JP2008308548A - 耐熱性粘着剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかも光学用フィルムに使用した際に、リワーク性の良い粘着剤組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)および(B)
(A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−3)を共重合させることに
より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル系
ポリマー
(a−1)N−エチロール(メタ)アクリルアミド
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ−
(a−3)(メタ)アクリル酸エステル
(B)イソシアネート系架橋剤
を含有してなる耐熱性粘着剤組成物およびこれより得られる粘着剤およびこれを塗工してなる光学用フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、耐熱性粘着剤組成物に関し、更に詳細には、リワーク性が良く、高温下でも膨れやハガレを起こさず、湿熱時の耐久性にも優れ、光学フィルム用等に利用可能な耐熱性粘着剤組成物に関する。
近年、フラットディスプレイパネルが様々な分野で表示装置として使用されており、これらのディスプレイの前面には、偏光フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、プロテクトフィルムなどの光学フィルムが粘着剤によって貼り付けられている。
このようなフィルムの粘着剤として、従来アクリル系粘着剤が用いられてきたが、高温高湿条件下においては、粘着フィルムの浮きやハガレが発生することがあり、より耐久性の高い粘着剤が求められてきた。
一方、ディスプレイパネルの製造において、光学フィルム(粘着フィルム)は、貼り付け位置のズレが生じたり、異物の噛み込み等で貼り合わせに失敗した場合などに一旦これを剥がし、再度パネル面に光学フィルムを貼付することが行われている。
そのため、耐久性を高くすることを目的に、光学フィルムの粘着剤のディスプレイパネルへの粘着力、密着性を向上させると、上記のような光学フィルムを一旦剥がし、再度パネル面に光学フィルムを貼付する作業(リワーク)の際にパネルに糊残りによる汚染が生じたり、また、高すぎる粘着力のため作業性が悪いといった問題(リワーク性の低下)が生じていた。
一方、特許文献1には、耐熱性を向上させるために、アミノ基及び/またはアミド基含有モノマーを共重合させることが開示されており、得られた共重合体を利用することで高湿高温環境下でも浮きやハガレ等の外観欠点が生じない粘着剤が得られている。
しかしながら、ここに開示されている粘着剤は、80℃や60℃/90%RH環境下では、浮きやハガレを生じさせないものの、より過酷な環境下、例えば、120℃や80℃/90%RHの環境下では、その耐久性は充分なものではなかった。
このようなことから、例えば光学用フィルムの粘着剤として使用した際に、湿熱時の耐久性に優れ、高温下でも浮きやハガレを起こさず、しかも、貼着後剥離可能なリワーク性を有する耐熱性粘着剤組成物が求められているが、そのようなものは未だ知られていなかった。
特開平06−108025号 特開2004−91499 特開2004−91500 特開2003−165965
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、光学用フィルムの粘着剤として使用した際に、高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかもリワーク性の良い粘着剤組成物の提供をその課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行っていたところ、N−エチロール(メタ)アクリルアミドおよびカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーを含有する(メタ)アクリル系モノマーを共重合させて得られた(メタ)アクリル系ポリマーは、前記条件を満たしたものであることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)および(B)
(A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−3)を共重合させることに
より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル系
ポリマー
(a−1)N−エチロール(メタ)アクリルアミド 2〜5質量%
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ− 0.01〜2質量%
(a−3)(メタ)アクリル酸エステル 83〜97.99質量%
(B)イソシアネート系架橋剤
を含有してなる耐熱性粘着剤組成物である。
また本発明は、前記耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤および光学用フィルム用シートに、前記の耐熱性粘着剤組成物を塗工してなる光学用フィルムである。
本発明の耐熱性粘着剤組成物は、高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかもリワーク性の良いものであり、例えば、光学用フィルム用粘着剤として利用できるものである。
本発明の耐熱性粘着剤組成物において、成分(A)である(メタ)アクリル系ポリマーは、少なくとも下記のモノマーを共重合して得られるものであり、しかもその重量平均分子量(Mw)が70万〜200万のものである。
(a−1)N−エチロール(メタ)アクリルアミド 2〜5質量%
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ− 0.01〜2質量%
(a−3)(メタ)アクリル酸エステル 83〜97.99質量%
上記成分(A)において、その分子量が70万未満であると、得られる粘着剤の凝集力が不十分となるため、耐熱耐久性の低下や、被着体の汚染が生じる。また分子量が200万より大きいと、粘着剤組成物の粘度が高くなり、塗工時にスジが発生するなどして作業性が悪化する。
成分(A)の調製にあたって利用されるモノマーのうち、N−エチロール(メタ)アクリルアミド(モノマー(a−1))は、下式(I)
Figure 2008308548
で示されるものである。このモノマー(a−1)を2質量%(以下、単に「%」で示す)以上使用することにより、より過酷な高温又は高温高湿条件下での充分な耐久性を付与することができる。また、5%以下とすることで、粘着力が高くなりすぎることなくリワーク性の良好な粘着剤が得られる。
また、モノマー(a−2)であるカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーは、そのモノマー構造中にカルボキシル基を少なくとも1つ有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーであり、その具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸β−カルボキシエチル、メタクリル酸β−カルボキシエチル、アクリル酸5−カルボキシペンチル、メタクリル酸5−カルボキシペンチル等が挙げられる。このモノマー(a−2)は、0.01%以上使用することにより、N−エチロールアクリルアミド(モノマー(a−1))とイソシアネート系架橋剤(成分(B))との架橋反応を促進し、より高温条件下での充分な耐久性を付与することができる。また、2%以下とすることで、高温での耐久性を保持しながら、粘着力が高くなりすぎることなくリワーク性の良好な粘着剤が得られる。
更に、モノマー(a−3)の(メタ)アクリル酸エステルとしては、構造中にエステル基を有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーが挙げられ、その具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸n−へプチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−へプチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸シクロヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル;アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、アクリル酸3−メトキシプロピル、アクリル酸2−メトキシブチル、アクリル酸4−メトキシブチル等のアクリル酸アルコキシエステル;メタクリル酸2−メトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸3−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシブチル、メタクリル酸4−メトキシブチル等のメタクリル酸アルコキシエステル等が挙げられる。中でも、アルキル基の炭素数が4〜8のアクリル酸アルキルエステルを使用モノマー全体の50%以上、好ましくは60%以上使用すると、共重合性が良好で、得られる粘着剤の粘着力、柔軟性が良好になるため好ましく、特に、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルを使用することが好ましい。
上記成分(A)の(メタ)アクリル系ポリマーの調製に当たっての各モノマーの配合量は、前記のようにモノマー(a−1)が2〜5%、モノマー(a−2)が0.01〜2%、モノマー(a−3)が83〜97.99%程度であり、好ましくは、モノマー(a−1)が2〜4%、モノマー(a−2)が0.1〜1%、モノマー(a−3)が90〜97.9%である。
これら各モノマーを共重合させ、成分(A)を得るには、従来公知の重合方法に従えば良いが、好ましい方法としては、分子量の調整が容易な溶液重合法や、溶剤が不要な光重合法が挙げられる。
本発明に用いられる成分(A)には、更に必要に応じ、上記成分(a−1)ないし(a−3)以外のモノマーを共重合させることができる。このようなモノマーとしては、例えば、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等の(a−1)以外の水酸基含有モノマー;アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリ酸ジエチルアミノエチル等のアミノ基含有モノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド等の(a−1)以外のアミド基含有モノマー;アクリル酸グリシジルエーテル、メタクリル酸グリシジルエーテル、アクリル酸−2−エチルグリシジルエーテル、メタクリル酸−2−グリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;アクリル酸ベンジル、アクリル酸フェノキシエチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸フェニル等のアクリル酸アリール;メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フェノキシエチル、メタクリル酸フェニル等のメタクリル酸アリール;アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、アクリル酸3−メトキシプロピル、アクリル酸2−メトキシブチル、アクリル酸4−メトキシブチル等のアクリル酸アルコキシエステル;メタクリル酸2−メトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸3−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシブチル、メタクリル酸4−メトキシブチル等のメタクリル酸アルコキシエステル;酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸アリル、アクリロニトリル等を挙げることができる。このモノマーの配合量は、成分(A)中、0〜10%、好ましくは0〜5%である。
一方、本発明の耐熱性粘着剤組成物において、成分(B)として用いられるイソシアネート系架橋剤は、その分子中に2以上のイソシアネート基を有する化合物であり、特に制約はなく、種々のものを利用することができる。
この成分(B)の具体例としては、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、クロルフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添されたジフェニルメタンジイソシアネート等の分子中に2個のイソシアネート基を有する化合物や、それらをトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールと付加反応させた化合物を挙げることができる。なかでも、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物と多価アルコールとを付加反応させた3官能以上のイソシアネート架橋剤がアクリル系ポリマーの官能基との反応性がよく、良好な架橋構造を有する粘着剤が得られるため好ましく用いられる。
本発明の耐熱性粘着剤組成物を得るには、上記成分(A)100重量部に対し、上記成分(B)を0.1ないし1重量部、好ましくは、0.2ないし0.5重量部加えれば良い。このような使用量にすることにより、ゲル分率40〜90%の範囲に調製することができる。
斯くして得られた耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤を光学フィルムの少なくとも一方の面に積層することにより、耐熱性等が良好で、しかもガラスに対する粘着力が8N/25mm以下のリワーク性に優れた光学フィルムを得ることができる。
すなわち、ポリエステル等のフィルムに、本発明の耐熱性粘着剤組成物を均一に塗工し、これを乾燥させたり、これに光や紫外線を照射して重合硬化させることによって、粘着剤層を形成し、これを光学フィルムに積層させることにより、本発明の粘着加工光学フィルムを得ることができる。
光学フィルムを製造する際の耐熱性粘着剤組成物により得られる粘着剤層の厚さは適宜設定できるが、10〜50μm、好ましくは10〜30μmとすれば良い。
また、光照射は常法により行うことができ、ブラックライト等の光源を用いて、粘着剤組成物の組成や塗布厚さに応じて照度や照射時間を適宜調整して行うことができる。
本発明は、モノマー(a−1)であるN−エチロール(メタ)アクリルアミド、モノマー(a−2)であるカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマー、モノマー(a−3)である(メタ)アクリル酸エステルを共重合し、得られた共重合物(成分(A))を、イソシアネート系架橋剤(成分(B))で架橋することで、光学用フィルム(粘着シート)に用いた際に、リワーク性を有しながら、120℃の環境下でも膨れやハガレを起こさず、湿熱時の耐久性にも優れるものが得られる耐熱性粘着剤組成物が得られるというものである。
ところで、特許文献1は、アミド基含有(メタ)アクリル系モノマーを0.3〜10重量%共重合したアクリル系ポリマーをイソシアネート系架橋剤で架橋した偏光板用の粘着剤に関するものであり、当該文献中には、N−メチロールアクリルアミドが例示され、更に、アミド基含有モノマーの使用により耐熱性が向上することが記載されている。
しかしながら、本願発明でモノマー(a−1)として用いるN−エチロールアクリルアミドについては、全く例示はなく、さらに、N−エチロールアクリルアミドと特定量のカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーを共重合することについても示唆されていない。
そして、後記実施例で示すように、N−エチロールアクリルアミドを用いた場合は、N−メチロールアクリルアミドを用いた場合に比べ、耐熱性およびリワーク性において優れていることは明らかである。
また、特許文献2および特許文献3には、水酸基含有モノマー0.1〜10重量%、カルボキシル基含有モノマー0.05〜3重量%を共重合したアクリル系ポリマーをイソシアネート系架橋剤で架橋した光学フィルム用粘着剤組成物が記載されているが、この文献中には、水酸基含有モノマーとして、さらにアミド基を有する成分(a−1)のN−エチロール(メタ)アクリルアミドは記載されていない。また、このモノマーの使用により、耐熱性が格段に上昇することについても全く示唆されていない。
更に、特許文献4には、N−エチロールアクリルアミドを共重合した臭気が少なく、耐熱性の良好な粘着剤が記載されていますが、これには、共重合モノマーとしてカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーを特定量使用することや、これが光学フィルム用途に用いられることについては全く記載されていない。しかも、N−エチロールアクリルアミドの好ましい使用量も異なるものである。
従って、本発明の構成、作用効果は、これらの特許文献と同一でなく、これから容易に想到しうるものでもないことは明らかである。
次に製造例および実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
製 造 例 1
アクリル系ポリマー(1)の製造:
攪拌機、環流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、アクリル酸ブチル(BA)96.8重量部、エチロールアクリルアミド(HEAA)3重量部、アクリル酸(AA)0.2重量部、酢酸エチル100重量部及びアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を仕込み、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した。その後、窒素雰囲気下で攪拌しながら、反応容器を60℃まで昇温し、6時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、下記の方法で測定した重量平均分子量(以下、単に「分子量」という)が120万のアクリル系ポリマー(1)を得た。
[ 分子量測定法 ]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、下記条件で標準ポリスチレン換算による重量平均分子量(Mw)を求めた。
測定条件;
装置:HLC−8120(東ソー(株)製)
カラム:G7000HXL(東ソー(株)製)
GMHXL(東ソー(株)製)
G2500HXL(東ソー(株)製)
サンプル濃度:1.5mg/ml(テトラヒドロフランで希釈)
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1.0ml/min
カラム温度:40℃
製 造 例 2
アクリル系ポリマー(2)の製造:
実施例1の酢酸エチルを100重量部から150重量部に変更する以外は、実施例1と同様にしてアクリル系ポリマー(2)を得た。
製 造 例 3
アクリル系ポリマー(3)の製造:
実施例1の酢酸エチルを100重量部から80重量部に、AIBNを0.2重量部から0.1重量部に変更する以外は、実施例1と同様にしてアクリル系ポリマー(3)を得た。
製 造 例 4
アクリル系ポリマー(4)の製造:
実施例1の酢酸エチル100重量部を、酢酸エチル130重量部およびトルエン20重量部に変更する以外は、実施例1と同様にしてアクリル系ポリマー(4)を得た。
上記製造例1〜4で製造したアクリルポリマーのモノマー組成および分子量を表1に示す。
Figure 2008308548
製 造 例 5
アクリル系ポリマー(5)〜(13)の製造:
実施例1のモノマー組成を表2のように変更する以外は、実施例1と同様にしてアクリル系ポリマー(5)〜(13)を得た。
Figure 2008308548
実 施 例 1
アクリル系粘着剤組成物の調製:
製造例1で得られたアクリル系ポリマー(1)の固形分100重量部に対して、イソシアネート系架橋剤TD−75(綜研化学(株)製)0.25重量部、シランカップリング剤KBE9007(信越化学工業(株)製)0.2重量部を添加し、アクリル系粘着剤組成物を得た。
得られた粘着剤組成物を剥離処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に乾燥後の厚みが20μmになるように塗工し、90℃で3分間乾燥させた後、偏光板を貼り合わせ、23℃、温度65%の環境下で7日間熟成させて粘着加工偏光板を得た。
実施例 2〜5、比較例 1〜10
使用するアクリル系ポリマーと架橋剤を表3のように変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2ないし5および比較例1ないし10の粘着加工偏光板を得た。
Figure 2008308548
実 施 例 6
実施例1ないし5および比較例1ないし10で得られた粘着加工偏光板について、その塗工性、耐熱性、耐湿熱性および粘着力を下記評価方法により評価した。この評価結果を表4に示した。
< 評価方法 >
(1)塗工性
粘着剤組成物塗工時の、塗工スジや塗工ムラの有無を目視で観察し、下記基準で評価した。
評 価 内 容
○ : スジ、ムラは確認されなかった
△ : 僅かにスジ、ムラが確認された
× : スジ、ムラが頻繁に確認された
(2)粘着力
得られた粘着加工偏光板を2.5cm×15cmに裁断し、無アルカリガラス(コーニング社製)上に貼付した。50℃、5気圧のオートクレープに20分間保持し、次いで、23℃/湿度65%環境下に1時間放置した後、片端を、引き剥がし速度300mm/minで90℃方向に引っ張り、剥離を開始する力を測定した。
(3)耐熱性、耐湿熱性
得られた粘着加工偏光板を220mm×300mmに裁断し、厚さ0.7mmの無アルカリガラス(コーニング社製)の片面にラミネータロールを用いて貼り付けた。次いで、50℃、5気圧の、オートクレープに20分保持して試験片を得た。
耐熱性は、得られた試験片を120℃/dryの条件下に1000時間放置し、ハガレ、浮きを目視にて観察し、下記基準で評価した。
評 価 内 容
○ : ハガレや浮き等の外観不良は見られない
× : ハガレ及び/又は浮きが見られた
また、耐湿熱性は、得られた試験片を80℃/90%RHの条件下に1000時間放置し、ハガレ、浮きを目視にて観察し、上記基準で評価した。
< 結 果 >















Figure 2008308548
この結果、エチロール(メタ)アクリルアミドを使用した粘着剤では、120℃ドライまたは80℃/90%RHといった過酷な環境下でも、充分な耐久性が得られていることが明らかとなった。また、貼着後に剥離しても被着体に汚染が見られず、リワーク性良好であることも示された。さらに、分子量170万の高分子量アクリルポリマーを調製しても、エチロール(メタ)アクリルアミドはメチロール(メタ)アクリルアミドなどに比べて自己架橋性が低くゲル化しにくいため、塗工スジや塗工ムラを生じることなく、柔軟な塗膜を形成することができることも明らかとなった。
このように、エチロール(メタ)アクリルアミドを共重合して得られる本発明の粘着剤組成物は塗工時にスジなどが発生せず、それから得られる粘着剤は、高い耐熱耐久性を有しながら、被着体に対する汚染を引き起こすことなく、さらに、粘着力が低いため良好なリワーク性を有するものであった。
実 施 例 7
攪拌機、環流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、アクリル酸ブチル(BA)96.8重量部、エチロールアクリルアミド(HEAA)3重量部、アクリル酸(AA)0.2重量部を仕込み、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した。その後、窒素雰囲気下で攪拌しながら、反応容器を80℃まで昇温し、開始剤2,2−アゾビス−(4−メトキシ−2、4−ジメチルパレロニトリル)0.025重量部を添加して反応を開始させた。重合熱よる温度上昇が確認されたが、冷却操作を行わず反応を継続した。反応系の温度が118℃に達すると開始剤はすべて消費されこれ以上の発熱は起こらず反応が終了した。続けて外部から強制冷却操作を行い、25℃まで冷却し部分重合物を得た。得られた部分重合物はポリマー分が17質量%、その分子量は80万であった。
得られた部分重合物100重量部に対して、光開始剤イルガキュア2020(チバスペシャリティケミカルズ(株)製)0.4重量部、イソシアネート系架橋剤TD−75(綜研化学(株)製)0.25重量部およびシランカップリング剤KBE9007(信越化学工業(株)製)0.2重量部を混合し、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に厚さが20μmになるように塗布した。塗布面を剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルムをこれを貼り合わせ、ブラックライト蛍光ランプを用い、強度3mW/cmの光を3分間照射して粘着剤シートを得た。なお、ブラックライト蛍光ランプ照射後のアクリル系ポリマーの分子量は90万であった。
* 分子量は、イソシアネート系架橋剤およびシランカップリング剤を添加せず、
同様の条件で製造したアクリル系ポリマーの分子量である。
上記の粘着剤シートから、塗布面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、偏光板を貼り合わせ、23℃、湿度65%の環境下で7日間熟成させて粘着加工偏光板を得た。得られた粘着加工偏光板について、実施例6に従って評価したところ、塗工性、耐熱性、耐湿熱性は、いずれも「○」であり、粘着力は、5.8であった。
本発明の耐熱性粘着剤組成物を利用することにより、リワーク性を有しながら、120℃という高温の環境下でも膨れやハガレを起こさず、更に湿熱時の耐久性にも優れる粘着シートを得ることができる。
従って、本発明の耐熱性粘着剤組成物は、偏光フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、プロテクトフィルム等多くの光学的フィルム用の粘着剤として、有利に利用できるものである。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)および(B)
    (A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−3)を共重合させることに
    より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル系
    ポリマー
    (a−1)N−エチロール(メタ)アクリルアミド 2〜5質量%
    (a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ− 0.01〜2質量%
    (a−3)(メタ)アクリル酸エステル 83〜97.99質量%
    (B)イソシアネート系架橋剤
    を含有してなる耐熱性粘着剤組成物。
  2. 更に、0〜10質量%の範囲の、モノマー(a−1)ないし(a−3)以外の共重合可能なモノマーを共重合してなる請求項第1項記載の耐熱性粘着剤組成物。
  3. 請求項第1項または第2項記載の耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤。
  4. 光学フィルムの少なくとも一方の面に、請求項第1項または第2項記載の耐熱性粘着剤組成物を塗工して得られる粘着剤層が積層されてなる粘着加工光学フィルム。
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