JP2008298491A - ラインセンサカメラの相対位置調整方法 - Google Patents

ラインセンサカメラの相対位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ムラ検査装置におけるラインセンサカメラの位置調整を容易に行う。
【解決手段】ムラ検査装置は、基板9aが載置されるとともに移動可能なステージ21、線状の照明領域に照明光を照射する光照射部3およびラインセンサカメラ4を備え、ラインセンサカメラ4の位置調整時には、基準撮像ライン80aの両側に、基準撮像ライン80aに向かって漸次幅が減少する暗部である複数の凸状領域を基準撮像ライン80aに平行に配列して有するチャート8が基板9a上に配置される。ラインセンサカメラ4による撮像ラインが基準撮像ライン80aに対して傾斜していたりずれている場合は、ラインセンサカメラ4の出力の輝度分布に幅の異なる、または、幅の広い低輝度部が現れる。これにより、ラインセンサカメラ4の傾きや前後位置のずれを容易に把握することができ、ラインセンサカメラ4の位置調整を容易に行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、対象物に対するラインセンサカメラの相対位置を調整する方法に関する。
従来より、平面表示装置用のガラス基板やプリント配線基板等の基板上に形成されたパターンを検査する装置として、基板を搬送しつつラインセンサカメラにて基板を撮像するものが利用されている。このような装置では、適正な画像を取得するために、基板に対するラインセンサの位置調整が重要となる。そこで、例えば特許文献1では、基準線を中心として上下に互い違いに突出する三角形が描かれたパターンを有する基準板を用いてラインセンサカメラの位置を調整する技術が開示されている。特許文献1の手法では、被検査体が流れる位置に基準板が固定配置されてラインセンサカメラにて撮像が行われ、これにより、基準板上の直線状のカメラ視野における明暗パターンが取得される。そして、明暗パターンに基づいて基準板の基準線に対するカメラ視野の傾きおよび位置ずれが算出される。
特開2001−174414号公報
特許文献1では複雑な演算により、基準板の基準線に対するカメラ視野の傾きや位置ずれが求められが、実際の調整現場では、ラインセンサカメラからの出力を観察しながら手作業にてカメラ位置の調整が繰り返し行われ、複雑な演算は望まれない。また、演算結果により1回でカメラ位置の調整が最良となる保証もない。一方、基準線から上下に交互に突出する三角形のパターンが設けられた基準板では、カメラ視野における明暗のパターンから作業者がラインセンサカメラの傾きや位置ずれを直感的には把握しにくい。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、対象物に対するラインセンサカメラの相対位置を容易に調整することができる方法を提供することを主たる目的としている。
請求項1に記載の発明は、受光素子が直線状に配列されたラインセンサカメラに関連して配置される対象物に対して前記ラインセンサカメラの相対位置を調整するラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、a)前記ラインセンサカメラの撮像位置を前記対象物上に合わせた際の理想的な撮像ラインである基準撮像ラインを基準として前記対象物上に明部および暗部を有するチャートを配置する工程と、b)前記ラインセンサカメラにて前記チャートを撮像する工程と、c)前記ラインセンサカメラからの出力を参照して前記対象物に対する前記ラインセンサカメラの相対位置を調整する工程とを備え、前記チャートが、前記基準撮像ラインの両側に、前記基準撮像ラインに向かって漸次幅が減少する明部または暗部である複数の凸状領域を前記基準撮像ラインに平行に配列して有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、d)前記b)工程および前記c)工程を繰り返す工程をさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記複数の凸状領域のそれぞれが、前記基準撮像ラインに対向する頂点から2つの直線が前記基準撮像ラインから離れる方向に伸びる形状を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記複数の凸状領域のうち前記基準撮像ラインの一方側に配列された複数の第1凸状領域の前記基準撮像ラインに対向する頂点と、前記基準撮像ラインの他方側に配列された複数の第2凸状領域の前記基準撮像ラインに対向する頂点とが、前記基準撮像ラインを挟んで互いに対向する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記複数の第1凸状領域の前記頂点と前記複数の第2凸状領域の前記頂点とが重なる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記複数の第1凸状領域の前記頂点および前記複数の第2凸状領域の前記頂点が、前記ラインセンサカメラの相対位置の許容範囲に基づいて決定された距離だけ前記基準撮像ラインから離れている。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記c)工程において、前記ラインセンサカメラによる前記チャート上の撮像ラインが、前記チャートに対して、少なくとも、前記基準撮像ラインに垂直な方向に相対移動される、または、相対回転される。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記対象物が、搬送機構により前記基準撮像ラインに垂直な方向に移動する基板であり、前記a)工程において、前記基準撮像ラインを基準とする前記チャートの位置が前記搬送機構の位置に基づいて決定され、前記c)工程において、前記ラインセンサカメラの位置が調整される。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記対象物が、基板に照明光を照射する光照射部であり、前記基板上における前記照明光の照射領域が、前記ラインセンサカメラの撮像位置を前記基板上に合わせた際の撮像ラインを含む線状であり、前記基板が主面に沿って前記撮像ラインに垂直な方向に移動可能とされ、前記a)工程において、前記光照射部に前記チャートが取り付けられ、前記b)工程において、前記ラインセンサカメラの撮像位置が前記基板を経由して前記チャート上に合わされて前記チャートが撮像され、前記c)工程において、前記光照射部の位置が調整される。
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記ラインセンサカメラにて取得される基板の画像が、前記基板上に存在するムラの検査に利用される。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、前記ラインセンサカメラと共に連続する撮像ラインを形成するもう1つのラインセンサカメラに対して前記b)およびc)工程を実行する工程をさらに備える。
本発明によれば、ラインセンサカメラの相対的な位置のずれを容易に把握することができるチャートを利用することにより、ラインセンサカメラの対象物に対する相対位置の調整を容易に行うことが実現される。また、請求項3および4の発明では、ラインセンサカメラの相対的な位置のずれをさらに容易に把握することができる。
請求項5の発明では、高い精度が求められる場合であっても位置調整を行うことができ、請求項6の発明では、所望の精度の位置調整を速やかに行うことができる。請求項11の発明では、複数のラインセンサカメラに対しても迅速かつ容易に位置調整を行うことができる。
図1はムラ検査装置1の構成を示す図である。ムラ検査装置1は、液晶表示装置等の平面表示装置に用いられる矩形のガラスの基板9の上面に形成されたパターン形成用のレジストの膜91の画像を取得し、この画像に基づいて膜91の厚さのムラを検査する装置である。
ムラ検査装置1は、基板9を水平姿勢にて保持するステージ21、ステージ21上に載置された基板9上の膜91に所定の入射角にて照明光を照射する光照射部3、光照射部3から照射されて膜91にて反射した光を受光するラインセンサカメラ4、ステージ21を光照射部3およびラインセンサカメラ4に対して相対的に水平方向に(図1中の(+X)方向に)移動する移動機構22、ムラ検査装置1の全体制御を司る制御部51、並びに、制御部51に接続された表示部52を備える。
ステージ21の上面は、好ましくは黒色艶消しとされ、移動機構22は、ボールねじ機構にモータを接続してステージ21をガイドに沿って基板9の上面に沿う方向に移動する。このように、ステージ21および移動機構22により、基板9を水平方向に搬送する搬送機構2が構成される。
光照射部3は、白色光(すなわち、可視領域の全ての波長の光を含む光)を出射する光源であるハロゲンランプ31、ステージ21の移動方向に垂直かつ水平な図1中のY方向に伸びる円柱状の石英ロッド32、および、石英ロッド32に平行に伸びるシリンドリカルレンズ33を備える。光照射部3では、ハロゲンランプ31が石英ロッド32の(+Y)側の端部に取り付けられており、石英ロッド32のシリンドリカルレンズ33とは反対側の表面には反射面が形成されており、ハロゲンランプ31から石英ロッド32に入射した光は、石英ロッド32の外周面からシリンドリカルレンズ33に向けて出射され、シリンドリカルレンズ33によりY方向に伸びる線状光(すなわち、光束断面がY方向に長い線状となる光)に変換されて基板9へと導かれる。換言すれば、石英ロッド32およびシリンドリカルレンズ33は、ハロゲンランプ31からの光をステージ21の移動方向に垂直な線状光に変換して基板9へと導く光学系となっている。なお、ハロゲンランプ31は石英ロッド32の両端に設けられてもよい。
石英ロッド32およびシリンドリカルレンズ33はケーシング34に収納されており、ケーシング34は傾き調整部601および水平位置調整部602を介してムラ検査装置1のフレーム603に取り付けられる。傾き調整部601は、調整ネジを利用して図1中に一点鎖線にて示す光軸をおよそ中心として光照射部3を僅かに回動させることにより、光照射部3の搬送機構2に対する傾きを調整する。水平位置調整部602はフレーム603にボルトにて固定されており、ボルトを緩めることにより光照射部3をスライドさせて光照射部3の搬送機構2に対する前後位置(X方向の位置)が調整可能とされる。
光照射部3から出射された光の一部は、基板9の上面の膜91の上側(図1中の(+Z)側)の面にて反射される。一方、膜91は光照射部3からの光に対して透過性を有しており、光照射部3からの光のうち膜91の上面にて反射されなかった光は、膜91を透過して基板9の上面(すなわち、膜91の下面)にてその一部が反射される。ムラ検査装置1では、基板9における膜91の上面にて反射された光と基板9の上面にて反射された光との干渉光がラインセンサカメラ4に入射する。
ラインセンサカメラ4は、ラインセンサを有する撮像部41、ラインセンサ上に基板9の像を形成するレンズ42、および、レンズ42の前面に配置されて所定の波長の光のみを透過するフィルタ43を備え、ラインセンサカメラ4に入射する光はフィルタ43およびレンズ42を介して撮像部41へと導かれる。図2は、撮像部41の受光面を示す図である。撮像部41のラインセンサ410は、複数の受光素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))411をY方向に直線状に配列して有し、ラインセンサカメラ4の撮像位置(合焦位置)を基板9上に合わせた際に基板9上の線状の撮像領域(以下、「撮像ライン」という。)が撮像される。撮像素子のピッチは、例えば、基板9上において100μmに対応する。
また、照明光の基板9上における照射領域は撮像ラインを含む線状とされ、撮像部41では、基板9からの干渉光がラインセンサ410にて受光されることにより、干渉光の強度分布(すなわち、各受光素子411からの出力値のY方向における分布)が取得される。実際には、後述するように、基板9の搬送方向であるX方向への移動に伴って撮像部41のラインセンサ410にて干渉光の強度分布が繰り返し取得されることにより基板9上の膜91の2次元画像が取得される。
図1に示すように、撮像部41は、傾き調整部611および水平位置調整部612を介してムラ検査装置1のフレーム613に取り付けられ、傾き調整部611は、調整ネジを利用して一点鎖線にて示す光軸をおよそ中心としてラインセンサカメラ4を僅かに回動させることにより、ラインセンサカメラ4の搬送機構2に対する傾きを調整する。水平位置調整部612はフレーム613にボルトにて固定されており、ボルトを緩めることによりラインセンサカメラ4をスライドさせてラインセンサカメラ4の搬送機構2に対する前後位置(X方向の位置)が調整可能とされる。
ムラ検査装置1によりムラの検査が行われる際には、まず、レジストの膜91が形成された基板9が、所定の検査開始位置に位置するステージ21上に保持された後、ステージ21の(+X)方向への移動が開始され、続いて、光照射部3から出射されて基板9の上面に対して所定の入射角にて入射する線状光が、上面上の直線状の照射領域に照射され、照射領域が基板9に対して相対的に移動する。光照射部3からの光は既述のように基板9の上面にて反射し、干渉光がラインセンサカメラ4へと導かれてラインセンサ410にて受光され、基板9上の撮像ラインにおける干渉光の強度分布が取得される。ラインセンサ410の各受光素子411からの出力は、所定の変換式に基づいて例えば8bit(もちろん、8bit以外であってもよい。)の値(画素値)に変換されつつ制御部51へと送られる。
ムラ検査装置1では、ステージ21が(+X)方向に移動している間、ラインセンサカメラ4による干渉光の強度分布の取得、および、画素値の制御部51への出力がステージ21の移動に同期して繰り返される。ステージ21が検査終了位置まで移動すると、移動機構22によるステージ21の移動が停止され、照明光の照射も停止される。以上のようにして、ラインセンサカメラ4では基板9上に形成された膜91の全体を撮像して多階調の2次元画像が取得され、取得された画像は制御部51の演算部511に入力される。その後、演算部511において画像が演算処理されることにより、局所的な膜厚のムラや基板9に対して比較的大きなムラの存在が検査される。
次に、ムラ検査装置1の製造または設置時に、搬送機構2に対してラインセンサカメラ4の傾きおよび前後位置を調整する作業について説明する。図3.Aおよび図3.Bはラインセンサカメラ4の位置の調整(以下、単に「位置の調整」または「相対位置の調整」と呼ぶときは傾きおよび前後位置の調整を含むものとする。)の流れを示す図であり、図4および図5は位置調整時のムラ検査装置1を示す正面図および平面図である。なお、図5では、移動機構22、並びに、光照射部3およびラインセンサカメラ4をフレームに取り付ける機構等の図示を省略している。
ラインセンサカメラ4の位置の調整では、まず、図4および図5に示すようにステージ21上にカメラ位置調整用の基板9aが載置される(ステップS11)。基板9aは、ガラス基板上に金属薄膜が形成されたものであり、上面が鏡面となっている。次に、基板9a上にチャート8が設置される(ステップS12)。チャート8は透明フィルムに黒色のパターンが形成されたものであり、ステージ21上に設けられているマーク(より一般的には、搬送機構2に対して固定された位置に設けられたマーク)を基準として位置決めが行われる。このとき、ステージ21はムラ検査装置1の基台に対して所定の位置に位置しており、チャート8は基台に対して予め定められた位置に正確に配置されることとなる。
図6はチャート8の平面図である。チャート8は、中央を通る線80(仮想的な中心線であり、以下、「基準線80」という。)の両側に、基準線80に向かって漸次幅が減少する暗部である複数の凸状領域81を基準線80に平行に配列して有する。図6の各凸状領域81は基準線80上の一点から伸びる2つの直線に囲まれる領域であり、2つの直線と基準線80とのなす角は等しく、左右対称となっている。すなわち、各凸状領域81は頂点を基準線80に対向させ、この頂点から2つの直線が基準線80から離れる方向に伸びる形状(基準線80に向かって尖った形状)を有する。
また、基準線80の一方側に配列された凸状領域81を第1凸状領域81と呼び、基準線80の他方側に配列された凸状領域81を第2凸状領域81と呼ぶ場合、第1凸状領域81の基準線80に対向する頂点と、第2凸状領域81の基準線80に対向する頂点とは、基準線80を挟んで互いに対向している(図6の場合は、さらに、第1凸状領域81の頂点と第2凸状領域81の頂点とが基準線80上にて重なる。)。凸状領域81の基準線80とは反対側の領域は全体が暗部とされ、チャート8上において光を吸収する暗部以外の領域は光を透過する明部とされる。なお、実際のチャート8では、図6よりも多数の凸状領域81が基準線80に沿って設けられる。
図5に示すように、チャート8は基準線80が正確にY方向(基板9の搬送方向に垂直かつ水平な方向)を向くように配置される。このときの基準線80の位置は、ラインセンサカメラ4の撮像位置を基板9上に合わせた際の(検査時の)理想的な撮像ライン80a(以下、「基準撮像ライン80a」という。)と一致する。換言すれば、チャート8は基準撮像ライン80aを基準としてカメラ位置調整用の基板9a上に配置される。チャート8の配置が完了すると、光照射部3から光の出射が開始され、チャート8に線状の照明光が照射される(ステップS13)。これにより、チャート8の暗部では照明光は反射されず、明部では基板9aの表面にて照明光が反射されることとなる。照明光が照射される領域の中心線は、予めおよそ基準撮像ライン80aに一致するように光照射部3の傾きおよび前後位置が仮調整されているが、後述するように、光照射部3の傾きおよび前後位置は別途正確に調整される。また、チャート8の長手方向全体から照明光の反射光がラインセンサカメラ4に入射するように光照射部3はY方向に十分に長くなっている。
次に、ラインセンサカメラ4の合焦位置がレンズ42によりチャート8上に調整された上でラインセンサカメラ4にてチャート8の撮像が行われ(ステップS14)、ラインセンサカメラ4からの電気信号が図4の制御部51に入力されることによりチャート8上の実際の撮像ライン(以下、「実撮像ライン」という。)における明暗が輝度分布として取得され、表示部52に表示される(ステップS15)。通常、最初の撮像では、図7中に符号80bにて示すように実撮像ラインは基準撮像ライン80aに対して傾斜しており、この場合、ラインセンサの受光素子の位置と輝度との関係は図8.Aに示すようになり、低輝度部(図8.A中に符号85を付して示す。)の幅(および高輝度部の幅)は不均一となる。そこで、作業者がラインセンサカメラ4からの出力を参照して低輝度部の幅が均一となるように図4に示す傾き調整部611を調整する。
具体的には、傾き調整部611の傾き調整用のネジを一方向に回転してラインセンサカメラ4を光軸を中心として回転して傾きを変更し(ステップS16)、これにより、ラインセンサカメラ4によるチャート8上の実撮像ラインが、チャート8に対して回転される。そして、再度、ラインセンサカメラ4にて撮像を行って輝度分布を表示することにより(ステップS17,S14,S15)、低輝度部の幅のばらつきが緩和されたか否か確認される。なお、実際には、撮像および表示は高速に繰り返し行われている。
低輝度部の幅のばらつきが緩和された場合、さらにネジの回転が行われ、低輝度部の幅のばらつきが拡大した場合はネジが逆方向に回転される(ステップS16)。ネジの回転および低輝度部の幅の確認が繰り返され、やがて低輝度部の幅が図8.B中に符号85にて示すように均一になると、ラインセンサカメラ4の傾き調整が完了する(ステップS14〜S17)。このとき、実撮像ラインは、例えば、図7中に符号80cを付す位置となり、基準撮像ライン80aに平行となる。
ラインセンサカメラ4の傾き調整が完了すると、図4の水平位置調整部612のボルトが緩められ、ラインセンサカメラ4による実撮像ラインにおける輝度分布の表示を参照しつつフレーム613に対するラインセンサカメラ4の前後位置(検査時の基板9の移動方向の位置)が変更される(ステップS21〜S23)。これにより、ラインセンサカメラ4によるチャート8上の撮像ラインが、チャート8に対して基準撮像ライン80aに垂直な方向に移動する。そして、ラインセンサカメラ4にて撮像を行ってラインセンサカメラ4の出力である輝度分布を再度表示することにより(ステップS24,S21,S22)、低輝度部の幅が縮小したか否かが確認される。なお、既述のように、実際には撮像および表示は高速に繰り返し行われている。
低輝度部の幅が縮小した場合、同方向にラインセンサカメラ4がさらに移動され、低輝度部の幅が拡大した場合は反対方向にラインセンサカメラ4が移動される(ステップS23)。ラインセンサカメラ4の移動および低輝度部の幅の確認が繰り返され、やがて低輝度部の幅が図8.C中に符号85にて示すように最小になると、ボルトが締められることにより水平位置調整部612がフレーム613に固定され、ラインセンサカメラ4の前後位置の調整が完了する(ステップS21〜S24)。このとき、実撮像ラインは、基準撮像ライン80aに一致する。
ステージ21に対するラインセンサカメラ4の前後位置の調整が完了すると、次に、ラインセンサカメラ4に対する光照射部3の位置(傾きおよび前後位置)の調整が行われる。既述のように、ラインセンサカメラ4の位置の調整の段階では光照射部3の位置は仮決めの状態であり、以下に説明する光照射部3の位置の調整により線状の照射領域の中心線が基準撮像ライン80aに正確に一致することとなる。
図9.Aおよび図9.Bは光照射部3の位置の調整の流れを示す図であり、図10は位置調整時のムラ検査装置1を示す正面図である。光照射部3の位置の調整では、まず、チャート8が基板9aから取り除かれ、図10に示すように、光照射部3の石英ロッド32の中心軸とチャート8の中心線である基準線80(図6参照)とが平行(かつ、光軸に垂直)となるようにチャート8が光照射部3の前面に取り付けられる(ステップS31)。チャート8の長さは光照射部3の長さよりも短いため(図5参照)、チャート8は光照射部3の幅方向の中央に取り付けられる。チャート8の取り付けは、光照射部3のケーシング34に設けられたマークを基準として正確に行われ、必要に応じてケーシング34に位置決め治具を取り付けた上で行われる。また、ラインセンサカメラ4の撮像位置が基板9aを経由してチャート8上に位置するようにラインセンサカメラ4のレンズ42が調整される。以上の作業により、ラインセンサカメラ4の撮像位置を光照射部3上に合わせた際の理想的な撮像ラインである基準撮像ラインを基準として光照射部3上に明部および暗部を有するチャート8が配置されることとなる。
次に、光照射部3が点灯され、光照射部3からの光がチャート8を介して基板9aへと導かれる(ステップS32)。そして、ラインセンサカメラ4にてチャート8が撮像されることにより、チャート8上の実撮像ラインにおける明暗が輝度分布として取得され、図10の制御部51を介して表示部52に表示される(ステップS33,S34)。通常、最初の撮像では、実撮像ラインは基準撮像ラインに対して傾斜しており、図8.Aの場合と同様に、輝度分布における低輝度部の幅(および高輝度部の幅)が不均一となる。
作業者は、ラインセンサカメラ4からの出力を参照しつつ光照射部3の傾き調整部601の傾き調整用のネジを一方向に回転して光照射部3をおよそ光軸を中心として回転して傾きを変更し(ステップS35)、これにより、ラインセンサカメラ4によるチャート8上の実撮像ラインが、チャート8に対して相対回転される。その後、ラインセンサカメラ4にて撮像を行って輝度分布を表示することにより(ステップS36,S33,S34)、低輝度部の幅のばらつきが緩和されたか確認される。低輝度部の幅のばらつきが緩和された場合、さらにネジの回転が行われ、低輝度部の幅のばらつきが拡大した場合はネジが逆方向に回転される(ステップS35)。ネジの回転および低輝度部の幅の確認が繰り返され、やがて低輝度部の幅が均一になると(図8.B参照)、実撮像ラインは基準線80に平行となり、光照射部3の傾きの調整が完了する(ステップS33〜S36)。
光照射部3の傾きの調整が完了すると、図10の水平位置調整部602のボルトが緩められ、実撮像ラインにおける輝度分布の表示を参照しつつ光照射部3のフレーム603に対する前後位置(検査時の基板9の移動方向の位置)が調整される(ステップS41〜S44)。すなわち、光照射部3を一方向(例えば、(+X)方向)に移動してラインセンサカメラ4によるチャート8上の実撮像ラインがチャート8に対して基準撮像ライン80aに垂直な方向に移動され、ラインセンサカメラ4にて撮像を行ってラインセンサカメラ4の出力である輝度分布を表示することにより(ステップS41,S42)、低輝度部の幅が縮小したか否かが確認され、低輝度部の幅が縮小した場合、同方向に光照射部3がさらに移動され、低輝度部の幅が拡大した場合は反対方向に光照射部3が移動される(ステップS43)。そして、光照射部3の移動および低輝度部の幅の確認が繰り返され、低輝度部の幅が最小になると(図8.C参照)、光照射部3の前後位置の調整が完了する。このとき、実撮像ラインは基準撮像ラインに一致する。
その後、ラインセンサカメラ4の合焦位置が基板9a上に戻され、基板9aがステージ21から取り除かれることにより、光照射部3のラインセンサカメラ4に対する位置の調整が完了する。
以上、ステージ21上に載置された基板9aに対するラインセンサカメラ4の位置(傾きおよび前後位置)の調整およびラインセンサカメラ4に対する光照射部3の位置(傾きおよび前後位置)の調整について説明したが、これらの位置調整は、ラインセンサカメラ4に関連して配置される対象物に対するラインセンサカメラ4の相対的な位置の調整と捉えることができる。
すなわち、ラインセンサカメラ4の位置の調整では、基準撮像ライン80aに垂直な方向に移動するステージ21上に載置された基板9aが対象物とされ、基準撮像ライン80aを基準とするチャート8の位置が搬送機構2のステージ21の位置に基づいて決定され、チャート8を撮像することにより対象物(基板9a)に対するラインセンサカメラ4の相対的な位置が調整される。
また、光照射部3の位置の調整では、ステージ21上に載置された基板9aに照明光を照射する光照射部3が対象物とされ、ラインセンサカメラ4の撮像位置を光照射部3上に移動した際の理想的な基準撮像ラインを基準としてチャート8の位置(光照射部3に対して固定された位置)が決定され、チャート8を撮像することにより対象物(光照射部3)に対するラインセンサカメラ4の相対的な位置が調整される。
そして、ラインセンサカメラ4の対象物に対する相対的な位置を調整する際に、図6に示すように、基準撮像ライン(基準線80)の両側に、基準撮像ラインに向かって漸次幅が減少する暗部である複数の凸状領域81を基準撮像ラインに平行に配列して有するチャート8を利用することにより、実撮像ラインにおける輝度分布の低輝度部の幅のばらつきや大きさに基づいてラインセンサカメラ4の相対的な傾きや前後位置のずれを容易に把握することができ、ラインセンサカメラ4の対象物に対する相対位置の調整を容易に行うことが実現される。特に、干渉縞によりムラを検査する装置では、ラインセンサカメラ4が傾くと撮像ラインの両端で基板の表面と観察方向とのなす角が大きく異なってしまうため、ラインセンサカメラ4の傾き調整を正確に行う必要があり、図6に示すチャート8が使用されることが好ましい。
また、各凸状領域81が基準撮像ライン(すなわち基準線80)上に位置する頂点から伸びる2つの直線に囲まれる同形状の領域であり、加えて、基準撮像ラインの一方側に配列された複数の第1凸状領域81の頂点と、基準撮像ラインの他方側に配列された複数の第2凸状領域81の頂点とが一致する(基準撮像ラインを挟んで互いに対向する)ことから、ラインセンサカメラ4の相対的な傾きや前後位置のずれ量を直感的にさらに容易に把握することができる。加えて、各凸状領域81の先端の幅が基準撮像ラインに向かって漸次減少して1つの頂点に至るため、実撮像ラインの傾きに対する低輝度部の幅の変化(または、分解能が低い場合は光量の変化)の割合を大きくすることができ、調整時の傾きの変化を容易に把握することができる。
図11は、他の例に係るムラ検査装置1aの平面図であり、図5と同様に、ラインセンサカメラ4の相対位置調整用の基板9aが載置されるステージ21、光照射部3およびラインセンサカメラ4のみを示しているが、他の構成は図1のムラ検査装置1と同様であり、移動機構22、並びに、光照射部3およびラインセンサカメラ4をフレームに取り付ける機構等の図示を省略している(図1参照)。
ムラ検査装置1aでは、複数のラインセンサカメラ4が基板9aの移動方向(X方向)に垂直かつ基板9aに平行な方向(Y方向)に配列され、複数のラインセンサカメラ4の撮像位置を基板9上に合わせた際の検査時の理想的な基準撮像ラインは、図11中に符号80aを付すように1直線とされる。なお、各ラインセンサカメラ4の撮像ラインは幅方向(Y方向)において他のラインセンサカメラ4の撮像ラインと部分的に重なっていてもよい。また、全てのラインセンサカメラ4の撮像範囲と重なるように、チャート8のY方向の長さは十分に長くされる。
ムラ検査装置1aにおける基板9aおよび光照射部3に対するラインセンサカメラ4の相対位置の調整方法は図1のムラ検査装置1に準じて行われ、ステージ21に基板9aが載置されてステージ21上のマークを基準としてチャート8が基板9a上に載置され(図3.A:ステップS11,S12)、光照射部3からチャート8に照明光が照射される(ステップS13)。そして、1つのラインセンサカメラ4に対してチャート8の撮像、実撮像ラインにおける輝度分布の表示、および、ラインセンサカメラ4の傾き調整が繰り返され(ステップS14〜S17)、実撮像ラインが基準撮像ライン80aに平行となるまでラインセンサカメラ4の傾きが調整される。
次に、傾き調整が完了したラインセンサカメラ4に対して、チャート8の撮像、実撮像ラインにおける輝度分布の表示、および、ラインセンサカメラ4の前後位置の調整が繰り返され(図3.B:ステップS21〜S24)、実撮像ラインが基準撮像ライン80aに一致するまでラインセンサカメラ4の前後位置が調整される。
1つのラインセンサカメラ4に対する位置の調整(傾きおよび前後位置の調整)が完了すると、次に、位置調整済みのラインセンサカメラ4に隣接する、すなわち、位置調整済みのラインセンサカメラ4と共に連続する撮像ラインを形成する予定の他のラインセンサカメラ4に対して上記ステップS14〜S17並びにステップS21〜S24が行われる。これにより、2つのラインセンサカメラ4の実撮像ラインが基準撮像ライン80aに一致することとなる。
その後、位置が未調整のラインセンサカメラ4に対して順次、ステップS14〜S17並びにステップS21〜S24が行われ、全てのラインセンサカメラ4の実撮像ラインが、基準撮像ライン80aに一致するとともに基準撮像ライン80aに沿って並ぶように調整される。全てのラインセンサカメラ4の位置の調整が完了すると、次に、図10のムラ検査装置1と同様にしてチャート8が光照射部3の前面に取り付けられ、図9.Aおよび図9.Bに示す作業にて光照射部3の傾きおよび前後位置の調整が行われる。
以上のように、チャート8は複数のラインセンサカメラ4にて基板上の幅方向に広い領域を撮像する装置にも利用することが可能であり、これにより、複数のラインセンサカメラ4の位置の調整(カメラ間の撮像位置のずれを解消する位置調整でもある。)を迅速かつ容易に行うことができる。
図12は、さらに他の例に係るムラ検査装置1bを示す正面図であり、ムラ検査装置1bでは、ステージ21の中央に開口が設けられてステージ21が基板の外縁部のみを支持し、ラインセンサカメラ4がステージ21の下方に配置されるという点で図1のムラ検査装置1と相違し、他の構成は同様とされる。ラインセンサカメラ4からはステージ21および移動機構22に妨げられることなく基板が観察可能とされ、検査時にはステージ21がX方向に移動しつつ基板の画像が下方から取得され、基板上の膜厚のムラが干渉縞として取得される。
ムラ検査装置1bにおけるラインセンサカメラ4および光照射部3の位置の調整の際には、図12示すように透明の基板9bがステージ21上に載置されるという点を除いて図1のムラ検査装置1と同様の作業が行われる。すなわち、図6に示す透明フィルムに黒色のパターンが形成されたチャート8がステージ21のマークに合わせて基板9b上に載置され、チャート8に照明光が照射されてチャート8の実撮像ライン上での輝度分布がラインセンサカメラ4により取得され、輝度分布を参照しつつラインセンサカメラ4の傾きおよび前後位置の調整が行われる。
また、ラインセンサカメラ4の位置の調整が完了すると、図12中に破線にて示すようにチャート8が光照射部3の前面に取り付けられてラインセンサカメラ4の撮像位置がチャート8に合わせられ、チャート8の実撮像ライン上の輝度分布がラインセンサカメラ4により取得されることにより、輝度分布を参照しつつ光照射部3の傾きおよび前後位置の調整、すなわち、光照射部3に対するラインセンサカメラ4の相対位置の調整が行われる。
以上のようにチャート8は反射型のムラ検査装置1のみならず、透過型のムラ検査装置1bにも利用することができる。
図13はチャートの他の例を示す図である。図13に示すチャート8aでは、基準線80(基準撮像ラインに対応する。)の両側に、基準線80に向かって漸次幅が減少する暗部である複数の凸状領域81を基準線に平行に配列して有し、各凸状領域81が、基準線80に対向する頂点から2つの直線が基準線80から離れる方向に伸びる形状を有するという点で図6のチャート8と共通しており、基準線80の一方側に配列された凸状領域81(第1凸状領域)の基準線80に対向する頂点と、基準線80の他方側に配列された凸状領域81(第2凸状領域)の基準線80に対向する頂点とが基準線80を挟んで互いに対向しているが、各凸状領域81の基準線80に対向する頂点が基準線80から所定の距離(図13に示すWの半分)だけ離れているという点で相違する。
チャート8aを用いるラインセンサカメラ4や光照射部3の位置の調整では、まず、実撮像ラインが図13中に符号80dにて示すように傾いている場合は図14.A中に符号85にて示すように実撮像ラインにおける輝度分布に幅が不均一な低輝度部が現れる。ここで、ラインセンサカメラ4や光照射部3の傾き調整および前後位置の調整は厳密には行われずにある程度緩やかに行われ、図13中に符号80eにて示すようにチャート8aの基準線80を中心とする幅Wの範囲に実撮像ラインが含まれるまで位置調整が行われる。これにより、図14.Bにて示すように、実撮像ラインの全体において輝度が高くなる。対象物に対するラインセンサカメラ4の相対位置の調整にチャート8aが使用される場合においても、実撮像ラインにおける輝度分布中の低輝度部の幅のばらつきや大きさに基づいてラインセンサカメラ4の相対的な傾きや前後位置のずれを容易に把握することができ、ラインセンサカメラ4の対象物に対する相対位置の調整を容易に行うことが実現される。
ムラ検査の用途によっては、ラインセンサカメラ4や光照射部3の位置にはある程度のずれが許容される場合があり、基準線80の一方側の複数の第1凸状領域81の頂点および他方側の複数の第2凸状領域81の頂点を、ラインセンサカメラ4の相対位置の許容範囲に基づいて決定された距離だけ基準線80から離すことにより、図14.Bに示すように輝度分布がフラットになった時点でラインセンサカメラ4または光照射部3の傾きおよび前後位置の調整が完了したことを容易に把握することができる。これにより、ラインセンサカメラ4および光照射部3に対する所望の精度の位置調整を速やかに行うことができる。もちろん、図6のチャート8を使用する場合は、第1凸状領域81の頂点と第2凸状領域81の頂点とが基準線80上にて重なることから、高い精度が求められる場合であっても位置調整を行うことができる。
なお、図13のチャート8aでは図6の場合と同様に、各凸状領域81が基準線80上に対向する頂点から伸びる2つの直線に囲まれる同形状の領域であり、加えて、基準線80の一方側に配列された複数の第1凸状領域81の頂点と、基準線80の他方側に配列された複数の第2凸状領域81の頂点とが基準線80を挟んで互いに対向することから、ラインセンサカメラ4の相対的な傾きや前後位置のずれ量を直感的に容易に把握することができる。
図15はチャートのさらに他の例を示す図である。図15に示すチャート8bでは、下側の凸状領域81のピッチが上側の凸状領域81のピッチの2倍とされる。これにより、符号80fにて示すように実撮像ラインが傾いている場合に、図16に示す輝度分布が得られ、左右における低輝度部のピッチの相違から、実撮像ラインが基準線に対してどのように傾いているか容易に把握することができ、ラインセンサカメラ4の傾き調整部611や光照射部3の傾き調整部601の調整を迅速に行うことができる。
図17はチャートのさらに他の例を示す図であり、図17に示すようにチャートの凸状領域81は、基準線80に向かって漸次幅が減少するのであれば2つの直線に囲まれる領域に限定されるものではなく、曲線により囲まれていてもよい。さらには、より複雑な形状の折れ線により囲まれる領域であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、図6のチャート8では、複数の凸状領域81が暗部として設けられるが、図6の明部と暗部とを入れ替えることにより、基準線80(すなわち、基準撮像ライン80a)の両側に、基準線80に向かって漸次幅が減少する明部である複数の凸状領域が基準線80に平行に配列して設けられてもよい。
チャート8の明部は光を反射する反射面や光を散乱する白い面であってもよく、さらには、明部は開口としてチャート8に設けられてもよい。なお、チャート8自体が反射物で作成される場合、反射面を有する基板は不要となる。光源は蛍光灯であってもよく、ラインセンサカメラ4の位置調整用の基板9aとして金属板が利用されてもよい。
搬送機構2は、様々な周知の機構が利用されてよく、例えば、コロ搬送が採用されてもよい。この場合、チャート8を設置する基準として搬送機構2のフレーム等にマークが設けられる。
ラインセンサカメラ4に関連して配置され、ラインセンサカメラ4の相対位置の調整の基準とされる対象物は、搬送機構2の一部や照明に関連する他の部品であってもよい。また、対象物に対するラインセンサカメラ4の相対位置の調整は、ラインセンサカメラ4によるチャート8上の撮像ラインが、チャート8に対して、少なくとも、基準撮像ライン80aに垂直な方向に相対移動される、または、相対回転されるのであれば、ラインセンサカメラ4や対象物の位置の調整は他の方法(例えば、上記実施の形態とは異なる方向への移動や異なる軸を中心とする回転)により行われてもよい。位置調整は繰り返されるのではなく、1回行われるのみでもよい。
なお、上記実施の形態に係るムラ検査装置では、ラインセンサカメラ4や光照射部3の横方向(Y方向)の撮像位置はステージ21のマークに基づいて予め調整されるが、このときにもチャート8が利用されてもよい。
上記実施の形態に係るムラ検査装置は、塗布装置により基板上に塗布されたレジスト膜の膜厚ムラの検査のみならず、フォトリソ工程中に行われる他の様々なムラ検査に利用することができ、例えば、現像処理後のレジスト膜中の潜像パターンムラ、エッチング処理後の表面ムラ(残存レジストを含む。)、レジスト膜の剥離処理後の剥離ムラ、剥離後の配線パターン等のムラ等の検査に利用することができる。さらには、プリント基板の外観検査における配線パターンのムラの検査、液晶表示器用のカラーフィルタやCRT用のシャドウマスク等の周期性パターン(透孔の周期配列)のムラの検査等に利用することも可能である。このようにムラ検査装置のラインセンサカメラ4にて取得される画像は、基板上に存在する様々なムラの検査に利用可能である。複数のラインセンサカメラ4を有する図11のムラ検査装置は、高解像度にて基板の画像を取得することができることから、プリント配線基板、電子部品実装済み基板、TFT基板等の基板の外観検査に適している。
ムラ検査装置の構成を示す図である。 撮像部の受光面を示す図である。 ラインセンサカメラの位置の調整の流れを示す図である。 ラインセンサカメラの位置の調整の流れを示す図である。 ラインセンサカメラの位置調整時のムラ検査装置を示す正面図である。 ラインセンサカメラの位置調整時のムラ検査装置を示す平面図である。 チャートの平面図である。 チャートの平面図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 光照射部の位置の調整の流れを示す図である。 光照射部の位置の調整の流れを示す図である。 光照射部の位置調整時のムラ検査装置を示す正面図である。 他の例に係るムラ検査装置の平面図である。 さらに他の例に係るムラ検査装置を示す正面図である。 チャートの他の例を示す図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 チャートのさらに他の例を示す図である。 撮像ラインにおける輝度分布を示す図である。 チャートのさらに他の例を示す図である。
符号の説明
2 搬送機構
3 光照射部
4 ラインセンサカメラ
8,8a,8b チャート
9a,9b 基板
80 基準線
80a 基準撮像ライン
81 凸状領域
411 受光素子
S12,S14〜S17,S21〜S24,S31,S33〜S36,S41〜S44 ステップ

Claims (11)

  1. 受光素子が直線状に配列されたラインセンサカメラに関連して配置される対象物に対して前記ラインセンサカメラの相対位置を調整するラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    a)前記ラインセンサカメラの撮像位置を前記対象物上に合わせた際の理想的な撮像ラインである基準撮像ラインを基準として前記対象物上に明部および暗部を有するチャートを配置する工程と、
    b)前記ラインセンサカメラにて前記チャートを撮像する工程と、
    c)前記ラインセンサカメラからの出力を参照して前記対象物に対する前記ラインセンサカメラの相対位置を調整する工程と、
    を備え、
    前記チャートが、前記基準撮像ラインの両側に、前記基準撮像ラインに向かって漸次幅が減少する明部または暗部である複数の凸状領域を前記基準撮像ラインに平行に配列して有することを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  2. 請求項1に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    d)前記b)工程および前記c)工程を繰り返す工程をさらに備えることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  3. 請求項1または2に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記複数の凸状領域のそれぞれが、前記基準撮像ラインに対向する頂点から2つの直線が前記基準撮像ラインから離れる方向に伸びる形状を有することを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記複数の凸状領域のうち前記基準撮像ラインの一方側に配列された複数の第1凸状領域の前記基準撮像ラインに対向する頂点と、前記基準撮像ラインの他方側に配列された複数の第2凸状領域の前記基準撮像ラインに対向する頂点とが、前記基準撮像ラインを挟んで互いに対向することを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  5. 請求項4に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記複数の第1凸状領域の前記頂点と前記複数の第2凸状領域の前記頂点とが重なることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  6. 請求項4に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記複数の第1凸状領域の前記頂点および前記複数の第2凸状領域の前記頂点が、前記ラインセンサカメラの相対位置の許容範囲に基づいて決定された距離だけ前記基準撮像ラインから離れていることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記c)工程において、前記ラインセンサカメラによる前記チャート上の撮像ラインが、前記チャートに対して、少なくとも、前記基準撮像ラインに垂直な方向に相対移動される、または、相対回転されることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記対象物が、搬送機構により前記基準撮像ラインに垂直な方向に移動する基板であり、
    前記a)工程において、前記基準撮像ラインを基準とする前記チャートの位置が前記搬送機構の位置に基づいて決定され、
    前記c)工程において、前記ラインセンサカメラの位置が調整されることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記対象物が、基板に照明光を照射する光照射部であり、前記基板上における前記照明光の照射領域が、前記ラインセンサカメラの撮像位置を前記基板上に合わせた際の撮像ラインを含む線状であり、前記基板が主面に沿って前記撮像ラインに垂直な方向に移動可能とされ、
    前記a)工程において、前記光照射部に前記チャートが取り付けられ、
    前記b)工程において、前記ラインセンサカメラの撮像位置が前記基板を経由して前記チャート上に合わされて前記チャートが撮像され、
    前記c)工程において、前記光照射部の位置が調整されることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  10. 請求項8または9に記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記ラインセンサカメラにて取得される基板の画像が、前記基板上に存在するムラの検査に利用されることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のラインセンサカメラの相対位置調整方法であって、
    前記ラインセンサカメラと共に連続する撮像ラインを形成するもう1つのラインセンサカメラに対して前記b)およびc)工程を実行する工程をさらに備えることを特徴とするラインセンサカメラの相対位置調整方法。
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