JP2009083753A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】作動装置の外観形状に起因する設置箇所や設置方向の制約、シリンダとピストンの質量バランスの片寄、および、作動不良。
【解決手段】シリンダ11内のピストン12を移動させるガスジェネレータ16と、少なくとも、前記ピストン12に一端を接続したワイヤケーブル13とを有し、前記ガスジェネレータ16の爆発のガス圧によるピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車両用シートの任意機器Kを任意に作動させるように構成し、前記ガスジェネレータ16は前記シリンダ11内に設けて構成した車両用シートの作動装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両が衝突されたときに着座者を良好に拘束する車両用シートの作動装置に使用する作動装置等を提供するものである。
従来、背凭シートと座席シートを有する車両用シートを、車体が衝撃を受けると、作動装置を作動させて、シートベルトを緊張させるようにした構成は、公知である(特許文献1)。
特開2003ー746184号公報
前記公知例は、シリンダの上面にガスジェネレータを設けているから、ガスジェネレータに着座者や他の構成品が直接当たる等の干渉する懸念があり、故障発生或いは作動不良の原因となる課題がある。
そのため、作動装置の外観形状に起因する設置箇所や設置方向の制約が大きい。
また、公知例では、シリンダの上面にガスジェネレータを設けているため、シリンダの取付方向および取付スペースは前後方向に長くなり、車両用シートの側部空間を狭くするという課題がある。
また、ガスジェネレータのマイクロガスジェネレータが作動すると、シリンダに対してピストンの質量が小さいので、シリンダとピストンの質量バランスが片寄ることとなり、アンバランスとなって、作動不良の原因となる課題がある。
本願では、ガスジェネレータの構成を工夫して、シリンダ内にガスジェネレータを設けて、これらの課題を解決したものである。
本発明は、シリンダ11内のピストン12を移動させるガスジェネレータ16と、少なくとも、前記ピストン12に一端を接続したワイヤケーブル13とを有し、前記ガスジェネレータ16の爆発のガス圧によるピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車両用シートの任意機器Kを任意に作動させるように構成し、前記ガスジェネレータ16は前記シリンダ11内に設けて構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ガスジェネレータ16は前記シリンダ11内のピストン12に設けた車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ピストン12の一方側には前記ワイヤケーブル13の端部を係止し、その他方側に前記ガスジェネレータ16のマイクロガスジェネレータ28を設けた車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ピストン12は、前記ワイヤケーブル13の端部を係止した一方側にガス噴出口29を形成し、前記ピストン12の他方側を前記マイクロガスジェネレータ28により閉塞した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ワイヤケーブル13を係止した反対側の前記ピストン12には、該マイクロガスジェネレータ28を作動させる車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続したハーネス33を接続して構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ピストン12は、前記シリンダ11の内周に摺接する大径部26の一方側に前記ワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成し、該ケーブル固定部27と前記大径部26との間にガス噴出口29を形成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ピストン12の前記シリンダ11の内周に摺接する前記大径部26は筒状に形成し、該大径部26の他方側からマイクロガスジェネレータ28を大径部26内に密に挿入し、前記大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ28の抜け止め用のキャップ30を取付けた車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記キャップ30は前記大径部26に螺合させて取付け、前記キャップ30には透孔31を形成し、該透孔31を介して車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続したハーネス33をマイクロガスジェネレータ28に接続した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記ワイヤーケーブル13は一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bとにより構成し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は一つの作動装置10のシリンダ11のガイド部14の挿通孔15からシリンダ11内に設けたピストン12側に係止し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端は前記シリンダ11のガイド部ガイド部14の反対側となるシリンダ側ワイヤ係止部24に係止し、該シリンダ11は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記車両用シートの任意機器Kは車両用シート1の座席シート3とし、前記作動装置10は前記座席シート3を後方移動させる座席移動用プリテンショナ装置10Aとし、座席移動用プリテンショナ装置10Aは、車体が所定以上の加速を受けると、座席移動用プリテンショナ装置10Aのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車体側に取付けた固定フレーム46に対して前記座席シート3が後方移動するように構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aは、前記シリンダ11を前記座席シート3に移動自在に取付けて前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を車体に設けた固定フレーム46に夫々係止し、または、前記シリンダ11を前記車体6側に移動自在に取付け前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を前記座席シート3側に夫々係止して構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記車両用シートの任意機器Kは、車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト40とし、前記作動装置10はシートベルト40を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bとし、該ベルト用プリテンショナ装置10Bは、所定以上の加速度を受けると、ベルト用プリテンショナ装置10Bのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して乗員を拘束させる方向にシートベルト40が移動するように構成した車両用シートの作動装置としたものである。
本発明は、前記シートベルト40の一方端はアンカープレート41に係止し、シートベルト40の中間部に設けたタングプレート65を着脱自在に係合させるインナーバックル66を有するインナーラップアンカー42を設け、前記左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42には前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの基部を夫々係止し、前記ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は、一つのベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11に接続し、該シリンダ11は固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とは互いに反力により反対に移動するように構成した車両用シートの作動装置としたものである。
請求項1の発明では、シリンダ11の外面にガスジェネレータ16の存在しない作動装置10を提供することができ、他の構成との干渉を避け、故障および作動不良の原因を除去でき、また、シリンダ11内にガスジェネレータ16を設けているため、シリンダ11の取付方向および取付スペースの設計の自由度を向上させることができ、また、作動装置10の作動時、シリンダ11の質量の変化は少なく、シリンダ11とピストン12の質量バランスの変化の最小にでき、良好・確実に作動させることができる。
請求項2の発明では、ガスジェネレータ16をピストン12に設けているので、シリンダ11の外面にガスジェネレータ16の存在しない作動装置10を、簡単に提供できる。
請求項3の発明では、ワイヤケーブル13に干渉させないでガスジェネレータ16をピストン12に設けることができる。
請求項4の発明では、シリンダ11内でマイクロガスジェネレータ28がガス発生装置とガス遮断装置の両方を兼用でき、合理的な構成にすることができ、小型化できて、シリンダ11内のガスジェネレータ16の設置の容易化できる。
請求項5の発明では、ワイヤケーブル13とハーネス33とを互いに干渉させず、作動を安定させることができる。
請求項6の発明では、ワイヤケーブル13を係止した側のシリンダ11内へのガスの噴出を確実にさせ、作動の確実性を向上させることができる。
請求項7の発明では、マイクロガスジェネレータ28の組付・取付けを容易にでき、しかも、ガス遮蔽手段としても簡単に構成できる。
請求項8の発明では、マイクロガスジェネレータ28と衝撃検出装置34との接続を簡単にし、組付・取付け作業全般を容易化できる。
請求項9の発明では、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動させて一つの作動装置10で二本の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bを移動させることができる。
請求項10の発明では、車両用シートの座席シート3を移動させて着座者を拘束させる座席移動用プリテンショナ装置10Aを、シリンダ11の外面にガスジェネレータ16の存在させずにを提供することができ、他の構成との干渉を避け、故障および作動不良の原因を除去でき、また、シリンダ11内にガスジェネレータ16を設けているため、シリンダ11の取付方向および取付スペースの設計の自由度を向上させることができ、また、座席移動用プリテンショナ装置10Aの作動時、シリンダ11とピストン12の質量差が小さくなるから、シリンダ11とピストン12の質量バランスを良好にできて、良好・確実に作動させることができる。
請求項11の発明では、車両用シートの座席シート3を移動させて着座者を拘束させる座席移動用プリテンショナ装置10Aを、簡単に構成できる。
請求項12の発明では、車両用シートの着座者を拘束させる緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bを、シリンダ11の外面にガスジェネレータ16の存在させずにを提供することができ、他の構成との干渉を避け、故障および作動不良の原因を除去でき、また、シリンダ11内にガスジェネレータ16を設けているため、シリンダ11の取付方向および取付スペースの設計の自由度を向上させることができ、また、座席移動用プリテンショナ装置10Aの作動時、シリンダ11とピストン12の質量差が小さくなるから、シリンダ11とピストン12の質量バランスを良好にできて、良好・確実に作動させることができる。
請求項13の発明では、車両用シートの着座者を拘束させる緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bを、簡単に構成できる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シート、3は座席シート、4は背凭シート2の上部に設けたヘッドレストである。
車両用シート1には、ガス発生剤に着火して大量のガスを発生させて車両用シートの任意機器(箇所)Kを任意に作動させる作動装置(プリテンショナ装置)10を設ける。作動装置10は、シリンダ11内にピストン12を設け、ピストン12にワイヤケーブル13の一端を接続し、ワイヤケーブル13の他端はシリンダ11のガイド部14の挿通孔15からシリンダ11の外部に引き出して任意の機器Kに接続する。前記シリンダ11にはピストン12を移動させる多量のガスを供給するガスジェネレータ16を設ける。ガスジェネレータ16の構成は公知であり、図示は省略するが、内部にガスを内蔵し、このガスに点火する着火部を設けて構成する。
前記ガスジェネレータ16はシリンダ11内に設ける。具体的には、ガスジェネレータ16は前記ピストン12に設ける。ピストン12は、シリンダ11の内周に摺接する大径部26の一方側にワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成する。大径部26は筒状に形成し、大径部26の他方側からマイクロガスジェネレータ(MGG)28を大径部26内に密に挿入する(図4において、理解を容易にするためにマイクロガスジェネレータ28に細点を付して表示しているが、これにより構成は限定されない)。
したがって、マイクロガスジェネレータ28は筒状に形成し、マイクロガスジェネレータ28の外径と大径部26の内径を互いに挿入可能であって互いに密着するように設定する。
前記ピストン12は、その大径部26の一方側にガス噴出口29を形成し、前記大径部26の他方側は前記マイクロガスジェネレータ28により閉塞状態とする。
大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ(MGG)28の抜け止め用のキャップ30を取付ける。実施例のキャップ30は大径部26に螺合させている。キャップ30には透孔31を形成し、透孔31の部分からマイクロガスジェネレータ28にカプラ32を接続する。カプラ32に接続したハーネス33は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続し、衝撃検出装置34が衝撃を検知すると、マイクロガスジェネレータ28の着火部を作動させて着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスをガス噴出口29からピストン12の一方側のシリンダ11内に充満させ、このときのガス圧により瞬時にピストン12を移動させてワイヤケーブル13を牽引して作動装置10を作動させる。
35は大径部26に設けたオーリング、36はピストン12の移動を停止させるストッパ用の鋼球、37は鋼球36を作動させる傾斜面である。
しかして、図5は、作動装置10の他の実施例であり、ワイヤケーブル13は一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bとにより構成し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は一つの作動装置10のシリンダ11内に設けたピストン12側に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端は前記ガイド部14の反対側となるシリンダ11のシリンダ側ワイヤ係止部24に接続し、該シリンダ11は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成する。
しかして、図6〜図8以下は、前記機器Kを座席シート3の移動装置とし、前記作動装置10を車両用シート1の座部移動用プリテンショナ装置10Aに使用した実施例を示したものである。
座部移動用プリテンショナ装置10Aは、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスにより瞬時にワイヤーケーブル13を牽引して、背凭シート2はそのままにして、シートベルト30とは独立させて座席シート3だけを背凭シート2に対して衝突時に後方移動させて、着座者の拘束性を向上させるものであり、この座部移動用プリテンショナ装置10Aのガスジェネレータ16はピストン12に設ける。
ピストン12にガスジェネレータ16を設けているので、シリンダ11の外側にガスジェネレータ16を設ける必要が無く、シリンダ11の外形を突起箇所のないすっきりとした形状に形成でき、座部移動用プリテンショナ装置10Aの作動時に他の構成部品等との接触・干渉の虞がなくなり、座部移動用プリテンショナ装置10Aの作動を円滑・確実にする。
座部移動用プリテンショナ装置10Aの具体的構成は任意であるが、シートベルト40の左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の基部を、スライドレール5の左右のアッパーレール35に設けた左右一対の固定フレーム46に取付け、左右の固定フレーム46には前記座席シート3の座席フレーム51を所定範囲で後方移動するように取付ける。47はベルトリトラクターである。
前記固定フレーム46には夫々左右一対のワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を係止し、ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの先端の何れか一方は、座部移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11の端部に接続する。
この場合、一つの座部移動用プリテンショナ装置10Aによりワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を牽引して、略同時に座席フレーム51を牽引し、座席シート3を後方移動させる。
また、前記座部移動用プリテンショナ装置10Aは、そのシリンダ11を、座席フレーム51の下面にワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯とが略並行となるように位置させ、かつ、座部移動用プリテンショナ装置10Aの軸芯方向に移動自在に設置するように構成すると、一つの座部移動用プリテンショナ装置10Aによっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は座席シート3を後方移動させることができ、好適である。
即ち、ガスジェネレータ16の多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力がシリンダ11に作用して、ピストン12とシリンダ11とは互いに反対方向に移動する。
それゆえ、一つの座部移動用プリテンショナ装置10Aによっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は座席シート3を後方移動させる。
また、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、その一つのシリンダ11を座席シート3の座席フレーム54の前側下面、または、座席シート3の座席フレーム54の前側下方の車体6側に、シリンダ11の軸芯方向が左右方向となるように配置して設けると、車両用シート1の下方空間を広くできて、好適である。
また、シリンダ11の取付構成は任意であるが、シリンダ11の軸芯方向の移動を案内するガイド部材を兼用するガイド取付部材53により取付けると(図4)、ワイヤーケーブル13による座席フレーム51の牽引を良好かつ確実にできて好適である。
しかして、前記座席シート3の移動構成は任意であるが、一例を示すと、座席フレーム51の左右一対の側部部材55の前後両側部部分に取付孔56を形成し、取付孔56に固定フレーム46に設けた棒状形状の取付部材57を夫々係合させ、座席フレーム51の前側部分には、アーム58の上部を軸59により回動自在に取付け、アーム58の下部は軸60により固定フレーム46に回動自在に取付けると、衝突時の座席シート3の後退をさせる場合、座席シート3の前端が上昇しながら後退するようにでき、シートベルト40による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
61はワイヤーケーブル13の移動を案内するケーブルガイドであり、ケーブルガイド61により、ピストン12とシリンダ11が左右方向に牽引した一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの移動方向を、座席シート3の後方移動するように、前後方向に円滑に変換して、座席シート3の後方移動を確実にする。
62は座席シート3のクッション材、63は表皮部材である。
しかして、前記機器Kをシートベルト30の全体の張力を緊張させるシートベルト緊張装置とし、シートベルト30を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bを、前記作動装置10により構成し、一層、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させている。
実施例では、左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の基部には、夫々左右一対のワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を係止し、ワイヤーケーブル46の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの先端はベルト用プリテンショナ装置10Bに取付ける。
ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル13を牽引して、シートベルト40を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束するように構成する。
ベルト用プリテンショナ装置10Bの一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11の端部に接続する。
座部移動用プリテンショナ装置10Aと同様に、一つのベルト用プリテンショナ装置10Bによりワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を牽引して、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
また、座部移動用プリテンショナ装置10Aと同様に、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車両用シート1または車体に対してワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、ベルト用プリテンショナ装置10Bの軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ11を設置する。
即ち、ガスジェネレータ16の多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力をシリンダ11に作用させて、ピストン12とシリンダ11とを互いに反対方向に移動するように構成する(図5)。
それゆえ、一つのベルト用プリテンショナ装置10Bによっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は乗員を車両用シート1に拘束する。
65はシートベルト40の中間部に設けたタングプレート、66はインナーバックルである。
また、シートベルト40は、タングプレート65をインナーバックル66に係合させたとき、ベルトリトラクター47の一端側の着座者の肩付近からタングプレート65までがショルダベルト67となり、タングプレート65からアンカープレート41までがラップベルト68となる。69はスルーアンカー、70ケーブルガイドである。
前記ベルトリトラクター47は、公知の構成であり、通常シートベルト40の引き出しを許容するが、衝撃が掛かると、シートベルト40の引き出しをロックさせる機構を内蔵していればよい。
また、タングプレート65も公知の構成であり、シートベルト40に対して移動自在であるが、通常のシートベルト40の引き出しするとき等の場合にはシートベルト40に対して移動しないように構成している。
(実施例の作用)
(作動装置の作用)
しかして、例えば、座部移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10Bとなる作動装置10は、ガスジェネレータ16をシリンダ11内に設けているから、シリンダ11の外側にガスジェネレータ16を設ける必要が無く、シリンダ11の外形を突起箇所のないすっきりとした形状に形成でき、座部移動用プリテンショナ装置10Aの作動時に他の構成部品等との接触・干渉の虞がなくなり、座部移動用プリテンショナ装置10Aの作動を円滑・確実にする。
また、座部移動用プリテンショナ装置41およびベルト用プリテンショナ装置10Bの作動装置10のように、いずれも、シリンダ11とピストン12の双方を固定部に対して移動させてワイヤケーブル13を牽引する構成を採用した場合、シリンダ11内にガスジェネレータ16を設けることによるシリンダ11の移動と他の構成品との干渉が防止できて、好適である。
また、具体的にはピストン12にガスジェネレータ16を設けているから、ピストン12の移動を確実にすると共に、ピストン12の移動スペースの確保も容易にでき、合理的構成となる。
また、ピストン12にガスジェネレータ16が設けられているから、ガスジェネレータ16の作動とシリンダ11の設置方向とが直接関係なくなるので、作動装置10の設置位置の自由度を向上させる。
また、ガスジェネレータ16のマイクロガスジェネレータ28およびキャップ30の質量はピストン12に含まれるので、作動前と作動後におけるシリンダ11とピストン12との質量差の変化が少なく、シリンダ11とピストン12との作動バランスが良好となる。
しかして、衝撃検出装置34が衝撃を検知すると、マイクロガスジェネレータ28に着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスをガス噴出口29からピストン12の大径部26の一方側のシリンダ11内に充満させ、ピストン12の大径部26の他方側はマイクロガスジェネレータ28により閉塞されて、ガス圧を有効に作用させて瞬時にピストン12を移動させてワイヤケーブル13を牽引して作動装置10を作動させる。
チェックイン風
即ち、ピストン12は、その一方側にガス噴出口29を形成し、ピストン12の他方側はマイクロガスジェネレータ28により閉塞して構成しているので、シリンダ11内の一方側にガスを噴出させるように、合理的な構成にすることができる。
また、ガス噴出口29の反対側のピストン12の大径部26には、該マイクロガスジェネレータ28を作動させる車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続したハーネス33を接続しているので、ピストン12の移動にハーネス33の存在が影響せず、合理的構成となる。
ピストン12の大径部26の一方側にワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成し、大径部26は筒状に形成しているから、マイクロガスジェネレータ28は大径部26内に挿入すればよく、取付・組立は簡単である。
マイクロガスジェネレータ28は大径部26に密に挿入するので、シリンダ11内の一方側にガスを噴出させ、他方側にガスが漏れることがなく、ガス圧を有効に利用できる。
大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ28の抜け止め用のキャップ30を取付けているから、大径部26にキャップ30を取り付ければ、マイクロガスジェネレータ28の固定が完了し、この点でも、取付・組立は簡単である。
キャップ30を大径部26の他方側に螺合させているので、ガスを放出するマイクロガスジェネレータ28は大径部26から抜けることはなく、ガス噴出の反力によりピストン12を瞬時に移動させる。
このキャップ30には透孔31を形成し、透孔31の部分からマイクロガスジェネレータ28にカプラ32を接続しているから、マイクロガスジェネレータ28と衝撃検出装置34との接続も容易となる。
なお、一旦、作動装置10が作動してピストン12が移動すると、ワイヤケーブル13を引き戻す反対荷重が作用しても、ストッパ用の鋼球36を作動させて、ピストン12の戻りを阻止する。
(座席シートの移動)
車両用シート1に着座した状態の走行中に前方から衝突されると、車体は衝突により前進が阻止されて直ちに減速し、慣性力が着座者を車両用シート1に対して相対的に前方移動させるように作用するが、シートベルト40があるため、着座者は車両用シート1に拘束される。
即ち、シートベルト40は、急減速によりベルトリトラクター47がロックしてシートベルト40の引き出しを停止させ、停止したシートベルト40が着座者を拘束するが、減速に伴う着座者の慣性力によって座席シート3のクッション材(パッド)を撓ませることや、シートベルト40の伸び等の理由で、衝突時のシートベルト40による拘束効果を更に向上させるには限界があった。
このため、近年、プリテンショナーにより衝突時にシートベルトを引いて拘束しようとしていたが、シートベルトではその左右の何れか一方の片側のみを牽引していること、前記のように、減速に伴う座席シート3のクッション材が撓むことから、着座者の沈み込みが生じ、衝突時、シートベルトによる拘束効果の向上には限界があった。
そこで、前記機器Kを座席シート3の移動装置とし、前記作動装置10を車両用シート1の座部移動用プリテンショナ装置10Aに使用したものであり、座部移動用プリテンショナ装置10Aにより、車両用シート1の背凭シート2は、そのままで、シートベルト40とは独立させて座席シート3のみを固定フレーム46(スライドレール5)に対して衝突時に後方移動させるから、着座者の沈み込みによるクッション材62の撓みを抑制(減少)させて、シートベルト40の弛みを一気に減少させて着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
即ち、後方移動する座席シート3の座面が着座者を支持して、座席シート3のクッション材62が撓むのを相対的に減少させ、これにより着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、車両用シート1のうち座席シート3のみが後退し、背凭シート2は後方移動させないので、車両用シート1の後方空間の占有する容積を最小限にでき、後席乗員に後方移動した車両用シート1が衝突するという二次被害も防止できる。
しかして、座席シート3の座席フレーム51の左右一対の側部部材55の前後両側部部分には、棒状形状の取付部材57を設け、取付部材57は固定フレーム46に設けた前後に長い取付孔56に相対的に移動自在に挿通しているから、座席シート3は、座席フレーム51が固定フレーム46に対して後方移動する。
したがって、座席シート3の後方移動により着座者の沈み込みによるクッション材62の撓みを減少させて、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、座席フレーム51の前側部分は、アーム58により上下自在に取付けているから、衝突時の座席シート3が後退するとき、座席シート3の前端を上昇させながら後退させるようにでき、着座者の臀部の下方の座席シート3の座面が高くなって、一層、着座者の沈み込みによるクッション材62の撓みを減少させ、シートベルト40による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
しかして、座席シート3の座席フレーム51の側部部材55の後部には、左右一対のワイヤケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部の夫々を係止し、ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は、座部移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11内に設けたピストン12側に接続し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端はシリンダ11側に接続しているから、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34により衝撃を検知すると、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、ガス発生剤に着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスにより瞬時に略同時に略同量左右の側部部材55を牽引し、ワイヤケーブル13を牽引して、座席フレーム51を牽引して、座席シート3を後方移動させる。
しかして、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、車両用シート1または車体6に対してワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、座部移動用プリテンショナ装置10Aの軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ11を設置しているから、ガスジェネレータ16の多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力が移動自在のシリンダ11に作用し、ピストン12とシリンダ11とが互いに反対に夫々移動する。
したがって、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に略同量牽引されて、座席フレーム51を後方移動させることができ、着座者拘束機構の構成部品点数を少なくして、安価に提供できる。
また、シリンダ11は、シリンダ11の軸芯方向の移動を案内するガイド部材を兼用するガイド取付部材53により取付けているから、シリンダ11とピストン12との相対移動を良好かつ確実にでき、座席シート3を後方移動させ、乗員の前方移動量を減少させる。
しかして、座部移動用プリテンショナ装置10Aは座席フレーム51の前側下面に取付け、座席フレーム51の左右両側中間部分にケーブルガイド61を設け、各ケーブルガイド61から一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を固定フレーム46の側方に方向変換させて位置させ、固定フレーム46に係止しているから、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの互いの相対的短縮方向移動の際の車両用シート1の他の構成品との接触を防止して、良好かつ確実にでき、座席シート3の後方移動によって着座者の沈み込みを減少させ、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
また、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、座席シート3の座席フレーム51の下方に配置しているから、この車両用シート1の後方車両用シート1の着座者の脚入れ性を犠牲にせず、着座者拘束機構を設置でき、他方では、座部移動用プリテンショナ装置10Aの作動を良好かつ確実にできる。
また、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、そのシリンダ11を座席シート3の座席フレーム51の前側下面、または、座席シート3の座席フレーム51の前側下方の車体6側に、シリンダ11の軸芯方向が左右方向となるように一つ配置して設けているから、一層、車両用シート1の下方空間を広くする。
なお、座部移動用プリテンショナ装置10Aは、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bを相対的に移動させればよいので、図示は省略するが、座部移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11を車体側に設け、反対に、ピストン12とシリンダ11に接続した一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の端部を夫々座席シート3側(座席フレーム51)に係止しても良い。
(シートベルトの作動)
しかして、前記機器Kを、シートベルト30の全体の張力を緊張させるシートベルト緊張装置とし、シートベルト30を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bを、前記作動装置10により構成し、一層、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させたものであり、シートベルト40は、ベルト用プリテンショナ装置10Bにより左右のアンカープレート41またはインナーラップアンカー42の何れか一方または両方を牽引して、シートベルト40の全体の張力を緊張させるように構成し、ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車体所望位置に設けた衝撃検出装置により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル13を牽引して、シートベルト40を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束する。
ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11の端部に接続しているから、一つのベルト用プリテンショナ装置10Bにより、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
即ち、ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車両用シート1または車体に対してワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、ベルト用プリテンショナ装置10Bの軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ11を設置させているから、ガスジェネレータ16の多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力がシリンダ11に作用して、ピストン12とシリンダ11とは互いに反対方向に移動する。
そのため、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bのそれぞれは、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
車両シートおよびシートベルトの斜視図。 プリテンショナ装置の一例の断面図。 プリテンショナ装置のピストンの斜視図。 プリテンショナ装置の他の実施例の断面図。 プリテンショナ装置のシリンダとピストン移動状態およびケーブルの移動状態を示した概略図。 座席フレームの斜視図。 座部移動用プリテンショナ装置および座席フレームの斜視図。 座部移動用プリテンショナ装置および座席フレームの斜視図。 座席フレームの後方移動状態の他の実施例の側面図。 ベルト用プリテンショナ装置の一例の斜視図。 ベルト用のプリテンショナ装置のケーブルガイド付近の斜視図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…座席シート、4…ヘッドレスト、5…スライドレール、10…作動装置(プリテンショナ装置)、10A…座部移動用プリテンショナ装置、10B…ベルト用プリテンショナ装置、11…シリンダ、12…ピストン、13…ワイヤーケーブル、16…ガスジェネレータ、24…シリンダ側ワイヤ係止部、26…大径部、27…ケーブル固定部、28…マイクロガスジェネレータ、29…ガス噴出口、30…キャップ、31…透孔、32…カプラ、33…ハーネス、29…ガス噴出口、40…シートベルト、41…アンカープレート、42…インナーラップアンカー、46…固定フレーム、47…ベルトリトラクター、51…座席フレーム、53…ガイド取付部材、55…側部部材、56…取付孔、57…取付部材、58…アーム、59…軸、60…軸、62…クッション材、63…表皮、65…タングプレート、66…インナーバックル。

Claims (13)

  1. シリンダ11内のピストン12を移動させるガスジェネレータ16と、少なくとも、前記ピストン12に一端を接続したワイヤケーブル13とを有し、前記ガスジェネレータ16の爆発のガス圧によるピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車両用シートの任意機器Kを任意に作動させるように構成し、前記ガスジェネレータ16は前記シリンダ11内に設けて構成した車両用シートの作動装置。
  2. 請求項1において、前記ガスジェネレータ16は前記シリンダ11内のピストン12に設けた車両用シートの作動装置。
  3. 請求項2において、前記ピストン12の一方側には前記ワイヤケーブル13の端部を係止し、その他方側に前記ガスジェネレータ16のマイクロガスジェネレータ28を設けた車両用シートの作動装置。
  4. 請求項3において、前記ピストン12は、前記ワイヤケーブル13の端部を係止した一方側にガス噴出口29を形成し、前記ピストン12の他方側を前記マイクロガスジェネレータ28により閉塞した車両用シートの作動装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記ワイヤケーブル13を係止した反対側の前記ピストン12には、該マイクロガスジェネレータ28を作動させる車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続したハーネス33を接続して構成した車両用シートの作動装置。
  6. 請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、前記ピストン12は、前記シリンダ11の内周に摺接する大径部26の一方側に前記ワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成し、該ケーブル固定部27と前記大径部26との間にガス噴出口29を形成した車両用シートの作動装置。
  7. 請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、前記ピストン12の前記シリンダ11の内周に摺接する前記大径部26は筒状に形成し、該大径部26の他方側からマイクロガスジェネレータ28を大径部26内に密に挿入し、前記大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ28の抜け止め用のキャップ30を取付けた車両用シートの作動装置。
  8. 請求項7において、前記キャップ30は前記大径部26に螺合させて取付け、前記キャップ30には透孔31を形成し、該透孔31を介して車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続したハーネス33をマイクロガスジェネレータ28に接続した車両用シートの作動装置。
  9. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8において、前記ワイヤーケーブル13は一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bとにより構成し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は一つの作動装置10のシリンダ11のガイド部14の挿通孔15からシリンダ11内に設けたピストン12側に係止し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端は前記シリンダ11のガイド部ガイド部14の反対側となるシリンダ側ワイヤ係止部24に係止し、該シリンダ11は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成した車両用シートの作動装置。
  10. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8または請求項9において、前記車両用シートの任意機器Kは車両用シート1の座席シート3とし、前記作動装置10は前記座席シート3を後方移動させる座席移動用プリテンショナ装置10Aとし、座席移動用プリテンショナ装置10Aは、車体が所定以上の加速を受けると、座席移動用プリテンショナ装置10Aのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車体側に取付けた固定フレーム46に対して前記座席シート3が後方移動するように構成した車両用シートの作動装置。
  11. 請求項10において、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aは、前記シリンダ11を前記座席シート3に移動自在に取付けて前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を車体に設けた固定フレーム46に夫々係止し、または、前記シリンダ11を前記車体6側に移動自在に取付け前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を前記座席シート3側に夫々係止して構成した車両用シートの作動装置。
  12. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8または請求項9または請求項10または請求項11において、前記車両用シートの任意機器Kは、車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト40とし、前記作動装置10はシートベルト40を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bとし、該ベルト用プリテンショナ装置10Bは、所定以上の加速度を受けると、ベルト用プリテンショナ装置10Bのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して乗員を拘束させる方向にシートベルト40が移動するように構成した車両用シートの作動装置。
  13. 請求項11において、前記シートベルト40の一方端はアンカープレート41に係止し、シートベルト40の中間部に設けたタングプレート65を着脱自在に係合させるインナーバックル66を有するインナーラップアンカー42を設け、前記左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42には前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの基部を夫々係止し、前記ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は、一つのベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11に接続し、該シリンダ11は固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とは互いに反力により反対に移動するように構成した車両用シートの作動装置。
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