JP2008513614A - 織機のおさ駆動 - Google Patents
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Abstract
織機のおさ駆動装置は、おさ(1)と結合されたおさ軸(3)を含む。おさ軸(3)の端部には、それぞれ1つの入力要素(11、12)と出力要素(13、14)とを有するそれぞれ1つの変換歯車(7、8)がある。入力要素(11、12)は、電動式回転駆動装置(19、20)の出力軸(23、24)と、共通の同一回転数の回転運動で連結される。変換歯車(7、8)は、その入力要素の回転運動を出力要素(13、14)の回転方向反転可能な運動に変換するためにのみ使用される。この場合、出力要素(13、14)は、おさ軸(3)と回転不能に連結される。この場合、入力要素(11、12)の運動サイクルは、1つのおさ打ちから次に続くおさ打ちまでのおさ(1)の運動に対応し、この結果、入力要素(11、12)の完全な回転の数が、おさ軸(3)が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しいという作用が得られる。
Description
本発明は、おさに取り付けられたおさ軸と、1つまたは複数の電動式回転駆動装置の回転運動がおさの往復揺動運動に変換される変換歯車とを有する織機のおさ駆動装置に関する。
従来技術において、長年来、完全に規定された織機の部分領域で各々の駆動効率が高い複数の個別駆動装置で、唯一の駆動モータによる織機の中央駆動装置を置き換える提案が行われている。織り工程の際にこれらの個々の電動式回転駆動装置が有効に協働するために、電気軸のような同期装置が必要であり、また公知である。本発明は、おさの個別駆動装置に特に取り組む。
これに関する例は、欧州特許第796360B1号及び欧州特許第1312709A1号に記載されている。欧州特許第796360B1号によれば、おさにおさ軸が取り付けられ、このおさ軸は、その端部に存在する2つの歯車を介して往復揺動運動に変換される。上述の歯車は、おさ幅の外側にあり、そしてさらに外側に存在する電動式回転駆動装置によって減速歯車を介して回転に変換される入力軸を有する。したがって、歯車の入力軸は、電動式回転駆動装置の出力軸と異なる速度で回転する。さらに、おさ軸に作用する歯車が、おさ軸の往復揺動運動を達成するための変換歯車としてのみならず、さらに追加の減速歯車としても使用されることも出発点とされる。このことは、従来技術では一般的である。さらに、おさ幅の外側に存在する歯車の入力軸から、回転するカムディスクを介して、よこ糸を挿入するために使用されるグリップ機構用の駆動が導かれる。おさ駆動装置の両方の電動式回転駆動装置は、1つ又は2つの周波数変換器を介して並列駆動される。さらに、同期化が行われ、このため、おさ軸に対し間隔を空けてかつ平行に延在し、歯車の入力軸と同軸に延在する結合軸も使用することができる。
欧州特許第1312709A1号のおさ駆動装置の場合、おさ軸に対し平行に延在して配置される2つの部分から構成される駆動軸が設けられる。両方の部分軸の中心に、織機の対称縦中心のおさ幅の中心にも、おさの電動式回転駆動装置が配置される。この駆動装置は、駆動軸の部分軸と結合されるその端部に2つの出力軸を有する。両方の部分軸の外側端部に、変換歯車として使用され、かつ電動式回転駆動装置の回転運動をおさ軸の往復運動に変換するカム又はカムディスクがある。欧州特許第1312709A1号では、特に、縦方向に延在する織機の対称面における電動式回転駆動装置の構成による駆動装置の対称の形態が果たす利点が指摘されている。この場合、特に重要と考えられることは、2つの部分軸のねじれが、部分軸の倍の長さの貫通する軸全体のねじれよりも全体的に小さいことである。すでに、駆動軸のねじれ応力及び曲げ応力が、同様に、慣性力のような問題及び揺動の問題の危険性を提起することが指摘されている。この関連で、慣性力による応力が最も小さい「重心の」位置に、唯一の電動式回転駆動装置を配置することが提案されている。しかし、この重心の配置は、同様に、この公知のおさ駆動装置の最大の利点及び実際の解決方法であると考えられる織機の縦中心の配置に適応されるべきである。
本発明の目的は、従来技術によるおさ駆動装置をさらに発展させること、及び全体的に剛性の構造、さらに妨害値のさらなる分断を保証するエネルギ需要が低減された慣性の小さな動的駆動装置を提供することである。
この目的設定の第1の本発明の実現は、請求項1に示されており、またおさに取り付けられたおさ軸と、可動入力要素と可動出力要素とを備える、おさ軸の外側に向けられたそれぞれの領域に存在する少なくともそれぞれ1つの変換歯車であって、各々の変換歯車の出力要素が、各々の変換歯車に割り当てられたおさ軸の領域と回転不動に結合する少なくともそれぞれ1つの変換歯車と、入力要素の回転運動が、それぞれ、出力要素の回転方向反転可能な運動に変換されるような変換歯車の形態と、各々の変換歯車の入力要素用の少なくとも1つの電動式回転駆動装置であって、この電動式回転駆動装置の出力軸と、入力要素との共通の同一回転数の回転運動を行わせる電動式回転駆動装置と、を有する織機のおさ駆動装置で達成される。
本発明によるおさ駆動装置の場合、「おさ軸の外側に向けられたそれぞれの領域」とは、この領域が、おさの外側端部とほぼ合致するおさ軸の外側端部から、おさ軸長さの約30%まで内側方向に延在できると考えられる。すなわち、従来技術に存在するような極端な端部領域のみが考えられるわけではない。この場合、外側に向けられたこれらの範囲の各々には、2つ以上の変換歯車も存在できる。
各々の変換歯車の可動入力要素は、作動時、回転運動を実施すべきであり、一方、対応する出力要素は往復揺動運動を実施する。この場合、入力要素の運動サイクルは、1つのおさ打ちから次に続くおさ打ちまで、出力要素、したがって同様におさの運動に対応すべきであり、この結果、入力要素の完全な回転の数は、おさ軸が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しい。入力要素及び出力要素の構造的形態は、様々であることができる。簡単な軸形状とならんで、中空軸としての形態も可能であり、この中空軸に、電動式回転駆動装置の出力軸又はおさ軸が噛み合いにより連結して差し込まれる。しかし、圧入によって外部軸を収容する回転対称の中心中空室を有する歯車も対象となり得る。
最も簡単な場合に、かつ経済的理由から、入力側の各々の変換歯車には、唯一の電動式回転駆動装置が割り当てられる。原則として、同時に、例えば2つの電動機を変換歯車に作用させることも可能であり、このことは、機械の始動の際に特に有利であり、耐え得る費用の中空軸構造によって実現できる。
本発明によるおさ駆動装置について、電動式回転駆動装置が、その出力軸について、入力要素と共通の同一回転数の回転運動を行うべきであることが規定される場合、各々の時点に、出力軸及び入力要素の角度位置及び回転数が同一であることが考えられる。すなわち、比率1:1の直接結合及び伝達が達成される。おさ軸までの変換歯車を含めて電動式回転駆動装置の全体の駆動列を考慮すると、駆動列についても、時間単位当たりの電動式回転駆動装置の出力軸の完全な回転数は、おさ軸が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しいと述べることができる。すなわち、加速又は減速への伝達はない。
本発明によるおさ駆動装置の場合、電動式回転駆動装置の選択に重要な意味が与えられる。回転数が十分に高い場合にも十分に高いトルクを発生し、正確に制御され、かつ調整されまた連続運転で確実に動作する電動機を利用することが重要である。しかし、このようなモータは、その間に入手できる。次に、回転質量が決定的に低減され、したがって動的に動作し、また速度を高めて作動されかつ制御されることができるおさ駆動装置が得られる。この場合、エネルギ消費が低減されるが、それにもかかわらず、全体的に剛性構造が達成可能であり、妨害値の数が低減される。
本発明によるおさ駆動装置の有利な発展形態は、おさ軸が互いに面一の2つの部分軸から構成され、これらの部分軸の内側端部が互いに向かい合うことにある。
この形態では、おさ軸のねじれ応力を低減でき、同時に、振動挙動が改良され、かつ製織速度を高めることができる。この形態では、電動式回転駆動装置、変換歯車及びおさ軸の部分軸からなる少なくとも2つの駆動列の可動部分は、おさ及び通常のおさ棒を介して機械的に互いになお結合されたままである。
しかし、別の形態によれば、原則として、おさ棒を有するおさの場合、2つの部分棒の各々が部分軸の1つと結合される互いに面一の構造的に互いに分離された当該2つの部分棒の形態で、おさ棒を形成すること、または構造的に分離された共通の平面に位置する2つの部分おさの形態のおささえも形成することが可能である。この場合、当然、両方の駆動列の間の著しい同期化の費用を費やさなければならない。
構造上の分離にもかかわらず、部分軸、部分棒及び部分おさは、機能関係に留まることができる。
したがって、相互のねじれ可能性を有する両方の部分軸の互いに向けられた内側端部が互いに対向する別の形態が提供される。この場合、それらの内側端部は、例えば互いに支持されることができ、これによって、少なくとも曲げの危険性が低減される。構造は、これによって全体でより剛性になる。
このことは、特に、部分軸の互いに向けられた内側端部が確動結合してかつ回転可能に相互係合する場合、当てはまる。
これによって指摘した可能性のさらなる導入は、本発明によるおさ駆動装置の場合、部分軸の互いに向けられた内側端部が、所定の限界トルクを超えた場合に分離される規定弱化領域を介して互いに結合されることにある。
この好ましい形態では、両方の部分軸は、共通のユニットとして同相に運動する。しかし、作動時のおさ軸のねじれ応力が、例えば駆動列の故障の際に、許容できないほど高くなる可能性がある。この場合、規定弱化領域の部分軸が適時に互いに分離される。このようにして、織機のなお別の部分の破壊が回避される。
このような規定弱化領域は、さらなる有利な形態によれば、おさ棒の部分棒及び/又はおさの部分おさの間にも配置することができ、この結果、おさ棒及びおさの過度の応力についても、残りの機械部分が破壊から保護される。
規定弱化領域の代わりに、トルク限界連結部を介して、部分軸の互いに向けられた内側端部を互いに結合することも可能である。おさ軸の過度のねじれモーメントの場合、トルク限界連結部が離脱し、これによって、部分軸の損傷が回避される。この場合、トルク限界連結部の離脱に、別の信号装置又は切換装置を関連付けることができ、この結果、非常の場合の織機の迅速な遮断が保証される。
トルク限界連結部のような匹敵する機能の対応する摺動及び回避領域は、おさの領域にも存在することができる。このようにして、過度の横応力の場合に、おさの両方の部分おさを破壊なしに互いに分離することができる。
多くの場合、部分軸の互いに向けられた内側端部が互いに対向する配置個所を、両方の部分軸からなるおさ軸全体の幾何学的縦中心に敷設することが有効であろう。次に、このことは、おさ及びおさ棒に、ならびに規定弱化箇所、トルク限界連結部、及びおさとおさ棒の対応する形態の配置にも対応して当てはまる。
しかし、部分軸、部分棒及び部分おさから構成されるユニットは、作動時に決して対称に、すなわち同様の形態で負荷を受けない。例えば、エアノズル織機を対象とすると、よこ糸挿入システムの一部分は、おさの側方に配置される。したがって、この領域は、より大きな回転質量を有し、このことは、作動時のねじれ応力及び横応力の上昇として認識される。したがって、特に有利な実施形態によれば、部分軸の、ならびに必要ならば同様に部分棒及び部分おさの互いに向けられた内側端部の配置個所が、おさ軸、おさ及びおさ棒からなる理論的に想定される貫通ユニットの最も小さなねじれ応力及び/又は横応力の領域に応じて決定されることが意図される。このようにして、ねじれ力及び横力が最も確実に本来小さく保持される。それにもかかわらず、おさ軸、おさ棒及びおさの両方の部分の相互の変形又は分離が必要な場合、相互の運動又は分離運動の大きさがこれによって小さいままである。
多くの実際の例では、最後に挙げた形態では、部分軸の、場合によっては、同様に部分棒及び部分おさの互いに向けられた内側端部の配置個所が、理論的に想定される貫通おさ軸の中央の長さの3分の1以内に存在する結果になる。
これには、別の実施形態も対応し、これによれば、変換歯車の対応する部分軸における1つまたは複数の変換歯車の配置個所は、対応する部分軸の外側端部から部分軸長さの3分の1まで内側方向にオフセットされる。
本発明によるおさ駆動装置に存在する少なくとも2つの駆動列の必要な同期化は、有利に、マスタ・スレーブ配置の電動式回転駆動装置の電子同期調整により達成される。
この場合、2つの電動式回転駆動装置の第1の装置は、外部源によって与えられる基準値に応じて調整され、かつその際に発生する第1の電動式回転駆動装置の実際値を基準値として、両方の電動式回転駆動装置の第2の装置に転送する。
この電子同期調整の異なる形態は、好ましくは仮想マスタとして形成される共通のマスタの場合のマスタ・スレーブ配置にある。
冒頭に述べた目標設定の第2の本発明による実現は、請求項16に示されている。この実現は、おさに取り付けられたおさ軸と、おさ軸の外側領域に存在する2つの変換歯車であって、2つの変換歯車の各々が可動入力要素と可動出力要素とを備え、変換歯車によって入力要素の回転運動が、おさ軸と回転不動に結合する出力要素の回転方向反転可能な運動に変換される変換歯車と、変換歯車の間のおさ軸に対し平行に配置されかつ変換歯車の入力要素と回転不動に結合される結合軸と、入力要素の内の少なくとも1つの入力要素の少なくとも1つの電動式回転駆動装置であって、結合軸と正反対の入力要素の側面に存在し、かつ電動式回転駆動装置の出力軸と入力要素との共通の同一回転数の回転運動を行わせる電動式回転駆動装置と、を有する織機のおさ駆動装置で実現される。
冒頭に述べた第1の本発明による実現と反対に、第2の本発明によるおさ駆動装置では、変換歯車の入力要素と回転不動のユニットを形成する結合軸が存在する。この場合、織幅の外側に配置された電動式回転駆動装置のみを有する駆動装置が有利であるが、この理由は、結合軸が駆動出力を第2の対向する変換歯車に伝達するからである。同時に、おさ幅の外側の両方の変換歯車にそれぞれ1つの電動式回転駆動装置を設けることができ、この場合、結合軸は伝達されるトルクを均一化するために使用され、同期して作用する。変換歯車、外側領域、入力要素、出力要素のような請求項16に提示した個々の用語の理解、及び出力軸及び入力要素の共通の同一回転数の回転運動の理解に関して、請求項1による第1の実現に対して与えられた定義が再び適用される。
最も簡単な例では、各々の変換歯車の出力要素は、当該技術では標準的な方法でおさ軸に連結される軸によって形成される。同時に、両方の変換歯車の共通の出力要素としておさ軸を形成することも可能である。
おさ駆動装置における結合軸が第2の本発明による実現に従って同期して作用するとしても、2つ以上の電動式回転駆動装置を有する駆動装置の場合、同期のための追加の措置を用意することが有利である。この場合、有利な形態によれば、電動式回転駆動装置は、マスタ・スレーブ配置の電子同期調整部によって結合される。
この場合も、このために、好ましくは仮想マスタとして形成される共通のマスタにおけるマスタ・スレーブ配置の特別な形態を提供することができる。
図1〜図11に示した実施例を参照して、本発明についてさらに詳細に以下に説明する。
図1に、本発明によるおさ駆動装置が、生成される織物の糸引き出し方向に対し横方向の概略図で示されている。1により、おさ棒2を備えるおさが示されている。おさ軸2は、固定アーム4を介しておさ棒3と結合され、この結果、おさ軸3はおさ1に取り付けられる。図1による実施例では、おさ1及びおさ棒2は、それぞれ織幅全体にわたって一貫して一体形成される。おさ軸3も、一貫形成され、ほとんど織幅全体にわたって延在する。
さらに図示していない織機は、2つの固定式の固定子5と6を有し、そこに、全体として7と8で示した2つの変換歯車がある。各々の変換歯車7、8に、カムディスク9、10があり、変換歯車7、8の入力要素11、12を介して、同様に変換歯車7、8に配置される出力要素13、14と作用結合する。カムディスク9、10の位置に、同一の機能のクランク機構も設けることができるであろう。
図1の実施例では、入力要素11、12及び出力要素13、14は、変換歯車7、8のハウジングに軸受けされる通常の軸を有する。これらの軸の軸受が図1に示されている。変換歯車7、8の機能は、入力要素11、12の回転運動を出力要素13、14の回転方向反転可能な運動に変換するためにのみある。変換歯車は、回転数比の増速又は減速の機能を有しない。変換歯車7、8の出力要素13、14は、硬い出力連結部17、18を介しておさ軸3と回転不動に結合する。変換歯車7、8は、入力要素11、12の運動サイクルが、1つのおさ打ちから次に続くおさ打ちまでのおさ1の運動に対応するようにし、この結果、入力要素の完全な回転の数は、おさ軸が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しい。
中間フランジ21、22を介して、電動機として以下に略す電動式回転駆動装置19、20が織機の固定子5、6に固定される。電動機19、20は、入力連結部15、16を介して変換歯車8、9の入力要素11、12と回転不動に結合される出力軸23、24を有する。入力連結部15、16は、図1に簡単な硬い結合連結部として示され、切換機能は持たないが、図面は強制的でない。例えば、有効である限り、連結する差込みピンを有する中空軸としての実施形態、あるいは入力要素12、13及び出力軸23、24の共通の構成要素としての貫通軸も考えられる。特に、各々の電動機19、20が、電動式回転駆動装置の出力軸23、24と、電動機に割り当てられた変換歯車7、8の入力要素12、13との共通の同一回転数の回転運動を行わせることが決定的である。
このようにして、電動機を含めた各々の変換歯車の既述した機能は維持されたままであり、時間単位当たりの電動機19、20の出力軸23、24の完全な回転数は、おさ軸が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しい。すなわち、加速又は減速への伝達はない。
25と26により、入力要素11、12の回転数及び角度位置を検出することができる回転センサが図1に示されている。このことは、さらに以下に説明するように、本発明によるおさ駆動装置の電子同期調整に使用される。
図1の本発明によるおさ駆動装置の機能に関し、既述したように、おさ1、おさ棒2及びおさ軸3が貫通して形成されることが重要である。これらの3つの部分を介してのみ、変換歯車7、8及び電動機19、20の可動部分の機械的な結合が行われる。
図2に示した本発明によるおさ駆動装置の実施形態は、図1による実施形態に大部分対応する。したがって、最も重要な変わらない部分は、図1のような同一の参照番号で示されている。第1の実施形態と比較した差は、図2によれば、おさ軸が2つの部分軸31、32によって形成されることにある。両方の部分軸は互いに面一であり、それらの内側正面33、34は互いに向けられている。図2から簡単に理解されるように、2つの駆動列、すなわち、電動機19と、変換歯車7と、出力連結部17と、部分軸31とを有する第1の駆動列、及び電動機20と、変換歯車8と、出力連結部18と、部分軸32とを有する第2の駆動列がある。
おさ1及びおさ棒2は、図2による実施形態の場合、前と同じように貫通して形成される。したがって、両方の駆動列の可動部分の機械的な結合は、依然としておさ1及びおさ棒2を介して行われる。
図3〜図7による次の実施例の場合も、本発明によるおさ駆動装置の基本的な構造は、図1と図2に示したように不変である。次に説明する変更は、特に、両方の部分軸31、32の両方の内側正面33、34、すなわち、同様にその互いに向けられた内側端部が対向する領域にある。したがって、図3〜図7では、図1と図2に対応する図面からの上述の領域を有するそれぞれ1つのみの断面が示されている。
図3は、同様におさ1のおさ棒が、互いに面一の構造的に互いに分離された2つの部分棒35と36から構成され、2つの部分棒の各々が部分軸31、32の1つと結合される実施形態を示している。この場合、両方の部分棒35、36は、前と同じように貫通おさ1に取り付けられ、これと結合される。したがって、図3による実施形態の場合、おさ1は、両方の駆動列の可動部分の機械的結合を形成する。
図4によれば、本図では、おさが2つの部分おさ37と38から構成されることによって、この最後の機械的な連結も取り除かれる。この場合、両方の駆動列の必要な同期は、さらに以下になお説明する電動機19、20の電子同期調整によってのみ行われなければならない。
両方の駆動列を機械的に完全に互いに分離するかどうか、あるいはおさ1、おさ棒2及びおさ軸3を介して駆動列を可能な限り確実に互いに連結するかどうかは、駆動装置のそれぞれの設計の問題である。これらの部分の小さなねじれ又はトーションは、作動時に常に発生するであろう。例えば、駆動列が運転時に故障するかあるいは他の障害が発生した場合、これらは危険となり得る。この場合、おさのみならず、全体のおさ駆動装置又はなお別の部分が破壊される危険がある。
これを防止するために、中間解決方法も可能である。この中間解決方法は、両方の部分軸31、32が互いに連結されるか又は結合されたままであるが、必要な場合、互いにねじれることができることにある。対応する可能性がおさ及びおさ棒についてもある。
例えば、図5は、両方の部分軸31、32の互いに向けられた内側端部が、規定弱化領域39を介して互いに結合される実施形態を示している。部分棒35、36も、図5によれば、規定弱化領域40を介して互いに結合される。同様に、規定弱化領域41は両方の部分おさ37、38の間に位置する。作動時のおさ、おさ棒及びおさ軸のねじれ及びトーション応力が、例えば駆動列の故障の際に、許容できないほど高い場合、部分おさ37、38、部分棒35、36及び部分軸31、32が適時に互いに分離される。また、織機のなお別の部分の破壊が回避される。
3つの規定弱化領域39、40と41は、常に共通に存在する必要がなく、それ自体でも、また任意の組み合わせにより利用できることが理解される。
図5に示した構造とは異なる形態が図6に示されている。この場合、互いに面一の部分軸31、32の互いに向けられた両方の内側端部は、トルク限界連結部42を介して互いに結合される。おさ軸の過度のねじれモーメントの場合、トルク限界連結部が離脱し、これによって、部分軸31、32の損傷が回避される。このことは、おさについても当てはまるが、この理由は、部分軸の相互のねじれが一般に僅かに留まるからである。さらに、トルク限界連結部42の離脱に、別の信号装置又は切換装置を関連付けることができ、この結果、非常の場合の織機の迅速な遮断が保証される。
トルク限界連結部の配置は、おさ及びおさ棒について既述した実施形態の可能性と組み合わせることができる。例えば、図6に、2つの分離された部分棒から構成されるおさ棒と結合した貫通おさ1が示されている。
図7には、匹敵する機能の摺動及び回避領域43を有するトルク限界連結部42が、おさの領域に存在することが示されている。
互いに面一の2つの部分軸31、32によるおさ軸の形成は、図2に、両方の部分軸の互いに向けられた内側端部が、おさ及び両方の部分軸からなるおさ軸全体のほぼ幾何学的縦中心で互いに対向する方法で示されている。暗黙に、このことは、2つの部分からなるおさ及びおさ棒の形成についても想定することができる。しかし、これは決して強制的でなく、また部分軸31、32、部分おさ37、38及び部分棒35、36の間の「インタフェース」を、おさ及びおさ軸の幾何学的縦中心に敷設することは最適でない。特にノズル織機では、すなわち、よこ糸挿入システムの部分は、おさ棒の外側端部に取り付けられ、おさと共に移動されなければならない。よこ糸挿入システムのこれらの部分の往復運動は、両方の駆動列の一方に追加の駆動出力を必要とし、おさ、おさ棒及びおさ軸の不均等な負荷をもたらす。これらの部分の貫通形成を出発点とすると、これらの負荷が最も小さい領域が得られる。
したがって、さらなる形態によれば、おさ軸、おさ及びおさ棒からなる理論的に想定される貫通ユニットが備えるであろう最も小さな横応力の領域に応じて、言及した「インタフェース」、すなわち、部分軸31、32の、必要ならば同様に部分軸31、32及び部分棒35、36の互いに向けられた内側端部の配置個所を規定することが選択的に意図される。大部分の実際の例では、これは、理論的に想定される貫通ユニットの中央の長さの3分の1以内に存在する領域であろう。この形態は図8に示されている。この場合、参照番号は図2と同一である。「インタフェース」を有利に配置するこの可能性は、規定弱化箇所及び/又はトルク限界連結部が設けられる場合にも、当然当てはまる。
図9は、変換歯車7、8の対応する部分軸31、32における変換歯車の配置個所が、外側端部から部分軸長さの3分の1まで内側方向にオフセットされることを示している。この場合、参照番号は図2と同一である。
少なくとも1つの電動機19、20と、変換歯車7、8と、出力連結部17、18と、さらになおも部分軸31、32とを各々が含む、本発明によるおさ駆動装置の場合に設けられる両方の駆動列のほぼ完全に近い機械的な切り離しに関し、両方の駆動列の電子同期調整に特別な重要性が付与される。このための第1の可能性は、マスタ・スレーブ配置の電動機19、20の図10に概略的に示した同期調整を示している。
図10の19と20とにより、図1、図2、図8、図9と同様に、両方の電動機が示されている。第1の電動機19には、第1のアクチュエータ51が割り当てられ、このアクチュエータは、インバータとして形成されることができ、第1の電動機19の作動調整に使用される。このため、電流ガイド52が存在する。第1の電動機19内に又はそこに、回転位置及び回転数に関する実際値を第1のアクチュエータ51にフィードバックするレゾルバが存在する。このために、図1、図2、図8、図9に示した回転センサ25も使用することができる。同一の方法で、第2の電動機20用に、インバータとしての実施形態の第2のアクチュエータ53ならびに電流ガイド54及び図示していないレゾルバ又は回転センサが設けられる。上述の部分は、図10から理解される方法で、導体によってまた安全及び制御ユニット55と結合される。
マスタ・スレーブ配置の制御プロセスは、次のように進む。すなわち、外部源から、第1のアクチュエータ51に基準値56が通知される。基準値56は、回転位置又は回転数あるいは両方の組み合わせを含む。第1の電動機19のレゾルバは、実際値57を第1のアクチュエータ51にフィードバックする。この場合、実際値57は、基準値56と同様の大きさである。基準値56と実際値57との比較に基づき、第1のアクチュエータ51は、第1の電動機19の回転位置及び回転数を調整する。実際値57は、同時にさらに第2のアクチュエータ53に基準値として通知される。この基準値は、回転位置又は回転数あるいは両方の組み合わせを再び含むことができる。第2の電動機20のレゾルバは、同様に、第2のアクチュエータ53に供給される実際値58を出力する。
したがって、第2のアクチュエータ53及び第2の電動機20は、スレーブとして、この場合第1のアクチュエータ51及び第1の電動機20を含むマスタの実際の挙動に従う。
さらに、実際値57と58は、安全及び制御ユニット55に供給され、このユニットは、ソフトウェアソリューションとしてアクチュエータ51又は53の一方に実装されるか、あるいは専用のロジックを有する独立装置であることができる。安全及び制御ユニット55には、基準値57からの実際値58の偏差が観察される。偏差が所定の限界値を越えると、保護機能、例えば1つまたは両方の電動機19、20の無電流設定が作動される。
マスタ・スレーブ原理による同期調整のための他の配置が図11に示されている。この同期調整は、特に、いわゆる仮想マスタであり得る共通のマスタの原理に従って構成され、すなわち、他の実際の運動の実際の挙動に由来しない。
図11によれば、19により、再び第1の電動機が、また20により、図1、図2、図8、図9に対応する第2の電動機が示されている。図10による同期調整の場合のように、第1の電動機19に、電流ガイド52を有する第1のアクチュエータ51が、また第2の電動機20に、電流ガイド54を有する第2のアクチュエータ53が割り当てられ、詳しくは、図10で説明したような同一の細部及び機能可能性も有する。59により、共通のマスタが示され、そこから、第1及び第2の目標値61と63がアクチュエータ51と53に達する。安全及び制御ユニットが、図11に60により示されており、ソフトウェアソリューションとして共通のマスタ59に又はアクチュエータの1つに実装することができる。このユニットはまた、適切なロジックを有する独立装置であることができる。
図10による同期制御に対する機能の差は、共通のマスタ59が、分離された目標値61と63を第1及び第2のアクチュエータ51と53に出力することにある。目標値61と63は一般に正確に合致するであろう。しかし、互いに異なる基準値で動作する基本的な可能性がある。このことは、例えば、織物の片側の際立った起動むらをある程度の範囲まで取り除くために利用することができる。
その他の点で、図11による同期調整の場合、両方の電動機19と20は、入力された目標値61と63に基づき互いに独立してそれ自体で調整される。入力されたすべての第1と第2の目標値61と63、ならびに実現する第1と第2の実際値62と64は、安全及び制御ユニット60に送られる。そこで、実際値64と62が互いにいかに異なるかが点検される。追加して又は代わりに、第1の実際値62からの第2の実際値64の偏差が、第1の基準値61からの第2の基準値の偏差にいかに関係するかについても確認される。これらの観察された偏差の少なくとも1つが、それぞれ所定の限界値を越えると、保護機能が作動され、すなわち、1つまたは両方の電動機19、20が停止される。
図12は、請求項16により請求されている本発明の第2の解決の提案によるおさ駆動装置をさらに詳細に説明するために使用される。この説明は、本質的に、図1、図2、図8、図9による説明に対応する。
図12は、おさ棒72と固定アーム74とを有する貫通おさ71を再び示しており、おさ棒72及び固定アーム74は、おさ71とおさ軸73とを結合する。75と76により、さらに図示していない織機の固定式の固定子が示されている。固定子75、76の各々に、それぞれ1つの変換歯車77が固定され、当該変換歯車の各々は、カムディスク78ならびに入力要素79と出力要素80とを含む。入力連結部81を介して、固定子75に存在する変換歯車77の入力要素79が、電動式回転駆動装置83の出力軸85と回転不動に連結される。電動機83として以下に略すこの電動式回転駆動装置は、中間フランジ84を介して固定子75に固定され、詳しくは、固定子75の変換歯車77と正反対の側面に固定される。
変換歯車の各々の出力要素80は、出力連結部82によっておさ軸73と回転不動に結合される。「入力連結部」及び「出力連結部」という名称は、組込み箇所のみを示している。切換機能なしの硬い結合連結部が対象とされる。重要なのは、回転不動の結合のみである。両方の変換歯車77の入力要素79及び出力要素80は、簡単な軸を含む。機能が変わらない場合の構造上の変更が簡単に可能であり、例えば中空軸を通して、連結差込みピン内に差し込まれる。電動機83の出力軸85を入力要素79の軸と一体に、同様に出力要素80をおさ軸73と一体に形成することも可能である。
変換歯車の重要な機能は、図1を参照して説明したが、ここでも適用される。重要な機能は、入力要素79の回転運動を出力要素の回転方向反転可能な運動に変換することのみにある。電動機83の出力軸又はおさ軸73への入力要素及び出力要素の説明した回転不動の連結に関連して、この場合も再び、全体の駆動列について図1で既述した機能が当てはまる。入力要素79の運動サイクルが、1つのおさ打ちから次に続くおさ打ちまでのおさ71の運動に対応し、この結果、入力要素79の完全な回転の数は、おさ軸が同一の時間単位に実施する完全な運動サイクルの数に等しいことが達成される。
図12による実施形態の独自性、したがって、前述の実施形態に対する差は、変換歯車77の間のおさ軸73に対し平行に配置される結合軸86にある。結合軸は、硬い結合連結部87と88を介して、変換歯車77の入力要素79と回転不動に連結される。したがって、電動機83の出力軸85に由来する駆動トルクは、2つの駆動列に分割され、その内の一方の駆動列は、固定子75に配置された変換歯車77を介しておさ軸73に直接作用し、他方、他の駆動列は、結合軸88を介して、固定子76にあり、そこからおさ軸73を同様に駆動する変換歯車77と結合される。
Claims (20)
- 織機のおさ駆動装置であって、
おさ(1)に取り付けられたおさ軸(3)と、
可動入力要素(11、12)と可動出力要素(13、14)とを備える、前記おさ軸(3)の外側に向けられたそれぞれの領域に存在する少なくともそれぞれ1つの変換歯車(7、8)であって、各々の変換歯車(7、8)の前記出力要素(13、14)が、各々の変換歯車に割り当てられた前記おさ軸(3)の領域と回転不動に結合する少なくともそれぞれ1つの変換歯車(7、8)と、
前記入力要素(11、12)の回転運動が、それぞれ、前記出力要素(13、14)の回転方向反転可能な運動に変換されるような前記変換歯車(7、8)の形態と、
各々の変換歯車(7、8)の前記入力要素(11、12)用の少なくとも1つの電動式回転駆動装置(19、20)であって、該電動式回転駆動装置(19、20)の出力軸(23、24)と、前記入力要素(11、12)との共通の同一回転数の回転運動を行わせる電動式回転駆動装置(19、20)と、
を有するおさ駆動装置。 - 前記おさ軸(3)が、互いに面一の2つの部分軸(31、32)から構成され、該部分軸の内側端部が互いに向かい合う、請求項1に記載のおさ駆動装置。
- 織幅全体にわたって貫通する、おさ棒に結合された請求項2に記載のおさを有するおさ駆動装置であって、前記おさ棒が、互いに面一の構造的に互いに分離された2つの部分棒(35、36)から構成され、該2つの部分棒の各々が前記部分軸(31、32)の1つと結合されるおさ駆動装置。
- 前記おさ棒を含む前記おさが、構造的に分離された共通の平面に位置する2つの部分おさ(37、38)から形成され、該2つの部分おさの各々が前記部分軸(31、32)の1つと結合される、請求項2又は3に記載のおさ駆動装置。
- 相互のねじれ可能性を有する前記両方の部分軸(31、32)の互いに向けられた内側端部が、互いに対向する、請求項2〜4のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- 前記互いに向けられた内側端部が確動結合してかつ回転可能に相互係合する、請求項5に記載のおさ駆動装置。
- 前記互いに向けられた内側端部が、規定弱化領域(39)を介して互いに結合され、該規定弱化領域が、所定の限界トルクを超えた場合に分離される、請求項5に記載のおさ駆動装置。
- 相互のねじれ可能性を有する前記両方の部分軸(31、32)の互いに向けられた内側端部が互いに対向し、前記部分棒(35、36)及び/又は前記部分おさ(37、38)も、規定弱化領域(40、41)を介して互いに結合される、請求項3又は4に記載のおさ駆動装置。
- 前記部分軸(31、32)の互いに向けられた内側端部が、トルク限界連結部(42)を介して互いに結合される、請求項5に記載のおさ駆動装置。
- 前記部分軸(31、32)の互いに向けられた内側端部が、前記両方の部分軸(31、32)からなるおさ軸全体の幾何学的縦中心で互いに対向する、請求項2〜9のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- 前記部分軸(31、32)の、場合によっては、同様に前記部分棒(35、36)及び前記部分おさ(37、38)の互いに向けられた内側端部の配置個所が、おさ軸、おさ及びおさ棒からなる理論的に想定される貫通ユニットの最も小さなねじれ応力及び/又は横応力の領域に応じて決定される、請求項2〜9のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- 前記部分軸(31、32)の、場合によっては、同様に前記部分棒(35、36)及び前記部分おさ(37、38)の互いに向けられた内側端部の配置個所が、前記理論的に想定される貫通おさ軸の中央の長さの3分の1以内に存在する、請求項11に記載のおさ駆動装置。
- 前記変換歯車(7、8)の対応する部分軸(31、32)における前記変換歯車(7、8)の配置個所が、前記対応する部分軸の外側端部から前記部分軸長さの3分の1まで内側方向にオフセットされる、請求項1〜12のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- マスタ・スレーブ配置の前記電動式回転駆動装置(19、20)の電子同期調整部を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- 好ましくは仮想マスタとして形成される共通のマスタの場合にマスタ・スレーブ配置を有する、請求項14に記載のおさ駆動装置。
- 織機のおさ駆動装置であって、
おさ(71)に取り付けられたおさ軸(73)と、
前記おさ軸(73)の外側領域に存在する2つの変換歯車(77)であって、該2つの変換歯車の各々が可動入力要素(79)と可動出力要素(80)とを備え、前記変換歯車(77)によって、前記入力要素(79)の回転運動が、前記おさ軸(73)と回転不動に結合する前記出力要素(80)の回転方向反転可能な運動に変換される変換歯車(77)と、
前記変換歯車(77)の間の前記おさ軸(73)に対し平行に配置されかつ前記変換歯車の前記入力要素(79)と回転不動に結合される結合軸(86)と、
前記入力要素(79)の内の少なくとも1つの入力要素の少なくとも1つの電動式回転駆動装置(83)であって、前記結合軸(86)と正反対の前記入力要素(79)の側面に存在し、かつ前記電動式回転駆動装置(83)の出力軸(85)と、前記入力要素(79)との共通の同一回転数の回転運動を行わせる電動式回転駆動装置(83)と、
を有するおさ駆動装置。 - 各々の変換歯車(77)の前記出力要素(80)が軸によって形成される、請求項15に記載のおさ駆動装置。
- 前記両方の変換歯車の共通の出力要素としてのおさ軸を有する、請求項16に記載のおさ駆動装置。
- 各々の変換歯車(77)に少なくともそれぞれ1つの制御及び/又は調整可能な電動式回転駆動装置(83)を有し、前記電動式回転駆動装置(83)が、マスタ・スレーブ配置の電子同期調整によって互いに結合される、請求項16〜18のいずれか一項に記載のおさ駆動装置。
- 好ましくは仮想マスタとして形成される共通のマスタの場合にマスタ・スレーブ配置を有する、請求項19に記載のおさ駆動装置。
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