JP4348525B2 - フォトディテクタ回路及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DVD等の光ディスクから記録信号を記録・再生する光ディスク装置に係り、特に光ディスクの記録面に照射する光スポットに対応する光電変換信号を得るフォトディテクタ回路に関する。
従来より、光ディスク装置では、光ピックアップのトラッキングエラー信号を得る方式として、例えば差動プッシュプル(DPP)法がある。この方法は3個のビームを光ディスクに照射し、各々の光スポットからプッシュプル方式により検出されたトラッキングエラー信号に所定の減算処理を施すことにより、対物レンズ変位に伴うオフセット成分をキャンセルすることができるという利点を有している。
図3は差動プッシュプル(DPP)法を実現するための3個のスポットの位置関係を示した図である。この方法は、レーザー光源から出射された光ビームを回折格子により3つのビームに分けて、ディスク面に照射してスポットM,S1,S2を形成し、その際、サイドスポットS1,S2がメインスポットMに対して、ディスクの半径方向にトラックピッチPの半分だけずらして配置する。
図4は差動プッシュプル法を用いた場合の従来のフォトディテクタ回路(PDIC)の構成を示したブロック図である。メインスポットMの反射光は4分割(領域a,b,c,d)光検出器1で光電変換され、2個のサイドスポットS1,S2の反射光はそれぞれ (1)では4分割{(領域e,f,g,h)、(領域i,j,k,l)}光検出器2で、(2)では2分割{(領域e,f),(領域g,h)}光検出器2で光電変換されている。これら光電変換により得られた各領域からの出力電流信号はそれぞれ前置増幅器(Trance Impedance Amp)3、(1)では加算器5、(2)では前置増幅器4により電圧信号に変換され、メインスポット側のサーボ信号としてA,B,C,Dが、サイドスポット側のサーボ信号としてE,F,G,Hが得られる。
これらサーボ信号A〜Hは次段の図示されないRF信号処理回路に入力される。このRF信号処理回路は、信号A〜Dよりフォーカスエラー信号を生成し、信号A〜Hよりトラッキングエラー信号を生成する。この差動プッシュプル法により得られるトラッキングエラー信号{(a+d)−(b+c)}−K1{(E+G)−(F+H)}はプッシュプル方式により生成されたトラッキングエラー信号が有する問題点、即ち対物レンズがトラッキング方向に変位した際にそれに伴ってトラッキングエラー信号に生じるオフセットを大幅に低減することができる。さらに、RF信号処理回路により信号(E+H)と信号(F+G)の差が算出できるため、この差に基づいて、上記した3スポットを生成するためのグレーティング(回折格子)の光軸方向の位置調整が行われる。
また、フォーカスエラー信号を得る方式として、例えば非点収差法がある。図5は差動非点収差法を用いた場合の従来のフォトディテクタ回路である。メインスポットMの反射光を4分割(a,b,c,d)光検出器1で光電変換し、2個のサイドスポットS1,S2の反射光を、それぞれ4分割(e,f,g,h)光検出器2及び4分割(i,j,k,l)光検出器2で光電変換する。
特に本例では、(e,f,g、h,i,j,k,l)の領域で光電変換された信号を加算器5で(e+i),(f+j),(g+k),(h+l)の加算を行うと共に、電圧信号に変換することにより、サーボ信号E〜Gが得られる。これら信号E〜Gはメインスポット側のサーボ信号A〜Dと共に次段のRF信号処理回路に出力される。
このRF信号処理回路は、(e+g+i+k)と(f+h+j+l)及び(a+c),(b+d)とに基づいて、{(a+c)−(b+d)}+K2{(e+g+i+k)− (f+h+j+l)}を差動非点収差方式によるフォーカスエラー信号として算出する。このフォーカスエラー信号では通常の非点収差法を用いて得たフォーカスエラー信号とは異なり、DVD−RAMのようなランド・グルーブ型光ディスクで問題となる、トラック横断の際にフォーカスエラー信号に発生しやすい外乱の影響を大幅に解消することができる(例えば特許文献1参照)。
なお、上記のような従来のサーボ信号を得るフォトディテクタ回路は、一般的に、出力端子数を抑えチップサイズを極力小さくする目的で、差動プッシュプル法の場合は図4に示すように各サブスポットの内外トラック方向から得られる加算信号をサーボ信号として出力し、差動非点収差法の場合は、図5に示すように、各サブスポットの対角方向の加算信号をサーボ信号として出力している。
特開2000−82226号公報
しかし、図4に示した従来の構成では、通常の非点収差法によりフォーカスエラー信号を生成しているため、特に光ディスクがDVD−RAMの場合、ディスク上のランドを再生している時とグルーブを再生している時で、フォーカスエラー信号に外乱が生じ、正確なフォーカスエラー信号がとれないという問題がある。
また、図5に示した従来の構成では、DVD−RAMのようなランド・グルーブ型光ディスクで問題となる、トラック横断の際にフォーカスエラー信号に発生しやすい外乱の影響を大幅に解消することはできるが、図のようなサーボ信号の取り出し方では、サイドスポットS1,S2の光電変換信号より得られる(E+G),(F+H)の差信号をとることによりプッシュプル信号を得ることができるが、トラックに対しS1の内周側とS2の外周側の和と、S1の外周側とS2の内周側の差信号に相当する、即ち(e+h+j+k)−(f+g+i+l)の差信号を得ることができなくなる。それ故、前記したグレーティングの調整が不可能となるという問題がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、フォーカスエラー信号に発生する外乱の影響を及びトラッキングエラー信号に生じるオフセットを大幅に削減することができ且つ、光スポットを複数化するためのグレーティングの調整を行うことができるフォトディテクタ回路及びこのフォトディテクタ回路を搭載した光ディスク装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、光ディスク上に3つ以上の光ビームを照射してひとつのメインスポット及び第1、第2のサブスポットの反射光を受光するフォトディテクタ回路であって、a,b,c,dの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記メインスポットの反射光を受光する第1の光検出器と、e,f,g,hの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第1のサブスポットの反射光を受光する第2の光検出器と、i,j,k,lの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第2のサブスポットの反射光を受光する第3の光検出器と、一方の入力端子に前記f領域の光電変換信号が入力される第1の加算器と、一方の入力端子に前記h領域の光電変換信号が入力される第2の加算器と、一方の入力端子に前記k領域の光電変換信号が入力される第3の加算器と、一方の入力端子に前記i領域の光電変換信号が入力される第4の加算器と、前記第1の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第1の切替スイッチと、前記第2の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第2の切替スイッチと、前記第3の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第3の切替スイッチと、前記第4の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第4の切替スイッチと、前記e領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第1の電流電圧変換器と、前記g領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第2の電流電圧変換器と、前記j領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第3の電流電圧変換器と、前記l領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第4の電流電圧変換器と、前記f領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1の加算器に入力する第5の電流電圧変換器と、前記h領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2の加算器に入力する第6の電流電圧変換器と、前記k領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第3の加算器に入力する第7の電流電圧変換器と、前記i領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第4の加算器に入力する第8の電流電圧変換器とを具備し、前記第1乃至第4の切替スイッチはMOSトランジスタで構成されていることを特徴とする。
このように本発明のフォトディテクタ回路では、第1、第2のサブスポットの反射光を光電変換する第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を加算器に入力する際に、切替スイッチによって加算する信号の出力元の分割領域が同一の光検出器に属するように切り替えると、各加算器から出力されるサーボ信号は差動プッシュプル法を用いた場合の信号になり、したがって、前記3つ以上のビームを生成するグレーティングの光軸方向の調整を行うための信号を得ることができる。
また、第1、第2のサブスポットの反射光を光電変換する第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を加算器に入力する際に、切替スイッチにより加算する信号の出力元の分割領域が前記第2、第3の光検出器に跨がって属するように切り替えると、各加算器から出力されるサーボ信号は差動非点収差法を用いた場合の信号となることにより、これらサーボ信号から生成されるフォーカスエラー信号を用いれば、トラック横断の際にフォーカスエラー信号に発生しやすい外乱の影響を大幅に解消することができ、精度の高い光ピックアップのフォーカス制御を行うことができる。
上記の動作を行うに際して、前記第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を電圧信号に変換して前記加算器または切替スイッチに入力することにより、MOSトランジスタなどで構成される前記切替スイッチの寄生容量の影響を抑止でき、広帯域特性を保持することができる。
本発明によれば、第1、第2のサブスポットの反射光を光電変換する第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を加算器に入力する際に、切替スイッチによって加算する信号の出力元の分割領域が同一の光検出器に属するように切り替えると、各加算器から出力されるサーボ信号は差動プッシュプル法を用いた場合の信号となることにより、これらサーボ信号により導出される差信号によって複数スポットを生成するためのグレーティング(回折格子)の位置調整を行うことができ、装置の歩留まりを向上させることができる。
また、第1、第2のサブスポットの反射光を光電変換する第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を加算器に入力する際に、切替スイッチにより加算する信号の出力元の分割領域が前記第2、第3の光検出器に跨がって属するように切り替えると、各加算器から出力されるサーボ信号は差動非点収差法を用いた場合の信号となることにより、これらサーボ信号から生成されるフォーカスエラー信号を用いれば、トラック横断の際にフォーカスエラー信号に発生しやすい外乱の影響を大幅に解消することができ、光ピックアップに対する精度の高いフォーカス制御を行うことができる。
また、前記第2、第3の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を電圧信号に変換して前記加算器または切替スイッチに入力する第1乃至第8の電流電圧変換器を具備することにより、MOSトランジスタで構成される前記切替スイッチの寄生容量の影響を抑止でき、広帯域特性を保持することができ、データ書き込時の倍速数が大きくなっても、円滑な書き込みを行うことができる。
フォーカスエラー信号に発生する外乱の影響及びトラッキングエラー信号に生じるオフセットを大幅に削減し且つ、光スポットを複数化するためのグレーティングの調整を行う目的を、2個のサブスポットの反射光をそれぞれ光電変換する2個の光検出器の各分割領域から出力される光電変換信号を、加算器に入力する際に、加算する信号の出力元の分割領域が同一の光検出器に属するように或いは、加算する信号の出力元の分割領域が2個の光検出器に属する領域に跨がるように切り替えることによって実現した。
図1は、本発明の参考例に係る光ディスク装置に搭載されるフォトディテクタ回路の構成を示したブロック図である。但し、従来例と同様の部分は同一符号を用いて説明する。
フォトディテクタ回路100は、図示されないディスクからのメインスポットMの反射光を光電変換する4分割光検出器1と、2個のサブスポットS1,S2の反射光をそれぞれ光電変換する4分割光検出器21,22と、4分割光検出器1の領域a,b,c,dの出力信号を電圧に変換する前置増幅器31,32,33,34と、4分割光検出器21,22の領域e,f,g,h,i,j,k,lの中の2信号を加算する加算器51,52,53,54と、各加算器の一方の入力端子に入力する信号を切り替える切替スイッチ61,62,63,64とを有して構成される。
次に本実施の形態の動作について説明する。フォトディテクタ回路100は、メインスポット用の4分割光検出器1とサブスポット用の4分割光検出器21,22からなる12分割された光検出領域を有し、メインスポット用の光検出器1の領域a,b,c,dにより光電変換されて得られた電流信号は前置増幅器31〜34により電圧信号に変換されて、次段の図示されないRF信号処理回路に入力される。
一方、サブスポット用の4分割光検出器21,22は、差動プッシュプル法で得られるサーボ信号と、差動非点収差法で得られるサーボ信号とを切り替えて出力できるようにスイッチ61〜64を介して加算器51〜54に接続される。なお、これらのスイッチはMOSトランジスタなどにより簡単に構成できる。まず、切替スイッチ61〜64が(1)側に切り替わっている場合、加算器51には光検出器21の領域fと光検出器22の領域jが接続されて信号fとjが入力される。加算器52には光検出器21の領域hと光検出器22の領域lが接続されて信号hとlが入力される。加算器53には光検出器21の領域gと光検出器22の領域kが接続されて信号gとkが入力される。加算器54には光検出器21の領域eと光検出器22の領域iが接続されて信号eとiが入力される。
したがって、この場合、加算器51からは(f+j)のサーボ信号Eが、加算器52からは(h+l)のサーボ信号Fが、加算器53からは(g+k)のサーボ信号Gが、加算器54からは(e+i)のサーボ信号Hが次段のRF信号処理回路に出力され、これは図5に示した差動非点収差法のフォトディテクタ回路のサーボ信号出力と同一となる。
このため、スイッチ61〜64が(1)側に切り替わった場合、これらサーボ信号を用いて次段のRF信号処理回路は、(e+g+i+k),(f+h+j+l)及び(a+c),(b+d)とに基づいて、{(a+c)−(b+d)}+K2{(e+g+i+k)− (f+h+j+l)}を算出でき、これを差動非点収差法による前述した外乱の影響が大幅に解消されたフォーカスエラー信号として出力することができる。
次に、スイッチ61〜64が(2)側に切り替わっている場合、加算器51には光検出器21の領域fと領域gが接続されて信号fとgが入力される。加算器52には光検出器21の領域eと領域hが接続されて信号eとhが入力される。加算器53には光検出器22の領域jと領域kが接続されて信号jとkが入力される。加算器54には光検出器22の領域iと領域lが接続されて信号iとlが入力される。
したがって、この場合、加算器51からは(f+g)のサーボ信号Eが、加算器52からは(e+h)のサーボ信号Fが、加算器53からは(j+k)のサーボ信号Gが、加算器54からは(i+l)のサーボ信号Hが次段のRF信号処理回路に出力される。
これは図4に示した差動プッシュプル法のフォトディテクタ回路のサーボ信号出力と同一となる。また、メインスポット用の光検出器1の領域a,b,c,dから出力される信号a,b,c,dは前置増幅器31,32,33,34により電圧変換されたサーボ信号A,B,C,Dとなって次段のRF信号処理回路に入力される。
RF信号処理回路は、信号A〜Hより対物レンズ変位に伴うトラッキングエラー信号オフセットを大幅に低減したトラッキングエラー信号を生成する。また、(e+h+j+k)と(f+g+i+l)との差信号、これは図4の(F+G)と(E+H)の差信号に相当する信号を得ることができ、この差信号に基づいて、光ディスク上のスポットを複数化するグレーティングの光軸方向の調整を行うことができる。
本実施の形態によれば、切替スイッチ61〜64を端子(1)側に切り替えることにより、フォトディテクタ回路100から差動非点収差法によるフォーカスエラー信号を得るためのサーボ信号を出力させることができるため、これらサーボ信号を用いて、外乱の影響が大幅に解消されたフォーカスエラー信号を生成することができ、特にDVD−RAMディスクの記録再生時のフォーカス制御を精度よく行うことができる。
さらに、上記した切替スイッチ61〜64を端子(2)側に切り替えることにより得られたサーボ信号を用いて、(e+h+j+k)と(f+g+i+l)との差信号を得ることができるため、この差信号を用いて光ディスク上のスポットを複数化(この場合は3個)するためのグレーティングの光軸方向の調整を行うことができ、光ディスク装置の歩留まりを向上させることができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置に搭載されるフォトディテクタ回路の構成を示したブロック図である。但し、図1に示した参考例と同様の部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
本実施の形態のフォトディテクタ回路200では、サブスポット用の光検出器21、22の領域e〜lから出力される光電変換信号が、前置増幅器41〜48により電圧信号に変換されて、切替スイッチ61〜64に入力されるようになっている点と、そのため加算器51´〜54´は加算機能だけを有している点が参考例と異なるところであり、他の構成は同様である。但し、特許請求の範囲の第1、第2、第3の光検出器は光検出器1,21,22に相当し、複数の加算器は例えば第1、第2、第3、第4の加算器であり、加算器51,52,53,54に相当し、複数の切替スイッチは例えば第1、第2、第3、第4の切替スイッチであり、切替スイッチ61,62,63,64に相当する。また、特許請求の範囲の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8の電流電圧変換器は前置増幅器41,43,46,48,42,44,47,45に相当する。
本実施の形態では、光検出器21,22の出力電流信号を加算器51´〜54´及び切替スイッチ61〜64に入力する前に、前置増幅器41〜48により電圧信号に変換するため、MOSトランジスタなどで構成される切替スイッチ61〜62の寄生容量による帯域劣化の影響をほとんど受けることなく、前記電圧信号を加算器51´〜54´に入力することができ、広帯域特性を保持することができる。したがって、データを書き込む時の倍速数が大きい場合でも、円滑な書き込み動作を行うことができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。上記実施の形態では光検出器の合計の分割領域を12としたが、分割領域がこれ以上のものでも、本発明を適用して同様の効果を得ることができる。また、上記実施の形態はサブスポットの光検出器を2つとして説明したが、これ以上のものでも同様の効果を得ることができる。
本発明の参考例に係る光ディスク装置に搭載されるフォトディテクタ回路の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置に搭載されるフォトディテクタ回路の構成を示したブロック図である。 従来の差動プッシュプル(DPP)法を実現するための3ビーム法による3個のスポットの位置関係を示した図である。 差動プッシュプル法を用いた場合の従来のフォトディテクタ回路(PDIC)の構成を示したブロック図である。 差動非点収差法(DAS)を用いた場合の従来のフォトディテクタ回路である。
1,21,22……4分割光検出器、31〜34、41〜48……前置増幅器、51〜54、51´〜54´……加算器、61〜64……切替スイッチ、100、200……フォトディテクタ回路。

Claims (2)

  1. 光ディスク上に3つ以上の光ビームを照射してひとつのメインスポット及び第1、第2のサブスポットの反射光を受光するフォトディテクタ回路であって、
    a,b,c,dの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記メインスポットの反射光を受光する第1の光検出器と、
    e,f,g,hの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第1のサブスポットの反射光を受光する第2の光検出器と、
    i,j,k,lの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第2のサブスポットの反射光を受光する第3の光検出器と、
    一方の入力端子に前記f領域の光電変換信号が入力される第1の加算器と、
    一方の入力端子に前記h領域の光電変換信号が入力される第2の加算器と、
    一方の入力端子に前記k領域の光電変換信号が入力される第3の加算器と、
    一方の入力端子に前記i領域の光電変換信号が入力される第4の加算器と、
    前記第1の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第1の切替スイッチと、
    前記第2の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第2の切替スイッチと、
    前記第3の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第3の切替スイッチと、
    前記第4の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第4の切替スイッチと、
    前記e領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第1の電流電圧変換器と、
    前記g領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第2の電流電圧変換器と、
    前記j領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第3の電流電圧変換器と、
    前記l領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第4の電流電圧変換器と、
    前記f領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1の加算器に入力する第5の電流電圧変換器と、
    前記h領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2の加算器に入力する第6の電流電圧変換器と、
    前記k領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第3の加算器に入力する第7の電流電圧変換器と、
    前記i領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第4の加算器に入力する第8の電流電圧変換器とを具備し、
    前記第1乃至第4の切替スイッチはMOSトランジスタで構成されている、
    ことを特徴とするフォトディテクタ回路。
  2. 光ディスク上に3つ以上の光ビームを照射してひとつのメインスポット及び第1、第2のサブスポットの反射光を受光するフォトディテクタ回路を搭載し、前記フォトディテクタ回路から出力される信号によりデータの書き込みまたは読み出し時に前記フォトディテクタ回路を内蔵する光ピックアップのトラッキング及びフォーカス制御を行う光ディスク装置であって、
    前記フォトディテクタ回路は、
    a,b,c,dの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記メインスポットの反射光を受光する第1の光検出器と、
    e,f,g,hの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第1のサブスポットの反射光を受光する第2の光検出器と、
    i,j,k,lの領域に4分割された光電変換領域を有し、前記第2のサブスポットの反射光を受光する第3の光検出器と、
    一方の入力端子に前記f領域の光電変換信号が入力される第1の加算器と、
    一方の入力端子に前記h領域の光電変換信号が入力される第2の加算器と、
    一方の入力端子に前記k領域の光電変換信号が入力される第3の加算器と、
    一方の入力端子に前記i領域の光電変換信号が入力される第4の加算器と、
    前記第1の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第1の切替スイッチと、
    前記第2の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第2の切替スイッチと、
    前記第3の加算器の他方の入力に前記領域gまたは前記領域jの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第3の切替スイッチと、
    前記第4の加算器の他方の入力に前記領域eまたは前記領域lの光電変換信号のいずれかを切り替えて入力する第4の切替スイッチと、
    前記e領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第1の電流電圧変換器と、
    前記g領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第2の電流電圧変換器と、
    前記j領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1、第3の切替スイッチに入力する第3の電流電圧変換器と、
    前記l領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2、第4の切替スイッチに入力する第4の電流電圧変換器と、
    前記f領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第1の加算器に入力する第5の電流電圧変換器と、
    前記h領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第2の加算器に入力する第6の電流電圧変換器と、
    前記k領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第3の加算器に入力する第7の電流電圧変換器と、
    前記i領域の光電変換信号を電圧信号に変換して前記第4の加算器に入力する第8の電流電圧変換器とを具備し、
    前記第1乃至第4の切替スイッチはMOSトランジスタで構成されている、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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