JP2021081515A - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上する。【解決手段】配管と、配管内に設けられた回転可能なスクリューと、配管に設けられた開口とを有する搬送路であって、開口が搬送路の下流側に配置されている搬送路と、スクリューを回転させる駆動部と、を備えるトナー搬送装置であって、スクリューは、開口の近傍まで伸びており、配管の内壁とスクリューとの間に形成された空間のスクリューの回転軸方向に直交する方向の断面積について、開口の近傍の空間の断面積が、開口の近傍以外の空間の断面積よりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、トナーを搬送するトナー搬送装置、およびトナー搬送装置を有する電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置においては、初期にトナーを貯めておくトナー収容部と、トナーを搬送する粉体搬送手段と、その下流に配置された画像形成部の3つで構成される。トナーの搬送構成として、中心に回転軸を有する螺旋状のスクリューを、搬送路内に配置し、回転させることで、トナーを搬送路の上流から下流へ搬送する構成がある。
特許文献1には、トナー収容部の鉛直方向上側に配置されたトナーボトルから、トナー搬送路を介して、トナー供給口から現像装置へトナーを、落下・搬送する構成が示されている。特許文献1の図9及び図11に示す構成では、複数の搬送路を相互に連結したトナー搬送路内に配置した複数のスクリューによって、トナーの搬送方向や高さを変化させ、所望のトナー供給口へトナーを搬送する。
例えば、特許文献1の図10に示す構成では、2つのスクリューを鉛直方向で交差するように配置し、上流から下流へトナーを受け渡す構成になっている。トナーの受け渡し部では、上流側スクリューの下流側端部と、下流側スクリューの上流側端部が、鉛直方向に重なるように交差して配置されている。上流側スクリューによって搬送されてきたトナーは、上流側スクリューの下流側端部に到達すると、重力の補助も得て、下流側スクリューへと導かれる。トナーは下流側スクリューによって、さらに下流へ搬送される。
また、特許文献2でも、同様に、2つのスクリューを鉛直方向で交差するように配置し、上流側のスクリューから下流側のスクリューへトナーを受け渡して、トナーを搬送する構成が示されている。特許文献2の図8に示されるように、上流側スクリューと下流側スクリューが鉛直方向で交差し、トナーが搬送方向下流へ搬送される。
特開2014−157350号公報 特開2012−230358号公報
これら従来の技術では、上流側スクリューから下流側スクリューへの受け渡し部において、トナーには、スクリューの搬送力に加えて、重力が加わる。スクリューの搬送力と重力の和によって、上流側スクリューが配置された搬送路からトナーが押し出され、下流側スクリューが配置された搬送路(トナー搬送路の下流側)にトナーが流入する。トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上することが求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のトナー搬送装置は、
配管と、前記配管内に設けられた回転可能なスクリューと、前記配管に設けられた開口とを有する搬送路であって、前記開口が前記搬送路の下流側に配置されている搬送路と、
前記スクリューを回転させる駆動部と、
を備えるトナー搬送装置であって、
前記スクリューは、前記開口の近傍まで伸びており、
前記配管の内壁と前記スクリューとの間に形成された空間の前記スクリューの回転軸方向に直交する方向の断面積について、前記開口の近傍の前記空間の断面積が、前記開口の近傍以外の前記空間の断面積よりも小さいことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材にトナーを転写して、前記記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記記録材に転写されなかった残トナーを収容する収容部と、
前記収容部に前記残トナーを搬送するトナー搬送部と、
を備える画像形成装置であって、
前記トナー搬送部が、本発明のトナー搬送装置であることを特徴とする。
本発明によれば、トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上することができる。
本発明の実施例1に係るトナー搬送装置の説明図 本発明の実施例1に係るトナー搬送装置の斜視図 本発明の実施例1に係る画像形成装置の模式的断面図 本発明の実施例2に係るトナー搬送装置の説明図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図3を参照して、本発明の実施例1に係る画像形成装置1について説明する。図3は、画像形成装置1の全体構成を示す概略断面図であり、画像形成装置1を正面側から見たときの断面図である。図3は、画像形成装置が水平な設置面に載置される通常の設置状態における画像形成装置の構成を示しており、紙面左右方向が水平方向、紙面上下方向が装置上下方向にそれぞれ対応する。
画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー(現像剤)に対応する画像形成ステーション6Y、6M、6C、6Kを、横一列に並設してなる画像形成手段としての画像形成部6を備えている。画像形成部6には、像担持体である感光体ドラム7Y、7M、7C、7K(以下、感光体ドラム7と表記する)、感光体ドラム7の表面を均一に帯電する帯電装置8Y、8M、8C、8K(帯電装置8)が内設されている。また、画像形成部6には、感光体ドラム7上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像(現像剤像)として現像する現像装置9Y、9M、9C、9K(現像装置9)が内設されている。さらに、画像形成部6には、感光体ドラム7に残っている残留トナーを除去する感光体クリーニングブレード10Y、10M、10C、10K(感光体クリーニングブレード10)が内設されている。現像装置9には、各色に対応した現像ローラ11Y、11M、11C、11K(現像ローラ11)が各感光体ドラム7に対して当接離間可能な構成で設けられている。静電潜像された画像に合わせて、すなわち現像の必要の有無に応じて、現像ローラ11の当接及び離間を行うことで、現像ローラ11の寿命を向上させている。そして、画像情報に基づいてレーザービームを照射して感光体ドラム7上に静電潜像を形成するスキャナユニット12が画像形成部6の下
部に設けられている。画像形成ステーション6Y、6M、6C、6Kは、プロセスカートリッジとして、画像形成装置1の装置本体に対して着脱可能に構成されている。プロセスカートリッジは、現像ローラ11を備えた現像装置9と、感光体ドラム7、帯電装置8、感光体クリーニングブレード10を備えた感光体ユニットと、をそれぞれ個別に、または両者を一体に、装置本体に対して着脱可能に構成されている。本実施例では、現像装置9は独自のトナー収容室を有しているが、補給トナー容器(トナーカートリッジ)13から供給されるトナーがトナー収容室に補充される構成となっている。ここで、画像形成装置1の装置本体とは、上述のプロセスカートリッジや補給トナー容器13などのように、画像形成装置1に対して着脱自在な構成を除いた構成部分のことを指す。
一方、画像形成装置1の下部には、カセット2が引き出し可能に収納されている。カセット2内には、紙やシート等の記録材4が収納されている。記録材4の先端部付近に配置されたカセット給紙部3が回転することによって記録材4は一枚ずつ分離給送される。その後、記録材4はレジストローラ5によって下流に搬送される。
現像装置9の上部には中間転写ユニット16が設けられている。中間転写ユニット16は、各画像形成ステーション(画像形成部)6と対向する側(一次転写部20側)を下方にして略水平に配置されている。各感光体ドラム7に対向する中間転写ベルト18は、回転可能な無端状のベルトであり、複数の張架ローラに張架されている。中間転写ベルト18の内面側には、一次転写部材として一次転写ローラ19Y、19M、19C、19K(一次転写ローラ19)が配置されている。各一次転写ローラ19は、中間転写ベルト18を介して各感光体ドラム7と一次転写部20Y、20M、20C、20K(一次転写部20)を形成する位置にそれぞれ配置されている。各一次転写部20で、電圧が印加される一次転写ローラ19によって、各感光体ドラム7から中間転写ベルト18にトナー像が転写される。本実施例では、中間転写ベルト18、中間転写ベルト18を張架する複数の張架ローラ、各一次転写ローラ19を備えるユニットを中間転写ユニット16として装置本体に着脱可能な構成にしている。
各画像形成ステーションで現像されたトナー像は、一次転写部20で中間転写ベルト18へ転写され、各色を連続的に転写していくことで、中間転写ベルト18の表面に、4色からなるトナー画像が形成され、二次転写部17に搬送させる。
画像形成部6の下部であって、スキャナユニット12とカセット2との間に、各画像形成ステーション(画像形成部)6にトナーを補給するための補給トナー容器13Y、13M、13C、13K(補給トナー容器13)が略水平に、着脱可能に配設されている。補給トナー容器13は、トナー補給カートリッジとも呼ばれる。補給トナー容器13の内部には、各色に対応した補給用トナーが充填されている。トナー搬送装置14Y、14M、14C、14K(トナー搬送装置14)は、画像形成部6内のトナー消費にあわせて、補給トナー容器13から受け取ったトナーを上方に搬送し、現像装置9にトナーを供給する。トナー搬送装置14は、トナー搬送装置14の下部に配設された駆動手段としてのトナー搬送駆動装置15Y、15M、15C、15K(トナー搬送駆動装置15)によって駆動される。
二次転写部材である二次転写ローラ21は、中間転写ベルト18に接触し、中間転写ベルト18を介して対向側のローラと二次転写部17を形成している。二次転写部17で、中間転写ベルト18上に転写されたトナー像は記録材4に二次転写される。未定着のトナー画像が転写された記録材4は、更に下流に搬送され、定着装置25によって加圧及び加熱され、トナーが溶融することでトナー画像が記録材4に定着される。その後、記録材4は排紙トレイ27に排出される。これら一連の動作により、記録材4の表面に対する画像形成が行われる。
画像形成装置1には、一次転写及び二次転写において排出される、いわゆる廃トナーを回収するためのトナー回収容器(収容部)24が配置されている。一次転写及び二次転写においては、電子写真方式であるため、静電気力によって、転写を行っている。そのため、転写元のトナー像の全てが転写されずに、トナー像のうちの数パーセントが、転写元の感光体ドラム7の表面や、中間転写ベルト18の表面に残る。転写されなかった残トナーは、画像形成の安定性向上のために、クリーニングが行われる。クリーニングされた残トナーが、廃トナーとなり、トナー回収容器24に回収される。
トナー搬送部である廃トナー搬送装置(トナー搬送装置)は、廃トナー搬送路51Y、51M、51C、51K(廃トナー搬送路51)と、廃トナー搬送路52、53、54と、を備える。また、廃トナー搬送装置は、廃トナー搬送路51、52、53、54内の廃トナーを搬送するスクリューを回転させる駆動装置(駆動部)を備える。
一次転写部20及び二次転写部17からトナー回収容器24までの廃トナー(残トナー)の搬送動作を以下に示す。
一次転写で残ったトナー(感光体ドラム7の表面の残トナー)は、感光体クリーニングブレード10で回収され、廃トナー搬送路51、52、53、54の順で搬送され、トナー回収容器24に収容される。二次転写部17で残ったトナー(中間転写ベルト18の表面の残トナー)は、クリーニングユニット22で回収される。そして、クリーニングユニット22で回収された残トナーは、廃トナー搬送路55から廃トナー搬送路53に搬送され、感光体クリーニングブレード10で回収された残トナーと一緒になって、トナー回収容器24に廃トナーとして収容される。廃トナー搬送装置は、画像形成装置1に搭載されて、画像形成装置1に用いられる。廃トナー搬送路51、52、53、54は、画像形成装置1に対して着脱可能であってもよい。
図2(a)は、画像形成装置1に搭載された廃トナー搬送路52、53の詳細構成、図2(b)は、内部詳細構成を示している。廃トナー搬送路52に対して、廃トナー搬送路51から、各色の廃トナーが流入する。廃トナー搬送路52は、廃トナー(粉体)を搬送する回転可能なスクリュー202(第1のスクリュー)を有する。廃トナー搬送路52に流入した廃トナーは、スクリュー202が回転することによって、廃トナー搬送路51の下流側へ搬送される。スクリュー202は、駆動ギア201に駆動装置(第1の駆動部)から回転駆動力が伝達されることによって回転駆動する。
廃トナー搬送路53は、廃トナー搬送路52に接続されている。廃トナー搬送路53は、廃トナーを搬送する回転可能な下流側スクリュー204(第2のスクリュー)を有する。廃トナー搬送路52の下流に搬送された廃トナーは、廃トナー搬送路53に流入する。廃トナー搬送路53に流入した廃トナーは、下流側スクリュー204が回転することによって、鉛直上方向(鉛直方向上方)に搬送される。下流側スクリュー204は、駆動ギア203に駆動装置(第2の駆動部)から回転駆動力が伝達されることによって回転駆動する。
次に、本実施例に係る特徴的なスクリュー構成と、その効果について説明する。図1は、トナー搬送装置の説明図であり、トナー搬送装置が備える廃トナー搬送路52の下流側内部構成を示している。搬送部材であるスクリュー202は、回転軸を有し、回転可能である。スクリュー202は、大径スクリュー部202aと、小径スクリュー部202bと、回転軸部202c(大径軸部)と、回転軸部202d(小径軸部)とを有する。大径スクリュー部202aは、回転軸部202cの外周に螺旋状に巻き付けて設けられており、小径スクリュー部202bは、回転軸部202dの外周に螺旋状に巻き付けて設けられている。大径スクリュー部202a及び及び小径スクリュー部202bは、羽根形状を有する羽根部である。
スクリュー202は、大径スクリュー部202a及び回転軸部202cによって形成された第1のスクリュー部分と、小径スクリュー部202b及び回転軸部202dによって形成された第2のスクリュー部分とを有する。スクリュー202の第1のスクリュー部分は、廃トナー搬送路52の上流側に配置されている。スクリュー202の第2のスクリュー部分は、廃トナー搬送路52の下流側に配置されている。スクリュー202の第1のスクリュー部分(大径スクリュー部202a及び回転軸部202c)は、廃トナー搬送路52の断面積が変化する点(断面積変化点)を境として廃トナーの搬送方向の上流側(廃トナー搬送路52の上流側)に配置されている。廃トナー搬送路52における廃トナーの搬送方向は、スクリュー202の回転軸方向であって、廃トナー搬送路52と廃トナー搬送路53との連結部分に向かう方向である。なお、スクリュー202の回転軸方向が水平方向と一致するように、廃トナー搬送路52が画像形成装置1に配置されている。
大径スクリュー部202aの外径(スクリュー外径)がφDa1である。従って、大径スクリュー部202a及び回転軸部202cによって形成された第1のスクリュー部分の外径(直径)がφDa1である。大径スクリュー部202aの外径(φDa1)の1/2が、回転軸部202cの回転中心線(回転軸線)から大径スクリュー部202aの外周端部までの距離である。スクリュー202の第2のスクリュー部分(小径スクリュー部202b及び回転軸部202d)は、断面積変化点を境として廃トナーの搬送方向の下流側(廃トナー搬送路52の下流側)に配置されている。小径スクリュー部202bの外径がφDa2である。従って、小径スクリュー部202b及び回転軸部202dによって形成された第2のスクリュー部分の外径がφDa2である。小径スクリュー部202bの外径(φDa2)の1/2が、回転軸部202dの回転中心線から小径スクリュー部202bの外周端部までの距離である。小径スクリュー部202bの外径(φDa2)が大径スクリュー部202aの外径(φDa1)より小さくなるように(φDa1>φDa2)、大径スクリュー部202a及び小径スクリュー部202bが形成されている。
また、大径スクリュー部202aの回転軸部202cの外径がφd1である。小径スクリュー部202bの回転軸部202dの外径がφd2である。小径スクリュー部202bの回転軸部202dの外径(φd2)が、大径スクリュー部202aの回転軸部202cの外径(φd1)よりも小さくなるように(φd1>φd2)、回転軸部202c及び回転軸部202dが形成されている。
スクリュー202の周囲には、スクリュー202の外径に応じて、内径がφDb1であるパイプ部101(第1の配管)と、内径がφDb2であるパイプ部102(第2の配管)が設けられている。パイプ部101は、廃トナー搬送路52の上流側に配置されている。パイプ部102は、廃トナー搬送路52の下流側に配置されている。パイプ部102の内径(φDb2)がパイプ部101の内径(φDb1)よりも小さくなるように、パイプ部101及びパイプ部102が形成されている。パイプ部101及びパイプ部102によって、廃トナーが流入する配管104が形成されている。配管104は、廃トナー搬送路52に設けられている。配管内(配管104内)にスクリュー202が設けられている。パイプ部102の端部に排出口(開口)である孔103が設けられており、孔103は、廃トナー搬送路52の下流側に配置されている。
スクリュー202は、パイプ部102の孔103の近傍まで伸びている。即ち、スクリュー202の第2のスクリュー部分がパイプ部102の孔103の近傍に配置されている。図1において、パイプ部102の孔103の近傍は、スクリュー202の回転軸方向に直交する方向から見たとき、孔103と重なる領域及び孔103と重なる領域の周辺領域を含む。図1では、孔103は、スクリュー202の回転軸方向に直交する方向と対向するようにパイプ部102に設けられている。スクリュー202の回転軸方向に直交する方
向から見たとき、スクリュー202の一部(第2のスクリュー部分)と孔103の一部とが重なるように、スクリュー202が孔103の近傍まで伸びている。図1の構成に限らず、スクリュー202の回転軸方向に直交する方向から見たとき、スクリュー202と孔103とが重ならないようにしてもよい。また、孔103は、スクリュー202の回転軸方向と対向するようにパイプ部102に設けられてもよい。この場合、スクリュー202の回転軸方向から見たとき、スクリュー202)の一部(第2のスクリュー部分)と孔103の一部とが重なるように、スクリュー202が孔103の近傍まで伸びた状態となる。この構成に限らず、スクリュー202の回転軸方向から見たとき、スクリュー202と孔103とが重ならないようにしてもよい。
廃トナー搬送路52に搬送された廃トナーは、パイプ部102の孔103を通って、廃トナー搬送路53側へ押し出される。即ち、スクリュー202が回転することにより、パイプ部101内の廃トナーがパイプ部102内に流入し、廃トナーがパイプ部102の孔103から排出される。従って、孔103は、パイプ部102内の廃トナーを排出するための排出口である。廃トナー搬送路52内に廃トナーが搬送されると、廃トナー搬送路52内には、廃トナーが、図1の斜線ハッチングで示す領域A1に分布し、廃トナー搬送路52内の孔103の近傍側(周辺側)の領域(近傍領域)は、廃トナーが充填された状態になる。
従来の構成では、特許文献1の図9に示された配置のように、水平に配置されたスクリューの軸方向断面からみて、スクリューの上方に空間が形成されていても、トナーは、空間に侵入せず、スクリューの軸方向に搬送される。このような場合、上流のスクリューから下流のスクリューへトナーを受け渡すときにトナーに働く搬送力は、スクリューが発生するラジアル方向の搬送力と重力の合算値である。
従って、(1)下流側のスクリューが上流側のスクリューに対して鉛直方向上側に位置するときや、(2)下流側のスクリューの端部が搬送路の下流に近づくにしたがって高くなるように搬送路が傾斜しているときは、スクリューのラジアル方向の搬送力だけでは不足し、トナーをスムーズに搬送できないことがある。
上記(1)や(2)のような構成の場合、上流側スクリューと下流側スクリューの受け渡し部がボトルネックとなって搬送効率が低下する。そのため、スクリュー各々が有する最大搬送力に対して、システム全体の最大搬送力が低下してしまう。
このため、従来の画像形成装置では、プロセスカートリッジが必要とするトナー量が設定されており、設定されたトナー量を満たすために、スクリューの回転数を上げてトナー搬送量を満たしている。
しかしながら、要求されるトナー搬送量が達成される一方で、スクリューの回転数増大によって動作音が増大してしまう。また、画像形成装置の製品寿命内で、粉体搬送装置内のスクリューの累計回転数が増えるので、装置寿命が低下してしまう。
また、スクリューの回転数を上げると、トナーが搬送中に受ける、圧力や摺擦によるトナーへのダメージが増大してトナーが溶融し、最悪の場合、スクリューの回転を妨げて、搬送路が詰まってしまうことがある。
一方で本実施例では廃トナー搬送路53(第2の搬送路)は、パイプ部102の孔103に接続されている。つまり、孔103を介して廃トナー搬送路53に廃トナーが流入する。孔103は、廃トナー搬送路52と廃トナー搬送路53とを連通する連通口とも言える。これにより、廃トナー搬送路53に流入した廃トナーが鉛直上方向に搬送される状態にあっては、廃トナー搬送路52内の孔103の近傍領域が、廃トナーによって満たされている状態となる。この状態において、図1に示されたグラフは、横軸を廃トナーの搬送方向位置として、搬送路の有効断面積と、廃トナーに加わる圧力を示している。
ここで、搬送路の有効断面積について説明する。パイプ部101の有効断面積は、スク
リュー202の回転軸方向に直交する方向(以下、直交方向と表記する)におけるパイプ部101の断面積から、直交方向におけるスクリュー202の回転軸部202cの断面積を引いた面積である。換言すれば、パイプ部101の有効断面積は、パイプ部101の内壁101aとスクリュー202の回転軸部202cとの間に形成された空間の直交方向の断面積である。パイプ部102の有効断面積は、直交方向におけるパイプ部102の断面積から、直交方向におけるスクリュー202の回転軸部202dの断面積を引いた面積である。換言すれば、パイプ部102の有効断面積は、パイプ部102の内壁102aとスクリュー202の回転軸部202dとの間に形成された空間の直交方向の断面積である。廃トナー搬送路52の有効断面積は、パイプ部101の有効断面積又はパイプ部102の有効断面積である。廃トナー搬送路52の有効断面積は、廃トナー搬送路52における廃トナーが通過する領域の断面積と等しい。
実施例1においては、スクリュー202の外径を変化させて、断面積変化点よりも下流側の廃トナー搬送路52の有効断面積(下流側有効断面積)と断面積変化点よりも上流側の廃トナー搬送路52の有効断面積(上流側有効断面積)とを異ならせている。即ち、下流側有効断面積が上流側有効断面積よりも小さくなるように、廃トナー搬送路52の有効断面積が設定されている。例えば、廃トナー搬送路52における孔103の近傍の有効断面積(パイプ部102の有効断面積)が、廃トナー搬送路52における孔103の近傍以外の有効断面積(パイプ部101の有効断面積)よりも小さい。
廃トナーに加わる圧力は、滞留開始点から下流側に向かって徐々に上昇する。廃トナー搬送路52の断面積当たりの廃トナー量が滞留開始点から増え始める。断面積変化点から廃トナー搬送路52の下流側に向かって廃トナー搬送路52の有効断面積が減少する。従って、廃トナーに加わる圧力の上昇の勾配が断面積変化点から増加し始め、最終的には廃トナー搬送路52の排出口(孔103)で廃トナーに加わる圧力が最大となる。廃トナー搬送路52の排出口において廃トナーに加わる圧力が最大値となることで、鉛直上方向に向かって廃トナー搬送路53が廃トナーを搬送するのに必要な圧力が確保される。これによって、廃トナー搬送路52に廃トナーが供給されるたびに、廃トナー搬送路52から廃トナー搬送路53に廃トナーを流入させることができる。
従来から使用される、断面積変化点をもたない搬送構成においては、滞留開始点から搬送路の排出口へかけての廃トナーに加わる圧力の上昇の勾配が緩やかである。従って、従来構成における滞留開始点が、本実施例の構成に比べて、廃トナー搬送路52の上流側にある。本実施例の構成のように、廃トナー搬送路52の有効断面積を廃トナー搬送路52の下流側で小さくすることで、滞留開始点から廃トナー搬送路52の排出口の間に滞留する廃トナー量を相対的に少なくすることができる。
廃トナーは、加圧されることで、溶融したり、廃トナー同士がくっついたりして、搬送路内のトナー詰まりの原因となる可能性がある。本実施例の構成によれば、廃トナー搬送路52内で滞留する廃トナー量を少なくすることで、廃トナー搬送路52内のトナー詰まりのリスクを小さくすることができる。また、廃トナー搬送路52の有効断面積を廃トナー搬送路52の下流側で小さくすることによって、滞留開始点から廃トナー搬送路52の排出口までの廃トナーの流速が上昇する。そのため、廃トナー搬送路52内の廃トナーの移動に要する時間が短くなり、廃トナー搬送路52内の廃トナーに圧力が加わっている時間も短くすることができる。その結果、廃トナーの溶融や廃トナー同士のくっつきを抑止することができる。
なお、本実施例では、断面積変化点から廃トナー搬送路52の排出口(孔103)までの長さと、小径スクリュー部202bの螺旋形状の一回転ピッチが同じである。断面積変化点から廃トナー搬送路52の排出口(孔103)までの領域の有効断面積(パイプ部1
02の有効断面積)は、断面積変化点から廃トナー搬送路52の上流側の端部までの有効断面積(パイプ部101の有効断面積)よりも小さい。断面積変化点から廃トナー搬送路52の排出口(孔103)までの領域において、小径スクリュー部202bが回転軸部202dの周りを少なくとも一周している。これにより、廃トナー搬送路52において廃トナーの搬送方向と逆向きの流れが発生することが抑制され、廃トナー搬送路52の下流側に効率よく廃トナーを搬送することができる。従って、廃トナー搬送路52の排出口(孔103)から廃トナーを効率的に排出できる。
本実施例によれば、鉛直上方向へ廃トナーを搬送する場合に、廃トナー搬送路53への必要な流入圧力を効率よく発生できる。従って、トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上することができる。また、下流側が上流側よりも重力の影響を大きく受けるトナー搬送路におけるトナー搬送効率を向上することができる。したがって、スクリューの回転数を増大させた際に生じる、動作音が増大や装置寿命の短命化を抑制することができる。また滞留開始点を廃トナー搬送路52の排出口(孔103)に近づけることにより、廃トナーに圧力が加わる領域を縮小し、廃トナー搬送路52内の廃トナーの通過時間が減少する。これにより、廃トナーに加わるダメージを軽減できる。
また、本実施例では、廃トナー搬送路53を鉛直方向に沿って配置している構成、即ち、廃トナー搬送路53の長手方向(下流側スクリュー204の回転軸方向)が鉛直方向と一致する構成を採用しているが、この構成に限定されない。廃トナー搬送路53の長手方向が鉛直方向と異なる構成を採用してもよい。鉛直方向に対する廃トナー搬送路53の長手方向が傾斜する角度に関わらず、同様の効果が得られる。また、廃トナー搬送路53の長手方向に対する廃トナー搬送路52の長手方向(スクリュー202の回転軸方向)の角度に関わらず、同様の効果が得られる。
また、廃トナーに限らず、現像前のトナーなどの粉体を搬送する構成においても、同様の効果が得られる。例えば、トナー搬送装置14に対して、廃トナー搬送路52と同様の構成を有するトナー搬送路と、廃トナー搬送路53と同様の構成を有するトナー搬送路とを設けてもよい。また、本実施例では、断面積変化点の前後におけるスクリュー202の外径などのパラメータを、それぞれ1つずつ設定している。スクリュー202の外径について少なくとも1段階の変化をもたせることで効果が得られるため、スクリュー202の外径などのパラメータを無段階に変化させてもよい。
(実施例2)
以下に、本発明に係る実施例2について説明する。実施例1と同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。図4は、トナー搬送装置の説明図であり、トナー搬送装置が備える廃トナー搬送路52の下流側内部構成を示している。配管401が廃トナー搬送路52に設けられている。配管内(配管401内)にスクリュー405が設けられている。搬送部材であるスクリュー405は、回転軸を有し、回転可能である。スクリュー405は、回転軸部402(小径軸部)と、回転軸部403(大径軸部)と、スクリュー部404とを有する。スクリュー部404は、回転軸部402、403の外周に螺旋状に巻き付けて設けられている。スクリュー部404は、羽根形状を有する羽根部である。
スクリュー405は、スクリュー部404及び回転軸部402によって形成された第1のスクリュー部分と、スクリュー部404及び回転軸部403によって形成された第2のスクリュー部分とを有する。スクリュー405の第1のスクリュー部分(スクリュー部404及び回転軸部402)は、廃トナー搬送路52の断面積が変化する点(断面積変化点)を境として廃トナーの搬送方向の上流側(廃トナー搬送路52の上流側)に配置されている。スクリュー405の第2のスクリュー部分(スクリュー部404及び回転軸部40
3)は、断面積変化点を境として廃トナーの搬送方向の下流側(廃トナー搬送路52の下流側)に配置されている。
スクリュー部404の外径(スクリュー外径)がφDa1’である。従って、スクリュー405の外径(直径)がφDa1’である。また、スクリュー405の第1のスクリュー部分の外径及びスクリュー405の第2のスクリュー部分の外径が共にφDa1’である。スクリュー405の第1のスクリュー部分の外径(φDa1’)の1/2が、回転軸部402の回転中心線からスクリュー部404の外周端部までの距離である。スクリュー405の第2のスクリュー部分の外径(φDa1’)の1/2が、回転軸部403の回転中心線からスクリュー部404の外周端部までの距離である。回転軸部403の外径(φd2’)が、回転軸部402の外径(φd1’)よりも大きくなるように(φd1’<φd2’)、回転軸部402及び回転軸部403が形成されている。
スクリュー405の周囲には、スクリュー405の外径に応じて、内径がφDb1’である配管401(パイプ部)が設けられている。配管401の端部に排出口(開口)である孔406が設けられており、孔406は、廃トナー搬送路52の下流側に配置されている。
スクリュー405は、配管401の孔406の近傍まで伸びている。即ち、スクリュー405の第2のスクリュー部分が配管401の孔406の近傍に配置されている。図4において、配管401の孔406の近傍は、スクリュー405の回転軸方向に直交する方向から見たとき、孔406と重なる領域及び孔406と重なる領域の周辺領域を含む。図4では、孔406は、スクリュー405の回転軸方向に直交する方向と対向するように配管401に設けられている。スクリュー405の回転軸方向に直交する方向から見たとき、スクリュー405の一部(第2のスクリュー部分)と孔406の一部とが重なるように、スクリュー405が孔406の近傍まで伸びている。図4の構成に限らず、スクリュー405の回転軸方向に直交する方向から見たとき、スクリュー405と孔406とが重ならないようにしてもよい。また、孔406は、スクリュー405の回転軸方向と対向するように配管401に設けられてもよい。この場合、スクリュー405の回転軸方向から見たとき、スクリュー405の一部(第2のスクリュー部分)と孔406の一部とが重なるように、スクリュー405が孔406の近傍まで伸びた状態となる。この構成に限らず、スクリュー405の回転軸方向から見たとき、スクリュー405と孔406とが重ならないようにしてもよい。
廃トナー搬送路52に搬送された廃トナーは、配管401の孔406を通って、廃トナー搬送路53側へ押し出される。即ち、スクリュー405が回転することにより、廃トナーが配管401の孔406から排出される。従って、孔406は、配管401内の廃トナーを排出するための排出口である。廃トナー搬送路52内に廃トナーが搬送されると、廃トナー搬送路52内には、廃トナーが、図4の斜線ハッチングで示す領域A2に分布し、廃トナー搬送路52内の孔406の近傍側(周辺側)の領域(近傍領域)は、廃トナーが充填された状態になる。
廃トナー搬送路53(第2の搬送路)は、配管401の孔406に接続されている。孔406を介して廃トナー搬送路53に廃トナーが流入する。孔406は、廃トナー搬送路52と廃トナー搬送路53とを連通する連通口とも言える。廃トナー搬送路53に流入した廃トナーが鉛直上方向に搬送される状態にあっては、廃トナー搬送路52内の孔406の近傍領域が、廃トナーによって満たされている状態となる。この状態において、図4に示されたグラフは、横軸を廃トナーの搬送方向位置として、搬送路の有効断面積と、廃トナーに加わる圧力を示している。
ここで、搬送路の有効断面積について説明する。配管401におけるスクリュー405の第1のスクリュー部分が配置された領域の有効断面積は、スクリュー405の回転軸方向に直交する方向(直交方向)における配管401の断面積から、直交方向における回転軸部402の断面積を引いた面積である。即ち、配管401におけるスクリュー405の第1のスクリュー部分が配置された領域の有効断面積(配管401の第1部分の有効断面積)は、配管401の内壁401aとスクリュー405の回転軸部402との間に形成された空間の直交方向の断面積である。配管401におけるスクリュー405の第2のスクリュー部分が配置された領域の有効断面積は、スクリュー405の回転軸方向に直交する方向(直交方向)における配管401の断面積から、直交方向における回転軸部403の断面積を引いた面積である。即ち、配管401におけるスクリュー405の第2のスクリュー部分が配置された領域の有効断面積(配管401の第2部分の有効断面積)は、配管401の内壁401aとスクリュー405の回転軸部403との間に形成された空間の直交方向の断面積である。廃トナー搬送路52の有効断面積は、配管401の第1部分の有効断面積又は配管401の第2部分の有効断面積である。
実施例2では、スクリュー405の外径(φDa1’)を変えずに、スクリュー405の回転軸径を大きくする。実施例1と同様に、搬送路の有効断面積をグラフ化すると、図4に示すように、断面積変化点を境として、廃トナーの搬送方向の下流側における搬送路の有効断面積を、廃トナーの搬送方向の上流側における搬送路の有効断面積よりも小さくすることができる。例えば、廃トナー搬送路52における孔406の近傍の有効断面積(配管401の第2部分の有効断面積)が、廃トナー搬送路52における孔406の近傍以外の有効断面積(配管401の第1部分の有効断面積)よりも小さい。よって、廃トナーに加わる圧力は、実施例1で説明したのと同じメカニズムとなり、実施例1と同様に、鉛直上方向へ廃トナーを搬送する場合に、廃トナー搬送路53への必要な流入圧力を効率よく発生できる。従って、トナー搬送路の下流側のトナー搬送効率を向上することができる。また、下流側が上流側よりも重力の影響を大きく受けるトナー搬送路におけるトナー搬送効率を向上することができる。滞留開始点を廃トナー搬送路52の排出口(孔406)に近づけることにより、廃トナーに圧力が加わる領域縮小し、廃トナー搬送路52内の廃トナーの通過時間が減少する。これにより、廃トナーに加わるダメージを軽減できる。
実施例2と実施例1を比較すると、搬送路の有効断面積を同じにすることで、メカニズム上は、同じ効果が期待できる。廃トナーの流量や条件によって、スクリューやスクリュー外周の部品を形状調整する場合、実施例2では、スクリューのみを変更するだけで済む。そのため、このような目的がある場合には、実施例2の構成を採用することが好ましい。本実施例ではスクリュー外径を一定としているが、実施例1と2を組み合わせて、搬送路の有効断面積を調整することも可能であり、同様の効果を得ることができる。また、実施例1と同様に、廃トナーに限らず、現像前のトナーなどの粉体を搬送する構成においても、同様の効果が得られる。
52…廃トナー搬送路、101、102…パイプ部、101a、102a、401a…内壁、103、406…孔部、104、401…配管、202、405…スクリュー

Claims (13)

  1. 配管と、前記配管内に設けられた回転可能なスクリューと、前記配管に設けられた開口とを有する搬送路であって、前記開口が前記搬送路の下流側に配置されている搬送路と、
    前記スクリューを回転させる駆動部と、
    を備えるトナー搬送装置であって、
    前記スクリューは、前記開口の近傍まで伸びており、
    前記配管の内壁と前記スクリューとの間に形成された空間の前記スクリューの回転軸方向に直交する方向の断面積について、前記開口の近傍の前記空間の断面積が、前記開口の近傍以外の前記空間の断面積よりも小さいことを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記開口の近傍における前記配管の内径が、前記開口の近傍以外における前記配管の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記開口の近傍における前記スクリューの外径が、前記開口の近傍以外における前記スクリューの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記スクリューは、回転軸部と、前記回転軸部の外周に螺旋状に設けられた羽根部とを有し、
    前記開口の近傍における前記回転軸部の外径が、前記開口の近傍以外における前記回転軸部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記スクリューは、回転軸部と、前記回転軸部の外周に螺旋状に設けられた羽根部とを有し、
    前記開口の近傍における前記回転軸部の外径が、前記開口の近傍以外における前記回転軸部の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  6. 前記スクリューは、回転軸部と、前記回転軸部の外周に螺旋状に設けられた羽根部とを有し、
    前記開口の近傍の前記空間の断面積が、前記開口の近傍以外の前記空間の断面積よりも小さい領域において、前記羽根部が前記回転軸部の周りを少なくとも一周していることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のトナー搬送装置。
  7. 前記開口に接続され、回転可能な第2のスクリューを有する第2の搬送路と、
    前記第2のスクリューを回転させる第2の駆動部と、
    を備える請求項1から6の何れか一項に記載のトナー搬送装置。
  8. 前記開口を介して前記第2の搬送路に流入したトナーが鉛直上方向に搬送されることを特徴とする請求項7に記載のトナー搬送装置。
  9. 前記開口は、前記回転軸方向に直交する方向と対向するように前記配管に設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のトナー搬送装置。
  10. 前記回転軸方向に直交する方向から見たとき、前記スクリューの一部と前記開口の一部とが重なることを特徴とする請求項9に記載のトナー搬送装置。
  11. 前記開口は、前記回転軸方向と対向するように前記配管に設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のトナー搬送装置。
  12. 前記回転軸方向から見たとき、前記スクリューの一部と前記開口の一部とが重なること
    を特徴とする請求項11に記載のトナー搬送装置。
  13. 記録材にトナーを転写して、前記記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録材に転写されなかった残トナーを収容する収容部と、
    前記収容部に前記残トナーを搬送するトナー搬送部と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記トナー搬送部が、請求項1から12の何れか一項に記載のトナー搬送装置であることを特徴とする画像形成装置。
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