JP2008519716A - 車両後退用バックミラー - Google Patents
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Abstract
【課題】夜間に車両を後退しているときに、運転者が車両の後方の状況を十分に把握可能で、且つ車両の後方の有効照明範囲を大幅に拡大して、運転者が車両の後方の状況をはっきり見えるようにすること。
【解決手段】一定の側面を持つバックミラー本体を有し、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられ、その端面が下に向き、車両の後方の状況を運転席に反射し突出な球面を持つ反射鏡を有し、前記バックミラー本体の側面には投射チェンバーが少なくとも一つ設けてあり、前記投射チェンバーは、投射口を有し、内部に強力投射用光源が設けてあり、前記強力投射用光源が車両の後退システムの回路と電気的に連結する車両後退用バックミラーにおいて、バックミラー本体の車両の後方に向いている側面には、投射チェンバーを収容する収容空間が少なくとも一つ設けてある。
【選択図】図１
【解決手段】一定の側面を持つバックミラー本体を有し、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられ、その端面が下に向き、車両の後方の状況を運転席に反射し突出な球面を持つ反射鏡を有し、前記バックミラー本体の側面には投射チェンバーが少なくとも一つ設けてあり、前記投射チェンバーは、投射口を有し、内部に強力投射用光源が設けてあり、前記強力投射用光源が車両の後退システムの回路と電気的に連結する車両後退用バックミラーにおいて、バックミラー本体の車両の後方に向いている側面には、投射チェンバーを収容する収容空間が少なくとも一つ設けてある。
【選択図】図１
Description
本発明は、車両用保安装置に係り、特に、車両を後退している際に、運転者が車両の直後の状況を把握できるための車両後退用バックミラーに関するものである。
車両を後退する際には、車内の室内バックミラーと、車両の左右側のバックミラーとにより車両の後方の状況を把握しつつ、車両の後部のバックライトにより車両が後退している情報を車両の後方にいる者や車両に伝えている。
また車両の後部のバックライトの主な機能は、車両が後退している情報を車両の後方にいる者や車両に伝えるので、バックライトの明るさはヘッドライトよりも弱い。そのため、夜間に車両を後退しているときには、バックライトによって後方を照明する効果は良くなく、夜間にバックライトによる照明可能な範囲は車両の後側から３０〜５０センチだけである。
したがって、運転者は車両の後方の状況をよく把握できない。特に、ＲＶ自動車やトラックなどのより高い車両の場合には、車両の後方の状況がさらに把握しづらい。
この問題を解決するために、ＲＶ車両やトラックなどの車両の後上側に球面を持つバックミラーを追加することが一般である。
図１１に示すように、バックミラー１の端面が下に向いていて、球面を持つ反射鏡２により、車両の後方の状況が車内バックミラー３に反射されることで、運転者は運転席で車両の後方の状況を把握できる。
しかしながら、夜間においてバックライトによる照明可能な距離Ｓは、車両の後側から３０〜５０センチだけであるので、車内バックミラー３と、左右側のバックミラー５との補助として車両の後方の状況把握度を向上する効果が少ない。
特に、車両の後方に溝や断崖がある場合には、運転者が油断すると交通事故につながる可能性が高い。
また車両の後部のバックライトの主な機能は、車両が後退している情報を車両の後方にいる者や車両に伝えるので、バックライトの明るさはヘッドライトよりも弱い。そのため、夜間に車両を後退しているときには、バックライトによって後方を照明する効果は良くなく、夜間にバックライトによる照明可能な範囲は車両の後側から３０〜５０センチだけである。
したがって、運転者は車両の後方の状況をよく把握できない。特に、ＲＶ自動車やトラックなどのより高い車両の場合には、車両の後方の状況がさらに把握しづらい。
この問題を解決するために、ＲＶ車両やトラックなどの車両の後上側に球面を持つバックミラーを追加することが一般である。
図１１に示すように、バックミラー１の端面が下に向いていて、球面を持つ反射鏡２により、車両の後方の状況が車内バックミラー３に反射されることで、運転者は運転席で車両の後方の状況を把握できる。
しかしながら、夜間においてバックライトによる照明可能な距離Ｓは、車両の後側から３０〜５０センチだけであるので、車内バックミラー３と、左右側のバックミラー５との補助として車両の後方の状況把握度を向上する効果が少ない。
特に、車両の後方に溝や断崖がある場合には、運転者が油断すると交通事故につながる可能性が高い。
本発明の主な目的は、夜間に車両を後退しているときに、運転者が車両の後方の状況を十分に把握可能な車両後退用バックミラーを提供することにある。
本発明の次の目的は、夜間に車両を後退しているときに、車両の後方の有効照明範囲が大幅に拡大し、運転者が車両の後方の状況をはっきり見えるようになる車両後退用バックミラーを提供することにある。
上記の目的を達成するためになされた本願の第１発明は、一定の側面を持つバックミラー本体を有し、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられ、その端面が下に向き、車両の後方の状況を運転席に反射し突出な球面を持つ反射鏡を有し、前記バックミラー本体の側面には投射チェンバーが少なくとも一つ設けてあり、前記投射チェンバーは、投射口を有し、内部に強力投射用光源が設けてあり、前記強力投射用光源が車両の後退システムの回路と電気的に連結する車両後退用バックミラーにおいて、前記バックミラー本体の車両の後方に向いている側面には、投射チェンバーを収容する収容空間が少なくとも一つ設けてあり、投射チェンバーの両側に設けられた枢着ネジにより投射チェンバーが前記収容空間に枢着されることを特徴とする車両後退用バックミラーであることを要旨としている。
本願の第２発明では、前記バックミラー本体の投射チェンバーは、外部に投射する角度を別々に調整可能にするために、左右にそれぞれ一つ設けてもいいことを特徴とする、前記第１発明に記載の車両後退用バックミラーであることを要旨としている。
本発明の車両後退用バックミラーによれば、夜間に車両を後退しているときに、運転者が車両の後方の状況を十分に把握することが可能になり、且つ車両の後方の有効照明範囲が大幅に拡大し、運転者が車両の後方の状況をはっきり見ることができるといった効果を有する。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図１を参照する。本発明の車両後退用バックミラーは、主に、一定の側面を持つバックミラー本体１０を含む。図９と図１０に示すように、バックミラー本体１０は、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられ、その端面が下に向き、突出な球面を持つ反射鏡１０Ａを有する。これにより、車両の後方の状況が車内バックミラー３に反射され、運転者が前記車内バックミラー３見ると、車両の後方の状況を十分に把握することができる。
前記バックミラー本体１０の側面には投射チェンバー１２が少なくとも一つ設けてある。前記投射チェンバー１２は、投射口１３を有し、内部に強力投射用光源２０が設けてある。
前記強力投射用光源２０は、図１に示すように、ＰＣプレートに組み付けられたＬＥＤ発光体グループ２１でもよいし、強化された照明ランプ（図示せず）でもよく、車両の後退システムの回路と電気的に連結している。
図２に示すように、投射原点２０Ａと投射口１３とは適正な隙間長さを保持することが必要である。これにより、内部に設置される光源が投射口１３に集中して外部へ投射するようになる。
そうすると、強力な光線が突出な球面を持つ反射鏡１０Ａの屈折を妨害することを回避できる。
前記強力投射用光源２０は、図１に示すように、ＰＣプレートに組み付けられたＬＥＤ発光体グループ２１でもよいし、強化された照明ランプ（図示せず）でもよく、車両の後退システムの回路と電気的に連結している。
図２に示すように、投射原点２０Ａと投射口１３とは適正な隙間長さを保持することが必要である。これにより、内部に設置される光源が投射口１３に集中して外部へ投射するようになる。
そうすると、強力な光線が突出な球面を持つ反射鏡１０Ａの屈折を妨害することを回避できる。
また、図２に示した本発明の車両後退用バックミラー１０は、従来のものと同じように、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられる。
車両を後退しているときに、バックミラー本体１０の投射チェンバー１２の内部に設けられたＬＥＤ発光体グループ２１がバックライト４と同期して光線を投射する。
図９に示すように、投射チェンバー１２の内部に設けられ強力投射光源２０であるＬＥＤ発光体グループ２１の投射により、有効照明範囲が照明距離Ｓから照明距離Ｌに拡大する。
照明距離Ｌは３００〜５００センチ程度（照明距離Ｓの十倍）であり、だから、車両の後方が明るくなる。
そして端面が下に向き突出な球面を持つ反射鏡１０Ａの屈折により、車両の後方の状況が車内バックミラー３に投射し、これにより、運転者が前記車内バックミラー３を見ると、車両の後方の状況を十分に把握することができる。
車両を後退しているときに、バックミラー本体１０の投射チェンバー１２の内部に設けられたＬＥＤ発光体グループ２１がバックライト４と同期して光線を投射する。
図９に示すように、投射チェンバー１２の内部に設けられ強力投射光源２０であるＬＥＤ発光体グループ２１の投射により、有効照明範囲が照明距離Ｓから照明距離Ｌに拡大する。
照明距離Ｌは３００〜５００センチ程度（照明距離Ｓの十倍）であり、だから、車両の後方が明るくなる。
そして端面が下に向き突出な球面を持つ反射鏡１０Ａの屈折により、車両の後方の状況が車内バックミラー３に投射し、これにより、運転者が前記車内バックミラー３を見ると、車両の後方の状況を十分に把握することができる。
また、図１０を参照する。バックミラー本体１０にある強力投射光源２０と、車両のバックライト４とにより、車両の後方の照明幅Ｗおよび照明距離Ｌが従来のものより大幅に拡大するので、車両の左右側にあるバックミラー５によっても、運転者は車両の後方の状況を昼間のように把握することができ、夜間に車両が後退しても、危険性が大幅に低下する。
また、強力投射光源２０は投射チェンバー１２内に隠され、且つ投射原点２０Ａと投射口１３との距離Ｒが適正に保持される。これにより、強力投射光源２０から射出する強力な光線が突出な球面を持つ反射鏡１０Ａの屈折を妨害することを回避できる。
そして照明の明るさが大幅に向上するので、車両の後方の者や車両に対する警告効果が大幅に向上する。
そして照明の明るさが大幅に向上するので、車両の後方の者や車両に対する警告効果が大幅に向上する。
次に、図３と図４を参照する。図３と図４に示すのは本発明の実施例２であって、車両の後側にバックミラーが組付けてあることを考慮したので、本発明の投射チェンバー１２は独立なものとして別のものに固定して使用することができる。
すなわち、図３に示すように、投射口１３と、内部に強力投射光源２０が設けられたＰＣプレート２１と、ＬＥＤ発光体グループ２１とを含む。
両面テープ１２１により投射チェンバー１２の底部がバックミラー１０の側面１１の上端に粘着される。
このような構成により、実施例１と同様な効果を達成することができる。
すなわち、図３に示すように、投射口１３と、内部に強力投射光源２０が設けられたＰＣプレート２１と、ＬＥＤ発光体グループ２１とを含む。
両面テープ１２１により投射チェンバー１２の底部がバックミラー１０の側面１１の上端に粘着される。
このような構成により、実施例１と同様な効果を達成することができる。
次に、図５と図６を参照する。図５と図６に示すのは本発明の実施例３であって、車両の後方の上下方向の可視範囲を変化可能にするために、バックミラー１０の側面１１には、投射チェンバー１２を収容する収容空間１４が凹設してある。
図５に示すように、投射チェンバー１２が収容空間１４に枢着される。
すなわち、収容空間１４の左右側に位置決め穴１４１がそれぞれ開設してあり、且つ投射チェンバー１２の右端には、伸縮可能位置決め軸１２２と、伸縮バネ１２２Ａとが枢着してある。投射チェンバー１２の左端には、固定用ボルト１２３と、締付ナット１２４とが設けてある。伸縮可能な位置決め軸１２２と伸縮バネ１２２Ａとの組み合せにより投射チェンバー１２の右端が支えられる。
このとき、収容空間１４の右側にある位置決め穴１４１に投射チェンバー１２の右端を嵌め込むと同時に、収容空間１４の左端にある位置決め穴１４１に固定用ボルト１２３を挿入した後、固定用ボルト１２３に締付ナット１２４を螺入すると、投射チェンバー１２が収容空間１４に枢着される。
図５に示すように、投射チェンバー１２が収容空間１４に枢着される。
すなわち、収容空間１４の左右側に位置決め穴１４１がそれぞれ開設してあり、且つ投射チェンバー１２の右端には、伸縮可能位置決め軸１２２と、伸縮バネ１２２Ａとが枢着してある。投射チェンバー１２の左端には、固定用ボルト１２３と、締付ナット１２４とが設けてある。伸縮可能な位置決め軸１２２と伸縮バネ１２２Ａとの組み合せにより投射チェンバー１２の右端が支えられる。
このとき、収容空間１４の右側にある位置決め穴１４１に投射チェンバー１２の右端を嵌め込むと同時に、収容空間１４の左端にある位置決め穴１４１に固定用ボルト１２３を挿入した後、固定用ボルト１２３に締付ナット１２４を螺入すると、投射チェンバー１２が収容空間１４に枢着される。
また、強力投射光源２０の投射角度を調整しようとする場合には、図６に示すように、左側にある締付ナット１２４をやや緩めると、ユーザは手で投射チェンバー１２を握って投射角度を調整した後、前記締付ナット１２４を締付けることにより、投射チェンバー１２が固定される。
この方法により、バックミラー本体１０の強力投射光源２０の投射角度を調整することができ、ひいては照明距離Ｌを変更することができる。
この方法により、バックミラー本体１０の強力投射光源２０の投射角度を調整することができ、ひいては照明距離Ｌを変更することができる。
次に、図７と図８を参照する。図７と図８に示すのは本発明の実施例４であって、バックミラー本体１０を含み、側面１１には投射チェンバー１２が左右に別々に設けてある。
前記投射チェンバー１２は、その前に投射口１３が開設してあり、その内部に強力投射光源２０である投射ランプ２３が設けてある。前記投射ランプ２３の上面に調整ロッド２３１がそれぞれ凸設してある。前記調整ロッド２３１の上端が投射口１３の上側に凹設された位置決め穴１３１を貫入して外部に露出し、前記調整ロッド２３１の上端に駆動ツマミ２３２が螺入してある。
そうすると、図８に示すように、二つの投射ランプ２３が投射チェンバー１２の内部に枢着されるようになり、二つの投射ランプ２３は光線をその軸方向に沿って外部に投射することができる。
また、前記調整ロッド２３１の上端に設けられた駆動ツマミ２３２を回転することにより、図１０に示すように、前記調整ロッド２３１の下方にある投射ランプ２３の投射方向を左右に調整することができる。
すなわち、車両の後方の照明幅Ｗを変更することができる。
前記投射チェンバー１２は、その前に投射口１３が開設してあり、その内部に強力投射光源２０である投射ランプ２３が設けてある。前記投射ランプ２３の上面に調整ロッド２３１がそれぞれ凸設してある。前記調整ロッド２３１の上端が投射口１３の上側に凹設された位置決め穴１３１を貫入して外部に露出し、前記調整ロッド２３１の上端に駆動ツマミ２３２が螺入してある。
そうすると、図８に示すように、二つの投射ランプ２３が投射チェンバー１２の内部に枢着されるようになり、二つの投射ランプ２３は光線をその軸方向に沿って外部に投射することができる。
また、前記調整ロッド２３１の上端に設けられた駆動ツマミ２３２を回転することにより、図１０に示すように、前記調整ロッド２３１の下方にある投射ランプ２３の投射方向を左右に調整することができる。
すなわち、車両の後方の照明幅Ｗを変更することができる。
１ バックミラー
２ 反射鏡
３ 車内バックミラー
４ バックライト
５ 左右側バックミラー
Ｓ 照明距離
１０ バックミラー本体
１０Ａ 反射鏡
１１ 側面
１２ 投射チェンバー
１２１ 両面テープ
１２２ 伸縮可能位置決め軸
１２２Ａ 伸縮バネ
１２３ 固定用ボルト
１２４ 締付ナット
１３ 投射口
１３１ 位置決め穴
１４ 収容空間
１４１ 位置決め穴
２０ 強力投射用光源
２０Ａ 投射原点
２１ ＰＣプレート
２２ ＬＥＤ発光体グループ
２３ 投射ランプ
２３１ 調整ロッド
２３２ 駆動ツマミ
Ｒ 距離
Ｌ 照明距離
Ｗ 照明幅
２ 反射鏡
３ 車内バックミラー
４ バックライト
５ 左右側バックミラー
Ｓ 照明距離
１０ バックミラー本体
１０Ａ 反射鏡
１１ 側面
１２ 投射チェンバー
１２１ 両面テープ
１２２ 伸縮可能位置決め軸
１２２Ａ 伸縮バネ
１２３ 固定用ボルト
１２４ 締付ナット
１３ 投射口
１３１ 位置決め穴
１４ 収容空間
１４１ 位置決め穴
２０ 強力投射用光源
２０Ａ 投射原点
２１ ＰＣプレート
２２ ＬＥＤ発光体グループ
２３ 投射ランプ
２３１ 調整ロッド
２３２ 駆動ツマミ
Ｒ 距離
Ｌ 照明距離
Ｗ 照明幅
Claims (2)
- 一定の側面を持つバックミラー本体を有し、車両の後方ウィンドシールドガラスの上側に組み付けられ、その端面が下に向き、車両の後方の状況を運転席に反射し突出な球面を持つ反射鏡を有し、前記バックミラー本体の側面には投射チェンバーが少なくとも一つ設けてあり、前記投射チェンバーは、投射口を有し、内部に強力投射用光源が設けてあり、前記強力投射用光源が車両の後退システムの回路と電気的に連結する車両後退用バックミラーにおいて、
前記バックミラー本体の車両の後方に向いている側面には、投射チェンバーを収容する収容空間が少なくとも一つ設けてあり、投射チェンバーの両側に設けられた枢着ネジにより投射チェンバーが前記収容空間に枢着されることを特徴とする、
車両後退用バックミラー。
- 前記バックミラー本体の投射チェンバーは、外部に投射する角度を別々に調整可能にするために、左右にそれぞれ一つ設けてもいいことを特徴とする、請求項１に記載の車両後退用バックミラー。
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|---|---|---|---|
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