JP2008308103A - エアバッグリッド部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、ヒンジ中心の位置がズレることによる不具合を解消し得るようにする。
【解決手段】エアバッグリッド部材4の裏面側に、エアバッグ本体膨出用開口部11の外側の一般面部12と内側のリッド部13とを画成可能な開裂溝14が形成され、開裂溝14が、縦開裂線15と横開裂線16とを有し、横開裂線16が、リッド部13の先端縁部となるティアライン部17と、リッド部13の後端縁部となるヒンジライン部18とを備えたエアバッグリッド部構造であって、ヒンジライン部18に、開裂遅延発生形状部35を設けるようにしている。
【選択図】図1

Description

この発明は、エアバッグリッド部構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの助手席側の部分には、緊急時に助手席乗員を保護するためのエアバッグ装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
図3〜図9(主に図3参照)は、従来のエアバッグ装置1を示すものであり、このエアバッグ装置1は、インストルメントパネル2の内部に配設されたエアバッグモジュール3と、インストルメントパネル2の表面に設けられたエアバッグリッド部材4とを備えている。
エアバッグモジュール3は、袋状をしたエアバッグ本体6と、このエアバッグ本体6を膨張させるための圧力気体を発生可能なインフレータ7とを、モジュール容器8に収容したものである。エアバッグ本体6は、モジュール容器8に対し、折畳まれた状態でインフレータ7の上側に収納されている。モジュール容器8は、その下部を図示しない車体強度部材に固定されている。
また、エアバッグリッド部材4は、エアバッグモジュール3を覆い隠すと共に、膨張・展開されたエアバッグ本体6を車室内へ膨出させるためのエアバッグ本体膨出用開口部11を形成させ得るようにしたカバー部材である。
エアバッグリッド部材4の裏面側には、図4、図5に示すように、エアバッグ本体膨出用開口部11の外側となる一般面部12と、エアバッグ本体膨出用開口部11の内側に位置するリッド部13とを画成可能な開裂溝14が形成されている。この開裂溝14には、リッド部13が二枚開きとなる平面視ほぼH字状(または日字状)のものや、リッド部13が一枚開きとなるU字状(またはロ字状)のものなどが存在する。
これらの開裂溝14は、ほぼ直線状の縦開裂線15と横開裂線16とを組合せることによって上記形状となるように構成されると共に、横開裂線16は、リッド部13の先端縁部となるティアライン部17と、リッド部13の後端縁部となるヒンジライン部18とを備えている。
ティアライン部17とヒンジライン部18とは、図6、図7に示すように、残肉量を変えることによって作り分けられている。即ち、ティアライン部17(図6)の残肉量aが、ヒンジライン部18(図7)の残肉量bよりも薄くなるように設定されている(a<b)。このような開裂溝14は、例えば、エアバッグリッド部材4が、樹脂一層構造のハードパネルである場合、レーザー加工などによって形成されている。なお、この場合、レーザービームは、数パルスおきに出力が強くなるように照射されている。
そして、図3に示すように、エアバッグリッド部材4と、エアバッグモジュール3との間は、取付枠部21を介して連結されている。
この取付枠部21は、一般面部12の裏面におけるエアバッグ本体膨出用開口部11の外周に固着されるフランジ部22と、このフランジ部22の内縁部分からエアバッグ本体膨出用開口部11に沿ってほぼ下方に延びる取付脚部23と、リッド部13の裏面に固着されるドア部24と、取付脚部23の基部とドア部24の後端縁部との間を接続する下方迂回形状の余長部25とを、一体に有している。なお、ドア部24には、開裂溝14とほぼ対応する形状のスリット部26などが形成されている。余長部25は、エアバッグリッド部材4の裏面には固着されていない。
そして、エアバッグモジュール3は、取付脚部23の内側に所要の間隔を有して挿入配置される。
取付脚部23の前後の面には、係止孔31が形成され、エアバッグモジュール3の前後面のほぼ上側部の対応する位置からは、フック部32が突出状態に取付けられている。そして、この係止孔31にフック部32を遊嵌状態で挿入し、係止可能な状態とすることにより、エアバッグリッド部材4に対して、エアバッグモジュール3間は、緩く結合されている。モジュール容器8は、上記したように、その下部を図示しない車体強度部材に固定されていることにより、係止孔31とフック部32とを遊嵌状態とすることが可能となっている。
なお、エアバッグリッド部材4には、インストルメントパネル2自体をエアバッグリッド部材4として使用し得るようにした一体型のもの(部分インストルメントパネルなどを含む)や、インストルメントパネル2に形成されたエアバッグ本体膨出用開口部分(リッド部材取付用エアバッグ本体膨出用開口部分)に対して取付けられる別体型のものなどが存在する。
このような構成によれば、車体に対して所定値以上の衝撃力が加わった時に、インフレータ7が作動され、インフレータ7からの圧力気体の供給によって、モジュール容器8に折畳んで収納されているエアバッグ本体6が、インストルメントパネル2の内部で膨張・展開される。すると、展開されたエアバッグ本体6は、取付脚部23により案内されてエアバッグリッド部材4の裏面側の所定の部分(ドア部24およびリッド部13)を押圧し、開裂溝14を開裂させる。これにより、リッド部13が開いてエアバッグ本体膨出用開口部11が開成され、このエアバッグ本体膨出用開口部11を通して、エアバッグ本体6は車室内乗員側へ膨出される。そして、膨出されたエアバッグ本体6が、所定位置に着座している乗員を受け止めてインストルメントパネル2などに衝突しないように保護・拘束する。
リッド部13が開く際には、残肉量aの薄いティアライン部17が先に開裂され、残肉量bの厚いヒンジライン部18が遅れて開裂されることにより、ヒンジライン部18の位置がヒンジ中心となってリッド部13が回動されるように設定されている。
特開2004−231027
しかしながら、エアバッグリッド部構造では、残肉量の違い(肉厚差)によって、ヒンジライン部18をティアライン部17よりも後から開裂させることで、ヒンジライン部18の位置がヒンジ中心となるように設定していたが、エアバッグ本体6の展開挙動にはバラ付きがあるため、図8に示すように、ヒンジライン部18が早期(ティアライン部17とほぼ同時)に開裂されてしまった場合には、図9に示すように、ヒンジ中心の位置(リッド部13の後端縁部の位置)が外側へズレて行ってしまうため、リッド部13がうまく回動しなかったり(リッド部13の平行移動)、余長部25が伸びきってしまう(過剰伸び)などの、不具合を生じるという問題があった。また、ヒンジライン部18とティアライン部17との残肉量を変える加工は微妙であるため、設定・調整が非常に難しかった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、エアバッグリッド部材の裏面側に、エアバッグ本体膨出用開口部の外側の一般面部と内側のリッド部とを画成可能な開裂溝が形成され、該開裂溝が、縦開裂線と横開裂線とを有し、横開裂線が、リッド部の先端縁部となるティアライン部と、リッド部の後端縁部となるヒンジライン部とを備えたエアバッグリッド部構造において、前記ヒンジライン部に、開裂遅延発生形状部を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載された発明では、前記開裂遅延発生形状部が、ほぼ直線状のヒンジライン部の中途部に形成された、部分的な迂回形状部である請求項記載のエアバッグリッド部構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、エアバッグリッド部材の裏面側に、エアバッグ本体膨出用開口部の外側の一般面部と内側のリッド部とを画成可能な開裂溝が形成され、該開裂溝が、縦開裂線と横開裂線とを有し、横開裂線が、リッド部の先端縁部となるティアライン部と、リッド部の後端縁部となるヒンジライン部とを備えたエアバッグリッド部構造において、前記ヒンジライン部に、開裂遅延発生形状部を設けたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、開裂遅延発生形状部を設けてヒンジライン部の形状を工夫することによってヒンジライン部の強度を上げて開裂に遅延を発生させ得るようにしているので、残肉量の違いを利用する場合と比べて、作動の確実性・安定性を増加することができる。これにより、エアバッグ本体の展開挙動にバラ付きがあっても、ヒンジライン部の位置をヒンジ中心とすることができるので、ヒンジ中心の位置がズレることによる不具合をほぼ解消することが可能となる。また、残肉量を変える加工を行う必要や、部品増加の必要などがないので、構成が簡単でコストがかからないものとすることができる。
請求項2の発明によれば、前記開裂遅延発生形状部が、ほぼ直線状のヒンジライン部の中途部に形成された、部分的な迂回形状部であることにより、迂回形状部がリッド部開成の際の引っ掛かりともなるので、簡単・確実に上記を実現することが可能となる。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1、図2は、この発明の実施例を示すものである。
なお、エアバッグ装置などの構成については、図3、図4を用いて説明したものと基本的にほぼ同様なので、必要に応じてこれらの図面を参照すると共に、これらに対する記載を以てこの実施例の説明とすることができる。この際、同一ないし均等な部分については、同一の符号を付すようにしている。但し、構成の異なる部分については、図1、図2に拠るものとする。
まず、構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの助手席側の部分には、緊急時に助手席乗員を保護するためのエアバッグ装置が設置されている。
図3は、エアバッグ装置1を示すものであり、このエアバッグ装置1は、インストルメントパネル2の内部に配設されたエアバッグモジュール3と、インストルメントパネル2の表面に設けられたエアバッグリッド部材4とを備えている。
エアバッグモジュール3は、袋状をしたエアバッグ本体6と、このエアバッグ本体6を膨張させるための圧力気体を発生可能なインフレータ7とを、モジュール容器8に収容したものである。エアバッグ本体6は、モジュール容器8に対し、折畳まれた状態でインフレータ7の上側に収納されている。モジュール容器8は、その下部を図示しない車体強度部材に固定されている。
また、エアバッグリッド部材4は、エアバッグモジュール3を覆い隠すと共に、膨張・展開されたエアバッグ本体6を車室内へ膨出させるためのエアバッグ本体膨出用開口部11を形成させ得るようにしたカバー部材である。
エアバッグリッド部材4の裏面側には、図1、図4に示すように、エアバッグ本体膨出用開口部11の外側となる一般面部12と、エアバッグ本体膨出用開口部11の内側に位置するリッド部13とを画成可能な開裂溝14が形成されている。この開裂溝14には、リッド部13が二枚開きとなる平面視ほぼH字状(または日字状)のものや、リッド部13が一枚開きとなるU字状(またはロ字状)のものなどが存在する。
これらの開裂溝14は、ほぼ直線状の縦開裂線15と横開裂線16とを組合せることによって上記形状となるように構成されると共に、横開裂線16は、リッド部13の先端縁部となるティアライン部17と、リッド部13の後端縁部となるヒンジライン部18とを備えている。なお、縦開裂線15とヒンジライン部18との交点部分は、アール形状などとされている。
このような開裂溝14は、例えば、図2に示すように、エアバッグリッド部材4が、樹脂一層構造のハードパネルである場合、レーザー加工などによって形成されている。なお、この場合、レーザービームは、数パルスおきに出力が強くなるように照射されている。
そして、図3に示すように、エアバッグリッド部材4と、エアバッグモジュール3との間は、取付枠部21を介して連結されている。
この取付枠部21は、一般面部12の裏面におけるエアバッグ本体膨出用開口部11の外周に固着されるフランジ部22と、このフランジ部22の内縁部分からエアバッグ本体膨出用開口部11に沿ってほぼ下方に延びる取付脚部23と、リッド部13の裏面に固着されるドア部24と、取付脚部23の基部とドア部24の後端縁部との間を接続する下方迂回形状の余長部25とを、一体に有している。なお、ドア部24には、開裂溝14とほぼ対応する形状のスリット部26などが形成されている。余長部25は、エアバッグリッド部材4の裏面には固着されていない。
そして、エアバッグモジュール3は、取付脚部23の内側に所要の間隔を有して挿入配置される。
取付脚部23の前後の面には、係止孔31が形成され、エアバッグモジュール3の前後面のほぼ上側部の対応する位置からは、フック部32が前後に突出状態となるように取付けられている。そして、この係止孔31にフック部32を遊嵌状態で挿入し、係止可能な状態とすることにより、エアバッグリッド部材4に対して、エアバッグモジュール3間は、緩く結合されている。モジュール容器8は、上記したように、その下部を図示しない車体強度部材に固定されていることにより、係止孔31とフック部32とを遊嵌状態とすることが可能となっている。
なお、エアバッグリッド部材4には、インストルメントパネル2自体をエアバッグリッド部材4として使用し得るようにした一体型のもの(部分インストルメントパネルなどを含む)や、インストルメントパネル2に形成されたエアバッグ本体膨出用開口部分(リッド部材取付用エアバッグ本体膨出用開口部分)に対して取付けられる別体型のものなどが存在する。
なお、以上の構成は、上記した従来例のものとほぼ同様である。
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、図1に示すように、ヒンジライン部18に、開裂遅延発生形状部35を設ける。この開裂遅延発生形状部35は、形状を工夫することによってヒンジライン部18の開裂に遅延を発生可能とした部位である。
より具体的には、開裂遅延発生形状部35が、ほぼ直線状のヒンジライン部18の中途部に形成された、部分的な迂回形状部36などとする。
この迂回形状部36は、例えば、エアバッグ本体膨出用開口部11の外側へはみ出すアール形状(部分円弧状またはこれに類した形状)などとされる。このアール形状の迂回形状部36は、小さ過ぎると充分に機能せず、大き過ぎるとリッド部13が過度に開き難くなったり、外部から目立ち易くなったりするので、実寸でほぼ0.5mm〜2mm程度のはみ出し量を有するものなどとするのが好ましい。
この場合、部分的な迂回形状部36は、各ヒンジライン部18に対して、中央部と、その両側部の3箇所設けられている。但し、部分的な迂回形状部36は、3箇所に限るものではない。
なお、開裂遅延発生形状部35(部分的な迂回形状部36)を設けることにより、図2に示すように、開裂溝14全体の残肉量a’を、ほぼ一定化することが可能となる。
次に、この実施例の作用について説明する。
車体に対して所定値以上の衝撃力が加わった時に、インフレータ7が作動され、インフレータ7からの圧力気体の供給によって、モジュール容器8に折畳んで収納されているエアバッグ本体6が、インストルメントパネル2の内部で膨張・展開される。すると、展開されたエアバッグ本体6は、取付脚部23により案内されてエアバッグリッド部材4の裏面側の所定の部分(ドア部24およびリッド部13)を押圧し、開裂溝14を開裂させる。これにより、リッド部13が開いてエアバッグ本体膨出用開口部11が開成され、このエアバッグ本体膨出用開口部11を通して、エアバッグ本体6は車室内乗員側へ膨出される。そして、膨出されたエアバッグ本体6が、所定位置に着座している乗員を受け止めてインストルメントパネル2などに衝突しないように保護・拘束する。
リッド部13が開く際には、ヒンジライン部18の位置がヒンジ中心となってリッド部13が回動されるのが好ましい。
この実施例によれば、エアバッグリッド部材4の裏面側に、エアバッグ本体膨出用開口部11の外側の一般面部12と内側のリッド部13とを画成可能な開裂溝14が形成され、開裂溝14が、縦開裂線15と横開裂線16とを有し、横開裂線16が、リッド部13の先端縁部となるティアライン部17と、リッド部13の後端縁部となるヒンジライン部18とを備えたエアバッグリッド部構造において、ヒンジライン部18に、開裂遅延発生形状部35を設けたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、開裂遅延発生形状部35を設けてヒンジライン部18の形状を工夫することによってヒンジライン部18の強度を上げて開裂に遅延を発生させ得るようにしているので、残肉量の違いを利用する場合と比べて、作動の確実性・安定性を増加することができる。これにより、エアバッグ本体の展開挙動にバラ付きがあっても、ヒンジライン部18の位置を確実にヒンジ中心とすることができるので、ヒンジ中心の位置がズレることによる不具合(リッド部13の平行移動や余長部25の過剰伸びなど)をほぼ解消することが可能となる。また、残肉量を変える加工を行う必要や、部品増加の必要などがないので、構成が簡単でコストがかからないものとすることができる。
また、開裂遅延発生形状部35が、ほぼ直線状のヒンジライン部18の中途部に形成された、部分的な迂回形状部36であることにより、迂回形状部36がリッド部13開成の際の引っ掛かりともなるので、簡単・確実に上記を実現することが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかるエアバッグリッド部構造の底面図である。 図2の開裂溝全体の断面図である。 従来例にかかるエアバッグ装置の全体側面図である。 図3のエアバッグリッド部構造の平面図である。 図4の底面図である。 図4のティアライン部の断面図である。 図4のヒンジライン部の断面図である。 図3の不具合時の作動図である。 図8に続く不具合時の作動を示す部分拡大図である。
符号の説明
4 エアバッグリッド部材
11 エアバッグ本体膨出用開口部
12 一般面部
13 リッド部
14 開裂溝
15 縦開裂線
16 横開裂線
17 ティアライン部
18 ヒンジライン部
35 開裂遅延発生形状部
36 部分的な迂回形状部

Claims (2)

  1. エアバッグリッド部材の裏面側に、エアバッグ本体膨出用開口部の外側の一般面部と内側のリッド部とを画成可能な開裂溝が形成され、
    該開裂溝が、縦開裂線と横開裂線とを有し、横開裂線が、リッド部の先端縁部となるティアライン部と、リッド部の後端縁部となるヒンジライン部とを備えたエアバッグリッド部構造において、
    前記ヒンジライン部に、開裂遅延発生形状部を設けたことを特徴とするエアバッグリッド部構造。
  2. 前記開裂遅延発生形状部が、ほぼ直線状のヒンジライン部の中途部に形成された、部分的な迂回形状部であることを特徴とする請求項記載のエアバッグリッド部構造。
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