JPH11162003A - 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法 - Google Patents

光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法

Info

Publication number
JPH11162003A
JPH11162003A JP9327876A JP32787697A JPH11162003A JP H11162003 A JPH11162003 A JP H11162003A JP 9327876 A JP9327876 A JP 9327876A JP 32787697 A JP32787697 A JP 32787697A JP H11162003 A JPH11162003 A JP H11162003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light receiving
signal
optical
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9327876A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yamakawa
明郎 山川
Masamichi Uchiumi
正道 内海
Yusaku Seki
雄策 関
Kyoko Suzuki
京子 鈴木
Nobutaka Kikuchi
信恭 菊池
Takashi Matsumura
隆資 松村
Satoyuki Takanabe
智行 高鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Sony Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Sony Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9327876A priority Critical patent/JPH11162003A/ja
Publication of JPH11162003A publication Critical patent/JPH11162003A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の光学系を使用して、例えばCDとDV
D等、異なる種類の光ディスクを良好に再生する。 【解決手段】 光ピックアップ2内の各受光部が生成す
る電流信号を、加算した後にI−V変換して、光ディス
クの再生に必要とされる電圧信号を得るように構成す
る。具体的には、例えば出力端子57、63、75、8
1から取出される8分割受光部の内側の各受光部c,
d,b,aが生成する電流信号を加算した後にI−Vア
ンプ部50において電圧信号に変換する。この電圧信号
がCDを再生する際の再生RF信号とされる。CDとD
VD等、異なる種類の光ディスクを同一の光学系を用い
て再生するために、受光部の個数を増加させる場合にも
上述したような構成によってI−Vアンプの個数の増加
を抑えることにより、I−Vアンプに起因するノイズが
低減され、光ディスク1を良好に再生することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCD(Co
mpact disk) とDVD(Digital Versatile deoDisk)
等、板厚または記録フォーマットが異なる2種類以上の
光ディスクを再生するために使用される光ピックアッ
プ、光ディスク装置および光ディスク再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の光ピックアップに使用
されるフォトディテクタ中には、非点収差法によるフォ
ーカスサーボ、またはDPD(Different Phase Detecti
on) 法によるトラッキングサーボ等を行なうために必要
とされる信号を得るため、従来から、図8に示すような
4分割受光部が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような4分割受光
部を使用し、且つ、同一の光学系を使用して、例えばC
DとDVD等、板厚または記録フォーマットが異なる異
なる種類の光ディスクから再生信号を検出しようとする
と、球面収差等の影響によって特定の種類の光ディスク
からの反射光が再生信号のノイズの原因となる成分を含
んでしまうという問題が生じる。
【0004】再生信号のノイズの原因となる成分を含ま
ない反射光の部分に基づいて再生信号を生成するために
は、4分割受光部の内側にそれぞれに1つずつの受光部
を設けた8分割受光部を使用することが有効である。し
かしながら、8分割受光部の後段に、受光部の個数に等
しい8個のI−Vアンプを設ける構成とすると、例えば
4分割受光部の後段に4個のI−Vアンプを設ける従来
の構成と比較して、I−Vアンプに起因して発生する再
生信号のノイズが増大するという問題が生じる。このた
め、同一の光学系を使用して、CDとDVD等の板厚ま
たは記録フォーマット等が異なる光ディスクを良好に再
生することが困難とされてきた。
【0005】さらに、かかる構成においては、8分割受
光部の後段の演算部の回路規模が増大し、チップ面積が
広がって装置の小型化を妨げるという問題も生じる。
【0006】一方、対物レンズによって集光された光
を、複数個に分割された光センサに集光する場合、レン
ズ焦点が光ディスクより遠い時、レンズ焦点が合った時
およびレンズ焦点が近い時について、それぞれ図9、図
10および図11の様に変化する。
【0007】光の結像変化範囲の中央付近より、各内側
のセンサの電極を引き出した場合は、光信号の効率が低
下し、光ピックアップがフォーカスサーボ、またはトラ
ッキングサーボを行うために必要とされる光信号を得る
効率が低下する問題も生じる。
【0008】従って、この発明の目的は、同一の光学系
を使用して、演算部の回路構成を大幅に増大させること
無く、例えばCDとDVD等、異なる種類の光ディスク
を良好に再生することが可能な光ピックアップ、光ディ
スク装置、光ディスク再生方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光デ
ィスクの反射光から再生信号を生成する光ピックアップ
において、対物レンズによって集光した光スポットを受
光するフォトディテクタ内に、光スポットの中心部を受
光する所定個数の内側の受光部と、内側の受光部の外側
を取り囲むように設けられ、光スポットの周辺部を受光
する所定個数の外側の受光部とからなる受光部集合体を
有し、フォトディテクタの後段に設けられる演算部内
に、各受光部が受光する光量に応じて生成する電流信号
を加算した後に電圧信号に変換するI−Vアンプ部を有
することを特徴とする光ピックアップである。
【0010】請求項2の発明は、光ディスクから情報を
再生する光ディスク装置において、光ディスクを回転駆
動する手段と、光ディスクの反射光から再生信号を生成
する光ピックアップと、再生信号に基づいてデータを再
生するデータ再生手段と、トラッキングサーボを行なう
トラッキングサーボ手段と、フォーカスサーボを行なう
フォーカスサーボ手段とを有し、光ピックアップは、対
物レンズによって集光した光スポットを受光するフォト
ディテクタ内に、光スポットの中心部を受光する所定個
数の内側の受光部と、内側の受光部の外側を取り囲むよ
うに設けられ、光スポットの周辺部を受光する所定個数
の外側の受光部とからなる受光部集合体を有し、フォト
ディテクタの後段に設けられる演算部内に、各受光部が
受光する光量に応じて生成する電流信号を加算した後に
電圧信号に変換するI−Vアンプ部を有することを特徴
とする光ディスク装置である。
【0011】請求項17の発明は、光ディスクから情報
を再生する光ディスク再生方法において、光ディスクを
回転駆動するステップと、光ディスクの反射光から再生
信号を生成する再生信号生成ステップと、再生信号に基
づいてデータを再生するステップと、トラッキングサー
ボを行なうステップと、フォーカスサーボを行なうステ
ップとを有し、再生信号生成ステップは、対物レンズに
よって集光した光スポットを受光するフォトディテクタ
内に、光スポットの中心部を受光する所定個数の内側の
受光部と、内側の受光部の外側を取り囲むように設けら
れ、光スポットの周辺部を受光する所定個数の外側の受
光部とからなる受光部集合体を有してなる光ピックアッ
プを使用する光ディスク再生方法であって、フォトディ
テクタの後段において各受光部が受光する光量に応じて
生成する電流信号を加算するステップと、加算された電
流信号を電圧信号に変換するステップとを有するもので
あることを特徴とする光ディスク再生方法である。
【0012】請求項18の発明は、光ピックアップの多
分割光センサにおいて、対物レンズによって集光した光
スポットを受光するフォトディテクタの光スポットを受
光するフォトディテクタの光スポットの中心部を受光す
る複数個の内側の受光部と複数個の内側の受光部を取り
囲むように設けられた複数個の外側の受光部とからなる
受光部集合体を有し、カソード共通の複数個の内側の受
光部アノード配線ひきだしを内側の受光部群を取り囲む
ように設けられた複数個の外側の受光部側より引き出す
ようにしたことを特徴とする光ピックアップの多分割光
センサである。
【0013】請求項19の発明は、光ピックアップの多
分割光センサにおいて、対物レンズによって集光した光
スポットを受光するフォトディテクタの光スポットを受
光するフォトディテクタの光スポットの中心部を受光す
る複数個の内側の受光部と複数個の内側の受光部を取り
囲むように設けられた複数個の外側の受光部とからなる
受光部集合体を有し、アノード共通の複数個の内側の受
光部カソード配線ひきだしを内側の受光部群を取り囲む
ように設けられた複数個の外側の受光部側より引き出す
ようにしたことを特徴とする光ピックアップの多分割光
センサである。
【0014】請求項1、2および17に記載された発明
によれば、光ディスク装置の動作に必要な信号を生成す
るために、フォトディテクタの後段の演算部内に設けら
れるI−Vアンプの個数を少なくすることができる。
【0015】このため、8分割受光部を使用する等、光
ピックアップ内の受光部の数を増加させた場合にも、I
−Vアンプに起因して発生するノイズがI−Vアンプの
個数が増えるにつれて増大するという問題を解消若しく
は低減することができる。従って、光ピックアップ内の
受光部の数を増加させた場合にも、光ディスクから良好
な再生信号を得ることが可能となる。
【0016】また、光ピックアップ内の受光部の数を増
加させた場合に、演算部の回路規模が増大するという問
題点についても、解消若しくは低減することができる。
【0017】さらに、請求項18および19に記載され
た発明によれば、結像変化する複数に分割する不感帯上
を使用してつなぐ、特に内側の各センサより引き出す分
割Al配線引き出しは、光の結像変化範囲の外側よりと
ることで光信号の効率低下が改善され効率の良い光セン
サのAl配線引き出しを得ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態である光デ
ィスク装置の全体構成について、図1を参照して説明す
る。再生される光ディスク1としては、DVDまたはC
Dを用いることができる。光ディスク1は、図示しない
スピンドルモータにより、所定の角速度で回転させられ
る。光ピックアップ2は、図示しないシステムコントロ
ーラの指令に従って光ディスク1上の再生されるべきト
ラック上に移動させられる。
【0019】また、光ピックアップ2は、光ディスク1
にレーザ光を照射し、その反射光から光ディスク1に記
録されているデータに係る2種類の再生RF信号R
CD、RFDVD 、非点収差法によるフォーカスサーボに
係るフォーカスエラー信号FE,およびトラッキングサ
ーボに係る2種類のトラッキングエラー信号TECD、T
DVD を生成する。これらの信号は、後述するように、
光ピックアップ2内の複数のフォトディテクタが光ディ
スク1からの反射光から検出する信号に基づく演算によ
って生成される。
【0020】ここで、RFCDおよびRFDVD は、それぞ
れ、光ディスク1としてDVDが再生される場合および
CDが再生される場合に、後段のデータ再生部5による
処理の対象とされる再生RF信号である。また、TECD
は、光ディスク1としてCDが再生される場合に用いら
れる、3ビーム法によるトラッキングサーボに使用され
るトラッキングエラー信号である。さらに、TE
DVD は、光ディスク1としてDVDが再生される場合に
用いられる、DPD法によるトラッキングサーボに使用
されるトラッキングエラー信号である。
【0021】RFCDおよびRFDVD が再生RF信号切替
えスイッチ4に供給される。また、トラッキングエラー
信号TECDおよびTEDVD がトラッキングエラー信号切
替えスイッチ6に供給される。さらに、フォーカエラー
信号FEがフォーカスサーボ回路9に供給される。一
方、RFDVD は、図示しないアンプおよび平滑回路によ
って、順にゲイン調整および平滑化処理等を施されてか
ら比較回路3に供給される。比較回路3は、RFDVD
基づいて、再生されている光ディスク1の種類(すなわ
ち光ディスク1がDVDおよびCDの何れであるか)を
判定し、判定結果を示す判定信号を生成する。そして、
判定信号を再生RF信号切替えスイッチ4およびトラッ
キングエラー信号切替えスイッチ6、並びに、データ再
生部5内のイコライザ501およびPLL部504に供
給する。
【0022】比較回路3には、基準値として、例えばC
D再生時における平滑化回路の出力電圧値の2倍の値が
記憶されている。DVD再生時における平滑化回路の出
力電圧値は、CD再生時における平滑化回路の出力電圧
値の約3倍なので、光ディスク1の再生時における平滑
化回路の出力を記憶されている基準値と比較することに
より、光ディスク1の種類を判定することができる。
【0023】再生RF信号切替えスイッチ4は、判定信
号に従って、RFCDおよびRFDVDの内、光ディスク1
の種類に応じて適切なものをデータ再生部5に供給す
る。また、トラッキングエラー信号切替えスイッチ6
も、判定信号に従ってFECDおよびFEDVD の内、光デ
ィスク1の種類に応じて適切なものをトラッキングサー
ボ回路7に供給する。
【0024】データ再生部5は、図示しないアンプ、イ
コライザ501、2値化回路502復調/ECC回路5
03およびPLL504を有する。アンプによってゲイ
ン制御がなされたイコライザ501には、比較回路3か
ら供給される判定信号に基づいて、光ディスク1の種類
に応じて、イコライズ特性を切替えてイコライズ処理を
行なう。例えば、DVDは、CDよりも高密度にデータ
が記録されているため、光ディスク1がDVDである場
合には、CDである場合に比べてより高い周波数の信号
を強調するイコライズ特性とされる等の制御が行なわれ
る。
【0025】2値化回路502は、イコライザ501の
出力の補正(アシンメトリ補正)を行い、さらに2値化
処理を行なって2値化データを復調/ECC回路503
およびPLL504に供給する。復調/ECC回路50
3は、PLL504が生成するクロックに従って、2値
化回路502から供給される2値化データに基づく復調
処理およびECC誤り訂正符号に基づく誤り訂正処理を
行う。復調/ECC回路503の後段には、光ディスク
1から再生されるデータの種類に応じた処理を行なう構
成が設けられる。
【0026】例えば、光ディスク1から音声情報が再生
される場合には(すなわち、この発明が適用される光デ
ィスク装置がCDプレーヤ等、音楽情報を記録した光デ
ィスクを再生するものであれば)、再生された信号に補
間処理等を行なう処理系、およびスピーカ等の音声出力
手段等が復調/ECC回路503の後段に設けられる。
また、例えば光ディスク1から映像情報が再生される場
合には(すなわち、この発明が適用される光ディスク装
置が映像情報を記録した光ディスクを再生するものであ
れば)、再生された信号に所定の処理を施す処理回路、
およびモニター等の映像出力手段とが復調/ECC回路
503の後段に設けられる。
【0027】ところで、復調/ECC回路503等にお
いて使用されるクロックの周波数は、光ディスク1がD
VDである場合とCDである場合とで異なる。このた
め、PLL504には比較回路3から判定信号が供給さ
れ、PLL504が生成するクロックの周波数が光ディ
スク1の種類に応じて切替えられる。
【0028】一方、トラッキングサーボ回路7は、トラ
ッキングエラー信号切替えスイッチ6から供給される信
号(TECDと、TEDVD の内の何れか)に基づいて、ト
ラッキングアクチュエータ8を制御する。トラッキング
アクチュエータ8は、光ピックアップ2内の対物レンズ
26を光ディスク1の半径方向に移動させる。かかる動
作により、正しいトラッキング制御がなされる。
【0029】また、フォーカスサーボ回路9は、供給さ
れるフォーカスエラー信号FEに基づいてフォーカスア
クチュエータ10を制御する。フォーカスアクチュエー
タ10は、光ピックアップ2内の対物レンズ26の位置
を光軸方向に移動させる。かかる動作により、正しいフ
ォーカス制御がなされる。
【0030】次に、光ピックアップ2について図2を参
照してより詳細に説明する。光ピックアップ2は、所定
の波長、例えば650nmまたは635nm等のレーザ
光を発生する半導体レーザ21、半導体レーザ21が発
生するレーザ光を3本に分割するグレーティング22、
光ディスク1に対する入射光と、光ディスク1からの反
射光を分離すると共に、反射光に非点収差を与えるビー
ムスプリッタ23、立ち上げミラー25、NA(Numeric
al Aperture)が例えば0.6の対物レンズ26、および
フォトディテクタ27およびその後段の演算部28を有
する。
【0031】ところで、図2中の対物レンズ26に近接
する位置に、模式的に記載したように、DVDの基板厚
が0.6mmであり、一方、CDの基板厚が1.2mm
である。この発明の一実施形態の光学系は、対物レンズ
26のNAが例えば0.6とされる等、DVDに適合す
るように構成されたものなので、CDを再生しようとす
る場合には球面収差が生じる。このため、このような光
学系によってフォトディテクタ27上に結像する反射光
スポットの収束性が劣化する。このため、CDを再生し
ようとする場合に良好な再生信号を得るために、後述す
るような8分割受光部を使用する構成が有力である。
【0032】このような球面収差について、図3を参照
して説明する。図3Aは、DVD等基板厚が0.6mm
の光ディスクの再生に使用されるNA=0.6のレンズ
をCD等、基板厚が1.2mmの光ディスクに対して使
用した場合に生じる球面収差(反射光スポット上の半径
で示した)を、光線が入射するレンズ上の位置(レンズ
上の半径によって示した)に対してプロットしたもので
ある。図3Aから反射光スポットの中心付近では球面収
差が極僅かであるが、中心から離れるにつれて球面収差
が急速に増大することがわかる。そして、半径R1 〜R
2 の範囲において、球面収差と半径の関係が略直線をな
すので、半径R1 〜R2 の範囲では、図3Bに斜線で模
式的に示したような円環状の結像が生じる。
【0033】このような円環状の結像は、高域信号成分
に対応する反射光の伝達域となる。ところで、CDに
は、例えば最短ピット間隔0.84μm,トラックピッ
チ1.6μm程度の密度で情報が記録されている。この
ように記録された情報は、光学系により、数10kHz
〜2MHz程度の比較的低域の周波数を有する反射光と
される。従って、高域の周波数を有する円環状の結像
は、CDに記録された情報に関連したものではなく、C
Dから良好な再生信号を得ようとする場合にはノイズと
して作用する。このため、CDから良好な再生信号を得
るためには、反射光スポットの中心付近を受光して再生
信号を生成するようにすれば良い。
【0034】一方、DVDが再生される場合には、球面
収差の影響がないので、反射光スポットがフォトディテ
クタ27上に収束性良く結像する。DVDには、例えば
最短ピット間隔0.4μm,トラックピッチ0.74μ
m程度の密度で情報が記録されている。このように記録
された情報は、光学系により、7MHz〜8MHz程度
の高域の周波数を有する反射光とされる。従って、DV
Dから良好な再生信号を得るために反射光スポットの特
定の部分を受光して再生信号を生成するようにする必要
はない。
【0035】以上の点を考慮してCDとDVDの両方の
再生に使用できるように構成された、光ピックアップ2
内のフォトディテクタ27について図4を参照して説明
する。フォトディテクタ27は、8分割受光部30と、
その両側に設けられた受光部EおよびFを有する。8分
割受光部30、および受光部EおよびFは、一辺が例え
ば100μm程度の大きさとされている。
【0036】8分割受光部30は、4つの受光部a,
b,c,dと、その外側に設けられた4つの受光部A,
B,C,Dから構成される。これら8つの受光部が受光
した光量に応じた電流信号を生成し、演算部28に供給
する。演算部28は、8分割受光部30から供給される
電流信号に基づいて、図1中の各信号、すなわち、再生
RF信号RFDVD 、RFCD、フォーカスエラー信号F
E,トラッキングエラー信号TEDVD を生成する。ま
た、受光部EおよびFも、受光した光量に応じた電流信
号を生成し、演算部28に供給する。演算部28は、受
光部EおよびFから供給される電流信号に基づいて、図
1中のトラッキングエラー信号TECDを生成する。
【0037】ところで、一般的に、各受光部が生成する
電流信号は,電圧信号に変換されてから演算処理され
る。このため、一般的には、電流信号を電圧信号に変換
するI−V変換アンプが各受光部に対応して設けられ
る。但し、8分割受光部を使用する場合に、各受光部に
対応する8個のI−V変換アンプを設ける構成とする
と、アンプによるノイズが増大するという問題が生じ
る。すなわち、例えば従来の4分割フォトディテクタに
おいて、4個のI−V変換アンプが設けられている場合
と比較して、I−V変換アンプの個数が2倍となるの
で、全体としてノイズが略2倍(3dB)増大すること
になる。また、かかる構成においては、回路規模が増大
し、チップ面積が広がって装置の小型化を妨げるという
問題も生じる。
【0038】そこで、この発明の一実施形態は、8個の
受光部の各々に対応して8個のI−Vアンプを設けず
に、電流信号を加算した後にI−Vアンプに供給する等
の構成によって、CDおよびDVDの両方を再生する機
能を有する光ディスク装置の動作に必要とされる、例え
ば図1中のRFCD、RF DVD、TECD,TE DVDおよび
FE等の信号を得るように構成したものである。
【0039】8分割受光部30について、図5および図
6を参照してより詳細に説明する。内側の各センサa,
b,c,dより引き出すAl配線100を結像変化す
る、不感帯上を使用して各センサをつなぎ、また内側の
各センサa,b,c,dのアノード電極を図5に示す様
に光の結像変化範囲の外側付近よりとることにより、従
来の光の結像変化範囲の中央付近より、各内側のセンサ
の電極を引き出した場合に比べ、光信号の効率低下が改
善され効率の良い光センサのAl配線を得ることが可能
となる。
【0040】図6は、このようにして引き出された電極
を含んでなる信号処理回路の一例を示すものである。こ
こで、A,B,C,Dおよびa,b,c,dの符号を付
した各アンプは、8分割受光部30内の同一の符号で示
した各センサに対応するものである。この一例において
はアノード共通とする場合について説明してしたが、カ
ソード共通とする場合にも、同様の効果が得られる。
【0041】演算部28について、図7を参照して説明
する。以下の説明において、表記を簡明なものとするた
め、各受光部が生成する電流信号が変換されて生じた電
圧信号(従って各受光部に入射する光量に応じた大きさ
の電圧信号)を各受光部の名称で示す。例えば、受光部
aが生成する電流信号が変換されて生じた電圧信号をa
と表記する。また、例えば、受光部Cおよび受光部cが
生成する電流信号の和が変換されて生じた電圧信号(従
って受光部Cおよびcに入射する光量の和に応じた大き
さの電圧信号)をC+cと表記する。演算部28は、I
−Vアンプ部50、52、58、64、67、70、7
6および82と、VCCを印加する端子、I−Vアンプ部
52、58、64、67、70、76および82におけ
る基準電圧VCを印加する端子、および電圧のグランド
を与える端子等を有する。
【0042】まず、I−Vアンプ部52は、受光部Cお
よびc内のPINダイオード54および53をカソード
を共通として配線し、電圧信号C+cを端子52Tに取
り出せるように、PINダイオード54および53の極
性を設定したものである。また、端子56および57か
らは、それぞれ、Cおよびcに入射する光量に応じた電
流信号が出力される。端子56の出力がI−Vアンプ部
82に供給され、また、端子57の出力がI−Vアンプ
部50に供給される。
【0043】I−Vアンプ部58,70および76は、
それぞれ受光部Dおよびd、受光部Bおよびb,並びに
受光部AおよびaについてI−Vアンプ部52と同様な
処理を行なうものである。すなわち、I−Vアンプ部5
8は、受光部Dおよびd内のPINダイオード59およ
び60をカソードを共通として配線し、電圧信号D+d
を端子58Tに取り出すようにしたものである。端子6
2および63からは、それぞれ、Dおよびdに入射する
光量に応じた電流信号が出力される。端子62の出力が
I−Vアンプ部82に供給され、また、端子63の出力
がI−Vアンプ部50に供給される。
【0044】同様に、I−Vアンプ部70は、受光部B
およびb内のPINダイオード71および72をカソー
ドを共通として配線し、電圧信号B+bを端子70Tに
取り出すようにしたものである。端子74および75か
らは、それぞれ、Bおよびbに入射する光量に応じた電
流信号が出力される。端子74の出力がI−Vアンプ部
82に供給され、また、端子75の出力がI−Vアンプ
部50に供給される。
【0045】さらに、I−Vアンプ部76は、受光部A
およびa内のPINダイオード77および78をカソー
ドを共通として配線し、電圧信号A+aを端子70Tに
取り出すようにしたものである。端子80および81か
らは、それぞれ、Aおよびaに入射する光量に応じた電
流信号が出力される。端子80の出力がI−Vアンプ部
82に供給され、また、端子81の出力がI−Vアンプ
部50に供給される。
【0046】このようにして得られる電圧信号C+c,
D+d,B+bおよびA+aに基づいて、演算部28の
後段に設けられる図示しない構成により、上述のトラッ
キングエラー信号TEDVD 、およびフォーカスエラー信
号FEが演算される。
【0047】次に、I−Vアンプ部50は、上述した端
子81、75、57および63からそれぞれ供給され
る、受光部a,b,cおよびdに入射する光量に応じて
生成される電流信号の和を、電圧信号a+b+c+dに
変換し、端子50Tに取出すようにしたものである。同
様に、I−Vアンプ部82は、上述した端子80、7
4、56および62からそれぞれ供給される、受光部A
とa,Bとb,CとcおよびDとdに入射する光量に応
じて生成される電流信号の和を、電圧信号(A+a)+
(B+b)+(C+c)+(D+d)に変換し、端子8
2Tに取出すようにしたものである。
【0048】端子50Tから出力される電圧信号a+b
+c+dが上述のRFCDであり、また、端子82Tから
出力される電圧信号(A+a)+(B+b)+(C+
c)+(D+d)が上述のRFDVD である。
【0049】RFDVD は、内外の全受光部に入射する光
量の総和に基づく電圧信号として生成され、高域成分を
も含む、DVDから再生されるべき適正なRF信号とさ
れる。一方、RFCDは、内側の受光部に入射する光量の
総和に基づく電圧信号として生成され、高域成分を含ま
ず、従ってCDから再生されるRF信号としてノイズの
少ないものとされる。
【0050】一方、I−Vアンプ部64および67は、
受光部EおよびFが生成する電流信号を電圧信号に変換
する構成である。すなわち、I−Vアンプ部64は、受
光部E内のPINダイオード65が生成する電流信号を
電圧信号Eに変換し、端子64Tに取出すようにしたも
のである。また、I−Vアンプ部67は、受光部F内の
PINダイオード68が生成する電流信号を電圧信号F
に変換し、端子67Tに取出すようにしたものである。
これらの電圧信号FおよびEの差として、演算部28の
後段に設けられる図示しない構成により、上述のトラッ
キングエラー信号TECDが演算される。
【0051】ところで、図7において、VCCをVeeとし
て、各PINダイオード57、63、75、81、およ
び56、62、74、90の極性を逆向きに配線して
も、上述したこの発明の一実施形態における演算部28
と同様の動作を実現することができる。
【0052】上述したこの発明の一実施形態は、この発
明をCDとDVDの両方を再生する機能を要求される光
ディスク装置に適用したものである。これに対して、こ
の発明は、CD/DVD以外の光ディスク、例えば相変
化型ディスクPD、CD−E(CD-Erasable )等の書き
換え可能ディスク、CD−R等の追記型ディスク、CD
−ROM等の読み出し専用ディスク等について、板厚ま
たは記録フォーマットが異なる等の要因により、球面収
差等の影響を受ける程度が異なる2種類またはそれ以上
の光ディスクを再生する機能を要求される光ディスク装
置およびそのような光ディスク装置に使用される光ピッ
クアップに適用することができる。
【0053】また、この発明は、上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の応用および変形が考えられる。
【0054】
【発明の効果】上述したように、この発明は、光ピック
アップ内の受光部の各々に対応して受光部の個数に等し
い個数のI−Vアンプを設けずに、電流信号を加算した
後にI−Vアンプに供給する等の構成によって、光ディ
スク装置の動作に必要とされる信号を得るようにしたも
のなので、例えば8分割受光部を使用する等、光ピック
アップ内の受光部の数を増加させた場合にも、I−Vア
ンプの個数が増加しないように、若しくは増加の程度を
低減するように、受光部の後段の演算部を構成すること
ができる。
【0055】このため、I−Vアンプに起因して発生す
るノイズにより、多数のI−Vアンプを有する構成にお
いて再生信号のノイズが増大するという問題点を低減す
ることが可能となるので、光ピックアップ内の受光部の
数を増加させた場合にも、光ディスクから良好な再生信
号を得ることが可能となる。
【0056】従って、特定の種類の光ディスクが光学系
に対して必ずしも適合しないことに起因する球面収差等
の現象によって反射光に含まれるノイズ等の低減を図る
ために、例えば8分割受光部を使用する場合に、光ディ
スクから良好な再生信号を得ることが可能となる。この
ため、CDとDVD等、板厚または記録フォーマットが
異なる光ディスクを同一の光学系を用いて良好に再生す
ることが可能となる。一方、この発明に係る構成によ
り、光ピックアップ内の受光部の数を増加させた場合に
も、演算部の回路規模が大幅に増大しないようにするこ
とができる。このため、光ピックアップおよび光ディス
ク装置の小型化に寄与することができる。
【0057】さらに、この発明は、結像変化する複数に
分割する不感帯上を使用してつなぐ、特に内側の各セン
サより引き出す分割Al配線引き出しは、光の結像変化
範囲の外側よりとるようにしたものなので、光信号の効
率低下が改善され効率の良い光センサのAl配線引き出
しを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができる光ディスク装
置について説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の全体構成について説明
するための略線図である。
【図3】球面収差について説明するための略線図であ
る。
【図4】この発明の一実施形態の一部の構成について説
明するための略線図である。
【図5】図4に示したこの発明の一実施形態の一部の構
成のさらに一部の構成について説明するための略線図で
ある。
【図6】図5に示したこの発明の一実施形態の一部の構
成のさらに一部の構成の後段の信号処理系について説明
するための略線図である。
【図7】図2に示したこの発明の一実施形態の他の一部
の構成について説明するための略線図である。
【図8】従来の光ピックアップに使用される4分割受光
部の一例について説明するための略線図である。
【図9】従来の4分割受光部において、レンズ焦点がデ
ィスクより遠い場合に集光される光の結像の一例を示す
略線図である。
【図10】従来の4分割受光部において、レンズ焦点が
合った場合に集光される光の結像の一例を示す略線図で
ある。
【図11】従来の4分割受光部において、レンズ焦点が
近い場合に集光される光の結像の一例を示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、2・・・光ピックアップ、3・・
・比較回路、4・・・再生RF信号選択スイッチ、6・
・・トラッキングエラー信号選択スイッチ、26・・・
対物レンズ、27・・・フォトディテクタ、28・・・
演算部、30・・・8分割受光部、50、52、58、
64、67、70、76、82・・・I−Vアンプ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 雄策 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 鈴木 京子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 菊池 信恭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 松村 隆資 東京都千代田区丸の内2−2−3 三菱電 機株式会社内 (72)発明者 高鍋 智行 東京都千代田区丸の内2−2−3 三菱電 機株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの反射光から再生信号を生成
    する光ピックアップにおいて、 対物レンズによって集光した光スポットを受光するフォ
    トディテクタ内に、上記光スポットの中心部を受光する
    所定個数の内側の受光部と、上記内側の受光部の外側を
    取り囲むように設けられ、上記光スポットの周辺部を受
    光する上記所定個数の外側の受光部とからなる受光部集
    合体を有し、 上記フォトディテクタの後段に設けられる演算部内に、
    各受光部が受光する光量に応じて生成する電流信号を加
    算した後に電圧信号に変換するI−Vアンプ部を有する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光ディスクから情報を再生する光ディス
    ク装置において、 光ディスクを回転駆動する手段と、 光ディスクの反射光から再生信号を生成する光ピックア
    ップと、 再生信号に基づいてデータを再生するデータ再生手段
    と、 トラッキングサーボを行なうトラッキングサーボ手段
    と、 フォーカスサーボを行なうフォーカスサーボ手段とを有
    し、 上記光ピックアップは、対物レンズによって集光した光
    スポットを受光するフォトディテクタ内に、上記光スポ
    ットの中心部を受光する所定個数の内側の受光部と、上
    記内側の受光部の外側を取り囲むように設けられ、上記
    光スポットの周辺部を受光する上記所定個数の外側の受
    光部とからなる受光部集合体を有し、 上記フォトディテクタの後段に設けられる演算部内に、
    各受光部が受光する光量に応じて生成する電流信号を加
    算した後に電圧信号に変換するI−Vアンプ部を有する
    ものであることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 各受光部がフォトダイオードによって構成され、 上記内側の受光部と、反射光スポットの径方向に隣接す
    る上記外側の受光部とからなる上記所定個数の組につい
    て、各組内の上記フォトダイオードのアノードまたはカ
    ソードが共通接続され、共通接続点に電流加算出力を得
    ることを特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 各受光部がフォトダイオードによって構成され、 上記内側の受光部と、反射光スポットの径方向に隣接す
    る上記外側の受光部とからなる上記所定個数の組につい
    て、各組内の上記フォトダイオードのアノードまたはカ
    ソードが共通接続され、共通接続点に電流加算出力を得
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記受光部集合体は、8分割受光部であることを特徴と
    する光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 上記受光部集合体は、8分割受光部であることを特徴と
    する光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量の総和に応じて
    電圧信号を生成するものであることを特徴とする光ピッ
    クアップ。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量の総和に応じて
    電圧信号を生成するものであることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量と、上記外側の
    受光部の各々が受光する光量との総和に応じて電圧信号
    を生成するものであることを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  10. 【請求項10】 請求項2において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量と、上記外側の
    受光部の各々が受光する光量との総和に応じて電圧信号
    を生成するものであることを特徴とする光ディスク。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部と、反射光スポットの径方向に隣接す
    る上記外側の受光部とからなる上記所定個数の組につい
    て、各組内の受光部が受光する光量の総和に応じて電圧
    信号を生成するものであることを特徴とする光ピックア
    ップ。
  12. 【請求項12】 請求項2において、 上記I−Vアンプ部は、 上記内側の受光部と、反射光スポットの径方向に隣接す
    る上記外側の受光部とからなる上記所定個数の組につい
    て、各組内の受光部が受光する光量の総和に応じて電圧
    信号を生成するものであることを特徴とする光ディスク
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項2において、 上記I−Vアンプ部として、上記内側の受光部の各々が
    受光する光量の総和に応じて電圧信号を生成するもの
    と、上記内側の受光部の各々が受光する光量と上記外側
    の受光部の各々が受光する光量との総和に応じて電圧信
    号を生成するものとを有し、 上記内側の受光部の各々が受光する光量の総和に応じて
    生成される電圧信号と、上記内側の受光部の各々が受光
    する光量と上記外側の受光部の各々が受光する光量との
    総和に応じて生成される電圧信号との内の一方を、再生
    対象とされる光ディスクの種類に応じて再生RF信号と
    して上記データ再生手段に選択的に供給する再生RF信
    号選択手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 上記再生RF信号選択手段は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量と上記外側の受
    光部の各々が受光する光量との総和に応じた電圧信号に
    基づいて動作するものであることを特徴とする光ディス
    ク装置。
  15. 【請求項15】 請求項2において、 上記I−Vアンプ部として、上記内側の受光部の各々が
    受光する光量と上記外側の受光部の各々が受光する光量
    との総和に応じて電圧信号を生成するものと、上記内側
    の受光部と、反射光スポットの径方向に隣接する上記外
    側の受光部とからなる上記所定個数の組について、各組
    内の受光部が受光する光量の総和に応じて電圧信号を生
    成するものとを有し、 上記内側の受光部と、その外側に設けられた上記外側の
    受光部とからなる上記所定個数の組について、各組内の
    受光部が受光する光量の総和に応じた電圧信号を、再生
    対象とされる光ディスクが特定の種類のものである場合
    に、トラッキングエラー信号として上記トラッキングサ
    ーボ手段に選択的に供給するトラッキングエラー信号選
    択手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 上記トラッキングエラー信号選択手段は、 上記内側の受光部の各々が受光する光量と上記外側の受
    光部の各々が受光する光量との総和に応じた電圧信号に
    基づいて動作するものであることを特徴とする光ディス
    ク装置。
  17. 【請求項17】 光ディスクから情報を再生する光ディ
    スク再生方法において、 光ディスクを回転駆動するステップと、 光ディスクの反射光から再生信号を生成する再生信号生
    成ステップと、 再生信号に基づいてデータを再生するステップと、 トラッキングサーボを行なうステップと、 フォーカスサーボを行なうステップとを有し、 上記再生信号生成ステップは、対物レンズによって集光
    した光スポットを受光するフォトディテクタ内に、上記
    光スポットの中心部を受光する所定個数の内側の受光部
    と、上記内側の受光部の外側を取り囲むように設けら
    れ、上記光スポットの周辺部を受光する上記所定個数の
    外側の受光部とからなる受光部集合体を有してなる光ピ
    ックアップを使用する光ディスク再生方法であって、 上記フォトディテクタの後段において上記各受光部が受
    光する光量に応じて生成する電流信号を加算するステッ
    プと、加算された電流信号を電圧信号に変換するステッ
    プとを有するものであることを特徴とする光ディスク再
    生方法。
  18. 【請求項18】 光ピックアップの多分割光センサにお
    いて、 対物レンズによって集光した光スポットを受光するフォ
    トディテクタの光スポットを受光するフォトディテクタ
    の光スポットの中心部を受光する複数個の内側の受光部
    と上記複数個の内側の受光部を取り囲むように設けられ
    た複数個の外側の受光部とからなる受光部集合体を有
    し、カソード共通の複数個の内側の受光部アノード配線
    ひきだしを内側の受光部群を取り囲むように設けられた
    複数個の外側の受光部側より引き出すようにしたことを
    特徴とする光ピックアップの多分割光センサ。
  19. 【請求項19】 光ピックアップの多分割光センサにお
    いて、 対物レンズによって集光した光スポットを受光するフォ
    トディテクタの光スポットを受光するフォトディテクタ
    の光スポットの中心部を受光する複数個の内側の受光部
    と上記複数個の内側の受光部を取り囲むように設けられ
    た複数個の外側の受光部とからなる受光部集合体を有
    し、アノード共通の複数個の内側の受光部カソード配線
    ひきだしを内側の受光部群を取り囲むように設けられた
    複数個の外側の受光部側より引き出すようにしたことを
    特徴とする光ピックアップの多分割光センサ。
JP9327876A 1997-11-28 1997-11-28 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法 Abandoned JPH11162003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9327876A JPH11162003A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9327876A JPH11162003A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11162003A true JPH11162003A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18203976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9327876A Abandoned JPH11162003A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11162003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741540B2 (en) 1999-12-28 2004-05-25 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus
JPWO2009150844A1 (ja) * 2008-06-12 2011-11-10 パナソニック株式会社 半導体記憶装置、半導体装置、および光ディスク再生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741540B2 (en) 1999-12-28 2004-05-25 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus
US7016273B2 (en) 1999-12-28 2006-03-21 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus
US7260049B2 (en) 1999-12-28 2007-08-21 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus
JPWO2009150844A1 (ja) * 2008-06-12 2011-11-10 パナソニック株式会社 半導体記憶装置、半導体装置、および光ディスク再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4023012B2 (ja) 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置
US6469965B1 (en) Apparatus for and method of playing back optical disc
JPH06243496A (ja) ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス自動調整方法及び信号処理装置
JP3397280B2 (ja) 記録媒体記録再生装置および記録媒体記録再生方法
JP2821453B2 (ja) ディスク判別装置及び方法
JP2001101771A (ja) ディスク判別方法
JP2002008246A (ja) ディスク状記録媒体、ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びにチルト検出方法
JPH10334570A (ja) 光ディスク判別装置
JPH11162003A (ja) 光ピックアップ、光ディスク装置および光ディスク再生方法
EP1665243B1 (en) Photo diode ic
JP2004310988A (ja) トラッキングエラー信号の発生方法及び装置、これに適した光学保存ドライブ、そしてこれを利用したリードイン制御方法
JPH10199030A (ja) 光学式情報記録再生装置及び光学式情報再生装置
JP4048690B2 (ja) 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置
US20060261243A1 (en) Optical reproducing apparatus capable of using laser diode of two wavelengths
US20070217317A1 (en) Optical disk device, playback method of the optical disk device, and reproduction signal generating circuit
KR100486271B1 (ko) 트랙킹 에러신호 생성 장치 및 방법
JP2000222747A (ja) 光ディスク装置およびサーボパラメータ調整装置
JP3886987B2 (ja) 信号生成装置
JP3931493B2 (ja) 光検出器の分割構造およびこの光検出器を用いた光ピックアップ
JP2007102831A (ja) 光ピックアップ及びこれを用いた光ディスク装置
JPH10124914A (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法
WO2001013366A1 (fr) Procede de reproduction de disque optique et dispositif de reproduction
JP4380345B2 (ja) 光検出装置、光ピックアップ及び光ディスク装置
JP2005092992A (ja) 光ディスク装置
JP3350362B2 (ja) ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20040713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050914