JP2008528687A - 脂肪族又はシクロパラフィン系の炭化水素溶剤を用いたフェニル含有クロロシランの製造方法 - Google Patents

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Abstract

フェニルメチルジクロロシラン及びジフェニルメチルクロロシランは、フェニルグリニャール試薬、エーテル溶剤、トリクロロシラン、及び脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤を接触させる工程を含むグリニャールプロセスによって調製され、フェニルグリニャール試薬に対するエーテル溶剤のモル比は2〜5であり、フェニルグリニャール試薬に対するトリクロロシランのモル比は0.1〜10であり、フェニルグリニャール試薬に対する脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤のモル比は3〜7である。好ましい反応物は、フェニルグリニャール試薬としての塩化フェニルマグネシウムと、溶剤としてのジエチルエーテルと、脂肪族炭化水素カップリング溶剤としてのn−ヘプタン、又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤としてのシクロヘキサンと、メチルトリクロロシランとを含む。
【選択図】 なし

Description

本発明は、脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤が用いられる、特定のフェニル含有クロロシランの製造方法に関する。
[関連出願への相互参照]
なし。
[連邦政府によって後援された研究に関する記載]
なし。
[発明の背景]
有害性大気汚染物質国家排出基準(NESHAP)(各種有機NESHAP又はMON規則として知られる)は、米国環境保護庁(EPA)、連邦規制集第40編第63部、サブパート(Subpart)FFFFによって2003年11月10日に公開された規制である。MON規則において、この規則の対象となる化学製造業者及び化学メーカーは、2006年11月10日までに遵守することが要求される。影響を受ける企業は新しい大気汚染制御技術にかなりの資本投資を行い、排出を継続して監視する準備をし、その遵守状態を州及び連邦当局に報告することが必要とされ得るので、現在多くの施設はMONを遵守する努力を始めている。
例えば、主な排出源と考えられる、プラント全体で年間10トンの単一の有害性大気汚染物質(HAP)、又は年間25トンの全てのHAPしか排出しない可能性を有することが必要である。ベンゼン、トルエン、及びキシレンなどの芳香族炭化水素化合物は、リストに記載されるHAPに含まれる。しかしながら、脂肪族及びシクロパラフィン系炭化水素、すなわちヘプタン及びシクロヘキサンなどの他の炭化水素化合物はリストに記載されるHAPには含まれておらず、したがって除外される。そのため、本発明に従うプロセスが用いられると、場合によっては、本発明の技法を用いる任意の施設にとって、主な資本投資を余分に必要としない可能性があるということになる。
上記のことを考慮し、且つ本発明の方法によると、このようなプロセスで通常使用される芳香族炭化水素カップリング溶剤の代わりに、脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤を用いて、特定のフェニル含有クロロシランが調製される。頻繁に使用されるカップリング溶剤のトルエン(すなわち、例えば米国特許第6,541,651号(2003年4月1日)、及び同時係属中の米国特許仮出願第60/534,443号(2004年1月6日)を参照)の代替カップリング溶剤として、特に、n−ヘプタンなどの直鎖又は分枝鎖アルカンC2n+2が使用される。シクロヘキサンなどのシクロパラフィン系炭化水素C2nも、カップリング溶剤として使用することができる。
[発明の簡単な概要]
本発明は、フェニルメチルジクロロシラン及びジフェニルメチルクロロシランを調製するためのグリニャールプロセスに関する。このプロセスにおいて、グリニャールプロセスの反応物は、フェニルグリニャール試薬、エーテル溶剤、トリクロロシラン、及び脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤を含む。フェニルグリニャール試薬は、好ましくは、塩化フェニルマグネシウムであり、エーテル溶剤は、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル(EtO)、エチルメチルエーテル、n−ブチルメチルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジ−イソブチルエーテル、イソブチルメチルエーテル、及びイソブチルエチルエーテルなどのジアルキルエーテルであり、脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素溶剤は、好ましくは、それぞれn−ヘプタン又はシクロヘキサンであり、トリクロロシランは、好ましくは、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、又はビニルトリクロロシランである。
フェニルグリニャール試薬に対するエーテル溶剤のモル比が2〜5であり、フェニルグリニャール試薬に対するトリクロロシランのモル比が0.1〜10であり、フェニルグリニャール試薬に対する脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤のモル比が3〜7である。
カップリング溶剤としてトルエンの代わりに、脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素溶剤であるn−ヘプタンを用いることによって、ジエチルエーテル/n−ヘプタン共溶剤系が、塩化マグネシウムを非常に効率良く沈殿させることが発見された。また、このジエチルエーテル/n−ヘプタン系を使用すると、非常に流動性のグリニャール反応混合物が得られるので、塩化マグネシウムが容易に分離され得る非常に低粘度のスラリーが提供された。一般に生じる第2の非常に微細な塩化マグネシウム層も見られなかった。反応混合物のガスクロマトグラフィ(GC)分析によって、生成物の形成の点ではさらに良くはなくても、ジエチルエーテル/n−ヘプタン系はより少ない副産物を生じたので、ジエチルエーテル/n−ヘプタン系は、ジエチルエーテル/トルエン系と同様に作用したことが示された。本発明のこれらの特徴及び他の特徴は、詳細な説明を考慮すれば明らかになるであろう。
[発明の詳細な説明]
本明細書における使用では、「標準カップリング」という用語は、塩化フェニルグリニャール試薬とトリクロロシランとの反応を示し、「共カップリング(co-coupling)」という用語は、フェニルグリニャール試薬である、トリクロロシランとフェニルクロロシランとの反応を示し、「直接カップリング」という用語は、フェニルグリニャール試薬とフェニルクロロシランとの反応を示す。略語Et、Me、及びPhはそれぞれ、エチル、メチル、及びフェニルを示す。
本発明に従って用いられるグリニャールプロセスは、化学反応(I)及び(II)において以下で説明される。これは標準カップリングを表す。n−ヘプタンも化学反応(II)の生成物のうちの1つであるが、n−ヘプタンは反応式中には示されていない。
Figure 2008528687
化学反応(I)において、塩化フェニル/クロロベンゼン(PhCl)は、ジエチルエーテル(CHCH−O−CHCH)溶剤の存在下でマグネシウム金属(Mg)と結合され、ジエチルエーテル中に塩化フェニルマグネシウム(PhMgCl)を形成する。ジエチルエーテル中の塩化フェニルマグネシウムは次に化学反応(II)において使用され、メチルトリクロロシラン(MeSiCl)及び好ましいカップリング溶剤であるn−ヘプタンと結合される。化学反応(II)の生成物は、フェニルメチルジクロロシラン(PhMeSiCl)、ジフェニルメチルクロロシラン(PhMeSiCl)、塩化マグネシウム、及びn−ヘプタンである。
本発明に有用なクロロシランは一般式RSiX4−a(式中、各Rは、フェニル基、メチル基、ビニル基、又は水素を表すことができ、Xは塩素又は臭素を表し、aは0、1、又は2の値を有する)である。使用することができるいくつかの適切で、且つ典型的なクロロシランとしては、四塩化ケイ素、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、フェニルメチルジクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ヒドリドトリクロロシラン、ジビニルジクロロシラン、メチルビニルジクロロシラン、フェニルビニルジクロロシラン、ヒドリドメチルジクロロシラン、ヒドリドフェニルジクロロシラン、ヒドリドビニルジクロロシラン及びジヒドリドジクロロシランが挙げられる。
本発明において有用なマグネシウム金属は、グリニャール型反応において現在使用されている金属の形態のいずれでもよい。例えば、金属は、粉末、薄片、顆粒、チップ、塊、又は削りくずの形態でよい。マグネシウム金属とフェニルハロゲン化物との接触は、グリニャール型の反応を実行するのに適切な標準型の反応器内で行うことができる。したがって、反応器は、バッチ式、セミバッチ式、又は連続式反応器であってもよい。好ましい反応器は連続式反応器である。本発明の方法が実行される環境は、最良の結果のために不活性でなければならない。そのため、この方法の好ましい条件下では、反応器は窒素又はアルゴンなどの不活性ガスでパージされて全体が覆われる。
本発明において有用なフェニルハロゲン化物は式RX(式中、Rはフェニルを表し、Xは塩素又は臭素原子である)を有するものである。本発明のための好ましいフェニルハロゲン化物は、塩化フェニル(クロロベンゼン)である。グリニャール試薬を合成するための溶剤には、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルメチルエーテル、n−ブチルメチルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジ−イソブチルエーテル、イソブチルメチルエーテル、及びイソブチルエチルエーテルなどのジアルキルエーテルが含まれる。最も好ましいエーテル溶剤は、ジエチルエーテルである。
本発明のプロセスによるフェニルグリニャール試薬であるPhMgClとPhMeSiCl又はMeSiClとのカップリング反応におけるカップリング溶剤は、脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素である。n−ヘプタンが好ましいカップリング溶剤であるが、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン、及びデカンなどの他の非分枝状アルカンを使用することもできる。既に記載したように、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどのシクロパラフィン、並びにメチルシクロペンタン及びメチルシクロヘキサンなどのシクロパラフィン誘導体も、カップリング溶剤として使用することができる。PhMgClなどのフェニルグリニャール試薬は、必要に応じて、合成することもできるし、商業的に購入することもできる。
以下の実施例は、本発明をより詳細に説明するために示される。
(比較例1)
トルエンによる基準となる標準カップリング
1Lの攪拌フラスコ内で、143.8グラムの高速液体クロマトグラフィ(HPLC)グレードのトルエン及び234.6グラムのMeSiClを混合した。21分間にわたって、EtO中の222グラムのPhMgClを添加した。PhMgClは、0.91グラム/mlの密度と、MeOHクエンチ法により決定される2.15ml/Lの推定濃度とを有していた。21分間の供給時間の最後に、反応混合物は61℃に到達した。回収した全生成物は、572.6グラムの重さであった。液体及び固体の混合物を32オンスのビンに入れ、固体を沈降させた。液体及び固体の全高さは9.7センチメートルであった。固体だけの高さは3.6センチメートルであった。液体の密度は0.975グラム/mlであった。液体の組成は、ガスクロマトグラフィ(GC)によって決定され、表1に示される。
Figure 2008528687
(比較例2)
トルエンによる基準となる標準カップリング
1Lの攪拌フラスコ内で、127.6グラムのHPLC用のトルエン及び206.6グラムのMeSiClを混合した。19分間にわたって、EtO中の215グラムのPhMgClを添加した。PhMgClは、0.91グラム/mlの密度と、MeOHクエンチ法により決定される1.96ml/Lの濃度とを有した。供給時間の最後に、反応混合物は62℃に到達した。回収した全生成物は、523.4グラムの重さであった。液体及び固体の混合物を32オンスのビンに入れ、固体を沈降させた。液体及び固体の全高さは8.8センチメートルであった。固体だけの高さは3.3センチメートルであった。液体の密度は0.983グラム/mlであった。液体の組成は、GCによって決定され、表2に示される。
Figure 2008528687
(実施例3)
n−ヘプタンによる標準カップリング
1Lの攪拌フラスコ内で、148.1グラムのHPLC用n−ヘプタン及び221.9グラムのMeSiClを混合した。22分間にわたって、EtO中の230グラムのPhMgClを添加した。PhMgClは、0.91グラム/mlの密度と、MeOHクエンチ法により決定される1.96mol/Lの濃度とを有した。供給時間の最後に、反応混合物は59℃に到達した。回収した全生成物は、580.0グラムの重さであった。液体及び固体の混合物を32オンスのビンに入れ、固体を沈降させた。液体及び固体の全高さは10.6センチメートルであり、固体だけの高さは、4.1センチメートルであった。液体の密度は0.874グラム/mlであった。GCによって決定される液体の組成は、表3に示される。
Figure 2008528687
(実施例4)
n−ヘプタンによる標準カップリング
1Lの攪拌フラスコ内で、148.8グラムのHPLC用n−ヘプタン及び222.4グラムのMeSiClを混合した。21分間にわたって、EtO中の230グラムのPhMgClを添加した。PhMgClは、0.91グラム/mlの密度と、MeOHクエンチ法により決定される1.96mol/Lの濃度とを有した。供給時間の最後に、反応混合物は58℃に到達した。回収した全生成物は、579.7グラムの重さであった。液体及び固体の混合物を32オンスのビンに入れ、固体を沈降させた。液体及び固体の全高さは10.6センチメートルであり、固体だけの高さは、3.9センチメートルであった。液体の密度は0.879グラム/mlであった。GCによって決定される液体の組成は、表4に示される。
Figure 2008528687
本明細書中に記載される化合物、組成物、及び方法において、本発明の本質的な特徴から逸脱することなく他の変更が行なわれ得る。本明細書中に具体的に記載される本発明の実施形態は例示的なだけであり、添付の特許請求の範囲における定義を除いて、その範囲における限定は意図されない。
[図面の簡単な説明]
なし。

Claims (8)

  1. グリニャールプロセスによって、フェニルメチルジクロロシラン及びジフェニルメチルクロロシランを調製するためのプロセスであって、フェニルグリニャール試薬、エーテル溶剤、トリクロロシラン、及び脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤を接触させることを含み、該フェニルグリニャール試薬に対する該エーテル溶剤のモル比が2〜5であり、該フェニルグリニャール試薬に対する該トリクロロシランのモル比が0.1〜10であり、該フェニルグリニャール試薬に対する該脂肪族又はシクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤のモル比が3〜7であるプロセス。
  2. 前記フェニルグリニャール試薬が塩化フェニルマグネシウムである、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記エーテル溶剤が、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルメチルエーテル、n−ブチルメチルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジ−イソブチルエーテル、イソブチルメチルエーテル、及びイソブチルエチルエーテルから成る群から選択されるジアルキルエーテルである、請求項1又は2に記載のプロセス。
  4. 前記トリクロロシランが、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、及びビニルトリクロロシランから成る群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 前記脂肪族炭化水素カップリング溶剤が、ブタン、ペンタン、ヘキサン、n−ヘプタン、オクタン、ノナン及びデカンから成る群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記脂肪族炭化水素カップリング溶剤がn−ヘプタンである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. 前記シクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤が、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、メチルシクロペンタン、及びメチルシクロヘキサンから成る群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 前記シクロパラフィン系炭化水素カップリング溶剤がシクロヘキサンである、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
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