JP2008304846A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤に与えるストレスを少なくしつつ均一に撹拌混合を行うことで現像剤に対して十分な帯電量を与えることができると共に、安定した量の現像剤を搬送することが可能な現像剤撹拌搬送手段を備えた現像装置を提供する。
【解決手段】現像剤担持体15と、現像剤を撹拌しつつ現像剤担持体15に向けて搬送する現像剤撹拌搬送手段とを有する現像装置6において、前記現像剤撹拌搬送手段として、現像剤を下方から上方へと搬送すべく水平軸に対して傾斜した回転自在な縦スクリュ部材18を用いた。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真複写装置、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像装置に関し、詳しくは現像剤を撹拌搬送する現像剤撹拌搬送手段の構成に関する。
従来、2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式を採用した画像形成装置の現像装置として、像担持体に近接して配置された現像剤担持体の像担持体と対向する側に現像剤担持体と平行に配設されたスクリュ状の現像剤撹拌搬送手段を2つ設け、現像剤撹拌搬送手段上にトナーを補給して現像剤撹拌搬送手段の回転によりトナーとキャリアとを撹拌し、撹拌された現像剤を現像剤担持体に搬送する方式が一般的に採用されている。
しかし、スクリュ状の現像剤撹拌搬送手段では現像剤の搬送効率は高いものの撹拌効率が低いためにトナーを十分に帯電させることができず、トナーの帯電はドクタ部における現像剤同士の摺擦に頼っているのが現状であるが、この構成ではドクタ部における強いストレスによってキャリアのコート膜が削れたりトナーに添加剤が埋没したりすることが問題となっている。この問題は、補給されたトナーが現像剤担持体へと搬送される前に十分に撹拌されて帯電されることにより解決される。
そこで、撹拌効率を向上させるため、現像剤担持体の像担持体と対向する側に鉛直方向に配置されたスクリュ状の現像剤撹拌搬送手段を複数設け、上下方向に現像剤を搬送することにより現像剤の撹拌を十分に行うことが可能に構成された現像装置が例えば「特許文献1」に開示されている。また、現像剤補給部に設けられたスクリュ状の現像剤撹拌搬送手段を公転させることで現像剤を下から上に搬送して混合する現像装置が例えば「特許文献2」に開示されている。
特公平4−62389号公報 特開平7−134481号公報
しかし「特許文献1」に開示された技術では、現像剤撹拌搬送手段を垂直に配置すると重力に逆らって現像剤の搬送を行うため、搬送効率が著しく低下してしまう。スクリュの回転数を増加させたり外径を太くしたりすることにより搬送量を増大することはできるが、回転数を増加させると現像剤に与えるストレスが大きくなって好ましくなく、またスクリュの外径を太くすると搬送効率は向上するものの撹拌効率が低下してしまう。搬送効率と撹拌効率の双方を確保するためには、現像剤担持体の長手方向に沿って現像剤を垂直に撹拌搬送するスクリュを1列に並べて多数配置する必要が生じ、装置の大型化を避けることができない。さらに環境変動や現像剤の劣化等によって流動性が変化した際に、搬送量が大きく変動して現像剤の供給が不安定になるという問題点がある。
「特許文献2」に開示された技術でも、スクリュを公転させるために非常に大きなスペースを必要とするため、装置の小型化を妨げて汎用的ではない。このように、現像剤撹拌搬送手段としてスクリュを用いた構成は簡易かつ安価ではあるが、搬送効率と撹拌効率との両立を図り装置の小型化を図る上では数々の問題点を有している。
本発明は上述の問題点を解決し、現像剤に与えるストレスを少なくしつつ均一に撹拌混合を行うことで現像剤に対して十分な帯電量を与えることができると共に、安定した量の現像剤を搬送することが可能な現像剤撹拌搬送手段を備えた現像装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、現像剤担持体と、現像剤を撹拌しつつ前記現像剤担持体に向けて搬送する現像剤撹拌搬送手段とを有する現像装置において、前記現像剤撹拌搬送手段は、現像剤を下方から上方へと搬送すべく水平軸に対して傾斜した回転自在な縦スクリュ部材を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、さらに前記現像剤撹拌搬送手段は、現像剤を前記現像剤担持体から前記縦スクリュ部材に向けて搬送する回転自在な第1横スクリュ部材と、現像剤を前記縦スクリュ部材から前記現像剤担持体に向けて搬送する回転自在な第2横スクリュ部材とを有し、前記縦スクリュ部材の回転軸と第1横スクリュ部材の回転軸とがほぼ同一平面上に位置すると共に現像剤の搬送方向に沿って前記各回転軸のなす角度が鋭角となるように前記縦スクリュ部材と第1横スクリュ部材とが配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の現像装置において、さらに前記角度が60度以上であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の現像装置において、さらに前記現像剤担持体と前記現像剤撹拌搬送手段とを内包するケーシングを有し、該ケーシングは前記縦スクリュ部材を内包する円筒形状部を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の現像装置において、さらに前記縦スクリュ部材はその回転軸が前記円筒形状部の中心線よりも前記現像剤担持体から離れる方向にずれて配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置において、さらに前記縦スクリュ部材の回転数が可変であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の現像装置において、さらに前記縦スクリュ部材の回転数は現像剤の流動性に応じて変化させることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項6記載の現像装置において、さらに前記縦スクリュ部材の回転数は画像形成枚数に応じて変化させることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6記載の現像装置において、さらにトナーを補給するトナー補給手段を有し、前記トナー補給手段によりトナーが補給された直後一時的に前記縦スクリュ部材の回転数を増加させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか1つに記載の現像装置を有する画像形成装置であることを特徴とする。
本発明によれば、縦スクリュ部材の回転軸が水平軸に対して傾斜しているのでトナーとキャリアとを十分に撹拌することができ、トナー濃度及び帯電量共に均一な現像剤を現像ローラに供給することができると共に、回転軸を垂直に配置した場合に比して現像剤の搬送量を十分に確保することができ、現像に必要な現像剤を確実に現像ローラに供給することにより良好な画像形成を行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した画像形成装置を示している。同図において画像形成装置1は、装置本体の内部に感光体ドラム2を有しており、その周囲には感光体ドラム2の表面を帯電させる帯電ローラ3、一様に帯電された感光体ドラム2の表面にレーザ光線で静電潜像を形成する露光装置4、感光体ドラム2の表面に帯電したトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する現像装置6、転写ベルト5aを有し感光体ドラム2上に形成されたトナー像を記録紙9に転写させる転写装置5、トナー像転写後に感光体ドラム2上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置7、感光体ドラム2上の残留電位を除去する除電装置8等が配設されている。
上述の構成において、帯電ローラ3によって表面を一様に帯電された感光体ドラム2は露光装置4によって静電潜像を形成され、現像装置6によって現像されてその表面にトナー像を形成される。このトナー像は、装置本体下部に設けられた給紙装置10よりレジストローラ対11を介して給送された記録紙9に転写装置5によって転写され、トナー像が転写された記録紙9は定着装置12に送られてトナー像を定着された後、排紙ローラ対13によって後工程に送られる。感光体ドラム2はクリーニング装置7によって残留トナーを除去された後、除電装置8によって除電されて次の画像形成プロセスに供される。転写装置5は、転写ベルト5a上に残留したトナーをベルトクリーニング装置5bによってクリーニングされる。
図2は、本発明の特徴部である現像装置6の概略図を示している。トナーとキャリアとを混合した2成分現像剤を内包する現像装置6は、ケーシング14の内部に現像剤担持体としての現像ローラ15、第1横スクリュ部材としての第1スクリュ16、第2横スクリュ部材としての第2スクリュ17、縦スクリュ部材としての第3スクリュ18(図3参照)、トナー補給手段を構成するトナー補給口19及びトナー補給路20、ドクターブレード21等を有している。図3に示すように、ケーシング14内の現像剤は第1スクリュ16の回転によって現像ローラ15から第3スクリュ18に向かって撹拌搬送され、第2スクリュ17の回転によって第3スクリュ18から現像ローラ15に向かって撹拌搬送される。第2スクリュ17によって撹拌搬送された現像剤は、その一部が磁力によって現像ローラ15の周面に吸着され、ドクターブレード21によってその厚みを均一化された後に感光体ドラム2に供給され、感光体ドラム2上に形成された静電潜像が顕像化される。現像後の現像剤は第1スクリュ16上に集められた後に第3スクリュに向けて撹拌搬送される。
上記構成において、第3スクリュ18はその回転軸が第1スクリュ16の回転軸とほぼ同一平面上に位置するように配置されており、さらに第3スクリュ18はその回転軸と第1スクリュ16の回転軸とが現像剤の搬送方向に沿って鋭角となるように、すなわち第3スクリュ18は鉛直線に対してその上部が第2スクリュ17側に向けて傾いた態様で配置されている。また、第3スクリュ18を内包する部位におけるケーシング14は円筒状に形成されており、円筒形状部14aを構成している。トナー補給口19よりも現像剤搬送方向上流側の位置には、現像装置6内におけるトナー濃度を検知する濃度センサ22が配設されている。
上述の構成より、図示しないトナー容器内に収容されたトナーは、トナー補給手段を構成する図示しないポンプ等の作動によりトナー補給路20内を通ってトナー補給口19より現像装置6内部に少量ずつ補給される。トナーの補給量は濃度センサ22による検知結果に基づいて決定される。第1スクリュ16上に補給されたトナーは現像ローラ15側から送られてくる現像剤と撹拌されながら第3スクリュ18へと搬送され、第3スクリュ18によって上方に撹拌搬送されて第2スクリュ17の手前側上部に搬送される。
上述の構成により、第3スクリュ18の回転軸が水平軸に対して傾斜しているのでトナーとキャリアとを十分に撹拌することができ、トナー濃度及び帯電量共に均一な現像剤を現像ローラに供給することができると共に、回転軸を垂直に配置した場合に比して現像剤の搬送量を十分に確保することができ、現像に必要な現像剤を確実に現像ローラに供給することにより良好な画像形成を行うことができる。
現像剤を水平方向に搬送する場合には現像剤の流動性が変化しても搬送量への影響はほとんどないが、現像剤を上下方向に搬送する場合には現像剤の流動性が変化すると搬送量が大きく変化する。従って、第1スクリュ16及び第2スクリュ17と第3スクリュ18とをギアで接続すると、現像剤の流動性の変化により第3スクリュ18の搬送量が第1スクリュ16及び第2スクリュ17の搬送量よりも少なくなり、現像剤の循環が正常に行われなくなることが懸念される。そこで本実施形態では、第3スクリュ18を専用のモータ23によって回転させ、第1スクリュ16及び第2スクリュ17とは独立して回転を制御する構成としている。この構成により、現像剤の流動性が変化した場合においても第3スクリュ18の回転数を変化させることにより現像剤の搬送量を調整することができ、現像剤の流動性の変化に起因する現像剤の詰まりを防止することができる。
具体的には、第3スクリュ18のトルクをモニタし、その出力が基準値よりも高くなった場合には第3スクリュ18周辺の現像剤量が増加したと判断して回転数を増加させる。また画像形成動作を繰り返すと、キャリアのコート膜削れやキャリアに対するトナー及び添加剤のスペントによって現像剤が劣化して流動性が悪化するため、基準の画像形成枚数を予めメモリに記憶させ、図4に示すように画像形成枚数が基準値よりも増加するに従って第3スクリュ18の回転数を増加させるように制御を行うと効果的である。さらにトナーの補給量が多い場合も一時的に現像剤の流動性が悪化するため、図5に示すようにトナー補給がなされた後にトナーがある程度分散するまでは第3スクリュ18の回転数を増加して撹拌性及び搬送性を共に向上させることにより、トナー補給時における撹拌搬送動作を安定させることができる。
本実施形態で示すように、第1スクリュ16の回転軸と第3スクリュ18の回転軸とがほぼ同一平面上に位置している場合には、各スクリュの回転数及び/または外径が異なるために各スクリュの連結部分には現像剤が滞留し易い。しかし本実施形態では図6に示すように、第1スクリュ16の回転軸と第3スクリュ18の回転軸とのなす角度αを鋭角としており、第3スクリュ18から落下した現像剤が第1スクリュ16によって第3スクリュ18へと搬送される現像剤の流れとぶつかることとなる。トナー補給は第1スクリュ16の現像剤搬送方向下流側上方から行われる構造であり、第3スクリュ18へは補給されたトナーが現像剤とほとんど混合されていない状態で搬送されるため、第3スクリュ18の上部から落下した現像剤がぶつかることにより撹拌混合が促進される。角度αが鈍角の場合には、図6に示すように第3スクリュ18から落下した現像剤が第1スクリュ16によって第3スクリュ18へと搬送される現像剤の流れとはぶつからず、現像剤の滞留が発生することとなる。さらに本実施形態では第3スクリュ18の最下部よりもやや上方に第1スクリュ16からの現像剤が搬送されるため、第3スクリュ18の下部に現像剤が詰まることが防止され、第1スクリュ16から第3スクリュ18への現像剤の受け渡しがスムーズに行われる。
次に、本発明における現像剤の撹拌混合の原理について説明する。第3スクリュ18における現像剤としては、図7に示すようにスクリュの回転に伴って上昇する現像剤Pと重力によって下降する現像剤Qとがあり、互いに逆方向に移動する現像剤の流れによって撹拌混合が促進される。さらに第3スクリュ18と円筒形状部14aとの間に適度な隙間を設けることにより、スクリュから下方へと移動する現像剤の流れとして、スクリュ上を滑り落ちる現像剤Qの流れとスクリュ上から円筒形状部14aとの隙間に飛び出して落下する現像剤Rの流れとの2種類の流れを作り出せるので、さらに撹拌性を向上することができる。
上述した隙間が極端に小さい場合には、円筒形状部14aに沿って現像剤が滑り落ちるときに密度が高くなって現像剤がストレスを受け易く、隙間がなくなるとスクリュ上での現像剤の流れが制限されて撹拌性が低下する。逆に隙間を広げすぎると落下する現像剤の量が増加して搬送量が低下するため、隙間を適切に形成することが重要となる。本発明では第3スクリュ18が角度αで傾いて配設されているため、円筒形状部14aの現像ローラ15側の側面に沿って落下する現像剤の量が多い。従って、第3スクリュ18の回転軸を円筒形状部14aの中心線よりも現像ローラ15から離れる方向にずらし、図7に示すように隙間Aよりも現像剤が多量に通過する隙間Bを大きく形成することにより、現像剤が受けるストレスを軽減することができ良好な画像形成を行うことが可能となる。
さらに現像剤が受けるストレスを軽減する方法として、第3スクリュ18の両端に軸受24(図3参照)を配置することが効果的である。第3スクリュ18が片持ちで支持されているとスクリュの高速回転に伴い隙間を移動中の現像剤が円筒形状部14aに押しつぶされてしまうが、スクリュ両端を軸受24によって支持することによりこれを防止することができる。
次に、第3スクリュ18の傾き角度αについて説明する。角度αの変化に伴い、現像剤の撹拌強度及び搬送量が変化し、一般的に角度αが大きくなるほど重力に抗して現像剤を搬送する必要が生じるために搬送量が低下して撹拌性は逆に向上する。適度な帯電量を確保しつつ十分な量の現像剤を搬送するためには角度αの管理が重要である。
角度αが90度の場合には、第3スクリュ18の外周全面から現像剤が外側の隙間に落下するため、撹拌性は良好であるが搬送量は不足する。特に環境条件の変化あるいは画像形成の繰り返しにより現像剤の流動性が変化すると搬送量が大きく変化してしまう。角度αを45度以上90度未満とした場合には、現像剤はスクリュの外周面面から落下せず円筒形状部14aの内壁に沿って落下するため、現像剤が角度90度の場合よりも落下しにくく搬送量が増加する。現像剤の搬送量は角度αを小さくするほど大きくすることができるが、角度αを60度以下とした場合には現像剤の流動性が悪いと図7に符号Rで示す現像剤のように円筒形状部14aの内壁に沿って滑り落ちる現像剤が内壁に貼り付いて壁を形成してしまい、上方から下方への現像剤の移動が妨げられることによる結果、現像剤の流れが図7に符号Qで示すスクリュに沿って滑り落ちる現像剤の流れと図7に符号Pで示すスクリュ上を上昇する現像剤の流れの2種類となってしまい、現像剤の撹拌混合が行われにくくなってしまう。従って角度αとしては60度以上90度未満が好ましく、70度以上80度未満がより好ましい。
補給されたトナーの混合は、上方から下方に落下する現像剤と下方から上方に搬送される現像剤とが混合することにより促進される。角度αが45度以下の場合にはスクリュ上の現像剤がほとんど落下せず、上昇する現像剤の割合が落下する現像剤に比して極端に多くなるため、現像剤が十分に撹拌されず不適である。
次に、本発明の実施形態の具体例を説明する。第3スクリュ18として、スクリュ径20mm、ピッチ20mm、リード角20度、長さ90mmのものを用い、トナーとキャリアとを撹拌した際の帯電量と流量とを測定した。実際に現像剤の上下移動による撹拌が行われる長さは35mmである。円筒形状部14aと第3スクリュ18の外径との隙間を1mm、第3スクリュ18の回転数を700r.p.m.とした。稼働に先立ち、キャリア48gとトナー2gとを現像装置6内に投入した。
上記条件の下、モータ23を作動させて第3スクリュ18を回転駆動することにより、トナーとキャリアとは撹拌混合されて第3スクリュ18の上部から排出される。上述の構成において、第3スクリュ18の傾き角度αを45度から90度まで変化させ、排出される現像剤のトナー濃度のばらつきと搬送量とをそれぞれ測定した。トナー濃度のばらつきは、撹拌後の現像剤から6箇所をサンプリングしてその混ざり具合の標準偏差で評価した。標準偏差が0.5未満の場合の評価を○、0.5以上0.8未満の評価を△、0.8以上を×とした。トナー濃度のばらつきの測定結果を図8に、搬送量の測定結果を図9にそれぞれ示す。
図8から明らかなように、角度αが60度以上90以下の範囲では撹拌後のトナー濃度のばらつきは標準偏差0.5以下であり、トナーとキャリアとがほぼ均一に混合され、その帯電量も良好であった。また図9から明らかなように、角度αが小さくなるほど搬送量が多くなる傾向が見られたが、角度αが90度の場合には画像形成動作を繰り返して現像剤が劣化すると初期状態時に比して極端に低下するという結果が得られた。角度αが45度以上60以下の範囲では、トナーを大量に補給した際にトナーが現像装置6の底部に滞留し、混合に時間がかかってしまうという問題が発生した。角度αが45度以下の場合には、ほとんど搬送のみの効果しか得られず、現像剤を均一に混合することはできなかった。上述の結果より、角度αを60度以上90度未満とすることにより、撹拌性と搬送性の両方を同時に向上することが可能であることが判明した。
上述した実施形態では、画像形成装置1として電子写真複写装置を用いた例を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置としてはこれに限られず、本発明をプリンタ、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に適用することももちろん可能である。
本発明の一実施形態を採用した画像形成装置の要部概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる現像装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる第1スクリュ及び第2スクリュ及び第3スクリュを説明する概略図である。 本発明の一実施形態における画像形成枚数と第3スクリュの回転数との関係を示す線図である。 本発明の一実施形態におけるトナー補給動作と第3スクリュの回転数との関係を示す線図である。 本発明の一実施形態に用いられる第1スクリュの回転軸と第3スクリュの回転軸とがなす角度と現像剤の流れとの関係を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる第3スクリュと円筒形状部との隙間と現像剤の流れとの関係を説明する概略図である。 本発明の一実施形態における第3スクリュの傾き角度を変化させたときのトナー濃度のばらつきの測定結果を示す図表である。 本発明の一実施形態における第3スクリュの傾き角度を変化させたときの現像剤の搬送量の測定結果を示す線図である。
符号の説明
1 画像形成装置
6 現像装置
14 ケーシング
14a 円筒形状部
15 現像剤担持体(現像ローラ)
16 第1横スクリュ部材(第1スクリュ)
17 第2横スクリュ部材(第2スクリュ)
18 縦スクリュ部材(第3スクリュ)
α 角度

Claims (10)

  1. 現像剤担持体と、現像剤を撹拌しつつ前記現像剤担持体に向けて搬送する現像剤撹拌搬送手段とを有する現像装置において、
    前記現像剤撹拌搬送手段は、現像剤を下方から上方へと搬送すべく水平軸に対して傾斜した回転自在な縦スクリュ部材を有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    前記現像剤撹拌搬送手段は、現像剤を前記現像剤担持体から前記縦スクリュ部材に向けて搬送する回転自在な第1横スクリュ部材と、現像剤を前記縦スクリュ部材から前記現像剤担持体に向けて搬送する回転自在な第2横スクリュ部材とを有し、前記縦スクリュ部材の回転軸と第1横スクリュ部材の回転軸とがほぼ同一平面上に位置すると共に現像剤の搬送方向に沿って前記各回転軸のなす角度が鋭角となるように前記縦スクリュ部材と第1横スクリュ部材とが配置されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2記載の現像装置において、
    前記角度が60度以上であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体と前記現像剤撹拌搬送手段とを内包するケーシングを有し、該ケーシングは前記縦スクリュ部材を内包する円筒形状部を有することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4記載の現像装置において、
    前記縦スクリュ部材はその回転軸が前記円筒形状部の中心線よりも前記現像剤担持体から離れる方向にずれて配置されていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置において、
    前記縦スクリュ部材の回転数が可変であることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6記載の現像装置において、
    前記縦スクリュ部材の回転数は現像剤の流動性に応じて変化させることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項6記載の現像装置において、
    前記縦スクリュ部材の回転数は画像形成枚数に応じて変化させることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項6記載の現像装置において、
    トナーを補給するトナー補給手段を有し、前記トナー補給手段によりトナーが補給された直後一時的に前記縦スクリュ部材の回転数を増加させることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか1つに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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