JP2008538555A - ブテンの二重結合ヒドロ異性化法 - Google Patents

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Abstract

1-ブテン及び2-ブテンを含むC4化合物を含有するストリームの、優先的に2-ブテンへの転化を行うための方法を開示する。この方法は、C4ストリームを第1の水素ストリームと混合して、供給原料ストリームを形成し;第1のヒドロ異性化触媒の存在下、供給原料ストリームをヒドロ異性化して、1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンに変換させ、これによって、ヒドロ異性化流出物を生成し;ヒドロ異性化流出物を、分別塔を通過させて、イソブタン及びイソブチレンを含有するトップストリーム及び2-ブテンを含有するボトムストリームを生成し;前記分別塔から、供給位置の上方の、1-ブテン/2-ブテンの比が大きい位置で、リサイクルストリームを取出し;及びリサイクルストリームを、ヒドロ異性化触媒から上流で、C4ストリームの少なくとも一部及び供給原料ストリームと合わせることを包含する。対応する装置も開示されている。

Description

本発明は、C4オレフィンの二重結合ヒドロ異性化に関する。
多くのプロセスでは、所定の分子内で二重結合の異性化が行われることが望ましい。二重結合の異性化は、分子の構造を変えることなく、分子内で、二重結合の位置が移動されることである。これは、構造が変化する骨格異性化(最も一般的には、イソ形と直鎖形との間の変換である)とは相違する。骨格異性化は、二重結合異性化とは全く異なる機構によって生ずる。骨格異性化は、一般に、促進酸性触媒を使用して行われる。
二重結合異性化には、2つの基本的なタイプ、すなわち、ヒドロ異性化及び非ヒドロ異性化がある。前者は、貴金属触媒(例えば、Pt又はPd)上において、少量の水素を使用するものであり、温和な温度条件下で行われ、一方、後者は、水素フリーであり、代表的には、より高い温度において、塩基性の金属酸化物触媒を使用するものである。
温和な温度における二重結合ヒドロ異性化は、主に、熱力学的平衡が、より低い温度では、インテリアオレフィンに有利に働くため、インテリアオレフィン(1-ブテンに対するものとして、例えば、2-ブテン)を最大とするために使用される。この技術は、α-オレフィン以上にインテリアオレフィンに有利に働く反応が存在する場合に使用される。プロピレンを生成するための2-ブテンのエチレノリシス(メタテシス)は、このような反応である。エチレノリシス(メタテシス)反応は、2-ブテン+エチレン→2-プロピレンである。エチレン及び1-ブテンは反応しない。C4直鎖オレフィンの混合物では、2-ブテンが最大とされ、ついで、プロピレンへの反応が最大化される。
二重結合ヒドロ異性化反応は、水素化反応と同時に生ずることがよく知られている。多くの商業的な使用では、高度に不飽和の分子(アセチレン及び/又はジエン)を含有する供給原料が、担持された貴金属触媒の固定床で、水素の存在下で処理される。例えば、貴金属触媒上でのブタジエンの反応は、下記に示す反応系に要約される;
Figure 2008538555
ブタジエン+水素の水素化反応は、主に1-ブテンを生成する。この反応は触媒上で迅速に進行する(相対速度:1000)。水素の存在下では、1-ブテンによって、2つの反応が生ずる。1つは、2-ブテンへのヒドロ異性化(相対速度:100)である。この反応は、進行には水素の存在を必要とするが、水素を消費しない。他の反応は、直鎖ブタンへの水素化反応である(相対速度:10)。最後の反応は、直鎖ブタンを直接生ずる2-ブテンの水素化反応である。これは、もっとも遅い反応(相対速度:1)であり、基本的には無視される。貴金属触媒上、標準条件下では、1-ブテンの転化の選択率は、2-ブテンへは90%及びn-ブタンへは10%であることが予測される。後者はオレフィンのロスを表すものであり、望ましくない。
ヒドロ異性化及び水素化反応は、固定床反応器において行われることが知られている。米国特許第3,531,545号は、1-オレフィン及び少なくとも1のイオウ含有化合物を含有する炭化水素ストリームを水素と混合し;混合した炭化水素/水素ストリームを反応温度に加熱し;ストリームを貴金属触媒と接触させ;及び、ついで、生成物として2-オレフィンを回収することからなる二重結合の異性化法を開示している。この特許に記載された方法は、触媒の水素化反応の傾向を低減し、このようにして、異性化を増大させるために、添加剤としてイオウを使用している。イオウは、供給原料中に存在するか、供給材料中に添加されるか、又は水素ストリームに添加される。
固定床水素化反応器と組み合わせて、炭化水素分別塔を使用することが知られている。米国特許第6,072,091号では、少なくとも1個の水素化反応領域と組み合わせて、蒸留塔が使用されている。さらに詳しくは、炭化水素が塔の精留セクションから除去されて、その中に含有されたアセチレン系及び/又はジオレフィン系炭化水素の少なくとも一部が水素化される。ついで、反応領域からの流出物を蒸留塔の精留セクションに再導入する。
接触蒸留塔内でヒドロ異性化反応を行うことが知られている。米国特許第5,087,780号(Arganbright)には、混合C4炭化水素ストリーム中のブテンの異性化法が開示されている。1-ブテン、2-ブテン及び少量のブタジエンを含有するストリームを、Pd触媒を収容する接触蒸留塔に供給する。塔には、少量の水素も供給する。1-ブテン(C4化合物の中で最も揮発性が強い)はオーバーヘッドに移動し、一方、2-ブテン(最も揮発性が弱い)は、塔のボトムに向かって移動する傾向がある。触媒は、より高い2-ブテン濃度を持つ領域に配置され、2-ブテンの1-ブテンへのヒドロ異性化が生ずる。ボトムの残留2-ブテンを塔に再循環できる。イソブチレンが供給原料混合物の一部である場合には、イソブチレンも、1-ブテンと共に、オーバーヘッドへ移動するであろう。
米国特許第6,242,661号には、イソブチレンの直鎖ブテンからの分離法が開示されている。この方法も、ヒドロ異性化反応を組み込んだ接触蒸留法を利用している。直鎖及びイソ-ブチレンの混合物を、少量の水素と共に塔に供給する。塔は、塔内の蒸留構造体内に配置されたPd触媒を収容している。この方法では、触媒は、多数の触媒床において、塔の上方セクションに配置される。分別が生ずるため、イソブチレンがオーバーヘッドに移動する。1-ブテン(揮発性成分も)は、イソブチレンと共に移動する傾向にある。システムが骨格異性化触媒を使用しないため、イソブチレンは、影響を受けないまま、塔を通って移動する。しかし、高1-ブテン領域では、ヒドロ異性化が生ずるため、1-ブテンは2-ブテンに転化される。この2-ブテンは低揮発性であり、塔のボトムに移動する。この様式では、1-ブテンが反応し、2-ブテンとしてボトムに移動するため、比較的純粋なイソブチレンがオーバーヘッドとして得られる。
上述の方法は、いすれも、2-ブテンについて濃縮されているストリームを生成する。プロピレンを生成する2-ブテンのエチレノリシス(メタテシス)反応では、イソブチレンは、望ましい供給原料成分ではないことが知られている。イソブチレン及び2-ブテンが反応して、プロピレン及び2-メチル-2-ブテンを生成する。この反応は、エチレノリシス反応のプロピレン選択率に対して負の影響を有し、望ましくない。このように、エチレンとの反応の前に、2-ブテンストリームからイソブチレンを除去することが好ましい。
メタテシス(エチレノリシス)反応器用の2-ブテンストリームを調製するために、接触蒸留−脱イソブチレン装置(CD-DeIB)を使用することが知られている。上記米国特許第6,242,661号と同様に、CD-DeIBは、イソブチレンをオーバーヘッドとして除去し、同時に、1-ブテンがヒドロ異性化されて、2-ブテンを形成するため、ボトムを出る2-ブテンの流れが最大となる。塔は、一般的には、供給位置の上方に、交互の触媒及び分別構造体、及び供給位置の下方に、分別構造体を収容する。供給位置に達するまでには、水素が充分に分散されるように、水素を供給部位の下方で添加する。
このような設備におけるCD-DeIBは、2つの機能を達成する。1つは、1-ブテンをヒドロ異性化して2-ブテンとし、これによって、2-ブテンの回収を改善し、かつプロピレンの生産を最大とすることであり、他は、選択的水素化の後、残留する少量のブタジエンを水素化して、メタテシス触媒の触媒毒となるブタジエン含量を低減させることである。CD-DeIB塔では、イソブタン及びイソブチレンが最高の揮発性成分であり、塔においてオーバーヘッド頂に上昇する傾向にある。2-ブテン及びn-ブテンは、最も揮発性に乏しく、ボトムに下降する傾向にある。1-ブテン及びブタジエンは、中間の揮発性を有し、塔の操作に応じて上昇又は下降する。塔が、1-ブテンが上昇するようにデザインされている場合には、1-ブテンは触媒セクションと接触し、塔における1-ブテン/2-ブテン平衡の限度まで、ヒドロ異性化されて2-ブテンとなる。1-ブテンのヒドロ異性化から形成された2-ブテンは、下方に移動する傾向があり、残りの1-ブテンは上方に移動し続ける。塔の分別セクションでは、1-ブテンから2-ブテンが分離される。
CD-DeIBに入るブタジエンは、1-ブテンよりもわずかに揮発性が乏しい。ブタジエンのいくらかは上方に移動し、ここで、触媒にて水素化される。水素化の主な生成物は1-ブテンである。しかし、上方に移動するブタジエンの一部は、「十分に」水素化されて、n-ブテンとなる。これは、n-ブテンのロス、このようにして、メタテシスユニット用の供給原料のロスとなる。ブタジエンのいくらかは、主に、2-ブテン生成物と共に下方に移動する。このブタジエンは、触媒と接触しないため、未反応である。ブタジエンは、2-ブテンがメタテシスユニットに供給されなければならない場合には、非常に低いレベルでのみボトムに存在できる。
米国特許第6,420,619号は、「バックエンド」接触蒸留−水素化ユニット及び接触蒸留脱イソブチレン塔が使用される方法を開示するものである。このコンセプトは、通常、エチレンプラント分別システムと組合された固定床選択水素化ユニットを置き換えるものである。一般的には、さらに処理する前に、アセチレン系化合物及びジオレフィンを除去するために、C3、C4及びC5フラクション用の別個の固定床が存在する。米国特許第6,420,619号は、水蒸気分解装置又はFCCユニットからのC3−C6炭化水素フィードストックを使用する。「バックエンド」CDHdroセクションでは、ブタジエン、メチルアセチレン及びプロパジエンを含むストリーム中のアセチレン系化合物及びジオレフィンを水素化し、プロピレン生成物ストリームを生成するために、接触蒸留塔が使用される。塔のボトムでは、C4+ストリームが生成され、ついで、脱ブタン装置を含む分別システムに送給される。脱ブタン装置からのC4オーバーヘッドストリームを、ヒドロ異性化が行われるCD-DeIBに送る。脱ブタン装置へのC4供給原料に加えて、メタテシスユニットに続くダウンストリーム分別システムからのC5+リサイクルがある。
米国特許第6,420,619号に記載されたシステムの利点は下記のとおりである:
1.従来のシステムは、未転化の2-ブテンをメタテシス反応器に戻すことを目的として、脱プロピレン装置から取出されたC4サイドを使用していたが、メタテシスユニットからのC5+のリサイクルによって、より高いブテンのリサイクル転化を達成できる;
2.重質物質の除去によって、リサイクルストリームにおける蓄積が防止される;
3.極微量のブタジエンを選択的に除去するためにも使用される脱ブタン装置において触媒を使用できる。
従来のCD-DeIBシステムの1つの欠点は、多量の触媒が使用されなければならないことである。他の欠点は、上述のように、ブタジエンを飽和するために、分別塔が、ブタジエンを触媒上に押しやるようになっていなければならないことである。このため、非常に高い還流率を持つ大型の高価な塔が必要となる。第3の欠点は、塔底流出物がメタテシスユニット用の供給原料として使用されなければならない場合、塔底流出物におけるイソブチレンの量が少ないことが要求され、このため、リボイリング及び凝縮に多大のコストがかかる。
2-ブテン供給原料ストリームを得るためのCD-DeIBに代わるものは、選択的水素化ユニットから下流で固定床ヒドロ異性化ユニットを使用するシステムである。選択的水素化ユニットは、第1に、ブタジエンを低レベルまで除去する。ついで、流出C4供給原料ストリームを、第2の固定床反応器に供給すると共に、水素を導入する。固定床ユニットでは、ストリーム中の1-ブテンがヒドロ異性化されて2-ブテンとなり、残りの少量のブタジエンが反応する。ついで、流出物は一般的な分別塔に入り、ここで、イソブチレン及びイソブタンがオーバーヘッドとして分離され、2-ブテンはボトムに移動して、ここで、ディスエンゲイジングドラムに入り、過剰な水素が排出される。塔底流出物の残部は、メタテシスユニット用の供給原料として使用される。この方法では、固定床のための駆動力が大きいため、必要な触媒の量はCD-DeIBユニットよりも少ない。分別塔は、より多くのイソブチレンが塔底流出物に入ることができ、このようにして、より小型の塔を使用できるため、設備及び資本を節約できるように構成される。固定床システムの欠点は、回収されるn-ブテンの量が、CD-DeIBを使用する場合よりもわずかに少ないことである。
米国特許第6,686,510号は、炭素原子4個を有する炭化水素フラクションからの、高純度のイソブチレン及びプロピレンの生産に関するものである。この明細書に開示された方法は、連続する3つのステージ、すなわち、1)1-ブテンの2-ブテンへの熱力学的平衡までの異性化を伴うブタジエンの選択的水素化;2)蒸留による、イソブチレンを含有するトップフラクション及び2-ブテン及びブタンを含有するボトムフラクションへの分離;及び3)プロピレンを生成するための、2-ブテンフラクションのエチレンによるメタテシスを含む。
このように、メタテシスユニット用の供給原料ストリームとしての使用するための2-ブテンストリームの調製に関して、各種のシステムが知られている。従来公知のシステムを越える改善された効率を有する、1-ブテンを2-ブテンへ選択的にヒドロ異性化するための方法及び装置を開発することは有益であろう。
1-ブテンに対する2-ブテンの選択率を増大させるための二重結合のヒドロ異性化法が提供される。この方法は、所定のC4供給原料ストリームからの2-ブテンの収率を増大させ、より低い濃度でブタジエンを含有する2-ブテンストリームを生成し、これによって、続くメタテシスのようなプロセスの間におけるダウンストリーム触媒の汚染を低減させる。
好適な1形態では、本発明は、1-ブテン及び2-ブテンを含有するC4ストリームを、2-ブテンへ優先的に転化する方法であって、C4ストリームを第1の水素ストリームと混合して、供給原料ストリームを形成し;第1のヒドロ異性化触媒の存在下、供給原料ストリームをヒドロ異性化して、1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンに転化し、これによって、ヒドロ異性化流出物を生成し;ヒドロ異性化流出物を、分別塔を通過させて、イソブタン及びイソブチレンを含有するトップストリーム及び2-ブテンを含有するボトムストリームを生成し;前記分別塔から、供給位置より上方の、1-ブテン/2-ブテンの質量比が大きい位置でリサイクルストリームを取出し;及びリサイクルストリームを、ヒドロ異性化触媒から上流で、C4ストリームの少なくとも一部及び供給原料ストリームと合わせることを包含する、C4ストリームの2-ブテンへの優先転化法に関する。取出しは、リサイクルストリームの取出し工程が除外される場合には、1-ブテン濃度が最大となるような塔における高さ位置で行われる。
好適な1具体例では、供給原料は、さらに、ブタジエンを含み、方法は、さらに、ヒドロ異性化反応器から上流で、供給原料を水素化して、C4ストリームのブタジエン含量を約1質量%以下に低減することを含む。リサイクルストリームは、好ましくは、水素化された後、供給原料ストリームと混合される。
他の形態では、方法は、ボトムストリームを、好適なメタテシス反応体と混合して、メタテシス供給原料を形成すること、及びメタテシス供給原料をメタテシス反応器に供給し、2-ブテンをメタテシス反応体と反応させて、メタテシス生成物を生成することを含む。通常、メタテシス反応体はエチレンを含んでなり、メタテシス生成物はプロピレンを含んでなる。
時には、供給原料は、さらに、C5及び/又はより重質の成分を含み、方法は、さらに、分別前に、ヒドロ異性化流出物から、C5及び/又はより重質の成分を除去することを含んでなる。いくつかのケースでは、メタテシス供給原料ストリームをメタテシス反応器に送給する前に、ボトムストリーム又はメタテシス供給原料ストリームを精製する。
1具体例では、第1の水素ストリームの供給位置から下流の位置で、第2の水素ストリームをヒドロ異性化反応器に供給する。いくつかのケースでは、第2の水素ストリームの供給位置から下流の位置で、第3の水素ストリームを分別塔に供給する。水素ストリームの1、2又は3つのすべてが、任意に、一酸化炭素をさらに含有できる。
他の形態では、方法は、さらに、メタテシス生成物を重質成分から分離して、重質成分ストリームを形成し、重質成分ストリームをヒドロ異性化流出物と併合する工程を含んでなる。
通常、トップストリーム及びボトムストリームは、各々、少量の1-ブテンを含有する。いくつかのケースでは、トップストリームにおける1-ブテンの流量は、ボトムストリームにおける1-ブテンの流量よりも大きい。固定床ヒドロ異性化反応器におけるヒドロ異性化触媒は、担体に担持されたグループVIII金属を含んでなる。金、銀及び/又はアルカリ金属の添加物も含まれ得る。
他の具体例は、水素及びC4成分(1-ブテン及び2-ブテンを含む)を含有する供給原料の、優先的に2-ブテンへの転化を行う装置である。この装置は、供給原料中の1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンへ転化するためのヒドロ異性化触媒を収容するように構成されたヒドロ異性化反応器、ヒドロ異性化された供給原料ストリームを、イソブタジエン及びイソブチレンを含んでなるトップストリーム及び2-ブテンを含んでなるボトムストリームへ分離するための分別塔、リサイクルストリームを除去するための、分別塔のトップ近傍のサイドドロー、及びリサイクルストリームを、ヒドロ異性化触媒の上流で、供給原料ストリームと併合させるためのリサイクルインレットを含んでなる。
従って、本発明は、いくつかの工程及びこのような工程の1以上の相互の関連性を含んでなり、装置は、下記の記載において例示する要素の性質、特性及び関連性を有するものである。
本発明は、従来公知の技術と比較して、C4ストリームから2-ブテンの改善された収率を達成するための装置及び方法を提供するものである。本発明によれば、脱イソブチレン塔と組み合わせて、固定床ヒドロ異性化反応器を使用する。この塔から、2-ブテンへのヒドロ異性化反応の駆動力が高い位置で、サイドドローを取り出し、このサイドドローを固定床ヒドロ異性化反応器に再循環する。
図面、初めに図1を参照すれば、C4ストリームから2-ブテンを生成するための装置及び方法が示されている。C4ストリームは、1-ブテン及び2-ブテンを含有し、一般的には、ブタジエン及びブタンをも含有する。ストリームは、しばしば、いくらかのC5及びより高い分子量の物質をも含有する。プロセス全体を符号10で示す。C4ストリーム(符号12で示す)を、リサイクルストリーム18と合わせて、ストリーム20を形成し、固定床ヒドロ異性化反応器22に供給する。ヒドロ異性化反応器22への一般的なC4供給原料ストリームは、1-ブテン2−50質量部、2-ブテン2−50質量部、イソブチレン2−50質量部、イソブタン2−50質量部、n-ブタン2−50質量部及びブタジエン0−1質量部を含有する(総質量部は100である)。多くの場合、ブタジエンは1500 ppmw以下である。ストリーム16の水素は、ヒドロ異性化反応器22に直接供給されるか、又はストリーム12及び18と合わされて、ストリーム20を形成する。ヒドロ異性化反応器22では、1-ブテンが、2-ブテンにヒドロ異性化される。一般的な反応器圧力は2−30bargであり、通常、5−18bargである。一般的な反応器インレット温度は、27−121℃(80−250°F)であり、通常、49−82℃(120−180°F)である。水素及び他の非凝縮性物質を、反応器供給原料ストリーム24から、ストリーム25として排出する。各種の好適なヒドロ異性化触媒が使用される。このような触媒の例としては、アルミナ上に担持された貴金属(例えば、Pd)がある。反応の特性を変更するために、Ag、Au等を含む金属への添加物が使用される。ストリーム26における反応器流出物の残部を、脱イソブチレン塔36に供給する。塔の一般的な温度は27−104℃(80−120°F)であり、通常38−71℃(100−160°F)である。一般的な反応器圧力は2−12bargであり、通常3−8bargである。脱イソブチレン塔36からのトップストリーム38は、イソブチレン及びイソブタンを含有する。ボトムストリーム40は、大部分の2-ブテンを含有する。
本発明によれば、塔の上方端部37から、上方サイドドロー39において、液状物の一部を取り出す。サイドドロー39は、好ましくは、リサイクルストリーム38を構成し、このリサイクルストリームは、上述のように、供給原料ストリーム12と合わされ、これによって、ヒドロ異性化反応器22において、ストリーム18中に存在する1-ブテンの更なる転化を提供する。サイドドロー39の結果、図1の具体例では、従来のCD-DeIBプロセスよりも僅かに少量の触媒を使用できる。さらに、図1の具体例では、固定床及び分別塔(サイドドローが使用されない)を使用する従来のシステムと比べて、C4供給原料ストリーム12に由来する1-ブテンのより多くを2ブテンに転化できる。
サイドドロー39は、脱イソブチレン塔36において、好ましくは、サイドドローが使用されない場合に1-ブテンの濃度が最高となる高さに位置している。一般的には、これは塔のトップである。特別なシステムにおけるサイドドローのための高さを決定するために、塔が作動されるようにセットされる条件で、ヒドロ異性化反応のための代々駆動力のポイントを測定する。1-ブテンと2-ブテンとの反応は、下記の式(ここで、B1は1-ブテンであり;B2は2-ブテンであり;kb1は、B1のB2への反応kであり;kb2は、B2のB1への反応kである)によって合わされる。
Figure 2008538555
反応速度は、反応k×反応体の濃度である。反応kの比(平衡係数Keq)は、比kb1/kb2に等しい。B1からB2へのヒドロ異性化によるB1の消失速度は、
速度=−kbi[B1]+kb2[B2]
(ここで、[B1]及び[B2]は、それぞれ、1-ブテン及び2-ブテンのモル濃度である)である。1-ブテンの反応に関する駆動力は、下記の式で示されるように、両サイドを−kb1で割ることによって定義される:
駆動力=[B1]−[B2]/Keq
この駆動力は、特別なシステムについて、塔の位置を関数としてプロットされ、サイドドローの位置に関する最適ポイントを設置するための好ましい技法である。
次に、図2を参照すると、脱イソブチレン塔からサイドドローの取り出しを行う、C4供給原料ストリームから2-ブテンを生成する他の具体例が示されている。この具体例では、供給原料中のC5+成分及び供給原料中の重質イオウ化合物を、脱イソブチレン塔の上流で除去する。さらに、ヒドロ異性化反応の間におけるブタンの生成は、複数の水素供給原料ストリームの使用及び/又は1又はそれ以上の水素ストリームにおける少量の一酸化炭素の介在によって最少とされる。発明者らは、驚くべきことには、COが、ブテンのブタンへの水素化反応の阻害剤として作用し、同時に、二重結合のヒドロ異性化反応が継続することを許容するとの知見を得た。水素又は水素/CO混合物を、固定床反応器の長さに沿って、複数の位置で供給することによって、供給原料中のブタジエンが、ブテンに水素化され、同時に、ブテンのブタンへの水素化が最少となる。H2及びCOを含有する1以上のストリームの使用が、図1に示す具体例においても可能であることが注目される。図2に示すシステムは符号110で示されている。C4供給原料ストリーム(符号112で示される)は、リサイクルストリーム118と合わされてストリーム120を形成し、固定床ヒドロ異性化反応器122に供給される。ストリーム116の水素は、ヒドロ異性化反応器122に直接供給されるか、又はストリーム112及び118と合わされて、ストリーム120を形成する。ストリーム116の水素は、任意に、一酸化炭素を含有できる。水素及び/又は一酸化炭素は、任意に、反応器122の長さ方向に沿ってほぼ中央の第2の位置で、ストリーム121として反応器122に注入される。ヒドロ異性化反応器122では、1-ブテンはヒドロ異性化されて2-ブテンとなり、反応器流出物124を形成する。水素及び非凝縮性物質は、反応器流出物ストリーム124から、ストリーム125として排出される。
ストリーム126における反応器流出物の残部を、第1の分別塔130に供給する。第1の分別塔130では、C4化合物がトップからストリーム132として取出され、C5+化合物がボトムからストリーム134として取出される。水素化触媒床131(「ガード床」としても知られている)は、残留するブタジエンを水素化して、ブテンを生成する。
続いて、ストリーム132を脱イソブチレン塔136に供給する。脱イソブチレン塔136からのトップストリーム138は、イソブチレン及びイソブタン、及び少量の1-ブテン及び2-ブテンを含有する。ボトムストリーム140は、大部分の2-ブテンを含有する。脱イソブチレン塔136の上方端部137には、サイドドローが使用されない場合に1-ブテンの濃度が最大となる高さが存在する。上方サイドドロー139は、この高さに位置する。サイドドロー139は液体リサイクルストリーム118を形成し、このストリームは、上述のように、供給原料ストリーム112と合わされる。サイドドロー139の位置は、好ましくは、図1の具体例と同様にして選択され、すなわち、サイドドローが取出されない場合に、1-ブテン/2-ブテンの比が最大となる位置である。
図3は、C4ストリーム212からプロピレンを製造するためのシステム210を開示する。C4ストリーム212をリサイクルストリーム218と合わせて、ストリーム220を形成し、これを固定床ヒドロ異性化反応器222に供給する。ストリーム216の水素を、ストリーム212及び218と合わせてストリーム220を形成するか、又は水素を反応器222に直接供給する。ストリーム216の水素は、任意に、一酸化炭素を含有できる。水素及び任意の一酸化炭素は、反応器222の長さ方向に沿ってほぼ1/3の第2の位置で、ストリーム221において、及び反応器222の長さ方向に沿ってほぼ2/3の第3の位置で、ストリーム223として反応器222に注入される。複数の注入ポイントが使用される場合、ストリーム216において導入される水素及び任意の一酸化炭素の容積は、水素及びCOの総容積が、所望の結果を達成するために必要なもの以下となるようにするため、低減される。水素を3つの異なった供給ポイントに分ける利点は、反応器222におけるブタンの生産を低減できることにある。ストリーム216、221及び/又は223において一酸化炭素を含有させる利点は、ヒドロ異性化反応を進行させると同時に、水素化反応を阻止できることにある。
混合H2/COストリームのシングル注入を使用する場合には、図1に示すように、CO及びH2は、好ましくは、ヒドロ異性化反応器の上流のシングルポイントで注入される。この場合、比CO/H2は、一般に0.1−3%(モル基準)、好ましくは0.1−0.5%、より好ましくは0.2−0.4%である。図2及び3に示すように、複数注入が使用される場合には、水素は、好ましくは、ヒドロ異性化反応器における触媒の全体が活性状態となるように、各供給ポイントにおいて分配される。各注入ポイントにおけるCO/H2比は、好ましくは、他の注入ポイントと同一である(ただし、絶対的ではない)。ストリームの内の1つが水素のみを含有するものであることも可能である。
ヒドロ異性化反応器222において、1-ブテンはヒドロ異性化されて2-ブテンとなる。反応器流出物224から、ストリーム225として、水素及び他の非凝縮性物質を排除し、ついで、メタテシスリサイクルストリーム227と合わせて、ストリーム226を形成し、これを脱イソブチレン塔236に供給する。脱イソブチレン塔236の上方端部237には、脱イソブチレン塔236における供給ポイントの上方に、サイドドローが使用されない場合には、1-ブテンの濃度が最大となる高さが存在する。上方サイドドロー239は、この位置にあり、リサイクルストリーム218を形成する。リサイクルストリーム218は、上述のように、供給原料ストリーム212と合わされ、ついで、ヒドロ異性化反応器222に入る。脱イソブチレン塔236からのトップストリーム238は、イソブチレン及びイソブタン、及び少量の1-ブテン及び2-ブテンを含有する。ボトムストリーム240は、2-ブテンのほとんどを含有する。ブタジエンはメタテシス触媒に対して毒であるため、ストリーム240のブタジエン含量は、好ましくは50ppm未満、さらに好ましくは10ppm未満である。ストリーム240は、1以上のガード床243において、任意に精製される。エチレン供給原料ストリーム242をボトムストリーム240と合わせて、メタテシス反応器供給原料ストリーム244を形成する。このストリームはメタテシス反応器246に入り、ここで、2-ブテン及びエチレンが反応して、メタテシス生成物ストリーム248を形成する。
メタテシス生成物ストリーム248は、プロピレン、ブテン及びC5+炭化水素を含有する。分離器250において、プロピレンを重質炭化水素から分離し、ストリーム252において製品として除去する。C4、C5及びより重質の炭化水素を、メタテシスリサイクルストリーム227として再循環し、ストリーム224と合わせて、ストリーム226を形成する。
図4は、C4ストリームからプロピレンを製造するためのシステム310を表す。C4供給原料ストリーム312を、選択的水素化ユニット313(ブタジエンを水素化して、低ブタジエンC4供給原料ストリーム314を生成する)を通過させる。水素ストリーム316及びリサイクルストリーム318をストリーム314と合わせて、ストリーム320を形成する。ストリーム320を固定床ヒドロ異性化反応器322に供給して、ここで、1-ブテンをヒドロ異性化して2-ブテンとする。ヒドロ異性化反応器に供給されるべき水素を分けて供給すること及び水素に一酸化炭素を添加することは、図1−3の具体例のいずれかと同様に、この具体例でも使用できる。
反応器流出物ストリーム324を取出して、水素及び他の非凝縮性物質をストリーム325として除去し、残部をメタテシスリサイクルストリーム327と合わせて、ストリーム326を形成し、これを分別塔330に供給する。分別塔330では、C4成分が、トップから、ストリーム332として取出され、C5+成分が、ボトムから、ストリーム334として取出される。水素化触媒床331(「ガード床」としても知られている)は、残留するブタジエンを水素化して、ブテンを生成する。
続いて、ストリーム332を脱イソブチレン塔336に供給する。上方サイドドロー339は、脱イソブチレン塔336における供給ポイントの上方であって、脱イソブチレン塔336の上方端部337付近又は1-ブテン及びブタジエンの濃度が最高である位置にあり、サイドドロー339はリサイクルストリーム318を形成する。リサイクルストリーム318は供給原料312と合わされ、ヒドロ異性化反応器322に入る。脱イソブチレン塔336からのトップストリーム338は、イソブチレン及びイソブタン、及び少量の1-ブテン及び2-ブテンを含有する。ボトムストリーム340は2-ブテンを含有する。ストリーム340は、1以上のガード床343において、任意に精製される。エチレン供給原料ストリーム342をボトムストリーム340と合わせて、メタテシス反応器供給原料ストリーム344を形成する。このストリーム346はメタテシス反応器346に入り、ここで、2-ブテン及びエチレンが反応して、メタテシス生成物ストリーム348を形成する。
メタテシス生成物ストリーム348は、プロピレン、ブテン及びC5+炭化水素を含有する。セパレーター350において、プロピレンを重質炭化水素から分離して、製品として、ストリーム352において取出す。一方、C4、C5及び重質の炭化水素をストリーム327において再循環し、ストリーム324(通常、排出後)からの脱ブタン装置供給原料と合わせて、ストリーム326を形成する。
サイドローの取出し及びサイドドローのヒドロ異性化反応器への再循環は、いくつかの操作上の利点を提供する。第1に、1-ブテンを脱イソブチレン塔のトップから取出し、ヒドロ異性化反応器に再循環することによって、ヒドロ異性化反応器において、より低い1-ブテンから2-ブテンへの転化率を利用でき、これによって、1-ブテンから2-ブテンへの転化率がより低いものとなる。結果として、脱イソブチレン塔から、より多量のブテンが排出され、システムに続いてメタテシス反応が行われる場合には、所定量のC4供給原料に関して、プロピレンの生産率が達成される。第2に、リサイクルストリームにおいてブタジエンを除去することによって、ボトムストリームにおけるブタジエン濃度がより低くなる。このブタジエンの減少により、メタテシス反応器におけるメタテシス触媒の汚染を低減させる。第3に、リサイクルストリームのため、イソブチレン及びイソブタンと共に、分別塔において除去されるよりもむしろ、再循環される1-ブテンの割合が大きくなる。この結果、プロセス全体として、より多くの1-ブテンが2-ブテンに転化される。
本発明は、特に、水蒸気クラッキング装置C4ストリーム及び製油所C4ストリームの処理に有用である。一般に、水蒸気クラッキング装置C4ストリームは、大量のブタジエンを含有しており、従って、ブタジエンをブタンに転化させるために、選択水素化ユニットを使用することが必要である。製油所C4ストリームは、ヒドロ異性化ユニット内で処理できる程度の低ブタジエン含量を有し、このように、選択水素化ユニットの使用は不要である。脱イソブチレン塔の上流における分別塔の使用は、C4物質と共にシステムに入る重質物質の除去を提供する。製油所C4ストリームは、しばしば、二硫化ジメチル(DMDS)及び二硫化ジエチル(DEDS)を含む重質のイオウ化合物を含有し、これらイオウ化合物は、図2及び4に示すように、第1の分別塔によって除去される。
実施例
実施例は、表1に示すような組成を有するシングルC4供給原料ストリーム用の各種の処理オプションを示す。本発明では、各種のC4ストリームを使用できるが、このようなストリームは、代表的には、水蒸気クラッキング装置C4ストリーム、FCCユニットからのC4ストリーム、又はこれら2つのストリームの混合物である。
Figure 2008538555
メタンは、上流側の選択水素化ユニット(ここで、ブタジエンが、供給原料中の約45,000 ppmwから、流出物中の1,300 ppmwに減少される)からの可溶性メタンである。反応用の水素は少量のメタンを含有する。選択水素化工程の結果、総2-ブテンは26.63質量%であり、1-ブテンは11.63質量%である。この結果、2-ブテン/1-ブテンの比は2.29である。これは、ヒドロ異性化反応器温度60℃におけるヒドロ異性化平衡比からかけ離れたものである。60℃では、2-ブテン/1-ブテンの平衡比は21.6である。実施例で使用している水素は、分子量2.11を持つ、水素95質量%及びメタン5質量%の混合物からなる。
固定床ヒドロ異性化反応器では、1-ブテンが反応されて、2-ブテンを生成し、残るブタジエンはヒドロ異性化されて、1-ブテンとなる。供給原料中の1-ブテン(及び/又はブタジエンからのもの)のn-ブテンへの反応も生ずる。選択率は、転化した1-ブテンに対するn-ブテンに転化した1-ブテンの割合として定義される。この特別な例では、1-ブテンの84.9%の転化で、1-ブテン及び2-ブテンの平衡混合物が生ずるはずである。ただし、100%の転化は、平衡の制限のため、シングルステップでは得られない。
図5は、担持Pd触媒を収容するヒドロ異性化反応器におけるC4ストリームの反応に関する転化率/選択率を表す。図5は、シングルポイントでの純粋な水素の供給を使用する場合の性能、及びヒドロ異性化反応器において、複数の供給ポイントで水素と共に注入される少量のCOの使用から達成される改善を示している。10ft. L×4.5ft. IDのヒドロ異性化反応器において、シングル水素注入ポイントを使用する場合、1-ブテンの転化率は65%であり、n-ブテンへの選択率は6.7%である。ブタンへの選択率は、生成した全ブタン/転化した1-ブテンとして定義される。上述のように、通常の条件下では、1-ブテンが2-ブテンへヒドロ異性化されると同時に、ブタンが生成される。2つの水素/CO供給が使用される場合には、反応の速度は僅かに抑制され、ブタンへの選択率は低減される。より多くの触媒を収容する15ft. L×4.5fr. IDヒドロ異性化反応器が使用されると、転化率は79%に改善され、n-ブタンへの選択率は5.4%となる。上述の供給原料及び反応器温度に関して、平衡転化率(水素化なし)は84.9%である。
サイドドローについては、適切な位置を限定することが重要である。位置は、好ましくは、ヒドロ異性化反応のための駆動力が最大となるポイントである。この位置は、1個の固定床のみを使用する塔(サイドドローなし)の組成プロフィールを考慮することによって決定される。サイドドロー0の実施例2に関する塔全体の組成プロフィールを図6に示す。図6は、2-ブテン/1-ブテンの比を示している。図から理解されるように、塔の大部分について、比は、1-ブテンの2-ブテンへの潜在的に好ましい反応を示す平衡以下である。
図7は、上述のように定義される「駆動力」を示す。図から理解されるように、サイドドローの取出しに関する可能な位置は、ステージ9−29の間であり、最適な位置はステージ18である。この位置は、供給原料の詳細及び分別操作条件に応じて変動する。しかし、位置は、最適な駆動力のポイント又はその付近にあり、最適な位置は、サイドドローなしの組成プロフィールによって定義されるように、最大値の少なくとも85%、通常、少なくとも90%で駆動力を有する。図8は、分別塔における1-ブテン組成物に対するサイドドロー率の影響を示す。サイドドローが多量の場合、塔のトップで、1-ブテンの濃度が低くなる。
例1(比較例)
従来のCD-DeIB塔
高度にコンピュータ化されたシミュレーションを行い、上述の組成を有する供給原料ストリームを、3種の異なる一般的なCD-CeIB塔に送給した。供給原料中の1-ブテンの総量は10109 lb/時間である。加えて、2-ブテン22235 lb/時間及びブタジエン116 lb/時間が存在する。第1の塔(塔1A)は、接触蒸留構造2042 ft3において、触媒23581 lbを収容する。これは、塔へ供給された1-ブテンの質量当たり触媒質量の空間速度ほぼ2.3を意味する。塔の残部には、高性能分別パッキングが充填されている。所望のブタジエンの水素化及び1-ブテンのヒドロ異性化を提供するため、水素を、触媒床の下方かつ供給原料の下方で添加する。第2の塔(塔1B)は、平衡ステージ129からなり、還流比(還流/供給原料)4.5を有する。この塔は、構造2042 ft3において、触媒23581 lbを収容する。塔の残部には、高性能の分別パッキングが充填されている。所望のブタジエンの水素化及び1-ブテンのヒドロ異性化を提供するために、水素を添加する。第3の塔(塔1C)は、平衡ステージ94からなり、還流比(還流/供給原料)0.20で作動される。還流比が大きい場合には、分別が改善されるが、より多くの用役(リボイリング及び凝縮負荷)を必要とする。この塔は、構造2042 ft3において、触媒23581 lbを収容する。塔の残部には、高性能の分別パッキングが充填されている。所望のブタジエンの水素化及び1-ブテンのヒドロ異性化を提供するために、水素を添加する。
従来技術のCD-DeIB塔では、分別及びヒドロ異性化が並行して進行する。非常に多くのステージで、1-ブテンが反応して2-ブテンを形成すると同時に、2-ブテンは分別によって下方に移動し、1-ブテンは分別によって上方に移動する。このようにして、混合物が塔を通って上方に移動するにつれて、反応混合物は、分別による平衡から離れる方向に及び反応を介する平衡に向かって、連続して移動する。高転化率を達成するため、非常に多くの分別ステージに適合するように、非常に多くの反応ステージが必要である。この結果、触媒が多量となる。この結果は3つの塔すべてにおいて生ずる。
3つの塔のすべてにおいて、供給原料は、表1に示したものである。供給原料中には、かなりの量の1-ブテン及びブタジエンが存在する。このデザインの目的は、高割合の2-ブテン及び最少量のブタジエンを含有するボトムストリームを生成することにある。上述のように、1-ブテンは塔内において上昇する傾向があり、ブタジエンは下方に移動する傾向がある。これは、塔の性能に影響を及ぼし、低ブタジエン含量の混合物を達成するためには、分別条件が変化されなければならない。
表2に示すように、塔1Aでは、メタテシスプロセスに関して望まれるようなボトムにおけるn-ブテンの高回収率を達成するには、分別が不充分であった。塔への供給原料が反応されないため、オーバーヘッド生成物速度は、ブタジエンを塔において上昇させ、このようにして、水素化/ヒドロ異性化触媒上を移動させるために、増大されなければならない。このため、流出物中のブタジエンを10ppmに低減することが必要であった。オーバーヘッド生成物流速が大きくなれば、オーバーヘッドにおいて多量の2-ブテンが失われる。ボトム生成物におけるブタジエンレベルが低い場合には、ボトムにおける回収率は、ブテンとして供給原料の76.1%であった。ブタジエンがオーバーヘッドに押上げられなければならない場合には、より多くの量の水素化が生じ、ブタンへの選択率がより大きくなることに注目することも重要である。これは望ましくない。
塔1Bでは、回収率を改善するために、より多くの分別ステージ(94に対して129)を使用している。回収率は91%に増大した。このオプションでは、分別塔において、より多くの設備コストを必要とする。
塔1Cは、分別性能を改善するために、還流を使用している。この場合、より大きい還流比(4.5に対して6.2)を使用した。これによって、回収率が93.6%に改善された。しかし、このオプションは、塔における流量が大きいため、より大きな塔直径が必要となり、従って、より大きい設備コストを必要とする。さらに、リボイラー及び凝縮器負荷が大きいため、エネルギー要求が大きくなる。
Figure 2008538555
例2
脱イソブチレン塔からのサイドドロー
高度にコンピュータ化したシミュレーションを行い、比較例1で使用した供給原料ストリームと同じ組成を有する供給原料ストリームを、10ft L×4.5ft ID固定床ヒドロ異性化ユニットに送給した。上述のように、この反応器は、ただ1つの水素供給原料を使用し、1-ブテンの転化率66%を有する。固定床に続いて、流出物は分別塔に流動して、2-ブテン及びn-ブテンから、イソブチレン及びイソブタンを分離する。固定床に続く塔は、還流比4.5を持つ理論ステージ94個でなる。シミュレーションに使用した反応器は、1-ブテンのブタンへの選択率6.7%を持つ固定床であった。リボイラー及び凝縮器負荷は、これらが還流比によってセットされるため、比較例1におけるCD-DeIB塔のものと等しい。プロセスの結果として、1-ブテンの転化率は66%であった(比較例2)。結果を表3に示す。これは、従来技術の固定床+分別システムの性能を示している。直鎖ブテン(1-及び2-ブテン)の総量90.3%が、ボトム生成物として回収された。
上記のプロセスを、再度行い、ただし、分別塔のステージ18において、サイドドローを量10,000 lb/hr(実施例2A)又は20,000 lb/hr(実施例2B−2C)で取出した。結果を表3に示す。サイドドロー10,000 lb/hrの場合、ボトムにおけるn-ブテン(2-ブテンを含む)の回収率が、90.33%から93.87%に増大した。これは、サイドドローの再循環によって、1-ブテンの転化の増大が可能になった結果である。サイドドロー20,000 lb/hrでは、ボトムにおけるn-ブテンの回収率は96.73%であった(実施例2B)。しかし、ボトムにおけるイソブチレン含量も、17.87%と比較的高い。サイドドロー20,000 lb/hrの2つのケースに関して、差異は、取出される蒸留生成物の量である。塔が、ボトムにおけるイソブチレン含量2.73%となるように調節される場合には、ボトムにおけるnブテン供給原料は92.55%である(実施例2C)。蒸留生成物(オーバーヘッド)の率は、ボトム生成物中に存在するイソブチレン及びブタジエンの量を制御する。ボトム生成物において低イソブチレン量を達成するためには、いくつかの選択肢がある。より高い蒸留生成物率が達成されるには、より多くのステージが使用されるか、より大きい還流比が使用される。いずれも、商業的に有用な選択肢である。この例では、分別塔は、94個の理論ステージ及び固定の還流比4.5で同一のままであると見なした。いずれの場合にも、ブタジエンは、CD-DeIBについて同じ条件下で得られるものよりも少ないことに注目することが重要である。これは、分別塔の上流のヒドロ異性化反応器におけるブタジエンの転化の結果である。
すべての場合に関して、固定床のケースのすべてで要求される触媒量は、CD-DeIBに関して要求されるものよりはかなり減少される。上述のように、このようなシステムは、塔内における連続反応の特性のため、多量の触媒を使用するものである。
Figure 2008538555
例3
ヒドロ異性化反応器における水素及びCOの供給原料の分割を伴う脱イソブチレン塔からのサイドドロー
比較例2の操作を再度行い、ただし、水素及びCOの併合供給原料を、ヒドロ異性化反応器の長さ方向に沿って2つの異なる位置で添加し、シミュレートした反応器は、1-ブテン飽和率5.4%を持つ固定床反応器である。
このケースでは、比較例2を越える改善された性能を示した。回収率は、同じ分別条件であっても、より高いものである。触媒量が多いため、活性率を僅かに低減されるが、COを使用しているため、選択率は高くなる。2つのH2/COストリームの使用によって、ブテンのn-ブタンへの損失が少なくなる結果、回収率が、90.3%(実施例2)から93.8%(実施例3)に増大する。この例では比較例2よりも多量の触媒が必要であるが、比較例2及び実施例3における必要な触媒量は、いずれも、比較例1のCD-DeIBのケースよりも、実質的により少ない。
実施例3の操作を再度行い、ただし、サイドドローを、ステージ18において、量10,000 lb/hrで添加した。このサイドドローをC4供給原料ストリームと混合し、ヒドロ異性化反応器に再注入した。サイドドローの使用により、ボトムにおけるn-ブテンの回収率が、93.82%(実施例3)から96.21%(実施例3A)に増大した。
実施例3Aの操作を再度行い、ただし、ステージ18におけるサイドドローの量を20,000 lb/hrに増大した。このサイドドローをC4供給原料ストリームと混合し、ヒドロ異性化反応器に再注入した。増大したサイドドローの使用により、ボトムにおけるn-ブテンの回収率が、96.21%(実施例3A)から97.72%(実施例3B)に増大した。実施例3Bでは、ボトムにおけるイソブチレンの増大は17%越えるものであった。いくつかのケースでは、これは、下流のプロセスにとって望ましいものではない。
実施例3Bの操作を再度行い、ただし、ステージ18におけるサイドドローを、量20,000 lb/hrで添加し、塔を、ボトムにおけるイソブチレン含量が2.85質量%となるように調節した。このサイドドローをC4供給原料ストリームと混合し、ヒドロ異性化反応器に再注入した。ボトム生成物におけるほぼ同じイソブチレン含量では、サイドドローの使用により、ボトムにおけるn-ブテンの回収率が、93.82%(実施例3A)から95.08%(実施例3C)に増大した。しかし、より多くのイソブチレンオーバーヘッドを回収するために、オーバーヘッド生成物量を増大させることによって、ボトム生成物におけるn-ブテンのネット回収率が97.72%から95.08%に低下することに注目する必要がある。結果を表4に示す。
Figure 2008538555
理解されるように、サイドドローの使用により、固定床に続いて、サイドドローなしの一般的な塔を使用する場合(比較例2)又はCD-DeIB単独の場合(例1)よりも、n-ブテンの回収率は高くなる。いずれの場合にも、固定床についての触媒コストは、CD-DeIBについてのものよりも低い。
要約すると、同じ分別条件下(理論ステージ94個及び還流比4.5)での比較は次のとおりである:
Figure 2008538555
当業者にとって明らかなように、多くの他の異なったシステム又は適用に、各種の上述の及び他の特徴及び機能、又はその変更を、所望により組み合わせることができる。その結果、当業者によって、さらに、現時点では予測されない又は予期されない各種の代替、変形、変更又は改良がなされるであろう。
2-ブテンストリームが生成される第1の具体例の概略図である。 2-ブテンストリームが生成されると共に、C5+化合物が、C4化合物の分別前に除去される第2の具体例の概略図である。 2-ブテンストリームが生成され、メタテシス反応における供給原料ストリームとして使用される具体例の概略図である。 2-ブテンストリームが生成され、メタテシス反応における供給原料ストリームとして使用される他の具体例の概略図である。 1-ブテンの2-ブテンへのヒドロ異性化に関する転化率及び選択率のプロフィールを示すグラフである。 固定床反応器から下流側にある脱イソブチレン塔における1-ブテン/2-ブテンの比を表すグラフである。 塔のトップ近傍の2-ブテン除去用のサイドドローを使用しない脱イソブチレン塔における各種ステージでの駆動力を示すグラフである。 塔のトップからのサイドドローがない場合及び各種流量のサイドドローを使用する場合の脱イソブチレン塔の各種ステージにおける1-ブテン含量を示すグラフである。

Claims (22)

  1. 1-ブテン及び2-ブテンを含有するC4ストリームを、2-ブテンへ優先的に転化する方法であって、
    C4ストリームを第1の水素ストリームと混合して、供給原料ストリームを形成し;
    ヒドロ異性化触媒の存在下、前記供給原料ストリームをヒドロ異性化して、前記1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンに転化し、これによって、ヒドロ異性化流出物を生成し;
    前記ヒドロ異性化流出物を、分別塔を通過させて、イソブタン及びイソブチレンを含有するトップストリーム及び2-ブテンを含有するボトムストリームを生成し;
    前記分別塔から、供給位置より上方の、1-ブテン/2-ブテンの質量比が大きい位置でリサイクルストリームを取出し;及び
    前記リサイクルストリームを、前記ヒドロ異性化触媒から上流で、前記C4ストリームの少なくとも一部及び供給原料ストリームと合わせること
    を包含する、C4ストリームの2-ブテンへの優先転化法。
  2. C4ストリームが、さらに、ブタジエンを含むものであり、前記C4ストリームの第1の水素ストリームとの混合の前又は混合の間に、供給原料を水素化して、前記C4ストリームのブタジエン含量を約1質量%以下に低減することを含む、請求項1記載の方法。
  3. 水素化後、リサイクルストリームをC4ストリームと混合する、請求項2記載の方法。
  4. リサイクルストリームを、塔において、リサイクルストリームを取り出さない場合に1-ブテンの濃度が最高となる高さで取り出す、請求項1記載の方法。
  5. ボトムストリームを、好適なメタテシス反応体と混合して、メタテシス供給原料を形成し、及び前記メタテシス供給原料をメタテシス反応器に供給し、2-ブテンをメタテシス反応体と反応させて、メタテシス生成物を生成することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  6. ボトムストリームを、好適なメタテシス反応体と混合して、メタテシス供給原料を形成し、及び前記メタテシス供給原料をメタテシス反応器に供給し、2-ブテンをメタテシス反応体と反応させて、メタテシス生成物を生成することをさらに含む、請求項2記載の方法。
  7. メタテシス反応体がエチレンを含有するものであり、メタテシス生成物がプロピレンを含有するものである、請求項5記載の方法。
  8. C4ストリームがC5及び/又はより重質の成分を含むものであり、ヒドロ異性化流出物を、メタテシス反応器を通過させる前に、前記ヒドロ異性化流出物から前記C5及び/又はより重質の成分を除去することをさらに含む、請求項1記載の製法。
  9. メタテシス供給原料ストリームをメタテシス反応器に供給する前に、ボトムストリーム及び前記メタテシス供給原料ストリームの一方を精製することをさらに含む、請求項5記載の方法。
  10. さらに、第2の水素ストリームを、第1の水素ストリームの供給ポイントから下流の位置で、ヒドロ異性化反応器に供給することを含む、請求項1記載の方法。
  11. さらに、第3の水素ストリームを、第2の水素ストリームの供給ポイントから下流の位置で、ヒドロ異性化反応器に供給することを含む、請求項10記載の方法。
  12. 第1の水素ストリームが、さらに、一酸化炭素を含有するものである、請求項1記載の方法。
  13. 第1及び第2の水素ストリームの少なくとも一方が、さらに、一酸化炭素を含有するものである、請求項10記載の方法。
  14. 第1、第2及び第3の水素ストリームの少なくとも1つが、さらに、一酸化炭素を含有するものである、請求項11記載の方法。
  15. 第1の水素ストリームが、さらに、一茶か炭素を含有するものである、請求項5記載の方法。
  16. より重質の成分からメタテシス生成物を分離して、重質成分ストリームを生成し、及び前記重質成分ストリームをヒドロ異性化流出物と合わせることをさらに含む、請求項5記載の方法。
  17. リサイクルストリームを、分別塔において、1-ブテンの2-ブテンへのヒドロ異性化反応用の駆動力が、リサイクルストリームを取り出さない場合の分別塔内における最大駆動力の少なくとも85%となる高さで取り出す、請求項1記載の方法。
  18. リサイクルストリームを、分別塔において、1-ブテンの2-ブテンへのヒドロ異性化反応用の駆動力が、リサイクルストリームを取り出さない場合の分別塔内における最大駆動力の少なくとも90%となる高さで取り出す、請求項1記載の方法。
  19. 固定床ヒドロ異性化反応器におけるヒドロ異性化触媒が、担体上に担持されたVIII族金属を含有するものである、請求項1記載の方法。
  20. ヒドロ異性化触媒が、金、銀、及びアルカリ金属からなる群から選ばれる添加剤を含むものである、請求項19記載の方法。
  21. ブタジエン、1-ブテン及び2-ブテンを含有するC4ストリームからプロピレンを生成する方法であって、
    前記C4ストリームを第1の水素ストリームと混合して、ブタジエンを水素化し、ブタジエン含量1質量%以下を有する供給原料ストリームを形成し;
    ヒドロ異性化触媒の存在下、前記供給原料ストリームをヒドロ異性化して、前記1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンに転化し、これによって、ヒドロ異性化流出物を生成し;
    前記ヒドロ異性化流出物を、分別塔を通過させて、イソブタン及びイソブチレンを含有するトップストリーム及び2-ブテンを含有するボトムストリームを生成し;
    前記分別塔から、分別塔における1-ブテン/2-ブテンの質量比が最大である位置でリサイクルストリームを取出し;
    前記リサイクルストリームを、前記ヒドロ異性化触媒から上流で、前記C4ストリームの少なくとも一部及び供給原料ストリームと合わせ;
    前記ボトムストリームをエチレンと混合して、メタテシス供給原料ストリームを形成すること
    を包含する、プロピレンの製法。
  22. 1-ブテン及び2-ブテンを含有するC4ストリームを、2-ブテンへ優先的に転化するための装置であって、
    前記供給原料ストリーム中の前記1-ブテンの少なくとも一部を2-ブテンに転化するためのヒドロ異性化触媒を収容するヒドロ異性化反応器;
    ヒドロ異性化された供給原料ストリームを、イソブタン及びイソブチレンを含有するトップストリーム及び2-ブテンを含有するボトムストリームに分離するための分別塔;
    前記分別塔のトップ付近の、リサイクルストリームを取り出すためのサイドドロー;及び
    前記リサイクルストリームを、前記ヒドロ異性化触媒から上流で、前記供給原料ストリームと合わせるためのリサイクルインレット
    を包含する、C4ストリームの2-ブテンへの優先転化装置。
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