JP5307748B2 - プリテンショナ - Google Patents
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Description
図1には本発明の第1の実施の形態に係るプリテンショナ10を適用したシートベルト装置12の構成の概略が車両幅方向内方からの側面図により示されている。プリテンショナ10の構成の説明に先立ちシートベルト装置12の全体構成の概略を説明する。
図1に示されるように、シートベルト装置12は、例えば、車両のセンターピラー14の近傍で車体に固定されたウエビング巻取装置16を備えている。ウエビング巻取装置16は軸方向が概ね車両の前後方向に沿ったスプール18を備えている。スプール18には可撓性を有する長尺帯状に形成されたウエビングベルト20の長手方向基端側が係止され、ウエビングベルト20の長手方向中間部よりも基端側がスプール18の外周部に巻き取られている。
次に、本プリテンショナ10の構成に関して説明する。
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
乗員の背中が充分にシート26のシートバック88に接し、しかも、乗員の臀部が充分にシートクッション28の後方に位置するシート26に対する通常着座状態で乗員がウエビングベルト20を身体に掛け回し、タング40をバックル46に装着した状態では、図2(A)に示されるように、第1外歯84の第2外歯86側の歯にギヤ76が噛み合い始めるまでアンカプレート30が回転する。
一方、上記の通常着座状態よりも乗員の臀部がシートクッション28の前方に位置し、通常着座状態よりも乗員の身体が寝た前ずり状態でウエビングベルト20を身体に掛け回し、タング40をバックル46に装着した状態では、通常着座状態よりもウエビングベルト20が前方へ引っ張られる。このため、この前ずり状態では、図3(A)に示されるように、通常着座状態よりもシート26の前方へ引っ張られたウエビングベルト20によってアンカプレート30の先端側がシート26の前方へ変位するようにアンカプレート30が回転し、これにより、第2外歯86の第1外歯84側の歯にギヤ78が噛み合い始める。
次に、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態を含めて説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図4には本発明の第2の実施の形態に係るプリテンショナ110の構成の概略が前記第1の実施の形態を説明した図2と同じ向きからの側面図により示されている。
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本プリテンショナ110では、通常着座状態で車両が急減速状態になり、ECUから起動信号が出力されるとモータアクチュエータ112のモータが作動してモータアクチュエータ112の出力軸114が図4の(B)における矢印E方向に回転する。これにより、ピニオンギヤ118が出力軸114と共に回転すると、ピニオンギヤ118に噛み合うラックバー120がシート26の前方へ向けてスライドする。
一方、前ずり状態では、乗員の身体によって通常着座状態よりもウエビングベルト20が前方へ引っ張られる。このため、この前ずり状態では、図5(A)に示されるように、通常着座状態よりもシート26の前方へ引っ張られたウエビングベルト20によってアンカプレート30の先端側がシート26の前方へ変位するようにアンカプレート30が回転し、これにより、連結軸124の軸心と連結軸130の軸心との双方をシート26の前後方向に通過する仮想直線よりも連結軸132が上方に位置する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本プリテンショナ160においても、モータアクチュエータ112や駆動力伝達機構116が前記第2の実施の形態に係るプリテンショナ110と同様に作動する。このため、図6の(A)に示される通常着座状態では、モータアクチュエータ112が作動することで図6の(B)に示されるように支持プレート162の先端側がシート26の後方へ移動するように支持プレート162が回転し、図7の(A)に示される前ずり状態では、モータアクチュエータ112が作動することで図7の(B)に示されるように支持プレート162の先端側がシート26の下方へ移動するように支持プレート162が回転する。
20 ウエビングベルト
26 シート
30 アンカプレート(アンカ部材)
40 タング
46 バックル
64 プリテンショナ本体(駆動手段)
72 駆動力伝達機構(駆動力伝達手段)
76 ギヤ(第1出力ギヤ)
78 ギヤ(第2出力ギヤ)
82 アンカギヤ(回転体)
84 第1外歯(第1入力ギヤ)
86 第2外歯(第2入力ギヤ)
110 プリテンショナ
112 モータアクチュエータ(駆動手段)
122 原動側リンク
126 従動側リンク
160 プリテンショナ
186 バックル格納部
Claims (5)
- 特定の一方向に駆動力の出力が可能な駆動手段と、
長尺帯状に形成されたウエビングベルトの先端側が直接又は間接的に係止されたアンカ部材及び前記ウエビングベルトの長手方向中間部に設けられたタングが装着されるバックルの何れかの一方に連結されて、前記何れかの一方が所定位置にある場合に前記駆動手段から駆動力が出力された場合には前記何れかの一方をシートの後方へ移動させると共に、前記所定位置よりも前記シートの前方側に前記何れかの一方が位置した状態で前記駆動手段から駆動力が出力された場合には前記何れかの一方を前記シートの下方へ移動させる駆動力伝達手段と、
を備えるプリテンショナ。 - 前記アンカ部材及び前記バックルの何れかの一方に連結され、軸周りの一方へ回転することで前記何れかの一方を前記シートの後方へ変位させるように回転させ、軸周りの他方へ回転することで前記何れかの一方を前記シートの下方へ変位させるように回転させる回転体と、
前記何れかの一方が前記所定位置に位置する状態で前記回転体に形成された第1入力ギヤ部に噛み合い、前記駆動手段の駆動力によって回転することで前記回転体を前記軸周りの一方へ回転させると共に、前記何れかの一方が前記所定位置よりも前記シートの前方に変位することで前記第1入力ギヤ部との噛み合いが解消される第1出力ギヤと、
前記所定位置よりも前記シートの前方に前記何れかの一方が位置する状態で前記第1入力ギヤ部とは別に前記回転体に形成された第2入力ギヤ部に噛み合うと共に、前記駆動手段の駆動力によって前記第1出力ギヤとは反対向きに回転し、この回転を前記第2入力ギヤ部に伝えて前記回転体を前記軸周りの他方へ回転させると共に、前記何れかの一方が前記所定位置に変位することで前記第2入力ギヤ部との噛み合いが解消される第2出力ギヤと、
を含めて前記駆動力伝達手段を構成した請求項1に記載のプリテンショナ。 - 前記アンカ部材及び前記バックルの何れかの一方に連結され、軸周りの一方へ回転することで前記何れかの一方を前記シートの後方へ変位させるように回転させ、軸周りの他方へ回転することで前記何れかの一方を前記シートの下方へ変位させるように回転させる従動側リンクと、
先端側が前記従動側リンクに連結され、回転の軸心と前記従動側リンクの回転の軸心とを結ぶ仮想直線を介して一方の側に前記従動側リンクとの連結位置が位置する状態では前記駆動手段の駆動力で前記従動側リンクを前記軸周りの一方へ回転させ、前記仮想直線を介して他方の側に前記従動側リンクとの連結位置が位置する状態では前記駆動手段の駆動力で前記従動側リンクを前記軸周りの他方へ回転させる原動側リンクと、
を含めて前記駆動力伝達手段を構成した請求項1に記載のプリテンショナ。 - 正転及び逆転の双方の駆動が可能に前記駆動手段を構成して、前記駆動手段の正転駆動によって前記特定の一方向の駆動力を出力して、前記駆動手段の逆転駆動によって前記特定の一方向とは反対向きの駆動力を出力すると共に、前記駆動力伝達手段に前記バックルを連結し、更に、前記正転駆動の駆動力によって前記バックルの移動方向側で前記シートに前記バックルを格納可能なバックル格納部を設けた請求項1から請求項3の何れか1項に記載のプリテンショナ。
- 前記乗員が前記シートに着座していない状態、前記車両が急減速した状態、前記車両の急減速が予知された状態の少なくとも何れか一方の状態で前記駆動手段が正転され、前記車両の急減速が回避された状態、前記車両の急減速の予知が解消された状態、前記ウエビングベルトを装着していない前記乗員が前記シートに着座した状態の少なくとも何れか一方の状態で前記駆動手段が逆転される請求項4に記載のプリテンショナ。
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