JP2000083144A - 光学部材のずれ量の検出方法 - Google Patents

光学部材のずれ量の検出方法

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JP2000083144A
JP2000083144A JP10251126A JP25112698A JP2000083144A JP 2000083144 A JP2000083144 A JP 2000083144A JP 10251126 A JP10251126 A JP 10251126A JP 25112698 A JP25112698 A JP 25112698A JP 2000083144 A JP2000083144 A JP 2000083144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、光学ユニット1の調整において
必要な検出量である主走査方向の位置のずれ、副走査方
向の位置ずれ、走査面における走査ラインの傾き、主走
査方向の回転方向の傾き、ピントのずれ、およびピント
のずれの勾配のずれ量(自由度)を同時に検出できる。 【解決手段】 この発明は、所定の位置に設けられた調
整用マーク12を1ライン分読取って得られる各画素位
置と出力レベルとの特性に基づき、読取った走査ライン
と調整用マーク12の各線分との交点の位置と、その交
点における出力レベルを検出し、それらの値と所定の値
とを比較して読取った走査ラインにおける主走査方向の
位置のずれ、副走査方向の位置ずれ、走査面における走
査ラインの傾き、主走査方向の回転方向の傾き、ピント
のずれ、およびピントのずれの勾配を検出するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、画像形
成装置に用いられる画像読取装置における主走査方向の
走査ラインのずれ量、および画像読取装置に搭載される
光学部材の走査ラインのずれ量を検出する検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置に用いられる光学系
ユニットの調整を行う場合、熟練者がオシロスコープの
波形を見ながら手動で調整を行ってきたため、調整時間
および調整精度が不安定である。このため、検出用のチ
ャートを工夫することで各ずれ量の検出を数値化、自動
化し調整時間の安定、短縮を計る技術が研究されてい
る。
【0003】たとえば、副走査方向に直線的に幅が変化
し、かつ、主走査方向に平行なエッジを有するマークに
より主走査方向と副走査方向との位置のずれ量と倍率に
対する誤差とを検出するものが知られている(特開平8
−102818号公報)。
【0004】しかしながら、このようなマークを用いた
検出方法では、主走査方向と副走査方向との位置のず
れ、および倍率による誤差しか検出できない。また、そ
の他の調整項目も含めた調整用チャートも提案されてい
る(特開平5−75797号公報)。この場合には、検
出用マークが多くなり、検出位置も増え、検出時間が長
くなる欠点があった。
【0005】また、従来の調整用チャートでは、光学ユ
ニットの調整のみにしか適用できず、原稿を露光して主
走査方向の走査ラインを副走査方向に順次読取ることに
より読取動作に行う画像読取装置全体の調整には利用で
きないという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、光学
部材における主走査方向および副走査方向の位置のずれ
量、走査面における主走査方向に対する走査ラインの傾
きによるずれ量、焦点のずれ量、焦点の勾配のずれ量、
主走査方向に対して回転方向のずれ量、および倍率に対
するずれ量を簡単に検出することができず、画像読取装
置全体における位置のずれ量、読取画像の歪み、および
倍率に対する誤差を検出できないという欠点を除去した
もので、光学部材における主走査方向および副走査方向
の位置のずれ量、走査面における主走査方向に対する走
査ラインの傾きによるずれ量、焦点のずれ量、焦点の勾
配のずれ量、主走査方向に対して回転方向のずれ量、お
よび倍率に対するずれ量を簡単に検出することができ
ず、画像読取装置全体における種々の方向に対する位置
のずれ量、読取画像の歪み、および倍率に対する誤差を
簡単に検出できる光学部材のずれ量の検出方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の光学部材のず
れ量の検出方法は、原稿からの反射光を主走査方向の走
査ライン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電
気信号に変換して出力する光学部材において、上記主走
査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線と鋭角を
なす1組の平行な第2、第3の直線とからなる図形に対
し、所定の距離に設置した上記光学部材により上記図形
を読取り、この読取った走査ラインにおける各画素の位
置と出力レベルとに基づいて、上記第1の直線と読取っ
た走査ラインとが交差する点の位置を検出し、この検出
した点の位置と所定の点の位置とを比較することにより
読取った走査ラインの主走査方向のずれ量を検出するこ
とを特徴とする。
【0008】この発明の光学部材のずれ量の検出方法
は、原稿からの反射光を主走査方向の走査ライン分の各
画素に対応する光電変換素子に導いて電気信号に変換し
て出力する光学部材において、上記主走査方向に垂直な
第1の直線と、この第1の直線と鋭角をなす1組の平行
な第2、第3の直線とからなる図形に対し、所定の距離
となり上記図形の第1の直線上の第2の直線との接点と
第3の直線との接点との中点を含む主走査方向の走査ラ
インを読取る位置に設置した上記光学部材により上記図
形を読取り、この読取った走査ラインにおける各画素の
位置と出力レベルとに基づいて、上記第1の直線、第2
の直線、および第3の直線と読取った走査ラインとが交
差する第1の点、第2の点、および第3の点を検出し、
これらの検出した第1の点と第2の点との距離と、第1
の点と第3の点との距離との差と所定の最小値とを比較
することにより読取った走査ラインの走査面上における
主走査方向に垂直な方向のずれ量を検出することを特徴
とする。
【0009】この発明の光学部材のずれ量の検出方法
は、原稿からの反射光を主走査方向の走査ライン分の各
画素に対応する光電変換素子に導いて電気信号に変換し
て出力する光学部材において、上記主走査方向に垂直な
第1の直線と、この第1の直線と鋭角をなす1組の平行
な第2の直線および第3の直線とからなる図形に対し、
所定の距離に設置した上記光学部材により上記図形を読
取り、この読取った走査ラインにおける各画素の位置と
出力レベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の直
線、および第3の直線と読取った走査ラインとが交差す
る3点のうち少なくとも1点を検出し、この検出した点
における出力レベルとその点に対する所定の出力レベル
とを比較することにより読取った走査ラインの焦点のず
れ量を検出することを特徴とする。
【0010】この発明の光学部材のずれ量の検出方法
は、原稿からの反射光を主走査方向の走査ライン分の各
画素に対応する光電変換素子に導いて電気信号に変換し
て出力する光学部材において、上記主走査方向に垂直な
第1の直線と、この第1の直線と鋭角をなす1組の平行
な第2の直線および第3の直線とからなる図形に対し
て、所定の距離に設置した上記光学部材により上記図形
を読取り、この読取った走査ラインにおける各画素の位
置と出力レベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の
直線、および第3の直線と読取った走査ラインとが交差
する3点のうち少なくとも2点を検出し、これらの検出
した各点の出力レベルと各点に対する所定の出力レベル
と比較して検出した各点における焦点のずれ量を検出
し、この各点における焦点のずれ量に基づいて読取った
走査ラインにおける焦点のずれ量の勾配を検出すること
を特徴とする。
【0011】この発明の光学部材のずれ量の検出方法
は、原稿からの反射光を主走査方向の走査ライン分の各
画素に対応する光電変換素子に導いて電気信号に変換し
て出力する光学部材において、上記主走査方向に垂直な
第1の直線と、この第1の直線と鋭角をなす1組の平行
な第2の直線および第3の直線とからなる図形に対し、
所定の距離に設置した上記光学部材により上記図形を読
取り、この読取った走査ラインにおける各画素の位置と
出力レベルとに基づいて、上記第2の直線および第3の
直線と読取った走査ラインとが交差する2点を検出し、
これらの検出した2点間の距離と所定の距離とを比較す
ることにより読取った走査ラインの走査面上の主走査方
向に対する傾きのずれ量を検出することを特徴とする。
【0012】この発明の光学部材のずれ量の検出方法
は、原稿からの反射光を主走査方向の走査ライン分の各
画素に対応し、複数の色の光電変換素子が平行に設けら
れている各光電変換素子に導いてそれぞれの色の電気信
号に変換して出力する光学部材において、上記主走査方
向に垂直な第1の直線と、この第1の直線と鋭角をなす
1組の平行な第2の直線および第3の直線とからなる図
形に対して、所定の距離となり上記図形の第1の直線と
第2の直線との接点と、第1の直線と第3の直線との接
点との中点を含む主走査方向の走査ラインを読取る位置
に設置した上記光学部材により上記図形を読取り、この
読取った走査ラインにおける各色に対応する各画素の位
置と出力レベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の
直線、および第3の直線と読取った走査ラインとが交差
する第1の点、第2の点、および第3の点を検出し、こ
れらの検出した第1の色の第1の点の出力レベルと所定
の出力レベルとを比較して焦点のずれ量を検出し、第2
の色の第1の点の出力レベルと所定の出力レベルとを比
較して焦点のずれ量を検出し、第1の色の焦点のずれ量
と第2の色の焦点のずれ量とを比較することにより、読
取った各走査ラインの主走査方向に対する回転方向の傾
きを示すずれ量を検出することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明に係る
光学部材が適用される画像読取装置としてのスキャナユ
ニット11の概略構成を示すものである。
【0014】すなわち、図1に示すように、スキャナユ
ニット11は、読取り対象の原稿Dが載置される原稿台
ガラス2、この原稿台ガラス2上に載置された原稿Dを
照明する光源としての露光ランプ3a、および露光ラン
プ3aからの光を原稿Dに効率良く収束させるためのリ
フレクタ3bなどからなる光源ユニット3、この光源ユ
ニット3により照射された原稿Dからの反射光を光電変
換するCCDラインセンサ4、原稿からの反射光をCC
Dラインセンサ4に導く光路上に設けられる第1ミラー
5、第2ミラー6、第3ミラー7、これらのミラー5〜
7により導かれる光を倍率に応じて変倍してCCDライ
ンセンサ4の光電変換素子に照射するレンズ8などから
構成されている。
【0015】上記光源ユニット3および第1ミラー5は
第1キャリッジ9上に搭載され、第2ミラー6および第
3ミラー7が第2キャリッジ10に搭載される。また、
上記光源ユニット3により照射される原稿Dからの反射
光がCCDラインセンサ4に至るまでの光路長が一定に
保持されるように、第1キャリッジ9に対して第2キャ
リッジ10が1/2の速度にて同方向に移動するように
なっている。
【0016】上記CCDラインセンサ4およびレンズ8
は同一基板上に設けられて光学ユニット(光学部材)を
構成している。レンズ8は、第3のミラー7により偏向
された光の光軸を含む面内に配設され、反射光を所望の
倍率で結像するようになっている。
【0017】上記CCDラインセンサ4は、主走査方向
の走査ラインの画素数に対応する複数の光電変換素子で
構成され、主走査方向の走査ライン分の各画素を画素の
濃度に応じた出力レベルの電気信号として出力するよう
になっている。
【0018】また、原稿画像をカラーで読取るカラース
キャナの場合に用いられるカラー用のCCDラインセン
サ4は、例えば、主走査方向に平行に並べて設けられた
赤(R;red)、緑(G;green)、青(B;b
lue)の三色(RGB)に対応する光電変換素子で構
成され、主走査方向の走査ライン分の各画素をRGBの
各色に成分ごとに電気信号に変換して出力するようにな
っている。
【0019】このスキャナユニット11は、原稿の画像
をCCDラインセンサ4で図1の紙面奥行き方向(主走
査方向)の1ラインを読取り、更に第1、第2キャリッ
ジ9、10が図1の左右方向(副走査方向)に移動する
ことで、CCDラインセンサ4による読取り位置が変わ
り原稿の画像全体を読取るようになっている。
【0020】次に、上記のように構成されるスキャナユ
ニット11の光学系の調整に伴う種々のずれ量の検出方
法について図2、図3を参照しつつ説明する。図2によ
うに、スキャナユニット11の光学系の調整は、まず、
光学ユニット1におけるレンズ8とCCDラインセンサ
4との相対的なずれ量を検出して調整を行う前工程と、
図3に示すように、前工程で調整済みの光学ユニット1
をスキャナユニット11に組み込んでから種々のずれ量
を検出して調整を行う後工程の2行程からなる。
【0021】前工程においては、校正済みの物面、つま
り光学系の調整用のチャートを基準として光学ユニット
1上のレンズ8とCCDラインセンサ4の調整を行っ
て、レンズ8とCCDラインセンサ4との間の相対的な
距離や平行度などのすれ量を検出する。これにより検出
されたずれ量に基づいて、光学ユニットのレンズ8とC
CDラインセンサ4との相対的な距離や平行度などの調
整を行う。
【0022】後工程においては、前工程で調整済みの光
学ユニット1をスキャナユニット11に組み込み、物面
と像面の光学的関係、つまり、原稿台ガラス2上の原稿
Dの画像とスキャナユニット11による読取り画像との
歪み、倍率のずれ、ピント等の光学系のずれ量を検出す
る。これにより、スキャナユニット11において、歪み
がなく、倍率やピントが合った画像を得られるように調
整を行なう。
【0023】次に、上記前工程について説明する。図4
は、光学ユニット1の調整を行なう前工程に用いられる
調整装置20の制御系統の概略構成を説明するためのブ
ロック図である。
【0024】すなわち、光学ユニット1の調整を行う調
整装置20は、CCDラインセンサ4、CCDラインセ
ンサ4で受光して電気信号に変換した主走査方向の走査
ライン分の各画素の出力信号を記憶するラインメモリ2
1、ラインメモリ21に記憶された走査ライン分の読取
り画素における種々のずれ量を算出するずれ量演算部2
2、このずれ量演算部22により算出されたずれ量に応
じて光学ユニット1上のCCDラインセンサ4とレンズ
8との相対位置を調整する調整用アクチュエータ24、
この調整用アクチュエータ24を動作させるドライバ2
3、およびずれ量演算部22により算出された結果を表
示する結果表示部25により構成されている。
【0025】上記前工程においては、上記のように構成
される調整装置20により、図5(b)に示すような、
光学ユニット1上のずれ量を検出するための調整用マー
ク12を読取ることによりずれ量を検出する。この調整
用マーク12は、図5(b)に示すように、主走査方向
に垂直な線分12a、および主走査方向に対して垂直か
つ平行でない、互いに平行な2本1組の線分12b、1
2cからなる。上記線分12aの一方の端部が、線分1
2bに対して鋭角をなすように線分12bの端部と一致
するとともに、線分12aの他方の端部が、線分12c
に対して鋭角をなすように線分12cの端部と一致する
ようになっている。
【0026】上記線分12aと線分12bおよび線分1
2cとのなす角(傾き角)は特に限定はないが、角度に
より検出感度を変えることができ、角度を大きくする
(90度に近づける)と検出感度がよくなる。例えば、
ここでは45°に設定される。
【0027】上記調整装置20において、上記調整用マ
ーク12と光学ユニット1とは、光学ユニット1をスキ
ャナユニット11に装着した際の原稿台ガラス2上の原
稿面からCCDラインセンサ4に至る光路長と同じ光路
長になる位置にセットされるようになっている。また、
光学ユニット1による主走査方向の走査ラインと上記調
整用マーク12の線分12aとが垂直に交差し、線分1
2aおよび線分12bとの各接点間の距離と、線分12
aおよび線分12cとの各接点間の距離とが等しくなる
ようにセットされるようになっている。
【0028】次に、調整用マーク12による種々のずれ
量の検出原理について説明する。図6、図7は、この調
整用マーク12をCCDラインセンサ4が読取った際の
画素位置と出力レベルを示す特性図(横軸にCCDライ
ンセンサ4における画素位置を取り、縦軸に画素位置に
対応する出力信号レベルを表したグラフ)である。
【0029】図6に示すように、調整用マーク12を読
取った画素位置と出力レベルを示す特性図は、3つのピ
ークを持つ波形となる。この3つピークは、主走査方向
の読取りラインと上記調整用マーク12の各線分12
a、12b、12cとが交差する点に対応するものであ
る。つまり、主走査方向の走査ラインに対して、ピーク
位置aが調整用マーク12の線分12cの読取画素、ピ
ーク位置bが調整用マーク12の線分12aの読取画
素、ピーク位置cが調整用マーク12の線分12bの読
取画素にそれぞれ対応するものである。
【0030】この3つのピーク位置a、b、c及びその
ピークレベルの大きさIa、Ib、IcからCCDライ
ンセンサ4の読取った画素の位置が所定位置(理想の位
置)からどの程度ずれているか検出する。
【0031】各ピーク位置a、b、cおよびピークレベ
ルIa、Ib、Icは、光学ユニット1の基板上にCC
Dラインセンサ4とレンズ8とがずれのない位置に設け
られている場合、図7に示すように、ピーク位置に対し
てab間、bc間が等しく、ピークレベルIa、Ib、
Icがそれぞれ所定の最大値となる。なお、各ピークレ
ベルIa、Ib、Icは、CCDラインセンサ4の各感
光素子の出力レベルのばらつき等がない場合、同じ大き
さの出力レベルとなる。
【0032】上記のような画素位置と出力レベルを示す
特性図に基づいて、種々のずれ量を検出することができ
る。図5(b)に示すような調整用マーク12に対して
座標軸を図5(a)に示すように、主走査方向にX軸、
副走査方向にZ軸、紙面垂直方向にY軸、各軸周りの回
転方向をそれぞれθx、θy、θzとすると、図8に示
すように、各検出項目に対する検出方法がまとめられ
る。
【0033】すなわち、X方向(主走査方向)のずれ
は、b点の座標により検出される。b点の座標が所定の
座標値と比較してどの程度ずれているかにより主走査ラ
インの主走査方向のずれ量が検出される。
【0034】Y方向(ピント、焦点)のずれは、CCD
ラインセンサとレンズとの関係に基づくピントのずれを
示すもので、Ibの大きさにより検出される。ピーク出
力レベルIbの大きさが所定の最大値に対してどの程度
ずれているかによりピントのずれ量が検出される。
【0035】Z方向(副走査方向)のずれは、ab間の
距離とbc間の距離との差により検出される。ab間の
距離とbc間の距離との差が0あるいは所定の最小値に
対してどの程度ずれているかにより主走査ラインの副走
査方向へのずれ量が検出される。
【0036】θy方向(主走査方向に対する傾き)のず
れは、ac間の距離により検出される。ac間の距離が
所定の距離に対してどの程度ずれているかにより走査面
上における主走査ラインの主走査方向に対する傾きが検
出される。
【0037】θz方向(ピント勾配)のずれは、Iaの
出力レベルとIbの出力レベルとの比較により検出され
る。Iaの出力レベルと所定の最大値との差によるaの
ピーク位置におけるピントのずれ量と、Icの出力レベ
ルと所定の最大値との差によるcのピーク位置における
ピントのずれ量とにより、ピントのずれの勾配、つま
り、走査面に対する傾きが検出される。
【0038】また、カラースキャナの場合、赤(R;r
ed)、緑(G;green)、青(B;blue)の
3色の入力に相当し、各色に対応する光電変換素子から
なる3本のラインセンサがZ軸方向に、平行に並んで設
けられている。この場合、それぞれ色における出力レベ
ルIbと所定の最大値とから検出されるピントのずれ量
を比較することにより、カラーCCDラインセンサのθ
x方向(主走査方向の回転方向)の傾きによるずれ量を
検出できる。
【0039】次に、上記のような調整用マーク12によ
る各ずれ量の検出原理を応用し、図9に示すような主走
査方向に調整用マーク12を2つ並べた第1チャート1
3から光学ユニット1における種々のずれ量の検出する
場合について説明する。
【0040】すなわち、第1チャート13は、上記のよ
うな調整用マークによるX、Y、Zθx、θy、および
θzのずれ量の検出方法に加えて、2つの調整用マーク
(第1マーク14、第2マーク15)により、θy方向
のずれ量と倍率のずれ量を検出できる。
【0041】θy方向のずれ量は、第1チャート13の
第1マーク14から検出されるZ方向のずれ量Z1と第
2マーク15から検出されるZ方向のずれ量Z2との差
からθy方向のずれ量を検出する。ずれ量Z1とずれ量
Z2との差が0あるいは所定の最小値に比較してどの程
度ずれているかにより走査面上におけるCCDラインセ
ンサ4の走査ラインの傾きのずれ量を検出する。これに
より、1つの調整用マークにより検出されるずれ量に比
べ、2つの調整用マークにより検出されるずれ量が大き
な値で検出でき、検出感度を高めることができる。
【0042】倍率のずれ量は、第1マーク14の線分1
4aと走査ラインとの交点と第2マークの線分15aと
走査ラインとの交点との距離と設定されている倍率の所
定の距離とを比較することにより倍率に伴うずれ量を検
出する。つまり、図9に示すように、第1チャート13
の第1、第2マーク14、15から検出されるX方向の
座標値X1、X2間の距離と設定倍率に伴う所定の距離
とを比較することで倍率のずれ量を検出する。
【0043】上記したように、所定の位置に設けられた
調整用マークを1ライン分読取って得られる各画素位置
と出力レベルとの特性に基づき、読取った走査ラインと
調整用マークの各線分との交点の位置と、その交点にお
ける出力レベルを検出し、それらの値と所定の値とを比
較して読取った走査ラインにおける主走査方向の位置の
ずれ、副走査方向の位置ずれ、走査面における走査ライ
ンの傾き、主走査方向の回転方向の傾き、ピントのず
れ、主走査方向の傾き、およびピントのずれの勾配を検
出するようにしたものである。
【0044】これにより、光学ユニット1の調整におい
て必要な検出量である主走査方向の位置のずれ、副走査
方向の位置ずれ、走査面における走査ラインの傾き、主
走査方向の回転方向の傾き、ピントのずれ、およびピン
トのずれの勾配のずれ量(自由度)を同時に検出でき
る。
【0045】また、調整用マークを主走査方向に2つ並
べた第1チャートを1ライン分読取って得られる各画素
位置と出力レベルとの特性に基づき、読取った走査ライ
ンと第1チャートの各線分との交点の位置と、その交点
における出力レベルを検出し、それらの値と所定の値と
を比較することにより、上記調整用マークから検出でき
るずれ量に加えて、ピントの勾配、および倍率に対する
ずれ量を検出するようにしたものである。
【0046】これにより、光学ユニット1の調整におい
て必要な検出量である主走査方向の位置のずれ、副走査
方向の位置ずれ、走査面における走査ラインの傾き、主
走査方向の回転方向の傾き、およびピントのずれに加え
て、ピントのずれの勾配および倍率に対するずれの7つ
のずれ量(自由度)が同時に検出できる。
【0047】次に、後工程について説明する。後工程で
は、上記前工程により検出されたずれ量に基づきレンズ
8およびCCDラインセンサ4の位置の調整を行った光
学ユニット1をスキャナユニット11の所定位置に固定
し、第1、第2、第3ミラ−5、6、7を介した原稿面
と光学ユニット1とのずれ量の検出を行う。ここでは、
設定倍率に対するずれ、画像の歪み、原稿面上での位置
ずれ(X、Z)の調整を行う。なお、画像の歪みとは、
第1、第2キャリッジ9、10が副走査方向に移動する
ことにより生じる歪みであり、図10に示すように、元
画像としての長方形17とこの長方形17の読取画像と
しての図形18との間で各頂点の角度に変化が生じてし
まうことを言う。
【0048】後工程では、図11に示すように、4つの
調整用マーク(第1マーク、第2マーク、第3マーク、
第4マーク)19〜22が長方形を形成するように配置
された第2チャート18が用いられる。各調整用マーク
は、第1マーク19の線分19aと19bとが接する点
C1、第2マーク20の線分20aと20bとが接する
点C2、第3マーク21の線分21aと線分21bとが
接する点C3、および第4マーク22の線分22aと線
分22bとが接する点C4が長方形の頂点を形成するよ
うに配置される。
【0049】また、この第2チャー卜18は、第1マー
ク19の線分19aと第3マーク21の線分21aとが
同一直線上に乗り、同様に、線分20aと線分22a、
線分19bと線分22b、および線分20bと21bも
同一直線上に乗り、長方形C1C2C3C4の辺や対角
線を形成するようになっている。
【0050】また、上記の長方形の頂点C1〜C4は、
各マークの線分19a、20a、21a、22aと線分
19c、20c、21c、22cとが接する点を頂点と
するように、C1〜C4を配置しても良い。この場合、
線分19cと22c、および線分20cと21cとが同
一直線上に乗るように配置される。
【0051】また、画像の歪みおよび倍率のずれを検出
する場合、上記第2チャートでは、第1マーク、第2マ
ーク、第3マーク、および第4マークがそれぞれ3つの
線分により構成されるとしたが、各マーク間で長方形の
頂点を形成するように、主走査方向に垂直な線分と、長
方形の対角線と一致する線分との2本の線分からなる4
つマークで構成されるチャートであっても良い。例え
ば、第1マークが19a、19b、第2マークが20a
と20b、第3マークが21aと21b、第4マークが
22aと22bからなる各マークにより構成されるチャ
ートであっても良い。
【0052】上記後工程において、スキャナユニット1
1の調整を行う際、上記第2チャートが原稿台ガラス2
上に載置される。この状態で、主走査方向に対して第2
チャートの第1マーク19および第2マーク20上の任
意の1ラインと、第3マーク21および第4マーク22
上の任意の1ラインとを読取る。
【0053】これにより読取った2ラインにおける第1
マーク19の線分19aおよび線分19bと交差する点
P1および点P2、第2マーク20の線分20aおよび
線分20bと交差する点P3および点P4、第3マーク
21の線分21aおよび線分21bと交差する点P5お
よび点P6、第4マーク22の線分22aおよび線分2
2bと交差する点P7および点P8をそれぞれ検出す
る。この検出された点P1〜P8により、長方形の頂点
C1〜C4が幾何学的性質から算出できる。
【0054】つまり、点P1と点P3とを含む直線と点
P2と点7とを含む直線との交点が頂点C1、点P3と
点P6とを含む直線と点P4と点P8とを含む直線との
交点が頂点C2、点P5と点P1とを含む直線と点P6
と点P3とを含む直線との交点が頂点C3、点P7と点
P2とを含む直線と点P8と点P4とを含む直線との交
点が頂点C4として算出される。
【0055】これらの頂点C1〜C4の位置座標に基づ
いて、倍率に伴うずれ量、画像歪み、原稿面上での位置
のずれ量が算出される。倍率に伴うずれ量は、検出され
た各点C1〜C4の相対距離と設定倍率に対応する所定
の相対距離とを比較することにより倍率に対するずれ量
を検出する。例えば、C1C2間、C2C4間、C3C
4間、C1C4間の各距離、つまり、4点により形成さ
れる4角形の各辺の長さが設定倍率に対応する所定の長
さと比較してどの程度ずれているかにより倍率に伴うず
れ量を検出する。
【0056】画像歪みは、検出されたC1〜C4で形成
される四角形と所定の長方形とを比較することにより歪
みを検出する。例えば、C1C3間の距離と、C2C4
間の距離の差、つまり、4点C1〜C4で形成される4
角形の対角線が所定の値と比較してどの程度ずれている
かにより歪みによるずれ量を検出する。
【0057】このような手法を用いると第2チャート1
8が原稿台上に多少ずれて載置されている場合にも無関
係に頂点の検出ができ、画像の歪みに伴うずれ量、倍率
に対するずれ量が算出できる。
【0058】また、読取り位置のずれは、4点の座標と
所定の座標とを比較することにより位置のずれ量を検出
する。これらの検出原理に基づいて検出されるずれ量に
対応して、光学ユニット1、第1ミラー5、第2ミラー
6、および第3ミラ−7の位置や傾きなどを調整するこ
とによりスキャナユニット11全体における光学系の調
整が行われる。
【0059】また、上記後工程の例では、長方形を形成
する4つのマークにより設定倍率に対するずれ量、画像
の歪み、読取位置のずれ量などについて説明したが、上
記前工程の場合と同様に、1つの調整用マークあるいは
主走査方向に並べた2つの調整マークからなるチャート
を原稿載置台2上に載置して主走査方向の1ライン分の
画像を読取り、上記検出原理により主走査方向(X方
向)のずれ量、副走査方向(Z方向)のずれ量、ピント
(Y方向)のずれ量、走査面上の主走査方向の傾き(θ
x方向)、ピントの勾配(θy方向)、主走査方向を軸
とした回転方向(θz方向)のずれ量などを検出するよ
うにしても良い。
【0060】上記のように、原稿台に載置した調整用マ
ークを1ライン分読取ることにより検出される走査ライ
ンと調整用マークとの交点から主走査方向のずれ量、副
走査方向のずれ量、ピントのずれ量、および走査面にお
ける走査ラインの主走査方向に対する傾き、走査ライン
におけるピントのずれの勾配、カラーCCDセンサの各
色に対する焦点のずれ量を検出するようにしたものであ
る。
【0061】これにより、簡単に光学ユニットを搭載し
たスキャナユニットでの読取時に生じる種々のずれ量を
検出できる。また、4つの調整用マークにより長方形の
4つの頂点を示すように配置された単純な図形からなる
第2チャートを原稿載置台上に載置して、この第2チャ
ートを主走査方向に2ライン分を読取ることにより、上
記第2チャート上の図形の読取結果としての長方形の4
つの頂点を検出し、この4つの頂点で形成される長方形
と所定の長方形とを比較して設定倍率に対するずれ量、
読取画像の歪み、および読取位置のずれ量などを検出す
るようにしたものである。
【0062】これにより、単純な図形からなる第2チャ
ートを2ライン読取るだけで、画像読取装置における光
学系だけでなく副走査方向への移動により生じるずれを
含めた読取画像の設定倍率に対するずれ量、読取画像の
歪み、および読取位置のずれ量などを簡単に検出でき
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、光学部材における主走査方向の位置ずれ、副走査方
向の位置のずれ、光軸周りの回転、焦点のずれ量、焦点
のずれの勾配、主走査方向周りの回転、および倍率によ
るずれのずれ量を簡単に検出でき、さらに、画像読取装
置全体における光学系のずれ、読取画像の歪み、および
倍率による誤差によるずれ量を簡単に検出できる検出方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるスキャナユニッ
トの概略構成を示す断面図。
【図2】前工程における光学ユニットのずれ量の検出方
法を説明するための図。
【図3】後工程におけるスキャナユニット内のずれ量の
検出方法を説明するための図。
【図4】調整装置の概略構成を説明するためのブロック
図。
【図5】調整用マークの構成を示す図。
【図6】調整用マークを読取った際の画素位置と出力レ
ベルとを示す特性図。
【図7】調整用マークを読取った際の画素位置と出力レ
ベルとを示す特性図。
【図8】ずれ量の検出項目と検出方法とを説明するため
の図。
【図9】光学ユニットにおけるずれ量を検出する第1チ
ャートを示す図。
【図10】スキャナユニットにおける読取画像の歪みを
説明するための図。
【図11】スキャナユニットにおける読取画像のずれ量
を検出する第2チャートを示す図。
【符号の説明】
1…光学ユニット 2…原稿載置台 4…CCDラインセンサ 8…レンズ 9…第1キャリッジ 10…第2キャリッジ 11…スキャナユニット 12…調整用マーク 13…第1チャート 18…第2チャート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電気信
    号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2、第3の直線とからなる
    図形に対し、所定の距離に設置した上記光学部材により
    上記図形を読取り、 この読取った走査ラインにおける各画素の位置と出力レ
    ベルとに基づいて、上記第1の直線と読取った走査ライ
    ンとが交差する点の位置を検出し、 この検出した点の位置と所定の点の位置とを比較するこ
    とにより読取った走査ラインの主走査方向のずれ量を検
    出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
  2. 【請求項2】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電気信
    号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2、第3の直線とからなる
    図形に対し、所定の距離となり上記図形の第1の直線上
    の第2の直線との接点と第3の直線との接点との中点を
    含む主走査方向の走査ラインを読取る位置に設置した上
    記光学部材により上記図形を読取り、 この読取った走査ラインにおける各画素の位置と出力レ
    ベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の直線、およ
    び第3の直線と読取った走査ラインとが交差する第1の
    点、第2の点、および第3の点を検出し、 これらの検出した第1の点と第2の点との距離と、第1
    の点と第3の点との距離との差と所定の最小値とを比較
    することにより読取った走査ラインの走査面上における
    主走査方向に垂直な方向のずれ量を検出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
  3. 【請求項3】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電気信
    号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2の直線および第3の直線
    とからなる図形に対し、所定の距離に設置した上記光学
    部材により上記図形を読取り、 この読取った走査ラインにおける各画素の位置と出力レ
    ベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の直線、およ
    び第3の直線と読取った走査ラインとが交差する3点の
    うち少なくとも1点を検出し、 この検出した点における出力レベルとその点に対する所
    定の出力レベルとを比較することにより読取った走査ラ
    インの焦点のずれ量を検出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
  4. 【請求項4】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電気信
    号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2の直線および第3の直線
    とからなる図形に対して、所定の距離に設置した上記光
    学部材により上記図形を読取り、 この読取った走査ラインにおける各画素の位置と出力レ
    ベルとに基づいて、上記第1の直線、第2の直線、およ
    び第3の直線と読取った走査ラインとが交差する3点の
    うち少なくとも2点を検出し、 これらの検出した各点の出力レベルと各点に対する所定
    の出力レベルと比較して検出した各点における焦点のず
    れ量を検出し、 この各点における焦点のずれ量に基づいて読取った走査
    ラインにおける焦点のずれ量の勾配を検出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
  5. 【請求項5】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応する光電変換素子に導いて電気信
    号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2の直線および第3の直線
    とからなる図形に対し、所定の距離に設置した上記光学
    部材により上記図形を読取り、 この読取った走査ラインにおける各画素の位置と出力レ
    ベルとに基づいて、上記第2の直線および第3の直線と
    読取った走査ラインとが交差する2点を検出し、 これらの検出した2点間の距離と所定の距離とを比較す
    ることにより読取った走査ラインの走査面上の主走査方
    向に対する傾きのずれ量を検出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
  6. 【請求項6】 原稿からの反射光を主走査方向の走査ラ
    イン分の各画素に対応し、複数の色の光電変換素子が平
    行に設けられている各光電変換素子に導いてそれぞれの
    色の電気信号に変換して出力する光学部材において、 上記主走査方向に垂直な第1の直線と、この第1の直線
    と鋭角をなす1組の平行な第2の直線および第3の直線
    とからなる図形に対して、所定の距離となり上記図形の
    第1の直線と第2の直線との接点と、第1の直線と第3
    の直線との接点との中点を含む主走査方向の走査ライン
    を読取る位置に設置した上記光学部材により上記図形を
    読取り、 この読取った走査ラインにおける各色に対応する各画素
    の位置と出力レベルとに基づいて、上記第1の直線、第
    2の直線、および第3の直線と読取った走査ラインとが
    交差する第1の点、第2の点、および第3の点を検出
    し、 これらの検出した第1の色の第1の点の出力レベルと所
    定の出力レベルとを比較して焦点のずれ量を検出し、 第2の色の第1の点の出力レベルと所定の出力レベルと
    を比較して焦点のずれ量を検出し、 第1の色の焦点のずれ量と第2の色の焦点のずれ量とを
    比較することにより、読取った各走査ラインの主走査方
    向に対する回転方向の傾きを示すずれ量を検出する、 ことを特徴とする光学部材のずれ量の検出方法。
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