JP2008532308A - 電子デバイス及びその使用方法 - Google Patents

電子デバイス及びその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008532308A
JP2008532308A JP2007557649A JP2007557649A JP2008532308A JP 2008532308 A JP2008532308 A JP 2008532308A JP 2007557649 A JP2007557649 A JP 2007557649A JP 2007557649 A JP2007557649 A JP 2007557649A JP 2008532308 A JP2008532308 A JP 2008532308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
electronic device
branch
electrode
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007557649A
Other languages
English (en)
Inventor
クレー マレイケ
キーエヴィット ライナー
シュイーベル ウールリッヒ
ブランド ハンス−ヴォルフガング
マウツォク リューディガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NXP BV
Original Assignee
NXP BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NXP BV filed Critical NXP BV
Publication of JP2008532308A publication Critical patent/JP2008532308A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/58Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for, e.g. in combination with batteries
    • H01L23/60Protection against electrostatic charges or discharges, e.g. Faraday shields
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/52Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames
    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
    • H01L23/5222Capacitive arrangements or effects of, or between wiring layers
    • H01L23/5223Capacitor integral with wiring layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/0805Capacitors only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

集積化コンデンサ構体は、第1のコンデンサ(60)を有する第1の枝路と、第2のコンデンサ(70)を有する第2の枝路とを備える。第2のコンデンサ(70)は、第1のコンデンサ(60)よりも高容量密度及び低ブレークダウン電圧を有する。第1の枝路は、第2の枝路よりも短いRC時定数を有し、パルス化電圧ピークが実質上第1の枝路の方へ進むようにする。この第1のコンデンサ(60)は、パルス化電圧ピークの電荷を蓄えるのに十分な容量を有する。一実施例では、第2のコンデンサ(70)は、積層コンデンサである。本構体は、ESD保護に適しており、このため、ダイオード(21)及び抵抗(22)を追加的に備えることができる。

Description

本発明は、第1の誘電体層及び高容量密度を有するコンデンサを備えた電子デバイスに関する。
このような電子デバイスは、米国特許第6,064,108号から既知である。この文献には、複数のコンデンサ電極を誘電体層により離間させて、互いに上に積み重ねた多層構造のフィルムコンデンサが開示されている。得られるコンデンサ構体は、単に2つの電極を有する薄膜コンデンサと比べて比較的高い容量密度を有する。それにも関わらず、多層構造のフィルムコンデンサは、CMOS製造プロセスで適切に製作することができる。
容量は高められるが、ブレークダウン電圧が比較的制限されることが、既知のデバイスの欠点である。本来、コンデンサの容量とブレークダウン電圧との間には逆相関があり、誘電体層の厚さを増大させると、ブレークダウン電圧は高くなるが、容量密度は低減する。当然のことながら、コンデンサ電極の積層化は、有効面積が2倍になるので、ブレークダウン電圧の低下なく容量を改善することが可能である。しかしながら、多層化は、ブレークダウン電圧を高くすることにはならない。
したがって、本発明の目的は、容量を低減しないにも関らず、ブレークダウン電圧が高くなる、冒頭で述べた種類のデバイスを提供することにある。
本発明の目的は、電子デバイスが入力端及び少なくとも1つの出力端を有する集積化コンデンサを備え、コンデンサ構体は、第1の枝路及び第2の枝路を備え、第1の枝路は、コンデンサ構体の入力端と出力端との間に結合されるとともに第1のコンデンサを備え、第2の枝路は、入力端に結合されるとともに、第1のコンデンサよりも、高い容量密度、且つ低いブレークダウン電圧を有する第2のコンデンサを備える。
尚、第1の枝路は、パルス化電圧ピークが実質上第1の枝路の方に進むように、第2の枝路より短いRC時定数を有し、第1のコンデンサは、パルス化電圧ピークによる電荷を蓄えるのに十分な容量を有するようにすることで達成される。
本発明に至る実験にて、入力端及び出力端に隣接して位置するコンデンサの部分が、入力端及び出力端よりも離れて位置する部分よりも、パルス化電圧ピーク後にブレークダウンしやすいということを確かめた。基本的に、これらの部分を個別のコンデンサに分けることにより、問題は解決した。即ち、高ブレークダウン電圧を有する第1のコンデンサを、容量密度が高いコンデンサと組み合わせ、パルス化電圧ピークによる電荷が第1のコンデンサを経て流れるようにして、第2のコンデンサのブレークダウンを防ぐことができる。この組み合わせの動作は、パルス化電圧ピークの電流フローが速度効果によるという見識に基づくものであり、2つの並列枝路から、最も早く反応する枝路が選ばれる。
第1のコンデンサが満たすべき追加の要件は、その容量を電圧ピークの電荷を蓄えるのに十分な大きさにする必要があることである。そうしなければ、パルス化電圧ピークによる電荷が、第2のコンデンサに流れてしまい、第2のコンデンサがブレークダウンするという付随するリスクを伴うことなる。容量は、コンデンサに蓄えられる電荷とコンデンサ間に供給された電圧との比率に等しいことが一般的に知られているので、必要とされる容量は、パルス化電圧ピークの速度と電圧に当然依存する。第1のコンデンサの容量は、少なくとも10pFとすることが好適であり、少なくとも100pFとするのがより好適であり、少なくとも500pFとするのが最も好適である。
応答の‘早い方の枝路’の要件は、RC時定数で電気的に表わされる。この定数は、有効キャパシタンスと直列抵抗とからなり、これは電流が流れる速度の目安になる。第1の枝路の時定数は、第2の枝路のものよりも小さくする必要がある。適宜、第2の枝路のRC時定数を大きくするように追加の抵抗を設けるようにする。一態様では、第2の枝路が、入力端と第2のコンデンサとの間に追加の抵抗を備えるようにする。他の態様では、頂部の電極材料が十分な抵抗値を有して、第2の枝路が追加の抵抗を含むようにする。或いは又、抵抗を、適切な負荷として第2のコンデンサの後段に接続することができる。追加の抵抗の値は、0.1Ω〜100Ωの値とするのが適しており、好ましくは1〜10Ωの範囲の値にする。
静電放電(ESD)から生じるパルスなどのパルス化電圧ピークは、実際には動的現象であることが知られている。従って、第1の枝路を短いRC時定数とする要件は、同様に動的な期間として理解するべきである。即ち、電圧パルス内の限りなく短い瞬時にて、そのパルス化電圧ピークによる電荷の一部が第1の枝路のコンデンサを既に満たしてしまったとしても、第1の枝路はより速く応答するようにすべきである。実際上、第1の枝路を経るパルス化電圧ピークの(電流)フローの関数的な要件が最も重要になる。通常、任意の特定の系に対する実装は、微分方程式に基づくシミュレーションで制御して精緻化する。
第1及び第2のコンデンサは、同一の層から構成するのが好適である。即ち、第2のコンデンサの第1の誘電体層は、第1のコンデンサの誘電体の一部とするのが好適である。これはプロセス工程の数を減少させる。
更に他の好適な例では、第2のコンデンサを、積層コンデンサとし、第1の誘電体層が第1の電極と中間電極との間に存在し、第2の誘電体層が第2の電極と中間電極との間に存在し、且つ第2のコンデンサの第1及び第2の電極が互いに結合されるようにする。第2のコンデンサとして、中間電極を有する積層コンデンサを使用することは、容量が容易に2倍になるという利点を有する。更に、ブレークダウンも十分に改善される。即ち、第2のコンデンサの表面積は、第1のコンデンサの少なくとも1.5倍にするのが好適であり、2倍の表面積相当にするのがより好適であり、随意、3倍又は5倍以上にする。
特定の変形例では、第1のコンデンサの誘電体が、第1及び第2の誘電体層の双方を備えるようにする。これは、単一の積層コンデンサの製造と比較して、事実上追加のマスクが必要なくなるという利点を有する。
最適には、第1及び第2の誘電体層を、強誘電体で構成する。この種類の材料は、高誘電率を有し、半導体産業において本来の既知の方法で処理することができる。
別の好適例では、第2のコンデンサを、トレンチコンデンサとする。この種類のコンデンサは、高容量密度をもたらすが、特にこのようなトレンチコンデンサを積層した場合に、そのブレークダウン特性が、幾つかの用途にとって不十分なものになる。本発明に従って、トレンチコンデンサと高ブレークダウン電圧を有するコンデンサとを組み合わせることで、トレンチコンデンサをより広い範囲の用途に適用することができる。高ブレークダウン電圧のコンデンサは、基板の表面上に設ける薄膜コンデンサとするのが好適である。
本発明の電子デバイスは、トランジスタやダイオードなどの半導体素子を適切に備えることができる。本発明の電子デバイスは、所望の回路トポロジに従って相互接続され、且つ半導体基板上に存在する複数のトランジスタを備える集積回路とすることができる。或いは又、本発明の電子デバイスは、特定の機能用に設計される周辺機器とし、少数の能動コンポーネントと随意組み合わせる、複数の受動素子を備えることができる。
本コンデンサ構体を、様々な用途に用いることができるが、ESD保護回路に用いるのが特に適している。
この種類の回路には、例えば60Vまでの極めて高いブレークダウン電圧を必要とする。ESD保護回路は、集積回路の一部として具体化されるが、例えばダイオード、コンデンサ及び抵抗の組み合わせとして別個のものとして具体化することもできる。後者の回路は、特に極めて高い電圧、例えば4、8又は16kV相当のESDパルスに対する保護を意図している。このような電圧では、通常のブレークダウン特性は十分でない。これらのデバイスは、パイ・トポロジ(pi-topology)の集積回路、或いはRCやLC、又はCLCの構成によるフィルタリング機能を適宜有することもできる。このようなフィルタリング機能にとって容量密度を高くすることは、サイズの縮小化及び特殊用途用の双方にとって有利である。このようなESDの用途にとっては、第1のコンデンサをグランドに接続するのが好適である。
好適な用途では、第2のコンデンサを、信号経路の一部として本コンデンサ構体の別の出力端に結合させる。この構成では、第2のコンデンサは、信号/雑音比を改善するためのフィルタとして用いられる。しかしながら、第1及び第2のコンデンサを並列に接続することを除外するものではない。ESDの用途では、第1及び第2のコンデンサを双方ともグランドに接続するが、このことは他の用途に厳密に必要とされることではない。或いは又、第2のコンデンサは、第1のコンデンサに並列に接続される、大きめの回路段の一部を構成することができる。
特定の態様では、マイクロホンチャネルなどのオーディオ信号又はビデオ信号のACカップリング用に、第2のコンデンサを用いることができる。特に、オーディオ信号の場合、十分な帯域幅を有することが極めて重要である。このようなACカップリングは、特にDC/ACコンバータが存在する場合にも必要である。この場合、信号/雑音比を改善するフィルタリングに必要とされる最小キャパシタンスは、低いコーナー周波数によって決定される。これにより、コンデンサの値は好ましくは50〜70nF程度となり、このコンデンサは、ESD保護回路における厳しいブレークダウン要件をも満たすものとなる。標準的なアナログビデオ信号は、約15kHzで開始して、5.5MHzの帯域幅を有する。尚、最低周波数は、最小容量値をも決定する。標準的な電圧レベルは1Vrmsである。
別の特殊な例では、第2のコンデンサは、データ信号のACカップリングに用いる。これらの信号は、代表的には、1V〜3.3Vの範囲内にある。信号周波数は、用途に応じて全く異なるものとなりうる(100kHz〜1GHz)。
第2の例では、第2のコンデンサを、本コンデンサ構体の出力端に結合させ、この出力端をグランドに結合させる。ここでは、第2のコンデンサを主としてESD保護機能の一部として用いる。
この好適な例では、本コンデンサ構体の出力端を、電子デバイスのコンタクトパッドに結合させ、コンタクトパッドは、電子デバイスから或る系を有する他の電子デバイスへの接続部を構成するように設計する。ESD保護は、一般に2つの理由のために必要とされる。まず、ESDパルスは、外部露出の結果として生じうる。これは、主に、キーボード、マイクロホン、ディスプレイ、カメラなどのコンシューマ電子機器のユーザインタフェースに接触することによるものである。第2に、ESDパルスは、アセンブル工程中に生じうる。デバイスは、通常一回だけアセンブルするから、コンタクトパッドがユーザインタフェースへの接続を有していないときには、1つのESDパルスをコンタクトパッドから離れたところに向けることができれば、ESD保護は、原則的には十分なものである。従って、アセンブル中に、デバイスのいずれかのピン(バンプ)間でESD事象が起こりうるので、通常は、全ての入出力接続部には、ESD用のダイオードを持たせる必要がある。このための明確な入出力ピンは特定されない。しかしながら、アセンブル中のESDパルスは、非常に低いものであるので(400V〜500Vまでの、kVよりもはるかに低い)、これらのダイオードは、非常に小さいものとすることができる。
ブレークダウン電圧が十分に高いコンデンサでさえ、特にアセンブル中に生じる静電放電に対して、ESD保護の第1のトラップとして、首尾よく用いることができる。この場合、第2のコンデンサは、第2のトラップとして作用する。このESD保護回路の例では、ダイオード、トランジスタ及びコンデンサ間の選択を、自由に設計可能とする。しかしながら、例えば電圧制限などのクランピングを可能とするという観点から、多くの場合、能動素子が好ましいことは理解されるであろう。
本発明を、デバイスに存在させる1つのコンデンサ構体に基づいて説明したが、2つ以上のコンデンサ構体をデバイスに存在させることを除外するものではない。2つ以上のコンデンサ構体は、機能的に独立させるか、或いは機能的に結合させることができる。
第2の積層コンデンサを有する例を説明し、図面に示すが、積層コンデンサが2つ以上の誘電体層を含むことができることを除外するものではない。図に示す実施例は、第2のコンデンサが第1のコンデンサに隣接して位置しているコンデンサ構体を開示しているが、単一の積層構造を除外するものではない。このような構造では、入力端を中間電極により形成する。第1のコンデンサは、この中間電極の片側に設ける。第2のコンデンサは、中間電極の反対側に規定する。RC時定数が長い第2の枝路に設けるのに必要とされる追加の抵抗は、第2のコンデンサの後段に接続するか、又は抵抗層として集積化することができる。
本発明のデバイスは、集積回路を“積層ダイ構成”として知られる構成で頂部側にアセンブルするアセンブリに適切に用いることができる。本発明のデバイスを集積回路の頂部側にアセンブルする逆の状態は、特に集積回路が本発明のデバイスより大きい表面積を有する場合に、適切に変えることができる。好適には、2つのダイを、バンプ接続部によって相互に接続する。これらは、通常“チップスケールパッケージ”と称されるパッケージに一体化することができる。また、抵抗を設けることは周知であり、未公開の欧州特許出願第04103327.5(PHNL040812)号にも説明されている。しかしながら、バンプ接続部を有する、チップスケールパッケージ以外のパッケージを除外するものではなく、例えば、好適な代替方法は、国際特許出願WO2004/057688(A1)に開示されるリードフレームベースの積層ダイパッケージとするか、又は接続部の少なくとも一部にボンディングワイヤで設けるパッケージとする。
本発明によるデバイスの前述した態様及び他の態様は、図面を参照して更に明らかにされるであろう。
図面は、実寸図示したものではなく、単に図解的に示したものである。異なる図における同等の参照番号は、同様な部分を示す。図は、説明用のものであり、本発明の例を示すものである。他の例は、当業者に明らかになるであろう。
図1は、本発明の一例のデバイスを示す。この図は、いずれにせよそれに限定されるものではなく、単に図解したものである。図1に示すような電子コンポーネントを製造する場合に、半導体基板1には、第1の半導体領域2及び第2の半導体領域3が設けられている。基板1は、第1のドーピングタイプのドーパントとしてBでドープされている。第1の半導体領域2は、低ドーピング密度のBでドープされている。第2の半導体領域3は、第2のドーピングタイプのドーパントとしてPでドープされている。例えばSiO、Si3N4、又はSi3N4とSiO2との組み合わせからなる絶縁層4を、半導体基板1の上に設ける。絶縁層4は、TiOか、ZrOか、Alか、MgOか、又はSi3N4とTiOとの組み合わせからなるバリヤ層5により覆うことができる。特に、それにはTiOが適している。この上に、まず、例えばPtからなるパターン化される導電層6を層の厚さ50nm〜1μmで設ける。他の金属を代わりに用いることもできる。付着性の改善のために、例えばTiの追加の層を設けることができる。他の金属及び金属積層体を代わりに用いることができ、例えば、TiW/Pt,TaPt,W,Ni,Mo,Au,Cu,Ir,IrO2/Ir,Ti/Pt/Al,Ti/Ag,Ti/Ag/Ti,Ti/Ag/Ir,Ti/Ir,Ti/Pd,Ti/Ag1−xPt(0≦x≦1),Ti/Ag1−xPd(0≦x≦1),Ag1−xPt(0≦x≦1),Ti/Pt1−xAl(0≦x≦1)、Pt1−xAl(0≦x≦1),Ti/Ag/Pt1−xAl(0≦x≦1),Ti/Ag/Ru,Ru、Ru/RuO,Ti/Ru,Ti/Ir,Ti/Ir/IrO,Ti/Ru/RuPt1−x(0≦x≦1),Ti/Ag/Ir/IrO(0≦x≦2),Ti/Ag/Ru/RuO(0≦x≦2),Ti/Ag/Ru/RuPt1−x(0≦x≦1),Ti/Ag/Ru/RuPt1−xRuO(0≦x≦1,0≦y≦2),Ti/Ag/Ru/RuO/RuPt1−y(0≦x≦2,0≦y≦1),Ti/Ag/RuPt1−x(0≦x≦1),Ti/Ag/PtAl1−x(0≦x≦1),PtAl1−x/Ag/PtAl1−y(0≦x≦1,0≦y≦1),Ti/Ag/Pt(RhO1−y(0≦x≦2
,0≦y≦1),Ti/Ag/Rh/RhO(0≦x≦2),Rh、Rh/RhO,Ti/Ag/PtRh1−x(0≦x≦1),Ti/Ag/Pt(RhO1−y/PtRh1−z(0≦x≦2,0≦y≦1,0≦z≦1),Ti/Ag/Pt1−x/Ir(0≦x≦1),Ti/Ag/Pt1−x/Ir/IrO(0≦x≦1,0≦y≦2),Ti/Ag/Pt1−x/PtAl1−y(0≦x≦1,0≦y≦1),Ti/Ag/Pt1−x/Ru(0≦x≦1),Ti/Ag/Pt1−x/Ru/RuO(0≦x≦1,0≦y≦2),Ti/Ag/Cr,Ti/Ag/Ti/ITO,Ti/Ag/Cr/ITO,Ti/Ag/ITO,Ti/Ni/ITO,Ti/Rh,Ti/Rh/RuOなどを用いることができる。第1の導電層6は、図2〜4に示し、後に詳細に説明するように、第1及び第2のコンデンサの第1の電極を構成する。図2に対応する上面図を図5に示す。図4のデバイスと同様のデバイスの上面図を図6に示す。図1に対応する電気回路図を図7及び図8に示す。
第1の誘電体層7を、第1の導電層6上に設けるとともに、第1の導電層6が無い位置におけるバリヤ層5上にも設ける。好適な例では、第1の誘電体層を複合酸化物層7とし、例えばPb1−yLaZr1−xTi(0.00≦y≦0.20及び0.0≦x≦1.0)の強誘電体層とする。誘電率が比較的高い他の複合酸化物層も、当業者に知られており、バリウムチタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛−マンガンニオブ酸鉛などの材料が含まれている。タンタル酸化物、酸化ハフニウム又は窒化珪素などの他の材料を代わりに用いることができる。適切な材料のリストは、国際特許出願のWO02/75780に開示されている。付着性を改善するために、第1の誘電体層7とは別の組成の核形成層を、第1の導電層6の上に付着することができる。適切な核形成層は、例えば、酸化チタン、PbZr1−xTi又はPb1−yLaZr1−xTi(x及びyは、前述と同様の範囲を有する)である。
中間電極層16を、第1の誘電体層7の上に設け、第2の誘電体層17で覆う。中間電極16のパターンは、第2のコンデンサの中間電極を含み、随意、第1のコンデンサのフローティング電極を含む。また、第2の誘電体層17も、複合酸化物層で構成するのが好適であり、より好適には、(少なくともその大部分を)第1の誘電体層7のものと同一の材料とする。同一材料の使用は、誘電体の最も正規の構造を提供することになり、それ故、好適である。この誘電体の構造は、ブレークダウン特性及び誘電特性の双方に確実に影響を及ぼす。別の核形成層の使用を除外するものではない。この中間電極層16の材料は、第1の導電層6のものと同一とすることが好適である。中間電極用の付着層は、たぶん用いなくてもよいが、必要に応じて用いることができる。(多)結晶の強誘電体層の成長は、基板構造に依存する。フローティング電極は、誘電体の隣接部分が異なる支持体を有することになるので、好ましくない。しかしながら、第1の導電層と中間電極層に同一材料を使用すると、フローティング電極上の誘電体の構造とフローティング電極に隣接する誘電体の構造とが、極めて似たものとなるか、又はまさに同一のものとなると考えられる。
誘電体層7,17として複合酸化物層を使用する場合には、電極材料としてPtを使用するのが好適である。代わりとなる焼結技法により、特に還元雰囲気下での後処理を使用する場合には、Cu,Ag又はNiなどの他の金属を導電層6,16用に適用することができる。RuOx又はIrO2などの導電性酸化物、又はLa,SrRuO3などのペロブスカイト格子を有する導電性酸化物は、他の好適な代替材料となる。特に、ゾルゲル技法による場合のように湿式化学法で複合酸化物層を設ける場合には、層の構造が極めて良好になることが確かめられ、付着性も優れている。
半導体基板1まで達するコンタクトホールは、誘電体層毎に特有の慣例のエッチング剤で、第1及び第2の誘電体層7,17をエッチングした後に形成した。コンタクトホールは、Al,Cu,Pt,又はAlとCuの合金、又はAlとSiの合金、又はTiとAl、又はTiとCu,TiとAl及びCuの合金の組み合わせ、又はTiとAlとSiの組み合わせ、又はTiWとAl、又はTiWとCu、又はTiWとAl及びCuの合金の組み合わせ、又はAlとSiの組み合わせ、又はTiWか又はTiWN(その双方をTiW(N)と称する)とAl、又はTiW(N)とCu、又はTiW(N)とAl及びCuの合金、AlとSiの組み合わせ、又はTiNとAl、又はTiNとCu、又はTiNとAl及びCuの合金の組み合わせ、又はAl及びSiの組み合わせなどの導電体で満たし、第1、第2及び第3の供給リード8,9,19を形成した。この実施例では、TiW(N)及びAlを使用している。導電体は、第2の導電層10を形成するために複合酸化物層17の頂面にも設けて、第2の導電層10にコンデンサの第2の電極を規定する。特に、導電体としてCuを用いる場合には、例えばTaN又はTiNなどの追加のバリヤ層を、複合酸化物層17と第2の導電層10との間に設けることができる。この上に、不活性化層11(この場合には窒化珪素)を設ける。不活性化層11には、回路の“入力”、“出力”、及びグランドコンタクトをそれぞれ規定するコンタクトホール12,13を設ける。そして、金属バンプ又は半田バンプを既知の方法でコンタクトに設ける。
図2に、本発明によるデバイスのこの第1実施例を別の断面図にて開示する。この断面図には、ダイオードが設けられていない。保護ダイオードがあるのが好適ではあるが、本発明にとって不可欠なものではない。この図には、第1のコンデンサ60及び第2のコンデンサ70を示してある。第1のコンデンサ60は、それぞれ、図1に示すような第1及び第2の導電層における、第1の電極61及び第2の電極62を備えている。第2のコンデンサ70は、積層型コンデンサであり、第1の電極71、第2の電極72及び中間電極73を有する。縦の相互接続部又はリード9を介して、第1及び第2の電極71,72は、出力端83に結合されている。この実施例では、第1及び第2の電極71,72はコンデンサ70の出力端を構成し、一方、中間電極73はビア65によって第1のコンデンサ60の第2の電極62に結合されている。固有の特徴は、第1及び第2の誘電体層7,17が中間電極73の外側に連続していることである。このように、縦の相互接続部9は、実際上、第1及び第2の電極71,72によって形成される電極構造の一部である。縦の相互接続部9は、実際にはそれがこの電極構造の一部となるように設計するのが好適である。誘電体によって中間電極の横からのカプセル化は、機構的な安定性にとって有利であると考えられる。このカプセル化は、誘電体以外の如何なる材料であっても中間電極の界面の数及び長さを減少させる。この界面の減少は、亀裂又は剥離が始まる箇所の数を減らすことになるため、機械的な安定性を改善することになる。
この第1実施例の他の特徴は、第1のコンデンサから第2のコンデンサまで第1の誘電体層と、これに加えて第2の誘電体層も連続していることになる。コンデンサの縁部は、結果的に機械的に弱い領域となる。これは、コンデンサをエッチングによって通常規定し、(そして、縁部が形成される)ことで、一層強いめられることさえある。常に、幾らかのエッチング剤が残るというリスクがあり、特に熱処理の影響下で亀裂又は剥離を起こしうる。誘電体層を拡張させることにより、コンデンサ構体における縁部の数が少なくなる。
図5に、第1実施例の上面図を示す。第1の導電層における第1の電極61,71は、破線で示している。第2のコンデンサ70の中間電極73は、一点鎖線で示している。第2の導電層の主要部、特に第2の電極62,72、コンデンサ構体の入力端81、及び出力端82,83は、実線で示している。明確化のために、誘電体層はこの図には示していない。
電圧パルスが入力端81にて本構体に入ることがある。入力端81は、ESD保護回路の一部とする場合に、電子デバイスのコンタクトパッドに接続されるものである。電圧パルスは、第1のコンデンサ60の第2の電極62に到達することになる。そして、少なくとも電流の大部分は、本構体の出力端82に直接誘導される。好適には、本実施例においても、この出力端は、1つのコンタクトパッドの形態で、又は基板を経る導電経路によりグランドに接続する。この出力端への短い経路は、第1のコンデンサの第1及び第2の電極61,62とこれらの電極61,62間の誘電体(図示せず)とによって形成される。この短い経路は、第1の電極61から、出力端82に結合される給電リード19にまでビア64でつながっている。このように、短い経路には、内部抵抗が第1の導電層よりも低い第2の導電層10を用いる。
しかしながら、電圧パルスだけでなく、正常な信号も入力端81に入る。従って、本発明のコンデンサ構体は、信号経路の一部となる。この信号経路は、第2のコンデンサ70を経て別の出力端83まで続く。ここで、第2のコンデンサ70は、AC(交流)カップリングを成す。即ち、交流信号のみを通すことができるが、直流信号は通すとことはできない。このようなカップリングは、本来既知であり、ここでは、電圧パルス、接触抵抗、何らかのダイオード又はブレークダウン用コンデンサの存在などから生じうる雑音が直流信号を構成するので、ACカップリングは適している。従って、雑音を適切に除去することができる。
第2のコンデンサ70の入力端は、第1のコンデンサ60の第2の電極62、及びビア65を経て本構体の入力端81に結合させる。第2のコンデンサ70の入力端は、中間電極73によって構成される。第2のコンデンサ70の出力端は、ビア9によって別の出力端83に結合される第1及び第2の電極71,72によって構成される。電圧パルスは、第1のコンデンサ60によって除去されるので、第2のコンデンサ70のブレークダウン要件は、かなり低減する。同時に、特にオーディオ信号をフィルタリングする場合には、極めて大きいキャパシタンスを必要とする。これは、前述した電極の積層化によって達成される。更に、空気に対して好ましくは1000以上の高誘電率を有する誘電体層の使用によって、その容量は増大する。ここで示していないが、縦の相互接続部9は、リング状構造にして、図2に示す態様で中間電極63の周りに設けるようにすることができる。
図3に、本発明によるデバイスの第2実施例の断面図を示す。第1実施例に対する1つの主な相違点は、ここで示される誘電体層7,17が、第1のコンデンサ60から第2のコンデンサ70まで連続しておらず、また第2のコンデンサ70の外部にまでも延在していないことである。代わりに、平坦化層84を適用する。本実施例の構体の製造は、第1の導電層の堆積及びパターンニングから開始する。パターンニングは、フォトリソグラフィックマスクを付着して、マスクを通して適宜エッチングすることによって行う。この後に、第1の誘電体層7及び中間電極層を設ける。中間電極層は、フローティング電極63及び中間電極73となるようにパターンニングする。次に、第2の誘電体層17を堆積する。強誘電体層の場合には、当業者に知られているように、堆積後に熱処理が行われる。熱処理は、各堆積工程後に行うのが好適である。第1及び第2の誘電体層7,17は数回の堆積工程で付着することができる。誘電体層の形成後に、フォトリソグラフィックマスクを適用して、誘電体層7,17の一部をエッチングする。エッチングには、ウェットエッチング処理が好適であり、そこでは、金属がエッチングストップ層として機能する。エッチング処理は、米国特許第4,759,823号から本来既知である。アンダーエッチングの影響を最小にするように、その設計を最適化することができる。次に、本構体には、平坦化層を適用する。平坦化層には本来既知の無機及び有機絶縁層を用いることができる。適切な例としては、酸化珪素又は窒化珪素を堆積する。このような単一エッチング及び平坦化処理の代わりに、このような処理を各誘電体層に対して別々に行うこともできる。しかしながら、この場合には、第2の誘電体層の硬化温度まで安定している充填材を使用する必要がある。多くの強誘電体層は、少なくとも600℃、好ましくは約800℃の硬化又は転換温度を有する。この場合に、好適な充填剤は、酸化物及び窒化物である。第2の導電層10を最後に堆積してから、既知の方法で絶縁体85を付着する。第2の導電層10を、平坦化層84の堆積前に、第1及び第2のコンデンサの上に局所的に付着することができることは明らかである。それは、下位層のパターンニング前に行うことさえできる。更に、追加の相互接続層を隔離層85の頂面に設けることができ、追加の相互接続層をこの隔離層85を経て局所的に延在させて、コンデンサ、及び基板にて規定されるダイオードなどの他のコンポーネントにも随意接触させることができる。第2の導電層に加えて相互接続層を使用することは、誘電体に対する付着の要件及び相互接続部の内部抵抗の要件を満たすのに有利となる。
図4は、さらに別の実施例における断面図である。ここでは、フローティング電極を第1のコンデンサ60に設けておらず、第1及び第2の誘電体層7,17を、単一の第1の誘電体64に融合させる。第2の誘電体層17は、第1及び第2のコンデンサ60,70の外側に切り離してエッチングするのに対し、第1の誘電体層7は、連続させる。第2の電極62,72及び中間電極73をエッチングマスクとして用いるエッチング作業によると、コンデンサ60,70の領域の外側における第1の誘電体層7が或る程度エッチングすることになる。図に示すような、その厚さの30%削減の状況は、多分に誇張している。エッチングマスクとして第2の電極62,72及び中間電極73を使用することは、最少のマスク数で効率的な処理手順を可能とする。それにも関わらず、この手法は、強誘電材料のうちで転換温度高い種類のものにも適用可能である。他の重要な相違点は、導電層に加えて、相互接続層として別個の導電層10を使用することであり、そこには、第1及び第2のコンデンサ60,70の第2の電極62,72を規定する。これは、比較的高い内部抵抗を有する貴金属をこれらの電極用の材料として選定する場合に、特に好適である。相互接続層への更なる縦の相互接続部を、ダイオードなどの他のコンポーネントに接触するように、コンデンサ構体に隣接して設けることができる。
更に、中間電極73ではなく、第1及び第2の電極71,72は、第2のコンデンサ70の入力端を構成する。この設計は、まず第1に、得られる構体の表面積が大きくなる傾向にあるので、あまり望ましくない。第2に、第1及び第2のコンデンサ60,70の第1の電極61,71が、かなり異なって帯電される。即ち、第1のコンデンサ60の第1の電極61は、グランドに結合させる一方で、第2のコンデンサ70の第1の電極71は、入力端を構成する。換言すれば、第1の電極61と第1の電極71との間の距離は、この箇所でブレークダウンを起こすことの無い最小の距離に画成する。この距離は、誘電体64の厚さと同程度にすることが好適である。図3及び図4を参照して説明したような、これらの特徴の各々は、別々に組み合わせることができることは理解されるであろう。
この第4実施例の更なる変形例では、追加の抵抗を設ける。この抵抗は、相互接続層よりも高いシート抵抗値を有する別の金属層として設け、そして、回路の抵抗を形成するように適切にパターンニングする。このような金属層は、例えば、TiW,TiW(N),TiN,SiCr,SiCr(O),SiCr(N)又は他の任意の抵抗材料の層である。その層は局所的に、即ち抵抗を形成する箇所のみを残存させるように、パターンニングすることができるが、その抵抗の領域だけでなく、相互接続層の頂部も残存させるようにすることもできる。それは、不活性化層で覆うことが好適である。また、前の図に示したような、第1のコンデンサのフローティング電極、第2のコンデンサの反転入力端及び出力端を有する変形のデバイス構成にも同様に、抵抗を適用することもできる。
図6は、第3実施例に似ている第4実施例の上面図を示す。主な相違点は、追加の相互接続層を設けていないことである。この図では、図5と同様な線を用いている。この実施例では、本構体に対して1つの出力端82があるだけであり、好適であって不可欠ではないが、この出力端は、グランドに接続する。その結果として、中間電極73から出力端82までのリード19がある。
図7は、図1及び図5に対応する電気回路図を示す。この図では、入力端81、出力端82、及び別の出力端83を有する電子デバイスを示している。それは、ESD保護として、及びバンドパスフィルタとして好適な回路を示している。図1に示すような、領域2,3を備えるダイオード21は、一次のESD保護素子である。好適には背合わせ(逆直列)ダイオードとするが、代わりに、ツェナーダイオード、前後(直列)ダイオード、pnダイオード、又はフローティングダイオードを用いることができる。特定の種類のダイオードは、要求される電圧の安定性にとりわけ依存する。本実施例では、ダイオードは、例えば60Vを超えるパルス化電圧ピークに耐えて対処することができるように設計する。抵抗22は、信号経路内に置かれる。その値は、高周波の用途用に通常は50Ωとするが、オーディオ用途用に1kΩ〜100kΩの範囲内の値にすることもできる。次に、第1のコンデンサ60を第1の出力端82に通じる第1の枝路に接続する。この第1の出力端82は、グランドに接続する。第1のコンデンサ60は、例えば0.7nFのキャパシタンス及び60Vを超えるブレークダウン電圧を有する。第2のコンデンサ70は、第2の枝路の一部を構成する。この第2のコンデンサ70は、別の出力端83に接続され、それは集積回路の入力端に接続される。この第2のコンデンサ70は、例えば7.3nFのキャパシタンス及び30Vを超えるブレークダウン電圧を有する。原理上は、電極を積層化すると、そのキャパシタンスは、実際上3.65nFの2倍になる。
0.7nFの第1のキャパシタンスは、極めて高い電圧パルスの場合でも十分であることが分かる。例えば、16kVの値は、携帯電話又は他の携帯装置内の多くのアプリケーション用に規定されている。このような高電圧(16kV)のESDの事象中には、ESDダイオードに流れる電流が、数アンペアにまで達し、ダイオードにかかる電圧を60Vに下げることができる。電圧降下の最大持続時間は、約10ns〜50nsである。ダイオードにかかる電圧は、第1のRC段用の入力電圧となる。50Ωの抵抗22及び0.7nFの第1のキャパシタンスの場合に、第1の枝路の時定数は、35nsとなる。50nsの最大時間でさえ、コンデンサ60は前記60Vに到達せず、第1のコンデンサ60にかかる電圧は、第2のRC段(即ち、第2の枝路)の入力電圧となる。第2の枝路は、数オームの追加の抵抗23を有する。これは、第2の枝路の出力端83をグランドに結合させる場合に、特に好適である。従って、その時定数は、53Ω*3.65nF=190〜200nsである。その時定数は、第1のRC段のものより大きいので、第2の枝路のコンデンサ70は、30Vより大きい電圧降下に直面しないようにする。
この例に示す値は、16kVの電圧パルスに対する保護に関するものであることは明らかであり、約60Vまでの引き下げを達成するように1つ以上のダイオードと組み合わせている。前述したように、本発明のデバイスは、低めの電圧パルスが予期される用途にも適切に用いることができるとともに、静電放電ではなく、バッテリの電圧変化などが極めて脆弱なコンデンサにとって有害となり得る用途にも適切に用いることができる。
更に、この例のコンデンサの値は、本発明の範囲を制限することを意味するものではないことは明らかである。例えば、第2のコンデンサのキャパシタンスは、100nFと同程度の大きさにすることができ、一方でブレークダウン電圧は僅か5Vとすることができる。
図8に、図6に対応するESD保護回路の第2の実施例を示す。ここでは、第1のコンデンサ60及び第2のコンデンサ70の双方は、入力端81と第1の出力端82との間に設ける。また、この実施例では、第1の出力端82を、グランドに接続する。本実施例は、典型的な一次RCローパスフィルタを示す。そのコンデンサ及び抵抗の値は、図7に示すものと同じように選定することができる。
要するに、集積化コンデンサ構体は、第1のコンデンサ60を有する第1の枝路と、第2のコンデンサ70を有する第2の枝路とを備える。第2のコンデンサ70は、第1のコンデンサ60よりも高容量密度及び低ブレークダウン電圧を有する。第1の枝路は、第2の枝路よりも短いRC時定数を有し、パルス化電圧ピークが実質上第1の枝路の方へ進むようにする。この第1のコンデンサ60は、パルス化電圧ピークの電荷を蓄えるのに十分な容量を有する。一実施例では、第2のコンデンサ70は、積層コンデンサである。本構体は、ESD保護に適しており、このため、ダイオード21及び抵抗22を追加的に備えることができる。
第1実施例のデバイスの断面図である。 第1実施例のデバイスの別の断面図である。 第2実施例のデバイスの断面図である。 第3実施例のデバイスの断面図である。 第1実施例のデバイスの上面図である。 第3実施例に似ている第4実施例のデバイスの上面図である。 本発明のデバイスに対する電気回路図である。 本発明のデバイスに対する電気回路図である。
符号の説明
1 基板
2 第1の半導体領域
3 第2の半導体領域
4 絶縁層
5 バリヤ層
6 第1の導電層
7 第1の誘電体層
8 第1の給電リード
9 第2の給電リード
10 第2の導電層
11 不活性化層
12,13 コンタクトホール
15 グランドコンタクト
17 第2の誘電体層
18 抵抗層
19 第3の給電リード
21 ダイオード
22 抵抗
23 追加の抵抗
60 第1のコンデンサ
61 第1のコンデンサの第1の電極
62 第1のコンデンサの第2の電極
63 フローティング電極
64 誘電体
65 ビア
70 第2のコンデンサ
71 第2のコンデンサの第1の電極
72 第2のコンデンサの第2の電極
73 中間電極
81 入力端
82 出力端
83 別の出力端
84 平担化層
85 隔離層

Claims (15)

  1. 入力端及び少なくとも1つの出力端を有する集積化コンデンサ構体を備えた電子デバイスであって、前記コンデンサ構体は、第1の枝路及び第2の枝路を備え、前記第1の枝路は、前記コンデンサ構体の入力端と出力端との間に結合されるとともに、第1のコンデンサを備え、前記第2の枝路は、前記入力端に結合されるとともに、前記第1のコンデンサよりも高容量密度及び低ブレークダウン電圧を有する第2のコンデンサを備え、且つ前記第1の枝路は、パルス化電圧ピークが実質上前記第1の枝路の方に進むように、前記第2の枝路よりも短いRC時定数を有し、前記第1のコンデンサは、前記パルス化電圧ピークの電荷を蓄えるのに十分な容量を有する、電子デバイス。
  2. 前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサは、共通の第1の誘電体層を備える、請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記第2の枝路の大きいRC時定数は、追加の抵抗で実現される、請求項1に記載の電子デバイス。
  4. 前記第2のコンデンサは、積層コンデンサであり、前記第1の誘電体層が、第1の電極と中間電極との間に存在するとともに、第2の誘電体層が、第2の電極と前記中間電極との間に存在し、且つ前記第2のコンデンサの第1の電極及び第2の電極が、互いに結合されている、請求項1又は2に記載の電子デバイス。
  5. 前記第1のコンデンサの誘電体は、前記第1の誘電体層及び前記第2の誘電体層の双方を備える、請求項4に記載の電子デバイス。
  6. 前記第1及び第2の誘電体層は、強誘電体からなる、請求項3又は4に記載の電子デバイス。
  7. 前記第2のコンデンサは、トレンチコンデンサである、請求項1、2又は3に記載の電子デバイス。
  8. 前記コンデンサ構体は、ダイオードを更に備えているESD保護回路の一部を構成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  9. 抵抗を更に備える、請求項8に記載の電子デバイス。
  10. 前記第2の枝路は、前記コンデンサ構体の別の出力端に結合されている、請求項1又は8に記載の電子デバイス。
  11. 前記コンデンサ構体の入力端は、前記電子デバイスのコンタクトパッドに結合され、前記コンタクトパッドは、前記電子デバイスから、或る系を有する別の電子デバイスへの接続部を成すように設計されている、請求項1又は10に記載の電子デバイス。
  12. 前記コンデンサ構体は、ボンディングパッド用の一次のESD保護回路であり、実質上ダイオードをなくした、請求項11に記載の電子デバイス。
  13. 請求項1又は8に記載の電子デバイスと、静電放電(ESD)に対して前記電子デバイスによって保護すべき集積回路とを備えるアセンブリ。
  14. 電子回路のESD保護用及び前記第2のコンデンサでの信号のフィルタリング用に、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電子デバイスを使用する使用方法。
  15. 前記第2のコンデンサを、オーディオ信号又はビデオ信号のACカップリングに用いる、請求項14に記載の電子デバイスの使用方法。
JP2007557649A 2005-03-02 2006-02-27 電子デバイス及びその使用方法 Withdrawn JP2008532308A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05101597 2005-03-02
PCT/IB2006/050604 WO2006092756A1 (en) 2005-03-02 2006-02-27 Electronic device and use thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008532308A true JP2008532308A (ja) 2008-08-14

Family

ID=36588979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007557649A Withdrawn JP2008532308A (ja) 2005-03-02 2006-02-27 電子デバイス及びその使用方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7838965B2 (ja)
JP (1) JP2008532308A (ja)
CN (1) CN100583437C (ja)
WO (1) WO2006092756A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165730A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp 高周波帯用esd保護回路
JP2011029614A (ja) * 2009-06-29 2011-02-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8035937B2 (en) 2008-06-27 2011-10-11 Hynix Semiconductor Inc. Electrostatic discharge circuit
WO2015025753A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社村田製作所 Esd保護機能付薄膜キャパシタ装置およびその製造方法
WO2015151786A1 (ja) * 2014-04-03 2015-10-08 株式会社村田製作所 可変容量デバイスおよびその製造方法
WO2018168173A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
WO2018173522A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
JP2020120110A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 半導体装置
JP2021509540A (ja) * 2017-12-29 2021-03-25 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 高電圧絶縁構造及び方法
WO2022210551A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 ローム株式会社 アイソレータ、絶縁モジュールおよびゲートドライバ

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010049859A1 (en) 2008-10-28 2010-05-06 Nxp B.V. 3d integration of a mim capacitor and a resistor
FR2976715B1 (fr) * 2011-06-15 2013-06-28 St Microelectronics Sa Dispositif capacitif integre et convertisseur analogique numerique integre comprenant un tel dispositif
WO2013048522A1 (en) * 2011-10-01 2013-04-04 Intel Corporation On-chip capacitors and methods of assembling same
US8749949B2 (en) * 2011-10-31 2014-06-10 Lawrence Livermore National Security, Llc Resistive foil edge grading for accelerator and other high voltage structures
DE102013110041B4 (de) 2013-09-12 2023-09-07 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Optoelektronischer Halbleiterchip und optoelektronisches Bauelement
US10128327B2 (en) * 2014-04-30 2018-11-13 Stmicroelectronics, Inc. DRAM interconnect structure having ferroelectric capacitors exhibiting negative capacitance
US9530833B2 (en) 2014-06-17 2016-12-27 Globalfoundaries Inc. Semiconductor structure including capacitors having different capacitor dielectrics and method for the formation thereof
JP6169804B2 (ja) * 2014-09-16 2017-07-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 センサ装置
US10006956B2 (en) * 2015-03-26 2018-06-26 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Systems and methods for determining an operational condition of a capacitor package
CN107438355A (zh) * 2016-05-25 2017-12-05 佳邦科技股份有限公司 积层式电子冲击保护电磁干扰滤波组件及其制造方法
CN208433948U (zh) * 2016-08-01 2019-01-25 株式会社村田制作所 带有静电放电保护功能的滤波器部件
CN106252358B (zh) * 2016-08-25 2019-05-03 武汉华星光电技术有限公司 具有静电保护功能的显示面板
US20210020587A1 (en) * 2019-06-11 2021-01-21 Skyworks Solutions, Inc. Moisture barrier for metal insulator metal capacitors and integrated circuit having the same

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4759823A (en) * 1987-06-02 1988-07-26 Krysalis Corporation Method for patterning PLZT thin films
EP0397780A4 (en) * 1988-02-02 1991-09-18 Analog Devices, Incorporated Ic with means for reducing esd damage
US5225702A (en) * 1991-12-05 1993-07-06 Texas Instruments Incorporated Silicon controlled rectifier structure for electrostatic discharge protection
US5801065A (en) * 1994-02-03 1998-09-01 Universal Semiconductor, Inc. Structure and fabrication of semiconductor device having merged resistive/capacitive plate and/or surface layer that provides ESD protection
US6064108A (en) * 1997-09-02 2000-05-16 Hughes Electronics Corporation Integrated interdigitated capacitor
JP2000101022A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Seiko Epson Corp 半導体集積回路装置
JP2004523924A (ja) 2001-03-21 2004-08-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電子デバイス
US7989917B2 (en) * 2002-01-31 2011-08-02 Nxp B.V. Integrated circuit device including a resistor having a narrow-tolerance resistance value coupled to an active component
US6897492B2 (en) * 2002-02-04 2005-05-24 Ixys Corporation Power device with bi-directional level shift circuit
GB0207857D0 (en) * 2002-04-05 2002-05-15 Zarlink Semiconductor Ltd Integrated circuit capacitors
WO2004057688A1 (en) 2002-12-20 2004-07-08 Avecia Limited Improvements in and relating to organic semiconducting materials
EP1617473A1 (en) 2004-07-13 2006-01-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electronic device comprising an ESD device

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8035937B2 (en) 2008-06-27 2011-10-11 Hynix Semiconductor Inc. Electrostatic discharge circuit
JP2010165730A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp 高周波帯用esd保護回路
US9230952B2 (en) 2009-06-29 2016-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2011029614A (ja) * 2009-06-29 2011-02-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
WO2015025753A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社村田製作所 Esd保護機能付薄膜キャパシタ装置およびその製造方法
JP5704291B1 (ja) * 2013-08-19 2015-04-22 株式会社村田製作所 Esd保護機能付薄膜キャパシタ装置およびその製造方法
US9991251B2 (en) 2014-04-03 2018-06-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor device
US9704847B2 (en) 2014-04-03 2017-07-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Variable capacitance device
WO2015151786A1 (ja) * 2014-04-03 2015-10-08 株式会社村田製作所 可変容量デバイスおよびその製造方法
WO2018168173A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
JP6406486B1 (ja) * 2017-03-17 2018-10-17 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
US10770451B2 (en) 2017-03-17 2020-09-08 Murata Manufacturing Co, Ltd. Thin-film ESD protection device
WO2018173522A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
JP6424994B1 (ja) * 2017-03-22 2018-11-21 株式会社村田製作所 薄膜esd保護デバイス
US11469593B2 (en) 2017-03-22 2022-10-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Thin-film ESD protection device with compact size
JP2021509540A (ja) * 2017-12-29 2021-03-25 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 高電圧絶縁構造及び方法
JP7404604B2 (ja) 2017-12-29 2023-12-26 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド 高電圧絶縁構造及び方法
JP2020120110A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 半導体装置
WO2022210551A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 ローム株式会社 アイソレータ、絶縁モジュールおよびゲートドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
US7838965B2 (en) 2010-11-23
CN101171687A (zh) 2008-04-30
CN100583437C (zh) 2010-01-20
US20080258257A1 (en) 2008-10-23
WO2006092756A1 (en) 2006-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008532308A (ja) 電子デバイス及びその使用方法
US11264378B2 (en) Integrated circuit
US7538375B2 (en) Capacitor structure of semiconductor device and method of fabricating the same
US9865582B2 (en) Integrated thinfilm resistor and MIM capacitor with a low serial resistance
JP2001284360A (ja) 半導体装置
US10153267B2 (en) ESD-protective-function-equipped composite electronic component
JP7375287B2 (ja) 多層薄膜キャパシタ
TW200924094A (en) Semiconductor device having bonding pad above low-k dielectric film and manufacturing method therefor
US7238584B2 (en) Methods of fabricating integrated circuit devices having resistors with different resistivities therein
JP3351377B2 (ja) 高周波回路装置
US7531862B2 (en) Semiconductor device having ferroelectric substance capacitor
US9165828B2 (en) Semiconductor device comprising a fuse structure and a method for manufacturing such semiconductor device
US6884673B2 (en) Methods of forming integrated circuit devices having metal-insulator-metal (MIM) capacitor
TWI622176B (zh) Mim電容之結構及其製造方法
CN1178302C (zh) 金属-绝缘体-金属电容器及其制作方法
WO2008029361A1 (en) Integrated circuit and use thereof
US11393636B2 (en) Ceramic overvoltage protection device having low capacitance and improved durability
KR100650192B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 형성 방법
JP2006005309A (ja) キャパシタ装置
CN212542480U (zh) 可变电容元件
TWI430399B (zh) 製造供金屬-絕緣體-金屬電容使用之多層結構之方法
EP2422358A1 (en) Method for fabricating an integrated-passives device with a mim capacitor and a high-accuracy resistor on top
JP2002110923A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2003218214A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20060006339A (ko) 반도체 소자의 박막 저항 형성 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090916