JP2000338432A - レーザー露光装置及びその方法 - Google Patents
レーザー露光装置及びその方法Info
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- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70358—Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
Abstract
検出することにより、レーザービームの位置ずれ量を正
確に補正して描画パターンの微細化を図ることができ
る。 【解決手段】 レーザービームをポリゴンミラー67で
主走査方向に偏向させつつ描画ステージ5上の基板Sに
照射させるとともに、描画ステージ5を移動させてパタ
ーンを描画するレーザー露光装置において、シリンドリ
カルレンズ73を通ったレーザービームLBについて副
走査方向への位置ずれ量を検出する検出部91を主走査
方向に2つ備えるとともに、シリンドリカルレンズ73
から描画ステージ5上に照射されるレーザービームLB
を副走査方向に移動させる位置補正機構81と、検出さ
れた位置ずれ量に応じて位置補正機構81を制御し、レ
ーザービームLBの位置ずれ量を補正するシステム制御
部とを備えている。
Description
などの処理対象物に対してレーザービームを照射して所
望のパターンを描画するレーザー露光装置及びその方法
に係り、特に、レーザービームの副走査方向への位置ず
れを補正する技術に関する。
開平10- 227988号公報に示すようなものがある。この装
置は、感光材料が被着されたプリント配線基板を載置す
る描画ステージと、描画用のレーザービームを主走査方
向に偏向させるポリゴンミラーやfθレンズなどを含む
結像光学系と、描画ステージを副走査方向に移動させる
移動機構とを備えている。
対して照射されるレーザービームを検出して、副走査方
向に対するレーザービームの位置ずれ量を検出する1つ
のセンサが描画ステージの側面に配備されている。
などによりレーザービームの光軸がずれたとしても、セ
ンサで検出された位置ずれ量に応じて移動機構による描
画ステージの移動量を調節して副走査方向における描画
開始位置を補正することにより、レーザービームの位置
ずれ量を補正することができる。したがって、近年にお
けるプリント配線基板のパターン微細化に対応すること
ができるようになっている。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、副走査方向に対するレーザービームの
位置ずれ量を1つのセンサで検出し、描画ステージの移
動量により副走査方向の描画開始位置を補正するように
なっているので、レーザービームが主走査方向に対して
平行な状態を保ったまま副走査方向へ位置ずれを生じた
場合には正確に補正が可能である。その一方で、結像光
学系に含まれる種々の光学素子や、それらのホルダに含
まれる歪み等によってレーザービームが主走査方向に対
して傾いた状態で副走査方向に位置ずれを生じた場合に
は完全には補正することができないので、描画パターン
の微細化には限度があった。
たものであって、主走査方向に対するレーザービームの
傾きを検出することにより、レーザービームの位置ずれ
量を正確に補正して描画パターンの微細化を図ることが
できるレーザー描画装置及びその方法を提供することを
目的とする。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載のレーザー露光装置は、レーザービ
ームをラスターデータに基づき変調手段で変調し、この
変調されたレーザービームを偏向手段で主走査方向に偏
向させつつ載置台上の処理対象物に対して結像光学系を
通して照射させるとともに、副走査方向にレーザービー
ムと載置台とを移動手段で相対的に移動させることによ
り所望のパターンを前記処理対象物に描画するレーザー
露光装置において、前記結像光学系を通ったレーザービ
ームについて副走査方向への位置ずれ量を検出する検出
手段を主走査方向に少なくとも2つ備えるとともに、前
記結像光学系から載置台上に照射されるレーザービーム
を副走査方向に移動させる位置補正手段と、前記検出手
段によって検出された位置ずれ量に応じて前記位置補正
手段を制御し、レーザービームの位置ずれ量を補正する
制御手段と、を備えていることを特徴とするものであ
る。
は、請求項1に記載のレーザー露光装置において、前記
位置補正手段は、前記結像光学系のうち露光面付近に配
設され、主走査方向に長尺のアナモルフィックレンズ
と、前記アナモルフィックレンズの両端部に配設され、
それぞれ独立して副走査方向に前記アナモルフィックレ
ンズを駆動する駆動手段と、を備えていることを特徴と
するものである。
は、請求項2に記載のレーザー露光装置において、前記
アナモルフィックレンズは、副走査方向にのみレーザー
ビームを集光するシリンドリカルレンズであることを特
徴とするものである。
は、請求項1または3のいずれかに記載のレーザー露光
装置において、前記偏向手段としてポリゴンミラーを備
えるとともに、前記位置補正手段は、前記ポリゴンミラ
ーの面倒れ補正用に配設されたシリンドリカルレンズで
兼用されることを特徴とするものである。
は、レーザービームをラスターデータに基づき変調し、
この変調されたレーザービームを主走査方向に偏向させ
つつ載置台上の処理対象物に対して結像光学系を通して
照射させるとともに、副走査方向にレーザービームと載
置台とを相対的に移動させることにより所望のパターン
を前記処理対象物に描画するレーザー露光方法におい
て、前記結像光学系を通ったレーザービームについて副
走査方向への位置ずれ量を主走査方向の少なくとも2箇
所で検出する過程と、前記過程で検出された位置ずれ量
に応じて、前記結像光学系から載置台上に照射されるレ
ーザービームを副走査方向に移動させてレーザービーム
の位置ずれ量を補正する過程と、を実施することを特徴
とするものである。
である。レーザービームの副走査方向への位置ずれ量を
検出するための検出手段を、主走査方向に少なくとも2
つ備えているので、主走査方向に対するレーザービーム
の傾きを検出することができる。したがって、検出され
た位置ずれ量に応じて制御手段が位置補正手段を介して
レーザービームの位置ずれ量を補正することにより、レ
ーザービームの傾きを正確に補正することができる。
ば、主走査方向に長尺のアナモルフィックレンズの両端
部に配備した駆動手段をそれぞれ独立して駆動すること
により、レンズの両端部を独立して副走査方向に移動さ
せることができるので、主走査方向に対するレーザービ
ームの傾きを補正することができる。
ば、アナモルフィックレンズの一種であるシリンドリカ
ルレンズを採用しても同様の作用を得ることができる。
ば、偏向手段としてポリゴンミラーを備えている場合に
は、ミラーの面倒れ補正用にシリンドリカルレンズを結
像光学系に備えているのが一般的である。したがって、
そのレンズを、レーザービームを移動させるための位置
補正手段として兼用させてもレーザービームの傾きを補
正することができる。
ば、レーザービームの副走査方向への位置ずれ量を主走
査方向の少なくとも2箇所で検出するので、主走査方向
に対するレーザービームの傾きを検出することができ
る。したがって、検出された位置ずれ量に応じてレーザ
ービームを副走査方向に移動させることにより、レーザ
ービームの傾きを正確に補正することができる。
実施例を説明する。図1は、本発明に係るレーザー露光
装置の一例であるプリント配線基板製造装置の概略構成
を示す斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側
面図である。また、図4は位置補正機構の概略構成を示
す側面図であり、図5はその側面図であり、図6はその
正面図である。
ドレール3が配設されており、それらのガイドレール3
の間には、サーボモータ7によって回転される送りネジ
9が配備されている。この送りネジ9には、描画ステー
ジ5がその下部で螺合されている。描画ステージ5は、
送りネジ9が螺合され、ガイドレール3に沿って摺動自
在に取り付けられたステージ基台10と、鉛直のz軸周
りに回転させるための回転機構11と、鉛直のz方向に
昇降させるための昇降機構13とを下から順に備え、最
上部にプリント配線基板(処理対象物)Sを吸着載置す
るための載置テーブル15を備えている。
モータ7と、送りネジ9とが本発明における移動手段に
相当する。
より移動されるy方向(副走査方向)には、処理位置E
Pにて描画用のレーザービームLBをx方向(主走査方
向)に偏向しながら下方に向けて照射する処理部21が
配設されている。この処理部21は門型状のフレームに
よって基台1の上部に配設されており、サーボモータ7
が駆動されると描画ステージ5が処理部21に対して進
退するようになっている。
ある描画ステージ5の上方を覆うようにアライメントス
コープユニット31が配設されている。このアライメン
トスコープユニット31は、水平面内でそれぞれ独立に
移動可能な4台のアライメントスコープ33,35,3
7,39を備えている。各アライメントスコープ33,
35,37,39は、CCDカメラ33a,35a,3
7a,39aとレンズ部33b,35b,37b,39
bとを備えている。これらのアライメントスコープ3
3,35,37,39は、描画ステージ5に載置された
プリント配線基板Sの四隅に形成されている位置合わせ
穴の位置を計測して、描画ステージ5に載置されたプリ
ント配線基板Sの位置ずれ量を求めてその「ずれ」を補
正するために利用される。
ザー光源41は、例えば、半導体を励起光源とした波長
532μmの固体レーザーである。このレーザー光源4
1から射出されたレーザービームLBaは、コーナーミ
ラー43によって方向をほぼ90°変えられ、ビームエ
キスパンダー45に入射される。このビームエキスパン
ダー45によって所定のビーム径に調整されたレーザー
ビームLBaは、ビームスプリッタ47によって例えば
8本のレーザービームLBbに分割される(図中では省
略してある)。8本に分割されたレーザービームLBb
は、集光レンズ49およびコーナーミラー51によって
各々、平行に音響光学変調器53に対して入射されると
ともに、音響光学変調器53内の結晶中で結像し、後述
するシステム制御部107からの制御信号により各々が
独立してラスターデータに基づき変調されるようになっ
ている。
器53で変調されたレーザービームLBcは、コーナー
ミラー55で反射されてリレーレンズ系57に入射され
る。リレーレンズ系57から射出されたレーザービーム
LBcは、アナモルフィックレンズ59と、コーナーミ
ラー61と、球面レンズ63と、コーナーミラー65と
を介してポリゴンミラー67に導かれる。そして、ポリ
ゴンミラー67の各面上で主走査方向(x方向)に長い
線状のスポットを形成する。
ー67の回転によって水平面内で偏向走査された線状の
レーザービームLBcは、fθレンズ68を通った後、
主走査方向に長尺の折り返しミラー69で下方に向けて
折り返される。そして、露光面への入射角がほぼ垂直に
なるようにフィールドレンズ71で補正された後、アナ
モルフィックレンズの一種であるシリンドリカルレンズ
73を通して載置ステージ15に向けて照射されるよう
になっている。シリンドリカルレンズ73は、主走査方
向に長尺であり、副走査方向にのみパワーを有してい
る。無論、シリンドリカルレンズ73に代えて、主走査
方向に長尺で、主走査方向に比べて副走査方向に強いパ
ワーを有するアナモルフィックレンズを採用することが
できる。
ットは、fθレンズ68と、フィールドレンズ71と、
シリンドリカルレンズ73との作用によって、載置ステ
ージ15上で所定径のスポットを形成して結像し、ポリ
ゴンミラー67が回転することにより主走査方向(x方
向)に移動するレーザービームLB(最大8本のレーザ
ービームからなる)を形成する。
像面とは、fθレンズ68,フィールドレンズ71およ
びシリンドリカルレンズ73により、副走査方向におい
て光学的に共役な位置関係となっており、ポリゴンミラ
ー67の各ミラー面の加工誤差などに起因してミラー面
が鉛直軸から傾く面倒れによるレーザービームの走査位
置ずれを補正している。
リンドリカルレンズ73との間には、図6に示すように
スタートセンサ75へレーザービームを導くためのミラ
ー77が配設されている。より具体的に説明すると、ミ
ラー77は、フィールドレンズ71を保持しているフィ
ールドレンズホルダー71aの下部から懸垂した状態で
取り付けられており、フィールドレンズ71を通過した
レーザービームをスタートセンサ75が配設されている
斜め上方に向けて導くように構成されている。スタート
センサ75から出力されるタイミングパルスは、後述す
るシステム制御部107に与えられて、その時点から所
定時間後に描画が開始されるようになっている。
が上向きの状態でシリンドリカルレンズホルダー73a
に取り付けられ、このシリンドリカルレンズホルダー7
3aが平面視コの字状のシリンドリカルレンズプレート
73bに嵌め込まれ、その両端部でシリンドリカルレン
ズプレート73bに対して取り付けられている(図
5)。ベースプレート79には、シリンドリカルレンズ
プレート73bを副走査方向に移動させるための位置補
正機構81が、シリンドリカルレンズプレート73bの
両端部に配備されている。なお、位置補正機構81が本
発明の位置補正手段に相当する。
スプレート79にはガイドレール83が配備されてお
り、これには移動台85が副走査方向に摺動自在に取り
付けられている。また、ガイドレール83の延長上には
ステッピングモータ87が配設されており、ステッピン
グモータ87を駆動することにより移動台85がガイド
レール83上を摺動してベースプレート79に対して副
走査方向に移動するようになっている(図5中に二点鎖
線で示す)。
配設された位置補正機構81を独立して異なる駆動量で
作動させた場合、特に互いに逆方向に駆動した場合に
は、シリンドリカルレンズプレート73bの両端部が平
面視で弧を描くように移動することになるが、実質的に
必要な移動量が僅かな距離(最大でも基準位置から±
0.5mm程度)であるので移動時に弧を描いたとして
もガイドレール83と移動台85との間の「ギャップ」
で吸収できるようになっている。なお、ギャップで吸収
するのではなく、積極的に吸収するための機構を両端部
付近に配備するようにしてもよい。
ステージ基台10の処理部21側には、二つの検出部9
1が配設されている。検出部91は、ステージ基台10
から処理位置EPに向けて立設されたアーム93と、こ
のアーム93の上部に配備された位置検出センサ95と
を備えている。このアーム93は、位置検出光センサ9
5が載置テーブル15の高さ位置とほぼ同じ高さ位置と
なるようにするものである。
ンサ95は、図7(a)に示すような構造を採用してい
る。
面にレーザービームLBを透過あるいは遮光するマスク
Mを被着してなる。このマスクMにより、副走査方向の
全てが透過領域である透光部95aと、副走査方向のう
ち半分が遮光領域であって残りの半分が遮光領域である
半遮光部95bと、副走査方向の全てが遮光領域である
遮光部95cのように主走査方向に3つの異なる領域が
形成されている。この位置検出光センサ95は、描画ス
テージ5が待機位置にある際に、半遮光部95bの遮光
領域と透過領域の境界部分が処理位置EPに位置するよ
うに上述したアーム93の上部に配設されている。
から出力される電圧は、例えば、図7(b)のグラフの
ようになる。
EPにて副走査方向に対してずれることなく正常に走査
されている場合には、そのスポットLBsが処理位置E
P上を真っ直ぐに移動してゆくので、透光部95aでは
最大の電圧値V1となり、半遮光部95bでは電圧値V
1の約1/2の電圧V2となり、遮光部95cでは暗電
流などに起因して生じる最小の電圧値V3となる。
ービームLBが副走査方向にずれた場合には、例えば、
そのスポットLBsが図7(a)中に点線で示すような
位置、つまり基準位置である処理位置EPから処理部2
1側へ距離Δdだけずれた位置を移動することになる。
すると、位置検出光センサ95からの出力は、半遮光部
95bの電圧だけが図7(b)中の点線で示す電圧値V
4に増加することになる。したがって、位置検出光セン
サ95から出力される半遮光部95bの電圧値が、透光
部95aの電圧値V1の1/2に対して大きいか小さい
か、およびその大きさの程度に基づいてレーザービーム
LBのスポットLBsの位置ずれ量Δdを判断すること
ができる。この実施例装置では、反遮光部95bの電圧
値が透光部95aの電圧値V1の半分になるように、上
述した位置補正機構81を介してシリンドリカルレンズ
73を移動させてレーザービームの位置を基準位置に保
持するようにしている。
ことなくスポットLBsによる発生電圧を高めて位置ず
れ量Δdの検出精度を高めるために、各検出部91に複
数個の位置検出光センサ95を配設して電気的に直列接
続するように構成してもよい。
ーザービームを順に照射して透光部95aの電圧値を比
較し、その結果を音響光学変調器53にフィードバック
して全てのビームの光量を同一にするために利用するよ
うにしてもよい。これにより複数本のレーザービームに
よって描画を行っても均一に処理を施すことができる。
ライメントスコープ33,35,37,39のCCDカ
メラ33a,35a,37a,39aは全て画像処理部
101に接続されており、ここにおいて各映像信号が処
理されてプリント配線基板Sの姿勢が求められる。ま
た、画像処理部101には、処理の開始などを指示する
キーボード103や、各アライメントスコープ33,3
5,37,39が捉えている映像を映し出したり、処理
内容などを表示したりするCRT105が接続されてい
る。
るのがシステム制御部107である。ここには主走査制
御回路109と、副走査制御回路111などが接続され
ている。
スタ変換回路115から主走査制御回路109へ順次に
送られたラスターデータに基づいてレーザビームLBの
x方向の位置を制御するビーム位置制御回路117を制
御する。ビーム位置制御回路117は、システム制御部
107からの指示とラスターデータに基づいて音響光学
変調器53を制御する。
図示しないXリニアスケールからの光信号を検出して、
レーザビームLBの主走査方向の偏向距離を測定するた
めのものである。ここからの信号は、信号処理回路12
3で適宜に処理されてからシステム制御部107に取り
込まれ、この信号に基づいて副走査制御回路111の駆
動回路125へのクロックパルスが生成される。
は、レーザビームLBの主走査に応じて生成されたクロ
ックパルスに基づいて駆動回路125によって駆動され
る。これにより描画ステージ5がy方向(副走査方向)
に移動される。その移動位置は、図示しないYリニアス
ケールからの光信号を検出するY軸センサ127によっ
て検出され、信号処理回路129により移動位置に応じ
た信号に変換されてシステム制御部107に与えられ
る。システム制御部107は、その信号に応じてサーボ
モータ7の駆動にフィードバックをかける。
出部91からの電圧値に基づき、レーザービームLBの
副走査方向への位置ずれ量を補正するように、上述した
位置補正機構81を制御してシリンドリカルレンズ71
を副走査方向へ平行移動させたり傾斜姿勢に調節させ
る。
明における制御手段に相当するものである。
上述したような構成のプリント配線基板製造装置におけ
るレーザービーム位置補正処理について説明する。な
お、描画ステージ5は、図3に示すようにアライメント
スコープユニット31の下方に位置する待機位置にある
ものとする。
ブル15に載置して吸着保持する。
リント配線基板Sの四隅に形成されている基準穴を認識
させ、画像処理部101にて各基準穴の重心を求めて現
在のプリント配線基板Sの姿勢を調べる。例えば、プリ
ント配線基板Sの姿勢が主走査の基準となる処理位置E
Pに対して傾斜している場合には、回転機構11を制御
して処理位置EPに対し姿勢が平行となるようにアライ
メント動作を行う。
ーザービームLBbのうちの所定の1本だけをレーザー
ビームLBとして偏向照射させる。
95cの電圧値をシステム制御部107が測定する。
部95aの半分となるように位置補正機構81を駆動す
る。これにより基準位置に対するレーザービームLBの
副走査方向への位置ずれ量が補正されることになる。
ービームLBのスポットLBsの位置が基準位置からず
れ、そのずれ方が基準位置に対して平行に副走査方向へ
ずれていた場合には、二つの検出部91からの電圧値に
基づく二つの位置ずれ量Δdが同じ大きさとなる。この
ような場合には、二つの位置補正機構81を同じだけ駆
動して、シリンドリカルレンズ73を副走査方向へ位置
ずれ量Δdに応じて移動させることになる。
した状態である場合には、それぞれの検出部91から出
力される半遮光部95bの電圧値は異なり、これらに基
づく位置ずれ量Δdがそれぞれ異なることになる。この
ような場合であっても、本実施例装置では各々の位置ず
れ量Δdに応じてそれぞれ異なる量だけ二つの位置補正
機構81を駆動することができるので、このようなズレ
であっても補正することができる。
位置補正を精度良く行った後に、プリント配線基板Sに
対して露光処理を行うことにより、レーザービームによ
る高精度な描画が可能となり、描画パターンの微細化に
対応したレーザー露光装置を提供することができる。
ことも可能である。
査方向への位置ずれを検出することができればよく、上
述したような透光部95aと、半遮光部95bと、遮光
部95cとを有する位置検出光センサ95に代えて一次
元の個体撮像素子や一次元のPSDなどを採用してもよ
い。
施例のような鍵型のマスクMに代えて、単純な矩形のマ
スクで二分割したものを採用してもよい。
Bが傾斜したことをも検出できればよいので、実施例の
ように二箇所に配設するだけでなく、3箇所以上に配設
するようにしてもよい。
く、描画ステージ5の中間部や、処理部21の反対側に
配設するようにしてもよい。
させる位置補正手段としては、シリンドリカルレンズ7
3を移動させる代わりに、ポリゴンミラー67に入射す
るレーザービームの副走査方向の入射角を調節するよう
にしてもよい。そのレーザービームの副走査方向の入射
角は、ポリゴンミラー67の前段に設けたミラーあるい
はレンズ系をアクチュエータで駆動することで変えるこ
とで実現することができる。
面倒れ補正用に配設されているシリンドリカルレンズ7
3をレーザービームの位置ずれ補正用に兼用している
が、別に位置ずれ補正用のレンズを配設し、これだけを
移動させてレーザービームの位置を補正するようにして
もよい。
光源41と音響光学変調器53を使用しているが、これ
らに代えてレーザーダイオードを使用してもよい。この
場合には、レーザーダイオードを直接オンオフ制御すれ
ばよく、構造的に簡易化を図ることができる。
固定で描画ステージ5が移動する構成であったが、逆に
処理部21が移動する構成であっても本発明を適用可能
である。
板製造装置を例に採って説明したが、本発明はこのよう
な装置に限定されるものではなく、レーザービームを用
いて露光処理を行う装置であればどのような装置であっ
ても適用できる。
1に記載の装置発明によれば、位置ずれ量を検出するた
めの検出手段を主走査方向に少なくとも2つ備えて主走
査方向に対するレーザービームの傾きを検出するので、
制御手段が位置補正手段を介してレーザービームの位置
ずれ量を補正することにより、レーザービームの傾きを
正確に補正することができる。したがって、レーザービ
ームによる高精度な描画が可能となり、描画パターンの
微細化に対応したレーザー露光装置を提供することがで
きる。
ば、アナモルフィックレンズの両端部で駆動手段をそれ
ぞれ独立して駆動することにより、比較的簡易な構成で
主走査方向に対するレーザービームの傾きを適切に補正
することができる。
ば、アナモルフィックレンズの一種であるシリンドリカ
ルレンズを採用しても同様の作用・効果を奏する。
ば、偏向手段としてポリゴンミラーを備えている場合に
は、面倒れ補正用のシリンドリカルレンズを、レーザー
ビームの移動のための位置補正手段として兼用させても
レーザービームの傾きを補正することができるので、装
置構成を簡略化しながらもレーザービームの傾きを補正
することができる。
ば、レーザービームの副走査方向への位置ずれ量を主走
査方向の少なくとも2箇所で検出し、主走査方向に対す
るレーザービームの傾きを検出することができるので、
検出された位置ずれ量に応じてレーザービームを副走査
方向に移動させることにより、レーザービームの傾きを
正確に補正することができる。したがって、レーザービ
ームによる描画パターンの微細化に対応することができ
る。
リント配線基板製造装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
る。
る。
る。
ャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザービームをラスターデータに基づ
き変調手段で変調し、この変調されたレーザービームを
偏向手段で主走査方向に偏向させつつ載置台上の処理対
象物に対して結像光学系を通して照射させるとともに、
副走査方向にレーザービームと載置台とを移動手段で相
対的に移動させることにより所望のパターンを前記処理
対象物に描画するレーザー露光装置において、 前記結像光学系を通ったレーザービームについて副走査
方向への位置ずれ量を検出する検出手段を主走査方向に
少なくとも2つ備えるとともに、 前記結像光学系から載置台上に照射されるレーザービー
ムを副走査方向に移動させる位置補正手段と、 前記検出手段によって検出された位置ずれ量に応じて前
記位置補正手段を制御し、レーザービームの位置ずれ量
を補正する制御手段と、 を備えていることを特徴とするレーザー露光装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のレーザー露光装置にお
いて、 前記位置補正手段は、 前記結像光学系のうち露光面付近に配設され、主走査方
向に長尺のアナモルフィックレンズと、 前記アナモルフィックレンズの両端部に配設され、それ
ぞれ独立して副走査方向に前記アナモルフィックレンズ
を駆動する駆動手段と、 を備えていることを特徴とするレーザー露光装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のレーザー露光装置にお
いて、 前記アナモルフィックレンズは、副走査方向にのみレー
ザービームを集光するシリンドリカルレンズであること
を特徴とするレーザー露光装置。 - 【請求項4】 請求項1または3のいずれかに記載のレ
ーザー露光装置において、 前記偏向手段としてポリゴンミラーを備えるとともに、 前記位置補正手段は、前記ポリゴンミラーの面倒れ補正
用に配設されたシリンドリカルレンズで兼用されること
を特徴とするレーザー露光装置。 - 【請求項5】 レーザービームをラスターデータに基づ
き変調し、この変調されたレーザービームを主走査方向
に偏向させつつ載置台上の処理対象物に対して結像光学
系を通して照射させるとともに、副走査方向にレーザー
ビームと載置台とを相対的に移動させることにより所望
のパターンを前記処理対象物に描画するレーザー露光方
法において、 前記結像光学系を通ったレーザービームについて副走査
方向への位置ずれ量を主走査方向の少なくとも2箇所で
検出する過程と、 前記過程で検出された位置ずれ量に応じて、前記結像光
学系から載置台上に照射されるレーザービームを副走査
方向に移動させてレーザービームの位置ずれ量を補正す
る過程と、 を実施することを特徴とするレーザー露光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11151319A JP2000338432A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | レーザー露光装置及びその方法 |
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JP11151319A JP2000338432A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | レーザー露光装置及びその方法 |
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