JP2008304050A - 駆動力正逆切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入出力軸が平行に配置されるコンパクトな駆動力正逆切替装置を提供する。
【解決手段】入力歯車11、出力歯車12及び切替機構13を備え、切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成され、前記制御機構15は、アクチュエータ24によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車25により構成され、前記クラッチ機構16は、回転伝達軸18と、キャリヤ23に設けられたクラッチ装着部34との間に介在された一方向性のころクラッチ26により構成され、アクチュエータ24がオフのときころクラッチ26がロックされ遊星歯車22が公転のみ行い、正方向回転Aの入力がそのまま出力され、アクチュエータ24がオンのときころクラッチ26のロックが解除され遊星歯車22が自転のみ行い、正方向回転Aの入力が逆回転方向Bに切り替えて出力されるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、駆動力正逆切替装置、これを用いた正逆切替送り装置、及び該正逆切替送り装置を用いた事務機等の紙送りローラの駆動装置に関するものである。
事務機の給紙部における紙の搬送方向は通常は一方向であるので、一定方向の回転仕様をもったモータによって駆動部を駆動させるようにしている。しかし、紙の搬送方向を正逆適宜切替えて搬送する進化した給紙部において、従来の一定方向回転仕様のモータで対応する場合は、モータの駆動力の回転方向を正逆に切替える装置を追加する必要があった(特許文献1)。
このような場合に通常使用される駆動力正逆切替機構として、図54に示した3個の傘歯車を用いた機構が知られている(非特許文献1)。この機構は、入力軸101の一端に設けた入力傘歯車102の歯面に接近して直交方向に出力軸103が設けられ、その出力軸103にクラッチ104が軸方向にスライド可能にキー止めされる。そのクラッチ104の両側に一対の出力傘歯車部105、105が回転自在に嵌合され、これらの出力傘歯車部105が入力傘歯車102に噛み合わされる。各出力傘歯車部105の対向面に設けたボス部106に前記クラッチ104に係合する歯107が設けられる。前記クラッチ104の中間部に設けられた周溝108に揺動アーム109のピン110が挿入される。揺動アーム109の他端は軸111により固定部に揺動可能に取り付けられる。
揺動アーム109が左右いずれか一方に倒されると、クラッチ104が軸方向にスライドしてその方の出力傘歯車部105の歯107に係合され、入力軸101の回転が出力軸103に伝達される。また、揺動アーム109が逆方向に倒されるとクラッチ104が他方の出力傘歯車部105側に係合され出力軸103が逆転される。
特開平5−307290号公報 「機械運動機構」株式会社技報堂、昭和32年10月15日出版、81頁
前記の駆動力切替機構は、入力軸101と出力軸103が直交しているため、入力側のモータと出力側の給紙ローラの配置に制限を受け、また入力傘歯車102の径が大型化し、さらに揺動アーム109の制御機構が複雑になる等の問題があった。また、クラッチの切替え時に歯107の回転位相を同調させ歯の衝突を回避する同期手段が必要となる問題もあった。
そこで、この発明は、入出力軸が平行に配置されるコンパクトな駆動力正逆切替装置を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る駆動力正逆切替機構は、図1に示したように、入力歯車11、出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備えた駆動力正逆切替装置において、以下のような構成を採用したものである。
即ち、前記切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成される。
前記遊星歯車機構14は固定軸17に支持された回転伝達軸18、該回転伝達軸18に同軸状態に一体化された太陽歯車19、該太陽歯車19の外周において同軸状態に配置され、かつ出力歯車12と一体化された内歯歯車21、前記太陽歯車19と内歯歯車21の間に介在された遊星歯車22及び前記回転伝達軸18に同軸状態に配置された前記遊星歯車22のキャリヤ23とにより構成される。
前記制御機構15は、前記固定軸17と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ24によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車25により構成され、該制御歯車25は前記キャリヤ23と一体化される。
前記クラッチ機構16は、前記回転伝達軸18と、前記キャリヤ23に設けられたクラッチ装着部34との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ26により構成され、前記制御歯車25に設けられたロック解除ピン28が前記ころクラッチ26のクサビ角θの狭小側端部においてころ27に対し所要すき間をおいて介在される。前記入力歯車11が前記回転伝達軸18に対し一体化される。
以上の構成でなる駆動力正逆切替装置は、アクチュエータ24がオフであって制御歯車25が非拘束状態にある場合において、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されたとき、入力歯車11と一体のころクラッチ26の内輪38が同方向に回転することによりころクラッチ26をロックさせる。そのロックによって遊星歯車機構14が正回転方向Aに公転のみ行うことにより、出力歯車12を同方向に回転させる。
前記の状態において、アクチュエータ24がオンとなって制御歯車25が拘束状態となるところクラッチ26のロックが解除されるとともに、キャリヤ23が停止し、そのキャリヤ23に支持された遊星歯車22が公転を停止し自転のみ行う。これによって回転方向が切替えられ出力歯車12が逆回転方向Bに回転する(図6参照)。
この発明は、以上のようなものであるから、以下の効果を奏する。
a)1本の固定軸17上に各部品が組み付けられるため、その固定軸17を相手装置に固定するだけでこの駆動力正逆切替装置を迅速かつ容易に組み込むことができ、また前記固定軸17が回転中心となるため部品精度も出し易くなり、回転不良が起こり難い。
b)入力歯車11の内径側に遊星歯車機構14を組み込むことができるのでコンパクトな形状にすることができる。
c)一方向クラッチ26は、制御歯車25又は太陽歯車19に設けたロック解除ピン28による解除機能が付加され、制御歯車25の場合は直接、また太陽歯車19の場合は制御歯車25によって支持された遊星歯車22を介して制御されるので、いずれの場合も正逆回転の切り替えがアクチュエータ24のオン・オフ制御だけで可能となり制御が簡単になる。
d)前記のアクチュエータ24は、制御歯車25のラジアル方向から作用させることができるので、ソレノイドや電磁クラッチを用いることができる。
e)一方向クラッチ26を構成する内輪38にカム面46を形成する構成をとった場合は、外輪39の内径面がころ27と接する構成となるので、カム面46を外輪39の内径面に形成する構成に比べ、ころ27に作用する面圧が抑制され、内輪38の径が小さくても大きい許容トルクが得られる。
f)制御歯車25の制御により、出力側の回転を反転させることができる。
g)遊星歯車機構14を用いているので、回転方向に応じて出力側の回転を減速又は増速させることができる。
h)出力軸と平行に入力軸をとれるため、平歯車の歯車伝達で入出力機構を構成することができる。
以下、この発明に係る駆動力正逆切替装置の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1から図8に示した実施例1の基本的な構成は、平歯車でなる入力歯車11、同じく平歯車でなる出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備えた駆動力正逆切替装置であり、該装置は中心部を貫通する固定軸17によって支持される。前記切替機構13は、遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成される。
実施例1の場合は、図1に向かって左から順に、固定軸17上に入力歯車11、出力歯車12、遊星歯車機構14、クラッチ機構16及び制御機構15の順に配置される。
前記入力歯車11は、固定軸17の一端部に回転自在に嵌合され、その入力歯車11の内端面に接して遊星歯車機構14を構成する回転伝達軸18の一端面が突き合わされ、軸方向の凹凸係合部31によって入力歯車11と回転伝達軸18が回転方向に一体化されている。
遊星歯車機構14は、図3に示したように、前記固定軸17に支持された回転伝達軸18、その回転伝達軸18の中間部外径面に一体に形成された太陽歯車19、その太陽歯車19の外周に同軸状態に配置された内歯歯車21、太陽歯車19と内歯歯車21との間において軸対称の位置に配置されこれらの歯車19、21に噛み合わされた2個の遊星歯車22、及び各遊星歯車22の回転軸32を支持するキャリヤ23とから構成される。回転伝達軸18の他端は、制御歯車25の内端面に接する。
前記回転伝達軸18の入力歯車11側の端部と前記太陽歯車19との間の外径面に、出力歯車12が回転自在に嵌合される(図1参照)。その出力歯車12と、これより大径の前記の内歯歯車21とが段差部33を介して一体化される。内歯歯車21はその段差部33を介して出力歯車12によって支持される。前記の遊星歯車22は、その段差部33の内面に対面し、その段差部33によって軸方向の抜け止めが図られる。
前記のキャリヤ23は、回転伝達軸18の外径面で支持された円板部23aと、その円板部23aの外径部から制御歯車25側に突き出した円筒部23bを有し、その円筒部23bの内径面にクラッチ装着部34が形成される。
前記の制御機構15は、回転伝達軸18の他方の端面に接して固定軸17に回転自在に嵌合された制御歯車25によって構成される。その制御歯車25は外径面に歯車、セレーション等の凹凸係合面35が形成される。その凹凸係合面35に対向して外部のアクチュエータ24が配置され、そのオン・オフによって制御歯車25は拘束状態と非拘束状態の2態様を選択的にとることができる。
前記アクチュエータ24は、ソレノイドのオン・オフによって出没するプランジャーが凹凸係合面35に対し係脱できるようにしたものを図示しているが、電磁クラッチ又は電磁ブレーキと補助歯車によって構成し、所定の制動トルクで拘束するようにしたものであってもよい。この点は以下の各実施例においても同様である。
前記制御歯車25の前記キャリヤ23との対向面において、中心対称の位置に一対のロック解除ピン28、28が設けられる(図5(b)参照)。また、その一方のロック解除ピン28の径方向外側において係合凹部37が設けられ、これに対向したキャリヤ23の円筒部23bの端面に係合凸部36が設けられる。係合凹部37と係合凸部36の係合(図1参照)により、制御歯車25はキャリヤ23と回転方向に一体化される。
前記のクラッチ機構16は、回転伝達軸18の前記太陽歯車19と制御歯車25側の端面の間の外径面と、クラッチ装着部34の内径面との間に組み込まれた一方向性のころクラッチ26により構成される。ころクラッチ26は、内輪38、外輪39、これらの間に介在されたころ27及び付勢ばね42により構成される。
前記の内輪38は、回り止め43(図2参照)を介して回転伝達軸18の外径面に嵌合され、外輪39も回り止め44を介してクラッチ装着部34の内径面に嵌合される。前記内輪38と外輪39の対向面間に、周方向に見て四分の一円の範囲ごとに方向性の異なる4個所のころ収納部45a、45bが設けられる。即ち、方向性が一致する2箇所のころ収納部45a、45aが軸対称の2箇所に設けられ、また、これらのころ収納部45a、45aの間に方向性が前記と反対の2箇所のころ収納部45b、45bが設けられる。
前記各ころ収納部45a、45bを形成する外輪39の内径面に周方向に連続した3箇所の傾斜面からなるカム面46a、46bが形成され、各カム面46a、46bにそれぞれ周方向に相互に接触した3個のころ27が収納される。ころ収納部45aのカム面46aと、ころ収納部45bのカム面46bの傾斜方向は、周方向に見て反対となるように形成される。その結果、各カム面46a、46bに嵌合されたころ27の接点において引いた接線がなす角度、いわゆるクサビ角θの拡大方向が反対となる。
前記のころ収納部45a、45bのうち、クサビ角θの相互に拡大方向となるころ収納部45a、45bの端部相互間において付勢ばね42が介在される。その付勢ばね42によって各ころ収納部45a、45bのころ27がそれぞれクサビ角θの狭小方向に付勢される。また、クサビ角θが相互に狭小方向となるころ収納部45a、45bの端部相互間において両側のころ27に多少のすき間をおいて前述のロック解除ピン28、28が挿入される。このようにして、クサビ角θの方向のそろったころ収納部45a又は45bを有するものがそれぞれ方向性が一致するころクラッチを構成する。
その他、図1において、48、49は入力歯車11と制御歯車25の止め輪である。
実施例1の駆動力正逆切替装置は以上のようなものであり、入力歯車11が太陽歯車19に結合されているので、太陽歯車入力型ということができる。次にその作用について説明する。
いま、図1に示したように、アクチュエータ24がオフで制御歯車25が非拘束状態にあるとき、正回転方向A(図1の右から見て右回転方向)の駆動トルクが入力歯車11に入力されると(図1の入力歯車11の白抜き矢印参照)、これと一体に回転伝達軸18、太陽歯車19及びころクラッチ26の内輪38が正回転方向Aに回転する。
ころクラッチ26においては、図2に示したように、内輪38の正回転方向Aへの回転により、一方のころ収納部45aのころ27のロックを解除させるが、他方のころ収納部45bにおいては、ころ27がクサビ角θの狭小方向に移動するためころ27がロックされる。これにより、ころクラッチ26は全体としてロックされた状態となる。即ち、ころクラッチ26は内輪38が正回転方向Aに回転することによってロックされる一方向性を有する。但し、この実施例1の場合は、後述のように、内輪38が前記と反対、即ち逆回転方向Bに回転した場合はころ収納部45aにおいてロックされるようなっており、二方向性を持つ。
前記のようにしてころクラッチ26がロックされることによりキャリヤ23及びこれに係合された制御歯車25も正回転方向Aに回転され、同時に制御歯車25に設けられたロック解除ピン28も同方向に回転する。ロック解除ピン28が同方向へ回転することによりころクラッチ26のロックを解除させることはない。
ころクラッチ26のロックにより、太陽歯車19とキャリヤ23は一体化されるので、遊星歯車22は自転することなく、太陽歯車19の回転とともに正回転方向Aに公転のみ行う(図3参照)。これと同時に、内歯歯車21及びこれと一体の出力歯車12が入力歯車11と同一の正回転方向Aに同一回転速度で回転し、出力歯車12から正回転方向Aの駆動トルクが出力される(図1の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
前記のように回転している状態において、図6に示したように、アクチュエータ24がオンとなって制御歯車25が拘束状態となると、これと一体のロック解除ピン28が停止する。一方、入力歯車11、回転伝達軸18及び内輪38は引き続き正回転方向Aに回転しているので、ころクラッチ26のころ収納部45aにおいては、ころ27がクサビ角θの拡大方向に移動するのでロックが解除される(図7参照)。
このとき、他方のころ収納部45bにおいては、ころ27はクサビ角θの狭小方向に移動するが、内輪38のトルクが外輪39、キャリヤ23及び制御歯車25を拘束するアクチュエータ24側の制動トルク(制動トルクは、紙送り等の比較的低トルクの負荷トルクに対応して低トルクに設定される。)に打ち勝って、ころクラッチ26全体が正回転方向Aに回転される。これによりころ27がロック解除ピン28に当たり、クサビ角θの拡大方向に押し戻されるためロックが解除される。その結果、ころクラッチ26は全体としてロック解除状態となる。
キャリヤ23は、係合凸部36と係合凹部37の係合により、制御歯車25に一体化されているので、制御歯車25の停止と同時にキャリヤ23が停止され、そのキャリヤ23に支持された遊星歯車22は公転することなく自転のみ行う(図8参照)。結局、出力歯車12から、入力された回転方向と反対の逆回転方向Bで、かつ遊星歯車機構14において減速された駆動トルクが出力される(図6の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
なお、以上の説明においては、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力される場合について説明したが、ころクラッチ26は前述のように二方向性であるので、逆回転方向Bの駆動トルクが入力される場合も同様の作用により回転方向の切り替えが行われる。
なお、入力の回転方向が一方向に限定されている場合は、ころクラッチ26は一方向性のものでよい。
図9から図16に示した実施例2は、基本的構成において前記実施例1と共通するが、入力歯車11、出力歯車12、回転伝達軸18及びキャリヤ23の構造等において多少の相違がある。
即ち、この実施例2の場合は、入力歯車11と出力歯車12の配置が入れ替わっており、出力歯車12が図9に向かって装置の左端部に配置され、その位置において固定軸17に嵌合される。また、入力歯車11が回転伝達軸18の外径面に嵌合され、段差部33を介して内歯歯車21と一体化される。この型式は内歯歯車入力型と称される。
この場合の回転伝達軸18は、実施例1の場合の回転伝達軸18と異なって、太陽歯車19から先の軸部分はなく、太陽歯車19の端面がキャリヤ23の端面に突き当てられる。回転伝達軸18の他端は凹凸係合部31によって出力歯車12に対し一体回転可能に係合される。
また、内歯歯車21の端部に同一外径をもった円筒部21aが延長形成され、その内径面が制御歯車25側に開放されたクラッチ装着部34となっている。そのクラッチ装着部34の内部に前記のキャリヤ23が収納される。キャリヤ23は円板部23aと、その円板部23aの制御歯車25側の端面中心に設けられたボス部23cからなり、そのボス部23cの外径面に回り止め41が設けられる(図10、図12参照)。
前記ボス部23cの端面に係合凸部36が設けられ(図12参照)、これに対向した係合凹部37(図13(b)参照)が制御歯車25に設けられる。実施例1の場合と同様に、係合凸部36と係合凹部37との係合によってキャリヤ23と制御歯車25が回転方向に一体化される。また、制御歯車25の内端面に一対のロック解除ピン28が設けられる点も前述の実施例1と同様である。
前記キャリヤ23のボス部23cの外径面と、クラッチ装着部34の内径面との間にころクラッチ26が組み込まれる。ころクラッチ26の基本的構造は、前記実施例1の場合と同様であるが、相違点は図10に示したように、カム面46a、46bが内輪38の外径面に形成された点である。その他の構成は同様である。
実施例2の駆動力正逆切替装置は以上のようなものであり、次にその作用について説明する。
いま、図9に示したように、アクチュエータ24がオフとなって制御歯車25が非拘束状態にある場合において、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されると(図9の入力歯車11の白抜き矢印参照)、これと一体の内歯歯車21が同方向に回転される。これと同時にころクラッチ26の外輪39も正回転方向Aに回転される。
このとき、内輪38には、キャリヤ23、遊星歯車22、太陽歯車19、回転伝達軸18及び出力歯車12を経て負荷が作用しているので、外輪39が正回転方向Aに回転しても内輪38が回転することがない。このため、ころ収納部45bのころ27はクサビ角θの拡大方向に移動されてロックが解除される。他方のころ収納部45aのころ27はクサビ角θの狭小方向に移動してロック状態となる。これにより、ころクラッチ26は全体としてロック状態となる。
ころクラッチ26のロックにより、キャリヤ23及び制御歯車25が同方向に回転されるため、ロック解除ピン28も同方向に回転され、ころクラッチ26のロック状態が維持される。
ころクラッチ26のロックによって内歯歯車21とキャリヤ23は一体に回転するので、遊星歯車22は自転することなく、内歯歯車21の回転とともに正回転方向Aに公転のみ行い(図11参照)、同時に太陽歯車19及び出力歯車12を正回転方向Aに回転させる。即ち、入力された駆動トルクと同一速度、同一の正回転方向Aの出力が得られる(図9の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
前記の回転状態において、図14に示したように、アクチュエータ24がオンとなって制御歯車25が拘束状態となると、これと一体のロック解除ピン28、キャリヤ23、内輪38が停止する。一方、入力歯車11、内歯歯車21及び外輪39は引き続き正回転方向Aに回転しているので、図15に示したように、ころクラッチ26の一方のころ収納部45bにおいては、ころ27がクサビ角θの拡大方向に移動するのでロックが解除される。
このとき、他方のころ収納部45aにおいては、実施例1の場合と同様に、ころ27はクサビ角θの狭小方向に移動するが、内輪38のトルクが、外輪39、キャリヤ23及び制御歯車25を拘束するアクチュエータ24側の制動トルクに打ち勝つことにより、ころクラッチ26全体が正回転方向Aに回転される。その結果、ころ27がロック解除ピン28に当たりクサビ角θの拡大方向に押し戻されるためロックが解除される。これにより、ころクラッチ26は全体としてロック解除状態となる。
キャリヤ23は、係合凸部36と係合凹部37の係合により、制御歯車25に一体化されているので、制御歯車25の停止と同時にキャリヤ23が停止され、そのキャリヤ23に支持された遊星歯車22は公転することなく自転のみ行う。その自転に従い太陽歯車19及びこれと一体の出力歯車12が逆回転方向Bに回転される。結局、出力歯車12からは、入力された回転方向と反対の逆回転方向Bで、かつ遊星歯車機構14において減速された駆動トルクが出力される(図14の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
なお、以上の説明においては、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力される場合について説明したが、逆回転方向Bの駆動トルクが入力される場合も同様の作用により回転方向の切り替えが行われる。この場合、ころクラッチ26は、ころ収納部45bの部分でロックされる。
図17から図25に示した実施例3は、前記各実施例と同様に、入力歯車11、出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備え、さらに前記切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成された点で基本的に共通している。
しかし、この実施例3の場合は、遊星歯車機構14が入力歯車11の内径側に組み込まれるとともに、クラッチ機構16が出力歯車12の内径側に一体的に設けられた構成となっており、軸方向にコンパクトな構成となっている。全体としての配置は、図17に左から順に、制御機構15、遊星歯車機構14が組み込まれた入力歯車11及びクラッチ機構16が組み込まれた出力歯車12となっている。
前記遊星歯車機構14は、図17及び図20に示したように、固定軸17に支持された回転伝達軸18と、該回転伝達軸18に回転自在に嵌合された太陽歯車19、該太陽歯車19の外周において同軸状態に配置された内歯歯車21、前記太陽歯車19と内歯歯車21の間に介在された遊星歯車22及び前記回転伝達軸18に軸方向に同軸状態に配置され一体化されたキャリヤ23とにより構成される。キャリヤ23は、制御歯車25の内端面に一体化される。
前記の内歯歯車21は、入力歯車11の内径面に一体化される。また、固定軸17は、制御歯車25、キャリヤ23、及び回転伝達軸18の中心に貫通される。
遊星歯車22の回転軸32が前記キャリヤ23の内端面に軸方向に突設される(図18参照)。また、太陽歯車19のクラッチ機構16側の端面には、中心対称の2箇所にロック解除ピン28が軸方向に突設される。
前記の制御機構15は、前記のようにキャリヤ23と一体化された制御歯車25によって構成され、他の実施例と同様に、アクチュエータ24の作用により、拘束状態と非拘束状態を選択的に取り得る。
前記のクラッチ機構16は、図17に示したように、前記出力歯車12のクラッチ装着部34に組み込まれた一方向性のころクラッチ26により構成される。クラッチ装着部34は、出力歯車12の外端面に開放してその中心部に設けられ、その奥部が環状の支持部52となっている。出力歯車12は支持部52に設けた中心穴53が回転伝達軸18に回転自在に嵌合される。
前記支持部52の中心穴53の中心対称の2箇所において断面扇形の係合溝54が設けられる(図19(a)参照)。これらの係合溝54の回転方向の幅は、前記のロック解除ピン28が余裕をもって軸方向に挿通される大きさに設定される(図19(b)参照)。前記遊星歯車機構14の太陽歯車19及び遊星歯車22は、出力歯車12の内端面に当たって抜け止めされる。
ころクラッチ26は、図21に示したように、固定軸17に回転自在に嵌合された内輪38、前記クラッチ装着部34の内径面に回り止め55を介して挿入された外輪39、内輪38と外輪39の間に介在されたころ27及び付勢ばね42とから構成された一方向性のクラッチである。
前記外輪39の内径面において、対称位置に設けられた柱部56によって2箇所のころ収納部45,45が設けられる。各ころ収納部45において、外輪39の内径面に一定方向に傾斜した3箇所のカム面46が形成される。各カム面46と内輪38の外径面との間にころ27が介在される。ころ27の接点におけるクサビ角をθで示す。各ころ27をクサビ角θの狭小方向(正回転方向A)に付勢する付勢ばね42が拡大側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56の間に介在される。
前記ころクラッチ26の各ころ収納部45において、狭小側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56との間に前記のロック解除ピン28が軸方向に挿通される。
ロック解除ピン28が係合溝54を貫通する部分においては、図19(b)に示したように、ロック状態において、正回転方向Aに見た場合の遅れ側となる内壁面と該ロック解除ピン28の間に、回転方向のすき間、即ち制御すき間bが形成される。この制御すき間bは、同じロック状態において存在するロック解除ピン28ところ27とのすき間aより若干大きく(b>a)設定される。
前記のころクラッチ26がクラッチ装着部34に組み込まれたのち、その開放面が蓋部材59によって閉塞される。蓋部材59は、固定軸17に回転自在に嵌合され、これによって出力歯車12の外端部の支持を行う。
図17に示したように、キャリヤ23と一体化された制御歯車25の内端部外径面と、これに軸方向に対向した出力歯車12の内端部外径面には、同一外径のガイド面57、58がそれぞれ形成される。前記内歯歯車21と一体化された入力歯車11はこれらのガイド面57、58によって相対回転可能に支持される。
実施例3の駆動力正逆切替装置は以上のようなものであり、次にその作用について説明する。
図17に示したように、アクチュエータ24がオフとなって制御歯車25が非拘束状態にあるとき、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されたとすると(図17の入力歯車11の白抜き矢印参照)、入力歯車11と一体の内歯歯車21とともに遊星歯車22が正回転方向Aに公転し(図20参照)、これとともにキャリヤ23及び制御歯車25を正回転方向Aに回転させる。制御歯車25の回転により、これと一体の回転伝達軸18及び内輪38が正回転方向Aに回転し、ころクラッチ26がロックされる(図21参照)。
ころクラッチ26のロックにより、外輪39及び出力歯車12が正回転方向Aに回転される。即ち、入力された駆動トルクと同一の正回転方向Aの回転をもった同速の駆動トルクが出力される(図17の出力歯車12の白抜き矢印)。
なお、前記の作用において、遊星歯車22に自転するトルクが作用し、そのトルクによって太陽歯車19に逆回転方向Bのトルクが作用する。このため太陽歯車19と一体のロック解除ピン28がころ27に対しロック解除方向の力を付与するが、ころ27は付勢ばね42のばね力を受けているので、ロック解除ピン28がそのばね力を受ける。これにより太陽歯車19は逆回転方向Bに回転することなく、従ってロック解除ピン28によってロックが解除されることもない。また遊星歯車22も自転することがなく正回転方向Aに公転のみを行い、その公転に伴い太陽歯車19も同方向に回転する(図20の太陽歯車19について正回転方向A参照)。
前記の回転状態において、図22に示したように、アクチュエータ24がオンになって制御歯車25が拘束状態になると、制御歯車25と一体の回転伝達軸18及びこれと係合されたころクラッチ26の内輪38が固定される。また、制御歯車25と一体のキャリヤ23に支持された遊星歯車22の公転が停止される。これにより遊星歯車23は自転のみを行う。
入力歯車11とこれと一体の内歯歯車21は、引き続き正回転方向Aに回転しており、遊星歯車22が自転のみを行うことにより太陽歯車19の回転が逆回転方向Bに切り替えられる。
太陽歯車19の逆回転方向Bの回転により、これに設けられたロック解除ピン28が前記のすき間a(図19(b)参照)以上に回転しころ27をクサビ角θの拡大方向に移動させ、ころクラッチ26のロックを解除させる。このロック解除により、ころクラッチ26を経たトルクの伝達経路が遮断される。
ロック解除後、ロック解除ピン28の回転が進んで係合溝54の側壁に接触すると、制御すき間bがゼロとなり(図25参照)、ロック解除ピン28が支持部52及びこれと一体の出力歯車12に係合一体化され、出力歯車12が逆回転方向Bに回転される。即ち、入力歯車11に入力される駆動トルクの正回転方向Aの回転が逆回転方向Bに切り替えられて出力される(図22の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
前記のすき間aと制御すき間bの関係がb>aのように設定することにより、太陽歯車19の逆回転方向Bの回転時に、小さい方のすき間aが先にゼロになってころクラッチ26のロックを解除させ、その後に制御すき間bがゼロになることによって出力歯車12が逆回転を開始するという時間差が置かれる。このような時間差を置くことにより、ころクラッチ26のロック解除を確実に行うことができる。この点は、次の実施例4の場合も同様である。
なお、ころクラッチ26の方向性を逆にすれば、逆回転方向Bの入力に対し、正回転方向Aの出力が得られる。
図26から図33に示した実施例4は、他の実施例の場合と同様に、入力歯車11、出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備え、さらに前記切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成された点で基本的に共通している。
しかし、この実施例4の場合は、遊星歯車機構14が入力歯車11の内径側に組み込まれ、またクラッチ機構16が制御機構15の内径側に組み込まれた構成となっているほか、制御機構15が入力歯車11と出力歯車12の間に介在された構成となり、軸方向にコンパクトな構成となっている。
この場合の配置の順は、図26に示したように、出力歯車12、クラッチ機構16が組み込まれた制御機構15及び遊星歯車機構14が組み込まれた入力歯車11となっている。
前記遊星歯車機構14は、図26及び図29に示したように、固定軸17に回転自在に嵌合された回転伝達軸18の外径面に一体化された太陽歯車19、該太陽歯車19の外周において同軸状態に配置された内歯歯車21、前記太陽歯車19と内歯歯車21の間に介在された遊星歯車22及び前記回転伝達軸18の外径面に同軸状態に回転自在に嵌合された前記遊星歯車22のキャリヤ23とにより構成される。前記内歯歯車21は環状に形成され、その外径面に入力歯車11が一体化される。
前記の内歯歯車21の外端開放面に蓋部材59’が嵌合され、これによって遊星歯車22等が閉塞されるとともに、この蓋部材59’によって入力歯車11を固定軸17に対し回転自在に支持する。入力歯車11の内端内径面は、キャリヤ23の外径面に嵌合され相対回転可能に支持される。
キャリヤ23は、制御歯車25と軸方向に一体化され、前記の回転伝達軸18に回転自在に嵌合される。遊星歯車22の回転軸32が前記キャリヤ23の遊星歯車機構14側の端面に軸方向に突設される。また、太陽歯車19に一体化された前記回転伝達軸18のクラッチ機構16側の端面の中心対称の2箇所にロック解除ピン28が軸方向に突設される。
前記の制御機構15は、前記のように、遊星歯車機構14のキャリヤ23と一体化された制御歯車25によって構成され、アクチュエータ24により拘束・非拘束状態が取れるようになっている。制御歯車25の中心部において、出力歯車12側に開放されたクラッチ装着部34が設けられる。クラッチ装着部34の内端壁を形成するキャリヤ23に中心穴40が形成され(図26、図27参照)、その中心穴40が回転伝達軸18に回転自在に嵌合される。
出力歯車12の中心対称の2箇所において、図27に示したような一対の係合穴54’が設けられる。これらの係合穴54’の回転方向の幅は、前記のロック解除ピン28が制御すき間bをもって軸方向に挿通される大きさに設定される(図28(a)参照)。
ころクラッチ26は、図30に示したように、固定軸17に回転自在に嵌合された内輪38、前記クラッチ装着部34の内径面に回り止めを介して挿入された外輪39、内輪38と外輪39の間に介在されたころ27及び付勢ばね42とから構成された一方向性クラッチである。
前記内輪38の外径面には、対称位置に設けられた軸方向の柱部56によって、2箇所のころ収納部45,45が設けられる。各ころ収納部45において、内輪38の外径面に一定方向に傾斜した3箇所のカム面46が形成される。各カム面46と外輪39の内径面との間にころ27が介在される。ころ27の接点におけるクサビ角をθで示す。各ころ27をクサビ角θの狭小方向(正回転方向A)に付勢する付勢ばね42が拡大側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56の間に介在される。
前記ころクラッチ26の各ころ収納部45において、狭小側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56との間に前記のロック解除ピン28が軸方向に挿通される。
ロック解除ピン28が、係合穴54’を貫通する部分においては、図28(a)(b)に示したように、ロック状態において、正回転方向Aに見た場合の遅れ側となる内壁面との間に、回転方向の制御すき間bが形成される。この制御すき間bは、同じくロック状態におけるロック解除ピン28ところ27とのすき間aより若干大きく(b>a)設定される。
なお、前記ころクラッチ26の内輪38と出力歯車12は係合凸部36’及び係合凹部37’の係合により回転方向に一体化されている(図26参照)。
実施例4の駆動力正逆切替装置は以上のような構成であり、次にその作用について説明する。
いま、図26に示したように、アクチュエータ24がオフとなって制御歯車15が非拘束状態にあるとき、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されたとすると(図26の入力歯車11の白抜き矢印参照)、遊星歯車22は正回転方向Aに公転のみ行い、これとともに制御歯車25を正回転方向Aに回転させる。制御歯車25の回転により、これと一体に外輪39が正回転方向Aに回転し、ころクラッチ26がロックされる(図30参照)。
ころクラッチ26のロックにより、外輪39、ころ27、内輪38及び内輪38に係合一体化された出力歯車12が正回転方向Aに回転される。即ち、入力された駆動トルクと同一の正回転方向Aの回転をもち、かつ遊星歯車機構14において増速された駆動トルクが出力される(図26の出力歯車12の白抜き矢印)。
前記の作用において、遊星歯車22に自転するトルクが作用し、そのトルクによって太陽歯車19に逆回転方向Bのトルクが作用する。このため太陽歯車19と一体のロック解除ピン28がころ27に対しロック解除方向の力を付与する。しかし、ころ27は付勢ばね42のばね力を受けているので、ロック解除ピン28がそのばね力を受け、太陽歯車19は逆回転方向Bに回転することなく停止する。このためロックを解除することがない。また遊星歯車22も自転することがなく正回転方向Aに公転のみを行い、太陽歯車19も同方向に回転する(図29の太陽歯車19について示した正回転方向A参照)。
前記の回転状態において、図31に示したように、アクチュエータ24がオンになって制御歯車25が拘束状態になると、制御歯車25と一体の外輪39が固定される。また、制御歯車25と一体のキャリヤ23に支持された遊星歯車22の公転が停止されるので遊星歯車22は自転のみを行う。
入力歯車11とこれと一体の内歯歯車21は、引き続き正回転方向Aに回転しており、遊星歯車22が自転のみを行うことにより、太陽歯車19の回転が逆回転方向Bに切り替えられる。
太陽歯車19の逆回転方向Bの回転により、これに設けられたロック解除ピン28がすき間a(図28(b)参照)以上に回転することによりころ27をクサビ角θの拡大方向に移動させ、ころクラッチ26のロックを解除させる。そのロック解除により、ころクラッチ26を経たトルクの伝達経路が遮断される。
ロック解除後、ロック解除ピン28の回転が進んで係合穴54’の側壁に接触すると、制御すき間bがゼロとなり、ロック解除ピン28が出力歯車12に係合一体化され、出力歯車12が逆回転方向Bに回転される。即ち、入力歯車11に入力される駆動トルクの正回転方向Aの回転が逆回転方向Bに切り替えられて出力される(図31の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
なお、ころクラッチ26の方向性を逆にすれば、逆回転方向Bの入力に対し、正回転方向Aの出力が得られる。
図34から図42に示した実施例5は、他の実施例の場合と同様に、入力歯車11、出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備え、さらに前記切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成された点で基本的に共通している。
しかし、この実施例5の場合は、遊星歯車機構14とクラッチ機構16がともに入力歯車11の内径側に一体的に組み込まれた構成となっている。
この場合の配置の順は、図34に示したように、制御機構15、クラッチ機構16及びこれと軸方向に配置された遊星歯車機構14が共に入力歯車11に組み込まれた配置となっている。
入力歯車11は、相対的に軸方向に長く形成され、その約半部強の範囲の内径面に遊星歯車機構14の内歯歯車21が一体に設けられる。入力歯車11の残りの部分の内径面に段差面63により前記内歯歯車21より小径となった部分の内径面にクラッチ装着部34が設けられる。
前記遊星歯車機構14は、固定軸17に回転自在に嵌合された回転伝達軸18、その回転伝達軸18の外径面において前記内歯歯車21と径方向に対向して一体に設けられた太陽歯車19、該太陽歯車19と内歯歯車21の間に介在された遊星歯車22及び前記固定軸17の外径面に回転自在に嵌合されたキャリヤ23とにより構成される。
前記キャリヤ23は、前記入力歯車11の段差面63と、回転伝達軸18及びこれと一体の太陽歯車19との軸方向の対面間に回転可能に介在され、回転伝達軸18側の面に回転軸32が軸方向に突設され、これに前記遊星歯車22が嵌合支持される。
前記遊星歯車22の部分において前記内歯歯車21の開口端に環状の蓋部材59’が嵌合され、遊星歯車22の抜止めが図られる。前記蓋部材59’の内径面から前記太陽歯車19の一部が外部に突き出している。この突き出した部分が出力歯車12となっている。
前記のクラッチ機構16を構成する内輪38は、キャリヤ23の段差面63側の端面の中心部においてこれと一体化される。前記の内輪38、外輪39、これらの間に介在されたころ27及び付勢ばね42は固定軸17と前記のクラッチ装着部34の間に組み込まれる。
前記内輪38の外径面には、軸対称位置の2箇所に設けられた軸方向の柱部56によって区部された2箇所のころ収納部45、45が設けられる(図36参照)。各ころ収納部45において、内輪38の外径面に一定方向に傾斜した3箇所のカム面46が形成される。各カム面46と外輪39の内径面との間にころ27が介在される。ころ27の接点におけるクサビ角をθで示す。各ころ27をクサビ角θの狭小方向(正回転方向A)に付勢する付勢ばね42が拡大側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56の間に介在される。
前記ころクラッチ26の各ころ収納部45において、狭小側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56との間にロック解除ピン28が軸方向に挿通される。該ロック解除ピン28は制御歯車25の内端面に軸方向に突設される。
前記のロック解除ピン28がころクラッチ26を貫通する部分においては、図37に示したように、回転方向に所要のすき間aが存在する。また、ころクラッチ26のロック状態において、各ころ27が属するカム面46のクサビ角θの拡大方向に存在する肩部61と当該ころ27の一部分62間に回転方向に所要の制御すき間b(b>a)が存在する。
実施例5の駆動力正逆切替装置は以上のような構成であり、次にその作用について説明する。
図34に示したように、アクチュエータ24がオフとなって制御歯車15が非拘束状態にあるとき、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されたとする(図34の入力歯車11の白抜き矢印参照)と、入力歯車11と一体の外輪39が正回転方向Aに回転することにより、ころクラッチ26がロックされる(図36参照)。
このとき、入力歯車11と一体の内歯歯車21から遊星歯車22にもトルクが入力されるが、太陽歯車19には出力歯車12を介して負荷が作用しているため、遊星歯車22は自転も公転もすることがない。従って、キャリヤ23及びこれと一体の内輪38は停止状態にある。
ころクラッチ26のロックにより、外輪39、ころ27、内輪38及び内輪38と一体のキャリヤ23が正回転方向Aに回転され、遊星歯車22はその方向に公転のみし、太陽歯車19を同方向に回転させる(図38参照)。その結果、入力された駆動トルクと同一の正回転方向Aの回転をもった駆動トルクが出力歯車12から出力される(図34の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
このとき、制御歯車25は非拘束状態にあるので、これと一体のロック解除ピン28が正回転方向Aに回転するころクラッチ26のころ27に押されて同方向に回転する(図36の一点鎖線参照)。したがって、この状態ではすき間aはゼロとなっているが、ころクラッチ26がロック状態にあることから、ころ27の一部分62とカム面46の肩部61との間に制御すき間bが存在する(図37参照)。
前記の回転状態において、図39に示したように、アクチュエータ24がオンになって制御歯車25が拘束状態になると、制御歯車25と一体のロック解除ピン28が固定される。ころクラッチ26は引き続き正回転方向Aへ回転しているので、ころ27がロック解除ピン28によって制御すき間bがゼロになるまで相対的に押し戻され、ころクラッチ26が停止される(図40、図41参照)。ころクラッチ26の停止により内輪38と一体のキャリヤ23も停止する。
キャリヤ23の停止によってこれに支持された遊星歯車22の公転が停止され、遊星歯車22は自転のみを行う。入力歯車11とこれと一体の内歯歯車21は、引き続き正回転方向Aに回転しており、遊星歯車22は自転のみを行うことにより、太陽歯車19及びこれと一体の出力歯車12の回転が逆回転方向Bに切り替えて出力される(図39の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
なお、この実施例5の場合は、アクチュエータ24がオンになった時点で、すき間aがゼロの状態である場合でも、制御すき間bは存在するので、ころクラッチ26のロックの解除から停止まで一定の時間差を持たせることができる。たとえ、すき間aがゼロでない状態であったとしても、b>aに設定してあるので、前記の時間差を確実に持たせることができる。
図43から図51に示した実施例6は、他の実施例、特に実施例5の場合と同様に、入力歯車11、出力歯車12及び前記入力歯車11に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車12に出力する切替機構13を備え、さらに前記切替機構13は遊星歯車機構14、制御機構15及びクラッチ機構16により構成された点で基本的に共通している。
しかし、この実施例6の場合は、遊星歯車機構14とクラッチ機構16がともに出力歯車12の内径側に一体的に組み込まれた構成となっている。
即ち、出力歯車12は、相対的に軸方向に長く形成され、その約半部強の範囲の内径面に遊星歯車機構14の内歯歯車21が一体に設けられる。出力歯車12の残りの部分の内径面に短い段差面63’により前記内歯歯車21より小径となり、その部分に後述のキャリヤ23が相対回転可能に嵌合される。
前記遊星歯車機構14は、固定軸17に回転自在に嵌合された回転伝達軸18、その回転伝達軸18の外径面において前記内歯歯車21と径方向に対向して一体に設けられた太陽歯車19、該太陽歯車19と内歯歯車21の間に介在された遊星歯車22及び前記出力歯車12の内径面に嵌合された前記のキャリヤ23とにより構成される。前記キャリヤ23に回転軸32が軸方向に突設され、これに前記遊星歯車22が嵌合支持される。また、キャリヤ23の内径面がクラッチ装着部34となっている。
前記遊星歯車22の部分において前記内歯歯車21の開口端に環状の蓋部材59’が嵌合され、遊星歯車22の抜止めが図られる。前記蓋部材59’の内径面から前記太陽歯車19の一部が外部に突き出され、その突き出した部分が入力歯車11となっている。
前記のクラッチ機構16は、内輪38と外輪39及びこれらの間に介在されたころ27及び付勢ばね42とからなる一方向性のころクラッチ26により構成される。前記内輪38は前記回転伝達軸18と軸方向に一体化される。内輪38を含むころクラッチ26は、前記キャリヤ23のクラッチ装着部34に回り止めを介して組み込まれる。
前記外輪39の内径面は、軸対称位置の2箇所に設けられた軸方向の柱部56’によって、2箇所のころ収納部45,45が設けられる(図45参照)。各ころ収納部45において、外輪39の内径面に一定方向に傾斜した3箇所のカム面46が形成される。各カム面46と内輪38の外径面との間にころ27が介在される。ころ27の接点におけるクサビ角をθで示す。各ころ27をクサビ角θの狭小方向(正回転方向A)に付勢する付勢ばね42が拡大側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56’の間に介在される。
前記ころクラッチ26の各ころ収納部45において、狭小側端部のころ27と、そのころ27と周方向に対向した柱部56’との間にロック解除ピン28が軸方向に挿通される。該ロック解除ピン28は制御歯車25の内面に軸方向に突設される。
前記のロック解除ピン28がころクラッチ26を貫通する部分においては、図46に示したように、ロック状態にあるころ27に対し周方向に所定のすき間aが存在する。そのロック状態において、各ころ27が属するカム面46のクサビ角θの拡大方向に存在する肩部61’が当該ころ27の一部分62’に対し回転方向に所要の制御すき間b(b>a)をもって対向している。
実施例6の駆動力正逆切替装置は以上のような構成であり、次にその作用について説明する。
図43に示したように、アクチュエータ24がオフとなって制御歯車25が非拘束状態にあるとき、入力歯車11に正回転方向Aの駆動トルクが入力されたとすると(図43の入力歯車11の白抜き矢印参照)、入力歯車11と一体の内輪38の正回転方向Aの回転により、ころクラッチ26がロックされる。
このとき、入力歯車11と一体の太陽歯車19から遊星歯車22にもトルクが入力されるが、遊星歯車22には出力歯車12を介して負荷が作用しているため、遊星歯車22は自転も公転もすることがない。従って、キャリヤ23及びこれと一体の外輪39は停止状態にある。
ころクラッチ26のロックにより、外輪39と一体のキャリヤ23が正回転方向Aに回転され、遊星歯車22はその方向に公転のみし、内歯歯車21と一体の出力歯車12を同方向に回転させる(図45参照)。その結果、入力された駆動トルクと同一の正回転方向Aの回転をもち、かつ遊星歯車機構14において減速された駆動トルクが出力歯車12から出力される(図43の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
このとき、制御歯車25は非拘束状態にあるので、これと一体のロック解除ピン28が正回転方向Aに回転するころクラッチ26のころ27に押されて同方向に回転する(図45の一点鎖線参照)。したがって、この状態ではすき間aはゼロとなっているが、ころクラッチ26がロック状態にあることから、ころ27の一部分62’とカム面46の肩部61’との間に制御すき間bが存在する(図46参照)。
前記の回転状態において、図48に示したように、アクチュエータ24がオンになって制御歯車25が拘束状態になると、制御歯車25と一体のロック解除ピン28が固定される。ころクラッチ26は引き続き正回転方向Aへ回転しているので、ころ27がロック解除ピン28によって制御すき間bがゼロになるまで相対的に押し戻され、ころクラッチ26が停止される(図45、図46参照)。ころクラッチ26の停止により外輪39と一体のキャリヤ23も停止する。
キャリヤ23の停止によってこれに支持された遊星歯車22の公転が停止され、遊星歯車22は自転のみを行う。入力歯車11とこれと一体の太陽歯車19は、引き続き正回転方向Aに回転しており、遊星歯車22の自転のみを行うことにより、内歯歯車21及びこれと一体の出力歯車12の回転が逆回転方向Bに切り替えて出力される(図48の出力歯車12の白抜き矢印参照)。
なお、この実施例6の場合は、アクチュエータ24がオンになった時点で、すき間aがゼロの状態である場合でも制御すき間bは存在するので、ころクラッチ26のロックの解除から停止まで一定の時間差を持たせることができる。たとえ、すき間aがゼロでない状態であったとしても、b>aに設定してあるので、前記の時間差を確実に持たせることができる。
図52及び図53に示した実施例7は、前掲の特許文献1に開示されたような両面印刷装置に適した紙送りローラ駆動装置に関するものであり、前記各実施例(便宜上、実施例3(図17から図25)を代表例として示す。)に示した駆動力正逆切替装置81を利用する例である。即ち、フレーム82に前記の固定軸17が固定され、そのフレーム82の内側において該固定軸17に前記の制御歯車25が取り付けられる。
前記フレーム82の外側面に駆動モータ83が固定され、その駆動モータ83のモータ軸84、モータ軸歯車85を経て前記の入力歯車11に駆動トルクが入力されるようになっている。また、出力歯車12に噛み合った出力補助歯車86の出力軸87にスイッチバック型の紙送りローラ88、88’が取り付けられる。さらに前記入力歯車11に噛み合った出力補助歯車89によって裏面搬送装置90が駆動される。裏面搬送装置90は、連動ベルト91を介して搬送ローラ92、92’及び搬送ベルト93が駆動される。
図53に示したように、紙の搬送路94は前記の紙送りローラ88、88’を経て前方に延びている。またその紙送りローラ88、88’の下方において搬送路94から後方に引き返す裏面搬送路95が分岐され、その分岐部分に羽根車96が設けられる。その羽根車96は、紙送りローラ88、88’に挟まれて一時停止した紙の後端を裏面搬送路95側に向ける作用を行う。裏面搬送路95は前記の搬送ベルト93によって駆動され、Uターンして印刷機構97に入り、搬送路94に戻るようになっている。
前記の紙送りローラ88は、駆動力正逆切替装置81を介して駆動モータ83から駆動される。駆動モータ83は常時逆回転方向Bに回転駆動されるタイプであるとする。表印刷された紙98を搬送する際は、駆動力正逆切替装置81のアクチュエータ24をオフにして後退させ(図52の実線参照)、制御歯車25を非拘束状態とする。これにより、前記実施例1の説明において述べた作用により、入力歯車11及び出力歯車12が正回転方向Aに回転し、出力補助歯車86を経て紙送りローラ88を逆回転方向Bに回転させ、紙98を搬送路94に送り出す。
紙送りローラ88、88’の部分で紙98の後端が検知されるとアクチュエータ24が作動され制御歯車25を拘束する。これにより、切替機構13において回転方向が逆転され出力歯車12の回転が逆回転方向Bに切り替えられ、紙送りローラ88、88’が前述の場合と反対に正回転方向Aに回転される。その結果、紙98の後端部の向きが羽根車96によって裏面搬送路95側へ変えられ、該搬送路94へスイッチバックが行われる(図52、図53の矢印C参照)。そして、印刷機構97において裏面印刷が施され、搬送路94から紙送りローラ88、88’をへて外部に排出される。
このように、駆動力正逆切替装置81を用いることにより、駆動モータ83として一定方向回転仕様のものを用いながら、アクチュエータ24の入り切りによって出力側の回転方向を適宜切替えることができる。
実施例1のアクチュエータがオフの状態の断面図 図1のX−X線の断面図 図1のX−X線の断面図 実施例1の分解斜視図 (a)実施例1のクラッチ装着部の斜視図、(b)同上の制御歯車の斜視図 実施例1のアクチュエータがオンの状態の断面図 図6のX−X線の断面図 図6のX−X線の断面図 実施例2のアクチュエータがオフの状態の断面図 図9のX−X線の断面図 図9のX−X線の断面図 実施例2の分解斜視図 (a)実施例2のキャリヤの斜視図、(b)同上の制御歯車の斜視図 実施例2のアクチュエータがオンの状態の断面図 図14のX−X線の断面図 図14のX−X線の断面図 実施例3のアクチュエータがオフの状態の断面図 実施例3の分解斜視図 (a)実施例3の出力歯車の斜視図、(b)同上のころクラッチ部分の断面図 図17のX−X線の断面図 図17のX10−X10線の断面図 実施例3のアクチュエータがオンの状態の断面図 図22のX11−X11線の断面図 図22のX12−X12線の断面図 実施例3ころクラッチ部分の断面図 実施例4のアクチュエータがオフの状態の断面図 実施例4の分解斜視図 (a)実施例4の出力歯車の部分の断面図、(b)同上のころクラッチ部分の断面図 図26のX13−X13線の断面図 図26のX14−X14線の断面図 実施例4のアクチュエータがオンの状態の断面図 図31のX15−X15線の断面図 図31のX16−X16線の断面図 実施例5のアクチュエータがオフの状態の断面図 (a)実施例5の分解斜視図、(b)同上のキャリヤの斜視図 図34のX17−X17線の断面図 実施例5のころクラッチ部分の断面図 図34のX18−X18線の断面図 実施例5のアクチュエータがオンの状態の断面図 図39のX19−X19線の断面図 実施例5のころクラッチ部分の断面図 図39のX20−X20線の断面図 実施例6のアクチュエータがオフの状態の断面図 実施例6の分解斜視図 図43のX21−X21線の断面図 実施例6のころクラッチ部分の断面図 図43のX22−X22線の断面図 実施例6のアクチュエータがオンの状態の断面図 図48のX23−X23線の断面図 実施例6のころクラッチ部分の断面図 図48のX24−X24線の断面図 実施例7の平面図 同上において実施例3の装置を用いた印刷機構の概略図 従来例の平面図
符号の説明
11 入力歯車
12 出力歯車
13 切替機構
14 遊星歯車機構
15 制御機構
16 クラッチ機構
17 固定軸
18 回転伝達軸
19 太陽歯車
21 内歯歯車
21a 円筒部
22 遊星歯車
23 キャリヤ
23a 円板部
23b 円筒部
23c ボス部
24 アクチュエータ
25 制御歯車
26 ころクラッチ
27 ころ
28 ロック解除ピン
31 凹凸係合部
32 回転軸
33 段差部
34 クラッチ装着部
35 凹凸係合面
36、36’ 係合凸部
37、37’ 係合凹部
38 内輪
39 外輪
40 中心穴
41 回り止め
42 付勢ばね
43 回り止め
44 回り止め
45 ころ収納部
45a、45b ころ収納部
46 カム面
46a、46b カム面
48 止め輪
49 止め輪
52 支持部
53 中心穴
54 係合溝
54’ 係合穴
55 回り止め
56、56’ 柱部
57 ガイド面
58 ガイド面
59、59’ 蓋部材
61、61’ 肩部
62、62’ 一部分
63、63’ 段差面
81 駆動力正逆切替装置
82 フレーム
83 駆動モータ
84 モータ軸
85 モータ軸歯車
86 出力補助歯車
87 出力軸
88、88’ 紙送りローラ
89 出力補助歯車
90 裏面搬送装置
91 連動ベルト
92、92’ 搬送ローラ
93 搬送ベルト
94 搬送路
95 裏面搬送路
96 羽根車
97 印刷機構
98 紙

Claims (12)

  1. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に支持された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に同軸状態に一体化された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ出力歯車(12)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、該制御歯車(25)は前記キャリヤ(23)と一体化され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記回転伝達軸(18)と、前記キャリヤ(23)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記制御歯車(25)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し所要すき間をおいて介在され、
    前記入力歯車(11)が前記回転伝達軸(18)に対し一体化されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  2. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に支持された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に同軸状態に一体化された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ入力歯車(11)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、該制御歯車(25)は前記キャリヤ(23)と一体化され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記キャリヤ(23)のボス部(23c)と、前記内歯歯車(21)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記制御歯車(25)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し所要すき間をおいて介在され、
    前記出力歯車(12)が前記回転伝達軸(18)に対し一体化されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  3. 前記ころクラッチ(26)の外輪(39)の内径面に方向性同一のクサビ角(θ)をもったころ収納部(45a)が四分の一円の範囲において軸対称の位置において形成され、これらと方向性反対のクサビ角(θ)をもったころ収納部(45b)が同じく四分の一円の範囲において軸対称の位置において形成され、各ころ収納部(45a)、(45b)にころ(27)と付勢ばね(42)が収納され、クサビ角(θ)が狭小方向となる隣り合ったころ収納部(45a)、(45b)の間に前記ロック解除ピン(28)が介在されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動力正逆切替装置。
  4. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に支持された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に回転自在に嵌合された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ入力歯車(11)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、該制御歯車(25)は前記キャリヤ(23)と一体化され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記固定軸(17)と、前記出力歯車(12)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記太陽歯車(19)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し回転方向の所要のすき間(a)をおいて介在され、該ロック解除ピン(28)が前記出力歯車(12)に設けられた係合溝(54)を回転方向の所要の制御すき間(b)(b>a)をおいて貫通され、
    前記出力歯車(12)が前記回転伝達軸(18)に対し回転自在に嵌合されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  5. 前記入力歯車(11)の軸方向両端部の内径面が、それぞれ前記制御歯車(25)及び出力歯車(12)にそれぞれ形成されたガイド面(57)、(58)によって相対回転可能に支持されたことを特徴とする請求項4に記載の駆動力正逆切替装置。
  6. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に支持された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に同軸状態に一体化された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ前記入力歯車(11)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に対し同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、該制御歯車(25)は前記キャリヤ(23)と一体化され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記固定軸(17)と、前記制御歯車(25)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記太陽歯車(19)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し所要のすき間(a)をおいて介在され、該ロック解除ピン(28)が前記出力歯車(12)に設けられた係合穴(54’)を回転方向の所要の制御すき間(b)(b>a)をおいて貫通され、
    前記出力歯車(12)が前記固定軸(17)に対し回転自在に嵌合されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  7. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に回転自在に嵌合された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に同軸状態に一体化された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ前記入力歯車(11)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に対し同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記固定軸(17)と、前記入力歯車(11)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記制御歯車(25)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し所要のすき間(a)をおいて介在され、前記ころクラッチ(26)のロック状態においてころ(27)が属するカム面(46)の拡大側の肩部(61)が当該ころ(27)に対し所要の制御すき間(b)(b>a)をもって回転方向に対向し、
    前記ころクラッチ(26)の内輪(38)が前記キャリヤ(23)と一体化されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  8. 入力歯車(11)、出力歯車(12)及び前記入力歯車(11)に入力された駆動トルクの回転方向を正逆選択的に切り替えて前記出力歯車(12)に出力する切替機構(13)を備えた駆動力正逆切替装置において、
    前記切替機構(13)は遊星歯車機構(14)、制御機構(15)及びクラッチ機構(16)により構成され、
    前記遊星歯車機構(14)は固定軸(17)に回転自在に嵌合された回転伝達軸(18)、該回転伝達軸(18)に同軸状態に一体化された太陽歯車(19)、該太陽歯車(19)の外周において同軸状態に配置され、かつ前記出力歯車(12)と一体化された内歯歯車(21)、前記太陽歯車(19)と内歯歯車(21)の間に介在された遊星歯車(22)及び前記回転伝達軸(18)に対し同軸状態に配置された前記遊星歯車(22)のキャリヤ(23)とにより構成され、
    前記制御機構(15)は、前記固定軸(17)と同軸状態に回転自在に設けられ、かつ外部のアクチュエータ(24)によって拘束状態と非拘束状態が選択的にとれる制御歯車(25)により構成され、
    前記クラッチ機構(16)は、前記固定軸(17)と、前記キャリヤ(23)に設けられたクラッチ装着部(34)との径方向の対向面間に介在された一方向性のころクラッチ(26)により構成され、前記制御歯車(25)に設けられたロック解除ピン(28)が前記ころクラッチ(26)のクサビ角(θ)の狭小側端部においてころ(27)に対し所要のすき間(a)をおいて介在され、前記ころクラッチ(26)のロック状態においてころ(27)が属するカム面(46)の拡大側の肩部(61’)が当該ころ(27)に対し所要の制御すき間(b)(b>a)をもって回転方向に対向し、
    前記ころクラッチ(26)の内輪(38)が前記回転伝達軸(18)と一体化されたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。
  9. 前記制御歯車(25)の径方向外側に、該制御歯車(25)に係脱自在となるアクチュエータ(24)を配置した請求項1から8のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
  10. 前記一方向クラッチ(26)のころ収納部(45)を形成するカム面(46)が回転方向に複数連続して形成され、各カム面(46)に前記ころ(27)がそれぞれ相互に接して収納された請求項1から9のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
  11. 駆動モータ(83)と、前記駆動モータ(83)からの入力をその回転方向のまま、又は逆回転に切り替えて出力する駆動力正逆切替装置からなる正逆切替送り装置において、前記駆動力正逆切替装置として請求項1から9のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置を用いたことを特徴とする正逆切替送り装置。
  12. 複写機、プリンター等の両面印刷機構の紙送りローラ駆動装置において、請求項1から9のいずれかに記載の駆動力正逆切替え装置を用いたことを特徴とする紙送りローラ駆動装置。
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