JP2008308750A - 同軸型真空アーク蒸着源を用いた微粒子膜の製造方法及び製造装置 - Google Patents

同軸型真空アーク蒸着源を用いた微粒子膜の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】同軸型真空アーク蒸着源を用いた金属材料の微粒子膜の製造において、微粒子膜の成膜レートを向上させる。
【解決手段】
同軸型真空アーク蒸着源5を用いて、被蒸着物であるポリマ等の絶縁基板4上に、所定の粒径の微粒子からなる白金等の金属材料の微粒子を付着せしめる微粒子膜の製造において、絶縁基板4に微粒子の付着によってもたらされた電荷は、後から来る微粒子に対する反発力を生じるため、後から来る微粒子の絶縁基板4への付着の妨げとなる。そこで、電荷を絶縁基板4上に滞留させないように除電する。これにより、微粒子膜の成膜レートを向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーボンナノチューブの下地膜(触媒層)や、燃料電池や車の排ガス触媒金属の微粒子膜の製造に使用される。
従来のポリマフィルム上への微粒子膜の製造方法には、スパッタ法や電子ビーム蒸着法がある。
まず、スパッタ法よる場合を説明する。
スパッタ法は、被蒸着物である基板と蒸着材料であるターゲットを対向させておき、数Pa〜数10Pa程度のArガス雰囲気中でターゲットに数KVの負の高電圧を印加し、放電させるとArガスは正イオンとなってターゲットに衝突し、ターゲットの原子を叩き出す。原子は基板上に堆積し薄膜を形成する。
ここで、スパッタ法では基板とターゲットの距離が50〜150mm程度であり、ターゲットへ投入する電力にもよるが、堆積によって伝わった熱により、基板の温度は約80℃〜150℃程度上昇してしまう。これは基板ステージが熱伝導性の良いものの場合であり、基板がポリマ等の高分子フィルムでは、熱伝導性が悪く、さらに表面温度が200℃以上になる場合があり、そうなれば特殊な耐熱フィルム(例えば、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))以外(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン)には蒸着できない。
また、スパッタ法で蒸着した白金ナノ粒子は10nm程度の棒状に分散してしまう。
さらに、基板の温度を下げるために、スパッタの投入パワーを落として室温近傍で成膜するとさらに大きな(30nm程度)粒子が存在するようになる。
次に、電子ビーム蒸着法による場合を説明する。
電子ビーム蒸着源は蒸着材料を入れるルツボと電子ビーム発生機構及び電子ビームの偏向磁極などから構成されている。フィラメントで発生した熱電子は数10KVの負の高電圧で加速され磁場により偏向された後、ルツボ内の蒸着材料に当てられ、蒸着材料を加熱して蒸発させる。
しかしながら、電子ビーム蒸着法によりポリマフィルム上に蒸着した白金の粒子は、ステップ状に集まる傾向があり、分散させて均一に蒸着することが出来ない。
また、電子ビーム蒸着法ではルツボ内で蒸着材料を溶融させるため、その輻射熱を考慮すると、耐熱性に劣るフィルムを基板として使うことはできない。
以上のように、スパッタ法や電子ビーム蒸着法では、蒸着材料を蒸発させるときに使用するエネルギーが大きい傾向にあるため、その影響を受けて基板の温度も高くなり、ポリマ等の高分子フィルムを基板として用いる場合には不向きであった。
そこで、真空中でのアーク放電を用いて、蒸着材料を点乃至狭い領域で蒸発させることにより、スパッタ法や電子ビーム蒸着法よりも加熱に使用するエネルギーを減少させることのできる蒸着方法が注目された。これは、真空中でのアーク放電により薄膜形成用の蒸着材料が殆ど溶融することなく、カソードスポットと呼ばれる領域に放電電流の集中が起こる形態の真空アーク蒸着法である。
すなわち、図4の概念図に示す同軸型真空アーク蒸着源105による真空中でのアーク放電を用いる方法では、真空アーク放電の蒸着源105は、円柱状のカソード電極112と、これに取り付けた円柱状の蒸着材料111の周囲に円筒状のアノード電極123を設け、蒸着材料111の近傍に配置したトリガ電極113と蒸着材料111との間に高電圧パルスを加えて、トリガ放電させる。このトリガ放電により、蒸着材料111上に電流が集中する点乃至領域(カソードスポット)が発生し、次いで、このカソードスポットとアノード電極123との間で主放電が始まって、カソードスポットの成長と移動が起こり、カソードスポット中で生成したイオンが放出される。これが、被蒸着物である基板104方向に加速移動されて膜を形成するというものである。例えば、高分子材料フィルム上に鉄薄膜を形成させた例がある(特許文献1参照)。
特開平9−165673号公報
しかしながら、例えば真空中でのアーク放電を用いたポリマフィルム上への白金のナノ粒子膜の形成(ナノ粒子の担時)では、成膜レートが低かった。
これは、絶縁体であるポリマフィルムに、アーク放電によるイオンが到達し、イオンから移った電荷が滞留することによるものと考えられる。
上記の課題は、トリガ電極と微粒子作成用金属材料で少なくとも先端部が構成されたカソード電極とが、絶縁碍子を挟んで隣接して配置されてなり、前記カソード電極と前記トリガ電極との周りに同軸状に筒状のアノード電極が配置されている同軸型真空アーク蒸着源を用い、前記トリガ電極と前記アノード電極との間にトリガ放電をパルス的に発生させて、前記カソード電極と前記アノード電極との間にアーク放電を断続的に誘起させ、被蒸着物である絶縁基板上に、所定の粒径の微粒子からなる前記金属材料の微粒子を付着せしめる微粒子膜の製造方法において、前記絶縁基板を除電しながら、前記絶縁基板に微粒子を付着させる微粒子膜の製造方法によって解決される。
具体的に、例えば、同軸型真空アーク蒸着源を用いたポリマフィルム上へ微粒子膜を製造する方法において、イオンから移ったポリマフィルム上の電荷を除去することにより成膜レートを向上させる。
また、上記の課題は、真空槽と、トリガ電極と微粒子作成用金属材料で少なくとも先端部が構成されたカソード電極とが、絶縁碍子を挟んで隣接して配置されてなり、前記カソード電極と前記トリガ電極との周りに同軸状に筒状のアノード電極が配置されている同軸型真空アーク蒸着源と、絶縁基板を載せるための基板ステージと、前記絶縁基板を除電する除電手段とを備えた微粒子膜の製造装置によって解決される。
具体的に、例えば、同軸型真空アーク蒸着源を有するポリマフィルム上へ微粒子膜を製造する装置において、イオンから移ったポリマフィルム上の電荷を除去する除電手段である電気配線を設け、ポリマフィルムをアースに接続することによって成膜レートを向上させる。
本発明は、ポリマフィルムの基板上に同軸型真空アーク蒸着源を用いて白金の微粒子膜を形成させるとき、基板上に粒子を均一かつ高レートで付着させることが出来る。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の触媒担持用の同軸型真空アーク蒸着源5を用いた微粒子膜の製造装置1について図1に基いて説明する。真空槽2は、円筒状をしている。基板ステージ3は、真空槽2内に収容されている。ホルダ3aの中心には回転機構3bが接続されている。
除電手段である除電ユニット7は、基板ステージ3の端に金属製の板ばね72が取付けられており、板ばね72には電気配線としての金属配線が接続されている。金属配線は電流導入端子71を介してアースに接続されている。金属配線は板ばね72の中に収納されている。
同軸型真空アーク蒸着源5のカソードである蒸着材料11及びカソード電極12は円柱状をしている。蒸着材料11の材質は白金である。カソード電極12の材質は銅である。
絶縁碍子14は、ハット型碍子と呼称される。絶縁碍子14の材質はアルミナである。
トリガ電極13は、円筒状をしており、材質はステンレスである。
カソード電極12、絶縁碍子14、トリガ電極13のこれら3つの部品は特に詳細に図示しないが、同心円状に密着させて取付けられている。
アノード電極23は、円筒状をしており、材質はステンレスで出来ている。このアノード電極23は、カソード電極12及び蒸着材料11と同心円状に取付けられている。
また、図中には簡易な電気配線図を記載している。
電源装置6は、トリガ電源31、アーク電源32、コンデンサユニット33で構成されている。
コンデンサユニット33は、容量が2200μF(耐圧:100V)のコンデンサを4つ並列に接続している。
トリガ電源31は、パルストランスからなり、入力200Vのμs単位のパルス電圧を約17倍に変圧して3.4KV(数μA)の正極性の高電圧パルスを出力する。
アーク電源32は、100V 数Aの容量の直流電源であり、コンデンサユニット33を充電するようになっている。
このコンデンサユニット33の充電には、約1秒を要するので、本システムでは、放電を繰り返し行う場合の周期は1Hzで行っている。
トリガ電源31の出力のプラス端子は、トリガ電極13に接続され、トリガ電源31の出力のマイナス端子は、アーク電源32の出力のマイナス端子とともにカソード電極12に接続されている。
アーク電源32のプラス端子は、グランド電位に接地されている。コンデンサユニット33の両端子はそれぞれ、アーク電源32のプラスおよびマイナス端子に接続されている。
ターボ分子ポンプ51、仕切りバルブ52、ロータリポンプ53までは金属製の真空配管で接続されており、真空槽2内の真空排気を行っている。真空排気を行うことで真空槽2内は10-5Paの真空に保たれている。
次に、本発明の微粒子膜の製造装置1の動作につき図に基いて説明する。まず、本発明の同軸型真空アーク蒸着源5の動作につき図1を参照して説明する。
はじめに、アーク電源32により、コンデンサユニット33に100Vで電荷を充電する。なお、コンデサユニット33は8800μFの容量を持っている。
次に、トリガ電極13にトリガ電源31から3.4KVのパルスを出力し、蒸着材料11とトリガ電極との間に絶縁碍子14を介して印加することで、絶縁碍子14の表面で沿面放電が発生し、蒸着材料11と絶縁碍子14のつなぎ目から電子が発生する。
ここで、蒸着材料11と、アノード電極23の内面との間にコンデンサユニット33に充電された電荷が放電され、蒸着材料11に多量の電流が流入し、カソード電極12に取付けられた蒸着材料11である白金が液層から気相、さらにはプラズマが形成される。
さらに、蒸着材料11と絶縁碍子14のつなぎ目から発生した電子は、円筒状のアノード電極23の内面に向かって飛行する。この時、蒸着材料11に比較的多量の電流(2000A〜5000A)が、200μs〜550μの間流れるので、カソード電極12に磁場が形成される。プラズマ中の電子が、カソード電極12の形成した磁場によるローレンツ力を受けて、同軸型真空アーク蒸着源5の前方へ飛行するようになる。
一方、プラズマ中の蒸着材料である白金のイオンは、分極することでクーロン力により、同軸型真空アーク蒸着源5の前方へ飛行する電子に引き付けられるようにして同軸型真空アーク蒸着源5の前方へ飛行する。その結果、白金のイオンは、ポリマフィルムである絶縁基板4上で凝集し、ナノメートル単位の白金粒子が形成される。
このとき、絶縁基板4に到達した白金イオンの電荷は絶縁基板4に移ることとなる。この電荷が絶縁基板4に滞留すると、後から到達した白金イオンとの間に反発力が生じる。この反発力は、後から到達した白金イオンを絶縁基板4から遠ざける方向に働くので、その結果、絶縁基板4上への成膜レートが下がるという問題が生じることになる。
そこで、先に絶縁基板4に到達したイオンの電荷を基板上から除去するために、除電ユニット7によってアースに電荷を逃がすように構成したところ、成膜レートが増加した。
すなわち、図1の除電ユニット7は、基板ステージ3の端に金属製の板ばね72が取付けられており、板ばね72には金属配線が接続されている。金属配線は電流導入端子71を介してアースに接続されている。配線は板ばね72の中に収納されている。
絶縁基板4の上面から電荷を除去するために、板ばね72の一端が絶縁基板4の絶縁基板4の上面に接触されている。また、絶縁基板4は、金属製の基板ステージ3は上に載せられている。板ばね72は、基板ステージにねじ72で止められている。板ばね72と、基板ステージは、ねじ72で止められている部分で、電気的な接続を確保されている。板ばね72の他端は、真空槽2の壁面を貫通する電流導入端子71を用いて真空槽2の外部に配線し、アースに接続させている。
以上のように、本発明の微粒子膜の製造方法では、除電手段7によって、成膜レートが増加した。また、絶縁基板4の上面に白金粒子を極めて均一に付着させることができた。
本発明の実施の形態の微粒子膜の製造方法及び製造装置により、実際に成膜した例を図2に示す。これは、本発明の微粒子膜の製造装置1を用いて、同軸型真空アーク蒸着源5によるアーク放電を10発行って、コロジオンフィルム上に付着させた白金粒子のTEM写真である。図から明らかなようにコロジオンフィルム上に白金が担持されている。なお、本発明の効果を調べるために、絶縁基板4としてはTEM(Transmission Electron Microscope)観察用支援膜として用いられるコロジオンフィルムを使用した。これは、ポリマフィルムにコロジオンが付けられたものである。
以上のように、本発明の微粒子膜の製造装置1によれば、ポリマフィルム上にナノメートル単位(1〜10nm)の白金を均一に担持することができる。
以上のように、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、実施例では、除電手段としての除電ユニット7として、電流導入端子71、板ばね72、ねじ73を用いてホルダ3aと絶縁基板4とを電気的に接続し、一緒にアース電位に接地したが、ホルダ3aと絶縁基板4を個々にアース電位に接地するようにしても良い(図3A参照)。
また、負電荷の供給は、配線によりアースに接続するようにしたが、真空槽2の壁面に電子銃76を設け、金属材料のイオンの発生量に応じて、電子を供給することにより行っても良い(図3B参照)。
また、実施例では、アーク放電電圧は、100Vに設定したが、この場合はポリマフィルム上にへこみが形成される。このへこみは、2nm以下であるが、均一な成膜を行う上では好ましくない。そこで、放電電圧を60V程度とすることで、へこみを0.5nm以下にすることが可能である。
本発明の蒸着装置の断面図である。 本発明の成膜結果の写真である。 本発明の除電手段の変形例である。 Aは、ホルダ3aと絶縁基板4を個々にアース電位に接地させたものである。 Bは、真空槽2の壁面に電子銃を設けて負電荷を供給するものである。 同軸型真空アーク蒸着源を用いた真空アーク蒸着法の概念図である。
符号の説明
1・・・微粒子膜の製造装置、2・・・真空槽、3・・・基板ステージ、3a・・・基板ホルダ、3b・・・回転機構、4・・・絶縁基板、5・・・同軸型真空アーク蒸着源、6・・・電源装置、7・・・除電ユニット、7’・・・除電ユニット、7”・・・除電ユニット、8・・・ガス供給系、9・・・真空排気系、
11・・・蒸着材料、12・・・カソード電極、13・・・トリガ電極、14・・・絶縁碍子、
23・・・アノード電極、
31・・・トリガ電源、32・・・アーク電源、33・・・コンデンサユニット、
41・・・ガス供給源、42・・・仕切りバルブ、
51・・・ターボ分子ポンプ、52・・・仕切りバルブ、53・・・ロータリポンプ、54・・・調整バルブ、
71・・・電流導入端子、72・・・板ばね、73・・・ねじ、74・・・電流導入端子、75・・・ビーム加速用電源、76・・・電子銃、
104・・・基板、105・・・同軸型真空アーク蒸着源、106・・・電源装置、
111・・・蒸着材料、112・・・カソード電極、113・・・トリガ電極、114・・・絶縁碍子、123・・・アノード電極、
131・・・トリガ電源、132・・・アーク電源、133・・・コンデンサユニット、

Claims (8)

  1. トリガ電極と微粒子作成用金属材料で少なくとも先端部が構成されたカソード電極とが、絶縁碍子を挟んで隣接して配置されてなり、前記カソード電極と前記トリガ電極との周りに同軸状に筒状のアノード電極が配置されている同軸型真空アーク蒸着源を用い、前記トリガ電極と前記アノード電極との間にトリガ放電をパルス的に発生させて、前記カソード電極と前記アノード電極との間にアーク放電を断続的に誘起させ、
    被蒸着物である絶縁基板上に、所定の粒径の微粒子からなる前記金属材料の微粒子を付着せしめる微粒子膜の製造方法において、
    前記絶縁基板を除電しながら、前記絶縁基板に微粒子を付着させることを特徴とする微粒子膜の製造方法。
  2. 前記絶縁基板を、アースに接続された基板ステージ上に配置し、かつ、前記絶縁基板の成膜面をアースに接続して、前記絶縁基板を除電しながら、前記絶縁基板に微粒子を付着させることを特徴とする請求項1に記載の微粒子膜の製造方法。
  3. 前記絶縁基板が、ポリマフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の微粒子膜の製造方法。
  4. 前記微粒子の粒径が、1〜10nmであることを特徴とする請求項1に記載の微粒子膜の製造方法。
  5. 真空槽と、
    トリガ電極と微粒子作成用金属材料で少なくとも先端部が構成されたカソード電極とが、絶縁碍子を挟んで隣接して配置されてなり、前記カソード電極と前記トリガ電極との周りに同軸状に筒状のアノード電極が配置されている同軸型真空アーク蒸着源と、
    絶縁基板を載せるための基板ステージと、
    前記絶縁基板を除電する除電手段とを備えた微粒子膜の製造装置。
  6. 前記除電手段が、前記基板ステージをアースに接続する電気配線を備えたことを特徴とする請求項5に記載の微粒子膜の製造装置。
  7. 前記除電手段が、前記絶縁基板の成膜面をアースに接続する電気配線を備えたこと特徴とする請求項5に記載の微粒子膜の製造装置。
  8. アースに接続された前記基板ステージと、前記絶縁基板の成膜面をアースに接続する電気配線とを備え、前記電気配線が前記基板ステージに接続されていること特徴とする請求項5に記載の微粒子膜の製造装置。
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