JP2007012200A - 光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置 - Google Patents

光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置 Download PDF

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章 月橋
Shigeru Nakamura
滋 中村
Misao Kuramochi
操 倉持
Mitsuhiro Hiruma
光弘 蛭間
Hiromitsu Kondo
弘光 近藤
Michiyoshi Sawada
三千義 沢田
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Abstract

【課題】光ピックアップ装置単体で受光領域に投影される受光スポットの偏倚により生じる光検出器の各受光出力の不均衡を補正して各受光出力を導出させることを課題とする。
【解決手段】互いに直交する2つの分割線により4分割される受光領域2を備える光検出器1に、前記受光領域の各セグメントに対応して各アンプ3,4,5,6が設けられると共に、前記各アンプを介して光検出器1から各セグメントに対応した各受光出力を出力する各出力端子11,12,13,14が設けられ、かつ、前記各アンプのゲインを変化させて及び、あるいは前記各アンプの入力または出力をアッテネータにより減衰させて前記各出力端子からの各受光出力を設定する出力設定回路15を設け、受光領域に投影される受光スポットの位置に基づいて前記各出力端子からの各受光出力に生じる出力差に応じて前記出力設定回路により前記各出力端子からの各受光出力を補正するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクにより反射されて戻されたレーザ光を複数のセグメントにより構成される受光領域を備える光検出器に導く構成の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置に関し、特に、光検出器の受光領域に投影される受光スポットの位置ズレに伴って発生する光検出器から出力される各受光出力の出力差の対策を図った光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置に関する。
CDやDVD等の光ディスクに対してレーザ光を用いて光学的に信号の記録再生を行う光ピックアップ装置において、ディスクに照射されるレーザ光をディスクの信号層に合焦させるフォーカス制御は非点収差法及びその応用の差動非点収差法が主流となっている。
一方、ディスクに照射されるレーザ光をディスクの信号トラックに追従させるトラッキング制御には、ディスクの規格方式に対応させて3ビーム法、プッシュプル法、位相差法及びその応用のいずれかが採用されている。
記録再生のCD各種及びDVD−ROM、DVD±R/RWに対応した光ピックアップ装置は実例として、例えば、フォーカス制御方式は記録再生のCD各種に非点収差法、記録再生のDVD各種に非点収差法の応用形の差動非点収差法を採用し、トラッキング制御方式はDVD−ROMに位相差法、DVD±R/RW及びCDにプッシュプル法の応用形の差動プッシュプル法を採用する。
フォーカス制御の基本形及び応用形の非点収差法を採用する場合、ディスクからの反射レーザ光に非点収差を発生させるアナモフィックレンズや光軸に対して傾けて配置された平行平板などの非点収差発生光学系を備えると共に、非点収差の発生方向に対してそれぞれ45°の角度を有する互いに直交する2つの分割線により4分割される受光領域を備える光検出器が用いられる。
一方、フォーカス制御方式の差動非点収差法、トラッキング制御方式の差動プッシュプル法あるいは3ビーム法は、ディスクに照射するレーザ光として3ビームを必要とするので、これらの方式を採用する光ピックアップ装置においては、周知の如く、半導体レーザから出射されるレーザ光を回折して0次光及び±1次回折光の3ビームに分離するべく回折格子を備えると共に、これら3ビームがディスクにより反射された3ビームの反射レーザ光をそれぞれ受光する3つの受光領域を備える光検出器が用いられる。
ところで、光ピックアップ装置の組立時において、光検出器は光ピックアップ装置の光学素子が設置される光学ハウジングに位置決めして取り付けられる。(特許文献1参照)
光検出器の位置決めは、光検出器の受光領域上に投影されるレーザスポットが正しく配置されるようにして受光領域を構成する各セグメントからそれぞれ適切な各受光出力が得られるように各受光出力を所定の演算により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号がそれぞれフォーカスサーボ及びトラッキングサーボに適切な対象性及び振幅を有するS字カーブ特性となるようにしており、また、DVD記録ディスクやCD記録ディスクに形成されるウォブル(wobble)から適切な振幅を有するウォブル信号が得られるようにしている。
しかしながら、光検出器を位置決めして光学ハウジングに取り付けても取付誤差や取付時の残留応力、あるいは使用する接着剤の塗布量の出力差や経時変化などの要因でレーザ
スポットが正しく光検出器の受光領域上に投影されなくなってしまい、フォーカスサーボ特性、トラッキングサーボ特性の悪化やウォブル信号の振幅低下を招く問題があった。
フォーカス制御の非点収差法を採用する光ピックアップ装置において、上記問題に対応するためにフォーカスエラー信号が「0」となる受光状態における4分割の受光領域における各受光出力を等しくするようにフォーカスエラー信号に関係する所定の受光出力のレベル調整を行って受光領域に投影される受光スポットの位置に基づくオフセットを補正するオフセット補正装置を用いることが知られている。(特許文献2参照)
特開2005−71458号公報 特開2002−32924号公報
ところで、上述の特許文献2に示されるオフセット補正装置は、フォーカスエラー信号を用い、光検出器の受光領域の各受光出力を演算してフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成回路を含んだ構成を考慮している。前記フォーカスエラー信号生成回路は通常ディスクドライブ側に組み込まれ、フォーカスエラー信号生成回路を設置する装置に関して示していないので、前記オフセット補正装置は光ピックアップ装置単体で自己完結することを考慮していない。
その為、光ピックアップ装置をディスクドライブに組み込んだ状態でないと、4分割の受光領域における各受光出力のオフセット補正が行えず、一般に光ピックアップ装置とディスクドライブとを製造するメーカは独立しているので、実施し難い問題があった。
また、前記オフセット補正装置はフォーカスエラー信号を用いているので、フォーカスエラー信号を生成する4分割の受光領域の各対角上の各受光出力の不均衡を補正することが出来るが、4分割の受光領域の互いに直交する各分割線ごとに分けられる隣接する各受光出力の不均衡は必ずしも補正されない。
その為、フォーカスエラー信号を用いる方法で4分割の受光領域の各受光出力の不均衡を補正すると、ウォブル信号の振幅特性やトラッキング制御方式としてプッシュプル法及びその応用の差動プッシュプル法を採用した際のトラッキングサーボ特性を良好にする点で十分な効果が期待できない危惧がある。
請求項1に係る発明は、複数のセグメントにより構成される受光領域を備える光検出器に、前記受光領域の各セグメントに対応して各アンプが設けられると共に、各アンプを介して光検出器から各セグメントに対応した各受光出力を出力する各出力端子が設けられ、かつ、前記各アンプのゲインを変化させて及び、あるいは前記各アンプの入力または出力をアッテネータにより減衰させて前記各出力端子から出力される各受光出力を設定する出力設定回路を設け、前記受光領域に投影される受光スポットの位置に基づいて前記各出力端子からの各受光出力に生じる出力差に応じて前記出力設定回路により前記各出力端子からの各受光出力を補正するようにしている。これにより光ピックアップ装置単体で光検出器から各受光出力を補正して導出させる。
請求項2に係る発明は、光ピックアップ装置に各出力端子からの各受光出力を設定する設定データを出力設定回路に供給する制御回路を設けると共に、前記出力設定回路により各出力端子からの各受光出力を設定する設定データを記憶するメモリ回路を設け、該メモリ回路に記憶される設定データに基づいて各出力端子から出力される各受光出力を補正するようにしている。
請求項3に係る発明は、制御回路を光検出器を構成する半導体集積回路に設け、前記制御回路によりメモリ回路に記憶される設定データを読み出してこの設定データを光検出器に転送するようにしている。
請求項4に係る発明は、制御回路をメモリ回路を構成する半導体集積回路に設け、前記制御回路によりメモリ回路に記憶される設定データを読み出してこの設定データを光検出器に転送するようにしている。
請求項5に係る発明は、フォーカス制御に非点収差法を採用している光ピックアップ装置において、光検出器の取付工程後に受光領域の各セグメントから出力される各受光出力を検査する検査工程時に取得される各受光出力に基づいて前記各出力端子から出力される各受光出力を調整する設定データをメモリ回路に書き込んでおき、完成後の光ピックアップ装置においてその設定データを読み出すことにより前記各出力端子からの各受光出力を調整して光検出器から導出される各受光出力を補正する。
請求項6に係る発明は、電源電圧が印加される起動時にメモリ回路の設定データを読み出してこの設定データに基づいて出力設定回路を制御し、光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定し、起動されると自動的に前記各出力端子から出力される各受光出力が補正されるようになっている。
請求項7に係る発明は、ディスクに照射されるレーザ光がディスクの信号層に合焦されると判断されるフォーカスエラー信号が発生される状態において、光検出器の受光領域の各セグメントから出力される各受光出力を少なくともトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとに加算した各加算信号の値が等しくなるように出力設定回路により光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定する。これによりトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとの各受光出力の不均衡を補正するようにしている。
請求項8に係る発明は、ディスクに照射されるレーザ光をディスクの信号層に合焦させるフォーカス制御に非点収差法を採用している光ピックアップ装置において、ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際にトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により光検出器の受光領域を2分した各領域ごとに各出力端子から出力される各受光出力を加算した各加算信号の値のピークが等しくなるように出力設定回路により各出力端子から出力される各受光出力を設定する。前記各加算信号のピーク値を用いてトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとの各受光出力の検出精度を向上させている。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明に加えてディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際にトラッキング方向に対応する分割線により光検出器の受光領域を2分した各領域ごとに各出力端子から出力される各受光出力を加算した各加算信号の値のピークが等しくなるように出力設定回路により各出力端子から出力される各受光出力を設定する。
請求項10に係る発明は、各出力端子からの各受光出力に生じる出力差に応じて出力設定回路により光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定する際に各受光出力を合算した全光量に対応する総受光出力を略一定に保持するべく前記各出力端子から出力される各受光出力を補正するようにしている。
請求項1に係る発明の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置は、光検出器の受光領域に投影される受光スポットの位置に基づいて光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を補正するので、光ピックアップ装置単体で受光領域に投影される受光スポットの偏倚により生じる光検出器の各受光出力の不均衡を補正して各受光出力を導出させることが出来る。
請求項2に係る発明に依れば、光ピックアップ装置に設けた制御回路によりメモリ回路に記憶される設定データを読み出してその設定データに基づいて光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定するようにしているので、光ピックアップ装置ごとに対応させて光検出器の各受光出力を補正する設定データを記憶させておくことで、光ピックアップ装置単体で前記メモリ回路に記憶される設定データに基づいて光検出器から各受光出力を補正して導出させることが出来る。
請求項3及び4に係る発明に依れば、制御回路の回路規模を考慮して光検出器を構成する半導体集積回路、あるいはメモリ回路を構成する半導体集積回路に設けているので、制御回路のために別の半導体集積回路を必要とせず、光ピックアップ装置に設けるのに有利である。
請求項5に係る発明に依れば、検査工程時に取得される光検出器の各受光出力に基づいて光検出器の各受光出力を調整する設定データをメモリ回路に書き込んでいるので、完成後の光ピックアップ装置において検査工程時の精度により光検出器から導出される各受光出力の補正が行える。
請求項6に係る発明に依れば、起動時に自動的に光ピックアップ装置単体で光検出器の各出力端子から導出される各受光出力を補正することが出来る。
請求項7に係る発明に依れば、トラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとの各受光出力の不均衡を補正することが出来、ウォブル信号の振幅特性を良好にすることが出来ると共に、トラッキング制御方式としてプッシュプル法及びその応用の差動プッシュプル法を採用した際のトラッキングサーボ特性を良好にすることが出来る。
請求項8に係る発明に依れば、光検出器の各受光出力をトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとに加算した各加算信号の値のピークが等しくなるようにしているので、トラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとの各受光出力の検出精度が向上し、前記各領域ごとの各受光出力の不均衡を精度良く補正することが出来る。
請求項9に係る発明に依れば、光検出器の各受光出力をトラッキング方向に対応する分割線により2分される各領域ごとに加算した各加算信号の値のピークが等しくなるようにも各アンプのゲインを設定するので、光検出器の4分割受光領域の各セグメントに対応する全ての各受光出力の不均衡を補正することが出来る。
請求項10に係る発明に依れば、各受光出力を合算した全光量に対応する総受光出力を略一定に保持するべく前記各出力端子から出力される各受光出力を補正するので、各受光出力のS/N及びマージンの両方を適切に確保することが出来る。
図1は本発明に係る光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置の一実施例を示す回路ブロック図である。
図2はフォーカス制御方式及びトラッキング制御方式を説明するための説明図である。図2は、DVD−ROMに位相差法、DVD±R/RW及びCDに差動プッシュプル法のトラッキング制御方式を採用し、記録再生のCD各種に非点収差法、記録再生のDVD各種に差動非点収差法のフォーカス制御方式を採用した光ピックアップ装置に対応した受光領域、及び光ピックアップ装置からディスク上に照射されるレーザ光の光スポットの配置を示している。
要旨に関係しないので図示しないが、光ピックアップ装置の光源であるレーザダイオードから出射されるレーザ光は、回折格子により0次回折レーザ光(メインビーム)及び±1次回折レーザ光(前方サブビーム、後方サブビーム)に回折されて3ビームに分割される。この3ビームは所定光学系を通って対物レンズに導かれ対物レンズにより収束されてディスクに照射される。
ディスクによって反射された3ビームは、対物レンズに戻り光路途中で往路と相違する光路に分離されて光検出器に導かれる。
ディスクに照射される3ビームは、図2に示す如く、0次回折レーザ光のメインスポットSmが信号トラック上の中央に配置され、±1次回折レーザ光の各サブスポットSs1,Ss2はそれぞれメインスポットがオントラックされる信号トラックとそれぞれ異なる方向の隣接信号トラックとの中央に配置される。
光検出器の受光面には互いに直交する2つの分割線により十字状に4分割されてそれぞれ4つのセグメントにより構成されるメイン受光領域Am、サブ受光領域As1及びAs2が3つ縦に並べて配置され、メイン受光領域Am、サブ受光領域As1及びAs2にはディスクにより反射された0次回折レーザ光、+1次回折レーザ光、−1次回折レーザ光のそれぞれの反射レーザ光が受光されるようになっている。
ここで、フォーカス制御にCDで基本形及びDVDで非点収差法の応用形を採用しているので、光検出器には非点収差発生光学系により非点収差が付与されたレーザ光が受光され、光検出器のメイン受光領域Amの分割線Lx,Ly、サブ受光領域As1及びAs2のそれぞれの分割線Lx1,Ly1及びLx2,Ly2は受光されるレーザ光の非点収差の発生方向に対してそれぞれ45°の角度となっている。
また、メイン受光領域Amの分割線Ly、サブ受光領域As1及びAs2のそれぞれの分割線Ly1及びLy2は、採用するトラッキング制御方式を考慮して光検出器上に投影されるディスクの信号トラック方向に設定されている。
メイン受光領域Am、サブ受光領域As1及びAs2を構成する各セグメントから得られる各受光出力をそれぞれa,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,lとすると、DVD−ROMの再生のトラッキング制御に採用される位相差法は、メイン受光領域Amの各対角方向のセグメントの受光出力をそれぞれ加算した各和信号(a+c),(b+d)の位相差を検出するか、あるいはメイン受光領域Amの信号トラック方向の分割線Lxに分割された隣り合う所定の2つのセグメントの受光出力a,dあるいはb,cの位相差を検出してトラッキングエラー信号を得る。
DVD±R/RWの記録及びCDの記録再生のトラッキング制御に採用される差動プッシュプル法は、メイン受光領域Amの信号トラック方向の分割線Lxに分割されたそれぞれ2つのセグメントごとの各受光出力をそれぞれ加算した各和信号同士の差信号であるメインプッシュプル信号を演算し、サブ受光領域As1及びAs2のそれぞれにおいて信号
トラック方向の分割線Lx1及びLx2に分割されたそれぞれ2つのセグメントごとの各受光出力をそれぞれ加算した各和信号同士の差信号であるサブプッシュプル信号をサブ受光領域As1及びAs2ごとに第1、第2のサブプッシュプル信号として演算し、この第1、第2のサブプッシュプル信号を合成した合成サブプッシュプル信号をメインプッシュプル信号に合わせてゲイン(G1)調整し、これらのプッシュプル信号の差分を演算して演算式a−b−c+d−G1(e−f−g+h+i−j−k+l)のトラッキングエラー信号を得る。
記録再生のCD各種のフォーカス制御に採用される非点収差法は、メイン受光領域Amの各セグメントの各受光出力をそれぞれ対角線上に配置されるセグメントごとにそれぞれ加算して2つの和信号を得、この各和信号同士の差信号を演算した演算式a+c−(b+d)のメイン非点収差信号となるフォーカスエラー信号を得る。
記録再生のDVD各種のフォーカス制御に採用される差動非点収差法は、各サブ受光領域As1及びAs2においても上記非点収差法におけるメイン受光領域Amの場合と同様にして得られる各サブ受光領域As1及びAs2ごとの各サブ非点収差信号をメイン非点収差信号に合わせてゲイン(G2)調整してメイン非点収差信号に加算するべく演算式a+c−(b+d)+G2(e−f+g−h+i−j+k−l)によってフォーカスエラー信号を得る。
次に、図1を用いて本発明に係る光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置を説明する。
図1に示す光検出器1の受光領域2は図2のメイン受光領域Amに相当し、受光領域2の各セグメントA,B,C,Dはそれぞれ受光されるレーザ光の受光量に応じて各受光出力a,b,c,dを発生する。
光検出器1は半導体集積回路である、いわゆるPDIC(Photo detector integrated circuit)により構成され、光ピックアップ装置の対物レンズを除く光学素子が組み込まれる光学ハウジングに取り付けられる。
光検出器1は、受光領域2の各セグメントA,B,C,Dからの各受光出力a,b,c,dをそれぞれ電流信号から電圧信号に変換すると共に増幅する各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6と、各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6により電圧信号に変換された各受光出力a,b,c,dをそれぞれ増幅して各出力端子11,12,13,14から導出する各後段アンプ7,8,9,10とを備える。
前記各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6は、それぞれ抵抗値の相違する複数の帰還抵抗を切り換えることにより選択的にゲインが独立して調整可能になっており、前記各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6の各ゲインは、光検出器1を構成するPDIC内に備える出力設定回路15により使用する帰還抵抗を選択して設定されるようになっている。
図3はPDIC内の1つのセグメントに対する電流・電圧変換アンプ及び後段アンプの一例を示す回路図である。この例においては、1つのセグメント31に対して2系統の電流・電圧変換アンプ32,33が設けられ、ディスク種別や記録と再生のモード種別によってスイッチ回路34により選択的に所定の1系統の電流・電圧変換アンプが使用されるようになっている。そして、各系統の電流・電圧変換アンプ32及び33にそれぞれ複数の帰還抵抗35a,35b,35c…35(n−1),35n及び36a…36mが接続され、出力設定回路15により設定されるゲインに応じてスイッチ回路により所定の帰還抵抗が選択される。
また、後段アンプ37も複数の帰還抵抗38a,38b,38c…38(l−1),38lのうち、選択的に所定の帰還抵抗が接続されるようになっており、受光領域2の各セグメントA,B,C,Dに対応する各出力端子からの各受光出力ごとに所定の帰還抵抗を選択することにより電流・電圧変換アンプでゲインを補正する以前の初期状態での前記各受光出力のばらつきを補正する。
電流・電圧変換アンプでのゲイン補正が初期状態での各受光出力のばらつき補正と独立しているため、電流・電圧変換アンプでのゲイン補正が容易となる。
ところで、光ピックアップ装置には光検出器1に接続されるフラッシュメモリ16が備えられ、該フラッシュメモリ16を構成する半導体集積回路内に出力設定回路15により各出力端子からの各受光出力を設定する設定データの入出力を制御する制御回路17を備えている。すなわち、該フラッシュメモリ16はデータを記憶するメモリ部16aと制御回路17を備えている。
前記フラッシュメモリ16のメモリ部16aに記憶された設定データは、制御回路17により読み出されてこの設定データに応じて出力設定回路15により各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6の各ゲインが設定されて光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力が設定される。
制御回路17は電源電圧が印加される起動時にフラッシュメモリ16から設定データを読み込んでこの設定データに基づいて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定する。
一方、前記制御回路17はフラッシュメモリ16から設定データが読み込めない場合、各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを初期設定とする。この初期設定は、例えば各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを受光領域の全セグメントとも調整可能範囲の中間である0dBになる。
フラッシュメモリ16に書き込まれる設定データは、光検出器1を光ピックアップ装置の光学ハウジングに対して光軸と直交する方向に位置調整して取り付ける取付工程の後、光ピックアップ装置を構成する部材の材質や各部品を接着する接着剤の特性に応じた加熱処理して残留応力を緩和するためのアニール工程後に、ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際に光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力を検査する工場出荷前の検査工程時に取得される各受光出力に基づいて前記各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力を調整する設定データが書き込まれる。
前記光検出器1の位置調整は、ディスクの合焦時に光検出器1の受光領域上に投影されるレーザスポットが正しく配置されるようにして各セグメントに対応する各出力端子11,12,13,14からの各受光出力が一致するように行われる。
光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力を検査する検査工程時に取得される各受光出力は、例えば、図示の出力差検出回路24により演算される。出力差検出回路24は出力端子11及び12からそれぞれ出力されるセグメントA及びBに対応する受光出力a及びbを加算して第1加算信号(a+b)を得る第1加算アンプ18と、出力端子13及び14からそれぞれ出力されるセグメントC及びDに対応する受光出力c及びdを加算して第2加算信号(c+d)を得る第2加算アンプ19と、前記第1加算信号(a+b)と前記第2加算信号(c+d)との第1差分信号{(a+b)
−(c+d)}を得る第1減算アンプ20と、出力端子11及び14からそれぞれ出力されるセグメントA及びDに対応する受光出力a及びdを加算して第3加算信号(a+d)を得る第3加算アンプ21と、出力端子12及び13からそれぞれ出力されるセグメントB及びCに対応する受光出力b及びcを加算して第4加算信号(b+c)を得る第4加算アンプ22と、前記第3加算信号(a+d)と前記第4加算信号(b+c)との第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を得る第2減算アンプ23とから構成される。
すなわち、出力差検出回路24は受光領域2をトラッキング方向の直交方向に対応する分割線Lxにより前記受光領域2が2分される一方の領域の各セグメントA,Bから出力される各受光出力a,b及びもう一方の領域の各セグメントC,Dから出力される各受光出力c,dを前記各領域ごとに加算した各加算信号(a+b),(c+d)を演算し、更にこの各加算信号の電圧差である第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を演算して受光領域2の分割線Lxで2分されるY方向(信号トラック方向)に並ぶ各領域での受光出力差を検出し、受光スポットのY方向の出力差を検出する。
また、出力差検出回路24は受光領域2をトラッキング方向に対応する分割線Lyにより前記受光領域2が2分される一方の領域の各セグメントA,Dから出力される各受光出力a,d及びもう一方の領域の各セグメントB,Cから出力される各受光出力b,cを前記各領域ごとに加算した各加算信号(a+d),(b+c)を演算し、更にこの各加算信号の電圧差である第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を演算して受光領域2の分割線Lyで2分されるX方向(トラッキング方向)に並ぶ各領域での受光出力差を検出し、受光スポットのX方向の出力差を検出する。
出力差検出回路24により演算された受光領域2のY方向の受光出力差である第1減算アンプ20からの第1差分信号{(a+b)−(c+d)}、及び受光領域2のX方向の受光出力差である第2減算アンプ23からの第2差分信号{(a+d)−(b+c)}はそれぞれ設定データ生成回路25により供給され、該設定データ生成回路25は第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にするように出力設定回路15を制御する設定データを生成する。
すなわち、第1差分信号{(a+b)−(c+d)}の極性及び電圧値により受光領域2に受光される受光スポットのY方向における位置ズレの方向及び距離の度合いが分かるので、設定データ生成回路25は第1差分信号{(a+b)−(c+d)}の極性及び電圧値に応じて設定データを生成し、出力設定回路15はこの設定データに基づいて受光スポットのY方向における位置ズレに関係するセグメントA,Bから出力される各受光出力a,bを増幅する各電流・電圧変換アンプ3,4とセグメントC,Dから出力される各受光出力c,dを増幅する各電流・電圧変換アンプ5,6とのゲインを相対的に調整して第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を「0」にする。
また、第2差分信号{(a+d)−(b+c)}の極性及び電圧値により受光領域2に受光される受光スポットのX方向における位置ズレの方向及び距離の度合いが分かるので、設定データ生成回路25は第2差分信号{(a+d)−(b+c)}の極性及び電圧値に応じて設定データを生成し、出力設定回路15はこの設定データに基づいて受光スポットのX方向における位置ズレに関係するセグメントA,Dから出力される各受光出力a,dを増幅する各電流・電圧変換アンプ3,6とセグメントB,Cから出力される各受光出力b,cを増幅する各電流・電圧変換アンプ4,5とのゲインを相対的に調整して第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする。
このように第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする場合、設定データ生成回路25により生成される設定データ
に応じて出力設定回路15により前記各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持するべく比較対象の受光出力が小さいセグメントに対応するアンプのゲインが上げるように調整されると共に、比較対象の受光出力が大きいセグメントに対応するアンプのゲインが下げるように調整され、前記各受光出力a,b,c,dを補正する。
第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を共に「0」にすることにより受光領域2の分割線Lxで2分されるY方向(信号トラック方向)の出力差、及び受光領域2の分割線Lyで2分されるX方向(トラッキング方向)の出力差をそれぞれ解消することができ、受光領域2上での受光スポットのY方向及びX方向の偏倚による影響が解消されて光検出器1の各出力端子11,12,13,14からの各受光出力a,b,c,dが均等になる。
この場合、第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を共に「0」にしているが、これらの差分信号の所定の一方を「0」にするだけでも効果がある。特に、第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を「0」にすると、Y方向(信号トラック方向)の出力差が解消されるので、トラッキングサーボ特性の向上及びウォブル信号の検出に効果がある。
また、設定データ生成回路25により生成される設定データをフラッシュメモリ16を介さずに出力設定回路15に直接供給する場合、データ書き込み制御回路26は光ピックアップ装置の直接制御端子27aに直接供給を可能にするアクティブ電圧を印加すると共に、データ端子27bに設定データを、クロック端子27cに設定データを同期させる基準のクロックをそれぞれ供給する。
一方、設定データ生成回路25により生成される設定データをフラッシュメモリ16に書き込む場合、データ書き込み制御回路26は光ピックアップ装置のモード端子27dにフラッシュメモリ16の書き込み可能にする所定電圧を印加すると共に、データ端子27bに設定データを、クロック端子27cに設定データを同期させる基準のクロックをそれぞれ供給する。ここで、前記モード端子27dにはフラッシュメモリ16の動作モードを切り替える3値の電圧が印加されるようになっており、高電圧(12V)の場合にフラッシュメモリ16に設定データを書き込む書き込みモードとなり、中電圧(5V)の場合にフラッシュメモリ16に記憶されている設定データを確認するなどのために読み出す読み出しモードとなり、低電圧(0V)の場合にフラッシュメモリ16の動作を停止させてパワーセーブを行う動作停止モードとなる。
ところで、第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする調整は、光ピックアップ装置からディスクに照射されるレーザ光がディスクに合焦している状態であるフォーカスエラー信号{(a+c)−(b+d)}が「0」の状態で行われる。
光検出器1の受光領域2の受光スポットの偏倚が発生して各出力端子11,12,13,14からの各受光出力a,b,c,dが等しくない状態でフォーカスエラー信号{(a+c)−(b+d)}を「0」としてもレーザ光がディスクに正確に合焦していないと判断されるので、第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及び第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を共に「0」にしても受光領域2上での受光スポットの偏倚により影響を受けて各受光出力a,b,c,dを等しくするのに不十分であることが考えられる。
そこで、ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際のフォーカスエラー信号のピークとボトムとの平均値をレーザ光がディスクに合焦している状態であると
判断して前記平均値にレーザ光の焦点を固定して第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及びあるいは第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする調整を行う。このようにすることにより光検出器1の受光領域2の受光スポットの偏倚の影響を軽減できる。
フォーカスエラー信号のピークとボトムとの平均値をレーザ光がディスクに合焦している状態であると判断する応用としては、光検出器1から導出される受光領域2の各セグメントに対応する各受光出力a,b,c,dを合算したレーザ光の全光量信号(a+b+c+d)により第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及びあるいは第2差分信号{(a+d)−(b+c)}をそれぞれ除算して第1差分信号の割合を示す割合信号{(a+b)−(c+d)}/(a+b+c+d)及びあるいは第2差分信号の割合を示す割合信号{(a+d)−(b+c)}/(a+b+c+d)を用いる。これらの割合信号を用いることによりディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動することで受光領域2の受光されるレーザ光の全光量が変動する影響を受けにくくなる。
また、ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際に出力差検出回路24の第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を得る過程で演算される加算信号(a+b)と加算信号(c+d)との値のピークを等しくするように、及びあるいは第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を得る過程で演算される加算信号(a+d)と加算信号(b+c)との値のピークを等しくすることは、受光領域2上での受光スポットの偏倚によりフォーカスエラー信号{(a+c)−(b+d)}=「0」とディスクへのレーザ光の合焦点との誤差による影響を受けないようにして第1差分信号{(a+b)−(c+d)}及びあるいは第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする調整のと同等であり、受光スポットの偏倚により各受光出力a,b,c,dが等しくならないことによる悪影響を軽減するのに有効である。
前述の種々の方法により受光領域2上での受光スポットの偏倚に起因して光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dの出力差は、出力差検出回路24により出力差信号として検出される。設定データ生成回路25はこの出力差信号に基づいて出力設定回路15を制御する設定データを生成し、データ書き込み制御回路26は選択的にモード端子27dに高電圧を印加してフラッシュメモリ16を書き込みモードとし、設定データ生成回路25により生成された設定データをフラッシュメモリ16に転送し書き込む制御を行う。また、データ書き込み制御回路26は選択的に直接制御端子27aに所定電圧を印加して設定データ生成回路25により生成された設定データを光検出器1に直接転送し、その設定データを入出力制御回路28を介して出力設定回路15に供給する。
設定データ生成回路25により生成された設定データが直接、あるいはフラッシュメモリ16に書き込まれた後に読み出されて入出力制御回路28を介して出力設定回路15に転送されると、出力設定回路15は設定データに応じて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6の対象となるアンプのゲインを設定する。
ここで、設定データ生成回路25は、出力差信号を「0」にするように出力差信号の極性及び電圧レベルに応じて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6の対象となるアンプのゲインを調整する調整値を算出すると共に、この調整値に基づいて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6の対象となるアンプのゲインを設定する設定データを生成する。そして、設定データ生成回路25は各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持して前記各受光出力a,b,c,dが補正されるべく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定する設定データを生成する。その為、出力設定回路15が設定デ
ータに応じて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定することにより、出力差検出回路24により検出される出力差信号は等価的に「0」になり、この場合の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)は補正前と補正後で略一定に保持される。
尚、出力設定回路15による1度のアンプゲインの設定により出力差信号を等価的に「0」にすることが出来ない場合、設定データ生成回路25は各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲイン設定を変える設定データを繰り返し生成し、最終的に出力差信号を等価的に「0」にする設定データを生成する。
図2に示す出力差検出回路24の場合、設定データ生成回路25により生成される設定データに基づいて出力設定回路15により各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定して第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を「0」にすると共に、第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする各出力端子11,12,13,14から導出される各受光出力a,b,c,dを調整する。
第1差分信号{(a+b)−(c+d)}を「0」にする場合、第1差分信号の極性が正であるとき、出力端子13,14から出力される受光出力c,dの電圧レベルを上げるように電流・電圧変換アンプ5,6のゲインが上げられると共に、出力端子11,12から出力される受光出力a,bの電圧レベルを下げるように電流・電圧変換アンプ3,4のゲインが下げられ、かつ各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持するべく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインが設定される。
第1差分信号の極性が負であるとき、出力端子11,12から出力される受光出力a,bの電圧レベルを上げるように電流・電圧変換アンプ3,4のゲインが上げられると共に、出力端子13,14から出力される受光出力c,dの電圧レベルを下げるように電流・電圧変換アンプ5,6のゲインが下げられ、かつ各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持するべく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインが設定される。
同様に、第2差分信号{(a+d)−(b+c)}を「0」にする場合、第2差分信号の極性が正であるとき、出力端子12,13から出力される受光出力b,cの電圧レベルを上げるように電流・電圧変換アンプ4,5のゲインが上げられると共に、出力端子11,14から出力される受光出力a,dの電圧レベルを下げるように電流・電圧変換アンプ3,6のゲインが下げられ、かつ各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持するべく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインが設定される。
第2差分信号の極性が負であるとき、出力端子11,14から出力される受光出力a,dの電圧レベルを上げるように電流・電圧変換アンプ3,6のゲインが上げられると共に、出力端子12,13から出力される受光出力b,cの電圧レベルを下げるように電流・電圧変換アンプ4,5のゲインが下げられ、かつ各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dを合算した全光量に対応する総受光出力(a+b+c+d)を略一定に保持するべく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインが設定される。
出力差検出回路24により演算される出力差信号が等価的に「0」になった時点において、出力設定回路15が各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定する設定
データをデータ書き込み制御回路26によりフラッシュメモリ16に書き込む。
フラッシュメモリ16への設定データの書き込みは、光ピックアップ装置の工場出荷前であり、光ピックアップ装置の工場出荷時において、出力差検出回路24、設定データ生成回路25及びデータ書き込み制御回路26は光ピックアップ装置から切り離されている。
フラッシュメモリ16への設定データの書き込み後において、光ピックアップ装置に設けられた、モード端子27dあるいは直接制御端子27a、データ端子27b及びクロック端子27cは、フラッシュメモリ16の設定データが消失したり、設定データの誤差が増大した場合にフラッシュメモリ16に新たに設定データを書き込んだり、フラッシュメモリ16に記憶されている設定データを確認する際のサービス対応時に使用される。
尚、設定データを記憶させるメモリ回路としてはフラッシュメモリ16に限定されるものではなく、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やRAMなどの設定データを電気的に書き込めるものであれば好ましい。
光ピックアップ装置をディスクドライブに搭載した状態において、ディスクドライブの電源投入に伴って光ピックアップ装置に電源電圧が印加されると、フラッシュメモリ16に備えられる制御回路17が動作し、フラッシュメモリ16に記憶されている設定データが読み出され、この設定データはクロックと共に光検出器1に供給される。
その設定データは光検出器1内の入出力制御回路28を介して出力設定回路15に供給され、該出力設定回路15は前記設定データに基づいて各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインを設定する。
この結果、光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力の電圧差が解消されるようになり、受光領域2上での受光スポットのY方向及びX方向の偏倚による影響が解消されて光検出器1の各出力端子11,12,13,14からの各受光出力a,b,c,dが均等(均等と見なせる許容範囲内)になる。
ところで、前述に説明の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置においては、直接制御端子27aを備えており、この直接制御端子27aに所定電圧信号を与えると共に、データ端子27bに設定データを入力し、クロック端子27cにデータ転送用クロックを入力することで設定データに基づく各電流・電圧変換アンプ3,4,5,6のゲインが設定される。その為、直接制御端子27a、データ端子27b及びクロック端子27cにそれぞれ供給する信号をディスクドライブ側から与えることによりディスクドライブ側からの制御により光検出器1の各出力端子11,12,13,14から出力される各受光出力a,b,c,dの補正が行える。
ところで、図1の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置においては、設定データの入出力を支配的に制御する制御回路17を半導体集積回路の作り易さの点からフラッシュメモリ16に設けているが、これに限定されず、回路規模から光検出器1に備えても全く問題ない。
また、フォーカス制御に差動非点収差法を採用したり、トラッキング制御に差動プッシュプル法を採用する場合、メインビームの前後の各サブビームを受光する光検出器の各サブ受光領域As1及びAs2(図2参照)においても前述のメイン受光領域Amの場合と同様にサブ受光領域As1の各エレメントに対応する光検出器1の各出力端子から出力される各受光出力をそれぞれ均等にすると共に、サブ受光領域As2の各エレメントに対応
する光検出器1の各出力端子から出力される各受光出力をそれぞれ均等にすることが好ましい。このようにすることで、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号の精度が向上する。
更に、図1の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置においては、各電流・電圧変換アンプのゲインを設定することにより光検出器の各出力端子からそれぞれ出力される各受光出力を補正しているが、これに限らず各後段アンプのゲインを設定することにより達成しても好ましい。
また、図4に示す如く、受光領域の所定のセグメント41から出力される受光出力を電流・電圧変換アンプ42及び後段アンプ43を介して出力端子44に導出し、前記電流・電圧変換アンプ42の出力をアッテネータ45により減衰量を変化させるようにして光検出器の各出力端子からの各受光出力を補正することも好適である。図4の回路は、設定データに応じたクロックによって縦続接続される複数のD−FF(D type Flip Flop)46a,46b…46nによってスイッチ回路となる複数のEFT47a,47b…47nを制御してアッテネータ45を構成する分圧抵抗48a,48b…48nの抵抗値を切り換えることにより減衰量を変化させており、D−FF46a,46b…46n及びEFT47a,47b…47nが出力設定回路15に相当することになる。
本発明に係る光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置の一実施例を示す回路ブロック図である。 光検出器の受光領域及びディスク上での光スポット配置を示し、フォーカス制御方式及びトラッキング制御方式を説明するための説明図である。 PDIC内の1つのセグメントに対する電流・電圧変換アンプ及び後段アンプの一例を示す回路図である。 各電流・電圧変換アンプの出力をアッテネータにより減衰量を変化させて光検出器の各出力端子からの各受光出力を補正する方法を説明する回路図である。
符号の説明
1 光検出器
2 受光領域
3,4,5,6 電流・電圧変換アンプ
7,8,9,10 後段アンプ
11,12,13,14 出力端子
15 出力設定回路
16 フラッシュメモリ(メモリ回路)
17 制御回路
24 出力差検出回路
25 設定データ生成回路
26 データ書き込み制御回路

Claims (10)

  1. レーザ光源から出射されるレーザ光を対物レンズに導き、この対物レンズによりレーザ光を収束させてディスクに照射すると共に、ディスクにより反射されて戻されたレーザ光を複数のセグメントにより構成される受光領域を備える光検出器に導く構成の光ピックアップ装置において、前記光検出器に前記受光領域の各セグメントに対応して各アンプが設けられると共に、各アンプを介して光検出器から各セグメントに対応した各受光出力を出力する各出力端子が設けられ、かつ、前記各アンプのゲインを変化させて及び、あるいは前記各アンプの入力または出力をアッテネータにより減衰させて前記各出力端子から出力される各受光出力を設定する出力設定回路を設け、前記受光領域に投影される受光スポットの位置に基づいて前記各出力端子からの各受光出力に生じる出力差に応じて前記出力設定回路により前記各出力端子からの各受光出力を補正することを特徴とする光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  2. 光ピックアップ装置に各出力端子からの各受光出力を設定する設定データを出力設定回路に供給する制御回路を設けると共に、前記出力設定回路により各出力端子からの各受光出力を設定する設定データを記憶するメモリ回路を設け、該メモリ回路に記憶される設定データに基づいて各出力端子から出力される各受光出力を補正することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  3. 前記制御回路を光検出器を構成する半導体集積回路に設け、前記制御回路によりメモリ回路に記憶される設定データを読み出してこの設定データを光検出器に転送するようにしたことを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  4. 前記制御回路をメモリ回路を構成する半導体集積回路に設け、前記制御回路によりメモリ回路に記憶される設定データを読み出してこの設定データを光検出器に転送するようにしたことを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  5. ディスクに照射されるレーザ光をディスクの信号層に合焦させるフォーカス制御に非点収差法を採用している光ピックアップ装置において、前記メモリ回路には、光検出器の取付工程後に光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を検査する検査工程時に取得される各受光出力に基づいて前記各出力端子から出力される各受光出力を調整する設定データが書き込まれていることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  6. 前記制御回路は電源電圧が印加される起動時にメモリ回路の設定データを読み出すと共に、その設定データに基づいて出力設定回路を制御し、光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定することを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  7. ディスクにより反射されて戻されたレーザ光を互いに直交する2つの分割線により少なくとも4分割される受光領域を備える光検出器に導く構成の光ピックアップ装置において、ディスクに照射されるレーザ光がディスクの信号層に合焦されると判断されるフォーカスエラー信号が発生される状態で、前記受光領域の前記分割線により分割された4つの各セグメントから出力される各受光出力を少なくともトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により2分される各領域ごとに加算した各加算信号の値が等しくなるように出力設定回路により光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  8. ディスクにより反射されて戻されたレーザ光を互いに直交する2つの分割線により少なくとも4分割される受光領域を光検出器に備え、ディスクに照射されるレーザ光をディスクの信号層に合焦させるフォーカス制御に非点収差法を採用している光ピックアップ装置において、ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際にトラッキング方向の直交方向に対応する分割線により光検出器の受光領域を2分した各領域ごとに各出力端子から出力される各受光出力を加算した各加算信号の値のピークが等
    しくなるように出力設定回路により各出力端子から出力される各受光出力を設定することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  9. ディスクに照射するレーザ光の焦点を前後に移動させてその際にトラッキング方向に対応する分割線により光検出器の受光領域を2分した各領域ごとに各出力端子から出力される各受光出力を加算した各加算信号の値のピークが等しくなるように出力設定回路により各出力端子から出力される各受光出力を設定することを特徴とする請求項8記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。
  10. 前記各出力端子からの各受光出力に生じる出力差に応じて出力設定回路により光検出器の各出力端子から出力される各受光出力を設定する際に各受光出力を合算した全光量に対応する総受光出力を略一定に保持するべく前記各出力端子から出力される各受光出力を補正することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置における光検出器の受光出力制御装置。

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