JP2008302719A - シートシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の後突検知時にシートに着座した乗員を拘束するウェビングを巻き取るテンショナ機構がシート周辺に設けられている。ヘッドレスト本体15が、車両の後突検知時に乗員を保護するように動作するようになっている。駆動機構50が、テンショナ機構に連結部材54を介して連結されていて、テンショナ機構のウェビング巻取り動作に連結部材54を介して連動してヘッドレスト本体15を駆動させるようになっている。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態に係るシートシステム1は、図1〜図3に示すように、シート装置10、シートベルト装置30(図4参照)、及び駆動機構50を備えている。シート装置10は、シート11、シートスライド機構17、及びシートマウント18を有している。図1ではシート装置10として運転席を示している。
以下、図1〜図8を参照しながら、本実施形態に係るシートシステム1の、車両の後突検知時における動作について説明する。車両の後突を検知すると、インフレータ44がガスを発生し、下端面にインフレータ44からのガス圧を受けたラック46が通常位置から所定位置まで移動する。この移動により、ピニオン47がラック46と噛み合って図5に示す反時計回りに回転し、巻き軸41、プーリ48もピニオン47と同じ方向に回転する。そして、巻き軸41の回転により、ショルダーベルト34aが巻き軸41に巻き取られる一方、プーリ48の回転により、ワイヤ54aがプーリ48に巻き取られる。
以上により、本実施形態によれば、駆動機構50がテンショナ機構38にケーブル部材54を介して連結されていて、テンショナ機構38のウェビング巻取り動作にケーブル部材54を介して連動してヘッドレスト本体15を移動させるようになっている。つまり、ヘッドレスト本体15の動力源をテンショナ機構38としている。したがって、ヘッドレスト本体15専用の動力源をシート11に設けないで済み、シート11の構造を簡単にできる。
本実施形態は、駆動機構50の構成が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
以下、本実施形態に係るシートシステム1の、車両の後突検知時における動作のうち、実施形態1と異なる点について説明する。ワイヤ54aがテンショナ機構38のプーリ48に巻き取られると、駆動機構50のプーリ65に巻き取られたワイヤ54aが下側に引っ張られてプーリ65から送り出される。これにより、プーリ65が図9に示す反時計回りに回転し、ピニオン64もプーリ65と同じ方向に回転する。そして、ピニオン64の回転によってラック61が斜め上前方に移動し、ヘッドレスト本体15が車両前方かつ上方に移動する。
以上により、本実施形態によれば、駆動機構50の構造が簡単なので、シート11の構造をより一層簡単にできる。
本実施形態は、実施形態1とは異なり、ケーブル部材54がウェビング34のショルダーベルト34aを介してテンショナ機構38に連結されているものである。具体的には、ケーブル部材54は、図11に示すように、バックル37を始点として、バックル37の蛇腹部分37aの内部を通って、シートクッション12の車幅方向内側のサイドフレーム12aの挿通孔12bに挿通され、それから、シートクッション12内部の後端部、及びシートバック13内部の背面部を通って、車幅方向内側のパイプフレーム16a及びケーブルアンカー55に挿通されて、係止部材53の上板53aに至っている。ワイヤ54aは、一端がバックル37に、他端が係止部材53の上板53aに取り付けられている。そして、ショルダーベルト34aが巻き軸41に巻き取られると、ワイヤ54aがバックル37側に引っ張られる。この引張りにより、係止部材53が上方に引っ張られて図2に示す時計回りに回動する。つまり、係止部材53がテンショナ機構38のウェビング巻取り動作にショルダーベルト34a、バックル37、及びケーブル部材54を介して連動して回動する。以上から明らかなように、本実施形態では、テンショナ機構38にプーリ48を設けないで済む。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
以上により、本実施形態によれば、ケーブル部材54をウェビング34を介してテンショナ機構38に連結しているので、テンショナ機構38にケーブル部材54を連結する部材(例えば、プーリ48)を設けないで済み、テンショナ機構38の構造を簡単にできる。
上記各実施形態では、テンショナ機構38をセンターピラー3内部の下端部に配置しているが、これに限らず、例えば、シート11に配置してもよく、シート11周辺のフロアパネル2上など、センターピラー3以外のシート11周辺に配置してもよい。
2 フロアパネル
11 シート
12 シートクッション
15 ヘッドレスト本体(可動部)
16 ヘッドレストフレーム
17 シートスライド機構
34 ウェビング
38 テンショナ機構
50 駆動機構
51 ばね部材(付勢部材)
52 被係止部材
53 係止部材
54 ケーブル部材(連結部材)
59 ストッパー部材(保持機構)
61 ラック
64 ピニオン
P 乗員
Claims (8)
- シート又は該シート周辺に設けられているとともに、車両の衝突予知時及び/又は検知時に上記シートに着座した乗員を拘束するウェビングを巻き取るテンショナ機構と、上記シートの一部を構成し、上記車両の衝突予知時及び/又は検知時に上記乗員を保護するように動作する可動部とを備えたシートシステムであって、
上記テンショナ機構に連結部材を介して連結され、該テンショナ機構のウェビング巻取り動作に上記連結部材を介して連動して上記可動部を駆動させる駆動機構をさらに備えたことを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記テンショナ機構は上記シート周辺に設けられており、
上記シートをフロアパネルに対し車両前後方向にスライド可能なシートスライド機構をさらに備え、
上記連結部材は可撓性部材であることを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記可動部は、上記車両の衝突予知時及び/又は検知時に移動するように構成されており、
上記駆動機構は、
上記可動部とシート本体との間に設けられ、該可動部をその移動方向に付勢する付勢部材と、上記可動部に設けられた被係止部材と、上記シート本体に設けられているとともに、上記テンショナ機構に上記連結部材を介して連結され、かつ、通常時に上記被係止部材を上記付勢部材の付勢に抗して係止する係止部材とを有していて、
上記係止部材が上記テンショナ機構のウェビング巻取り動作に上記連結部材を介して連動することで上記係止部材による被係止部材の係止が解除されるとともに、上記付勢部材が上記可動部をその移動方向に付勢することにより、上記可動部を移動させるように構成されていることを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記可動部は、上記車両の衝突予知時及び/又は検知時に移動するように構成されており、
上記駆動機構は、
上記可動部に設けられたラックと、シート本体に設けられているとともに、上記テンショナ機構に上記連結部材を介して連結され、かつ、上記ラックと噛み合うピニオンとを有していて、
上記ピニオンが上記テンショナ機構のウェビング巻取り動作に上記連結部材を介して連動して回転することで上記ラックが上記ピニオンに対し相対移動して上記可動部の移動方向に移動することにより、上記可動部を移動させるように構成されていることを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記連結部材は、上記ウェビングを介して上記テンショナ機構に連結されていることを特徴とするシートシステム。 - 請求項1又は5記載のシートシステムにおいて、
上記可動部の動作完了後に該可動部の位置をその動作完了時の位置に保持する保持機構をさらに備えたことを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記可動部は、少なくとも上記車両の後突予知時及び/又は検知時に車両前方及び/又は上方に移動するヘッドレスト本体であり、
上記テンショナ機構は、少なくとも上記車両の後突予知時及び/又は検知時に作動するように構成されていることを特徴とするシートシステム。 - 請求項1記載のシートシステムにおいて、
上記可動部は、少なくとも上記車両の前突予知時及び/又は検知時に上方に移動するシートクッション前側部分であり、
上記テンショナ機構は、少なくとも上記車両の前突予知時及び/又は検知時に作動するように構成されていることを特徴とするシートシステム。
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---|---|---|---|
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EP08009959A EP2000372B1 (en) | 2007-06-05 | 2008-05-30 | Seat system and control method therefor |
US12/132,175 US7887094B2 (en) | 2007-06-05 | 2008-06-03 | Seat system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007149060A JP2008302719A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | シートシステム |
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---|---|
JP2008302719A true JP2008302719A (ja) | 2008-12-18 |
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JP2007149060A Pending JP2008302719A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | シートシステム |
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JP (1) | JP2008302719A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101822001B1 (ko) | 2016-10-04 | 2018-03-08 | 주식회사 서연씨엔에프 | 헤드레스트 |
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2007
- 2007-06-05 JP JP2007149060A patent/JP2008302719A/ja active Pending
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