JP2008312136A - ケーブル通信装置およびケーブル通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CATVの信号をSTBで受信して内部で分岐させて出力する場合、STBの分波器11と分配器12との間に信号レベル調整ユニット30を介在させつつ分配器12で分配したデータ通信用の受信信号の正しいレベルをCATVセンター局40へ報知する。
【解決手段】このCATVシステムのSTB1は、分波器11、信号レベル調整ユニット30、分配器12、チューナー2、復調ユニット3、メモリ17、CPU19を備える。CPU19は、信号レベル調整ユニット30から検出されたレベル調整状態(スイッチの状態)からレベル補正値を求め、復調ユニット3から出力される信号強度情報からAGC後の受信レベルを求めて、互い値を演算することで下り信号の正しい受信レベルを求め、求めた受信レベルを上り信号にてCATVセンター局40へ報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばケーブル通信装置およびケーブル通信方法に関する。
Cable television network(以下「CATV網」と称す)からの信号をCATV受信端末で受信する技術の一つとして、例えばCATV受信端末のRF回路に、高周波増幅器とその前段に可変アッテネータとを備えることで、CATV網からCATV受信端末に入力される信号の歪みを低減する技術が既に提案されている(例えば特許文献1参照)。
このCATV受信端末の場合、大入力電界が入力されたときに、高周波検波部と利得制御回路によって、可変アッテネータに対して入力信号の減衰量を大きくするよう制御することで、高周波増幅器への入力を小さくし、入力信号の歪みを低減し、受信品位を向上している。
特許3249224
ところで、近年のCATVシステムでは、センター局からCATV網へ送出される信号に、従来のTV用信号の他に、インターネット接続を目的とするデータ通信用の信号が混在されている。
このようにTV用信号とデータ通信用の信号とを混在させた信号をセンター局からCATV網へ送出する場合、データ通信用信号がTV用信号の受信品位を劣化させないように、通常、TV用信号よりもデータ通信用信号のレベルを小さくしていることが多い。
CATVの信号を受信する側(加入者宅など)では、RF配線を分岐させて一方をCATV受信端末に、他方をケーブルモデムに接続し、それぞれの機器で受信したRF信号から、利用する信号を取り出した後で、それぞれの信号のレベルを調整する必要がある。
また、ケーブルモデムは、販売する国の規格、例えばアメリカ合衆国であれば、DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)などに適合するよう開発する必要がある。
このDOCSISは、下り信号(データ通信用受信信号)のレベルをある精度以内でセンター局へ報知する機能をケーブルモデムに実装することを要求している。
このDOCSISは、CATV網を利用してデータ通信を行なうための技術仕様の業界標準となりつつあることから、今後、開発するケーブルモデムは、DOCSISに準拠させつつ、受信されたRF信号を内部でTV用信号とデータ通信用信号にそれぞれ分離し処理する必要がある。
上述したように、家庭などで、CATVの信号を受信する場合、壁面などに設けられた同軸コンセントにRF信号の分配器を取り付けて、分岐させた各RF信号をCATV視聴用のCATV受信端末(例えばCATVチューナーなど)とケーブルモデムとが別々に処理する。
ケーブルモデムの場合、下り方向だけでなく上り方向にも信号を伝送する。この際に、ケーブルモデムから送信される上り方向の信号が分配器を通じてCATVチューナーへ回り込むことがあるため、この影響を考慮し、CATVチューナーとケーブルモデム双方の機能を有する一体型のハードウェア(以下「セットトップボックス」と称す)の開発が急務となっている。
この場合、セットトップボックス内のRF段に、上り信号と下り信号との分波フィルタリング回路、利得制御回路、分配回路、分配後の選局回路等を実装しなければならない。
しかしながら、上記先行技術文献に示されているように、高周波検波部に利得制御回路を実装すると、受信信号のレベルを高周波検波部、利得制御回路および可変アッテネータの自己ループで自動的に可変制御してしまうことになるため、利得制御後にケーブルモデムとしての回路側に分配されたデータ通信用信号からでは、正しい受信信号のレベルを検出することができない。
これでは、DOCSISによって規定されているデータ通信用受信信号の正しいレベルをセンサー局へ報知する機能を実現することができないという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、映像用信号とデータ通信用信号が混在した信号をCATV網からケーブル通信装置が受信して内部で分離し出力する場合、RF段で利得調整を行いつつそこから分離したデータ通信用信号を良好な品質で処理し、DOCSISに規定されているデータ通信用受信信号の正しい受信レベルをセンター局へ報知することができるケーブル通信装置およびケーブル通信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明のケーブル通信装置は、CATV網からの下り方向の第1のRF信号と、前記第1のRF信号とは周波数帯域が異なる前記CATV網への上り方向の第2のRF信号とを周波数帯域に応じて分波する分波器と、前記分波器を通じて受信された第1のRF信号の利得を、制御または操作を受けて調整する第1利得調整ユニットと、前記第1レベル調整ユニットにより利得調整された前記第1のRF信号を複数の系統に分配する分配器と、前記分配器により分配された複数の系統のうちの少なくとも一つの系統の前記第1のRF信号の利得を制御する自動利得制御回路を有し、前記自動利得制御回路により利得制御された前記第1のRF信号よりデータ処理用の受信信号を得る受信ユニットと、前記第1利得調整ユニットの利得調整状態と前記第1のRF信号のレベル補正値とが対応付けられて記憶されたメモリと、前記第1利得調整ユニットの利得調整状態に従って前記メモリより読み出した前記第1のRF信号のレベル補正値と、前記受信信号の受信状態を示す情報とを用いて前記受信信号の受信レベルを算出し前記第2のRF信号に載せて前記分波器を通じて前記CATV網へ送出する受信レベル報知ユニットとを具備することを特徴とする。
本発明のケーブル通信方法は、CATV網からの下り方向の第1のRF信号を分波器が分波するステップと、前記分波器により分波された第1のRF信号の利得を、第1利得調整ユニットが、制御または操作を受けて調整するステップと、利得調整された前記第1のRF信号を分配器が複数の系統に分配するステップと、分配された複数の系統のうちの少なくとも一つの系統の前記第1のRF信号を自動利得制御装置が利得制御した前記第1のRF信号よりデータ処理用の受信信号を得るステップと、前記第1利得調整ユニットの利得調整状態と前記第1のRF信号のレベル補正値とを対応付けてメモリに記憶するステップと、前記第1利得調整ユニットの利得調整状態に従って前記メモリより読み出した前記第1のRF信号のレベル補正値と、前記受信信号の受信状態を示す情報とを用いて前記受信信号の受信レベルを算出し、前記第1のRF信号とは周波数帯域が異なる前記CATV網への上り方向の第2のRF信号に載せて前記分波器を通じて前記CATV網へ送出するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、映像用信号とデータ通信用信号が混在した信号をCATV網からケーブル通信装置が受信して内部で分離し出力する場合、RF段で利得調整を行いつつそこから分離したデータ通信用信号を良好な品質で処理し、DOCSISに規定されているデータ通信用受信信号の正しい受信レベルをセンター局へ報知することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1はCATVシステムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、このCATVシステムは、ケーブルテレビジョンのセンター局に設置された通信設備40(以下「CATVセンター局40」と称す)と、このCATVセンター局40とCATV幹線41を介して接続されたケーブル通信装置としてのセットトップボックス1(以下「STB1」と称す)と、このSTB1にローカルエリアネットワーク(以下「LAN」と称す)などを介して接続された例えばコンピュータなどの外部の処理装置42(以下「外部装置42」と称す)と、STB1内の各部に電源を供給する電源装置43と、STB1のRF出力端子に同軸ケーブルなどで接続されたテレビジョン受信装置44(以下「テレビジョン44」と称す)などを有している。電源装置43は、例えばAC/DCアダプターなどである。
STB1は、分波器11、第1利得調整ユニットとしての信号レベル調整ユニット30(例えば図2に示す可変減衰器、または図3に示す可変増幅器など)と、分配器12、受信ユニットとしてのチューナー2、復調ユニット3、受信レベル報知ユニット10などを有している。
受信レベル報知ユニット10は、メディアアクセスコントローラー15(以下「MAC15」と称す)、変調ユニット7、通信インターフェイス装置としてのLANインターフェイス16(以下「LAN I/F16」と称す)、メモリ17、プログラマブル・ゲイン・アンプリファイヤー18(以下「PGA18」と称す)、CPU19などを有している。
分波器11は、CATVセンター局40へ送信すべき上り方向の第2のRF信号(以下「上り信号」と称す)をCATV幹線41へ送出するためのローパスフィルタと、CATVセンター局40から送られてきた下り方向の第1のRF信号(以下「下り信号」と称す)を内部の回路へ導く一方、ローパスフィルタを通過した上り信号が装置内部へ入り込むのを阻止するハイパスフィルタとを有している。
分波器11は、CATVセンター局40からCATV幹線41を通じて送られてきた下り信号がこのSTB1のRF入力端子(図示せす)に入力されたときに、CATV会社がその運用のために規定した下り信号帯域のみを通過させることで下り信号を信号レベル調整ユニット30へ出力する。
また、このSTB1内で生成された上り信号を、CATV会社がその運用のために規定した上り信号帯域のみを通過させることで、上り信号をRFコネクタ(図示せず)からCATV幹線41を通じてCATVセンター局40へ送出する。
つまり、分波器11は、CATV幹線41からの下り信号とこの下り信号とは周波数帯域が異なるCATV幹線41への上り信号とをそれぞれの周波数帯域に応じて分波し、各方向へ出力する。
下り信号の帯域は、例えば65MHz以下の周波数帯を利用するよう規格化されている。例えば米国や日本では50MHz以下に規格で定められており、例えば42MHzなどの周波数帯が使われている。上り信号の帯域は、90MHz以上(例えばヨーロッパなどでは108MHz以上など)の周波数帯であり、各周波数帯とも各国の規定により異なる。
信号レベル調整ユニット30は、手動操作によるスイッチの切り替え、またはCPU19やテレビジョン44から制御されて、分波器11を通じて入力された下り信号をそのまま出力(バイパス)したり、下り信号の利得を所定(既知)の減衰量または増幅量で減衰または増幅する等して調整するものである。ここで「所定」とは、予めメモリ17に記憶された値をいう。
つまり、信号レベル調整ユニット30は、分波器11を通じて受信された下り信号の利得を、CPU19またはテレビジョン44からの制御、または操作者による手動操作を受けて調整(可変)する。
この信号レベル調整ユニット30により利得調整された下り信号は、分配器12により複数の系統(この例の場合、2系統)に分配されて、そのうち一つの系統の下り信号がチューナー2へ出力され、他の一つの系統の下り信号は外部のテレビジョン44へ出力される。
なお、分配器12が分配する系統数は、本実施形態のみに限定されることなく、3系統、4系統、それ以上であってもよい。また信号レベル調整ユニット30の具体的な構成については、図2及び図3にそれぞれ一例を示し、その部分については後述する。
分配器12は、信号レベル調整ユニット30から出力された下り信号を、ケーブルモデム回路部分のチューナー2とそれ以外の受信ユニット、この場合はSTB1のRF出力端子(図示せず)に接続されたテレビジョン44へ分配する。
つまり、分配器12は、入力された下り信号をテレビジョン44へのRF出力端子(図示せず)へのRF信号と、内部のケーブルモデム回路側のチューナー2へのRF信号とに2分配する。
換言すれば、分配器12は、信号レベル調整ユニット30により利得調整された下り信号をテレビ放送視聴用の下り信号とデータ処理用の下り信号の2系統に分配する。なお、この実施形態では、下り信号をテレビ放送視聴用の下り信号とデータ処理用の下り信号の2系統に分配したが、データ処理用として複数の系統に分配してもよい。例えばSTB1内部だけでデータ処理用の下り信号を複数の系統に分配してもよい。つまり信号の分配の仕方は、この実施形態のみに限定されるものではない。
チューナー2は、データ処理用の下り信号(高周波信号)を扱うものであり、RF オートゲインコントロール回路23(以下「RF AGC23」と称す)、高周波増幅器24、周波数変換器25、局部発振器26、バンドパスフィルター27(以下「BPF27」と称す)などを有している。
分配器12からチューナー2に入力された下り信号は、RF AGC23へ入力される。RF AGC23は、復調器5から入力されるAGC電圧により制御されて、データ通信用に入力された下り信号の減衰量を調整する。つまり、ここでは、入力された下り信号の利得がデータ通信用に再調整される。そしてRF AGC23は、あるレベルに調整された下り信号を高周波増幅器24へ出力する。
高周波増幅器24は、下り信号を増幅して周波数変換器25へ出力する。周波数変換器25には、局部発振器26が接続されている。
周波数変換器25は、下り信号内の所望のデータ通信用信号を中間周波数へ変換するための発振信号を生成し周波数変換器25へ出力する。
周波数変換器25は、入力された発振信号と下り信号とを混合し、所望の中間周波数へ変換してBPF27へ出力する。
BPF27は、必要なデータ通信用の受信信号のチャンネル以外の不要な周波数帯域を濾波し、チューナー2から復調ユニット3のA/D変換器4へ出力する。
チューナー2は、分配器12によりデータ処理用に分配された下り信号の利得を自動的に制御し、その利得制御された下り信号よりデータ処理のためのチャネルを選局し、選局したチャネルのアナログ受信信号を復調ユニット3へ出力する。
つまり、分配器12により分配された複数の系統のうちの少なくとも一つの系統の下り信号の利得を制御するRF AGC23を有しており、このRF AGC23により利得制御された下り信号よりデータ処理用の受信信号を得るものである。
復調ユニット3は、A/D変換器4と復調器5とを有している。A/D変換器4は、チューナー2から出力されたデータ通信用信号を直交振幅変調(以下「QAM」と称す)などで変調されたデジタル信号に変換する。
復調器5は、例えばQAM復調器などであり、A/D変換器4から出力されたデジタル信号をQAM復調しデータを取り出すと共に、データ通信用QAM信号の強度を検出し、CPU19に通知する。
つまり、復調ユニット3は、チューナー2により選局されたチャネルのアナログ受信信号をデジタルデータに復調する一方、受信信号の受信状態に応じたRF AGC電圧をRF AGC23へ出力する。
MAC15は、データ入出力端子(図示せず)と、外部装置42がCATVセンター局40とやり取りするデータを外部装置42と送受信する通信機能とを有している。
MAC15は、復調器5により復調された下りのデータをデータ入出力端子からLAN I/F16を通じて外部装置42へ出力する。LAN I/F16と外部装置42との間の信号はIEEE 802.3等の規格の形式に変換される。
また、MAC15は、デジタルデータの送信および受信を司るものであり、CPU19からの制御を受けて下りのデジタルデータを外部装置42へ出力する一方、上りのデジタルデータを変調器8へ送る。
つまり、MAC15は、復調ユニット3により復調されたデジタルデータを外部装置42へ出力する一方、CPU19により生成された受信レベル報知用のデータ(レベルレポート)を変調ユニット7へ送出する。
変調ユニット7は、変調器8とD/A変換器9とを有している。変調器8は、MAC15から送出されたレベルレポートをQPSK,QAMなどのデジタル変調波の信号に変調する。
D/A変換器9は、変調器8により変調されたデジタル信号をアナログの上り信号に変換しPGA18へ出力する。つまり、変調ユニット7は、入力されたレベル報知用のデータを上り信号に変調する。
CPU19およびメモリ17は、上記各部の動作および機能を制御するものであり、それぞれMAC15に接続されている。
メモリ17には、データ通信用受信信号の受信状態を示す情報(信号強度情報)とデータ通信用受信信号のレベルとの対応関係を示す対応表(換算テーブル)が記憶されている。
具体的に、メモリ17には、RF AGC電圧とデータ通信用受信信号のレベルとの対応関係を示す対応表(換算テーブル)が記憶されている。
さらに、メモリ17には、受信される下り信号の受信レベルまたは信号強度情報の標準値が記憶されている。
信号レベル調整ユニット30に、例えば図2に示すステップ減衰器を適用する場合、メモリ17には、スイッチ31、35の切替状態(利得調整状態)と下り信号のレベル補正値とが対応付けられた補正テーブルが記憶されている。
例えばスイッチ31、35がATT32側に切り替わっていた場合は第1の補正値、例えばスイッチ31、35がATT33側に切り替わっていた場合は第2の補正値などである。例えばスイッチ31、35がバイパス回路34側に切り替わっていた場合は「補正なし」などである。
信号レベル調整ユニット30に、例えば図3に示す切り替え式の増幅器を適用する場合、メモリ17には、スイッチ37、38の切替状態(スイッチ状態)と下り信号のレベル補正値とを対応付けて記憶した補正テーブルが記憶されている。
CPU19は、信号レベル調整ユニット30の利得調整状態(図2、図3のスイッチ31,35,37,38等がどの位置に切り替えられているか、どの経路にスイッチされているか等のスイッチ状態の検出情報)に従って予めメモリ17に記憶された補正テーブルを参照して下り信号のレベル補正値(例えば−1dB,−2dBなど)を得る。
CPU19は、復調器5で検出された受信信号の強度(信号強度情報)とレベル補正値とからCATVセンター局40へ送る報知用の受信レベル情報(レベルレポート)を生成し、MAC15へ渡す。
つまり、CPU19は、信号レベル調整ユニット30の利得調整状態からメモリ17に記憶されている補正テーブルを参照してレベル補正値を決定する。
CPU19は、CATVセンター局40から指定された上り信号送出レベルになるように、上り信号の利得を調整するための制御信号を生成しPGA18へ出力する。上り信号送出レベルは、下り信号のデジタルデータに含まれてCATVセンター局40から送られてくる。
また、CPU19は、装置内部または外部から得られた受信信号の強度(信号強度情報)またはRF AGC電圧を予めメモリ17に記憶された対応表(換算テーブル)に照合して下り信号の受信レベルを求める。受信信号の強度(信号強度情報)およびRF AGC電圧などを受信信号の受信状態を示す情報という。
CPU19は、AGC後の受信信号の受信レベルとRF段でのレベル補正値とを加算(演算)して、受信信号の正しい受信レベルを求め、このように求めた正しい受信レベルを上り信号に載せてCATVセンター局40へ通知する。
なお、補正テーブルや対応表(換算テーブル)は、テーブルの形態でメモリ17に記憶しておく必要は必ずしもなく、各テーブルの内容をCPU19が実行するプログラム上に書き込んでおいて、シーケンシャルに処理してもよい。
PGA18は、外部からの制御(この例ではCPU19からの制御)によって、例えば50dB程度の可変幅で、入力信号のレベルを可変(調整)して出力することが可能なアナログアンプである。この場合の入力信号は上り信号のことをいう。
PGA18は、CPU19により生成された制御情報(何デシベル上げて出力、または何デシベル下げて出力)に従い、D/A変換器9から入力された上り信号のレベル調整を行い、分波器11へ送出する。
PGA18は、変調ユニット8により変調された上り信号のレベルを、CPU19から入力された制御信号に従って調整し、レベル調整した上り信号を分波器11を通じてCATV幹線41へ送信し、CATVセンター局40へ報知する。
受信レベル報知ユニット10は、検出された信号レベル調整ユニット30の利得調整状態に従ってメモリ17より下り信号のレベル補正値を読み出し、読み出した第1の下り信号のレベル補正値と、復調器5から出力された受信信号の受信状態を示す情報(信号強度情報など)とを用いて受信信号の受信レベルを算出し、上り信号に載せて分波器11およびCATV網41を通じてCATVセンター局40へ送出する。
例えば信号レベル調整ユニット30におけるレベル補正値が−2dB(2dBを減衰させた)で、RF AGC後の受信信号の受信レベルが0dBであった場合に、受信信号の正しい受信レベルは、レベル補正値の符号を逆(プラス)にした値に受信レベルを加算した値、つまり+2+0=+2dBであり、この値を報知する。
ここで、信号レベル調整ユニット30について詳述する。
信号レベル調整ユニット30は、下り信号のレベルを減衰させる方向へ調整する可変減衰器と、その逆の可変増幅器と、これらの組み合わせた回路のいずれかを適用できる。
例えば図2に示すように、バイパス回路34と、既知の異なる減衰量を持つ複数のアッテネータ32,33(以下「ATT32,33」と称す)と、下り信号の経路をこれらATT32,33およびバイパス回路34のいずれかに切り替えるスイッチ31,35とでステップ減衰器を構成し、このステップ減衰器の後段に増幅器36を接続することで、信号レベル調整ユニット30を構成している。
バイパス回路34は、下り信号をバイパスする回路、つまり、ATT32,33を通過させないように下り信号を迂回させる回路であり、スイッチ31,35の中の一つの接点間をジャンパー線で接続した回路である。
ATT32は、第1の減衰量で下り信号のレベルを減衰させる。ATT33は、第1の減衰量よりも多い第2の減衰量で下り信号のレベルを減衰させる。
スイッチ31,35は、RFスイッチであり、下り信号を通す経路をATT32,33、バイパス回路34のうちのいずれに切り替える。スイッチ31,35は、人の操作で回路を切り替える手動スイッチが用いられる。
この他、スイッチ31,35としては、例えばon/off制御信号の入力で回路を切り替えるコントローラブルスイッチ、リモートコントローラーおよびテレビジョン44からの切り替え制御コマンドなどで切り替えられるスイッチが用いられる。
スイッチ31,35には、CPU19からの配線が接続されており、CPU19の側で回路の切り替え状態が検知できる。
増幅器36は、広帯域増幅器であり、スイッチ31,35により切り換えられた回路を通じて下り信号を一定の利得で増幅し分配器12へ出力する。つまり増幅器36はスイッチ31,35によりいずれかに切り替えられた経路から出力された下り信号を増幅するものである。
図2に示したステップ減衰器では、一例として減衰器を2つ記載しているが、1つあるいは3つ以上も考えられる。また、この例では、下り信号をバイパスするか減衰させる例を示したが、次に示す例では、増幅するか、迂回させるようにする。
すなわち、この場合の信号レベル調整ユニット30は、図3に示すように、下り信号を所定(既知)の増幅量で増幅する増幅器36と、下り信号をバイパスするバイパス回路39と、下り信号の経路をバイパス回路39と増幅器36とのいずれかに切り替えるスイッチ37,38とを備えた切り替え式の増幅器を構成している。
スイッチ37,38は、RFスイッチである。スイッチ37,38には、上記スイッチ31,35と同様に、例えば人の操作で回路を切り替える手動スイッチが用いられる。この他、例えばリモートコントローラーおよびテレビジョン44からの切り替え制御コマンド(on/off制御信号)の入力で回路を切り替えることが可能な自動切り替えスイッチを用いてもよい。
この図3の例で、上記図2と同様の効果を得るためには、増幅器36を通過または迂回する下り信号の経路を切り替えるため、その増幅器36の利得量を予めメモリ17に記憶しておく必要がある。つまり増幅器36の利得量は既知である必要がある。
さらに説明すれば、DOCSISでデータ通信用受信信号レベルの報告に必要な精度、たとえば±3dBより十分精度良く、予めメモリ17に増幅器36の利得量を設定しておくことが望ましい。
以上のような増幅器36とRFスイッチ37、38を備えることにより、RF AGC電圧から算出されたデータ通信用の受信信号のレベルに、CPU19で検出した増幅器36の利得量を補正することで、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求めることができる。なお、上記図2,3の例では、スイッチを利用した切り替え式の減衰器または増幅器について説明したが、この他、例えばボリューム等で無段階に可変できるような形態のものを利用してもよい。また、信号レベル調整ユニット30は、図2、図3の例を複合したような増幅器、バイパス回路、減衰器の組み合わせであってもよい。
続いて、この第1実施形態のCATVシステムの動作を説明する。一般に、CATVの運用上、多くの場合、データ通信用信号がTV用信号の受信品位を劣化させないように、TV用信号よりもデータ通信用信号を小さくするような運用をしている場合が多い。
さらに、CATVシステムでは、多チャンネルを特色にしていることもあり、データ通信用信号よりもはるかに多いTV用信号を送信している。さらに、従来からあるTV用信号に対しデータ通信用信号は、周波数軸方向でTV用信号の隙間に挿入することが多い。
これはケーブルモデムとしての下り信号の受信回路の性能を考えた場合、所望のデータ通信用信号よりも不要なTV用信号のレベル、総電力の方が大きく、さらに所望のデータ通信用信号の近傍にそれよりも大きいTV用信号が存在することを意味する。
このような下り信号の受信環境の中で、特に全体の下り信号の総電力が過大であるとき、これを信号レベル調整ユニット30の増幅器36で増幅すると、信号の歪が大きくなる。
データ通信のためだけに送られた単一の信号であった場合には、歪むようなことがないようなレベルであっても、TV用信号が混在する下り信号全体の過大なレベルによって、受信信号が歪むことになり、データ通信用の信号の受信品位が劣化する。
例えば図1のCATVシステムの信号レベル調整ユニット30を、図2に示したステップ減衰器のように構成した場合、ATT32またはATT33を通過させることで、下り信号の過大なレベルが増幅器36に入力されることを防ぎ、増幅器36の歪性能による受信品位の劣化を防ぐことができる。
一方、前述したようにSTB1をDOCSISに準拠させるためには、データ通信用受信信号のレベルをある精度以内でCATVセンター局40へ報知する機能を設ける必要がある。
この報知機能を実現するために、データ通信用の受信信号のレベルを回路上から取得する必要がある。
例えば、復調器5が、RF AGC23を制御するときにデータ通信用受信信号レベルに対して常に決まった動きをするRF AGC電圧を出力するため、このRF AGC電圧をCPU19へ入力して受信信号のレベルを検出してもよい。また、復調器5から受信信号の信号強度を示す情報をCPU19へ出力してもよい。
この場合、CPU19は、予めメモリ17に記憶されていたRF AGC電圧とデータ通信用受信信号のレベルとの対応表(換算テーブル)から、データ通信用の受信信号のレベルを求め、求めた受信信号のレベルに従ってステップ減衰器の減衰量を制御しつつ、求めた受信信号のレベルと、ステップ減衰器の減衰量の分を補正するためのレベル補正値とを合算して求めた下り信号の受信レベルをCATVセンター局40へ報知する。このためには、例えば図2に示したステップ減衰器の減衰量の分を補正するためのレベル補正値を予めCPU19が読み出せるようにメモリ17に記憶しておく必要がある。
さらに言えば、DOCSISで規定されているデータ通信用の受信信号のレベルの報知に必要な精度、例えば±3dBよりもステップ減衰器の精度を十分良くし、信号が減衰される値を既知の値、つまり予めメモリ17にスイッチ31,35の切り替え位置とATT32,33の減衰量の対応表(補正テーブル)を設定しておくことが望ましい。
このように信号レベル調整ユニット30を、既知の減衰量を備えるステップ減衰器で構成し、RF AGC電圧から算出されたデータ通信用受信信号レベルに対し、予めメモリ17に記憶されているステップ減衰器の減衰量(レベル補正値)をCPU19が補正することで、データ通信用受信信号の正しいレベルを求めることができる。
この第1実施形態のCATVシステムによれば、TV用信号とデータ通信用信号が混在したRF信号をCATV幹線41からSTB1が受信して内部で分離し出力する場合、信号レベル調整ユニット30のレベル調整状態をCPU19が検出して、その検出されたレベル調整状態から下り信号のレベル補正値を求め、求めたレベル補正値と、受信信号より導出した信号強度情報(RF AGC電圧などでも可)とからデータ通信用の受信信号の正しいレベルを求めることができる。
また、求められた下り信号の正しい受信レベルをレベルレポートにして上り信号にてCATVセンター局40へ報知することで、DOCSISの技術仕様を満たすことができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して第2実施形態について説明する。なおこの第2実施形態において、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を付しその説明は省略する。
図4に示すように、この第2実施形態では、受信レベル報知ユニット10は、受信信号の受信レベルに応じて決定した利得調整状態になるよう信号レベル調整ユニット30を制御するよう構成されている。
具体的には、CPU19は、検出された受信信号の受信レベルに応じて決定した利得調整状態になるように制御信号を信号レベル調整ユニット30に出力することで、信号レベル調整ユニット30の利得調整をCPU19自ら制御する。
このようにCPU19から制御信号を信号レベル調整ユニット30に出力することで、図2、図3に示したスイッチ31,35,37,38の切り替えを手操作または外部からの制御で行うことなく、下り信号の利得を適正な値に調整することができる。
この第2実施形態の場合、CPU19は、装置内部または外部から得られるRF AGC電圧(受信信号の受信状態を示す情報)を予めメモリ17に設定された対応表(換算テーブル)に照合して受信信号の受信レベルを求め、求めた受信信号の受信レベルに応じて利得調整のための制御信号を信号レベル調整ユニット30へ出力する。
この第2実施形態によれば、CPU19が自ら信号レベル調整ユニット30の信号減衰量または信号増幅量(利得量)を制御することで、第1実施形態と同様に下り信号のレベルを適正値に補正するとともに、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求めることができるようになる。
なお、第1実施形態で示したように、信号レベル調整ユニット30を監視して得られた利得調整状態(図2、図3のスイッチ31,35,37,38等がどの位置に切り替えられているか、どの経路にスイッチされているか等)を検出するようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、図5を参照して第3実施形態について説明する。なおこの第3実施形態において、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を付しその説明は省略する。
この第3実施形態の場合、分配器12で分配された複数の系統のうち他の系統の下り信号は、STB1のRF出力端子(図示せず)より外部、この例では、テレビジョン44へ出力されている。テレビジョン44は、テレビチューナー45(以下「TVチューナー45」と称す)を有している。TVチューナー45は、入力された下り信号よりテレビ放送視聴用の映像信号を生成するものである。TVチューナー45は内部のチューナー2とほぼ同様に構成されていることから、通常、RF AGC回路を備えている。
そこで、この例では、テレビジョン44でテレビ放送を視聴する際に、テレビジョン44内部の復調器から出力されたRF AGC回路を制御するためのRF AGC電圧をスイッチ切り替えのための制御信号として信号レベル調整ユニット30に入力し下り信号の利得調整を行う。また、受信レベル報知ユニット10は、信号レベル調整ユニット30を監視して信号レベル調整ユニット30の利得調整状態を検出する。
すなわち、テレビジョン44は、制御信号を信号レベル調整ユニット30へ送出することによって、信号レベル調整ユニット30のスイッチ切り替えを制御し、下り信号の利得を調整する。換言すれば、信号レベル調整ユニット30は、分配器12により分配された複数の系統のうちの1つの系統の下り信号を受信したテレビジョン44から制御されて利得調整を行う。また、CPU19は、信号レベル調整ユニット30を監視して信号レベル調整ユニット30のスイッチ状態を検出することで、レベル補正値を求める。
ここで、テレビジョン44からの制御信号により信号レベル調整ユニット30を制御する具体的な手法について説明する。
TVチューナー45に内蔵されているRF AGC回路は、その入力レベルに合ったRF AGC電圧で制御されるので、そのRF AGC電圧を検出することで、TVチューナー45に入力されるTV視聴用の受信信号のレベルを検出できる。
信号レベル調整ユニット30を、例えば図2に示したステップ減衰器で構成するとともに、TVチューナー45のRF AGC回路を、受信したTV視聴用の受信信号のレベルに反比例したRF AGC電圧で制御するリバースAGC回路とした場合に、リバースAGC回路では、入力されるRF AGC電圧を一つのパラメータとし、例えばRF AGC電圧が予め設定しておいた第1の閾値以上のときは、下り信号の経路をバイパス回路34の側に切り替えるように制御信号をステップ減衰器のスイッチ31,35へ出力することで、ステップ減衰器では、下り信号がATT32,33を迂回するようになる。
また、入力されるRF AGC電圧が第1の閾値未満になった場合はATT32を通過させるように制御信号をステップ減衰器のスイッチ31,35へ出力することで、既定の減衰量が得られる。
さらに、入力されるRF AGC電圧が、第1の閾値よりも低く設定しておいた第2の閾値以下になった場合は、ATT33を通過させるように制御信号をステップ減衰器のスイッチ31,35へ出力することで、より大きい減衰量を得ることができる。
この場合の減衰量の関係はATT32<ATT33である。このような動作により、増幅器36へ入力される下り信号がその許容できる歪み性能を超過する過大な下り信号レベルのときには、増幅器36への下り信号のレベルをステップ的に減少させることでその性能の劣化を防ぐことができる。
CPU19では、信号レベル調整ユニット30を監視中に検出されるステップ減衰器のスイッチの切り替え状態(減衰量の調整状態)を利用して下り信号の減衰量分のレベル補正値を求めて、データ通信用の受信信号の受信レベルを補正することで、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求めることができる。
また、信号レベル調整ユニット30を、例えば図3に示した切り替え式増幅器で構成した場合、テレビジョン44のTVチューナー45が制御情報をスイッチ37、38へ出力することで信号の経路を切り替え制御し、増幅器36を通過させるか、迂回(バイパス)させるようにする。
この場合の手法の一例として、上述したステップ減衰器と同様に、TVチューナー45のRF AGC電圧を利用する方法がある。
この場合、TVチューナー45は、RF AGC電圧がある閾値以上のときは下り信号が増幅器36を通過するようにスイッチ37、38を制御し、RF AGC電圧が閾値未満のときは増幅器36を迂回するようにスイッチ37、38を制御する。
このような動作により、増幅器36へ入力される下り信号がその許容できる歪み性能を超過するような過大な信号レベルのときは下り信号が増幅器36を通らないように迂回させることでその性能の劣化を防ぐことができる。
この第3実施形態によれば、テレビジョン44が信号レベル調整ユニット30の信号減衰量または信号増幅量(利得量)を制御することで、第1実施形態および第2実施形態と同様に下り信号のレベルを適正な値に補正するとともに、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求め、CATVセンター局40へ報知することができる。
なお、上記第3実施形態では、外部から制御する機器として、テレビジョン44を例示したが、これ以外の遠隔制御装置であってもよい。遠隔制御装置としては、例えば無線式のリモートコントローラー等が考えられる。
(第4実施形態)
次に、図6を参照して第4実施形態について説明する。なおこの第4実施形態において、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を付しその説明は省略する。
この第4実施形態は、第3実施形態の変形例である。TVチューナー45は内部のチューナー2とほぼ同様に構成されていることから、通常、RF AGC回路を備えている。
そこで、この例では、テレビジョン44でテレビ放送を視聴する際に、テレビジョン44内部の復調器などからRF AGC回路に入力されるRF AGC電圧を、スイッチ切り替えのための制御情報として、STB1内のCPU19に入力することで、CPU19が、入力されたRF AGC電圧に応じて信号レベル調整ユニット30にスイッチ切り替え制御のための制御信号を出力して下り信号の利得調整を行うよう構成する。
すなわち、この第4実施形態は、信号レベル調整ユニット30を制御するための制御情報を、テレビジョン44のTVチューナー45からCPU19へ送信し、CPU19が自ら信号レベル調整ユニット30の減衰量または増幅量を制御するように構成したものである。
テレビジョン44からの制御情報を用いて信号レベル調整ユニット30を間接的に制御するためには、例えば第3実施形態と同様に、TVチューナー45のRF AGC電圧をCPU19が制御情報として用い、この情報を基にCPU19が信号レベル調整ユニット30を制御する。
すなわち、CPU19は、テレビジョン44から得られたRF AGC電圧(制御情報)に従って、信号レベルを調整するための制御信号を信号レベル調整ユニット30へ出力し、信号レベル調整ユニット30の減衰量または増幅量を制御する。これにより、第1実施形態と同様に、下り信号の減衰量または増幅量を補正し、データ通信用受信信号の正しいレベルを求めることができる。
この第4実施形態によれば、信号レベル調整ユニット30の利得調整を制御するための制御情報をテレビジョン44からCPU19へ送信し、CPU19が自ら信号レベル調整ユニット30の減衰量または増幅量を制御するので、第1実施形態乃至第3実施形態と同様に下り信号のレベルを適正な値に補正すると共に、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求め、CATVセンター局40へ報知することができる。
なお、この例では、CPU19は、テレビジョン44からRF AGC電圧の供給をうけて信号レベル調整ユニット30の利得調整を制御したが、これ以外に、受信信号の受信状態を示す情報として、例えばテレビジョン44に受信されるテレビ信号の受信状態、例えばデジタル放送を受信した場合に得られるCN値(キャリア信号対ノイズ比の値)や、BER(Bit Error Rate)等の情報をCPU19に入力するようにしてもよい。つまり、受信信号の受信状態を示す情報であれば、さまざまな情報を信号レベル調整ユニット30の利得調整のための制御情報として利用できる。
(第5実施形態)
次に、図7を参照して第5実施形態について説明する。なおこの第5実施形態において、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を付しその説明は省略する。
上記実施形態では、復調器5から出力された信号強度情報をCPU19が取得し、信号レベル調整ユニット30を制御したが、この第5実施形態では、RF AGC23を制御するために復調ユニット3から出力されるRF AGC電圧を分岐させ、分岐した一方のRF AGC電圧をCPU19が取得し、信号レベル調整ユニット30を制御するように構成する。
ここで、RF AGC回路13を制御するRF AGC電圧を基にCPU19が信号レベル調整ユニット30を制御する場合の方法としては、いろいろな手法が考えられる。
信号レベル調整ユニット30に、例えば図2に示したステップ減衰器を適用し、またRF AGC23に、受信したデータ通信用の受信信号のレベルに反比例したRF AGC電圧で制御するリバースAGC回路を適用した場合を考えてみる。
この場合、CPU19は、復調ユニット3から取得したRF AGC電圧と予め記憶しておいた第1の基準電圧値とを比較して、RF AGC電圧が、予め記憶しておいた第1の基準電圧値を超える場合、すなわちデータ通信用の受信信号のレベルが第1の基準レベル値未満であれば、CPU19は、下り信号をATT32,33を通過させないように、ステップ減衰器のスイッチ31,35を切り替え制御する。つまり、下り信号をバイパスする。
また、RF AGC電圧が第1の基準電圧値以下であった場合、すなわちデータ通信用の受信信号のレベルが第1の基準レベル値以上であり、かつRF AGC電圧が第2の基準電圧値を超える場合、すなわちデータ通信用の受信信号のレベルが第2の基準値レベル未満であった場合、CPU19は、下り信号をATT32を通過させるようにステップ減衰器のスイッチ31,35を切り替え制御する。
さらに、RF AGC電圧が第2の基準電圧値以下、すなわちデータ通信用受信信号レベルが第2の基準レベル値以上であった場合、CPU19は、下り信号をATT33を通過させるように、ステップ減衰器のスイッチ31,35を切り替え制御する。
また、信号レベル調整ユニット30に、例えば図3に示した切り替え式の増幅器を適用した場合、CPU19が、復調ユニット3から出力されるRF AGC電圧を基にスイッチ37、38を制御し、下り信号を増幅器36を通過させるか、または迂回させるように制御する。
この場合、CPU19は、例えば予めメモリ17にある閾値(電圧値)を記憶しておき、得られたRF AGC電圧と予め記憶されたある閾値とを比較して、RF AGC電圧が、ある閾値以上のときは下り信号が増幅器36を通過するようにスイッチ37、38を切り替え制御する。
一方、比較の結果、RF AGC電圧が、ある閾値未満のときは、CPU19は、下り信号が増幅器36を迂回するように、スイッチ37、38を切り替え制御する。
このような動作により、増幅器36へ入力される下り信号がその許容できる歪み性能を超過するような過大なレベルのときには増幅器36を迂回することでその性能の劣化を防ぐことができる。
CPU19は、検出されたスイッチ37、38の状態から、下り信号が増幅器36を通過している場合は、メモリ17に記憶されている補正テーブルを参照して該当するレベル補正値を読み出し、増幅器36の利得量の分を考慮して受信信号の受信レベルを補正するので、データ通信用の受信信号の正しい受信レベルを求めることができる。
この第5実施形態によれば、復調ユニット3からRF AGC23へ出力されるRF AGC電圧を分岐させた一方をCPU19が取得し、信号レベル調整ユニット30を制御するので、上記第1乃至第4実施形態と同様に、増幅器36への下り信号の過大なレベルの入力を防ぐことができ、増幅器36の歪性能による受信品位の劣化を防ぐことができる。
また、信号レベル調整ユニット30にステップ減衰器を適用した場合、ステップ減衰器を段階的に切り替え制御することで、下り信号の減衰量を定量的に把握できるので、この値をレベル補正値としてRF AGC後の受信信号のレベルを補正することで、下り信号の正しいレベルを求めることができる。
さらに、信号レベル調整ユニット30に切り替え式の増幅器を適用した場合、復調ユニット3から出力されるRF AGC電圧を基に、下り信号を増幅器36に通すか、または迂回させるようスイッチ37,38の切り替えを制御することで、下り信号のレベルを定量的に把握できるので、この値をレベル補正値としてRF AGC後の受信信号のレベルを補正することで下り信号の正しいレベルを求めることができる。
すなわち、下り信号の入力レベルが高く、下り信号を増幅器36に通した場合に歪んでしまうような場合に、切り替え式の増幅器では、下り信号を増幅器36に通さないようにするが、このように下り信号のレベルを信号レベル調整ユニット30で調整した場合であっても、データ通信用の受信信号の正しいレベルを求め、CATVセンター局40に通知することができる。
以上のように上記各実施形態によれば、RF段でゲイン調整を行いつつそこから分離したデータ通信用信号を良好な品質で受信しつつ、DOCSISに規定されているデータ通信用受信信号の正しいレベルをCATVセンター局40へ報知することができる。
なお、本願発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記実施形態では、第1実施形態の信号レベル調整ユニット30に適用する具体例として、図2のステップ減衰器や図3の切り替え式増幅器などを示したが、これらの構成は、第2実施形態から第5実施形態のすべての実施形態にできることはいうまでもない。
上記第3実施形態および第4実施形態では、分配器12へ接続されたテレビジョン44内部のTVチューナー45から出力されるRF AGC電圧を制御信号(制御情報)としたが、増幅器36または分配器12から出力される出力信号のレベルを検出する出力信号レベル検出器を設け、この出力信号レベル検出器により検出される出力信号のレベルに応じて信号レベル調整ユニット30の減衰量または増幅量を自動制御してもよく、またはSTB1の外部の操作、例えば手動スイッチ、リモートコントローラー、テレビジョンからの映像信号等を用いて制御してもよい。
具体的には、増幅器36または分配器12から出力される出力信号のレベルを検出する出力信号レベル検出器を設ける場合は、特許第3249224号の制御技術などを用いる。
信号レベル調整ユニット30を切り替える手動スイッチの一例としては、テレビジョン44の受信状態、例えば画面ノイズの量、画面の妨害縞などを見ながら人為的に切り替えことができるスイッチなどが挙げられる。
リモートコントローラーの一例としては、上記手動スイッチと同様に、テレビジョン44の受信状態、例えば画面の妨害縞などを見ながら人為的にボタン操作により切り替える手法などが挙げられる。
上記実施形態では、電源装置43や外部装置42をSTB1の外に配置し、STB1をテレビジョン44に接続した構成について説明したが、これらを一つのハードウェアで構成してもよく、またいくつかの構成を選択的に組み合わせてハードウェアを構成してもよい。
すなわち、ケーブルモデムを内蔵したコンピュータ、ケーブルモデムを内蔵したテレビジョン、ケーブルモデムを内蔵したチューナーなどについても本願発明の適用範囲に含まれる。また、STB1内にデータ受信用と映像用の複数のチューナーを内蔵してもよい。
第1実施形態のCATVシステムの構成を示す図である。 STBの信号レベル調整ユニットをステップ減衰器で構成した例を示す図である。 STBの信号レベル調整ユニットを切り替え式の増幅器で構成した例を示す図である。 第2実施形態のCATVシステムの構成を示す図である。 第3実施形態のCATVシステムの構成を示す図である。 第4実施形態のCATVシステムの構成を示す図である。 第5実施形態のCATVシステムの構成を示す図である。
符号の説明
1…セットトップボックス、2…チューナー、3…復調ユニット、4…A/D変換器、5…復調器、7…変調ユニット、8…変調器、9…D/A変換器、10…受信レベル報知ユニット、11…分波器、12…分配器、13…信号レベル調整回路、15…メディアアクセスコントローラー(MAC)、15…周波数変換器、16…LANインターフェイス(LAN I/F)、17…メモリ、18…プログラマブルゲインアンプリファイヤー(PGA)、21…分波器、23…RF オートゲインコントロール回路(RF AGC)、23…回路、24…高周波増幅器、25…周波数変換器、26…局部発振器(OSC)、27…バンドパスフィルター(BPF)、30…信号レベル調整ユニット、31,35,37,38…スイッチ、32,33…アッテネータ(ATT)、34,39…バイパス回路、36…増幅器、40…CATVセンター局、41…CATV幹線、42…外部の処理装置(外部装置)、43…電源装置、44…外部のテレビジョン受信装置(テレビジョン)、45…TVチューナー。

Claims (9)

  1. CATV網からの下り方向の第1のRF信号と、前記第1のRF信号とは周波数帯域が異なる前記CATV網への上り方向の第2のRF信号とを周波数帯域に応じて分波する分波器と、
    前記分波器を通じて受信された第1のRF信号の利得を、制御または操作を受けて調整する第1利得調整ユニットと、
    前記第1レベル調整ユニットにより利得調整された前記第1のRF信号を複数の系統に分配する分配器と、
    前記分配器により分配された複数の系統のうちの少なくとも一つの系統の前記第1のRF信号の利得を制御する自動利得制御回路を有し、前記自動利得制御回路により利得制御された前記第1のRF信号よりデータ処理用の受信信号を得る受信ユニットと、
    前記第1利得調整ユニットの利得調整状態と前記第1のRF信号のレベル補正値とが対応付けられて記憶されたメモリと、
    前記第1利得調整ユニットの利得調整状態に従って前記メモリより読み出した前記第1のRF信号のレベル補正値と、前記受信信号の受信状態を示す情報とを用いて前記受信信号の受信レベルを算出し前記第2のRF信号に載せて前記分波器を通じて前記CATV網へ送出する受信レベル報知ユニットと
    を具備することを特徴とするケーブル通信装置。
  2. 前記第1利得調整ユニットが、
    前記第1のRF信号を所定の減衰量で減衰する減衰器と、
    前記第1のRF信号をバイパスするバイパス回路と、
    前記第1のRF信号の経路を前記バイパス回路および前記減衰器のいずれかに切り替えるスイッチと、
    前記スイッチによりいずれかに切り替えられた経路から出力された前記第1のRF信号を増幅する増幅器と
    を具備することを特徴とする請求項1記載のケーブル通信装置。
  3. 前記第1利得調整ユニットが、
    前記第1のRF信号を所定の増幅量で増幅する増幅器と、
    前記第1のRF信号をバイパスするバイパス回路と、
    前記第1のRF信号の経路を前記バイパス回路と前記減衰器とのいずれかに切り替えるスイッチと
    を具備することを特徴とする請求項1記載のケーブル通信装置。
  4. 前記第1利得調整ユニットは、
    前記分配器により分配された複数の系統のうちの1つの系統の第1のRF信号を受信した他の受信ユニットから制御されて利得調整を行うことを特徴とする請求項1記載のケーブル通信装置。
  5. 前記受信レベル報知ユニットは、
    前記第1利得調整ユニットを監視して前記第1利得調整ユニットの利得調整状態を検出することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1記載のケーブル通信装置。
  6. 前記受信信号の受信状態を示す情報が、前記受信信号を復調した復調器から出力された自動利得制御電圧であることを特徴とする請求項1記載のケーブル通信装置。
  7. 前記受信信号の受信状態を示す情報が、前記分配器により分配された複数の系統のうちの1つの系統の第1のRF信号を受信した他の受信ユニットから出力された自動利得制御電圧、キャリア信号対ノイズを示す情報、ビットエラーレートのいずれかであることを特徴とする請求項1記載のケーブル通信装置。
  8. 前記受信レベル報知ユニットは、
    前記受信信号の受信レベルに応じて決定した利得調整状態になるよう前記第1利得調整ユニットを制御することを特徴とする請求項1,6,7いずれか1記載のケーブル通信装置。
  9. CATV網からの下り方向の第1のRF信号を分波器が分波するステップと、
    前記分波器により分波された第1のRF信号の利得を、第1利得調整ユニットが、制御または操作を受けて調整するステップと、
    利得調整された前記第1のRF信号を分配器が複数の系統に分配するステップと、
    分配された複数の系統のうちの少なくとも一つの系統の前記第1のRF信号を自動利得制御回路が利得制御した前記第1のRF信号よりデータ処理用の受信信号を得るステップと、
    前記第1利得調整ユニットの利得調整状態と前記第1のRF信号のレベル補正値とを対応付けてメモリに記憶するステップと、
    前記第1利得調整ユニットの利得調整状態に従って前記メモリより読み出した前記第1のRF信号のレベル補正値と、前記受信信号の受信状態を示す情報とを用いて前記受信信号の受信レベルを算出し、前記第1のRF信号とは周波数帯域が異なる前記CATV網への上り方向の第2のRF信号に載せて前記分波器を通じて前記CATV網へ送出するステップと
    を有することを特徴とするケーブル通信方法。
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