JP2008517541A - 高利得デジタル画像システム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 本発明は、読出回路に結合される検出器を含むデジタル画像構造を提供し、前記読出回路はノイズに弱い小入力信号に大きな増幅を提供して、そのノイズ免疫を向上させるとともに、高速ピクセル読出時間を提供できる。前記読出回路は、前記増幅された信号を読み出し、および/または次の信号を読み取る前に、前記回路の一部に蓄積される前記増幅出力信号をリセットするため使用される、オンピクセル増幅トランジスタおよび追加のトランジスタを含む。また本発明は、大きな増幅を提供できるため、前記読出回路内で別の増幅段階を実装することによって、前記検出器から前記入力信号へのノイズ免疫を付加する読出回路を提供する。前記読出回路は特定のモードで機能でき、使用するモードは前記検出器から前記読出回路へ転送される前記入力信号の特性、または前記読出回路が必要とする前記出力信号の特性によって決定することができる。
【選択図】 図5c

Description

本発明は、デジタル画像、特に大増幅、高ダイナミックレンジ、および高速ピクセル読出時間を提供できるデジタル画像システムの分野に関する。
アクティブマトリクスフラットパネル撮像装置(AMFPI)は、その広域読出能力の点から見て、デジタル画像、殊に最近では画像診断アプリケーションにおいて非常に重要視されている。前記アクティブマトリクスの基本的構成単位を形成するピクセルは、集めたエレクトロンをデータ収集用外部エレクトロニクスに効率良く転送する検出器および読出回路を含む。通常、広範囲X線画像に使用される前記ピクセル構造は、図1aに示すようなパッシブピクセルセンサ(PPS)である。ここで、例えば非晶質セレン(a−Se)ベースのフォトコンダクタまたは非晶質シリコン(a−Si:H)p−i−nフォトダイオードと結合されるヨウ化セシウム(CsI)蛍光体などの検出器は、a−Si:H薄膜トランジスタ(TFT)スイッチを含む読出回路に統合される。統合サイクル中、信号電荷はピクセルキャパシタンスに累積され、読出/リセットサイクル中に前記TFTスイッチを介して外部電荷増幅器に転送される。このキャパシタンスは、前記p−i−nフォトダイオードまたはa−Seフォトコンダクタ用の統合蓄積キャパシタである。図1bは、一連のPPSピクセル動作に関するタイミング図を示す。サイクル110および120は、それぞれ統合サイクルおよび読出/リセットサイクルを表す。他のシーケンスも可能であり、例えば、二重抽出機構が導入され、二重抽出機構は主に回路内の不均一性がもたらす影響を補正するために使用される。これらの不均一性は、オフセット形式のプロセス不均一性、またa−Si:H技術の場合は不安定なトランジスタによるピクセル回路動作の不均一性を含む。例えば、 国際公開番号WO9634416およびWO9705659は、PPS構造を使用した放射線画像用フラットパネル検出器についてさらに開示している。
前記PPSは、コンパクトであるため高解像度画像に適するという利点を持つが、 低用量蛍光透視などの低入力、リアルタイム、広域アプリケーション用PPSの小出力信号を読み取るには、高性能のオフパネルコラム電荷増幅器が必要となる。これらの電荷増幅器は、潜在的に低信号レベルで信号対雑音比(SNR)を低下させるノイズを導入するため、前記ピクセルダイナミックレンジを損なう可能性がある。特に蛍光透視は、そのリアルタイム読出要件の故に、最も要求の厳しいフラットパネル画像システム用アプリケーションの一つである。リアルタイムX線画像または蛍光透視は、X線誘導で動脈系にカテーテルを通す多くの医療介入手順において使用される。このようなタイプの蛍光透視に対して取り組むべき技術的難関は、著しく低いノイズを必要とすること、あるいは読出前の信号サイズを増加することである。a−Si:H PPSピクセルに関する研究は、これらのシステムを高度な画像アプリケーションに適用するには、大規模なSNRの改善が望まれることを示唆している。
SNRを改善するアプローチの1つが国際公開番号WO02067337において開示され、原位置増幅または図2aに示すようなa−Si:H電流媒介アクティブピクセルセンサ(C−APS)を介してピクセル増幅を用いることにより、前記SNRを増加できることが明らかにされている。報告された利得、直線性、およびノイズの結果は改善を示し、a−SeまたはCsI/p−i−nフォトダイオードなどの確立されたX線検出技術と結合されたa−Si:H C−APSは、ノイズが1000エレクトロン未満という、デジタルX線蛍光透視に要求される厳しいノイズ条件を満たすことを示している。
蛍光透視の場合のように、ノイズに弱い小入力信号を増幅するには、前記C−APSピクセルを3つの動作サイクル:リセットサイクル、統合サイクル、および読出サイクルで使用することができる。図2bは、二重抽出機構を採用したC−APS読出回路の動作方法を示すタイミング図である。このシーケンスでは、前記統合サイクル210の間、READトランジスタ24およびRESETトランジスタ21がOFF状態であるのに対して、AMP_RESETトランジスタ27はON状態である。検出器22に入射する光子は、ノード201におけるキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード201、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。CDETECTORは主に、前記検出器22キャパシタンスおよび使用可能な任意の蓄積キャパシタから成る。
前記読出サイクル220は前記統合サイクル210の後に続く。このサイクルの間、READトランジスタ24はONになり、RESETトランジスタ21はOFFに維持され、またAMP_RESETトランジスタ27はOFFとなる結果、前記AMPトランジスタ23およびREADトランジスタ24の分岐を流れる±ΔVに比例する電流Ibias±ΔIbiasが生じる。続いて前記電流Ibias±ΔIbiasは電荷増幅器25により統合され、出力電圧VOUT1を取得して増幅器フィードバックキャパシタ26上に蓄積する。
前記リセットサイクル230は、前記読出サイクル220に続いて起こる。ここで、RESETトランジスタ21はONになり、前記RESETトランジスタ21がONである間に、CDETECTORが充電または放電されてノード201における電圧をVにリセットする。このリセットサイクル中、READトランジスタ24はOFF、またAMP_RESETトランジスタ27はONになる。
二重抽出操作を行う場合は、前記リセットサイクル230の後に追加の読取サイクル240が続く。ここでREADトランジスタ24は再びONになり、RESETトランジスタ21はOFF、そしてAMP_RESETトランジスタ27はOFFになる。Ibiasは電荷増幅器25により統合され、出力電圧VOUT2を取得して増幅器フィードバックキャパシタ26上に蓄積する。VOUT2からVOUT1を引いた値がΔVOUTであり、非不均一性がなく、ΔVに比例する。
ΔIbiasはΔVに比例し、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここで、gは前記AMPトランジスタ23およびREADトランジスタ24読出回路分岐の相互コンダクタンスである。
前記C−APSは、電荷増幅Gを生成して、前記のノイズに弱い入力信号を増幅する。前記C−APSのGは以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここで、Tは時間Ibiasの量であり、ΔIbiasは前記フィードバックキャパシタ26上で統合される。上記方程式で示されるように、Gはg、T、および適切なCDETECTORを選択することによってプログラム可能である。
前記C−APS回路に対する懸念は、X線入力信号の制約を受ける小信号直線性の存在である。暴露レベルの低いリアルタイム蛍光透視に対するこのようなピクセル増幅器の使用は、前記増幅器入力における電圧変化も小さく、Vとほぼ同程度であるため、実行可能である。しかし、デジタル胸部X線、乳房X線撮影、または高用量蛍光透視などのアプリケーションでは、より高いX線暴露レベルのために前記増幅器入力における電圧変化が増大する可能性がある。これにより、前記C−APSピクセル出力が非直線性となるため、ピクセルダイナミックレンジが減少する。非直線性ピクセル転送機能がもたらす別の結果として、この非直線性のために標準的な二重抽出機構を実装できないことがある。
低ダイナミックレンジの問題に対する我々の解答は、国際公開番号WO2005015639に開示されているように、多モードピクセル構造を実装することである。そのような多モードピクセル構造において、前記読出回路は異なるモードで機能し、検出器から読出回路に転送される入力信号の特性に応じてモードを選択できる。例えば、入力信号が特に大きい、または広範囲の場合、前記読出回路は第一モードで機能し、前記入力信号は増幅される。また前記入力信号が異なる大きさ、または異なる範囲の場合、前記読出回路は代替モードで機能し、異なる増幅または増幅なしで信号を読み出す。
前記C−APSピクセルのさらなる短所は、外部またはオフパネル電荷増幅器を飽和させる大きな出力電流の存在である。またgがIbiasに比例するため、大きな電荷利得が必要な場合にも大きなピクセル出力電流が生じる。さらに国際公開番号WO2005015639は、電流減算回路を使用して増幅器の飽和に対応することを開示している。しかし、これはピクセル間のオフセット用に追加のオフパネル補正回路を必要とし、システムにかかる費用を増大させるだけでなく、前記出力信号に好ましくないノイズを導入することになる。
国際公開番号WO02067337は、別のアプローチとして、a‐Si:H電圧媒介アクティブピクセルセンサ(V−APS)と呼ばれる近接単位利得ピクセル増幅器について開示している。V−APS構造を図3に示す。READトランジスタ34、AMPトランジスタ33、およびRESETトランジスタ31は、前記V−APSピクセルの構成要素であり、前記C−APSピクセルの場合と同様に機能する。負荷抵抗35がピクセル出力ノードに結合され、前記AMPトランジスタ33およびREADトランジスタ34分岐における電流を出力電圧に変換する。負荷抵抗35は、負荷抵抗装置またはトランジスタ負荷装置を構成する。前記入力信号電圧Vは、近接単位利得を用いてピクセル出力電圧VOUTに翻訳される。前記V−APSは、C−APSと同様に3つの動作サイクル:リセットサイクル、統合サイクル、および読出サイクルで使用できる。前記C−APSと同様に、二重抽出機構を前記V−APSに適用して、回路内の非統合性がもたらす影響を補正することができる。前記V−APS構造に関する問題は、入力信号に対して基本的に利得が提供されないことである。また、現在の最新の非晶質シリコン技術を以ってしても、大きなコラムバスキャパシタンスが充電および放電される際に、この構造を用いてリアルタイム読出を実現することは困難である。
そのため、入力信号を幅広く検知できるとともに、リアルタイム読出を実現し、高利得を獲得して、信号対雑音比が大きくノイズに弱い小信号を検出できるようピクセルを設計する必要がある。さらに、ピクセル間のオフセット効果を削減するようにピクセルを設計する必要もある。
この基本的な情報は、出願人が本発明に関連し得ると考える情報を発表する目的で提供するものであり、必ずしも承認を意図するものでない。また前記の情報はいずれも、本発明に対する先行技術を構成すると解釈されてはならない。
本発明の目的は、高利得デジタル画像システムを提供することである。本発明の側面に従って、入射する光子に応答して第一の信号を生成する検出器、および前記検出器に結合され、前記第一の信号を受信してその信号を表す第二の信号を生成する読出回路から成るデジタル画像装置を提供する。前記読出回路は最初のオンピクセル増幅器から成り、ここで前記第二の信号は前記デジタル画像装置から続いて出力される。
本発明の別の側面に従って、一連のデジタル画像装置から成るデジタル画像システムを提供する。各デジタル画像装置は、入射する光子に応答して第一の信号を生成する検出器、および前記検出器に結合され、前記第一の信号を受信してその信号を表す第二の信号を生成する読出回路から成る。前記読出回路は第一のオンピクセル増幅器から成り、ここで前記第二の信号は前記デジタル画像装置から続いて出力される。
本発明の別の側面に従って、入射する光子を検出器が検出するステップ、前記光子に応答して第一の信号を検出器が生成するステップ、前記第一の信号を前記検出器に結合された読出回路が受信するステップ、前記第一の信号を表す第二の信号を前記読出回路が生成するステップ、から成るデジタル画像方法を提供する。前記読出回路は第一のオンピクセル増幅器を含み、前記第二の信号をデジタル信号プロセッサに転送する。
定義
用語「検出器」は、電磁放射の光子を電荷に変換する装置を定義するのに使用される。この放射線は、電磁スペクトルの任意の部分からの任意の波長または波長範囲であってもよい。例えば、X線光子、紫外光子、赤外光子または容易に理解できる他の光子は、かかる装置によって電荷に変換されてもよい。
用語「センサ」は、1つ以上の検出器および読出回路の組み合わせを定義するのに使用される。
用語「単位利得」は、電流または電圧の利得を定義するのに使用され、これにより、利得を入力信号に適用した結果得られた出力信号は、入力信号と同じ大きさまたは異なる大きさを有することができる。
別段の定義がなされていない限り、本明細書に使用される技術および科学用語はすべて、本発明が属する当業者の一人によって普通に理解されるのと同意義を有する。
本発明は、読出回路に結合される検出器を含むデジタル画像構造を提供し、読出回路はノイズに弱い小入力信号に大きな増幅を提供して、そのノイズ免疫を向上させるとともに、高速ピクセル読出時間を提供できる。それぞれの検出器は、検出器に入射する光子に応答して光キャリアを生成し、また電荷を生成し、それにより検出器全体の電圧変化をもたらす。この電圧変化により、読出回路への入力信号が生成され、その後、入力信号の代わりとなる電流または電荷が出力される。読出回路は、増幅された信号を読み出し、および/または次の信号を読み取る前に、回路の一部に蓄積される増幅出力信号をリセットするため使用される、オンピクセル増幅トランジスタおよび追加のトランジスタを含み、ここでは読出トランジスタおよびリセットトランジスタは、読出回路内に様々な位置を占めることができる。レジスタ、インダクタ、キャパシタなどの追加素子と同様に2つ以上のトランジスタもまた、増幅用の増幅トランジスタに加えて使用されてもよい。増幅、読み取りおよびリセットトランジスタに加えて、電源およびレジスタ、インダクタ、キャパシタなどの素子もまた、読出回路で実装されてもよい。例えば、本発明の一実施形態では、単独でプログラム可能な電流源は読出回路に実装され、例えば、大きな電荷利得が使用される場合に、読出回路の一部を通って流れる、飽和する可能性のある電流の総量を効果的に減少させる役割を果たす。したがって、この実施形態では、生得的に使用されるピクセル構造は飽和を防止し、ピクセル間のオフセットのための付加的なオフパネル修正回路の必要性を除去する。その結果、この実施形態は、デジタル画像システムに検出の大きなダイナミックレンジをさらに提供する。
本発明の別の実施形態では、読出回路は、読出回路内の第2の増幅段階を実装することによって、検出器からの入力信号に大きな増幅、それ故に追加のノイズ免疫を供給することができる。一実施形態では、検出器全体に生成される電圧変化は、第1の増幅段階、または前置増幅段階への入力信号を生成する。前置増幅段階からの出力信号は、第2の増幅段階へ、または増幅トランジスタへの入力信号を形成し、その後、出力信号に、増幅トランジスタ単独で得られたであろう利得より大きな利得を提供する。しかしながら、追加の増幅段階もまた実装されてもよく、これは回路の複雑性を増大させる可能性がある。
本発明の様々な実施形態では、読出回路は、検出器から読出回路に転送される入力信号の特性によって決定する、または読出回路が必要とする出力信号の特性によって決定する特定の使用モードで機能する。例えば、入力信号が特定の大きさまたは大きさの範囲を有する場合、読出回路は、入力信号が特定のレベルに増幅することができる、第1のモードで機能することができ、また入力信号が大きさまたは大きさの範囲を有する場合、読出回路は、入力信号が異なる増幅によってまたは増幅を利用せず読み出され得る、代替のモードで機能することができる。低用量蛍光透視、高用量蛍光透視、胸部X線および乳房X線撮影などのアプリケーションにおける本発明の実施のために、2つのモードが、これらのX線検出技術のための十分なダイナミックレンジ、または容易に理解できる他の検出技術を提供できる。追加のモードは入力信号に様々なレベルの増幅を供給するように実装されることが可能であり、例えば、読出回路の3つ以上の動作モードが実装され得る。さらに、2つ以上のモードが同じ入力信号を読み出すために使用可能である。さらに、いくつかの実施形態は、読出回路へのいかなる修正もない単一モードおよび二重モードの両方で機能してもよい。いくつかの実施形態では、読出回路の動作モードの選択は手動でまたは自動で作動してもよい。例えば、自動切り替えシステムは、読出回路の適切な動作モードの自動選択を可能にするフィードバック回路、または読出回路の適切な動作モードの自動選択を可能にする予めプログラム化されたシーケンス、または容易に理解できる読出回路の適切な動作モードの自動選択を可能にする他のいかなる手段をも含むことができる。したがって、本発明のデジタル画像装置およびシステムは、増幅のほとんどない、または全くない比較的大きな信号を読むことができると同様に、外部ノイズソースへの入力信号のノイズ免疫を向上させるために検出器からの感度のよい入力信号を増幅することができる、検出の大きなダイナミックレンジを提供でき、共に高速ピクセル読出時間を有する。
ピクセルはそれぞれ1つの検出器を含むが、しかしながら、2つ以上の検出器がそれぞれのピクセル内に存在してもよいことが考えられる。さらに、読出回路は、オンパネルピクセル内に部分的に存在し、部分的に画像パネルから外れて存在し、または画像パネル上で実質的に存在してもよい。画像パネルは硬く、例えば、硬質のガラスまたは硬質の金属基板を含んでもよく、あるいは柔軟で、例えば、軟質のプラスチックまたは軟質の金属基板を含んでもよい。さらに、本発明は2枚以上の画像パネルを含んでもよい。例えば、1枚のパネルはセンサのいくつかの部分を含んでもよく、また別のパネルはセンサの他の部分を含んでもよい。さらに、ピクセルエレクトロニクスはシングルチップまたは多数のチップ上で組み立てられてもよい。さらに、ピクセル内に存在する読出回路は、物理的に検出器と同じ面に位置してもよく、またはこの読出回路は、高い充填比を提供するために、検出器の下に埋め込まれてもよく、または検出器の上で組み立てられてもよい。
ピクセルの段、列またはグループには共通の読出回路の部分は、アレイのこれらのピクセル間で多重化されてもよい。したがって、本発明の多様な実施例では、段、列またはグループの読出回路はピクセル間で多重化されてもよく、これは、切り替え回路または多重化回路などの追加回路を必要とすることが、当業者によって容易に理解できるであろう。さらに、マルチプレクサもまた、例えば、段、列またはグループのピクセルに必要とされる増幅器の総数を減少することによって、読出回路の複雑性を減少するのに使用されてもよい。さらに、共通の段または列の読出回路もまた実装されてもよく、これにより、共通の読出回路はそれぞれのピクセルに個別となる。また、様々な実施形態のピクセルが任意のサイズのアレイで実装されてもよいことが理解されるであろう。さらに、読出回路の部分が、1段以上のピクセルによって共有されると見なされる場合、1列以上のピクセルまたは他の1グループ以上のピクセルによって回路が等しく共有されてもよいことが理解されるべきである。
本発明の実施形態は、様々な切り替えおよびタイミングシーケンスで動作することができる。例えば、二重抽出技術が使用される場合には、トランジスタ切り替えおよびタイミングは、二重抽出技術が使用されないシーケンスと異なってもよい。本明細書に説明される本発明の様々な実施形態では、関連するトランジスタ切り替えおよびタイミングサイクルならびにシーケンスが例として提供され、他の多数のサイクルおよびシーケンスが可能であり、いくつかのシーケンスは、当業者には明白となる他のものに比べて利点を有する。
検出器は、任意のタイプの検出器、例えばa−Si:Hなどのソリッドステート光検出器またはテルル化カドミウム亜鉛ベースの検出器または他のいかなる適切な検出器であってもよい。さらに、蛍光体、例えば、硫化ガドリニウム検出器またはヨウ化セシウム検出器などを有する間接的検出用の検出器と同様に、モリブデンショットキーダイオードなどの直接的検出ベースの検出器もまた使用されてもよい。当業者によって容易に理解される、放射線検出用の他のタイプのいかなる検出器も、さらに使用されてもよい。本発明の様々な実施形態で使用されるトランジスタは、非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜トランジスタ(TFT)、多結晶のシリコンTFT、微晶質シリコンTFT、ナノ結晶シリコンTFT、結晶シリコントランジスタ、または当業者によって容易に理解される、類似している他のどのような装置であってもよい。さらに、トランジスタはn型、p型、または両極性であってもよい。さらなる実施形態では、電磁スペクトルの任意の領域内の放射線は、当業者によって容易に理解される、電磁スペクトルの適切な部分を検出することができるように作られた、検出器および読出回路用装置の選択を有する本発明を利用して検出されてもよい。
当業者によって容易に理解されるように、本発明はあらゆるデジタル画像アプリケーションに適用され得る。例えば、本発明は、医学画像、航空団の検査などのX線検査システム、空港での手荷物の検査などのセキュリティーシステム、非破壊性材質試験、X線写真術、トモセラピーまたは光学的画像に適用されてもよく、もちろん、容易に理解できる、デジタル画像アプリケーションの他の形式についても同様である。
ピクセル構造
図4aは、本発明の一実施形態による、画像構造を示す。この実施形態では、RESETトランジスタ41、READ1トランジスタ45、検出器43およびAMPトランジスタ44は、画像パネル上のそれぞれのピクセル400内に存在する。電荷積分器471、フィードバックキャパシタ461、AMP_RESET1トランジスタ481、単独で制御可能な電流源49、スイッチ491およびスイッチ492は、オフピクセル読出回路の一部を形成する。上記の素子のそれぞれは、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
図4bは、シーケンス用のタイミング図の例を示し、ここでは、検出器43からの入力信号が読み出される。このシーケンスでは、3つのサイクル、すなわちリセットサイクル410、統合サイクル420および読出サイクル430が使用される。当業者によって容易に理解されるように、次の信号を処理する方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。例えば、入力信号が、特定モードのダイナミックレンジの外部にある場合には、これは信号処理手段によって適切に解釈されるであろう。
リセットサイクル410の間、スイッチ491はパルス閉状態になり、ノード401における電圧をVにリセットするために、キャパシタンスCDETECTORが充電、または放電される間、READ1トランジスタ45、およびリセットトランジスタ41はパルスONとなる。CDETECTORはノード401におけるキャパシタンスであり、検出器キャパシタンス、および使用可能な任意の蓄積キャパシタも含む。電圧Vは、電流源49によって生成された電流IBIASに比例する。ノード401における電圧がVまで充電されると、電流IBIASはすべて、READ1トランジスタ45およびAMPトランジスタ44分岐を通って流れる。このリセットサイクルの間、スイッチ492は開状態を維持し、またAMP_RESET1トランジスタ481はフィードバックキャパシタ461での任意の漏出電流の強化を防止するためにONを維持する。
統合サイクル420がリセットサイクル410の後に生じる。この統合サイクルの間、スイッチ491は開状態となり、READ1トランジスタ45およびRESETトランジスタ41はOFFになり、AMP_RESET1トランジスタ481はONを維持し、またスイッチ492が開状態を維持する。検出器43に入射する光子は、キャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード401、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。
読出サイクル430が統合サイクル420に続き、この読出サイクルの間、READ1トランジスタ45はONになり、またRESETトランジスタ41はOFFを維持する。AMP_RESET11トランジスタ481はOFFになり、またスイッチ492は、フィードバックキャパシタ461における増幅された入力信号の統合を可能にするために閉状態にされる。スイッチ491もまた閉状態であり、これにより電流IBIASが読出回路を流れることができる。当業者によって容易に理解される回路構成により、電流IBIASは、READ1トランジスタ45およびAMPトランジスタ44分岐を通ってグランドまで優先的に流れることができる。READ1トランジスタ45およびAMPトランジスタ44分岐を通って流れる電流の総量、ISIGは、統合サイクルの後、ノード401における電圧によって決定される。したがって、IBIASとISIGとの間の電流差、IDIFFは、電荷積分器471に流れる電流の量であり、その結果として、出力電圧VOUT1を生成する。VOUT1は、当業者によって容易に理解されように、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。ΔVが小さな信号領域にある場合、IDIFFは小さくなり、ここではIDIFFはΔVに直線的に比例し、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、gはAMPトランジスタ44の相互コンダクタンスである。
回路は電荷利得Gを生成し、入力信号を増幅し、ノイズに対して弱い可能性がある。この回路のGは、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、Tは、IDIFFがフィードバックキャパシタ461で統合される総時間である。上記の方程式から分かるように、Gは、g、Tおよび適切なCDETECTORを選択することによってプログラム可能である。
したがって、この回路の利点は、IBIASおよびISIGが、電荷増幅器471の飽和を引き起こさずに、大きなgを達成するために大きな値に増加できることである。動作中に、典型的に小さなIDIFF電流が達成され、したがって、従来の技術の読出回路に見られるような、増幅器飽和の問題を緩和する。さらに、ピクセル出力は線形であってもよいので、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、当業者によって容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
図4aの実施形態の使用の代替のシーケンスでは、スイッチ491は、IBIASが読出回路を通って流れるのを防止するために開状態を維持してもよい。この場合、VBIASは、読出サイクルの間、READ1トランジスタ45を通って流れる電流すべてを統合するために、電荷増幅器471に対する適切な値が設定される。
図5aは、本発明の一実施形態に従う、画像化構造を示し、ここでは、読出回路が図4aの実施形態に部分的に類似していて、2つのモードで機能できる。この実施形態では、読出回路は、例えば、低用量、リアルタイム、X線蛍光透視などのアプリケーションで入力信号が比較的小さくなり得る場合は増幅モードで機能でき、例えば、比較的高いエネルギー、リアルタイム、X線蛍光透視、または胸部X線などの比較的ハイコントラストな画像化アプリケーションで入力信号が比較的大きくなり得る場合は単位利得モードで機能できる。図5aの実施形態では、RESETトランジスタ51、READ1トランジスタ55、検出器53、AMPトランジスタ54およびREAD2トランジスタ52は、画像化パネル上のそれぞれのピクセル500内に存在する。電荷積分器571、フィードバックキャパシタ561、AMP_RESET1トランジスタ581、電荷積分器572、フィードバックキャパシタ562、AMP_RESET2トランジスタ582、スイッチ591、およびスイッチ592は、オフピクセル読出回路の一部を形成する。検出器および読出回路の素子それぞれは、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
検出器53からの入力信号は、増幅モードまたは単位利得モード、またはこれらのモード両方のいずれかを使用して読み出すことができる。当業者によって容易に理解されるように、もしそのように望むのであれば、追加の切り替え回路が、それぞれの動作モードを分離するために実装されてもよい。増幅モードの間、信号読出は基本的に入力信号に対して「非破壊性」であり、したがって、入力信号は単位利得モードにおける次の読出に引き続き利用可能となるので、増幅モードおよび単位利得モードはどちらも、同じ入力信号を読み出すのに使用できる。単位利得モード中の読出の「破壊的な」性質により、この読出のモードは典型的に、増幅モードの読出の後に行われる。小さく、ノイズに弱い、入力信号を獲得するための増幅モードにおいてのみセンサを動作するために、READ2トランジスタ52はOFFを維持する。このモードにおいて、読出回路は、リセット、統合および読出サイクルで機能できる。単位利得モードにおいてのみセンサを動作するために、READ1トランジスタ55およびRESETトランジスタ51はOFFを維持し、またスイッチ591および592は開状態を維持する。このモードにおいて、読出回路は、リセット/読出サイクルおよび統合サイクルで機能できる。
図5bは、シーケンス用のタイミング図の例を示し、ここでは、検出器53からのそれぞれの入力信号が増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる。このシーケンスでは、5つのサイクル、すなわち、リセットサイクル510、統合サイクル520、増幅モード読出サイクル530、電荷増幅器リセットサイクル540、および単位利得モード読出サイクル550が使用される。当業者によって容易に理解されるように、次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。例えば、入力信号が、特定モードのダイナミックレンジの外部にある場合には、これは信号処理手段によって適切に解釈されるであろう。
リセットサイクル510の間、READ2トランジスタ52はOFFを維持し、スイッチ591はパルス閉状態であり、またREAD1トランジスタ55およびRESETトランジスタ51はパルスONであり、キャパシタンスCDETECTORを充電または放電する間、ノード501におけるVへ電圧をリセットする。CDETECTORはノード501におけるキャパシタンスであり、当業者によって容易に理解される、使用可能な検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを大抵の場合含む。電圧Vは、電流源59によって生成された電流IBIASに比例する。ノード501における電圧がVまで充電されると、電流IBIASはすべて、READ1トランジスタ55およびAMPトランジスタ54分岐を通って流れる。このリセットサイクルの間、スイッチ592は開状態を維持し、AMP_RESET1トランジスタ581およびAMP_RESET2トランジスタ582は、それぞれフィードバックキャパシタ561およびフィードバックキャパシタ562での任意の漏出電流の強化を防止するためにONを維持する。
統合サイクル520がリセットサイクル510の後に生じる。この統合サイクルの間、スイッチ591は開状態となり、READ1トランジスタ55、READ2トランジスタ52およびRESETトランジスタ51はOFFになり、AMP_RESET1トランジスタ581およびAMP_RESET2トランジスタ582はONを維持し、またスイッチ592は開状態を維持する。検出器53に入射する光子は、キャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード501、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。
増幅モード読出サイクル530が統合サイクル520に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ52はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタはONを維持し、READ1トランジスタ55はONになり、またリセットトランジスタ51はOFFを維持する。AMP_RESET1トランジスタ581はOFFとなり、またスイッチ592は、フィードバックキャパシタ561で増幅された入力信号の統合を可能にするために閉状態となる。スイッチ591もまた閉状態になり、それにより、電流IBIASは読出回路を通って流れることができる。回路構成により、電流IBIASはREAD1トランジスタ55およびAMP_RESET54分岐を通ってグランドまで優先的に流れることができる。READ1トランジスタ55およびAMPトランジスタ54分岐を通って流れる電流の総量、ISIGは、統合サイクルの後、ノード501における電圧によって決定される。したがって、IBIASとISIGとの間の電流差、IDIFFは、電荷積分器571に流れる電流の量であり、その結果として、出力電圧VOUT1を生成する。VOUT1は、当業者によって容易に理解されように、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
再び、ΔVが小さな信号領域にある場合、IDIFFは小さくなり、ここではIDIFFはΔVに直線的に比例し、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、gはAMPトランジスタ54の相互コンダクタンスである。
図4aの実施形態にあるように、この回路は電荷利得Gを生成し、入力信号を増幅し、ノイズに対して弱い可能性がある。この回路のGは、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、Tは、IDIFFがフィードバックキャパシタ561で統合される総時間である。上記の方程式から分かるように、Gは、g、Tおよび適切なCDETECTORを選択することによってプログラム可能である。
したがって、この実施形態は同様に、電荷増幅器571の飽和を引き起こさずに、大きなgを達成するためにIBIASおよびISIGを大きな値に増加する可能性のある利点を有する。さらに、ピクセル出力は線形であってもよいので、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、当業者によって容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
電荷増幅器リセットサイクル540が増幅モード読出サイクル530に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ55はOFFになり、RESETトランジスタ51はOFFを維持し、READ2トランジスタ52はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ582はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ581は、スイッチ591および592の両方が開状態でONとなる。このようにして、電荷増幅器572のための出力がリセットされる。当業者によって容易に理解される、電流ピクセル500のREAD1トランジスタ55出力でREAD2トランジスタ出力を多重化する、隣接したピクセルがある場合のみ、電荷増幅器リセットサイクル540が必要となる可能性がある。
単位利得モード読出サイクル550が電荷増幅器リセットサイクル540に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ52はONになり、READ1トランジスタ55およびRESETトランジスタ51はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ581はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ582はOFFになる。この例において、スイッチ591およびスイッチ592は両方とも開状態を維持する。READ2トランジスタ52は、単位利得モード読出サイクル550の間、VBIAS2をVDDなど適切なリセット電圧に設定することによって、ピクセルノード501において、入力信号の読み出し、および電圧Vのリセットの両方をするために多重化される。すべての他のサイクルの間、VBIAS2はグランドなどの電圧に設定されてもよい。単位利得モード読出サイクル550の間、ノード501における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ562に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ562に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。
図5aの実施形態の使用する場合の代替のシーケンスでは、スイッチ591は、IBIASが読出回路を通って流れるのを防止するために、開状態を維持してもよい。この場合、VBIASは、読出サイクルの間、READ1トランジスタ55を通って流れるすべての電流を統合するために、電荷増幅器571に対する適切な値に設定されるであろう。
図5cは、3×3アクティブマトリクス画像化アレイの図5aの実施形態を示す。段、または列では、読出増幅器回路5010および5020は、隣接したピクセルのREAD1トランジスタ551およびREAD2トランジスタ521との間で多重化される。読出増幅器回路5000は、段1のREAD2トランジスタ521に接続され、また読出増幅器回路5030は段3のREADトランジスタ551に接続される。本発明の実施形態が任意のサイズのアレイで実装されてもよいことが容易に理解されるであろう。さらに、共通の段または列では、回路は、隣接したピクセル間で、または追加のマルチプレクサを使用することによって多重化されてもよい。一実施形態では、IBIASの異なる値は、画像化アレイ一面のピクセルの不均一性をなくすために、アレイのそれぞれのピクセルをリセットするのに使用できる。この不均一性は、例えば組立て時の欠陥から生じる場合がある。
当業者によって容易に理解される、図4aおよび図5aのそれぞれの電流源49または電流源59などの本発明の電流源の多数の実施態様が可能である。例えば、一実施形態では、電流源は電流ミラー回路を使用して実装されてもよい。別の実施形態では、電流源は、図6に示すような電流コンベヤー回路を使用して実装されてもよい。この電流コンベヤー回路は、電圧源61、レジスタ62、増幅器63およびトランジスタ64を備える。高利得増幅器63については、この回路によって生成された電流IBIASは、レジスタ62の値で分割された電圧源61によって生成された電圧によって得られ、それによって、IBIASは、トランジスタ64の設計パラメータと無関係となる。したがって、この電流コンベヤー回路の実施態様は、本来備わっている準安定を有する可能性のあるトランジスタを使用できる利点を有する。例えば、a−Si:Hを使用して本発明を実装する場合、読出回路の電流源および他の素子との間の統合を可能にするので、a−Si:H TFTを使用してトランジスタ64を実装することは望ましい。したがって、図6の電流コンベヤー回路を使用するa−Si:Hシステムで使用される電流源の実施態様は、該システム内の電流源の統合を容易にすると同時に、回路の電流出力に悪影響を与えることなく、a−Si:H技術でのトランジスタ64の組立てを可能にする。
図7aは、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、RESETトランジスタ71、READ1トランジスタ75、検出器73およびAMPトランジスタ74が、画像化パネル上のそれぞれのピクセル700内に存在する。電荷積分器771、フィードバックキャパシタ761およびアンプリセット1トランジスタ781は、オフピクセル読出回路の一部を形成する。上記のそれぞれの素子はオフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
図7bは、この実施形態の動作方法のタイミング図の例を示し、ここでは、二重抽出機構が使用される。このシーケンスでは、4つのサイクル、すなわち、統合サイクル710、読出サイクル720、リセットサイクル730および第2の読出サイクル740が使用される。当業者によって容易に理解されるように、次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。
統合サイクル710の間、READ1トランジスタ75はOFFになり、RESETトランジスタ71はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET1トランジスタ781がONになる。検出器73に入射する光子は、キャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード701、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。CDETECTORは、使用可能な検出器73キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを大抵の場合含む。
読出サイクル720が統合サイクル710に続き、この読出サイクルの間、READ1トランジスタ75はONになり、RESETトランジスタ71はOFFを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ781はOFFになり、その結果、AMPトランジスタ74およびREAD1トランジスタ75分岐の中を流れるV±ΔVに比例する、電流Ibias±ΔIbiasが生じる。その後、電流Ibias±ΔIbiasは電荷増幅器771によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ761の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。
RESETサイクル730が読出サイクル720の後に生じ、ここでは、RESETトランジスタ71がパルスONであり、また、RESETトランジスタ71がONである間、CDETECTORは充電または放電され、ノード701における電圧をVにリセットする。このリセットサイクルの間、READ1トランジスタ75はOFFになり、またAMP_RESET1トランジスタ781はONになる。
二重抽出動作を行なうために、READ1トランジスタ75が再びONになるとき、第2の読出サイクル740はRESETサイクル730に続き、RESETトランジスタ71はOFFを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ781はOFFになる。Ibiasは電荷増幅器771によって統合され、フィードバックキャパシタ761の出力電圧、VOUT2を得て蓄積される。VOUT2からVOUT1を減じることにより、不均一性がなくなることがあり、ΔVに比例する、ΔVOUTが生じる。
ΔIbiasはΔVに比例し、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、gは、AMPトランジスタ74およびREAD1トランジスタ75読出回路分岐の相互コンダクタンスである。
回路は電荷利得Gを生成し、ノイズに対して弱い入力信号を増幅する。回路のGは、以下のようにして得られる。
Figure 2008517541
ここでは、Tは、IbiasおよびΔIbiasがフィードバックキャパシタ761で統合される総時間である。上記の方程式によって示すように、Gは、g、Tおよび適切なCDETECTORを選択することによってプログラム可能である。
この回路の構成、すなわち、AMPトランジスタ74のソース側にREAD1トランジスタ75を設置することと比べると、AMPトランジスタ74のドレイン側にREAD1トランジスタ75を設置する構成の利点は、READ1トランジスタ75の以前の構成を有し、縮退レジスタおよび回路として機能せず、したがって、比較的大きなg、ひいては比較的大きなGを提供することである。
図7cは、本発明の別の実施形態を示し、READ1トランジスタ75が移動されたオフピクセルである以外は、図7aの実施形態と類似している。したがって、この構造は、2つのトランジスタピクセル設計を可能にする、さらなる利点を有し、その結果、得られるべき高いピクセル充填比が順に生じる。
図8aは、本発明の一実施形態に従う、画像化構造を示し、ここでは、読出回路が図7aの実施形態に部分的に類似していて、2つのモードで機能できる。この実施形態では、読出回路は、例えば、低用量、リアルタイム、X線蛍光透視などのアプリケーションで入力信号が比較的小さくなり得る場合は増幅モードで機能でき、例えば、比較的高いエネルギー、リアルタイム、X線蛍光透視、または胸部X線などの比較的ハイコントラストな画像化アプリケーションで入力信号が比較的大きくなり得る場合は単位利得モードで機能できる。図8aの実施形態では、RESETトランジスタ81、READ2トランジスタ82、検出器83、AMPトランジスタ84およびREAD1トランジスタ85が、画像化パネル上のそれぞれのピクセル800内に存在する。電荷積分器871、電荷積分器872、フィードバックキャパシタ861、フィードバックキャパシタ862、AMP_RESET1トランジスタ881およびAMP_RESET2トランジスタ882は、読出回路の一部を形成し、ピクセルから信号を読み出すのに使用され、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
検出器83からの入力信号は、増幅モードまたは単位利得モード、またはこれらのモード両方のいずれかを使用して読み出すことができる。増幅モードの間、信号読出は基本的に入力信号に対して「非破壊性」であり、したがって、入力信号は単位利得モードにおける次の読出に引き続き利用可能となるので、増幅モードおよび単位利得モードはどちらも、同じ入力信号を読み出すのに使用できる。単位利得モード中の読出の「破壊的な」性質により、この読出のモードは典型的に、増幅モードの読出の後に行われる。小さく、ノイズに弱い、入力信号を獲得するための増幅モードにおいてのみセンサを動作するために、READ2トランジスタ82はOFFを維持する。このモードにおいて、読出回路は、リセット、統合および読出サイクルで機能できる。単位利得モードにおいてのみセンサを動作するために、READ1トランジスタ85およびRESETトランジスタ81はOFFを維持し、また読出回路は、リセット/読出サイクルおよび統合サイクルで機能できる。図8bは、シーケンス用のタイミング図の例を示し、ここでは、検出器83からのそれぞれの入力信号が増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる。このシーケンスでは、5つのサイクル、すなわち、統合サイクル810、増幅モード読出サイクル820、電荷増幅器リセットサイクル830、単位利得モード読出サイクル840、およびリセットサイクル850が使用される。当業者によって容易に理解されるように、次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。例えば、入力信号が、特定モードのダイナミックレンジの外部にある場合には、これは信号処理手段によって適切に解釈されるであろう。
統合サイクル810の間、READ2トランジスタ82、READ1トランジスタ85およびRESETトランジスタ81はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET1トランジスタ881およびAMP_RESET2トランジスタ882はONを維持する。検出器83に入射する光子は、検出器83のキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード801、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。CDETECTORは、ノード801におけるキャパシタンスであって、当業者によって容易に理解される、使用され得る検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを主として含む。
増幅モード読出サイクル820が統合サイクル810に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ1トランジスタ85がONになり、RESETトランジスタ81はOFFを維持し、READ2トランジスタ82はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ882はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ881はOFFになる。このようにして、V±ΔVに比例する、電流、IBIAS±ΔIBIASは、AMPトランジスタ84およびREAD1トランジスタ85分岐の中を流れる。その後、電流、IBIAS±ΔIBIASは電荷増幅器871によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ861の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。VOUT1は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
電荷増幅器リセットサイクル830が増幅モード読出サイクル820に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ85はOFFになり、RESETトランジスタ81はOFFを維持し、READ2トランジスタ82はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ882はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ881はONになる。このようにして、電荷増幅器871のための出力はリセットされる。当業者によって容易に理解される、電流ピクセル800のREAD1トランジスタ85出力によりREAD2トランジスタ出力を多重化する、隣接したピクセルがある場合のみ、電荷増幅器リセットサイクルが必要となる可能性がある。
単位利得モード読出サイクル840が電荷増幅器リセットサイクル830に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ82はONになり、RESETトランジスタ81はOFFを維持し、READ1トランジスタ85はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ881はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ882はOFFになる。ここでは、ノード801における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ862に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、次のプロセッサ信号によって記録できる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ862に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。
リセットサイクル850が単位利得モード読出サイクル840の後に生じ、ここでは、リセットサイクルRESETトランジスタ81がパルスONであり、また、RESETトランジスタ81がONである間、CDETECTORは充電または放電され、ノード801における電圧をVにリセットする。このリセットサイクルの間、READ2トランジスタ82はOFFになり、READ1トランジスタ85はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ882はONになり、またAMP_RESET1トランジスタ881はONを維持する。
図8aの実施形態におけるピクセル出力は、比較的小さな、また大きな入力信号に対して線形であってもよく、したがって、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
図8cは、本発明の別の実施形態を示し、READ1トランジスタ85が移動されたオフピクセルである以外は、図8aの実施形態と類似している。したがって、この構造は再び、3トランジスタピクセル設計を可能にする利点を有し、それにより、得られるべき高いピクセル充填比が順に可能となる。
図9aは、本発明の別の実施形態に従う、画像化構造を示し、ここでは、読出回路図7aの実施形態に部分的に類似していて、2つのモードで機能できる。RESETトランジスタ81の機能性が、単一のREAD2トランジスタ92を使用してREAD2トランジスタ82により多重化されるので、この実施形態はRESETトランジスタ81を除去する点で図8aの実施形態に似ている。この構造は、より小さなピクセルサイズ、より少ない寄生キャパシタンスおよびより速い読出時間という利点を提供できる。
入力信号が比較的小さくなり得る場合は、読出回路は増幅モードで同様に機能でき、入力信号が比較的大きくなり得る場合は、単位利得モードで同様に機能できる。
図9aの実施形態では、READ2トランジスタ92、検出器93、AMPトランジスタ94およびREAD1トランジスタ95は、画像化パネル上のそれぞれのピクセル900内に存在する。電荷積分器971、電荷積分器972、フィードバックキャパシタ961、フィードバックキャパシタ962、AMP_RESET1トランジスタ981およびAMP_RESET2トランジスタ982は、読出回路の一部を形成し、ピクセルから信号を読み出すのに使用され、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
検出器93からの入力信号は、増幅モードまたは単位利得モード、またはこれらのモード両方のいずれかを使用して読み出すことができる。再び、増幅モードの間、信号読出は入力信号に対して「非破壊性」であるので、増幅モードおよび単位利得モードはどちらも、同じ入力信号を読み出すのに使用できる。同様に、単位利得モード中の読出の実質的に「破壊的な」性質により、単位利得モードの読出は典型的に、増幅モードの読出の後に行われる。
図9bは、検出器93からのそれぞれの入力信号が増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる、シーケンス用のタイミング図の例を示す。ここでは、4つのサイクル、すなわち、統合サイクル910、増幅モード読出サイクル920、電荷増幅器リセットサイクル930および単位利得読出サイクル940がシーケンスで使用される。
統合サイクル910の間、READ2トランジスタ92およびREAD1トランジスタ95はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET2トランジスタ982およびAMP_RESET1トランジスタ981はONを維持する。検出器93に入射する光子は、検出器93のキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためVをΔV分だけ増減する。CDETECTORは、ノード901におけるキャパシタンスであって、当業者によって容易に理解される、使用され得る検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを主として含む。
増幅モード読出サイクル920が統合サイクル910に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ1トランジスタ95がONになり、READ2トランジスタ92はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ982はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ981はOFFになる。このようにして、V±ΔVに比例する、電流、IBIAS±ΔIBIASは、AMPトランジスタ94およびREAD1トランジスタ95分岐の中を流れる。その後、電流、IBIAS±ΔIBIASは電荷増幅器971によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ961の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。VOUT1は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
電荷増幅器リセットサイクル930が増幅モード読出サイクル920に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ95はOFFになり、RESETトランジスタ91はOFFを維持し、READ2トランジスタ92はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ982はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ981はONになる。このようにして、電荷増幅器971のための出力はリセットされる。当業者によって容易に理解される、電流ピクセル900のREAD1トランジスタ95出力によりREAD2トランジスタ出力を多重化する、隣接したピクセルがある場合のみ、電荷増幅器リセットサイクル930が必要となる可能性がある。
単位利得モード読出サイクル940が電荷増幅器リセットサイクル930に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ92はONになり、READ1トランジスタ95はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ981はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ982はOFFになる。READ2トランジスタ92は、単位利得モード読出サイクル940の間、VBIASをVDDなど適切なリセット電圧に設定することによって、ピクセルノード901において、入力信号の読み出し、および電圧Vのリセットの両方をするために多重化される。
すべての他のサイクルの間、VBIASはグランドなどの電圧に設定されてもよい。単位利得モード読出サイクル940の間、ノード901における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ962に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ962に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。
この実施形態におけるピクセル出力は、比較的小さな、また大きな入力信号に対して線形であってもよく、したがって、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
図9cは、本発明の別の実施形態を示し、READ1トランジスタ95が移動されたオフピクセルである以外は、図9aの実施形態と類似している。したがって、この構造は、2つのトランジスタピクセル設計を可能にする利点を有し、それにより、得られるべき高いピクセル充填比が順に可能となる。
図10は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、RESETトランジスタ101、READ1トランジスタ105、検出器103、AMPトランジスタ104が、示すように、画像化パネル上のそれぞれのピクセル1000内に存在する。電荷積分器1071、フィードバックキャパシタ1061およびAMP_RESET1トランジスタ1081は、オフピクセル読出回路の一部を形成する。上記の素子のそれぞれは、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
図11aは、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、RESETトランジスタ111、READ1トランジスタ115、検出器113、AMPトランジスタ114が、示すように、画像化パネル上のそれぞれのピクセル1100内に存在する。電荷積分器1171、フィードバックキャパシタ1161およびAMP_RESET1トランジスタ1181は、オフピクセル読出回路の一部を形成する。上記の素子のそれぞれは、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。図10の実施形態より優れた図11aの実施形態の利点は、先の構造において、リセット1トランジスタ114が、AMPトランジスタ115のドレイン側にあり、したがって、READ1トランジスタ105の場合のように、縮退レジスタとして機能しないことである。このように、図11aの実施形態は図10より大きな利得を提供することができる。
図11bは、本発明の実施形態を示し、READ1トランジスタ114が移動されたオフピクセルである以外は、図11aの実施形態と類似している。これは、得られるべきより高い充填比を可能にする、2つのトランジスタピクセルを可能にする利点を有する。
図10、図11aおよび図11bのそれぞれのピクセル構造は、構造に追加のトランジスタまたは変更を少しも伴うことなく、2つのモード、すなわち、単位利得モードおよび増幅モードで機能できる。これは、RESETトランジスタ101およびRESETトランジスタ111が、作動の単位利得モードの間、読出トランジスタとして機能できるからであり、言い換えれば、これらのトランジスタは、単位利得モードの間、検出器103および検出器104からそれぞれ信号を直接出力するためにONになることができるからである。これらの構造のうちの1つの利点は、追加のデータラインが動作の単位利得モードの間、信号の出力に必要な場合の他の構造と比較して、二重モードシステムとして利用された時、データラインを除去できるということである。図10bは、図10a、図11aおよび図11bの実施形態の作動に使用できる、タイミング図の例を示す。
本発明の実施形態では、様々な素子のバイアスラインは、外部ピクセル接続の数を減らすために多重化されてもよい。例えば、図12aの実施形態は、READ2トランジスタ92のゲートに接続されたAMPトランジスタ94のドレインを有する図9cの実施形態を示す。動作信号およびシーケンスは、これらのトランジスタがそれぞれいつONに切り替えられるかを決める。
図12bは、図12aの実施形態の動作のタイミング図の例を示す。検出器93からのそれぞれの入力信号は増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる。ここでは、4つのサイクル、すなわち、統合サイクル1310、増幅モード読出サイクル1320、電荷増幅器リセットサイクル1330および単位利得モード読出サイクル1340がシーケンスで使用される。
統合サイクル1310の間、READ2トランジスタ92およびREAD1トランジスタ95はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET2トランジスタ982およびAMP_RESET1トランジスタ981はONを維持する。検出器93に入射する光子は、検出器93のキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためVをΔV分だけ増減する。CDETECTORはノード901におけるキャパシタンスであり、使用可能な検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを含む。
増幅モード読出サイクル1320が統合サイクル1310に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ1トランジスタ95がONになり、READ2トランジスタ92は、VDDのための適切なバイアスレベルを使用して、OFFまたはほぼOFFを維持する。AMP_RESET2トランジスタ982はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ981はOFFになる。このようにして、V±ΔVに比例する、電流、IBIAS±ΔIBIASは、AMPトランジスタ94分岐の中を流れる。その後、電流、IBIAS±ΔIBIASは電荷増幅器971によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ961の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。VOUT1は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
電荷増幅器リセットサイクル1330が増幅モード読出サイクル1320に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ95はONを維持し、READ2 92トランジスタはOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ982はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ981はONになる。このようにして、電荷増幅器971のための出力はリセットされる。当業者によって容易に理解される、電流ピクセル900の出力により出力を多重化している、隣接したピクセルがある場合のみ、電荷増幅器リセットサイクル1330が必要となる可能性がある。
単位利得モード読出サイクル1340が電荷増幅器リセットサイクル1330に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ92は、VDDのための適切なバイアスレベルによってONになり、READ1トランジスタ95はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ981はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ982はOFFになる。READ2トランジスタ92は、単位利得モード読出サイクル1340の間、VBIASをVDDなど適切なリセット電圧に設定することによって、ピクセルノード901において、入力信号の読み出し、および電圧Vのリセットの両方をするために多重化される。すべての他のサイクルの間、VBIASはグランドなどの電圧に設定されてもよい。単位利得モード読出サイクル1340の間、ノード901における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ962に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ962に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。
この実施形態におけるピクセル出力もまた、比較的小さな、また大きな入力信号に対して線形であってもよく、したがって、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術によって緩和できる。
同様に、図12cの実施形態は、RESETトランジスタ111のゲートに接続されたAMPトランジスタ114のドレインを有する図11cの実施形態を示す。動作信号およびシーケンスは、これらそれぞれのトランジスタがいつONに切り替えられるかを決める。図12dは、図12cの実施形態の動作のタイミング図の例を示す。
図12dは、検出器113からのそれぞれの入力信号が増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる、シーケンス用のタイミング図の例を示す。ここでは、4つのサイクル、すなわち、統合サイクル1350、増幅モード読出サイクル1360、電荷増幅器リセットサイクル1370、単位利得モード読出サイクル1380がシーケンスで使用される。
統合サイクル1350の間、RESETトランジスタ111およびREAD1トランジスタ115はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET1トランジスタ1182はONを維持する。検出器113に入射する光子は、検出器113のキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためVをΔV分だけ増減する。CDETECTORはノード1101におけるキャパシタンスであり、使用可能な検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを含む。
増幅モード読出サイクル1360が統合サイクル1350に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ1トランジスタ115がONになり、RESETトランジスタ111は、VDDのための適切なバイアスレベルを使用して、OFFまたはほぼOFFを維持する。AMP_RESET1トランジスタ1182はOFFになる。このようにして、V±ΔVに比例する、電流、IBIAS±ΔIBIASは、AMPトランジスタ114分岐の中を流れる。その後、電流、IBIAS±ΔIBIASは電荷増幅器1171によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ1161の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。VOUT1は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
電荷増幅器リセットサイクル1370が増幅モード読出サイクル1360に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ115はONを維持し、RESETトランジスタ111はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ1181はONになる。このようにして、電荷増幅器1171のための出力はリセットされる。
単位利得モード読出サイクル1380が電荷増幅器リセットサイクル1370に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、RESETトランジスタ111は、VDDのための適切なバイアスレベルを使用してONになり、READ1トランジスタ115はONを維持し、AMP_RESET1トランジスタ1181はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ1182はOFFになる。リードトランジスタ111は、単位利得モード読出サイクル1380の間、VBIASをVDDなど適切なリセット電圧に設定することによって、ピクセルノード1101において、入力信号の読み出し、および電圧Vのリセットの両方をするために多重化される。すべての他のサイクルの間、VBIASはグランドなどの電圧に設定されてもよい。単位利得モード読出サイクル1380の間、ノード1101における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ1162に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ1162に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。
この実施形態におけるピクセル出力はまた、比較的小さな、また大きな入力信号に対して線形であってもよく、したがって、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
本発明の様々な実施形態では、多数のフィードバックキャパシタが、読出回路のオフパネル電荷増幅器と関連することができる。これらのキャパシタは、様々なキャパシタンスの値を有することができ、直列および/または並列構成に配置されることができ、必要な異なる利得を提供するために選択可能なスイッチとなるよう設計されてもよい。様々な利得の他の方法はまた、当業者によって容易に理解されるように可能である。さらに、オフパネルトランスインピーダンス増幅器もまた、電荷増幅器の代わりに使用されてもよい。この場合、多数のフィードバックレジスタはトランスインピーダンス増幅器と関連してもよく、様々な抵抗値を有してもよく、直列および/または並列構成に配置されることができ、必要な異なる利得を提供するために選択可能なスイッチとなるよう設計されてもよい。
ここまで示された実施形態から、本発明の重要な要素は、検出器からの入力信号の増幅のためのオンピクセルトランジスタの使用であることが分かる。この増幅トランジスタは、上記の実施形態中の様々なAMPトランジスタによって示される。増幅トランジスタはn型またはp型になり得、また他のトランジスタ、レジスタ、インダクタおよびキャパシタなどの追加の素子もまた、増幅を得るために増幅トランジスタに加えて使用できる。増幅トランジスタによって提供される、増幅された信号を捕らえるために、他の多くのトランジスタが、信号、すなわち上記の実施形態に説明されたリセットおよびリードトランジスタのリセットおよび読み出しを容易するために必要とされる。RESETトランジスタは基本的に、次の入力信号を受ける前に、所定のバックグラウンドレベルに入力信号を戻す。読み取りトランジスタにより、基本的に、増幅された信号がさらなる処理のために外部エレクトロニクスに切り替えられることが可能となる。様々な読み取りおよびRESETトランジスタの特定の位置は、結果的に、当業者によって容易に理解される、回路の利点および不利を変えることなる。いくつかの場合には、読み取りおよびRESETトランジスタはまた、多重化され、言い換えれば、単一トランジスタは読み取りおよびRESETトランジスタの両方として機能するのに使用されてもよい。電源、キャパシタ、インダクタおよびレジスタなどの追加の素子もまた、増幅された信号のリセットおよび読み出しを可能にするために、回路に含まれてもよい。読出回路の一部を形成する他の素子と同様に、読み取りおよびRESETトランジスタも、物理的に位置するオンピクセルまたはオフピクセルであってもよい。
このように、ここまで示された様々な実施形態は、図13に示されるように一般化することができる。AMPトランジスタ124は、検出器123から受けられた入力信号の増幅に使用されたトランジスタである。素子E1からE11、1201から1211はそれぞれ、トランジスタ、キャパシタ、インダクタおよび/またはレジスタなどの電気素子によって占有できる位置を示し、または開回路または短絡回路であってもよい。これらの素子は、入力信号を所定のレベルにリセット、および/または増幅された信号を外部エレクトロニクスに転送するのに使用できる。電源、I/V1からI/V5、1221から1225それぞれは、回路の様々な部分に電源を供給するのに使用でき、また固定ソースもしくはプログラム可能なソース、電流源もしくは電圧源または単に開回路もしくは短絡回路であってもよい。回路内に使用されるトランジスタのゲートは、電源1221から1225のうちのいずれにより多重化されてもよく、または単独で電力供給されてもよい。Cアンプ/Vアンプ1 1231およびCアンプ/Vアンプ2 1232は、電流増幅器または電圧増幅器であってもよい。Cアンプ/Vアンプ1 1231は、システムが上述の単一モード構成または多モード構成として使用されるかどうかに応じて、使用され得る場合とそうでない場合がある。例えば、単一モード構成では、システムは単位利得を単独で提供、または入力信号の増幅を単独で提供するのに使用されてもよいのに対して、多モード構成では、システムは入力信号の大きさによって決まる入力信号に対して、単位利得または増幅のどちらか、または両方を供給するのに使用されてもよい。いくつかの状況では、システムはまた、三重モード構成で機能してもよい。図13に示す一般化は、追加の動作モードを組み込むために拡張できることは、当業者によって容易に理解されるであろう。
前置増幅
本発明の別の実施形態では、読出回路は、読出回路内の第2の増幅段階を実装することによって、検出器からの入力信号に大きな増幅、それ故に追加のノイズ免疫を供給することができる。この実施形態では、検出器全体に生成される電圧変化は、第1の増幅段階、または前置増幅段階への入力信号を生成する。前置増幅段階からの出力信号は、第2の増幅段階へまたは増幅トランジスタへの入力信号を形成し、その後、出力信号に、増幅トランジスタによって単独に得られた利得より大きな利得を提供する。しかしながら、追加の増幅段階もまた実装されてもよく、これは回路の複雑性を増大させる可能性がある。
前置増幅段階は、図14に示されるに図13の一般化された回路に組み込むことができる。前置増幅器141は第1の増幅段階を形成し、またAMPトランジスタ124は第2増幅段階を形成する。
図15aから図15fは、前置増幅器141、すなわち、飽和負荷増幅器、抵抗性負荷増幅器、線形負荷増幅器、飽和負荷カスコード増幅器、抵抗性負荷カスコード増幅器、および線形負荷カスコード増幅器の様々な1段階の実施態様をそれぞれ示す。VL1とVBは、容易に理解される、バイアス電圧である。他の実施態様もまた可能であり、当業者によって容易に理解されるように、代用可能である。
図16は、前置増幅段階が実装される、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は図2aと類似しているが、しかしながら、より大きな利得が、増幅段階141を追加することにより達成できる。例えば、この実施形態もまた、図2bのタイミング図を使用して動作できる。
図17aは、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、また、ピクセルが2つのモード、例えば、低用量、リアルタイム、X線蛍光透視などのアプリケーションで入力信号が比較的小さくなり得る場合は増幅モード、および、例えば、比較的高いエネルギー、リアルタイム、X線蛍光透視、または胸部X線などの比較的ハイコントラストな画像化アプリケーションで入力信号が比較的大きくなり得る場合は単位利得モードで機能できる。図17aの実施形態では、RESETトランジスタ171、READ2トランジスタ172、検出器173、AMPトランジスタ174およびREAD1トランジスタ175は、画像化パネル上のそれぞれのピクセル1700内に存在する。電荷積分器1771、電荷積分器1772、フィードバックキャパシタ1761、フィードバックキャパシタ1762、AMP_RESET1トランジスタ1781およびAMP_RESET2トランジスタ1782は、読出回路の一部を形成し、ピクセルから信号を読み出すのに使用され、オフパネル素子またはオンパネル素子であってもよい。
検出器173からの入力信号は、増幅モードまたは単位利得モード、またはこれらのモード両方のいずれかを使用して読み出すことができる。増幅モードの間、信号読出は基本的に入力信号に対して「非破壊性」であり、したがって、入力信号は単位利得モードにおける次の読出に引き続き利用可能となるので、増幅モードおよび単位利得モードはどちらも、同じ入力信号を読み出すのに使用できる。単位利得モード中の読出の「破壊的な」性質により、この読出のモードは典型的に、増幅モードの読出の後に行われる。小さく、ノイズに弱い、入力信号を獲得するための増幅モードにおいてのみセンサを動作するために、READ2トランジスタ172はOFFを維持する。このモードにおいて、読出回路は、リセット、統合および読出サイクルで機能できる。単位利得モードのみにおいてセンサを動作するために、READ1トランジスタ175およびRESETトランジスタ171はOFFを維持し、また読出回路は、リセット/読出サイクルおよび統合サイクルで機能できる。
図17bは、検出器173からのそれぞれの入力信号が増幅モードで読み取られ、続いて単位利得モードで読み取られる、シーケンス用のタイミング図の例を示す。このシーケンスでは、5つのサイクル、すなわち、統合サイクル1710、増幅モード読出サイクル1720、電荷増幅器リセットサイクル1730、単位利得モード読出サイクル1740、およびリセットサイクル1750が使用される。当業者によって容易に理解されるように、次の信号処理方法は、読出回路出力信号を解釈するのに使用できる。例えば、入力信号が、特定モードのダイナミックレンジの外部にある場合には、これは信号処理手段によって適切に解釈されるであろう。
統合サイクル1710の間、READ2トランジスタ172、READ1トランジスタ175およびRESETトランジスタ171はOFFを維持し、その一方でAMP_RESET1トランジスタ17181およびAMP_RESET2トランジスタ1782はONを維持する。検出器173に入射する光子は、検出器173のキャパシタンスCDETECTORを放電または充電する電子正孔対の生成をもたらし、そのためノード1701、Vにおける電圧をΔV分だけ増減する。CDETECTORはノード1701におけるキャパシタンスであり、使用可能な検出器キャパシタンスおよび任意の蓄積キャパシタを含む。
増幅モード読出サイクル1720が統合サイクル1710に続き、この増幅モード読出サイクルの間、READ1トランジスタ175がONになり、RESETトランジスタ171はOFFを維持し、READ2トランジスタ172はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ1782はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ1781はOFFになる。このようにして、V±ΔVに比例する、電流、IBIAS±ΔIBIASは、AMPトランジスタ174およびREAD1トランジスタ175分岐の中を流れる。その後、電流、IBIAS±ΔIBIASは電荷増幅器1771によって統合され、増幅器フィードバックキャパシタ1761の出力電圧、VOUT1を得て蓄積される。VOUT1は、当業者によって容易に理解される、プロセッサ信号によって続いて記録し操作することができる、増幅された入力信号を表わす。
電荷増幅器リセットサイクル1730が増幅モード読出サイクル1720に続き、ここでは、電荷増幅器リセットサイクルの間、READ1トランジスタ175はOFFになり、RESETトランジスタ171はOFFを維持し、READ2トランジスタ172はOFFを維持し、AMP_RESET2トランジスタ1782はONを維持し、またAMP_RESET1トランジスタ1781はONになる。このようにして、電荷増幅器1771のための出力はリセットされる。当業者によって容易に理解される、電流ピクセル1700のREAD1トランジスタ175出力によりREAD2トランジスタ出力を多重化する、隣接したピクセルがある場合のみ、電荷増幅器リセットサイクルが必要となる可能性がある。
単位利得モード読出サイクル1740が電荷増幅器リセットサイクル1730に続き、この単位利得モード読出サイクルの間、READ2トランジスタ172はONになり、RESETトランジスタ171はOFFを維持し、READ1トランジスタ175はOFFを維持し、AMP_RESET1トランジスタ1781はONを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ1782はOFFになる。ここでは、ノード1701における電圧Vは転送され、フィードバックキャパシタ1761に蓄積され、また出力電圧VOUT2として現れる。VOUT2は、当業者によって容易に理解される、次のプロセッサ信号によって記録できる、単位利得を有する入力信号を表わす。さらなる実施形態では、いくつかの利得は、フィードバックキャパシタ1762に対する適切な値を使用することにより、単位利得モードにおける入力信号に適用されてもよい。
リセットサイクル1750が単位利得モード読出サイクル1740の後に生じ、ここでは、リセットサイクルRESETトランジスタ171がパルスONであり、また、RESETトランジスタ171がONである間、CDETECTORは充電または放電され、ノード1701における電圧をVにリセットする。このリセットサイクルの間、READ2トランジスタ172はOFFになり、READ1トランジスタ175はOFFを維持し、またAMP_RESET2トランジスタ1782はONになり、AMP_RESET1トランジスタ1781はONを維持する。
図17aの実施形態におけるピクセル出力は、比較的小さな、また大きな入力信号に対して線形であってもよく、したがって、撮像装置組立て工程、トランジスタ準安定および外部回路不均一性における不均一性の影響は、容易に理解される、画像化に一般に適用される、標準二重抽出およびオフセットと利得の修正技術を利用することによって緩和できる。
図18は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、RESETトランジスタ171およびREAD2トランジスタ142が、READ2トランジスタ182を使用して多重化された以外は、図17の実施形態と類似している。
図19は、本発明のさらに別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装される。この実施形態では、電圧媒介アクティブピクセルセンサ(V−APS)および電流媒介アクティブピクセルセンサ(C−APS)は組み合わせられ、二重モード構成、すなわち、増幅モードおよび単位利得モードにおいて機能する。この実施形態では、前置増幅段階141は、両方の動作モードにおいて利得を提供する。
図20は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、図4aの実施形態と類似していて、例えば、図4bのタイミング図を使用して機能できる。
図21は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、図5aの実施形態と類似していて、例えば、図5bのタイミング図を使用して機能できる。
図22は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、図7aの実施形態と類似していて、例えば、図7bのタイミング図を使用して機能できる。
図23は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、図8aの実施形態と類似していて、例えば、図8bのタイミング図を使用して機能できる。
図24は、本発明の別の実施形態を示し、ここでは、前置増幅段階141が実装され、図9aの実施形態と類似していて、例えば、図9bのタイミング図を使用して機能できる。
本発明の実施形態を上に述べたことから、同じことが多くの方法で変更され得ることが明白となるであろう。かかる変形例は、本発明の精神および範囲からの逸脱と見なされるべきではなく、すべてのかかる修正例は、当業者には明白であるように、以下の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。
図1aは、従来の技術に従う、パッシブピクセルセンサ(PPS)を示す。 図1bは、図1aのPPSのタイミング図の例を示す。 図2aは、従来の技術に従う、電流媒介アクティブピクセルセンサ(C−APS)を示す。 図2bは、図2aのC−APSのタイミング図の例を示す。 図3は、従来の技術に従う、電圧媒介アクティブピクセルセンサ(V−APS)を示す。 図4aは、3トランジスタピクセルの実装を含む、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図4bは、図4aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図5aは、4トランジスタ二重モードピクセルの実装を含む、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図5bは、図5aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図5cは、本発明の一実施形態に従う、3×3アレイで実装される図5aの実施形態を示す。 図6は、本発明の一実施形態に従う、電流コンベヤー回路を使用して実装される電流源を示す。 図7aは、3トランジスタピクセルの実装を含む、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図7bは、図7aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図7cは、オンピクセルトランジスタがオフピクセルに移動した、図7aの一実施形態を示す。 図8aは、4トランジスタ二重モードピクセルの実装を含む、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図8bは、図8aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図8cは、オンピクセルトランジスタがオフピクセルに移動した、図8aの一実施形態を示す。 図9aは、3トランジスタ二重モードピクセルの実装を含む、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図9bは、図9aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図9cは、オンピクセルトランジスタがオフピクセルに移動した、図9aの実施形態を示す。 図10aは、3トランジスタピクセルの実装を含む、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図10bは、図10aの実施形態のタイミング図の例を示す。 図11aは、3トランジスタピクセルの実装を含む、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図11bは、オンピクセルトランジスタがオフピクセルに移動した、図11aの実施形態を示す。 図12aは、1つのトランジスタのゲート線が、別のトランジスタのドレイン線と多重化する、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図12bは、図12aの実施形態のタイミング図の例を示す。 ジ12cは、1つのトランジスタのゲート線が、別のトランジスタのドレイン線と多重化する、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図12dは、図12cの実施形態のタイミング図の例を示す。 図13は、本発明に従う、一般化画像構造の実施形態を示す。 図14は、本発明に従う、他の一般化画像構造の実施形態を示す。 図15aから図15fは、本発明の実施形態に従う、前置増幅段階を示す。 図16は、3トランジスタピクセルおよび前置増幅段階が実装される、本発明の一実施例に従う、画像構造を示す。 図17は、4トランジスタ二重モードピクセルおよび前置増幅段階が実装される、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図17は、4トランジスタ二重モードピクセルおよび前置増幅段階が実装される、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図18は、3トランジスタ二重モードピクセルおよび前置増幅段階が実装される、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図19は、前置増幅段階と同様にC−APSおよびV−APSが二重モードで実装されている、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図20は、3トランジスタピクセルの実装を含み、また前置増幅段階が実装されている、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図21は、4トランジスタ二重モードピクセルの実装を含み、また前置増幅段階が実装されている、本発明の一実施形態に従う、画像構造を示す。 図22は、3トランジスタピクセルの実装を含み、また前置増幅段階が実装されている、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図23は、4トランジスタ二重モードピクセルの実装を含み、また前置増幅段階が実装されている、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。 図24は、3トランジスタ二重モードピクセルの実装を含み、また前置増幅段階が実装されている、本発明の別の実施形態に従う、画像構造を示す。

Claims (46)

  1. a)入射する光子に応答して第一の信号を生成する検出器、および
    b)前記検出器に結合され、前記第一の信号を受信して前記第一の信号を表す第二の信号を生成する、第一のオンピクセル増幅器を含む読出回路、を含むデジタル画像装置であって、
    前記第二の信号が前記デジタル画像装置から続いて出力される、デジタル画像装置。
  2. 前記第二の信号は、増幅された第一の信号を表す、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  3. 前記読出回路は、前記第二の信号を出力するための1つまたは複数のトランジスタをさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  4. 前記読出回路は、前記第二の信号を事前定義された値にリセットするための1つまたは複数のトランジスタをさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  5. 前記読出回路は、前記第二の信号を出力し、前記第二の信号を事前定義された値にリセットするための1つまたは複数のトランジスタをさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  6. 前記読出回路は、トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、インダクタ、および電源を含むグループから選択された1つまたは複数の装置をさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  7. 前記第一のオンピクセル増幅器が単一トランジスタである、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  8. 前記第一のオンピクセル増幅器は、トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、インダクタ、および電源を含むグループから選択された1つまたは複数の装置をさらに含む、請求項7に記載のデジタル画像装置。
  9. 前記読出回路は、第二の増幅器をさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  10. 前記第二の増幅器がオンピクセルである、請求項9に記載のデジタル画像装置。
  11. 前記第二の増幅器は、前記第一の信号を受信し、前記第二の増幅器が中間信号を生成し、前記中間信号が前記第一のオンピクセル増幅器への入力となる、請求項10に記載のデジタル画像装置。
  12. 前記第二の増幅器は、飽和負荷増幅器、負荷抵抗増幅器、直線負荷増幅器、飽和負荷カスコード増幅器、負荷抵抗カスコード増幅器、および直線負荷カスコード増幅器から成るグループから選択される、請求項9に記載のデジタル画像装置。
  13. 前記読出回路は、1つまたは複数の動作モードで動作することができ、それによって前記第一の信号を表す1つまたは複数の第二の信号を生成する、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  14. 前記読出回路は、2つ以上の前記動作モードを切り替えることができ、前記第一の信号の特性または前記第二の信号の特性に基づいて望ましい動作モードが決定される、請求項13に記載のデジタル画像装置。
  15. 前記読出回路は、前記動作モードのいずれかで同時に動作できる、請求項13に記載のデジタル画像装置。
  16. 前記第一の信号の特性が前記第一の信号の大きさを含む、請求項14に記載のデジタル画像装置。
  17. 前記第二の信号の特性が前記第二の信号の大きさを含む、請求項14に記載のデジタル画像装置。
  18. 前記第二の信号の特性が前記第二の信号の読出時間を含む、請求項14に記載のデジタル画像装置。
  19. 前記大きさが事前定義された閾値以下であり、前記読出回路の前記望ましい動作モードが、前記第二の信号を生成するための前記第一の信号の増幅を含む、請求項16に記載のデジタル画像装置。
  20. 前記読出回路は、手動スイッチを使用することによって、前記2つ以上の動作モードをそれぞれ切り替えることができる、請求項14に記載のデジタル画像装置。
  21. 前記読出回路は、自動スイッチを使用することによって、前記2つ以上の動作モードそれぞれを切り替えることができる、請求項14に記載のデジタル画像装置。
  22. 前記自動スイッチは、フィードバック回路を含む、請求項21に記載のデジタル画像装置。
  23. 前記自動スイッチが事前定義されたシーケンスに応答する、請求項21に記載のデジタル画像装置。
  24. 前記読出回路に結合された前記1つまたは複数の追加検出器をさらに含む、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  25. 前記読出回路の一部が1つまたは複数の画像パネル上にある、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  26. 前記読出回路の全体が1つまたは複数の画像パネル上にある、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  27. 前記画像パネルが堅いまたは柔軟である、請求項25または26に記載のデジタル画像装置。
  28. 前記検出器および前記読出回路が1つまたは複数の平面で組み立てられる、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  29. 前記読出回路は、様々なキャパシタンス値を持つ2つ以上のキャパシタを含み、前記2つ以上のキャパシタが連続して、または平行して、あるいはその組み合わせで配置され、切り替え可能となるように構成されることによって2つ以上の利得を提供する、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  30. 前記読出回路は、様々な抵抗値を持つ2つ以上のレジスタを含み、前記2つ以上のレジスタが連続して、または平行して、あるいはその組み合わせで配置され、切り替え可能となるように構成されることによって、2つ以上の利得を提供する、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  31. 前記読出回路は、1つまたは複数のトランジスタを含み、前記トランジスタが非晶質シリコンTFT、多結晶シリコンTFT、微結晶TFT、ナノ結晶TFT、および結晶シリコントランジスタを含むグループから選択される、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  32. 前記読出回路は、1つまたは複数のトランジスタを含み、前記トランジスタがn型、p型、または両極性の特性を示す、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  33. 前記検出器がガス検出器または固体検出器である、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  34. 前記検出器が直接探知検出器または間接探知検出器である、請求項1に記載のデジタル画像装置。
  35. 前記直接探知検出器は、非晶質セレン、テルル化カドミウム、シリコン、ゲルマニウム、および非晶質シリコンを含むグループから選択される材料で組み立てられる、請求項34に記載のデジタル画像装置。
  36. 前記間接探知検出器は、非晶質セレン、シリコン、ゲルマニウム、ヨウ化セシウム、硫化ガドリニウム、および非晶質シリコンを含むグループから選択される材料で組み立てられる、請求項34に記載のデジタル画像装置。
  37. 前記読出回路は3つの動作モードを含む、請求項13に記載のデジタル画像装置。
  38. 一連のデジタル画像装置を含むデジタル画像システムであって、それぞれのデジタル画像装置は、
    a)入射する光子に応答して第一の信号を生成する検出器、および
    b)前記検出器に結合され、前記第一の信号を受信して前記第一の信号を表す第二の信号を生成する、第一のオンピクセル増幅器を含む読出回路を含み、
    前記第二の信号が前記デジタル画像装置から続いて出力されるデジタル画像装置から成るデジタル画像システム。
  39. 2つ以上のデジタル画像装置から成る特定のグループは、前記読出回路の共通部分を有する、請求項38に記載のデジタル画像システム。
  40. 前記システムは、前記読出回路の共通部分に対して信号を多重化できる多重化回路をさらに含む、請求項39に記載のデジタル画像システム。
  41. 前記多重化回路が1つまたは複数のマルチプレクサを含む、請求項40に記載のデジタル画像システム。
  42. 前記多重化回路が1つまたは複数の切り替え回路を含む、請求項40に記載のデジタル画像システム。
  43. 請求項1に記載の前記デジタル画像装置のX線写真術、X線断層合成、または視像における使用。
  44. X線写真術が蛍光透視、胸部X線写真、および乳房撮影を含む、請求項43に記載の前記デジタル画像装置の使用。
  45. 蛍光透視がリアルタイム蛍光透視を含む、請求項44に記載の前記デジタル画像装置の使用。
  46. デジタル画像の方法は、
    a)入射する光子を検出器により検出するステップと、
    b)前記光子に応答して第一の信号を前記検出器により生成するステップと、
    c)前記第一の信号を前記検出器に結合される読出回路により受信するステップと、
    d)前記第一の信号を表す第二の信号を前記読出回路により生成し、前記読出回路は第一のオンピクセル増幅器を含むステップと、および
    e)前記第二の信号をデジタル信号プロセッサに転送するステップ
    と、を含むデジタル画像方法。
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