JP2008305461A - 光ディスク装置及び補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザのパワーに依存して変化するトラッキングエラー信号のオフセットを調整して、良好な記録または再生を実現した光ディスク装置を提供する。
【解決手段】レーザ光を出射するレーザダイオードと、レーザ光をメインビームとサブビームとに分割する手段と、メインビームを検出しメインプッシュプル信号を出力する手段と、サブビームを検出しサブプッシュプル信号を出力する手段と、メインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号とを演算し、ディファレンシャルプッシュプル信号を出力する手段とを備え、レーザの強度が変化した場合においても、ディファレンシャルプッシュプル信号の直流オフセットを調整できるように、サブプッシュプル信号の増幅度を調整する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディファレンシャルプッシュプル信号の直流オフセット成分を調整して記録または再生を行う光ディスク装置に関する。
近年、扱われるデジタル情報の量は飛躍的に増加しており、情報を記録するための記録媒体もより大容量なものが求められている。このような需要に応じてブルーレイディスク(以降、BDと称す)などが実用化され、注目されている。
BDではDVDより記録トラック幅を狭め、微小なマークを記録することでDVDに対して約5倍の記録容量を達成している。しかし、トラック幅の減少に伴い、より高精度なレーザスポット位置の制御が必要となる。例えば、レーザスポットをトラックに追従させるためのトラッキングエラー信号にオフセットが重畳していると、目的のトラックの中央からずれた位置で記録再生を行うことになり、記録再生品質を著しく低下させる。このような課題に対して、特許文献1では「プッシュプル信号の演算出力からトラッキングエラー信号(DPP信号)を生成するとともに、上記各フォトディテクタにおけるプッシュプル信号に生じたDC(直流)オフセット量を各プッシュプル信号毎にキャンセルする」ことで「記録時における高精度なトラッキングサーボを可能にし、記録密度の高密度化を可能にする」と記載されている。
特願2000−119959号公報
しかし、フォトディテクタの位置ずれ等に起因するオフセット量は、レーザのパワーに依存して変化することが多い。
このような場合、例えば記録と再生でオフセット量が異なるため、再生時に一定量のオフセット調整を行っても記録時にはレーザのスポットがトラックの中心からずれてしまう。
そこで、本発明では、レーザパワーに依存して変化するトラッキングエラー信号のオフセット量を調整し、良好な記録再生を行う方法を提供することを目的とする。
上記目的は例えば特許請求の範囲に記載の発明により達成される。本願において開示された発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明では、プッシュプル方式のトラッキング制御を行う光ディスク装置において、レーザ強度検出手段と、プッシュプル方式のトラッキング制御で使用されるメインプッシュプル信号、サブプッシュプル信号、および、メインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号から得られるディファレンシャルプッシュプル信号のそれぞれのオフセット量を検出する手段を設け、レーザ強度の変化に対する前記メインプッシュプル信号、前記サブプッシュプル信号、前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を調整する調整手段を具備することを特徴とする光ディスク装置を提供する。
本発明では例えば以下の実施態様により目的を達成できるが、本発明はこの実施態様に限られることはない。
本発明によれば、トラッキングエラー信号のオフセットを調整することができ、良好な記録再生性能をもった光ディスク装置を提供できる。
以下本発明の実施例を、図面を用いて説明する。なお本発明の光ディスク装置では、ディファレンシャルプッシュプル信号をトラッキングエラー信号として用い、記録再生を行うものとする。また、以降メインプッシュプル信号をMPP、サブプッシュプル信号をSPP、ディファレンシャルプッシュプル信号をDPPと称す。
また、ディテクタに光が入射していない状態での信号レベルを基準レベルとして、基準レベルからの振幅中心レベルのずれをオフセットと称す。
ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量が大きいほど記録再生品質を低下させる。そのため、理想的にはこのオフセット量をできるだけ0に近づけるように調整することが望ましい。
本実施例では、サブプッシュプル信号の増幅度を変化させることで、ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセットを調整する例を示す。
図1(a)は本発明による光ディスク装置の一実施例を示すブロック構成図である。なお、本発明に直接関与しないブロックについては記載を省略した。
マイコン101によりレーザダイオード102を駆動する。レーザダイオード102はマイコン101の制御信号に応じて、例えば約400nmの波長を有するレーザ光103を出射する。レーザ光103は回折格子104にてメインビーム及びサブビームに分割される。
レーザ光は対物レンズ105にて光ディスク106状に集光され、メインスポット及びサブスポットを形成する。光ディスク106を反射したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ107を介してフォトディテクタ108に集光する。フォトディテクタ108は受光したメインビームとサブビームとに応じたプッシュプル波形をそれぞれ出力する。
信号処理器109にて、プッシュプル波形に対し増幅などの処理を行い、マイコン101に出力する。図1(b)に示すように、マイコン101は、入力波形の上レベルと下レベルを検出し、中心レベルを算出する。あるいは、ローパスフィルタ等を用いて中心レベルを直接検出しても良い。その場合、信号処理器109にてローパスフィルタをかけても良いし、マイコン101の内部に備えていても良い。マイコン101はまた、対物レンズ105を駆動する。
なお、ここでは光ディスク106に集光する前に回折格子104にてレーザ光を分割する例を示したが、光ディスク106に集光するレーザのスポットを1つとし、反射したレーザ光を回折格子104にて分割しても良い。
図2(a)は、ディスクから反射したレーザをフォトディテクタが受光し、DPPを生成するまでを示した模式図である。メインディテクタ201はabcdに4分割されており、それぞれレーザのメインスポット210を受光する。各abcdの出力信号に対して(a+d)-(b+c)の演算を行うことで、MPP104を生成する。
サブディテクタ202及び203は、それぞれefとghに2分割されており、サブスポット211及び212を受光する。出力信号に対し(e-f)及び(g-h)の演算を行うことで、それぞれ205及び206の信号を得る。加算器207にて(e-f)+(g-h)の演算を行うことで、SPPを生成する。図2(a)に示すように、MPPとSPPは逆位相となっており、減算器208にてMPP-SPPの演算を行うことで、DPP109を生成する。図2(a)では、MPP及びSPPにオフセットが重畳していないため、DPPにもオフセットが発生しておらず、この場合トラックの中心から外れて記録再生を行うことはない。
DPP方式は、MPPとSPPで発生したオフセットをDPPの演算を行った時に調整できるという利点がある。ただし、これはMPPとSPPに同方向に同一量だけオフセットが存在する場合に限られる。しかし図2(b)に示すように各ディテクタの出力信号のオフセット量がそれぞれ異なる場合、DPPにもオフセットが残留する。このような状況は、各ディテクタが理想的な位置からずれていた場合、またはディスクに反射してディテクタに集光したスポット位置がずれていた場合、あるいは各abcd及びef、ghの出力ゲインが異なっている場合などに発生する。この場合、それぞれのオフセット量は受光するレーザのパワーに依存する。このパワーの変化が発生するのは、記録再生の切り替えなどで光ディスク装置の対物レンズから出射されるレーザのパワーが変化した時、あるいは光ディスクの反射率が変化した時、光ディスク装置の光学系の効率が変化した時、などが挙げられる。
図3(a)の301、302、303はそれぞれMPP、SPP及びDPPのオフセット量のパワー依存性を示している。パワーが増加するのに伴ってMPPとSPPのオフセット量が増加した結果、DPPのオフセット量303もパワーに依存して増加する。なお図3(a)では、MPPとSPPのオフセット方向が異なる場合を示したが、両者のオフセットが同方向の場合でもその量が異なれば同様の問題が発生する。
図4は本発明の構成例を示した図であり、k倍の増幅度を持つアンプ401にてSPPを増幅させることを特徴とする。ここで、k*SPPのオフセットがMPPのオフセットと同様になるように増幅度kを変化させることで、DPPにおけるオフセットを調整することが出来る。DPPを生成する演算式は、DPP=MPP-k*SPPであり、図3(b)場合kは負の値をとる。
図3(b)は各信号のオフセット量を示した図である。304で示すk*SPPのオフセット量が、MPPのオフセット量と同様に変化するようにkを変化させることでDPPのオフセットを調整することが出来る。なお図2(a)(b)及び図4では、SPPに振幅が存在する例を示したが、SPPを直流信号としてオフセット調整のみの機能を持たせてもよい。また、SPPのみに振幅を持たせ、MPPをオフセット調整信号として用いても良い。その場合、MPPの増幅度を変化させるアンプを備えても良い。
図5は本発明を実施するためのフローチャートの例を示した図である。501にて光ディスク装置に光ディスクをローディングする。502にてレーザパワーを設定し、503にてMPPとSPPそれぞれのオフセット量の測定を行う。以降、レーザパワーに対するオフセット量の関係が得られるのに必要な回数だけ502と503を繰り返す。502にて設定するレーザパワーは、光ディスクに記録が行われない程度のパワーであり、また光ディスクに記録された情報が消去されることを回避するために、試し書き領域などで実行することが望ましい。504にて、MPPとSPPのレーザパワーに対する感度比を増幅度kとして設定し、505にて記録再生動作を開始する。
図6は図5の502及び503における動作の例を示した図である。各レーザパワーにおいて、MPPのオフセット量601及びSPPのオフセット量602を測定することで、MPPとSPPのレーザパワーに対する感度を測定することができる。
以上のように、レーザ強度とプッシュプル信号のオフセット量の関係よりDPPのオフセット量を調整するために必要なSPPの増幅度kを求め、SPPの増幅度を変化させることでDPPにおけるオフセットを調整し、良好な記録再生動作を実現できる。
また、本実施例において、データ読み取り時、および、データ書き込み時のどちらの場合も求めた増幅度kによってDPPオフセットの調整が可能である。
本実施例では、光ディスクと相対する対物レンズの位置を調整することで、DPPのオフセットを調整する例を示す。以降では、対物レンズの位置変化を「レンズシフト」と称する。
図7(a)は、対物レンズ701によって光ディスク703上に集光したレーザ702が、光ディスクに反射してフォトディテクタ704で受光され、プッシュプル波形705が出力されることを示した模式図である。ここでプッシュプル波形とは、MPPまたはSPPのことを示す。
対物レンズ701及びフォトディテクタ704は光ディスク装置に搭載されており、フォトディテクタ704は、図4で示したように2分割または4分割されている。図7(a)に示すように、フォトディテクタ704がレーザのスポットに対して理想的に配置されていれば、プッシュプル波形705はオフセットを持たない。一方図7(b)に示すように、対物レンズ701の位置がずれた場合にはプッシュプル波形706にオフセットが生じる。このように、対物レンズの位置とMPP及びSPPのオフセット量には相関があり、対物レンズのシフトによってオフセット量を制御できる。対物レンズ位置の変化に対するオフセット量の変化は光学系の設計に依存しており、通常MPPとSPPで感度が異なる。
図8(a)(b)(c)は、上記の原理を利用してDPPのオフセットの調整を行った例である。図8(a)は、対物レンズの位置が初期値にあるにも関わらず、ディテクタの位置ずれやゲインずれ等によってMPP及びSPPにオフセットが生じている例を示している。図8(b)では、対物レンズの位置を一定量変化させた場合の、オフセット量のパワー依存性を示している。図8(a)に比較してレーザパワーに対する依存性がMPPとSPPとで類似しているため、レーザパワーに対するDPPの変化量が減少している。図8(c)では、更にレンズシフトさせることでレーザパワーに対するMPPとSPPのオフセットの変動がほぼ同様となっているため、DPPにおけるオフセットが調整されている。これは、レンズシフトに対するMPP及びSPPのオフセット変化量が異なることに起因しており、図8の例では、MPPの方がSPPに対して変化量が大きい。
図9は、本発明を実施するためのフローチャートの例である。901にて光ディスク装置に光ディスクをローディングする。902にて、例えば1mWのレーザパワーにてレンズシフトさせる。903にてMPP及びSPPのオフセット量を測定する。以降、レンズシフト量とオフセット量の関係が必要な精度で得られるまで902及び903を繰り返す。904にてDPPのオフセットが調整できるレンズシフト量を決定し、906にてそのレンズシフト量を用いて記録再生動作を開始する。なお、902及び903ではMPP及びSPPのオフセット量を測定しているが、DPPのオフセット量を測定し、それが一定範囲以下になるようなレンズシフト量を求めても良い。
図10は図9の902及び903における動作の例を示した図である。レンズシフト量を変化させ、MPPのオフセット量1001及びSPPのオフセット量1002を測定することで、MPPとSPPのレンズシフトに対する感度を測定することが出来る。図10中のxが所望のレンズシフト量である。なお測定精度を上げるために、本動作を複数のレーザパワーで行っても良い。
以上のようにして、対物レンズの位置を調整することでDPPにおけるオフセットを調整し、良好な記録再生動作を実現できる。
本実施例では、SPPの増幅度とレンズシフトを組み合わせて変化させることで、DPPのオフセットを調整する例を示す。本実施例は、設定可能なSPP増幅度やレンズシフト量に制限がある場合に有効である。前者は回路の仕様、後者はアクチュエータを駆動する電流量の制限、などに起因する。
図11(a)は、レンズシフト及び増幅度変更を行わない場合の各信号のオフセット量のレーザパワー依存性を示しており、レーザパワーの増加に伴ってDPPのオフセットが増加している。図11(b)は一定量のレンズシフトを行うことで、DPPのオフセットを減少している。図11(c)は図11(b)の状態から、更にSPPの増幅度を調整した際のレーザパワー依存性を示しており、DPPオフセットのレーザパワー依存性が調整されている。図11(a)において、SPPの増幅度変更のみでレーザパワー依存性を補償するためには、SPPの増幅度kを負の値に設定する必要があるが、図11(c)ではkは正の値である。このように、k値の符号に制限がある場合にも本発明は有効である。
図12は、本発明を実施するためのフローチャートの例である。1201にて光ディスク装置に光ディスクをローディングする。1202にて、例えば1mWのレーザパワーにてレンズシフトさせる。1203にてMPP及びSPPのオフセット量を測定する。対物レンズの可動範囲内でDPPのオフセット調整が不十分な場合は、1204にてレンズシフトを可動範囲内でオフセットを低減できる所定の値に設定する。そのレンズシフト量において、1205にてレーザパワーを変更し、1206にてMPPとSPPそれぞれのオフセット量の測定を行う。以降、レーザパワーに対するオフセット量の関係が得られるのに必要な回数だけ1205と1206を繰り返す。1207にて、MPPとSPPのレーザパワーに対する感度比を増幅度kとして設定し、1208にて記録再生動作を開始する。なお、ここではレンズシフト量を決定してからSPPの増幅度を決定するフローチャートの例を示したが、両者を決定する順番を逆にしても良い。
以上のようにして、SPPの増幅度とレンズシフトを組み合わせて変化させることでDPPにおけるオフセットを調整し、良好な記録再生動作を実現できる。
本実施例では、未記録ディスクに対して、実施例1〜3のいずれかでディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の調整を行う。その後、実施例1,2,3で求めたレーザ強度に対するメインプッシュプル信号、サブプッシュプル信号、ディファレンシャルプッシュプル信号の変化、あるいは、レンズの位置などの情報(以下、トラッキング補正情報と呼ぶ)と、光ディスクを識別する情報とともに光ディスク装置の補正情報保存手段に記憶する。補正情報保持手段としては、不揮発性メモリなどが考えられる。光ディスクを識別する情報としては、例えばPMA(プログラム・メモリ・エリア)に書き込まれるディスク識別コードなどが考えられる。
図13は、本実施例を実施するためのフローチャートの例である。図13では、補正情報を取得する方法として実施例1の方法を利用したものを考える。また、すでに複数枚の光ディスクの識別情報とトラッキング補正情報が補正情報保持手段に格納されている状態を例にする。
1301にて光ディスク装置に光ディスクをローディングする。1302にて、光ディスクから得た識別情報が補正情報保持手段に格納されているかどうかを確認する。識別情報が補正情報保持手段に格納されていればその光ディスクのトラッキング補正情報も保持されている。
1303にて現在セットされている光ディスクのトラッキング補正情報が保持されていることが判明した場合は、1306へ進む。補正情報保持手段に、現在セットされている光ディスクのトラッキング補正情報が含まれていない場合は、1304に進む。
1304にてレーザパワーを設定し、1305にてMPPとSPPそれぞれのオフセット量の測定を行う。以降、レーザパワーに対するオフセット量の関係が得られるのに必要な回数だけ1304と1305を繰り返す。1304にて設定するレーザパワーは、光ディスクに記録が行われない程度のパワーであり、また光ディスクに記録された情報が消去されることを回避するために、試し書き領域などで実行することが望ましい。1306にて、MPPとSPPのレーザパワーに対する感度比を増幅度kとして設定し、1307にて記録再生動作を開始する。
以上のようにして、トラッキング補正情報が補正情報保持手段に保持されていれば、トラッキング補正情報を補正情報保持手段から取得し、記録再生動作が行えるため、トラッキング補正情報を求めるための処理を省くことができ、処理を簡略化できる。また、補正情報保持手段にトラッキング補正情報が保持されていない光ディスクの場合は、実施例1〜3のいずれかの方法によりトラッキング補正情報を求めてから記録再生動作を行うため、良好な記録再生動作を実現できる。
尚、本実施例では、補正情報保持手段を光ディスク装置に設けたが、光ディスクそのものに専用の領域を設け、そこにトラッキング補正情報を記録するようにしても本実施例の効果は変わらない。
また、補正情報保持手段として不揮発性メモリ、ディスク識別情報としてPMAに書き込まれたディスク識別コードを挙げたが、本発明においてこれに限定するものではない。
本発明による光ディスク装置の一実施例を示すブロック構成図。 フォトディテクタがレーザを受光し、DPPを生成するまでを示す図。 MPP、SPP、及びDPPのレーザパワーに対するオフセット量の変化を示す図。 k倍の増幅度を持つアンプにてSPPを増幅し、DPPのオフセットを調整する一例を示す図。 k倍の増幅度を持つアンプにてSPPを増幅することで、DPPのオフセットを調整する場合のフローチャートの一例を示す図。 MPP及びSPPの、パワーに対するオフセット量をプロットした一例を示す図。 レンズシフトに対するプッシュプル信号のオフセットを示す図。 レーザパワーに対するオフセット量の、レンズシフトに対する変化の一例を示す図。 レンズシフトを用いてDPPのオフセット調整を行う場合の、フローチャートの一例を示す図。 MPP及びSPPの、レンズシフトに対するオフセット量をプロットした一例を示す図。 レンズシフト及びSPPのアンプを用いて、DPPのオフセットを調整する一例を示す図。 レンズシフト及びSPPのアンプを用いて、DPPのオフセットを調整する場合のフローチャートの一例を示す図。 トラッキング補正情報を保持している光ディスク装置においてのDPPのオフセットを調整する場合のフローチャートの一例を示す図。
符号の説明
101…マイコン、102…レーザダイオード、103…レーザ光、104…回折格子、105…対物レンズ、106…光ディスク、107…偏光ビームスプリッタ、108…フォトディテクタ、109…信号処理機、201…メインフォトディテクタ、202…サブフォトディテクタ、203…サブフォトディテクタ、204…メインプッシュプル信号、205…サブプッシュプル信号、206…サブプッシュプル信号、207…加算器、208…減算器、209…ディファレンシャルプッシュプル信号、210…メインスポット、211…サブスポット、212…サブスポット、301…MPPのオフセットのレーザパワー依存性、302…SPPのオフセットのレーザパワー依存性、303…DPPのオフセットのレーザパワー依存性、304…k倍されたSPPのオフセットのレーザパワー依存性、401…k倍の増幅度を持つアンプ、601…レーザパワーに対するMPPのオフセットのデータ点、602…レーザパワーに対するSPPのオフセットのデータ点、701…対物レンズ、702…レーザ光、703…光ディスク、704…ディテクタ、705…プッシュプル信号、706…オフセットが生じた場合のプッシュプル信号、1001…レンズシフトに対するMPPのオフセットのデータ点、1002…レンズシフトに対するSPPのオフセットのデータ点

Claims (16)

  1. 光ディスクに情報を記録する光ディスク装置において、
    レーザ光を出射するレーザダイオードと、
    前記レーザ光を光ディスクに集光するためのレンズと、
    前記レンズの位置を調整するレンズ調整手段と、
    前記レーザ光をメインビームとサブビームとに分割する手段と、
    前記メインビームを検出し、メインプッシュプル信号を出力する手段と、
    前記サブビームを検出し、サブプッシュプル信号を出力する手段と、
    前記メインプッシュプル信号と前記サブプッシュプル信号とからディファレンシャルプッシュプル信号を出力する手段と、
    レーザ強度を検出するレーザ強度検出手段と、
    前記メインプッシュプル信号、前記サブプッシュプル信号、前記ディファレンシャルプッシュプル信号のそれぞれのオフセット量を検出するオフセット量検出手段と、
    レーザ強度の変化に対する前記メインプッシュプル信号、前記サブプッシュプル信号、前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を調整する調整手段を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    少なくとも第1のレーザ強度P1と第2のレーザ強度P2でレーザを射出し、レーザ強度P1での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof1と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof1、および、レーザ強度P2での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof2と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof2を前記オフセット量検出手段で検出し、
    前記レーザ強度P1,P2と前記オフセット量Mof1,Mof2、および、前記オフセット量Sof1,Sof2より導かれるレーザ強度の変化に対するメインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に前記サブプッシュプル信号の増幅度を変化させることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    少なくとも第1のレーザ強度P1と第2のレーザ強度P2でレーザを射出し、レーザ強度P1での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof1と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof1、および、レーザ強度P2での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof2と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof2を前記オフセット検出手段で検出し、
    前記レーザ強度P1,P2と前記オフセット量Mof1,Mof2、および、前記オフセット量Sof1,Sof2より導かれるレーザ強度の変化に対するメインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に、少なくとも再生、および、記録に必要なレーザ強度においてメインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号のオフセット量の差が所定範囲内に納まるように前記レンズ位置を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項2に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    更に、
    少なくとも再生、および、記録に必要なレーザ強度においてメインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号のオフセット量の差が所定範囲内に納まるように前記レンズ位置を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    少なくとも第1のレーザ強度P1と第2のレーザ強度P2でレーザを射出し、レーザ強度P1での前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量Dof1、および、レーザ強度P2での前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量Dof2を前記オフセット量検出手段で検出し、
    前記レーザ強度P1,P2と前記オフセット量Dof1,Dof2より導かれるレーザ強度の変化に対するディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に、少なくとも再生、および、記録に必要なレーザ強度においてディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量が所定範囲内に納まるように前記レンズ位置を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項2に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    更に、少なくとも第1のレーザ強度P1と第2のレーザ強度P2でレーザを射出し、レーザ強度P1での前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量Dof1、および、レーザ強度P2での前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量Dof2を前記オフセット量検出手段で検出し、
    前記レーザ強度P1,P2と前記オフセット量Dof1,Dof2より導かれるレーザ強度の変化に対するディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に、少なくとも再生、および、記録に必要なレーザ強度においてディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量が所定範囲内に納まるように前記レンズ位置を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記サブプッシュプル信号は直流オフセット成分のみであることを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記調整手段は、
    少なくとも第1のレーザ強度P1と第2のレーザ強度P2でレーザを射出し、レーザ強度P1での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof1と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof1、および、レーザ強度P2での前記メインプッシュプル信号のオフセット量Mof2と前記サブプッシュプル信号のオフセット量Sof2を前記オフセット量検出手段で検出し、
    前記レーザ強度P1,P2と前記オフセット量Mof1,Mof2、および、前記オフセット量Sof1,Sof2より導かれるレーザ強度の変化に対するメインプッシュプル信号とサブプッシュプル信号のオフセット量の変化を基に前記メインプッシュプル信号の増幅度を変化させることを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項8に記載の光ディスク装置において、
    前記メインプッシュプル信号は直流オフセット成分のみであることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の調整は、ディスクローディング時に行うことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の光ディスク装置において、レーザ強度とオフセット量の変化を求めるためにレーザ照射する領域は光ディスクの試し書き領域であることを特徴とする光ディスク装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記レーザ強度の変化に対するプッシュプル信号のオフセット量の変化を保持する手段と、光ディスクを特定する情報を保持するディスク情報保持手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
  13. 請求項12に記載の光ディスク装置において、前記ディスク情報保持手段に保持されたディスクを特定する情報と、ディスクと関連付けられた前記変化を基に前記ディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  14. 光ディスク装置のプッシュプル法におけるディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を補正する方法であって、
    レーザ強度の変化に対するメインプッシュプル信号のオフセット量、および、サブプッシュプル信号のオフセット量の変化を基にサブプッシュプル信号の増幅度を変化させることを特徴とする補正方法。
  15. 光ディスク装置のプッシュプル法におけるディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を補正する方法であって、
    レーザ強度の変化に対するメインプッシュプル信号のオフセット量、および、サブプッシュプル信号のオフセット量の変化を基にレンズ位置を調整することを特徴とする補正方法。
  16. 光ディスク装置のプッシュプル法におけるディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量を補正する方法であって、
    レーザ強度の変化に対するディファレンシャルプッシュプル信号のオフセット量の変化を基にレンズ位置を調整することを特徴とする補正方法。
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