JP6598585B2 - 回収トナー搬送装置 - Google Patents

回収トナー搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6598585B2
JP6598585B2 JP2015164648A JP2015164648A JP6598585B2 JP 6598585 B2 JP6598585 B2 JP 6598585B2 JP 2015164648 A JP2015164648 A JP 2015164648A JP 2015164648 A JP2015164648 A JP 2015164648A JP 6598585 B2 JP6598585 B2 JP 6598585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveying
toner
collected toner
discharge port
collected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015164648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017044725A (ja
Inventor
幸寛 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015164648A priority Critical patent/JP6598585B2/ja
Publication of JP2017044725A publication Critical patent/JP2017044725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6598585B2 publication Critical patent/JP6598585B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に用いて好適な回収トナー搬送装置に関する。
電子写真技術を用いた画像形成装置では、トナー像の転写後に感光ドラムや中間転写ベルトに残留するトナーをクリーニング装置により除去したり、あるいは現像装置から現像に伴い劣化したトナーを現像容器から強制的に排出したりしている。これらのトナー(以下、これらをまとめて回収トナーと呼ぶ)は、装置本体内において回収トナー搬送路を搬送スクリューによって搬送され、排出口から回収容器へ排出されるようになっている。この場合、回収トナーが排出口で詰まってしまわないように、回収トナーを排出口からスムーズに排出させる必要がある。そこで、トナーを排出口からスムーズに排出させるための1つの方策として、トナーの補給に関するものであるが、補給用のトナー(紛体)を貯留した貯留部の内壁面を排出口に向けて幅が狭くなるように傾斜させることが従来から知られている(特許文献1)。
特開2014−149454号公報
上述の特許文献1に記載された装置の場合、トナーは傾斜状に形成された内壁面を自然に滑り落ちて排出口から排出される。そのため、トナーの流動性が低い場合には、トナーが内壁面を滑り落ち難くなって排出口に詰まりやすくなる。特に上記した回収トナーは、補給用のトナーなどに比べると流動性が低くなりがちである。それ故、例え特許文献1に開示された構成を採用したとしても、回収トナー搬送路を搬送される回収トナーが排出口に詰まるのを防止することは難しかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、回収トナーの流動性の如何に関わらず、回収トナー搬送路を搬送され排出口から排出される回収トナーが排出口に詰まり難い回収トナー搬送装置の提供を目的とする。
本発明に係る回収トナー搬送装置は、画像形成に用いられる画像形成部で回収された回収トナーを収容し、収容された回収トナーを排出する排出口を有する回収トナー搬送路と、前記回収トナー搬送路を長手方向に第一搬送室と第二搬送室とに隔てる隔壁と、前記第一搬送室に回転自在に設けられ、前記第一搬送室に収容された回収トナーを前記排出口に向けて搬送する第一搬送スクリューと、前記第二搬送室に回転自在に設けられ、前記第二搬送室に収容された回収トナーを前記排出口に向けて搬送する第二搬送スクリューと、を備え、前記排出口は、前記回収トナー搬送路の下方側に前記第一搬送室と前記第二搬送室とに跨って設けられ、前記隔壁は、前記排出口の上方を含んで前記回収トナー搬送路の長手方向に延びるように配設され、前記第一搬送スクリューと前記第二搬送スクリューは、それぞれの上端位置が前記隔壁に向かうように回転する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第一搬送スクリューと第二搬送スクリューとを、それらの上端位置が回収トナー搬送路を隔てる隔壁に向かうように回転させることで、回収トナー搬送路を搬送される回収トナーを排出口に詰まり難くすることが容易にできるようになる。
第一実施形態の回収トナー搬送装置を適用可能な画像形成装置の構成を示す概略構成図。 ドラムクリーニング装置を示す断面図。 ベルトクリーニング装置を示す断面図。 現像装置を示す断面図。 回収トナー搬送装置の全体概要を示す斜視図。 第一実施形態の回収トナー搬送装置の排出口部分を示す断面図。 排出口付近の搬送スクリューを一部拡大して示す拡大図。 第二実施形態の回収トナー搬送装置の排出口部分を示す断面図。 第三実施形態の回収トナー搬送装置の排出口部分を示す断面図。
[第一実施形態]
以下、第一実施形態の回収トナー搬送装置について図1乃至図7を用いて説明する。まず、第一実施形態の回収トナー搬送装置を適用可能な画像形成装置について図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は電子写真技術を用いたカラー画像形成装置であり、画像形成に用いられる画像形成部として、装置本体60内に4色の画像形成ターミナル600が中間転写ベルト61に対向して配置された、中間転写タンデム方式の装置である。
<画像形成装置>
画像形成装置100の記録材の搬送プロセスについて概要を説明する。記録材Sは、装置本体60に挿抜可能な用紙カセット62内に積載される形で収納されており、給紙ローラ63により画像形成タイミングに合わせて給紙される。用紙カセット62からの給紙は、例えば摩擦分離方式などが用いられる。給紙ローラ63により送り出された記録材Sは、搬送パス64の途中に配置されたレジストローラ65へと搬送される。そして、レジストローラ65において記録材Sの斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、対向する二次転写内ローラ66及び二次転写外ローラ67により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。
以上説明した二次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2まで送られてくる画像の形成プロセスについて説明する。まず、画像形成ターミナル600について説明するが、各色の画像形成ターミナル600の構成は、トナーの色以外は基本的に同じであるため、以下、代表して、ブラック(BK)の画像形成ターミナル600について説明する。
画像形成ターミナル600は、像担持体としての感光ドラム1、帯電装置2、現像装置3、一次転写装置4、及びドラムクリーニング装置5等から構成される。回転駆動される感光ドラム1の表面は、帯電装置2により予め表面を一様に帯電され、その後、画像情報の信号に基づいて駆動される露光装置68によって静電潜像が形成される。次に、感光ドラム1上に形成された静電潜像は現像装置3によるトナー現像を経て可視像化されるので、それによって感光ドラム1はトナー像を担持する。その後、感光ドラム1と中間転写ベルト61を挟んで対向配置される一次転写装置4により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、感光ドラム1に担持されたトナー像が、中間転写ベルト61上に一次転写される。ドラムクリーニング手段としてのドラムクリーニング装置5は、一次転写後に感光ドラム1上に残留する一次転写残トナーを除去する。以上説明した画像形成ターミナル600は、図1に示す構造の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)の4セット存在する。ただし、色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
像担持体としての中間転写ベルト61は、テンションローラ6、二次転写内ローラ66、及び従動ローラ7a、7bによって張架され、図中矢印C方向へと搬送駆動される無端ベルトである。ここで、二次転写内ローラ66は、中間転写ベルト61を駆動する駆動ローラも兼ねる。上述のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成ターミナル600により並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト61上に一次転写された上流の色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト61上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。
以上、それぞれ説明した搬送プロセス及び作像プロセスを以って、二次転写部T2において記録材Sとフルカラートナー像のタイミングが一致し、二次転写が行われる。二次転写された後の記録材Sは定着装置9へと搬送され、所定の圧力と熱量によって記録材S上にトナー像が溶融固着される。画像定着された記録材Sは、排紙ローラ69の順回転に従い排紙トレイ601上に排出される。
ベルトクリーニング装置8は、二次転写部T2を通過した後つまりは二次転写後に中間転写ベルト61上に残留する二次転写残トナーを除去する。そして、ドラムクリーニング装置5により除去された一次転写残トナー、ベルトクリーニング装置8により除去された二次転写残トナーは、装置本体に配設されている回収トナー搬送装置200に送り込まれる。また、本実施形態において、現像装置3は画像形成動作に伴い劣化したトナーを現像容器から強制的に排出することができるようになっている。そして、強制排出された劣化トナーは一次転写残トナーなどと同様にして、回収トナー搬送装置200に送り込まれる。
回収トナー搬送装置200は回収トナー搬送路20を備え、回収トナー搬送路20には現像装置3、ドラムクリーニング装置5、ベルトクリーニング装置8、さらには回収容器10が接続される。回収トナー搬送路20内にはトナー搬送のための搬送スクリューが設けられ(後述する図5参照)、現像装置3、ドラムクリーニング装置5、ベルトクリーニング装置8から送り込まれた各トナーは回収トナー搬送路20を回収容器10に向けて搬送される。こうして、感光ドラム1や中間転写ベルト61から除去されたトナーあるいは現像装置3から排出された劣化トナーなどの回収トナーは、回収トナー搬送路20を搬送されて回収容器10に溜められていく。回収容器10は、装置本体60に対し挿抜自在に設けられている。
<ドラムクリーニング装置>
ドラムクリーニング装置5について、図2を用いて説明する。図2に示すように、ドラムクリーニング装置5は、ケーシング51と、クリーニングブレード52と、トナー搬送スクリュー53とを有している。クリーニングブレード52は例えばポリウレタンゴム等からなる弾性ブレードであり、感光ドラム1の回転方向(図中矢印R1方向)に対してカウンタ方向に当接されている。クリーニングブレード52は回転する感光ドラム1を摺擦することで、一次転写後に感光ドラム1に残留する一次転写残トナーを機械的に掻き取って感光ドラム1から除去する。感光ドラム1から除去された一次転写残トナーはケーシング51内に落下し、ケーシング51内に配設されているトナー搬送スクリュー53によって感光ドラム1の回転軸線方向(長手方向)に、ケーシング51の排出口(不図示)まで搬送される。ケーシング51の排出口は第一連結パイプ40を介して回収トナー搬送路20に接続されているので(後述する図5参照)、感光ドラム1から除去された一次転写残トナーは回収トナー搬送路20に送られる。
<ベルトクリーニング装置>
ベルトクリーニング装置8について、図3を用いて説明する。図3に示すように、ベルトクリーニング装置8は、ケーシング81と、クリーニングブレード82と、トナー搬送スクリュー83とを有している。クリーニングブレード82は例えばポリウレタンゴム等からなる弾性ブレードであり、中間転写ベルト61の回転方向(図中矢印C方向)に対してカウンタ方向に当接されている。クリーニングブレード82は回転する中間転写ベルト61を摺擦することで、二次転写後に中間転写ベルト61に残留する二次転写残トナーを機械的に掻き取って中間転写ベルト61から除去する。中間転写ベルト61から除去された二次転写残トナーはケーシング81内に落下し、ケーシング81内に配設されているトナー搬送スクリュー83によって中間転写ベルト61の回転方向に交差する幅方向に、ケーシング81の排出口(不図示)まで搬送される。ケーシング81の排出口は不図示の連結パイプを介して回収トナー搬送路20に接続されているので、中間転写ベルト61から除去された二次転写残トナーは回収トナー搬送路20に送られる。
<現像装置>
感光ドラム1にトナーを供給することでトナー現像を行う現像装置3について、図4を用いて説明する。現像装置3は、ハウジングを形成する現像容器30内が、略中央部において図面垂直方向に延在する壁部35によって、図面右側の現像室3aと図面左側の撹拌室3bとに水平方向に区画されている。即ち、図4に示す現像装置3は、現像室3aと撹拌室3bとを水平に配置した横撹拌型の現像装置である。現像室3a及び撹拌室3bの各室内には、現像スクリュー31と撹拌スクリュー32がそれぞれ回転自在に配設されている。現像スクリュー31及び撹拌スクリュー32は、回転軸の周りに螺旋状に設けられた搬送翼(スクリュー羽根)を有するスクリュー構造である。現像スクリュー31と撹拌スクリュー32とが回転すると、現像剤は撹拌されながら現像室3aと撹拌室3bとを循環搬送される。
現像装置3では、作像プロセスにおいて消費されたトナーを補填するため、不図示の現像剤補給装置(例えばホッパー)から現像容器30内に、トナーとキャリアの両方を含む補給用現像剤が補給される。画像形成動作に伴い補給用現像剤が随時に補給されると、現像容器30内の現像剤量は次第に増加する。これは、画像形成時にトナーは消費されるが、キャリアは消費されずに現像容器30内に残るからである。しかし、現像容器30内の現像剤が多くなり過ぎると、現像剤の撹拌が不十分となって濃度ムラやカブリが発生したり、あるいは現像容器30から現像剤が溢れ出したりする。そこで、過剰な現像剤(劣化トナーを含む)を現像容器30から排出するために、撹拌室3bには撹拌スクリュー32の回転方向最下流に排出口(不図示)が設けられている。撹拌スクリュー32によって排出口まで搬送された現像剤は、排出口から現像容器30外に排出される。この場合、排出口からは少量ずつ現像剤が排出される。現像装置3の排出口は第二連結パイプ50を介して回収トナー搬送路20に接続されているので(後述する図5参照)、現像装置3から排出された劣化トナーも回収トナー搬送路20に送られる。
<回収トナー搬送装置>
第一実施形態の回収トナー搬送装置200について、図5乃至図7を用いて説明する。既に述べた通り、回収トナー搬送路20には連結パイプを介してベルトクリーニング装置8も接続されているが、図5では図示を省略した。
図5に示すように、回収トナー搬送路20は第一搬送部24と第二搬送部25とを有する。第一搬送部24の上面には、第一搬送部24に連通した筒状の第一連結パイプ40及び筒状の第二連結パイプ50が連結されている。ただし、図6に示すように、第一搬送部24はその内部が略中央部において図面垂直方向に延在する隔壁23によって、図面左側の第一搬送室20aと図面右側の第二搬送室20bとの2つの並列した搬送路に隔てられている。本実施形態では、第一連結パイプ40の一端部が第一搬送室20a側に連結され、第二連結パイプ50の一端部が第二搬送室20b側に連結されている。第一連結パイプ40の他端部はドラムクリーニング装置5のケーシング51(図2参照)の排出口に接続され、第二連結パイプ50の他端部は現像装置3の撹拌室3b(図4参照)の排出口に接続されている。従って、ドラムクリーニング装置5により感光ドラム1から除去された一次転写残トナーは、第一連結パイプ40を通って第一搬送室20aに送り込まれる。現像装置3から排出された劣化トナーは、第二連結パイプ50を通って第二搬送室20bに送り込まれる。これにより、各色の画像形成ターミナル600で発生し得る一次転写残トナーや劣化トナーは全て、回収トナー搬送路20に一旦集められる。
図6に示すように、第一搬送室20a及び第二搬送室20bの各室内には、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22とが回転自在に配設されている。第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22は外径が略同じに形成され、それぞれの下端位置が回収トナー搬送路20の長手方向に交差する高さ方向で同じ位置になるように各室内に配設されている。これら第一搬送スクリュー21及び第二搬送スクリュー22は、回転軸の周りに螺旋状に設けられた搬送翼(スクリュー羽根)を有するスクリュー構造である。それ故、回収トナー搬送路20に一旦集められた回収トナーは、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22とが回転することによって、第一搬送室20a内と第二搬送室20b内をそれぞれ搬送される。つまり、一次転写残トナーと劣化トナーとは別々に、第一搬送室20aと第二搬送室20bの異なる2つの搬送路を搬送される。
本実施形態では回収トナー搬送装置200をコンパクトにするため、回収トナー搬送装置200は1つの排出口70のみを有している。排出口70は第一搬送部24の端部に設けられず、回収トナー搬送路20の長手方向の中央寄りに設けられている(図5参照)。そして、排出口70は第一搬送室20aと第二搬送室20bとに跨る形で第一搬送部24の下方側(下面側)を開口している(図6及び図7参照)。
上記した排出口70の配設位置ゆえ、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22には、第一搬送部24の両端部側から排出口70へ向けて回収トナーを搬送可能に、排出口70を境に搬送向き(螺旋向き)の異なる搬送翼が回転軸上に設けられている。具体的には、図7に示すように、第一搬送スクリュー21は、第一搬送室20aの回収トナーを第一搬送部24の一端部側から排出口70に向かって搬送する第一搬送翼21aを有する。また、第一搬送スクリュー21は、第一搬送室20aの回収トナーを第一搬送部24の他端部側から排出口70に向かって第一搬送翼21aの搬送方向と逆方向に搬送する第二搬送翼21bを有する。これにより、第一搬送室20aの回収トナーは、第一搬送翼21aと第二搬送翼21bとによって排出口70を挟んで互いに対向する向きに向けて搬送される。他方、第二搬送スクリュー22は、第二搬送室20bの回収トナーを第一搬送部24の一端部側から排出口70に向かって搬送する第三搬送翼22aを有する。また、第二搬送スクリュー22は、第二搬送室20bの回収トナーを第一搬送部24の他端部側から排出口70に向かって第三搬送翼22aの搬送方向と逆方向に搬送する第四搬送翼22bを有する。これにより、第二搬送室20bの回収トナーは、第三搬送翼22aと第四搬送翼22bとによって排出口70を挟んで互いに対向する向きに向けて搬送される。
第一搬送スクリュー21及び第二搬送スクリュー22によって第一搬送部24内を排出口70まで搬送された回収トナーは、排出口70から第二搬送部25に受け渡される。即ち、図5及び図6に示すように、排出口70の下方には第二搬送部25が配置され、第二搬送部25は排出口70から排出された回収トナーを受ける。図6に示すように、第二搬送部25内には搬送翼26aを有する第三搬送スクリュー26が設けられており、第三搬送スクリュー26は回収トナーを第一搬送方向(図5の矢印F1参照)と同じ方向(図5の矢印F2方向)に搬送する。ここで、第一搬送方向は、第一搬送スクリュー21の第一搬送翼21a及び第二搬送スクリュー22の第三搬送翼22aによって回収トナーが搬送される向きである。図5では図示を省略したが、回収トナーが搬送される先の第二搬送部25の端部には回収容器10が接続されている。
第一実施形態の回収トナー搬送装置200では、図6及び図7に示すように、隔壁23が排出口70の上方を除いて回収トナー搬送路20の長手方向に延びるように配設されている。つまり、隔壁23が第一搬送部24の両端部からそれぞれ長手方向に排出口70に向かって排出口70の手前まで延設されるようにして、隔壁23の上方で離間した状態に設けられている。そして、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22は、それぞれの上端位置が隔壁23に向かうように回転される。言い換えれば、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22は、隔壁23を挟んで互いが対向する位置で上方から下方に回転するように、回転方向が最上方の位置で隔壁23に向くようにそれぞれ回転される。図6では、第一搬送スクリュー21が右回転され、第二搬送スクリュー22が左回転される。
このように、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22とが、その上端位置が隔壁23に向かうように回転されると、各スクリューの搬送翼によって回収トナーが隔壁23側に押し付けられながら排出口70に向かって搬送される。回収トナーが隔壁23側に押し付けられながら搬送されることで、隔壁23に沿って上方から下方へと回収トナーを押し込むような力が働き且つその力を排出口70まで維持できる。隔壁23側で押し込む力が働いた状態のまま回収トナーが排出口70まで搬送されることによって、排出口70に達した回収トナーは上方から押し込まれるようにして排出口70から排出される。これにより、例え回収トナーの流動性が低いような場合であっても、回収トナーは排出口70に詰まり難くなる。
上述した第一実施形態の回収トナー搬送装置200では、隔壁23を排出口70の上方にまで延設させず、排出口70の上方で押し込む力をあえて生じさせないようにすることで、排出口70から回収トナーを落下し易くしている。これに対し、排出口70の上方でも押し込む力を生じさせることで、より積極的に回収トナーを排出口70から排出させることが考えられる。そうすれば、回収トナーの流動性がより一層低くなったような場合でも、排出口70に回収トナーを詰まり難くし得る。
[第二実施形態]
第二実施形態の回収トナー搬送装置について図8を用いて説明する。図8に示す回収トナー搬送装置201は、上述した第一実施形態の回収トナー搬送装置200と比べると、隔壁23Aが異なるだけでその他は同じである。そこで、第一実施形態の回収トナー搬送装置200と同じ構成については同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
図8に示すように、第二実施形態の回収トナー搬送装置201では、隔壁23Aが排出口70の上方を含んで回収トナー搬送路20の長手方向に延びるように配設されている。また、隔壁23Aは、回収トナー搬送路20の長手方向に交差する高さ方向の長さが排出口70の上方で排出口70の排出面70aまで達している。つまり、隔壁23Aは第一搬送部24の一端部から他端部にわたって長手方向に同じ高さで延設されている。そして、第二実施形態の回収トナー搬送装置201でも、第一実施形態の回収トナー搬送装置200と同様に、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22は、それぞれの上端位置が隔壁23に向かうように回転される。
既に述べたように、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22とが、その上端位置が隔壁23Aに向かうように回転されることにより、隔壁23Aに沿って上方から下方へと回収トナーを押し込むような力が働き且つその力が排出口70まで維持される。そして、第二実施形態では、隔壁23Aを排出口70の上方にまで排出口70に架け渡すようにして延設していることから、排出口70の上方でも回収トナーが上方から押し込まれ得る。これにより、第一実施形態の回収トナー搬送装置200と比べると、回収トナーは排出口70により詰まり難くなる。
なお、隔壁23Aは、高さ方向の長さが排出口70の上方で、第一搬送スクリュー21と第二搬送スクリュー22の少なくともいずれか一方の回転中心に達していればよい。そうした場合でも、排出口70の上方でも回収トナーが上方から押し込まれ得るので、排出口70に回収トナーを詰まり難くし得る。ただし、隔壁23Aの形成が多少難しくなり、コストがかかることから、上述のように、隔壁23Aは第一搬送部24の一端部から他端部にわたって長手方向に同じ高さで延設するのが望ましい。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態の回収トナー搬送装置について図9を用いて説明する。図9に示す回収トナー搬送装置202は、上述した第二実施形態の回収トナー搬送装置201(図8参照)と比べると、主に第一搬送スクリュー27と隔壁23Bが異なっており、その他は同じである。そこで、第二実施形態の回収トナー搬送装置201と同じ構成については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図9に示すように、第三実施形態の回収トナー搬送装置202は、第一搬送スクリュー27の外径が第二搬送スクリュー22の外径よりも小さい。一般的に、ドラムクリーニング装置5により感光ドラム1から除去された一次転写残トナーの量と、現像装置3から排出された劣化トナーの量を比べると、劣化トナーの方が多くなりがちである。また、回収トナー搬送装置202を設置する装置本体60内のスペースの都合上、第一搬送室20aと第二搬送室20bの大きさ(容量)を異ならせてもよく、その場合、一次転写残トナーを搬送する第一搬送室20aが小さく形成されることが多い。それにあわせて、第一搬送スクリュー27は、第二搬送スクリュー22よりも外径の小さいものが用いられる。ただし、外径が異なっていても、第一搬送スクリュー27と第二搬送スクリュー22は、それぞれの下端位置が回収トナー搬送路20の長手方向に交差する高さ方向で同じ位置になるように各室内に配設されている。第三実施形態の場合、隔壁23Bは、高さ方向の長さが排出口70の上方で第一搬送スクリュー27の回転中心に達するように、第一搬送部24の一端部から他端部にわたって長手方向に延設される。これにより、第一搬送スクリュー27と第二搬送スクリュー22とで外径の大きさが異なる場合であっても、回収トナーが排出口70に詰まり難くなる。
[他の実施形態]
なお、上述した実施形態では、各色の感光ドラム1から中間転写ベルト61に各色のトナー像を一次転写した後に、記録材Sに各色の複合トナー像を一括して二次転写する構成の画像形成装置を説明したが、これに限らない。例えば、感光ドラムから記録材に直接転写する直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
1…感光ドラム、3…現像装置、5…ドラムクリーニング手段(ドラムクリーニング装置)、20…回収トナー搬送路、20a…第一搬送室、20b…第二搬送室、21(27)…第一搬送スクリュー、21a…第一搬送翼、21b…第二搬送翼、22…第二搬送スクリュー、22a…第三搬送翼、22b…第四搬送翼、23…隔壁、61…画像形成部(中間転写ベルト)、70…排出口、200…回収トナー搬送装置、600…画像形成部(画像形成ターミナル)

Claims (8)

  1. 画像形成に用いられる画像形成部で回収された回収トナーを収容し、収容された回収トナーを排出する排出口を有する回収トナー搬送路と、
    前記回収トナー搬送路を長手方向に第一搬送室と第二搬送室とに隔てる隔壁と、
    前記第一搬送室に回転自在に設けられ、前記第一搬送室に収容された回収トナーを前記排出口に向けて搬送する第一搬送スクリューと、
    前記第二搬送室に回転自在に設けられ、前記第二搬送室に収容された回収トナーを前記排出口に向けて搬送する第二搬送スクリューと、を備え、
    前記排出口は、前記回収トナー搬送路の下方側に前記第一搬送室と前記第二搬送室とに跨って設けられ、
    前記隔壁は、前記排出口の上方を含んで前記回収トナー搬送路の長手方向に延びるように配設され、
    前記第一搬送スクリューと前記第二搬送スクリューは、それぞれの上端位置が前記隔壁に向かうように回転する、
    ことを特徴とする回収トナー搬送装置。
  2. 前記隔壁は、前記回収トナー搬送路の一端部から他端部にわたって前記回収トナー搬送路の長手方向に延設されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の回収トナー搬送装置。
  3. 前記隔壁は、前記回収トナー搬送路の長手方向に交差する高さ方向の長さが前記排出口の上方で、前記第一搬送スクリューと前記第二搬送スクリューの少なくともいずれか一方の回転中心に達している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回収トナー搬送装置。
  4. 前記第一搬送スクリューは、前記第二搬送スクリューよりも外径が小さく形成され、
    前記隔壁は、前記高さ方向の長さが前記排出口の上方で前記第一搬送スクリューの回転中心に達している、
    ことを特徴とする請求項に記載の回収トナー搬送装置。
  5. 前記第一搬送スクリューと前記第二搬送スクリューは、それぞれの下端位置が前記高さ方向で同じ位置になるように配設されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の回収トナー搬送装置。
  6. 前記隔壁は、前記高さ方向の長さが前記排出口の上方で前記排出口の排出面まで達している、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の回収トナー搬送装置。
  7. 前記排出口は、前記回収トナー搬送路の長手方向に前記回収トナー搬送路の中央寄りに配設され、
    前記第一搬送スクリューは、前記第一搬送室の回収トナーを前記回収トナー搬送路の一端部側から前記排出口に向かって搬送する第一搬送翼と、前記第一搬送室の回収トナーを前記回収トナー搬送路の他端部側から前記排出口に向かって前記第一搬送翼の搬送方向と逆方向に搬送する第二搬送翼を有し、
    前記第二搬送スクリューは、前記第二搬送室の回収トナーを前記回収トナー搬送路の一端部側から前記排出口に向かって搬送する第三搬送翼と、前記第二搬送室の回収トナーを前記回収トナー搬送路の他端部側から前記排出口に向かって前記第三搬送翼の搬送方向と逆方向に搬送する第四搬送翼を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の回収トナー搬送装置。
  8. 前記画像形成部は、トナー像を担持する感光ドラムと、前記感光ドラムからトナーを除去するドラムクリーニング手段と、前記感光ドラムにトナーを供給する一方で劣化したトナーを排出する現像装置とを有し、
    前記回収トナー搬送路は、前記ドラムクリーニング手段により回収されたトナーを前記第一搬送室に収容するように前記ドラムクリーニング手段に接続され、前記現像装置から排出されたトナーを前記第二搬送室に収容するように前記現像装置に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の回収トナー搬送装置。
JP2015164648A 2015-08-24 2015-08-24 回収トナー搬送装置 Expired - Fee Related JP6598585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164648A JP6598585B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 回収トナー搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164648A JP6598585B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 回収トナー搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044725A JP2017044725A (ja) 2017-03-02
JP6598585B2 true JP6598585B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=58209713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015164648A Expired - Fee Related JP6598585B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 回収トナー搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6598585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017044725A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9086674B2 (en) Waste toner collector and image forming apparatus
US8135313B2 (en) Powder transport screw, and development device, process unit and image-forming apparatus comprising this powder transport screw
JP5029159B2 (ja) 廃トナー・廃現像剤回収装置およびそれを用いたカラー画像形成装置
JP4710959B2 (ja) 粉体搬送用の搬送部材、現像剤収容容器および画像形成装置
JP2016206330A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006258860A (ja) 画像形成装置
US8208837B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP6094336B2 (ja) 現像剤回収装置および画像形成装置
JP2016090672A (ja) 廃トナー収容容器、画像形成装置
JP6598585B2 (ja) 回収トナー搬送装置
JP6724856B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP4765341B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5891676B2 (ja) 廃棄粉体回収装置
JP6406174B2 (ja) 廃トナー収容容器、画像形成装置
JP6650103B2 (ja) 粉体収容容器、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2013044884A (ja) 現像剤回収装置、現像剤カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置
JP5534422B2 (ja) 現像装置、この現像装置を有したプロセスカートリッジ、及びこの現像装置もしくはプロセスカートリッジを備えた画像形成装置
US8923733B2 (en) Developer supplying device and image forming apparatus
JP2017040823A (ja) 画像形成装置
JP6265169B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5962023B2 (ja) 現像装置、画像形成装置
JP7468048B2 (ja) 現像剤補給装置および画像形成装置
JP2016173560A (ja) 画像形成ユニット、及び画像形成装置
JP2011141368A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6701015B2 (ja) 搬送スクリュー、及び現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6598585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees