JPH05249866A - 廃トナー回収装置 - Google Patents

廃トナー回収装置

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JPH05249866A
JPH05249866A JP4049660A JP4966092A JPH05249866A JP H05249866 A JPH05249866 A JP H05249866A JP 4049660 A JP4049660 A JP 4049660A JP 4966092 A JP4966092 A JP 4966092A JP H05249866 A JPH05249866 A JP H05249866A
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toner
discharge toner
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waste
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英敏 金子
Takashi Kubo
隆 久保
Yasutoshi Kawai
康年 河合
Koichi Moriyama
弘一 森山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複写機本体80内の複数のクリーニング部で
それぞれ回収された廃トナーは、廃トナー回収パイプ7
0・72・74・76を介して、廃トナー回収箱34に
集中して貯留される。廃トナー回収量の多いクリーニン
グ部に備えられた廃トナー受け26は、他のクリーニン
グ部に備えられた廃トナー受け20・23よりも下流
側、すなわち廃トナー回収箱の近くに配設されている。 【効果】 メンテナンス時の作業性が向上すると共に、
多量の廃トナーが生じた場合でも、廃トナー回収パイプ
70・72・74・76内でトナー詰まりを生じること
なく、効率良く回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙にトナー像を転写
する画像形成装置に備えられ、上記画像形成装置に設け
られた複数の廃トナー回収部で生じる廃トナーを回収す
る廃トナー回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の廃トナー回収装置を備えたフルカ
ラー複写機では、図4に示すように、図中矢印Aで示す
感光体ベルト101の移動域に、移動方向上流側よりイ
エロー現像槽102、マゼンタ現像槽103、シアン現
像槽104、およびブラック現像槽105が、この順に
隣接配置されている。カラーコピーを行う際には、ま
ず、光学系106が原稿台ガラス113上の図示しない
原稿を3回スキャンし、スキャンの都度、原稿からの反
射光が色分解フィルタを通して感光体ベルト101上に
スリット露光され、イエロー、マゼンタ、シアン各色の
トナーと補色の関係にある静電潜像が形成される。そし
て、静電潜像が形成される都度、イエロー現像槽10
2、マゼンタ現像槽103、シアン現像槽104からこ
の順番に、イエロートナー、マゼンタトナー、シアント
ナーが個別に供給され、感光体ベルト101に圧接され
る転写ベルト107上において像重ねが行われるように
なっている。
【0003】上記のような像重ねが終了すると、給紙カ
セット108から図示しないコピー用紙が転写ローラ1
09の位置に搬送され、ここで、コピー用紙にトナー像
が転写される。転写工程を終了したコピー用紙は、定着
装置114により加熱定着され、その後、機外に排出さ
れる。尚、白黒コピー時には、ブラック現像槽105に
収納されたブラックトナーのみが使用されて、感光体ベ
ルト101上にトナー像が形成され、その後は、上記カ
ラーコピー時と同様の工程が行われる。
【0004】上記構成の複写機において、トナーが付着
する感光体ベルト101、転写ベルト107、および転
写ローラ109には、それぞれに残留したトナーを掻き
落とすクリーニング部110〜112が設けられてい
る。これらクリーニング部110〜112は、掻き落と
しにより生じた廃トナーを溜める廃トナー受け110a
〜112aをそれぞれ備え、メンテナンス時に廃トナー
を回収できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
廃トナー回収装置の構成では、メンテナンス時の廃トナ
ー回収は、感光体ベルト101、転写ベルト107、お
よび転写ローラ109の三箇所に対してそれぞれ行う必
要があるため、非常に手間がかかるものであった。ま
た、廃トナーの回収が容易となるように、複写機の前面
側に廃トナー受け110a〜112aを設けているが、
特に寸法の大きい廃トナー受け110a・111aが邪
魔をして、前面スペースが狭くなり、メンテナンスの作
業性も悪くなるという問題が生じている。さらに、三箇
所に設けられている廃トナー受け110a〜112aの
内、一箇所の廃トナー受けが収容限界に達すると、他の
廃トナー受けに余裕があっても、複写機の動作が停止し
てしまうため、廃トナーの回収効率が悪いという欠点も
有している。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、廃トナーの回収を一箇所に集中させ
得、メンテナンスの作業性を向上させると共に、さら
に、例えば多量の廃トナーが生じた場合でも、トナー詰
まり等を生じることなく、廃トナーを効率良く回収でき
る廃トナー回収装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の廃トナー回収装
置は、上記課題を解決するために、用紙にトナー像を転
写する画像形成装置に備えられた複数の廃トナー回収部
を有する廃トナー回収装置において、上記複数の廃トナ
ー回収部を経由して配設される廃トナー搬送路と、この
廃トナー搬送路の出口に設けられ、各廃トナー回収部で
生じた廃トナーを一括して貯留する廃トナー回収箱とを
備え、廃トナーの回収量が多い廃トナー回収部が、他の
廃トナー回収部よりも下流側に設けられていることを特
徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、画像形成装置の複数の廃
トナー回収部でそれぞれ回収された廃トナーは、廃トナ
ー搬送路を介して、廃トナー搬送路の出口に設けられた
廃トナー回収箱に一括して貯留されることとなる。ま
た、廃トナーの回収量の多い廃トナー回収部は、廃トナ
ー回収箱の近くに配置され、回収量の多い廃トナー回収
部から廃トナー回収箱までの距離が短くなるように設定
されている。したがって、例えば多量の廃トナーを搬送
する際に問題となる廃トナー搬送路内でのトナー詰まり
が低減される。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0010】本発明の一実施例における廃トナー回収装
置を適用した複写機(画像形成装置)は、図3に示すよ
うに、複写機本体80の上端部に、硬質の透明ガラスで
形成された原稿載置台81を有している。上記原稿載置
台81上に載置された原稿(図示せず)は、ランプユニ
ット1によって照射され、原稿からの反射光が、ミラー
2・3・4、レンズユニット5、およびミラー6・7を
介して、図中矢印B方向に回転可能な感光体ドラム8上
に露光されるようになっている。上記ランプユニット
1、およびミラー2等によりスキャナ83が構成されて
いる。
【0011】この感光体ドラム8の回転域には、露光に
先立って、感光体ドラム8の表面を均一に帯電する帯電
チャージャ14が設けられ、露光部に静電潜像が形成さ
れるようになっている。さらに、帯電チャージャ14の
下流側には、図示しない像間イレーサ、現像装置82、
転写ベルト15、クリーニング部(廃トナー回収部)1
9、および除電ランプ13がこの順に配置されている。
上記現像装置82は、ブラック現像槽9、イエロー現像
槽10、マゼンタ現像槽11、及びシアン現像槽12を
備えており、各現像槽9〜12には、該当する各色のト
ナーがそれぞれ収納されている。上記転写ベルト15
は、無端ベルト状に形成されており、図中矢印C方向に
移動可能に設けられている。
【0012】複写機本体80には、コピー用紙を収容す
る給紙カセット18が着脱自在に備えられており、さら
に、この給紙カセット18から供給されるコピー用紙を
所定のタイミングで上記転写ベルト15側に送出するレ
ジストローラ17・17と、コピー用紙を転写ベルト1
5に圧接させてトナー像を転写させる転写ローラ16と
が配設されている。また、出紙側には、コピー用紙上の
トナー像を加熱定着させる定着装置30と、定着後のコ
ピー用紙を機外に排出する出紙ローラ31・31とが設
けられている。転写ベルト15の下方には、転写ローラ
16によりトナー像が転写されたコピー用紙を定着装置
30まで搬送する搬送ベルト28が配置されている。
【0013】上記クリーニング部19は、クリーニング
ブレード19aと、廃トナー受け20と、回転軸の周囲
に螺旋状の羽根が形成されてなるオウガー軸21とを備
え、感光体ドラム8に残留したトナーをクリーニングブ
レード19aが掻き落とし、掻き落とされた廃トナーを
廃トナー受け20が受け、溜まった廃トナーをオウガー
軸21が排出方向に送るようになっている。
【0014】さらに、感光体ドラム8の回転域に設けら
れたクリーニング部19の他に、転写ベルト15の移動
域にはクリーニンク部(廃トナー回収部)25が、転写
ローラ16の下方にはクリーニンク部(廃トナー回収
部)22がそれぞれ設けられており、クリーニング部2
2・25は、上記クリーニング部19と同様に構成され
ている。具体的には、クリーニング部22(25)は、
クリーニングブレード22a(25a)と、廃トナー受
け23(26)と、オウガー軸24(27)とを備え、
転写ローラ16(転写ベルト15)に残留したトナーを
クリーニングブレード22a(25a)が掻き落とし、
掻き落とされた廃トナーを廃トナー受け23(26)が
受け、溜まったトナーをオウガー軸24(27)が排出
方向に送るようになっている。
【0015】そして、上記廃トナー受け20・23・2
6に溜まった廃トナーは、それぞれ後述の廃トナー回収
パイプ(廃トナー搬送路)70・72・74・76によ
って順次搬送され、最終的に後述の廃トナー回収箱34
に貯留されるようになっている。
【0016】上記の構成において、カラーコピーは、以
下の動作手順にて行われる。帯電チャージャ14が、感
光体ドラム8の表面を均一に帯電すると、前記スキャナ
83により一回目のスキャンが行われ、原稿からの反射
光が、図示しない色分解フィルタを通して帯電チャージ
ャ14と像間イレーサとの間に位置する感光体ドラム8
表面にスリット露光されて、露光部にブルーの静電潜像
が形成される。次いで、像間イレーサによって、静電潜
像の非画像領域に相当する部分がイレースされ、イレー
スされない画像領域の静電潜像にイエロー現像槽10か
らのイエロートナーが供給されて同色のトナー像が形成
される。次に、上記トナー像が、図中矢印C方向に周回
移動すると共に、その一部が感光体ドラム8表面に圧接
される転写ベルト15に転写される。その後、除電ラン
プ13が、感光体ドラム8表面の残留電荷を除電する。
【0017】続いて、帯電チャージャ14が、感光体ド
ラム8表面を再度均一に帯電し、二回目のスキャンによ
って得られた原稿からの反射光が、スリット露光され、
感光体ドラム8表面にグリーンの静電潜像が形成され
る。以下同様にして像間イレーサにより、非画像領域が
イレースされ、静電潜像にマゼンタ現像槽11からマゼ
ンタトナーが供給されて同色のトナー像が形成される。
次いで、上記同様の処理が行われて、感光体ドラム8か
ら転写ベルト15へのトナー像の転写が行われ、像重ね
が行われた後、除電ランプ13により感光体ドラム8表
面の残留電荷が除去される。
【0018】引き続き帯電チャージャ14が、感光体ド
ラム8表面を均一に帯電し、三回目のスキャンによって
得られた原稿からの反射光がスリット露光されて、感光
体ドラム8表面にレッドの静電潜像が形成される。以下
同様にして、像間イレーサにより非画像領域がイレース
され、静電潜像にシアン現像槽12からシアントナーが
供給されて同色のトナー像が形成される。そして、この
トナー像が、転写ベルト15に転写されて、最終的な像
重ねが行われる。
【0019】その後、像重ねされた転写ベルト15上の
トナー像は、転写ローラ16の位置で、給紙カセット1
8からレジストローラ17・17を介して供給されるコ
ピー用紙に転写される。トナー像が転写されたコピー用
紙は、搬送ベルト28によって定着部30に搬送され、
定着部30にてトナー像が加熱定着された後、排出ロー
ラ31・31により機外に排出される。
【0020】尚、白黒コピーは、感光体ドラム8に形成
された静電潜像にブラック現像槽9からブラックトナー
が供給され、トナー像を転写ベルト15を介してコピー
用紙に転写することにより行われる。
【0021】一方、上記のような白黒及びカラーコピー
の動作中には、感光体ドラム8、転写ベルト15、およ
び転写ローラ16に残留したトナーを除去するため、上
述した各クリーニング部19・22・25による廃トナ
ー回収処理が行われている。
【0022】感光体ドラム8から転写ベルト15へのト
ナー像の転写効率は、約90〜95%程度であり、感光
体ドラム8の表面には、転写に寄与しない一部のトナー
が残留することになる。このような残留トナーは、クリ
ーニング部19に備えられたクリーニングブレード19
aによって掻き落とされ、廃トナー受け20に回収され
る。
【0023】また、上記転写ベルト15からコピー用紙
へのトナー像の転写効率は、約80〜85%程度であ
る。転写ベルト15には、原稿に応じたトナー像の他、
露光領域の都合上、原稿の前側および後側の領域の未露
光部のトナー像が形成されるため、直接コピー用紙に転
写されないこれらの残留トナーが、転写ベルト15上に
残留することになる。これらの残留トナーは、上記クリ
ーニング部25に備えられたクリーニングブレード25
aによって掻き落とされ、廃トナー受け26に回収され
る。
【0024】また、転写ベルト15上のトナー像を転写
ローラ16により、コピー用紙に転写する際、転写ロー
ラ16は、コピー用紙を介して転写ベルト15に圧接さ
れることになるが、コピー用紙の大きさによっては、転
写ベルト15と転写ローラ16とが、直接接する部分が
生じることになる。したがって、この部分で、転写ベル
ト15上のトナーが転写ローラ16上に移動して付着す
る。転写ローラ16上に付着したトナーを放置しておく
と、コピー用紙の裏汚れの原因にもなるので、転写ロー
ラ16上に付着した残留トナーは、上記クリーニング部
22に備えられたクリーニングブレード22aによって
掻き落とされ、廃トナー受け23に回収される。
【0025】このようにして、各クリーニング部19・
22・25において、廃トナーの回収が行われるが、転
写効率や、原稿によるトナー像に直接関係のない廃トナ
ーが回収されることなどから、転写ベルト15における
廃トナーを回収するクリーニング部25での回収量が最
も多くなる。
【0026】また、上記廃トナー受け20・23・26
は、図1に示すように、複写機本体80の内部に上記感
光体ドラム8と平行に配設され、これら廃トナー受け2
0・23・26に溜まった廃トナーは、複写機本体80
内の背面側に配設された廃トナー回収パイプ70・72
・74と、感光体ドラム8に平行に配設された廃トナー
回収パイプ76とを介して、矢印方向、すなわち複写機
内部の前面側に設けられた廃トナー回収箱34に送られ
るようになっている。
【0027】最下流の廃トナー回収パイプ76は、その
一端(出口側)が、廃トナー回収箱34に連通連結さ
れ、他端には、廃トナー回収パイプ70の一端側が連通
連結されている。廃トナー回収パイプ70は、他端を廃
トナー受け26の下方に配して設けられ、他端寄りの途
中から分岐させた上向部分70aを上記廃トナー受け2
6と連結されている。上記上向部分70aには、廃トナ
ー回収パイプ72の一端側が連通連結されており、この
廃トナー回収パイプ72の途中には、別の廃トナー回収
パイプ74の一端側が連通連結されている。この廃トナ
ー回収パイプ74は、その他端側を廃トナー受け20の
下方に配し、他端寄りの途中から分岐させた上向部分7
4aを廃トナー受け20と連結されている。
【0028】すなわち、廃トナーの回収量が最も多いク
リーニング部25に備えられた廃トナー受け26は、他
の廃トナー受け20・24よりも下流側にあり、廃トナ
ー回収箱34は、他の廃トナー受け20・24に比較し
て、廃トナー受け26に最も近い位置に設けられてい
る。
【0029】次に、これら廃トナー回収パイプ70等の
内部構造について図2に基づいて説明する。
【0030】まず、最下流より1つ上流側の廃トナー回
収パイプ70について述べる。この廃トナー回収パイプ
70の内部には、オウガー軸71が回転可能に配設され
ている。このオウガー軸71は、転写ベルト15のクリ
ーニング部25に備えられた駆動モータ35からの動力
を、タイミングベルト44、歯車45〜48からなる歯
車機構、及び歯車48と同軸上にある歯車66を介し
て、オウガー軸71上端の歯車65へ伝達することによ
り回転駆動される。これにより、廃トナー回収パイプ7
0内の廃トナーは図中矢印方向に送られる。
【0031】廃トナー回収パイプ70より一つ上流側の
廃トナー回収パイプ72の内部には、オウガー軸73が
回転可能に配設されている。このオウガー軸73は、同
様に上記駆動モータ35からの動力を歯車36〜40か
らなる歯車機構を介して、オウガー軸73の上端の歯車
42に伝達することにより回転駆動される。これによ
り、廃トナー回収パイプ72内の廃トナーは、矢印方向
に送られる。続いて、オウガー軸73の回転は、歯車4
0と噛合する歯車41を介して、歯車41と同軸上のオ
ウガー軸27に伝達される。これにより、オウガー軸2
7が駆動されて、クリーニング部25により回収された
廃トナーは、上記廃トナー回収パイプ70へ送られる。
【0032】尚、廃トナー回収パイプ72の他端側近傍
のオウガー軸24については、給紙、サクション、定着
用の駆動装置(図示せず)の駆動モータ64からの動力
が歯車58〜63からなる歯車機構を介して、歯車58
と同軸上のオウガー軸24に伝達されることにより駆動
される。これにより、クリーニング部22により回収さ
れた廃トナーは、上記廃トナー回収パイプ72に送られ
る。
【0033】最上流の廃トナー回収パイプ74の内部に
は、オウガー軸75が回転可能に配設されている。この
オウガー軸75は、感光体ドラム8の駆動装置(図示せ
ず)を構成する駆動歯車51・52からの駆動力を歯車
53・55を介して、歯車55と同軸上のオウガー軸2
1および歯車56に伝え、さらに歯車56に噛合するオ
ウガー軸75上端の歯車57に伝達することにより駆動
される。これにより、廃トナー回収パイプ74内の廃ト
ナーは、矢印方向に送られる。また、オウガー軸21に
伝わった力により、クリーニング部19により回収され
た廃トナーは、廃トナー回収パイプ74に送られる。
【0034】最後に、最下流に設けられた廃トナー回収
パイプ76の内部には、オウガー軸33が回転可能に配
設されている。このオウガー軸33は、前述したオウガ
ー軸71の駆動に用いた歯車48と噛合する歯車49を
介して駆動されている。つまり、本実施例においては、
すべてのオウガー軸に対して専用の駆動装置は設けられ
ていない。
【0035】したがって、上記の構成により、廃トナー
受け20に溜まったトナーは、図1に示すように廃トナ
ー回収パイプ74を介して下流側に送られる。また、廃
トナー受け23に溜まった廃トナーは、途中で廃トナー
回収パイプ74からの廃トナーと合流した状態で、廃ト
ナー回収パイプ72を介して下流側に送られる。廃トナ
ー受け26に溜まった廃トナーは、途中で廃トナー回収
パイプ72からの廃トナーと合流した状態で、廃トナー
回収パイプ70・76を介して下流側へ送られ、廃トナ
ー回収箱34に貯留される。
【0036】以上のように、本実施例では、感光体ドラ
ム8、転写ベルト15、および転写ローラ16で生じた
廃トナーは、それぞれクリーニング部19・22・25
によって回収され、さらに廃トナー回収パイプ70・7
2・74・76を通って廃トナー回収箱34に一括して
貯留されることとなる。したがって、メンテナンス時に
は、一箇所の廃トナー回収箱34についてのみ廃トナー
を回収すればよく、また、内部空間、特に前面側が広く
なり、メンテナンスの作業性を向上させることができ
る。
【0037】また、廃トナー回収量の最も多いクリーニ
ング部25を他のクリーニング部19・22よりも下流
側、すなわち廃トナー回収箱34の近くに配設した構成
とすることにより、回収量の多いクリーニング部25か
ら排出される廃トナーについて、廃トナー回収箱34ま
での搬送距離を短縮することができ、多量の廃トナーを
搬送する場合に問題となりやすい廃トナー回収パイプ7
0・72・74・76内でのトナー詰まりを低減するこ
とができる。さらに、廃トナーの回収量の少ないクリー
ニング部19・22のオウガー軸21・23や、廃トナ
ーの搬送量がそれほど多くない廃トナー回収パイプ72
・74のオウガー軸73・75を軽負荷とすることがで
きるので、他の駆動源からの駆動力を利用して容易に駆
動することができ、上記オウガー軸21・23・73・
75を駆動させるために個別に駆動源を設ける必要がな
い。これらの結果、多量の廃トナーを効率良く回収でき
る廃トナー回収装置を提供することが可能となる。
【0038】尚、上記実施例では、本発明を感光体ドラ
ムを装備したフルカラー複写機に適用する場合について
説明したが、感光体ベルトを装備した画像形成装置一般
に対しても同様に適用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明の廃トナー回収装置は、以上のよ
うに、複数の廃トナー回収部を経由して配設される廃ト
ナー搬送路と、この廃トナー搬送路の出口に設けられ、
各廃トナー回収部で生じた廃トナーを一括して貯留する
廃トナー回収箱とを備え、廃トナーの回収量が多い廃ト
ナー回収部が、他の廃トナー回収部よりも下流側に設け
られている構成である。
【0040】それゆえ、複数の廃トナー回収部で生じた
廃トナーは、廃トナー搬送路を介して、送出手段により
廃トナー回収箱に集中して貯留されるので、メンテナン
ス時における廃トナーの回収を一箇所にすることがで
き、内部空間、特に前面側の空間が広くなり、メンテナ
ンスの作業性を向上させることができるという効果を奏
する。
【0041】さらに、廃トナーの回収量の多い廃トナー
回収部を他の廃トナー回収部よりも下流側となるように
配設することにより、回収量の多い廃トナー回収部から
廃トナー回収箱までの搬送距離が短くなり、例えば多量
の廃トナーが搬送される際に問題となる廃トナー搬送路
内でのトナー詰まりを低減することができ、多量の廃ト
ナーを効率良く回収できる廃トナー回収装置を提供でき
るという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における廃トナー回収装置を
備えた複写機内部を示す斜視図である。
【図2】上記廃トナー回収装置の構造を示す模式図であ
る。
【図3】上記複写機の構造を示す模式図である。
【図4】従来の廃トナー回収装置を備えた複写機の構造
を示す模式図である。
【符号の説明】
19 クリーニング部(廃トナー回収部) 22 クリーニング部(廃トナー回収部) 25 クリーニング部(廃トナー回収部) 34 廃トナー回収箱 70 廃トナー回収パイプ(廃トナー搬送路) 72 廃トナー回収パイプ(廃トナー搬送路) 74 廃トナー回収パイプ(廃トナー搬送路) 76 廃トナー回収パイプ(廃トナー搬送路) 80 複写機本体(画像形成装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 弘一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙にトナー像を転写する画像形成装置に
    備えられた複数の廃トナー回収部を有する廃トナー回収
    装置において、 上記複数の廃トナー回収部を経由して配設される廃トナ
    ー搬送路と、この廃トナー搬送路の出口に設けられ、各
    廃トナー回収部で生じた廃トナーを一括して貯留する廃
    トナー回収箱とを備え、廃トナーの回収量が多い廃トナ
    ー回収部が、他の廃トナー回収部よりも下流側に設けら
    れていることを特徴とする廃トナー回収装置。
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