴う共謀のコンテンツ提供者による申し立てを回避するだけの理由がなくとも、動画フィルムを複製しうる人々を阻止するよう尽力する。しかし、全ての映写施設経営者が警戒しているわけではなく、無関心により、一部の経営者は、略奪者が動画フィルムの違法複製を行うことを許している。まれに、映写施設の経営者は、このような違法複製に積極的に協力していることがある。このような違法な活動の犯人を追跡することは立証が困難である。これは、映画スタジオが、通常、世界中の映画館に、数千とまではいかないが数百の主要な動画の公開版を供給しているためである。夫々の公開版は他の全てと同一のものであると考えられるので、どの版が違法複製のマスターとなったかを知ることは、従来、極めて立証が困難である。
夫々の公開版で一意の透かしを提供することは、違法複製の追跡を大いに容易にする。しかし、透かしの性質は、その存在する潜在的な略奪者に警告するように、公開版でそれほど目立って現れてはいけない。反対に、透かしの検出は、導入を実用的でなくするように、それほど面倒であるべきではない。最後に、透かしの存在は、映画館の客による公開版の鑑賞を変更するべきではない。
手短に述べると、本原理の第1の実例となる実施形態に従って、少なくとも1つの音声トラックを有する動画公開版に透かしを入れる方法が提供される。当該方法は、特定の周波数の発信音を1又はそれ以上の既知の場所で前記音声トラックに置くことによって開始する。夫々の公開版における前記特定の周波数の発信音の場所は一意である。夫々の公開版は、前記特定の周波数の発信音を含む前記公開版の前記特定の場所に関連付けられたシリアル番号を入手することができる。
上述された方法で透かしを入れられた動画公開版の複製は、前記公開版と同じ場所に前記特定の周波数の発信音を発生させうる。従って、前記複製における前記特定の周波数の発信音の存在及び場所を検出することによって、前記複製が公開版から派生したものであるかどうか及び、そうである場合にどの版であるかを決定することができる。
図1は、動画公開版12にその公開版に特有の透かしを提供するための、本原理の第1の態様に従うシステム10を表す。このような透かし挿入は、その公開版から違法に作られた複製の出所を追跡するために、公開版の一意の識別を容易にする。本原理の透かし挿入技術は、このような複製が、動画フィルム若しくはビデオテープ、デジタルバーサトルディスク(DVD)に、又はコンピュータメモリに存在しようとなかろうと有効なままである。
以下で更に詳細に記載されるように、システム10は、その公開版に一意の1又はそれ以上の既知の場所で少なくとも1つのサウンドトラックに特定の周波数の発信音を提供することによって公開版に透かしを入れるよう動作し、従って、その公開版から作られた違法複製も、対応する場所にその同じ周波数の発信音を有する。従って、このような透かしの存在は、特定の公開版から違法に作られた複製の出所を識別することを容易にする。
最も良く図3で示されるように、公開版12は、少なくとも2つのサウンドトラック14及び16を有する。サウンドトラック14は、通常、ドルビー(登録商標)デジタルサウンドトラックを有し、一方、トラック16は、アナログサウンドトラックを有する。実際には、公開版12は、例えば、デジタルシアターサウンド(DTS(登録商標))17トラック及びソニー(登録商標)SDDSサウンドトラック17などの、他のデジタル形式のトラックを含むことができる。以降で更に詳細に論じられるように、図1のシステム10は、アナログトラック16の1又はそれ以上の既知の場所に置かれた特定の周波数の発信音がその場所でそのサウンドトラック16に存在する既存の音声に対して最小限の影響を有するように、アナログトラック16の1又それ以上の既知の場所に特定の周波数の発信音を置く働きをする。更に、システム10は、また、サウンドトラック16における特定の周波数の発信音と同じ期間の間、且つ、対応する場所で、第1のサウンドトラック14の一部を読み取り不可能とする働きをする。
従来の投射システム(図示せず。)は、第1のサウンドトラック14の読み取り不可能な部分に遭遇すると、自動的に第2のサウンドトラック16へ切り替わることができる。従って、第1のサウンドトラック14が第2のサウンドトラック16における特定の周波数の発信音と同じ場所では読み取り不可能に見える場合に、従来の投射システムは、第1のサウンドトラック14から第2のサウンドトラック16へと切り替わって、特定の周波数の発信音を再生する。通常、ほとんどの従来の投射は、第1のサウンドトラック14、又は、デフォルトのサウンドトラックとしての他のデジタル形式のサウンドトラックを利用する。従って、第1のサウンドトラック14を読み取り不可能とすることは、特定の周波数の発信音を再生するよう第2(即ち、アナログ)のサウンドトラックへの切り替えを実行することが必要となる。
ドルビー(登録商標)SRDサウンドトラック14を読み取り不可能とし、且つ、アナログドルビー(登録商標)SRサウンドトラック16に特定の周波数の発信音を印刷するよう、システム10はレーザー18及び20を夫々有する。レーザー20は、パルス電源28を介してレーザー18をパルス状にする制御器24の制御下で、第2のサウンドトラック16の幾つか(例えば、2から5)のフレームを露光する働きをする。このようにして、レーザー20は、公開版12の第2のサウンドトラック16に特定の周波数の発信音を与えることができる。通常、発信音は192Hz(@24fps)の周波数発信を含むが、他の周波数が可能である。実際に、異なった周波数発信音が、特定の公開版12の異なった位置で現れる。異なった周波数発信音の使用は、夫々の個々の公開版の透かし挿入において、他の特徴的な特性を加える能力を提供する。図4は、以下で記載したような特定の周波数パターンを有するサウンドトラック16(SR)及び読み取り不可能とされたトラック14の部分19を有する19bisの公開版12を示す。
夫々の公開版12は、通常、その版に特有の場所で特定の周波数の少なくとも1つの発信音を有する。通常、公開版12は複数の場所で特定の周波数の発信音を有しうる。これは、その版に特有のパターンを形成する。実際に、我々は、4つの異なった場所で少なくとも1つの発信音を提供することにより信頼できる透かしが得られることを見つけた。
制御器24の制御下で動作するレーザー18は、特定の周波数の発信音を発生させるようレーザー20によって印刷された第2のサウンドトラックであるアナログドルビー(登録商標)SR16の音声部分に対応する(SRD音声は6フレームだけ前方にあるので、物理的にではない。)第1のサウンドトラックであるドルビー(登録商標)SRD14のその部分を露光して、読み取り不可能とする働きをする。上述されたように、公開版12の投射の間に第1のサウンドトラック14(通常、ドルビー(登録商標)SRDサウンドトラック)の読み取り不可能な部分に遭遇することは、通常、第2(アナログ)ドルビー(登録商標)SRトラック16への切り替えを引き起こす。従って、第1のサウンドトラック14の読み取り不可能な部分に対応する同じ場所における第2のサウンドトラック16での特定の周波数の発信音の存在は、特定の周波数の発信音の発生をもたらしうる。システム10は、例えば、DTS(登録商標)サウンドトラック及びソニー(登録商標)サウンドトラックなどの、他のデジタル形式のサウンドトラック17及び17のうちの1つの対応する部分を夫々読み取り不可能とするために、1又はそれ以上の更なるレーザー(図示せず。)を夫々有し、特定の周波数の発信音の場所でアナログドルビー(登録商標)SRサウンドトラック16への切り替えが起こることを確実にする。
レーザー18及び20は、記載された方法でサウンドトラック14及び16を露光するための好ましい手段を構成する。しかし、他の機構が第1のサウンドトラック14を読み取り不可能とする働きをし、第2のサウンドトラック16に特定の周波数の発信音を印刷しても良い。
夫々の公開版は、発信音の一意の位置づけを有し、従って、違法メディアが記録された出所である公開版の識別を可能にする。その目的のために、発信音の一意の位置付けを有することによって本原理に従って透かしを入れられた夫々の公開版は、通常、例えば、その公開版に割り当てられたシリアル番号などの識別子を有する。例えばデータベース108などの中央記録装置は、夫々の版のシリアル番号及び、特定の周波数の発信音のその版における場所とシリアル番号との間の関係を記憶する。
制御器24は、通常は電源(図示せず。)によって電力を供給されるマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ又はマイクロコントローラの形を取ることができる処理装置26を有する。実例となる実施形態で、処理装置26は、その動作周波数を有するよう水晶25を有する、合衆国アリゾナ州チャンドラーにあるマイクロチップテクノロジー社によって製造されたPIC16F684型CMOSマイクロコントローラの形を取る。処理装置26は、抵抗30と直列に結合された演算増幅器29を介してパルス電源28の出力を受け取る。処理装置26は、抵抗34及び38を夫々介して、一対のスイッチングトランジスタ36及び32の夫々を駆動して、レーザー18及び20を夫々制御する。特に、処理装置26は、トランジスタ32を制御して、パルス電源28の電圧によりレーザー20を駆動し、第2のサウンドトラック16に特定の周波数の発信音を印刷する。
システム10は、また、レーザー18及び20の向こうで公開版を移動させるモーター駆動ソケット配置(図示せず。)の移動を測定するエンコーダ40を有する。エンコーダ40は、抵抗42を介して処理装置26へ、フレームに対して測定される公開版12の移動を示す出力信号を供給する。処理装置26へ結合されたLCDディスプレイ44は、処理装置26が他の動作情報とともに公開版12のフレーム数を表示することを可能にする。
操作者は、ひと組の単極単投スイッチ42〜48を介することによって処理装置26を制御する。スイッチ42〜46の夫々は、処理装置26の第1の組のポートの1つと、プルアップ抵抗50、52、54の夫々の第1の端子との間に夫々位置する。プルアップ抵抗50、52、54は、夫々、通常直流5ボルトである電圧バス55へ結合された第2の端子を有する。スイッチ48は、処理装置26の他のポートを接地へ選択的に結合する働きをする。この他のポートは、電圧バス55へプルアップ抵抗56を介して結合される。従って、スイッチ42〜48の適当な1つを作動させることによって、操作者は、第1のサウンドトラック14を読み取り不可能とし、且つ、第2のサウンドトラック16に特定の周波数の発信音を置くよう、LCDディスプレイ44に表示される、公開版12における適当なフレームでレーザー18及び20によって露光されるべき第2のサウンドトラック16のフレーム数(例えば、2から5)を選択することができる。スイッチ42〜48は、また、操作者が、印刷機のモーター駆動ソケット配置(図示せず。)の機械的構造に関連する設定(時間遅延)を選択することを可能にする。
第2のサウンドトラック16で特定の周波数の発信音を提供することによる公開版12の透かし挿入は、場所がその版に特有なままである限り、理論上、公開版のどこで行われても良い。しかし、実用上、特定の周波数の発信音は、(場面選択により)発信音がサウンドトラックの音声に対して最小限の影響を有しうるところの場所でのみ第2のサウンドトラック16に現れるべきである。そうでなければ、発信音の存在は、公開版12の鑑賞を損ないかねない。
図2は、本原理に従う透かし挿入のための特定の周波数の発信音を伴うインプリンティングに適した、図1の第2のサウンドトラック16における最小影響領域を決定する例となるシステム100を表す。システム100は、ネガティブ・サウンドトラックが作成される基となる音声混合の再生のためのM/Oディスク、テープDA88、DVD用の音声読取器102を有する。
コンピュータ104は、読み取られた夫々のフレームを識別する時間コード情報のみならず、レコーダ102からサウンドトラック音声を取得する。音声サウンドトラックを聴く音声技術者は、特定の周波数の発信音の位置が最小限の影響を有し、従って、公開版の通常映写に影響を及ぼさない位置づけを選択する。音声操作者は、また、サウンドトラック音声においてスペクトル及びレベル解析を行い、特定の周波数の発信音を既存音声に加えることが容認可能な閾値の外側にあるスペクトル外乱を生成しうるかどうかを決定する。コンピュータ104は、サウンドトラックの音声に最小限の影響を伴う特定の周波数の発信音を受け入れることが可能なサウンドトラックにおけるそれら位置を識別するフレーム情報をデータベースに記憶する。
コンピュータ104へ接続されたディスプレイ106は、サウンドトラック音声の処理に関連付けられた、コンピュータによって発生した情報を表示する働きをする。従って、ディスプレイ106は、フレーム情報の連続提示とともに、サウンドトラックにおける音声のスペクトル解析を表示することができる。
音声操作者は、また、コンピュータ104によって、コンピュータ読み取り可能な形式で記憶された、例えばフィルム、ビデオテープ、DVD又はストリーミングメディアフィルムなどの視聴覚作用を調べて聴き、それが上述された方法で透かしを入れられた公開版から派生したものであるかどうか及び、そうである場合にどの版からであるかを決定することができる。透かしを入れられた公開版から録音された音声を有する、海賊版の可能性があるメディアは、特定の周波数の発信音を含みうる。海賊版の可能性があるメディアの音声はコンピュータ104で取得され、その音声を聞く音声技術者は、特定の周波数の発信音を識別しようと試みる。フィルムからの音声のスペクトル解析は、存在する特定の周波数の発信音の存在と、発信音が生ずるフレームとを検出するために有用である。発信音が(データベース108に記憶された情報から決定される)特定の公開版12のフレームに対応するフレームで生ずる場合に、コンピュータ104は、海賊版フィルムのマスターとなった個々の公開版の同一性の識別をディスプレイ106で提供する。
以上は、動画公開版に透かしを入れ、且つ、複製の形式に関わらずその公開版の複製においてその透かしの存在を検出するための技術について記載する。
本発明に従う動画公開版に透かしを入れるためのシステムのブロック図を表す。 図1のシステムによって作られた動画公開版における透かしの存在を検出するためのシステムのブロック図を表す。 サウンドトラックの配置を示す動画フィルムの部分を表す。 本原理に従って透かしを入れられた動画フィルムの部分を示す。

Claims (16)

  1. 動画公開版に透かしを入れる方法であって、
    前記公開版に特有の少なくとも1つの場所にある特定の周波数の少なくとも1つの発信音を、前記公開版における少なくとも1つのサウンドトラックで提供するステップと、
    前記特定の周波数の発信音の前記少なくとも1つの場所に関連付けられた一意の識別子を前記公開版へ割り当てるステップとを有する方法。
  2. 前記提供ステップは、
    前記特定の周波数の発信音を提供することが既存のサウンドトラック音声に対して最小限の影響を有しうる少なくとも1つの場所を、前記少なくとも1つのサウンドトラックに関して決定するステップと、
    最小限の影響を有する前記少なくとも1つの場所で前記特定の周波数の発信音を提供するステップとを更に有する、請求項1記載の方法。
  3. 最小限の影響を有する複数の場所で前記特定の周波数の発信音を提供するステップを更に有する、請求項2記載の方法。
  4. 最小限の影響を有する前記複数の場所のうちの少なくとも4箇所で前記特定の周波数の発信音を提供するステップを更に有する、請求項3記載の方法。
  5. 前記提供ステップは、最小限の影響を有する選択された場所で異なる周波数の発信音を提供するステップを更に有する、請求項3記載の方法。
  6. 前記公開版が第1及び第2のサウンドトラックを有する場合に、
    前記公開版に特有の複数の場所で特定の周波数の少なくとも1つの発信音を前記第2のサウンドトラックで提供するステップと、
    前記特定の周波数の発信音が前記第2のサウンドトラックで提供されるところの夫々の場所に対応する夫々の場所で前記第1のサウンドトラックを読み取り不可能とするステップとを更に有する、請求項1記載の方法。
  7. 第1の及び第2のサウンドトラックを含む動画公開版に透かしを入れる方法であって、
    前記公開版に特有の複数の場所における特定の周波数の少なくとも1つの発信音を前記第2のサウンドトラックで提供するステップと、
    前記特定の周波数の発信音が前記第2のサウンドトラックで提供されるところの夫々の場所に対応する夫々の場所で前記第1のサウンドトラックを読み取り不可能とするステップと、
    前記少なくとも1つの特定の周波数の発信音の場所に関連付けられた一意の識別子を前記公開版へ割り当てるステップとを有する方法。
  8. 前記提供ステップは、
    前記特定の周波数の発信音を提供することが既存のサウンドトラック音声に対して最小限の影響を有しうる少なくとも1つの場所を前記第2のサウンドトラックに関して決定するステップと、
    最小限の影響を有する前記第2のサウンドトラックにおける前記複数の場所のうちの選択された1つの場所で前記特定の周波数の発信音を提供するステップとを更に有する、請求項7記載の方法。
  9. 前記特定の周波数の発信音が既存のサウンドトラック音声に対して最小限の影響を有しうる少なくとも4つの場所を前記第1のサウンドトラックに関して決定するステップを更に有する、請求項7記載の方法。
  10. 最小限の影響を有する少なくとも4つの場所で前記特定の周波数の発信音を提供するステップを更に有する、請求項9記載の方法。
  11. 前記提供ステップは、最小限の影響を有する選択された場所で異なる周波数の発信音を提供するステップを更に有する、請求項9記載の方法。
  12. 視聴覚作用が、動画公開版に特有の少なくとも1つの場所に特定の周波数の発信音を置くことによって透かしを入れられた前記動画公開版の複製を構成するかどうかを決定するよう、前記視聴覚作用を調べる方法であって、
    前記作用が前記特定の周波数の発信音を含むかどうかと、前記特定の周波数の発信音が前記作用において現れるところの夫々の場所とを検出するよう前記作用を調べるステップと、
    前記作用における前記発信音の夫々の場所を、前記透かしを入れられた公開版における前記発信音の夫々の場所と比較するステップとを有する方法。
  13. 動画公開版に透かしを入れるための装置であって、
    前記公開版に特有の少なくとも1つの場所にある特定の周波数の少なくとも1つの発信音を、前記公開版における少なくとも1つのサウンドトラックで提供する提供手段と、
    前記少なくとも1つの特定の周波数の発信音の前記少なくとも1つの場所に関連付けられた一意の識別子を前記公開版に関して保有する記憶手段とを有する装置。
  14. 前記公開版が第1及び第2のサウンドトラックを有する場合に、
    前記公開版に特有の少なくとも1つの場所で特定の周波数の少なくとも1つの発信音を前記第2のサウンドトラックで提供する手段と、
    前記特定の周波数の発信音が前記第2のサウンドトラックで提供されるところの夫々の場所に対応する夫々の場所で前記第1のサウンドトラックを読み取り不可能とする手段とを更に有する、請求項13記載の装置。
  15. 前記提供手段は、
    少なくとも1つのレーザーと、
    パルス電源と、
    該パルス電源から前記レーザーを制御する制御器とを有する、請求項13記載の装置。
  16. 前記第1のサウンドトラックを読み取り不可能とする手段はレーザーを有する、請求項14記載の装置。
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