JP2008528618A - 置換ナフチルインドール誘導体の調製のための方法および化合物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製方法を提供する。本発明の特定の実施態様において、上記方法は、Oppenauer酸化、Fischerインドール合成、メチルエーテル切断、置換メチルテトラゾールと置換ナフトールのカップリングの1個または複数を含む反応を包含する。
Description
本発明は、深部静脈血栓症、冠状動脈性心臓病、肺線維症、および線維素溶解性障害に起因する他の状態を処置するために、例えば、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製方法に関する。
プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)は、プラスミノーゲン−プラスミン系の主要な調節成分である。PAI−1は、組織型プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)およびウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター(uPA)双方の主要な生理的阻害剤である。PAI−1の血漿レベルの増大は、動物実験(Krishnamurti,Blood,69,798(1987);Reilly,Arteriosclerosis and Thrombosis,11,1276(1991);Carmeliet,Journal of Clinical Investigation,92,2756(1993))および臨床研究(Rocha,Fibrinolysis,8,294,1994;Aznar,Haemostasis 24,243(1994))により示されるように、血栓事象に付随する。PAI−1レベルの増大は、多嚢胞性卵巣症候群(Nordt,Journal of clinical Endocrinology and Metabolism,85,4,1563(2000))およびエストロゲン欠乏による誘導される骨量減少(Daci,Journal of Bone and Mineral Research,15,8,1510(2000))のごとき疾患にも関与する。PAI−1活性の抗体中和は、内因性血栓溶解および再かん流の促進をもたらすことが見出されている(Biemond,Circulation,91,1175(1995);Levi,Circulation 85,305,(1992))。従って、PAI−1阻害剤は、例えば、線維素溶解性障害に由来する状態、例えば、深部静脈血栓症、冠状動脈性心臓病、肺塞栓症および多嚢胞性卵巣症候群の処置において有用であろう。当該分野において、PAI−1阻害剤の有効な調製方法が必要とされている。
本発明は、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製方法ならびにかかる方法において有用な合成中間体に関する。
好ましい実施態様において、本発明は、無機または有機塩基の存在下、式(3):
[式中:
Xは脱離基であり;
R7は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、7〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、または1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリールであり;
R8は、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;および
nは、0〜6の整数である]
の化合物を式(2):
Xは脱離基であり;
R7は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、7〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、または1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリールであり;
R8は、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;および
nは、0〜6の整数である]
の化合物を式(2):
R1、R2、R3およびR4は各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;
R5は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、1〜6個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルであり;および
R6は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、8〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよいベンジル、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で所望により置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルである]
の化合物と反応させて式(1):
本発明の他の実施態様は、式(6):
の化合物を式R9MgBrで示されるハロゲン化アルキルマグネシウムまたはハロゲン化アリールマグネシウムと、ならびにさらに水素受容体と反応させて式(5):
[式中:
R9は−CH2−R5であり;および
R3、R4およびR5は本明細書中上記定義のとおりである]
の化合物を形成させることを含む方法に関する。
R9は−CH2−R5であり;および
R3、R4およびR5は本明細書中上記定義のとおりである]
の化合物を形成させることを含む方法に関する。
好ましい実施態様において、式(6)の化合物を、臭化ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)およびさらに1−メチル−4−ピペリドン(MPP)と反応させる。或いは、式(5)の化合物は、式(6)の化合物を式R9Liで示されるアルキルリチウム、マグネシウム塩および水素受容体と連続して反応させることにより形成され得る。好ましい実施態様は、式(6)の化合物をヘキシルリチウム、硫酸マグネシウムおよび1−メチル−4−ピペリドン(MPP)と連続して反応させることを含む。
本発明の特定の実施態様において、上記のように、式(4)の化合物をエーテル脱メチル化剤と反応させて、式(2)の化合物を形成させる。
本発明は、式(1)、(2)、(4)、(5)および(6)の化合物を含む、上記方法に関与する合成中間体および他の化合物も提供する。
具体的な実施態様の詳細な説明
本発明の特定の態様は、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製方法に関する。本発明の好ましい方法は、出発アルデヒドから直接的にケトンを形成させる、マグネシウムアルコキシド上の直接的Oppenauer酸化を含む。本発明のさらなる好ましい実施態様は、アルキル置換基がアリール基で適宜置換されているN−アリール−N−アルキルヒドラジンをケトンと反応させて直接N−ベンジルインドールを形成させる、Fischerインドール合成を含む反応に関する。本発明は、メトキシ基が三臭化ホウ素で切断されるメチルエーテル切断を含む方法も包含する。本発明の他の実施態様は、保護された置換メチルテトラゾールとナフトールの直接カップリングを含む方法に関する。本発明の好ましい実施態様において、テトラゾールはピラン保護されている。
本発明の特定の態様は、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製方法に関する。本発明の好ましい方法は、出発アルデヒドから直接的にケトンを形成させる、マグネシウムアルコキシド上の直接的Oppenauer酸化を含む。本発明のさらなる好ましい実施態様は、アルキル置換基がアリール基で適宜置換されているN−アリール−N−アルキルヒドラジンをケトンと反応させて直接N−ベンジルインドールを形成させる、Fischerインドール合成を含む反応に関する。本発明は、メトキシ基が三臭化ホウ素で切断されるメチルエーテル切断を含む方法も包含する。本発明の他の実施態様は、保護された置換メチルテトラゾールとナフトールの直接カップリングを含む方法に関する。本発明の好ましい実施態様において、テトラゾールはピラン保護されている。
本明細書中、「アルキル」なる用語は、最高12個の炭素原子、好ましくは、1〜6個の炭素原子、より好ましくは、1〜3個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素鎖を言う。「アルキル」なる用語は、直鎖および分岐鎖、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、neo−ペンチル、n−ヘキシルおよびイソヘキシルを含むが、これらに限定されない。
本明細書中、「シクロアルキル」なる用語は、3〜8個の環炭素原子、好ましくは、3〜5個の環炭素原子を含む飽和炭素環式基を言う。シクロアルキル基は、単環式または二環式であってもよく、好ましくは、単環式である。
本明細書中、「アリール」なる用語は、6〜14員の芳香族炭素環を言う。アリール基は単環式または二環式であってもよい。単環式アリール基は好ましくは6員を有し、二環式アリール基は好ましくは10員を有する。例示的なアリール基はフェニルおよびナフチルを含む。
本明細書中、「ペルフルオロアルキル」なる用語は、全水素がフッ素で置換されている、1〜6個の炭素原子、好ましくは、1〜3個の炭素原子からなる直鎖または分岐した脂肪族炭化水素鎖を言う。
本明細書中、「アルカノイル」なる用語は、Rが1〜6個の炭素原子、好ましくは、1〜3個の炭素原子からなる前記アルキル基である、R−C(=O)−基を言う。
本明細書中、「アルコキシ」なる用語は、Rが1〜6個の炭素原子、好ましくは、1〜3個の炭素原子からなる前記アルキル基である、R−O−基を言う。
本明細書中、「ペルフルオロアルコキシ」なる用語は、Rが1〜6個の炭素原子、好ましくは、1〜3個の炭素原子からなる前記ペルフルオロアルキルである、R−O−基を言う。
本明細書中、「アルキルアミノ」および「ジアルキルアミノ」なる用語はそれぞれ、RおよびRaが1〜6個の炭素原子、好ましくは、1〜3個の炭素原子からなる前記アルキル基から独立して選択される、−NHRおよび−NRRaを言う。
本明細書中、「カルボキシ」なる用語は、−COOH基を言う。
本明細書中、「ハロゲン」または「ハロ」なる用語は、塩素、臭素、フッ素またはヨウ素を言う。
本明細書中、「アルキルアリール」なる用語は、Rが1〜6個の炭素原子からなる前記アルキル基であり、アリールが6〜14個の炭素原子からなる前記アリール基である、R−アリール−基を言う。
本明細書中、「アロイル」なる用語は、アリールが6〜14個の炭素原子からなる前記アリール基である、アリール−C(O)−基を言う。
本明細書中、「アルカリ土類金属」なる用語は、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムまたはラジウムを言う。
本明細書中、「無機塩基」および「有機塩基」なる用語は、酸と反応して塩を形成する化合物;水溶液中で水酸化物イオンを生じる化合物(Arrhenius塩基);水素イオンを受容する分子またはイオン(Bronsted−Lowry塩基);および/または化学結合を形成するための電子対を供与する分子またはイオン(Lewis塩基)を言う。
本明細書中、「水素受容体」なる用語は、水素が水素供与体から移動可能な化学物質を言う。本明細書中、「水素供与体」なる用語は、水素が水素受容体へ移動可能な化学物質を言う。特定の水素受容体はカルボニル基を含む。水素受容体は、例えば、シクロヘキサノンおよびベンズアルデヒドを含む。水素受容体は、例えば、Byrne,B.,ら,Tetrahedron Letters 28:769−72(1987);Tanikawa,S.,ら,米国特許出願公開2002198411(2002);およびOoi,T.,ら,Organic Letters 4:2669−2672(2002)において記載されている。
本明細書中、「エーテル脱メチル化剤」なる用語は、例えば、Smith,M.B.およびMarch,J.,Advanced Organic Chemistry,Wiley 5th ed.2001,pp.496,503,520および528において記載されているように、メチルエーテルを切断し得る化学物質を言う。エーテル脱メチル化剤は、例えば、BBr3、Me3SiI、濃HBrおよびHI、ナトリウムN−メチルアニリドおよびチオラートイオンを含む。
本明細書中、「脱離基」なる用語は、求核剤によりメチレンテトラゾールから容易に離脱する化学物質を言う。脱離基の例は、ハロゲン化物、例えば、Cl、BrおよびI;ならびにスルホナート、例えば、メシラート、トシラートおよびトリフラートを含むが、これらに限定されない。
本発明の特定の実施態様は、Oppenauer酸化を含む方法に関する。本発明の好ましい態様は、ケトンをアルデヒドから直接形成させる、マグネシウムアルコキシド上のOppenauer酸化に関する。好ましい方法は、式(6):
の化合物を式R9MgBrで示されるハロゲン化アルキルマグネシウムまたはハロゲン化アリールマグネシウムと、およびさらに水素受容体と反応させて式(5):
の化合物を形成させることを含む。
好ましい実施態様において、ハロゲン化アルキルマグネシウムはハロゲン化ヘキシルマグネシウム、ハロゲン化メチルマグネシウム、ハロゲン化イソブチルマグネシウムまたはハロゲン化ベンジルマグネシウムである。特に好ましい実施態様において、ハロゲン化アルキルマグネシウムは臭化ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)である。
好ましい水素受容体は、所望により置換されていてもよいジアルキルアミノベンズアルデヒドおよび所望により置換されていてもよい第3級アミノシクロアルカノンを含む。ジアルキルアミノベンズアルデヒドおよび第3級アミノシクロアルカノンのために選択される置換基は、電子求引基、例えば、ニトロ、シアノ、アルコキシカルボニルおよびアルキルスルホニルを含むが、これらに限定されない。本発明の特に好ましい実施態様において、水素受容体は1−メチル−4−ピペリドン(MPP)である。本発明の方法において有用な他の水素受容体は当業者によく知られている。
本発明の他の態様は、式(6)の化合物を式R9Liで示されるアルキルリチウム、マグネシウム塩および水素受容体と連続して反応させて式(5)の化合物を形成させる方法に関する。好ましい方法において、アルキルリチウムはヘキシルリチウムであり、マグネシウム塩は臭化マグネシウム、塩化マグネシウム、スルホン酸マグネシウムまたは硫酸マグネシウムである。
特に好ましい方法は、以下のスキーム1に示すように、マグネシウムアルコキシド酸化を含む。
一般的に、0℃で、6−メトキシ−2−ナフトアルデヒドのトルエン中溶液をGrignard試薬の溶液へ加え、その直後に、0.3当量の1−メチル−4−ピペリドン(MPP)を加える。得られた混合物を65℃に加熱し、1.8当量の1−メチル−4−ピペリドン(MPP)で5時間処理する。混合物を周囲温度に冷却し、10%塩酸でクエンチする。水相を分け、有機相中の溶媒をヘプタンと交換し、−15℃に冷却すると、80%〜90%の結晶性1−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ヘプタン−1−オンを得る。
スキーム1に示す反応は、アルカンおよびシクロアルカンのごとき炭化水素;キシレン、アルキルベンゼンおよびアルキルトルエンのごとき芳香族炭化水素;tert−ブチルメチルエーテル、グリム、置換フランおよびジオキサンのごときエーテル;ならびにDMFおよびNMPのごときアミドを含む代替的な溶媒を用いて実施され得る。
本発明のさらなる態様において、スキーム1に示す方法における反応温度は、通常−5℃より高い温度で実施されないヘキシルリチウムの添加を除き、上記説明において示したものよりも10℃だけ高いまたは低いものである。
本発明は、Fischerインドール合成を含む方法にも関する。好ましい方法は、式:
で示される置換ヒドラジンをケトンと反応させて直接インドールを生じる、Fischerインドール合成反応を含む。特に好ましい方法は、前記したように、式(5):
の化合物をヒドラジンと反応させて式(4):
の化合物を形成させることを含む。
本発明の特定の態様において、ヒドラジンは塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH)、1−メチル−1−フェニルヒドラジンまたは1−ジフェニルメチル−1−(4−メトキシフェニル)ヒドラジンである。特に好ましい実施態様において、ヒドラジンは塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH)である。特に好ましい方法は、以下のスキーム2に示す反応を含むものである。
一般的に、等モル量の1−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ヘプタン−1−オンおよび塩酸N−ベンジル−N−フェニルヒドラジン(BPH)のエタノール中懸濁液を5時間加熱還流する。2部分の0.1当量のエタノール中BPHを1時間間隔で懸濁液へ加える。或いは、BPHのエタノール中溶液を連続して反応混合物へ加える。得られた混合物を1時間還流し、ヘプタンで希釈し、45℃にて水で処理する。有機相および水相を分け、有機相を水で洗浄し、10℃に冷却し、結晶化を開始させる。−15℃に冷却して、80%〜85%の結晶性1−ベンジル−2−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドールを得る。
スキーム2にて示す反応は、プロパノール−1およびプロパノール−2のごときアルコール;アセトニトリルおよびプロピオニトリルのごときニトリル;ならびにキシレン、アルキルベンゼンおよびアルキルトルエンのごとき芳香族炭化水素を含む代替的溶媒を用いて実施され得る。
本発明のさらなる実施態様において、スキーム2にて示す方法の反応温度は、上記説明において示したものよりも30℃だけ高いものである。
本発明は、メチルエーテル切断を含む方法をさらに包含する。好ましい方法は、メトキシ基が三臭化ホウ素で切断されるものである。好ましい方法は、式(4):
の化合物をエーテル脱メチル化剤と反応させて式(2):
の化合物を形成させることを含む。
好ましい方法において、エーテル脱メチル化剤は三臭化ホウ素(BBr3)である。脱メチル化メチルエーテルに適するさらなる物質は当業者によく知られている。
かかる方法において、一般的に、0℃で、1−ベンジル−2−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドールの塩化メチレン中溶液を0.75当量の塩化メチレン中三臭化ホウ素で処理し、得られた混合物を徐々に25℃に加熱し、反応を水酸化ナトリウムの水中5%溶液でクエンチする。有機相および水相を分け、有機相をトルエンで置換する。ヘプタンをその溶液へ加え、生成物を0℃で結晶化させ、85%〜90%の6−(1−ベンジル−3−ペンチル−1H−インドール−2−イル)−ナフタレン−2−オールを形成させる。
スキーム3にて示す反応は、1,2−ジクロロエタンのごとき塩素化炭化水素;ならびにキシレン、アルキルベンゼンおよびアルキルトルエンのごとき芳香族炭化水素を含む代替的溶媒を用いて実施され得る。スキーム3に示す方法の反応温度は、反応に使用される特定の溶媒に依存して、上記説明にて示したものより10℃〜50℃だけ高いまたは低いものであり得る。
さらに、本発明は、置換メチルテトラゾールと置換ナフトールのカップリングを含む方法に関する。好ましい方法は、置換メチルテトラゾールがナフトールに直接カップリングされ、テトラゾールが保護されているものである。特に好ましい実施態様において、テトラゾールはピラン保護されている。好ましい実施態様において、式(2):
[式中、R1−R6は本明細書中定義のとおりである]
の化合物を式(3):
[式中、Xは脱離基であり、R7およびnは本明細書中定義のとおりである]
の化合物および無機または有機塩基と反応させて式(1):
の化合物またはその医薬上許容される塩を形成させる。
の化合物を式(3):
の化合物および無機または有機塩基と反応させて式(1):
好ましい実施態様において、脱離基はハロゲンまたはスルホナートである。特に好ましい方法において、脱離基は塩素であり、式(3)の化合物は5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)である。本発明の特定の態様において、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)は、例えば、ジヒドロピランで保護されている。これは、例えば、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(DHP)およびピリジニウムp−トルエンスルホナート(PPTS)と反応させてテトラヒドロピラン(THP)保護5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を形成させることにより成し遂げられ得る。
特定の方法において、無機または有機塩基は、炭酸アルカリ、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ性水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アミン、ホスフィンまたは陰イオン交換樹脂である。本発明の特に好ましい実施態様において、無機または有機塩基は、炭酸アルカリ、例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムまたは炭酸ナトリウムである。
本発明によれば、特に好ましい方法は、以下のスキーム4に示すように、クロロメチルテトラゾールを置換ナフトールとカップリングさせることを含む。
好ましくは、結晶性6−(1−ベンジル−3−ペンチル−1H−インドール−2−イル)−ナフタレン−2−オールをテトラヒドロピラン(THP)−保護5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)のアセトン中溶液へ加える。次いで、0℃で、炭酸セシウムを混合物へ加え、懸濁液を4時間加熱還流する。アセトンをトルエンで置換し、得られた懸濁液を塩酸でクエンチし、水で洗浄する。溶液を20℃にて濃塩酸およびメタノールで処理する。トルエン、次いで、水を溶液へ加える。水相および有機相を分け、有機相を水で洗浄する。20℃での結晶化により、70%の1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)−ナフタレン−2−イル]−1H−インドールを得る。
本発明の特定の実施態様において、好ましくは、酢酸エチルおよびヘプタンを用いて、1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)−ナフタレン−2−イル]−1H−インドールを再結晶化する。特に好ましい実施態様において、1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)−ナフタレン−2−イル]−1H−インドールは、酢酸エチル中に化合物を溶解し、ヘプタンを加えて結晶化を開始させることにより、再結晶化される。次いで、さらなるヘプタンを加え、懸濁液を攪拌し、次いで、濾過する。得られたケーキを酢酸エチルおよびヘプタンの混合物で洗浄し、乾燥する。
一の態様において、本発明は、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製のための複数工程の方法を提供する。かかる方法は、式(6)の化合物の式(5)の化合物への変換、式(5)の化合物の式(4)の化合物への変換、式(4)の化合物の式(2)の化合物への変換、および式(2)の化合物の式(1)化合物またはその医薬上許容される塩への変換という、前記工程の1個または複数を含む。
プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター−1(PAI−1)の阻害剤として用いられ得る置換ナフチルインドール誘導体の調製のための特に好ましい一の方法を以下のスキーム5に示す。
以下の実施例は本発明の特定の実施態様を説明するものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1:臭化ヘキシルマグネシウムを用いる1−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)ヘプタン−1−オンの調製
臭化ヘキシルマグネシウムのTHF(31mL,62mmol)中2.0M溶液を0℃に冷却した。不活性雰囲気下、溶液の温度を−2℃〜+2℃の範囲に維持しながら、2−メトキシ−6−ナフトアルデヒド(10.0g,53.7mmole)のトルエン(71mL)中溶液を、予め冷却した臭化ヘキシルマグネシウム溶液へ10分間かけて加えた。溶液を20分間0℃で攪拌し、1−メチル−4−ピペリドン(MPP,1.34g,11.8mmole,0.22mol−当量)で処理し、65℃に加熱した。さらなるMPP(103g,91.3mmole,1.70mol−当量)を65℃で11時間かけて0.15mol−当量/時間(9.1g/時間)の一般速度で加えた。得られた溶液を冷却し、温度を30℃未満に維持するのに十分な速度で、10%塩酸(88.1g,0.242mole)を加えた。エマルジョンをさらに10分間攪拌し、相を分け、水相を除いた(pH1)。有機相を硫酸マグネシウム(4g)で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮し、14.2g(98%)の標記化合物を約97.8%のHPLC純度を有する淡黄色固体として得た。
実施例2:ヘキシルリチウムを用いる1−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)ヘプタン−1−オンの調製
ヘキシルリチウムのヘキサン(0.29L,0.67mole)中2.3M溶液を−15℃に冷却した。不活性雰囲気下、温度を−10℃〜−15℃に維持しながら、2−メトキシ−6−ナフトアルデヒド(104g,0.559mole)のトルエン(0.60L)中溶液を、予め冷却したヘキシルリチウム溶液へ1.5時間かけて加えた。硫酸マグネシウム(78.0g,0.644mole)を得られた茶色不透明溶液へ加え、温度は最高−5℃に達した。15分後、2分未満の時間でMPP(14.0g,0.124mole,0.22mol−当量)を溶液へ加えると、溶液の色は茶色から淡黄色へ変化し、溶液の温度は4℃に上昇した。懸濁液を65℃に加熱し、さらなるMPP(119g,1.05mole,1.88mol−当量)を6.5時間かけて0.29mol−当量/時間(18.3g/時間)の一般速度で加えた。混合物を冷却し、30℃未満の温度を維持するのに十分な速度で、10%塩酸(900g,2.47mole)を加えた。HCl添加の間に、反応混合物は透明となり、粘性のある相が溶液の底部に形成され、両相は赤色に変化した。約半量の酸を加えると、溶液の色は鮮黄色に変化した(水相pH6)。全ての酸を加えると、混合物は均一なエマルジョンとなった。エマルジョンをさらに30分間攪拌し、相を分け、下相を排出した(pH1)。上相を水(0.3kg)で洗浄し、下の水相を分け(pH3)、残りの溶液を0.3Lに減圧濃縮した。溶液の温度を60℃に維持しながら、オクタン(1.07L)を残りの溶液へ加え、混合物を0.75Lに減圧濃縮した。溶液を−3℃に冷却し(約40℃で結晶化が開始する)、その温度で30分間攪拌した。得られた淡黄色懸濁液を濾過し、窒素気流にて30分間フィルター上で乾燥し、固体を50℃/50mmHgで吸引し、117g(77.5%)の標記化合物を約97.9%のHPLC純度を有する淡黄色結晶性物質として得た。
実施例3:1−ベンジル−2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドールの調製
1−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)ヘプタン−1−オン(0.176kg,0.651mole)を無水エタノール(1.56L)中に溶解し、塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH,0.168kg,0.716mole)を加え、塩酸(1.2g,12.2mmole)の37%水溶液を加え、反応混合物を7時間加熱還流した。70℃にて、2部分のBPH(各々8.4g,71.6mmole)を混合物へ1時間間隔で加えた。初めのBPHの添加の後、混合物の温度を還流温度へ戻した。加熱を終了し、反応混合物をヘプタン(1.65L)、次いで、水(0.62kg)で希釈し、温度を45℃に維持しながら、混合物を30分間攪拌した。ヘプタンの添加により、均一な有機相から固体の沈殿が得られ、一方、水の添加により、混合物は約1:1の比の相を有する二相状態となった。下相を排出し(pH1)、混合物を30分間攪拌しながら、上相を水(0.26kg)で洗浄した。下相を再度排出し(pH3)、リアクター中、上相を12℃に冷却した。クエンチ工程の後の全ての操作を45℃で実施し、早期の生成物結晶化を防いだ。約10グラムの冷却溶液をリアクターから取り出し、低温での結晶化に付し、冷却溶液へ種子懸濁液として戻した。混合物を12℃で30分間維持し、2時間かけて−10℃に冷却し、30分間その温度で攪拌した。懸濁液を濾過し、固体を窒素気流にて30分間フィルター上で乾燥し、固体を50℃/50mmHgで吸引し、221g(78%)の標記化合物を約99.45%のHPLC純度を有する淡黄色小粒として得た。
実施例4:1−ベンジル−2−(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドールの調製
1−ベンジル−2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドール(210.0g,0.484mol)を塩化メチレン(620mL)中に溶解し、溶液を0℃に冷却し、塩化メチレン(363mL,0.363mole)中1.0M三臭化ホウ素を30分間かけて溶液へ加えた。反応混合物を12時間、20℃〜25℃で攪拌し、その時点で、HPLC分析は出発物質がもはや存在していないことを示した。溶液を0℃〜10℃に冷却し、5%水性水酸化ナトリウム溶液(462mL,0.605mole)を30分間かけて溶液に加えた。混合物を30分間攪拌し、相を分けた。有機相を15%水性塩化ナトリウム(170mL)で洗浄し、シリカゲルパッド(210g)に通した。そのパッドを2部分の250mLの塩化メチレンで洗浄した。合わせた濾液を大気中での蒸留により500mLの容量に濃縮し、トルエン(260mL)を加え、容量が500mLに達するまで蒸留を再開した。蒸留の間、温度は75℃〜80℃に増大した。次いで、温度を維持しながら、ヘプタン(1040mL)を加えた。混合物を50分間にわたって55℃に冷却した。約10グラムの溶液をリアクターから取り出し、低温での結晶化に付し、55℃にて種子懸濁液として溶液へ戻した。結晶化は43℃〜45℃で開始した。懸濁液を0℃〜5℃に冷却し、その温度で2時間攪拌した。固体を濾過し、500mLヘプタンで洗浄し、24時間、50℃/50トル(torr)で乾燥し、166.0g(収率81.7%)の標記化合物を約99.89%のHPLC純度を有するオフホワイト色固体として得た。
実施例5:1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)ナフタレン−2−イル]−1H−インドールの調製
ピリジニウムp−トルエンスルホナート(0.16kg,0.64mol)を、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(2.37kg,20.0mol)および3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(2.83kg,33.6mol)のアセトン(20L)中溶液へ加え、得られた溶液を45℃で3時間加熱した。さらなる3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(1.46kg,17.4mol)を加え、加熱を2時間続けた。1−ベンジル−2−(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−3−ペンチル−1H−インドール(7.0kg,16.7mol)を加え、溶液を17℃で攪拌した。次いで、炭酸セシウム(6.77kg,20.8mol)を加えた。懸濁液の温度を60℃に調節し、加熱を3時間続け、その時点で、HPLC分析は100%の変換を示した。トルエン(55L)を加え、アセトンを大気中での蒸留により除去した。混合物を100℃に加熱し、残りの容量は35Lとなった。残りを20℃に冷却し、1N塩酸(28.6L)溶液を加え、混合物を30分間攪拌し、相を分けた。上部の有機相を濃塩酸(8.3kg,84.2mol)およびメタノール(28L)の混合物を用いて20℃で、加水分解を完了するのに必要な時間である30分間にわたって処理し、次いで、トルエン(58L)で希釈した。1N水酸化ナトリウム溶液(35L)を加え、pHは4に変化した。相を分け、40℃で、上部の有機相を17%塩化ナトリウム溶液(35L)で洗浄した。1時間攪拌しながら、トルエン相を徐々に−3℃に冷却した(結晶化は21℃で開始する)。次いで、懸濁液を濾過し、ケーキを冷トルエン(−3℃,40L)で洗浄し、乾燥した後、6.4kg(収率76.4%)の標記化合物を約99.26%のHPLC純度を有するオフホワイト色固体として得た。
実施例6:1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)ナフタ−レン−2−イル]−1H−インドールの再結晶化
38℃で、粗1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)ナフタ−レン−2−イル]−1H−インドール(6.4kg)を酢酸エチル(22L)中に溶解し、溶液を22℃に冷却し、溶液を10−μmのフィルターカートリッジに通した。23℃で、ヘプタン(20L)を残りの溶液へ加え、結晶化を開始させた。直ぐに結晶化が開始したので、さらなるヘプタン(28L)を加え、懸濁液を19時間攪拌し、次いで、懸濁液をヌッチェ(Nutsche)フィルターにて濾過した。ケーキを酢酸エチル(6.4L)およびヘプタン(13.2L)の混合物で洗浄し、窒素気流を用いて18時間フィルター上で乾燥し、約99.76%のHPLC純度を有する4.4kg(68.8%)の標記API、0.019%の残留ヘプタンを得、酢酸エチルまたはトルエンは検出されなかった。
38℃で、粗1−ベンジル−3−ペンチル−2−[6−(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)ナフタ−レン−2−イル]−1H−インドール(6.4kg)を酢酸エチル(22L)中に溶解し、溶液を22℃に冷却し、溶液を10−μmのフィルターカートリッジに通した。23℃で、ヘプタン(20L)を残りの溶液へ加え、結晶化を開始させた。直ぐに結晶化が開始したので、さらなるヘプタン(28L)を加え、懸濁液を19時間攪拌し、次いで、懸濁液をヌッチェ(Nutsche)フィルターにて濾過した。ケーキを酢酸エチル(6.4L)およびヘプタン(13.2L)の混合物で洗浄し、窒素気流を用いて18時間フィルター上で乾燥し、約99.76%のHPLC純度を有する4.4kg(68.8%)の標記API、0.019%の残留ヘプタンを得、酢酸エチルまたはトルエンは検出されなかった。
本明細書中に引用または記載した各特許、特許出願および刊行物の全開示内容は出典明示により本明細書の一部となる。
Claims (41)
- 式(2):
R1、R2、R3およびR4は各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;
R5は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、1〜6個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルであり;
R6は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、8〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、1〜3個のR8基で置換されていてもよいベンジル、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルであり;および
R8は、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシである]
の化合物を式(3):
Xは脱離基であり;
R7は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、7〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、または1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリールであり;および
nは、0〜6の整数である]
の化合物および無機または有機塩基と反応させて、式(1):
- Xがハロゲンまたはスルホナートである、請求項1記載の方法。
- 式(3)の化合物が5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)である、請求項1または2記載の方法。
- 式(2)の化合物との反応の前に、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(DHP)およびピリジニウムp−トルエンスルホナート(PPTS)と反応させて、テトラヒドロピラン(THP)保護5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を形成させることをさらに含む、請求項3記載の方法。
- 無機または有機塩基が炭酸アルカリ、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ性水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アミン、ホスフィンまたは陰イオン交換樹脂である、請求項1〜4いずれか1項に記載の方法。
- 炭酸アルカリが炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムまたは炭酸ナトリウムである、請求項5記載の方法。
- 式(2)の化合物が式(2a):
R1a、R3aおよびR4aは各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシである]
の化合物である、請求項1〜6いずれか1項に記載の方法。 - エーテル脱メチル化剤が三臭化ホウ素(BBr3)である、請求項9記載の方法。
- 置換ヒドラジンが塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH)である、請求項11記載の方法。
- ハロゲン化アルキルマグネシウムが臭化ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)である、請求項13記載の方法。
- アルキルリチウムがヘキシルリチウムである、請求項15記載の方法。
- マグネシウム塩が臭化マグネシウム、塩化マグネシウム、スルホン酸マグネシウムまたは硫酸マグネシウムである、請求項15または16記載の方法。
- 水素受容体が置換されていてもよいジアルキルアミノベンズアルデヒドまたは置換されていてもよいアミノシクロアルカノンである、請求項13〜17いずれか1項に記載の方法。
- 水素受容体が1−メチル−4−ピペリドン(MPP)である、請求項18記載の方法。
- 式(6):
R3およびR4は各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;および
R8は、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシである]
の化合物を式R9MgBrで示されるハロゲン化アルキルマグネシウムまたはハロゲン化アリールマグネシウムと、ならびにさらに水素受容体と反応させて式(5):
の化合物を形成させるか;または
式(6)の化合物を式R9Liで示されるアルキルリチウム、マグネシウム塩および水素受容体と連続して反応させて式(5)の化合物を形成させることを含む、方法。 - ハロゲン化アルキルマグネシウムが臭化ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)である、請求項20記載の方法。
- アルキルリチウムがヘキシルリチウムである、請求項20記載の方法。
- マグネシウム塩が臭化マグネシウム、塩化マグネシウム、スルホン酸マグネシウムまたは硫酸マグネシウムである、請求項20または22記載の方法。
- 水素受容体が置換されていてもよいジアルキルアミノベンズアルデヒドまたは置換されていてもよいアミノシクロアルカノンである、請求項20〜23いずれか1項に記載の方法。
- 水素受容体が1−メチル−4−ピペリドン(MPP)である、請求項24記載の方法。
- 式(5)の化合物が、式(6)の化合物を式R9MgBrで示されるハロゲン化アルキルマグネシウムまたはハロゲン化アリールマグネシウムと、ならびにさらに水素受容体と反応させることを含む方法により形成される、請求項20記載の方法。
- 式(5)の化合物を式
R1およびR2は各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;
R5は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、1〜6個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルであり;および
R6は、水素、1〜6個の炭素原子からなるアルキル、8〜20個の炭素原子からなるアルキルアリール、1〜3個のR8基で置換されていてもよいベンジル、2〜7個の炭素原子からなるアルカノイル、または1〜3個のR8基で置換されていてもよい7〜15個の炭素原子からなるアロイルである]
の化合物を形成させることをさらに含む、請求項20〜26いずれか1項に記載の方法。 - 置換ヒドラジンが塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH)である、請求項27記載の方法。
- エーテル脱メチル化剤が三臭化ホウ素(BBr3)である、請求項29記載の方法。
- Xがハロゲンまたはスルホナートである、請求項31記載の方法。
- 式(3)の化合物が5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)である、請求項31または32記載の方法。
- 式(2)の化合物との反応の前に、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(DHP)およびピリジニウムp−トルエンスルホナート(PPTS)と反応させてテトラヒドロピラン(THP)保護5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を形成させることをさらに含む、請求項33記載の方法。
- 無機または有機塩基が炭酸アルカリ、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ性水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アミン、ホスフィンまたは陰イオン交換樹脂である、請求項31〜34いずれか1項に記載の方法。
- 炭酸アルカリが炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムまたは炭酸ナトリウムである、請求項35記載の方法。
- (a)式(6):
R3およびR4は各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシであり;および
R8は、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、4〜6個の炭素原子からなる−CH2シクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシである]
の化合物を臭化n−ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)と、およびさらに1−メチル−4−ピペリドン(MPP)と反応させて式(5):
の化合物を形成させるか;または
式(6)の化合物をn−ヘキシルリチウム、硫酸マグネシウムおよび1−メチル−4−ピペリドン(MPP)と連続して反応させて式(5)[ここで、R9はn−ヘキシルである]の化合物を形成させ;
(b)式(5)[ここで、R9はn−ヘキシルである]の化合物を塩酸1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン(BPH)と反応させて式(4):
R1およびR2は各々水素であり;
R5はn−ペンチルであり;および
R6はベンジルである]
の化合物を形成させ;
(c)式(4)の化合物を三臭化ホウ素(BBr3)と反応させて式(2):
の化合物を形成させ;次いで
(d)式(2)の化合物を5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)および炭酸セシウムと反応させて式(1):
の化合物またはその医薬上許容される塩を形成させる;
ことを含む、方法。 - 式(2)の化合物との反応の前に、5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を3,4−ジヒドロ−3H−ピラン(DHP)およびピリジニウムp−トルエンスルホナート(PPTS)と反応させてテトラヒドロピラン(THP)保護5−クロロメチル−1H−テトラゾール(CMT)を形成させることをさらに含む、請求項37記載の方法。
- 式(5)の化合物が、式(6)の化合物を臭化ヘキシルマグネシウム(HxMgBr)と、およびさらに1−メチル−4−ピペリドン(MPP)と反応させることを含む方法により形成される、請求項37または38記載の方法。
- 式(1)の化合物が式(1a):
R1a、R3aおよびR4aは各々独立して、水素、1〜3個の炭素原子からなるアルキル、3〜5個の炭素原子からなるシクロアルキル、2〜4個の炭素原子からなるアルカノイル、ハロゲン、ヒドロキシル、1〜3個のR8基で置換されていてもよい6〜14個の炭素原子からなるアリール、1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルキル、1〜3個の炭素原子からなるアルコキシ、アミノ、1〜3個の炭素原子からなるアルキルアミノ、1〜3個の炭素原子からなるジアルキルアミノ、または1〜3個の炭素原子からなるペルフルオロアルコキシである]
の化合物である、請求項31〜36いずれか1項に記載の方法。
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