JP2011201424A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成で、インフレーターを強固に取付部材に取り付けることが可能なエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】エアバッグ装置Sでは、略円柱状のインフレーター56が、外周側を覆うように配置されるリテーナに保持されている。リテーナにおいて、インフレーター56のコネクタ側に配置されるコネクタ側部位67が、コネクタ側保持部68、を備える。コネクタ側保持部68が、エアバッグ37の展開膨張時における当接部94,95のボルト96から離れる方向への移動時、相互に接近するように変位する二つの変位予定部82,82を備える。変位予定部82が、相互の接近時に、インフレーター56のリテーナからの抜けを防止可能に、係止面59aを係止する係止片部85,86,91,92と、インフレーター56の外周面58fを支持する支持部85,86,91,92と、を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、折り畳まれて収納されるエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッグとインフレーターとを取り付ける板金製の取付ベースと、を備える構成のエアバッグ装置に関する。
従来、エアバッグ装置としては、外形形状を略円柱として、軸方向に沿った一端側に、膨張用ガスを吐出させるガス吐出口を配置させ、他端側に、エアバッグ作動回路と接続されるリード線を結線させたコネクタを接続させる構成のインフレーターの外周側に、円筒状のリテーナの保持部を配置させて、インフレーターを、エアバッグとともに取付ベースに取り付ける構成のものがあった。具体的には、インフレーターを、リテーナにおいて保持部から突設される2つのボルトと、エアバッグ作動回路と接続されるリード線を結線させたコネクタを接続させる側の端部と、を、外部に突出させるようにして、エアバッグの内部に配置させ、ボルトを、取付ベースとしてのケースの底壁部から突出させるように、エアバッグとともにケース内に収納させ、底壁部から突出しているボルトに、ナットを締結させることにより、インフレーターとエアバッグとを取付部材としてのケースに取り付けていた(例えば、特許文献1参照)。
この従来のエアバッグ装置では、リテーナにおいてインフレーターの外周側を覆う略円筒状の板金製の保持部が、ボルトの近傍となる2箇所に、インフレーターと当接される当接部を有し、ケースの底壁部が、保持部における当接部間となる位置に、インフレーター側に突出するように形成される支持突起を有する構成とされ、インフレーターは、底壁部から突出しているボルトにナットを締結させることにより、当接部と、当接部間に配置される支持突起の支持面により、軸方向に沿った三点で支持されるようにして、取付部材に取り付けられていた。
特開2006−321331公報
この従来のエアバッグ装置では、車両搭載状態においては、当接部と支持面とにより、インフレーターを保持することができるが、エアバッグの膨張初期に、インフレーターが、ケースから突出するエアバッグにより引っ張られて、リテーナを変形させることから、リテーナの当接部とケースの支持面とによるインフレーターの支持状態を維持しがたかった。そのため、従来のエアバッグ装置では、ガス吐出口から膨張用ガスを吐出しているインフレーターの、コネクタ側を先端とした軸方向に沿った移動(ケースから抜けるような移動)を防止するために、インフレーターのコネクタ側の端部の端面を係止するためのリテーナと別体の抜け防止部材を、配設させていた。その結果、従来のエアバッグ装置では、抜け防止部材を別途取り付ける作業も必要となって、構成を簡便とし、かつ、製造コストを低減させる点に改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成で、インフレーターを強固に取付部材に取り付けることが可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、折り畳まれて収納されるエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッグとインフレーターとを取り付ける板金製の取付ベースと、を備えて構成され、
インフレーターが、略円柱状とされて、外周側を覆うように配置されるリテーナに保持される構成とされるとともに、軸方向に沿った一端側に、膨張用ガスを吐出させるガス吐出口を配置させ、他端側に、エアバッグ作動回路と接続されるリード線を結線させたコネクタを接続させる構成とされ、
リテーナが、
インフレーターの外周側を覆う略円筒状の板金製の保持部と、
保持部から、保持部の軸方向と略直交するように突設されるとともに、インフレーターの軸方向に沿った少なくとも2箇所に配置されるボルトと、
を備える構成とされ、
インフレーターが、
リテーナのボルトとコネクタ側の端部とを、外部に突出させるようにしてエアバッグ内に配置されるとともに、取付ベースの取付壁部を貫通させたボルトに、ナットを締結させることにより、保持部の内周側においてボルトに対向する領域となる少なくとも2箇所に配置されてインフレーターに当接される当接部と、取付壁部における隣り合う当接部間となる位置に形成されてインフレーターを支持する支持面部と、によって、挟持されて取付ベースに取り付けられるとともに、
作動時に、軸直交方向に沿って延びる係止面を係止されて、コネクタ側の端部を先端としてリテーナから抜けるような移動を抑制される構成のエアバッグ装置において、
リテーナにおいて、コネクタ側に配置されるコネクタ側部位が、外形形状を略円環状として、ボルトと前記当接部とを有して、インフレーターの外周側を覆うコネクタ側保持部、を備え、
コネクタ側保持部が、エアバッグの展開膨張時における当接部のボルトから離れる方向への移動時、当接部の移動方向と略直交方向で対向する位置に配置されて、相互に接近するように変位する二つの変位予定部、を備え、
二つの変位予定部が、
インフレーターの軸直交方向に沿って突出するように形成されて、変形予定部相互の接近時に、インフレーターのリテーナからの抜けを防止可能に、インフレーターの係止面を係止する少なくとも一つの係止片部と、
変形予定部相互の接近時、当接部と協働して、インフレーターの軸直交方向の移動を規制可能に、インフレーターの外周面を支持する少なくとも二つの支持部と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、エアバッグの膨張初期に、インフレーターから膨張用ガスが吐出されれば、インフレーターが、折りを解消しつつ突出するエアバッグにより引っ張られることとなるが、このとき、インフレーターが、突出するエアバッグにより引っ張られて、リテーナのコネクタ側保持部において、ボルトと対向する領域に形成される当接部を、押圧し、当接部が、ボルトから離れる方向へ移動することとなる。このとき、コネクタ側保持部において、当接部の移動方向と略直交方向で対向する位置に形成される変位予定部が、相互に接近するように、変位することとなる。そして、本発明のエアバッグ装置では、変位予定部が相互に接近するように変位すれば、インフレーターの軸直交方向に沿って突出するように形成されている係止片部が、インフレーターの係止面を係止し、また、インフレーターの外周面を支持する支持部と、当接部と、が、インフレーターの外周面を支持することとなる。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターの係止面を係止する係止片部と、インフレーターの外周面を支持する支持部と、は、エアバッグの膨張に伴うインフレーターの移動時に、相互に接近するように移動する変位予定部に、形成されていることから、インフレーターの移動量が大きければ大きいほど、インフレーターの外周面に接近して、インフレーターの外周面に圧接されるように配置されて、より強固にインフレーターを保持させることができる。そのため、本発明のエアバッグ装置では、作動に伴って、インフレーターがエアバッグに引っ張られて大きく移動することとなっても、リテーナのコネクタ側部位によって、リテーナから抜けるようなコネクタ側を先端として軸方向に沿った移動や、軸直交方向側への移動(ぶれや揺動)を抑制して、インフレーターを的確に保持することができる。その結果、本発明のエアバッグ装置では、従来のごとく、リテーナと別体の抜け防止部材を使用しなくとも、リテーナのコネクタ側部位によって、インフレーターを的確に保持することができる。
したがって、本発明のエアバッグ装置では、簡便な構成で、インフレーターを強固に取付部材に取り付けることが可能となる。
また、本発明のエアバッグ装置において、各変位予定部に、それぞれ、少なくとも一つの係止片部を配設させる構成とすれば、インフレーターの係止面を、インフレーターの軸直交方向側で対向して相互に接近する少なくとも2箇所で係止できることから、インフレーターの係止面を安定して係止させることができて、好ましい。
さらに、本発明のエアバッグ装置において、リテーナを、コネクタ側部位と、ガス吐出口側に配置されるガス吐出口側部位と、に2分割させ、コネクタ側部位とガス吐出口側部位と、に、それぞれ、ボルトと、当接部と、を配設させる構成とすれば、コネクタ側部位とガス吐出口側部位とを連結する部位を無くすことができることから、リテーナとして、コネクタ側部位との他の部位とを一体的に構成したものを使用する場合と比較して、軽量化することができ、また、コストも低減させることができて、好ましい。
本発明の一実施形態である膝保護用のエアバッグ装置を内蔵したグラブドアの車両搭載状態を示す斜視図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置を内蔵したグラブドアの車両搭載状態の概略縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置を内蔵したグラブドアの車両搭載状態の概略拡大縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置におけるインフレーターとケースとの取付状態を示す概略横断面図である。 図4のV−V部位の部分拡大断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置において、ケースとグラブドアのアウタパネル部側との固定部位を示す概略縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用されるケースとリテーナとインフレーターとを示す概略分解斜視図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用されるリテーナのコネクタ側部位の斜視図である。 図8のコネクタ側部位の正面図である。 図8のコネクタ側部位の縦断面図であり、図9のX−X部位を示す。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置において、ケースから突出しているリテーナのガス吐出口側部位のボルトへのナットの締結作業工程を示す概略部分拡大断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置において、ケースから突出しているリテーナのコネクタ側部位のボルトへのナットの締結作業工程を示す概略部分拡大断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置において、エアバッグの展開膨張時におけるコネクタ側部位の変形を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、エアバッグ装置として、図1,2に示すように、グラブボックス5のグラブドア9に内蔵される膝保護用のエアバッグ装置Sを例に採り、説明する。エアバッグ装置Sを内蔵させているグラブドア9は、図1,2に示すように、インストルメントパネル(以下「インパネ」とする)1の下部側に装着されたグラブボックス5の後面側において、助手席に着座した乗員Mの前方側に、配設されている。
なお、本明細書では、上下、前後、左右の各方向は、特に断らない限り、エアバッグ装置Sを搭載したグラブドア9がグラブボックス5の開口6aを覆うように閉じている傾斜した状態(上端9a側を下端9b側より水平方向に沿って前方側に配置させた状態、図2,3参照)を基準とするもので、左右方向は、直進時の車両の左右方向に対応し、前後方向は、直進時の車両の前後の方向であって、グラブドア9の厚さ方向TDに沿う方向を基準とし、上下方向VDは、直進時の車両の上下の方向であって、グラブドア9の厚さ方向TDと直交する方向を基準とするものである(図3参照)。
実施形態のグラブボックス5は、ボックスタイプ(若しくはドアタイプ)として、図2に示すように、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂から形成されるとともに車両後方側を開口させた略箱形状のボックス本体6と、ボックス本体6の後部側の開口6aを開閉可能に塞ぐグラブドア9と、を備えて構成されている。ボックス本体6における左右の側壁(図符号省略)の後縁側における下端付近には、グラブドア9の開閉時のヒンジ部を構成するヒンジピン7が、配設されている。さらに、ボックス本体6における左右の側壁には、ボディ側に固定される図示しないブラケット部が、配設されている。また、グラブボックス5の下方には、アンダーカバー2が、配設されている(図1,2参照)。
グラブドア9は、図2に示すように、ボックス本体6の開口6aを閉塞させた状態では、図示しないラッチを、ばね等の付勢手段によりボックス本体6の左右の側壁に形成される図示しない係止凹部に挿入させて、開口を塞いだ状態を維持している。そして、所定箇所に配設されるレバーを引いて、ラッチを係止凹部から離脱させるように引き込めば、グラブドア9の上端9a側を、ヒンジピン7に軸支された下端9b側を回転中心として、後方側に回転させることができて、ボックス本体6を開口させることとなる。また、ヒンジピン7の周囲には、グラブドア9の急激な開きを規制するダンパ機構が、配設されている。これらのヒンジピン7、及び、図示しないラッチ、ストッパ、ダンパ機構等は、この種のグラブボックスにおいて公知の構成である。
実施形態のグラブドア9は、ボックス本体6の開口6aを閉塞させた状態では、略上下方向に沿うように、配置されるもので、開口6aを閉塞させた際の後面9d側のアウタパネル部10と、前面側のインナパネル部16と、の間に、膝保護用のエアバッグ装置Sを、配設させている(図2,3参照)。実施形態の場合、アウタパネル部10とインナパネル部16とは、図2,3に示すごとく、外周縁の端部を相互に突き合わせるように、上下方向に略沿って前後方向で相互に対向するように配設されている。アウタパネル部10とインナパネル部16との外表面側には、ひけや見切り線を覆うように、意匠性を考慮して、不織布やファブリック等からなる表皮26,27が、それぞれ、貼着されている(図2,3参照)。
アウタパネル部10は、図3に示すように、グラブドア9の後面9d側における外表面側に配置されるもので、フィラー入りのポリプロピレン等の硬質合成樹脂から形成されている。アウタパネル部10におけるエアバッグ装置Sの上下の部位には、インナパネル部16側に延びてインナパネル部16側に固着される多数の板状若しくは棒状の補強リブ11が、配設されている。また、アウタパネル部10におけるエアバッグ装置Sの後方側の領域には、それぞれ長方形板状とした上ドア部12と下ドア部13とが、配設されている。上ドア部12と下ドア部13とには、周囲に、膨張するエアバッグ37に押されて破断する薄肉の破断予定部14が形成されている。破断予定部14は、アウタパネル部10の前面側に、連続的若しくは断続的に形成される凹溝から構成されるもので、上ドア部12と下ドア部13との周囲を全域にわたって囲むように、形成されている。そして、上ドア部12は、前面側を後述するハウジング部20の上ドア部22に溶着され、膨張するエアバッグ37に押された際に、破断予定部14を破断させて、周囲から分離され、上ドア部22とともに、上開きで開くように構成されている。下ドア部13は、上ドア部12の下方に配設されて、前面側をハウジング部20の下ドア部23に溶着され、膨張するエアバッグ37に押された際に、破断予定部14を破断させて、周囲から分離され、下ドア部23とともに、下開きで開くように構成されている。
インナパネル部16は、エアバッグ装置Sの前方側に配置されるカバーパネル18と、その周囲のグラブドア9の前面9c側に配置される前面壁部17と、を備えて構成されている(図3参照)。カバーパネル18は、フィラー入りのポリプロピレン等の硬質合成樹脂から形成され、前面壁部17は、オレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されている。実施形態の場合、アウタパネル部10とインナパネル部16とは、補強リブ11、上ドア部12、及び、下ドア部13の部位を利用した振動溶着により、結合され、カバーパネル18は、エアバッグ装置Sをグラブドア9内に搭載した際に、適宜、接着剤やファスナ構造等を利用して、前面壁部17の結合溝17aに嵌合させて、前面壁部17に結合されている。なお、カバーパネル18は、前面壁部17に結合された際、前面壁部17とともに、グラブドア9の前面9c側を面一とするように、設定されている。
前面壁部17は、エアバッグ装置Sの上下左右と後方側とを囲うハウジング部20を備える構成とされている。ハウジング部20は、エアバッグ装置Sの上下左右を覆う筒状の周壁部21を備え、周壁部21の上下で対向する上壁部21aと下壁部21bとには、上下方向に貫通する複数の係止孔21cが、左右方向に沿って複数並設されている。これらの係止孔21cには、エアバッグ装置Sのケース43の各係止爪49a,50aが挿入されて、係止爪49a,50aに周縁を係止されることとなる。
ハウジング部20におけるエアバッグ装置Sの後方側には、上ドア部12や下ドア部13と同様に、それぞれ長方形板状とした上ドア部22と下ドア部23とが配設されている。上ドア部22は、上端側に開き時のヒンジ部22aとなる略U字状に湾曲した部位を設けて、上開きで開くように構成されている。下ドア部23は、上ドア部22の下方に配設されるもので、下端側に開き時のヒンジ部23aとなる略U字状に湾曲した部位を設けて、下開きで開くように構成されている。また、上ドア部22の下端と下ドア部23の上端との間には、膨張するエアバッグ37に押されて破断する薄肉の破断予定部24が、形成されている。破断予定部24は、後方から見て、一文字状に形成されている。そして、上ドア部22と下ドア部23との左右両側は、ハウジング部20の周壁部21と分離されている。なお、上ドア部22の下端と下ドア部23の上端との間には、破断予定部24を設けずに、予め、隙間を設けるようにして、上下に分離させておいてもよい。
エアバッグ装置Sは、図3,4に示すように、折り畳まれて収納されるエアバッグ37、エアバッグ37に膨張用ガスを供給するインフレーター57、エアバッグ37とインフレーター57とを取り付ける取付ベースとしてのケース43、インフレーター57を保持してエアバッグ37とインフレーター57とをケース43に取り付けるリテーナ66、及び、折り畳まれたエアバッグ37を覆うエアバッグカバー30、を備えて構成されている。
エアバッグカバー30は、グラブドア9の後面9d側に配置される扉配設部31と、ケース43における周壁部48の周囲に配置される周壁部34と、を備えて構成されている。扉配設部31は、アウタパネル部10とインナパネル部16のハウジング部20との上ドア部12,22や下ドア部13,23、及び、その周縁の破断予定部14,24やヒンジ部22a,23a付近から、構成されている。このエアバッグカバー30の扉配設部31は、振動溶着により一体的に結合された上ドア部12,22相互からなる上扉部32と、振動溶着により一体的に結合された下ドア部13,23相互からなる下扉部33と、を備えて構成されている。そして、膨張するエアバッグ37に押されれば、図2,3の二点鎖線に示すように、上扉部32は、上ドア部12,22の周囲の破断予定部14,24を破断させて、上ドア部22のヒンジ部22aを回転中心として、上開きで開き、下扉部33は、下ドア部13,23の周囲の破断予定部14,24を破断させて、下ドア部23のヒンジ部23aを回転中心として、下開きで開くこととなる。エアバッグカバー30の周壁部34は、ハウジング部20の周壁部21から構成されている。
エアバッグ37は、インフレーター57の作動時に、グラブドア9の後面9dから、エアバッグカバー30の上扉部32と下扉部33とを押し開いて、後方に突出しつつ膨張を完了させる構成である。実施形態の場合、エアバッグ37は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されるもので、膨張完了形状を、乗員Mの左右の膝Kの前方側に配置可能に、前後方向側で厚く、後方側から見て左右方向側に長い略長方形板状としている(図1参照)。また、エアバッグ37の膨張完了時における前面側であって上下左右の中間部位付近には、図4に示すように、リテーナ66のボルト72,74a,96を突出可能に貫通して形成される3つの取付孔38と、インフレーター57の端部58b(接続口部60)を突出可能に開口した挿通孔39と、ケース43に形成される支持突起46を挿通可能に開口した貫通穴40と、が、形成されている。貫通穴40は、ボルト72を挿通させるための中央に形成される取付孔38Aと、ボルト96を挿通させるための右側に形成される取付孔38Bと、の間となる位置に、形成されている(図4参照)。
エアバッグ37とインフレーター57とを取り付ける取付ベースとしてのケース43は、折り畳まれたエアバッグ37とインフレーター57とを収納保持して、グラブドア9内に取り付けられるもので、図3,7に示すように、後部側にエアバッグ37の突出用開口43aを有した略箱形状とされている。ケース43は、板金素材をプレス加工して形成されるもので、略四角筒形状の周壁部48と、周壁部48の前面側を塞ぐように配設される前面壁44と、を備えて構成されている。
前面壁44は、略上下方向に沿って配設されている。この前面壁44には、後方側に向かって突出するような2つのリブ44a,44bが、左右方向に沿った略全域にわたって、形成されている(図3,7参照)。これらのリブ44a,44bは、ケース43の強度補強のために形成されている。そして、実施形態では、上側のリブ44aにおける下側の領域が、インフレーター57を取り付ける取付座45(取付壁部)を、構成している。この取付座45は、実施形態の場合、図3に示すように、上下方向VDに対して傾斜して、配置されている。取付座45には、リテーナ66の各ボルト72,74a,96を挿通可能な取付孔45aが、ボルト72,74a,96に対応して、左右方向に沿った3箇所に、形成されている。また、取付座45において、ボルト72,96を挿通させるための取付孔45aa,45abの間(リテーナ66に形成される後述する当接部69と突出部94,95との間となる位置)には、内周側(インフレーター57側)に突設される支持突起46が、形成されている(図4参照)。この支持突起46は、外形形状を略円錐台形状とされるもので、車両搭載時に、先端側の略平面状の先端面46a(支持面部)を、インフレーター57の後述する大径部58の外周面58cに当接させ、この先端面46aによりインフレーター57を支持する構成である。
周壁部48は、前面壁44の外周縁の上縁から直交するように後方側に延びる上壁49、前面壁44の外周縁の下縁から直交しつつ上壁49と対向するように後方側に延びる下壁50、及び、前面壁44の外周縁の左右の縁から直交しつつそれぞれ相互に対向するように後方側へ延びる側壁51,52、を備えて構成されている(図3,7参照)。実施形態の場合、上壁49及び下壁50は、前面壁44と一体的に構成されて前面壁44から延びるように形成されている。側壁51,52は、前面壁44と別体の部材を溶着させて構成されており、詳細には、側壁51,52は、取付座45と、前面壁44におけるリブ44a,44b間の領域と、から連なるように、構成されている(図7参照)。
周壁部48における上壁49と下壁50とには、インナパネル部16におけるハウジング部20の上壁部21aと下壁部21bとに設けられた係止孔21cに挿入されて、係止孔21cの周縁を係止する係止爪49a,50aが、形成されている。この係止爪49a,50aは、上壁49,下壁50の後端付近から上下の外側に向き、さらに、前方側に向かって反転するような略断面J字形状として、左右方向に沿って複数個並設されている。これらの係止爪49a,50aは、膨張するエアバッグ37に押されてエアバッグカバー30の上扉部32と下扉部33とが開く際に、ヒンジ部23a,24a付近の後方移動を規制して、破断予定部14,24を円滑に破断させるように、上壁部21aと下壁部21bとを係止して保持するために配設されている。また、下壁50には、軽量化の観点から、上下方向に貫通する肉盗み孔50bが、左右方向に沿って複数個形成されている(図7参照)。
また、周壁部48における左右の側壁51,52の後端側には、図7に示すように、ケース43をグラブドア9側となるアウタパネル部10側に固定させるための取付片51a,52aが、左右方向の外方へ突出するように、形成されている。各取付片51a,52aには、取付ボルト53を挿通させるための取付孔51b,52bが、形成されている。アウタパネル部10における各取付片51a,52aに対応した位置には、図6に示すように、インナパネル部16に前面側を覆われるようにして、後面側にナット54aを固着させた板金製の取付パネル54が、アウタパネル部10に固定されて配置されている。そして、各取付片51a,52aは、間にインナパネル部16を介在させた状態で、取付パネル54に重ねられて、取付ボルト53をナット54aに締結させることにより、取付パネル54に取付固定され、アウタパネル部10側に固定されている。また、右側の側壁52には、インフレーター57のコネクタ62側の端部58b(接続口部60の端部)をケース43から突出させる挿通孔52cが、形成されている。
インフレーター57は、エアバッグ37に膨張用ガスを供給するもので、外形形状を略円柱状として、軸方向を左右方向に略沿わせて、エアバッグ37内に配設されている。実施形態の場合、インフレーター57は、図4,7に示すように、略円柱状の大径部58と、大径部58の軸方向に沿った一端側(実施形態の場合、左側の端部58a側)から突設される小径部61と、を備えて構成されている。小径部61には、膨張用ガスを吐出可能な多数のガス吐出口61aが、形成されている。大径部58における軸方向に沿った他端側(実施形態の場合、右側の端部58b側)には、図4,7に示すように、所定のエアバッグ作動回路から延びるリード線63を結線させたコネクタ62を接続させるための接続口部60が、形成されている。
また、実施形態のインフレーター57では、大径部58が、コネクタ62側の端部58b側であって、接続口部60近傍となる位置に、大径部58の外周面58cを全周にわたって凹ませるようにして形成される係止凹部59を、備えている。この係止凹部59は、図4に示すように、大径部58の外周面58cと略直交するようにインフレーター57の軸直交方向に沿って延びる係止面59aと、係止面59aの先端からコネクタ62側に向かうように大径部58の外周面に沿って延びる当接面59bと、を備えている。この係止凹部59における係止面59aは、リテーナ66の後述するコネクタ側部位77に形成される保持片部83の離隔側部位90により、係止される部位であり、当接面59bは、離隔側部位90に形成される突出部94,95(当接部)の先端94a,95aを当接させる部位である(図5参照)。換言すれば、この係止凹部59の配置される領域は、大径部58よりも外径寸法を小さくしたコネクタ側小径部58eを構成しており、コネクタ側小径部58eは、係止凹部59の当接面59bを、外周面58fとしている。実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター57は、図4に示すように、コネクタ62側の端部58b(接続口部60の端部)を、ケース43の挿通孔52cから突出させるようにして、ケース43内に収納されている。
リテーナ66は、インフレーター57の外周側を覆うように構成されるもので、実施形態の場合、図4,7に示すように、左右方向側(インフレーター57の軸方向側)で2つに分割されている。リテーナ66は、それぞれ別体として構成されて、ガス吐出口61a側に配置されるガス吐出口側部位67と、コネクタ62側に配置されるコネクタ側部位77と、を備えている。
ガス吐出口側部位67は、板金製とされて、図4,7,11に示すように、インフレーター57におけるガス吐出口61a側の部位の外周側を覆う略円筒状の保持部68と、保持部68の軸方向と略直交するように突設されるボルト72と、を備えている。ボルト72は、実施形態の場合、保持部68の右端側に配設されており、車両搭載時には、ケース43における取付座45と直交して、斜め前上方に突出するように、配設される(図3,11参照)。保持部68は、図4に示すように、大径部58における右側(小径部61側)の端部58a近傍の領域から、小径部61にかけての外周側を覆うように、軸方向を左右方向に略沿わせて形成されている。この保持部68において、大径部58の外周側を覆う領域(実施形態の場合、右側の領域)であって、かつ、インフレーター57の下方に位置する領域(ボルト72に対向する領域)には、車両搭載時に、大径部58の外周面58cと当接するように配設される当接部69が、形成されている。実施形態の場合、当接部69は、保持部68の周方向に沿って並設される2つの当接支持部70,70から、構成されている(図11参照)。各当接支持部70は、保持部68を、断面略半円弧状に、インフレーター57側(内周側)に向かって凹ませるようにして形成されるもので、先端面70aを、大径部58の外周面58cと当接可能に、構成されている(図11参照)。
保持部68において、小径部61近傍の部位には、図4に示すように、インフレーター57をガス吐出口側部位67に挿入させた際の、インフレーター57の位置決めとなる突出片71が、内周側に突出するように、形成されている。この突出片71は、保持部68の一部を切り起こして形成されるもので、インフレーター57の大径部58における小径部61側の先端面58dに当接されることにより、インフレーター57の左方向側への移動を規制して、リテーナ66内(ガス吐出口側部位67内)における小径部61(ガス吐出口61a)の位置を決めることができる。この保持部68は、内径寸法を、当接部69の部位においても、インフレーター57の大径部58を挿通可能な寸法に、設定されている。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、ケース43が、左右方向側を幅広として構成され、インフレーター57が、コネクタ62側の端部をケース43の右側に配置される側壁52から外部に突出させるようにして、ケース43における取付座45の右側の領域のみに配置される構成である。そのため、実施形態では、エアバッグ37を、ケース43の左右の略全域にわたって、左右方向で広く取付座45に取り付けるために、ガス吐出口側部位67が、保持部68から取付座に沿って左方に延びる略長方形板状の取付板部74を、備える構成とされている(図7参照)。この取付板部74は、車両搭載時に、ケース43の左側の側壁51近傍まで延びるように、形成されており、左端付近に、ボルト74aを備えている(図4,7参照)。
コネクタ側部位77は、板金製とされて、図8〜10に示すように、インフレーター57における大径部58のコネクタ62側の部位の外周側を覆う略円筒状の保持部78と、保持部78の軸方向と略直交するように突設されるボルト96と、を備えている。保持部78は、図4,5に示すように、大径部58における係止凹部59近傍に配置される保持環部79と、保持環部79のコネクタ62側(実施形態の場合、右側)においてインフレーター57の外周側(コネクタ側小径部58eの外周側)を略全周にわたって覆うように配置される保持片部83と、を備えている。実施形態の場合、保持部78は、板金素材を曲げ加工して、形成されている。保持環部79は、インフレーター57における下部側外周(ボルト96から離れた側の外周)を覆うように、外形形状を、大径部58の外周面58cに沿って配置される略半円筒状として、構成されている。詳細に説明すれば、保持環部79は、インフレーター57の外周面(大径部58の外周面58c)に沿わせた略帯状の部材を、略半円筒状に湾曲させて構成され(図9,10参照)、図4,5に示すように、大径部58における係止凹部59に隣接する部位の外周側を覆っている。保持片部83は、図4,10に示すように、保持環部79の右縁側において、インフレーター57の軸直交方向(係止凹部59の係止面59a)に沿って、内周側となる当接面59b側(コネクタ側小径部58eの外周面58f側)に突出するように、鍔状に形成されている。
実施形態の場合、保持片部83は、ボルト96側の領域(ボルト側部位84)と、ボルト96から離れた側の領域(離隔側部位90)と、に2分割されており、ボルト96側となるボルト側部位84は、保持環部79の周方向側の両端から延びるように形成され、ボルト96から離れた側となる離隔側部位90は、保持環部79におけるコネクタ62側の端縁(右縁)付近からインフレーター57の外周面側に突出するように形成されている(図8〜10参照)。ボルト側部位84の外周縁には、右側に突出するような取付片87が形成され、ボルト96は、この取付片87に固着されている。この取付片87は、コネクタ側部位77を安定してケース43に取り付けるために、外形形状を、ケース43に当てる面積を大きくした略長方形板状とされている。そして、ボルト96は、ガス吐出口側部位67に配置されるボルト72と同様に、車両搭載時には、ケース43における取付座45と直交して、斜め前上方に突出するように、配設される(図5参照)。
保持環部79において、ボルト側部位84と離隔側部位90との間となる部位の2箇所には、保持環部79の領域をコネクタ62側の端縁(保持片部83側)から切り欠くような切欠凹部80,80が、形成されている(図8〜10参照)。実施形態の場合、切欠凹部80,80は、ボルト側部位84と離隔側部位90との間を略全域にわたって、略長方形状に切り欠くように、形成されている。各切欠凹部80は、深さHを、保持環部79の幅寸法Tの1/2程度として、形成されている(図10参照)。そして、保持環部79において切欠凹部80,80周縁の部位が、図8,10に示すように、エアバッグ37の展開膨張時にコネクタ側部位77における後述する変位予定部82,82を相互に接近させるように変位させる変位促進部81,81を、構成することとなる。この変位促進部81,81は、ボルト96及び保持片部83における後述する突出部94,95から離隔した位置で、かつ、相互に対向するように、形成されている。この変位促進部81,81は、エアバッグ37の突出方向(後述する突出部94,95の移動方向)と略直交方向で対向する位置に、配置されている。詳細には、変位促進部81,81は、ボルト96の軸方向に対して直交する方向側ではなく、ボルト96の軸直交方向に対してずれて、車両搭載時における前後方向TDで対向する位置に、形成されている(図5参照)。これは、ボルト96を取り付けるケース43の取付座45が、上下方向VDに対して傾斜して配置されるためである。また、この変位促進部81,81は、実施形態の場合、図5に示すように、上下方向VDに略沿った略平板状として、形成されている。
保持片部83におけるボルト側部位84の内周縁84aは、図5に示すように、インフレーター57における係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)の外形形状に略沿った略半円弧状に形成されている。離隔側部位90も、内周縁90aを、係止凹部59の当接面59bの外形形状に略沿った略半円弧状として形成されており、部分的に当接面59b側に突出するような突出部94,95を、周方向に沿った2箇所に並設させている(図5,8,9参照)。これらの突出部94,95は、車両搭載時に、図5に示すように、ボルト96の直下となる位置(ボルト96に対向する位置)に配置されるもので、実施形態の場合、離隔側部位90における後方側の端部92近傍と、周方向側の中央付近と、に、形成されている。各突出部94,95は、車両搭載時に、先端94a,95aを係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)に当接させるように、外形形状を、当接面59b(外周面58f)に向かって突出するような山形状として、構成されている。すなわち、突出部94,95は、車両搭載時にインフレーター57に当接される当接部を構成している。また、保持片部83におけるボルト側部位84と離隔側部位90において、周方向に沿った方向の端部85,86,91,92は、それぞれ、変位促進部81(切欠凹部80)の近傍に配置されている(図8,9参照)。なお、突出部94は、離隔側部位90の端部92近傍となる位置に形成されているが、先端94aを、端部92における端縁92aから離隔させるように、形成されており、変位促進部81からは離隔した位置に、形成されている。
そして、実施形態のコネクタ側部位77では、保持部78における切欠凹部80を含めた切欠凹部80の周囲の部位が、エアバッグ37の展開膨張時における突出部94,59のボルト96から離れる方向への移動時に、相互に接近するように変位する変位予定部82,82を、構成している。すなわち、変位予定部82,82は、保持部78において、前後方向で略対向する領域、換言すれば、エアバッグ37の突出方向(突出部94,95の移動方向)と略直交方向で対向する領域から、構成されている。詳細に説明すれば、変位予定部82,82は、保持環部79における変位促進部81,81及びその周縁の部位と、保持片部83の各ボルト側部位84,離隔側部位90において切欠凹部80近傍に位置する端部85,86,91,92の部位と、を備えて構成されている。
また、実施形態では、コネクタ側部位77における保持部78は、内径寸法を、内側に突出している保持片部83が配置される領域においても、インフレーター57の大径部58を挿通可能な寸法に、設定されている。換言すれば、保持部78において、変位促進部81が配設される保持環部79は、内径寸法を、大径部58の外径寸法よりも大きくして、車両搭載時に、各変位促進部81と大径部58の外周面58cとの間には、隙間が形成されることとなる(図5参照)。
リテーナ66は、インフレーター57を保持部68,78の内部に挿入させた状態で、エアバッグ37の内部に配置され、エアバッグ37の取付孔38及びケース43の取付孔45aを経て、取付座45から突出しているボルト72,74a,96を、ナット97止めすることにより、エアバッグ37とインフレーター57とをケース43の取付座45に取り付けている。
次に、実施形態のエアバッグ装置Sを構成するエアバッグ組付体SAの組立について説明をする。まず、ボルト72,74a,96を取付孔38(38A,38B)から突出させるようにして、リテーナ66のガス吐出口側部位67とコネクタ側部位77とを、エアバッグ37内に収納させ、エアバッグ37をケース43内に収納可能な大きさに折り畳む。その後、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材により、折り畳んだエアバッグ37の周囲をくるんでおく。このとき、各ボルト72,74a,96は、ラッピング材から突出させておく。また、エアバッグ37に形成される貫通穴40も、露出させておく。
次いで、折り畳んだエアバッグ37を、各ボルト72,74a,96を取付孔45a(45aa,45ab)から突出させるようにして、ケース43内に収納させる。このとき、ケース43の取付座45に形成される支持突起46は、エアバッグ37の貫通穴40を貫通して、先端面46aをリテーナ66の内周側に突出させるように、配置されることとなる。その後、インフレーター57を、ガス吐出口61a側から、ケース43の右側の側壁52に形成される挿通孔52cと、エアバッグ37の挿通孔39と、を経て、エアバッグ37内に挿入させ、リテーナ66における各ガス吐出口側部位67,コネクタ側部位77の保持部68,78に挿入させる。このとき、大径部58の先端面58dが、ガス吐出口側部位67の保持部68に形成される突出片71に当接するまで、インフレーター57を挿入させる。その後、ケース43の取付座45から突出している各ボルト72,74a,96に、ナット97を締結させる。
このナット97の締結時に、リテーナ66におけるガス吐出口側部位67では、図11に示すように、締結作業に伴って、ボルト72,74aが取付座45側に引き込まれるような態様となり、インフレーター57の大径部58の外周側を覆っている保持部68が、ボルト72と対向した位置に配置される当接支持部70(当接部69)の先端面70aを大径部58の外周面58cの外周面に当接させつつ、取付座45側へ移動することとなる。同様に、リテーナ66におけるコネクタ側部位77においても、図12に示すように、ナット97の締結作業に伴って、ボルト96が取付座45側に引き込まれるような態様となり、インフレーター57の大径部58から係止凹部59にかけての外周側を覆っている保持部78が、ボルト96と対向した位置に配置される離隔側部位90の突出部94,95の先端94a,95aを係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)に当接させつつ、取付座45側へ移動することとなる。そして、ケース43の取付座45において、ガス吐出口側部位67とコネクタ側部位77との間に配置される支持突起46の先端面46aに、インフレーター57における大径部58の外周面58cが当接されることとなり(図4及び図11のB参照)、インフレーター57が、リテーナ66における当接支持部70(当接部69)の先端面70a及び突出部94,95(当接部)の先端94a,95aと、取付座45における当接支持部70と突出部94,95との間となる位置に形成される支持突起46の先端面46a(支持面部)と、によって、挟持されて、ケース43に取り付けられることとなる。
このボルト72,74a,96へのナット97の締結作業が完了すれば、インフレーター57とエアバッグ37とをケース43に取り付けることができて、エアバッグ組付体SAを組み立てることができる。このエアバッグ組付体SAは、エアバッグ装置Sのエアバッグカバー30を除いた部材から構成されている。このエアバッグ組付体SAの状態において、コネクタ側部位77の保持部78に形成される保持片部83は、突出部94,95の先端94a,95aのみをインフレーター57における係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)と当接させており、離隔側部位90における他の領域やボルト側部位84は、当接面59b(外周面58f)との間に隙間を設けるように、配置されている(図5参照)。
そして、エアバッグ組付体SAを、カバーパネル18を取り外した状態のグラブドア9のハウジング部20における周壁部21(エアバッグカバー30の周壁部34)内に挿入させて、ケース43の各係止爪49a,50aをエアバッグカバー30の周壁部34(ハウジング部20の周壁部21)に形成される係止孔21cに挿入させて、その周縁に係止させる。その後、インナパネル部16に当接しているケース43の各取付片51a,52aの取付孔51b,52bに取付ボルト53を挿通させ、インナパネル部16の後面側に配置される取付パネル54に固着されたナット54aに締結させることにより、ケース43をアウタパネル部10側に取付固定させれば、エアバッグ装置Sをグラブドア9に組み付けることができる。なお、グラブドア9は、予め、間に取付パネル54を介在させた状態で、アウタパネル部10と、インナパネル部16のハウジング部20及び前面壁部17と、を、振動溶着で結合させておく。
エアバッグ装置Sをグラブドア9に組み付けた後には、カバーパネル18を、エアバッグ装置Sの前方側を覆うように、結合溝17aに嵌合させて、インナパネル部16の前面壁部17に結合させ、表皮26,27を貼着させれば、エアバッグ装置Sを内蔵したグラブドア9を製造することができる。なお、表皮27は、アウタパネル部10とインナパネル部16との振動溶着前、あるいは、振動溶着後におけるカバーパネル18のインナパネル部16への結合前に、アウタパネル部10に貼着しておいてもよい。
その後、グラブドア9をボックス本体6に組み付けて、ボックス本体6を車両に取り付けるとともに、ボックス本体6とインナパネル部16とに設けた図示しない挿通孔を経て、ケース43の側壁52から突出しているインフレーター57の接続口部60に、エアバッグ作動回路から延びるリード線63を結線させたコネクタ62を接続させれば、グラブボックス5とともに、エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
実施形態のエアバッグ装置Sでは、車両への搭載後、エアバッグ作動回路からの作動信号が、リード線63を経てインフレーター57に入力されれば、インフレーター57のガス吐出口61aから膨張用ガスが吐出されることとなる。そして、エアバッグ37が、膨張して、エアバッグカバー30の上扉部32と下扉部33とを押して上下方向に両開きで開かせ、ケース43の突出用開口43aから後方へ突出し、折りを解消しつつ膨張して、乗員Mの左右の膝Kの前方側で膨張を完了させることとなる(図1,2の二点鎖線参照)。そして、実施形態のエアバッグ装置Sでは、膨張を完了させたエアバッグ37によって、前進移動してくる乗員Mの左右の膝Kを的確に受け止めて保護することができる。
そして、実施形態のエアバッグ装置Sでは、エアバッグ37の膨張初期に、インフレーター57から膨張用ガスが吐出されれば、インフレーター57が、折りを解消しつつ、ケース43の突出用開口43aから後方に向かって突出するエアバッグ37により、後下方に向かって引っ張られることとなる(図13のA参照)。このとき、インフレーター57の大径部58における係止凹部59の配設される領域(コネクタ側小径部58e)が、コネクタ側部位77の保持部78において、ボルト96と対向する領域においてコネクタ側小径部58eの外周面58fと当接している突出部(当接部)94,95を、下方に向かって押圧することとなり、突出部94,95が、ボルト96から離れる下方側に移動することとなる。そして、コネクタ側部位77の保持部78において、突出部94,95の移動方向と略直交する方向で対向する位置に形成される変位促進部81,81が、突出部94,95(離隔側部位90)の下降移動に伴って、伸びて、相互に接近しつつ、大径部58の外周面58cに圧接されるように、変形することとなり、保持部78において、変位促進部81,81の周囲に配置される変位予定部82,82が、相互に接近するように、変位することとなる(図13のB参照)。換言すれば、保持部78は、ボルト96に沿った方向側の幅寸法を広げ、ボルト96と直交する方向側の幅寸法を狭めるように、変形することとなり、さらに詳細に説明すれば、変位予定部82,82の相互に接近するような変位に伴って、図13のBに示すように、保持片部83におけるボルト側部位84は、周方向に沿った中央付近をインフレーター57から離隔させ、周方向に沿った方向の端部85,86を相互に接近させるように変形することとなる。このとき、離隔側部位90も、周方向に沿った両側の端部91,92を相互に接近させるように変形することとなる。また、実施形態では、この変位予定部82,82の変位時に、離隔側部位90に形成される突出部94,95は、共に、先端94a,95aをコネクタ側小径部58eの外周面58fに当接させた状態を、維持されることとなる。
すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、相互を接近させるような変位促進部81,81の変位時に、インフレーター57の軸直交方向に沿って突出するように形成されている各ボルト側部位84,離隔側部位90の端部85,86,91,92が、係止凹部59内に進入して、それぞれ、端縁85a,86a,91a,92aを、インフレーター57における係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)に圧接させることとなる(図13のB参照)。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、各ボルト側部位84,離隔側部位90の端部85,86,91,92が、係止片部として、変位予定部82,82の変位時に、係止凹部59の係止面59aを係止することとなる。そのため、エアバッグ37の膨張時に、インフレーター57の、コネクタ62側を先端として軸方向に沿うような移動を、的確に防止することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置では、変位予定部82,82の変位時に、各ボルト側部位84,離隔側部位90における端部85,86,91,92が、支持部としても作用することとなり、それぞれ、端縁85a,86a,91a,92aを、インフレーター57における係止凹部59の当接面59b(コネクタ側小径部58eの外周面58f)に圧接させるようにして、コネクタ側小径部58eの外周面58fを支持することとなる。そして、実施形態のエアバッグ装置Sでは、離隔側部位90における突出部94,95の先端94a,95aも、コネクタ側小径部58eの外周面58fに当接されていることから、インフレーター57は、外周面(コネクタ側小径部58eの外周面58f)を、ボルト側部位84,離隔側部位90の端部85,86,91,92の端縁85a,86a,91a,92aと、突出部94,95の先端94a,95aと、の、周方向側で離れた六点で支持されることとなる。
すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター57の係止面59aを係止する係止片部、及び、インフレーター57の外周面(コネクタ側小径部58eにおける外周面58f)を支持する支持部、は、エアバッグ37の膨張に伴うインフレーター57の移動時に、相互に接近するように移動する変位予定部82,82に形成されていることから、インフレーター57の移動量が大きければ大きいほど、インフレーター57に接近して、外周面58fに圧接されるように配置され、より強固にインフレーター57を保持させることができる。そのため、実施形態のエアバッグ装置Sでは、作動に伴って、インフレーター57がエアバッグ37に引っ張られて大きく移動することとなっても、リテーナ66のコネクタ側部位77によって、リテーナ66から抜けるようなコネクタ62側を先端とした軸方向に沿った移動や、軸直交方向側への移動(ぶれや揺動)を抑制して、インフレーター57を的確に保持することができる。その結果、実施形態のエアバッグ装置Sでは、従来のごとく、リテーナと別体の抜け防止部材を使用しなくとも、リテーナ66のコネクタ側部位77によって、インフレーター57を的確に保持することができる。
したがって、実施形態のエアバッグ装置Sでは、簡便な構成で、インフレーター57を強固に取付部材としてのケース43に取り付けることができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、各変位予定部82,82が、それぞれ2つの係止片部(端部)85,86,91,92を備えていることから、インフレーター57の係止面59aを、インフレーター57の軸直交方向側で対向して相互に接近する少なくとも2箇所(実施形態の場合、4箇所)で係止できて、インフレーター57の係止面59aを安定して係止させることができる。なお、実施形態のエアバッグ装置Sでは、リテーナ66のコネクタ側部位77において、各コネクタ側部位77,離隔側部位90の端部85,86,91,92が、支持部と係止片部との役目を果たしているが、勿論、リテーナのコネクタ側部位として、支持部と係止片部とをそれぞれ別に配設させる構成としてもよい。勿論、支持部及び係止片部の配置数及び配置位置も、実施形態に限られるものではなく、係止片部は、一方の変位予定部のみに、一つだけ配設させてもよく、支持部は、各変位予定部に、それぞれ一つずつ配設させてもよい。また、実施形態のコネクタ側部位77では、変位予定部82,82が、切欠凹部80,80を有し、この切欠凹部80,80の周囲の部位を、変位を促進させる変位促進部81,81としているが、変位予定部としては、このような切欠凹部(応力集中部位)を、備えない構成としてもよい。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、リテーナ66を、コネクタ側部位77と、ガス吐出口側部位67と、に2分割させていることから、コネクタ側部位とガス吐出口側部位とを連結する部位を無くすことができて、リテーナとして、コネクタ側部位との他の部位とを一体的に構成したものを使用する場合と比較して、軽量化することができ、また、コストも低減させることができる。勿論、このような点を考慮しなければ、リテーナとして、ガス吐出口側部位とコネクタ側部位とを一体的に構成したものを使用してもよい。なお、コネクタ側部位をガス吐出口側部位と一体化させたリテーナの場合、例えば、コネクタ近傍の部位を、少なくともボルトから離れた略半円形状の領域をガス吐出口側の部位から分離させて、コネクタ側保持部とし、このコネクタ側保持部の両端末付近を、変位予定部とするように構成とすればよい。
なお、実施形態では、助手席に着座した乗員Mの前方に配置されるグラブボックス5のグラブドア9に内蔵されるエアバッグ装置Sを例に採り、説明したが、本発明を適用可能なエアバッグ装置は、これに限られるものではない。例えば、運転席の前方や、助手席の前方におけるグラブボックスの下方に配置される膝保護用のエアバッグ装置や、乗員が着座しているシートの背もたれ部に内蔵されるサイドエアバッグ装置に、本発明を適用してもよい。
9…グラブドア、
30…エアバッグカバー、
37…エアバッグ、
43…ケース(取付ベース)、
45…取付座(取付壁部)
46…支持突起、
46a…先端面(支持面部)、
57…インフレーター、
58…大径部、
58a,58b…端部、
58c,58f…外周面、
59…係止凹部、
59a…係止面、
61…小径部、
61a…ガス吐出口、
62…コネクタ、
66…リテーナ、
67…ガス吐出口側部位、
68…保持部、
69…当接部、
72…ボルト、
77…コネクタ側部位、
78…保持部(コネクタ側保持部)、
80…切欠凹部、
81…変位促進部、
82…変位予定部、
83…保持片部、
84…ボルト側部位、
85,86…端部(係止片部、支持部)、
90…離隔側部位、
91,92…端部(係止片部、支持部)、
94,95…突出部(当接部)、
96…ボルト、
97…ナット、
S…エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 折り畳まれて収納されるエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、前記エアバッグと前記インフレーターとを取り付ける板金製の取付ベースと、を備えて構成され、
    前記インフレーターが、略円柱状とされて、外周側を覆うように配置されるリテーナに保持される構成とされるとともに、軸方向に沿った一端側に、膨張用ガスを吐出させるガス吐出口を配置させ、他端側に、エアバッグ作動回路と接続されるリード線を結線させたコネクタを接続させる構成とされ、
    前記リテーナが、
    前記インフレーターの外周側を覆う略円筒状の板金製の保持部と、
    該保持部から、前記保持部の軸方向と略直交するように突設されるとともに、前記インフレーターの軸方向に沿った少なくとも2箇所に配置されるボルトと、
    を備える構成とされ、
    前記インフレーターが、
    前記リテーナのボルトと前記コネクタ側の端部とを、外部に突出させるようにして前記エアバッグ内に配置されるとともに、前記取付ベースの取付壁部を貫通させた前記ボルトに、ナットを締結させることにより、前記保持部の内周側において前記ボルトに対向する領域となる少なくとも2箇所に配置されて前記インフレーターに当接される当接部と、前記取付壁部における隣り合う前記当接部間となる位置に形成されて前記インフレーターを支持する支持面部と、によって、挟持されて前記取付ベースに取り付けられるとともに、
    作動時に、軸直交方向に沿って延びる係止面を係止されて、前記コネクタ側の端部を先端として前記リテーナから抜けるような移動を抑制される構成のエアバッグ装置において、
    前記リテーナにおいて、前記コネクタ側に配置されるコネクタ側部位が、外形形状を略円環状として、前記ボルトと前記当接部とを有して、前記インフレーターの外周側を覆うコネクタ側保持部、を備え、
    該コネクタ側保持部が、前記エアバッグの展開膨張時における前記当接部の前記ボルトから離れる方向への移動時、前記当接部の移動方向と略直交方向で対向する位置に配置されて、相互に接近するように変位する二つの変位予定部、を備え、
    二つの前記変位予定部が、
    前記インフレーターの軸直交方向に沿って突出するように形成されて、前記変形予定部相互の接近時に、前記インフレーターの前記リテーナからの抜けを防止可能に、前記インフレーターの前記係止面を係止する少なくとも一つの係止片部と、
    前記変形予定部相互の接近時、前記当接部と協働して、前記インフレーターの軸直交方向の移動を規制可能に、前記インフレーターの外周面を支持する少なくとも二つの支持部と、
    を備えて構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記各変位予定部が、それぞれ、少なくとも一つの係止片部を有していることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記リテーナが、前記コネクタ側部位と、前記ガス吐出口側に配置されるガス吐出口側部位と、に2分割され、
    前記コネクタ側部位と前記ガス吐出口側部位と、が、それぞれ、前記ボルトと、前記当接部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104925018A (zh) * 2014-03-19 2015-09-23 丰田合成株式会社 膝部保护气囊装置
JP2016190564A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 豊田合成株式会社 膝保護用エアバッグ装置
WO2021170577A1 (de) * 2020-02-26 2021-09-02 Zf Automotive Germany Gmbh Gassackmodul, verfahren zum austausch eines gasgenerators eines gassackmoduls sowie verfahren zur herstellung eines gassackmoduls

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