JP2006201516A - クランプ装置及び画像形成装置並びにクランプ方法 - Google Patents

クランプ装置及び画像形成装置並びにクランプ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ステージに対して着脱可能とされるとともに、ワークに対して容易に位置決めでき、反りが発生してしまうような厚さのワークでも、そのステージ上に確実に固定できるクランプ装置と方法及びそのクランプ装置を備えた画像形成装置の提供を課題とする。
【解決手段】 板状のワーク100が載置され、ステージ20上に着脱可能に装着されるベース32と、ベース32にスライド可能に設けられ、ワーク100の縁端部100Aをクランプするクランプ部34と、クランプ部34に設けられ、クランプ部34をワーク100に対して位置決めする位置決め手段70とを備えたクランプ装置30とする。そして、このクランプ装置30を備えた画像形成装置10とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステージ上に載置されたプリント配線基板等のワークをクランプするクランプ装置と方法に関し、更には、画像情報に基づいて変調された光ビームにより、そのクランプされたプリント配線基板等のワークの描画領域を露光して画像を形成する画像形成装置に関する。
従来から、例えばプリント配線基板(以下「基板」又は「基板材料」ともいう)等に配線パターンを形成する画像形成装置としてのレーザー露光装置が知られている。このレーザー露光装置には、画像露光の対象となるプリント配線基板を載置する(ロードする)ステージ部材が備えられ、そのステージ部材を所定の搬送経路に沿って移動させるようになっている。
具体的に説明すると、まず、プリント配線基板は、ステージ部材の上面に設けられた複数(多数)の孔部からエアーが吸引されることによって、そのステージ部材上に吸着された状態で位置決め載置される。ステージ部材上に位置決め載置され、吸着・保持されたステージ部材は、所定の速度で副走査方向へ移動し、所定の測定位置において、そのプリント配線基板に設けられた位置合わせ孔(以下「アライメントマーク」という)がCCDカメラによって撮像される。そして、その撮像によって得られたプリント配線基板の位置に合わせて、描画座標系中の描画対象領域を座標変換することにより、画像情報に対するアライメント処理が実行される。
アライメント処理の実行後、ステージ部材上のプリント配線基板は、所定の露光位置において、画像情報に基づいて変調され、ポリゴンミラーにより主走査方向へ偏向されたレーザービームによって、その上面に形成された感光性塗膜が走査、露光処理される。これにより、プリント配線基板上の所定の領域(描画領域)に、画像情報に基づく(配線パターンに対応する)画像(潜像)が形成される。
そして、画像(潜像)が形成されたプリント配線基板は、ステージ部材が初期位置に復帰移動した後、ステージ部材から取り出され(アンロードされ)、プリント配線基板が取り除かれたステージ部材は、次のプリント配線基板を露光する工程に移行するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−338432号公報
しかしながら、プリント配線基板の厚さが、例えば1.5mm以下のように薄い場合は、エアーの吸引力によって、その基板をステージ部材上に充分に吸着・保持できるが、例えば3.0mm以上のように厚い場合は、基板自体に反りが発生することがあるため、エアーの吸引力だけでは、その基板を充分にステージ部材上に吸着・保持(固定)することが困難となる不具合があった。
そのため、基板を補助的にクランプできるクランプ装置が必要とされるが、プリント配線基板は、上記のように厚さが異なるため、常にクランプ装置がステージ部材に取り付けられている必要はなく、むしろ、クランプ装置はステージ部材に対して着脱可能とされる方が望ましい。また、そのクランプ装置は基板に対して容易に位置決めできるように構成されていることが好ましい。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ステージに対して着脱可能とされるとともに、ワークに対して容易に位置決めでき、反りが発生してしまうような厚さのワークでも、そのステージ上に確実に固定できるクランプ装置と方法、及び、そのクランプ装置を備えた画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のクランプ装置は、板状のワークが載置され、ステージ上に着脱可能に装着されるベースと、前記ベースにスライド可能に設けられ、前記ワークの縁端部をクランプするクランプ部と、前記クランプ部に設けられ、該クランプ部を前記ワークに対して位置決めする位置決め手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載のクランプ装置は、請求項1に記載のクランプ装置において、前記位置決め手段が、前記クランプ部に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、前記クランプ部の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴としている。
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、クランプ部が設けられ、ワークが載置されるベースをステージに対して着脱可能としたので、クランプ部をステージに対して着脱可能とでき、かつ、突出時にワークの端面に当接して位置決めする位置決め部材をクランプ部に出入可能に設けたので、クランプ部をワークに対して容易に位置決めすることができる。また、ステージ上でワークのクランプ作業(位置決め作業を含む)をする必要がないため(ベース上でワークのクランプ作業をすればよいため)、そのクランプ作業が容易にできる。
また、請求項3に記載のクランプ装置は、請求項1又は請求項2に記載のクランプ装置において、前記ベースには、該ベース上面側と前記ステージ側との間を連通させる複数の連通孔が穿設されていることを特徴としている。
そして、請求項4に記載のクランプ装置は、請求項3に記載のクランプ装置において、前記連通孔の少なくとも一部が、前記ステージに設けられた複数の吸着孔の少なくとも一部と同じ配置とされることを特徴としている。
請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、ワークが載置されるベースに、ステージの吸着孔と連通する連通孔を複数穿設したので、反りが発生してしまうような厚さのワークでも、ベースを介してステージ上に確実に固定することができる。
また、請求項5に記載のクランプ装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のクランプ装置において、前記クランプ部が、前記ベースの1つの辺に対してそれぞれ複数設けられるクランプ部材を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、ワークのサイズが変更になっても、柔軟に対応することができる。
また、請求項6に記載のクランプ装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のクランプ装置において、前記クランプ部が、前記ベースにスライド可能かつ固定可能に設けられ、抜け止め部が形成された案内手段が立設されたスライド部材と、前記案内手段に遊嵌される取付孔が穿設され、前記縁端部に当接する当接部が形成されたクランプ部材と、前記クランプ部材に設けられ、前記抜け止め部に係合して、該クランプ部材を前記案内手段から脱落不能とする係止部材と、前記クランプ部材の前記当接部とは反対側の基部に穿設された貫通孔に、脱落不能に挿通された支持手段と、前記支持手段に挿嵌され、該支持手段を下方に向かって付勢する付勢部材と、前記スライド部材に設けられ、前記支持手段を支持する支持部と、を有し、前記位置決め手段が、前記スライド部材に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、該スライド部材の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴としている。
そして、請求項7に記載のクランプ装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のクランプ装置において、前記クランプ部が、前記ベースにスライド可能かつ固定可能に設けられ、頭部にフランジが形成された支柱が立設されたスライド部材と、前記支柱に遊嵌される取付孔が穿設され、前記縁端部に上方から当接する爪部が形成されたクランプ部材と、前記クランプ部材の上面にスライド可能に設けられ、前記フランジに係合して、該クランプ部材を前記支柱から脱落不能とする係止プレートと、前記クランプ部材の前記爪部とは反対側の基部に穿設された貫通孔に、脱落不能に挿通された支持ロッドと、前記支持ロッドに挿嵌され、該支持ロッドを下方に向かって付勢するコイルばねと、前記スライド部材に設けられ、前記支持ロッドの下端部を支持する支持部と、を有し、前記位置決め手段が、前記スライド部材に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、該スライド部材の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴としている。
請求項6又は請求項7に記載の発明によれば、ベースに設けられたスライド部材に対して、クランプ部を容易に装着することができる。また、クランプ部の基部を下から突き上げることで、基部とは反対側に設けられた当接部(爪部)がワークをクランプする(押圧する)構成になっているので、クランプ部の薄型化を図ることができる。更に、位置決め部材はスライド部材に出入可能に設けられているので、ワークに対して位置決めした後、その位置決め部材を邪魔にならないように退避させることができる。
また、本発明に係る請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のクランプ装置におけるベースが装着されるステージを所定の搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送されるステージ上のワークのアライメントマークを検出する測定部と、前記測定部の検出結果に基づくアライメント後のワークに対して画像を形成する描画部と、を有することを特徴としている。
そして更に、本発明に係る請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のクランプ装置におけるベースが装着されるステージを所定の搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送されるステージ上のワークのアライメントマークを検出する測定部と、前記測定部の検出結果に基づくアライメント後のワークの描画領域を画像情報に基づいて変調された光ビームにより露光し、該描画領域に画像を形成する露光部と、を有することを特徴としている。
請求項8又は請求項9に記載の発明によれば、反りが発生してしまうような厚さのワークでも、ステージ上に確実に固定することができる。したがって、そのワークに好適に画像を形成することができる。
また、本発明に係る請求項10に記載のクランプ方法は、ベースにワークを載置し、出入可能な位置決め部材を備えた位置決め手段において、その位置決め部材を突出させ、クランプ部をスライドさせつつ、該位置決め部材を前記ワークに当接させることで、前記クランプ部の前記ワークに対する位置決めをし、その後、前記ワークの縁端部を前記クランプ部でクランプすることを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、クランプ部をワークに対して容易に位置決めすることができ、そのワークをクランプ部で好適にクランプできる。
そして、請求項11に記載のクランプ方法は、請求項10に記載のクランプ方法において、前記クランプ部で前記ワークの縁端部をクランプする前に、前記位置決め部材を退避させることを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、クランプ部でワークをクランプしたときに、反りが矯正されることによって発生するワークの伸びを許容することができる。
以上のように、本発明によれば、ステージに対して着脱可能とされるとともに、ワークに対して容易に位置決めでき、反りが発生してしまうような厚さのワークでも、そのステージ上に確実に固定できるクランプ装置と方法、及び、そのクランプ装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置としての一例を示すレーザー露光装置10の概略斜視図であり、図2乃至図10はクランプ装置の構成を示す概略図である。なお、図1、図2において、矢印Aを搬送方向、矢印Bを幅方向とし、矢印FRを「前」、矢印REを「後」、矢印RIを「右」、矢印LEを「左」として、各部の位置を前後左右の表現を用いて説明する場合がある。
[レーザー露光装置の構成]
まず最初に、レーザー露光装置10について説明する。図1で示すように、このレーザー露光装置10は、6本の脚部12に支持された矩形厚板状の設置台14を備えている。設置台14の上面には、長手方向(搬送方向)に沿って2本のガイドレール16が配設されており、これら2本のガイドレール16上には、ガイド部19を介して矩形平板状のステージ部材20が設けられている。
ステージ部材20は、長手方向がガイドレール16の延設方向(搬送方向)を向くように配置され、ガイドレール16及びガイド部19によって設置台14上を往復移動可能に支持されている。すなわち、例えばモーター18及びボールネジ22等の搬送機構によって、ガイドレール16に沿って所定の速度で往復移動するように構成されている。
ステージ部材20の上面には、露光対象物となる矩形平板状の基板材料100が、図示しない位置決め手段により、所定の位置に位置決めされた状態で載置される。このステージ部材20の上面には、複数(多数)の孔部20Aが穿設されており、そのステージ部材20の内部が負圧供給源(図示省略)によって負圧とされることにより、孔部20Aからエアーが吸引され、その吸引力によって基板材料100がステージ部材20の上面に吸着・保持されるようになっている。
なお、基板材料100が、所定の厚さ以上で、反りが発生している場合には、エアーの吸引力だけでは充分に吸着・保持できないので(確実に固定することが困難であるため)、後述するクランプ装置30によって、基板材料100がステージ部材20の上面に確実に吸着・保持(固定)されるように補助する。
また、基板材料100には、その被露光面上の描画領域における露光位置の基準を示すアライメントマーク(図示省略)が複数設けられている。このアライメントマークは、例えば円形の貫通孔によって構成され、基板材料100の四隅(以下「コーナー部」という)近傍にそれぞれ1個ずつ計4個配設されている。
設置台14の中央部には、ステージ部材20の移動経路を跨ぐように略「コ」字状のゲート24が設けられている。ゲート24は、両端部がそれぞれ設置台14に固定されており、ゲート24を挟んで、一方の側(後側)には、基板材料100を露光する露光部(描画部)としての露光ヘッド28が設けられ、他方の側(前側)には、基板材料100に設けられたアライメントマークを撮影する測定部としての複数(例えば2台)のCCDカメラ26が設けられている。
したがって、基板材料100がステージ部材20の移動に伴ってCCDカメラ26の下方を通過する際に、そのCCDカメラ26によるアライメントマークの測定が行われる。すなわち、各CCDカメラ26は、基板材料100のアライメントマークが所定の撮影位置に至ったタイミングで、ストロボ光源を発光させ、基板材料100へ照射したストロボ光の基板材料100上面での反射光を、レンズを介してカメラ本体に入力させることにより、そのアライメントマークを撮影する。
また、ステージ部材20を移動させるための搬送機構(モーター18及びボールネジ22)、CCDカメラ26、露光ヘッド28等は、これらを制御するコントローラー(図示省略)に接続されている。このコントローラーにより、ステージ部材20は所定の速度で移動するように制御され、CCDカメラ26は所定のタイミングで基板材料100のアライメントマークを撮影するように制御され、露光ヘッド28は所定のタイミングで基板材料100を露光するように制御される。
露光ヘッド28は、m行n列(例えば2行4列)の略マトリックス状に配列されている。そして、図11で示すように、露光ヘッド28による露光エリア28Aは、例えば搬送方向を短辺とする矩形状に構成されている。したがって、基板材料100には、その搬送方向(前側から後側)への移動動作に伴って、露光ヘッド28毎に帯状の露光済み領域102が形成される。
また、帯状の露光済み領域102が搬送方向と直交する幅方向(左右方向)に隙間無く並ぶように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド28の各々は、配列方向に所定間隔(露光エリア28Aの長辺の自然数倍)ずらして配置されている。このため、例えば第1行目の露光エリア28Aと第2行目の露光エリア28Aとの間の露光できない部分は、第2行目の露光エリア28Aにより露光することができる。
各露光ヘッド28は、それぞれ入射されたレーザービームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子としてのデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)(図示省略)を備えている。このDMDは、データ処理部とミラー駆動制御部を備えた上記コントローラーに接続されている。
コントローラーのデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド28毎にDMDの制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御する制御信号を生成する。また、ミラー駆動制御部では、データ処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド28毎にDMDにおける各マイクロミラーの反射面の角度を制御する。
各露光ヘッド28におけるDMDの光入射側には、マルチビームをレーザー光として出射する照明装置から引き出されたバンドル状の光ファイバーが接続されている。照明装置は、その内部に複数の半導体レーザーチップから出射されたレーザー光を合波して光ファイバーに入力する合波モジュールが複数個設置されている。各合波モジュールから延びる光ファイバーは、合波したレーザー光を伝搬する合波光ファイバーであって、複数の光ファイバーが1つに束ねられてバンドル状の光ファイバーとして形成されている。
[レーザー露光装置の作用]
次に、以上のような構成のレーザー露光装置10の作用について説明する。なお、レーザー露光装置10により画像露光を行う基板材料100としては、プリント配線基板や液晶表示素子等のパターンを形成(画像露光)する材料としての基板や、ガラスプレート等の表面に感光性エポキシ樹脂等のフォトレジストを塗布、又はドライフィルムの場合はラミネートしたものなどが挙げられる。
まず、図示しないローダーによって基板材料100がステージ部材20の上面に載置され、図示しない位置決め手段によって位置決めされると、その基板材料100は、孔部20Aからのエアーの吸引によりステージ部材20の上面に吸着・保持される。
このとき、基板材料100が、例えば3mm以上の厚い基板で、反りが発生している場合には、エアーの吸引力だけでは充分に吸着・保持できないので(確実に固定することが困難であるため)、後述するクランプ装置30のベース部材32に基板材料100を載置し、そのベース部材32に設けられているクランプ部34で基板材料100をクランプし、そのベース部材32ごとステージ部材20に取り付ける。このとき、ベース部材32にはステージ部材20と同様の孔部32Aが複数(多数)穿設されているので、ベース部材32を介して基板材料100がステージ部材20上に吸着・保持(固定)される。
こうして、基板材料100をステージ部材20の上面に吸着・保持(固定)したら、ステージ部材20が搬送方向(後側から前側)へ移動し始め、基板材料100がCCDカメラ26によるアライメント検出工程へ搬送される。すなわち、オペレーターがコントローラーの指示入力手段から露光開始の入力操作を行うことにより、レーザー露光装置10の露光動作が開始される。
まず、コントローラーにより搬送機構(モーター18及びボールネジ22)が制御され、基板材料100を上面に吸着・保持したステージ部材20が、ガイドレール16に沿って搬送方向(後側から前側)に一定速度で移動を開始する。このステージ部材20の移動開始に同期して、又は基板材料100の先端が各CCDカメラ26の真下に達する少し手前のタイミングで、各CCDカメラ26はコントローラーにより制御されて作動を開始する。
すなわち、例えば基板材料100の各コーナー部近傍に設けられた4個のアライメントマークが、各CCDカメラ26におけるレンズの光軸上(CCDカメラ26の真下)にそれぞれ達すると、各CCDカメラ26は、所定のタイミングでストロボ光源を発光し、各アライメントマークを撮影する。そして、撮影された画像データ(基準位置データ)は、コントローラーのデータ処理部へ出力される。
データ処理部は、入力された各アライメントマークの画像データ(基準位置データ)から判明する画像内におけるアライメントマークの位置及びアライメントマーク間のピッチ等と、そのアライメントマークを撮影したときのステージ部材20の位置及びCCDカメラ26の位置から、演算処理によって、ステージ部材20上における基板材料100の位置ずれ、移動方向に対する傾き、寸法精度誤差等を把握し、基板材料100の被露光面に対する適正な露光位置を算出する。
ここで、露光パターンに応じた画像データは、コントローラー内のメモリーに一旦記憶されている。したがって、露光ヘッド28による画像露光時に、そのメモリーに記憶されている露光パターンの画像データに基づいて生成する制御信号を、上記した適正な露光位置に合わせ込んで画像露光する補正制御(アライメント)を実行する。なお、この画像データは、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
こうして、各CCDカメラ26によるアライメントマークの測定(撮影)が完了すると、ステージ部材20は搬送機構(モーター18及びボールネジ22)の駆動により、露光ヘッド28による露光工程へと搬送される。すなわち、ステージ部材20はガイドレール16に沿って上記とは逆の方向(前側から後側)へ移動を開始する。そして、基板材料100の被露光面における描画領域が、露光ヘッド28下方の露光開始位置に達すると、各露光ヘッド28はレーザービームを照射して基板材料100の被露光面(描画領域)に対する画像露光を開始する。
すなわち、コントローラーのメモリーに記憶された画像データが複数ライン分ずつ順次読み出され、データ処理部で読み出された画像データに基づいて各露光ヘッド28毎に制御信号が生成される。この制御信号には、補正制御(アライメント)により、アライメント測定した基板材料100に対する露光位置ずれの補正が加えられている。そして、ミラー駆動制御部は、生成及び補正された制御信号に基づいて各露光ヘッド28毎にDMDのマイクロミラーの各々をオン・オフ制御する。
照明装置の光ファイバーから出射されたレーザー光がDMDに照射されると、DMDのマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザー光が、レンズ系により基板材料100の被露光面上に結像される。こうして、照明装置から出射されたレーザー光が画素毎にオン・オフされて、基板材料100がDMDの使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア28A)で露光される。
そして、基板材料100がステージ部材20と共に一定速度で移動されることにより、基板材料100が露光ヘッド28によってステージ部材20の移動方向と反対の方向(図11(A)において矢印Sで示す走査方向)に露光され、各露光ヘッド28毎に帯状の露光済み領域102が形成される(図11(A)参照)。
こうして、露光ヘッド28による基板材料100への画像露光が完了すると、ステージ部材20は、基板材料100が載置された初期位置に復帰するので、エアーの吸引による吸着、更にはクランプ装置30によるクランプが解除され、図示しないアンローダーによってステージ部材20(ベース部材32)上から基板材料100が取り除かれる。そして、ステージ部材20上から取り除かれた基板材料100は、図示しない機外の搬送コンベアへ搬送され、次工程へ搬送される。
[クランプ装置の構成]
次に、以上のようなレーザー露光装置10等の画像形成装置において使用されるクランプ装置30について、図2乃至図10を基に詳細に説明する。図2で示すように、このクランプ装置30は、ステージ部材20上に載置され、図示しない位置決め手段によって位置決めされる矩形板状の(当然ながら基板材料100よりも表面積が大きい)ベース部材32と、ベース部材32に設けられるクランプ部34とを有している。
ベース部材32には、ステージ部材20上に載置・位置決めしたときに、孔部20Aと同位置になって連通する孔部32Aが複数(多数)穿設されており、ベース部材32上に載置される基板材料100を、ベース部材32を介して(ベース部材32ごと)ステージ部材20が吸着・保持(固定)できるように構成されている。
クランプ部34は、固定タイプのクランプ部34Aと可動タイプのクランプ部34Bの2種類設けられ、例えば、ステージ部材20の前側と左側が固定タイプのクランプ部34Aとされ、右側と後側が可動タイプのクランプ部34Bとされる。
固定タイプのクランプ部34Aは、後述するスライド部材36が固定部材38とされ、そのために、図6で詳細に示す位置決め手段70が設けられていない点、及び基板材料100をベース部材32に載置したときに、最初に位置決めする位置決め手段、例えば位置決めピン33が、後述する固定プレート46の内方側近傍に複数(図示のものは前側に2個、左側に1個の計3個)立設されている点が、可動タイプのクランプ部34Bとは異なっている。したがって、以下、可動タイプのクランプ部34Bについて主に説明し、固定タイプのクランプ部34Aについては、各図において、可動タイプのクランプ部34Bと同等の機能を有するものに同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3、図4で示すように、可動タイプのクランプ部34Bは、ベース部材32に載置された基板材料100に対して接近・離間するように、スライド可能かつ固定可能に設けられる細長いプレート状のスライド部材36と、スライド部材36に対して着脱可能に取り付けられる略矩形板状の複数(図示のものは基板材料100の各辺に対して3個ずつ)のクランプ部材40とを有している。なお、固定タイプのクランプ部34Aにおいては、固定部材38に対してクランプ部材40が着脱可能に複数(図示のものは基板材料100の各辺に対して3個ずつ)取り付けられる。
スライド部材36の両端部には、その長手方向と直交する方向に長い長孔36Aが穿設されており、その長孔36Aに、手指で螺合できる固定ネジ90が挿通されてベース部材32にネジ止めされている。したがって、スライド部材36は、ベース部材32上を基板材料100に対して接近・離間する方向に、手動によってスライド可能かつ固定可能となる構成である。なお、固定部材38は、取付ネジ94によってベース部材32に固定されている。
また、スライド部材36の上面には、クランプ部材40を取り付けるための略円柱状の支柱44が取付プレート42を介して立設されている。取付プレート42は二股状に形成された基部42A側が、スライド部材36に取付ネジ96によって取り付けられ、先端42B側の所定位置に支柱44が立設されている。
この支柱44は、スライド部材36の長手方向に所定間隔を隔てて複数(図示のものはクランプ部材40が1つに対して3個ずつ)取付プレート42を介して立設されており、各支柱44の上部には、支柱44よりも大径とされた略円板状のフランジ44Aが一体に形成されている。そして、支柱44の下端部には、図9で示すように、取付ネジ92が螺合されている。
また、スライド部材36よりも内方側(基板材料100側)には、固定プレート46が、スライド部材36と平行に、かつ所定間隔を隔てて、取付ネジ94によって取り付けられている。この固定プレート46には、長手方向と直交する方向(基板材料100に対して接近・離間する方向)に長い長孔46Aが、支柱44の取付ネジ92を含む下端部を挿入可能に穿設されており、スライド部材36が長孔36Aに沿って移動するときに、支柱44の下端部が長孔46Aに沿って移動するように構成されている。
なお、固定部材38側にも同様の固定プレート46が、固定部材38と平行に、かつ所定間隔を隔てて、取付ネジ94によって取り付けられるが、この固定プレート46には長孔46Aは穿設されない。つまり、固定部材38側には、取付プレート42が取り付けられず、支柱44は固定プレート46に直接取り付けられている(図10参照)。
したがって、基板材料100は、固定プレート46よりも内側に配置され、スライド部材36は、固定プレート46よりも外方側で、固定プレート46に対して接近・離間するようにスライドする。つまり、可動タイプのクランプ部34Bは、スライド部材36が固定プレート46に対して接近・離間することにより、固定プレート46の内側に配置された基板材料100の描画領域外である縁端部100Aに対するクランプ部材40の位置が調整できる構成になっている。
一方、図5で示すように、クランプ部材40の幅方向(矢印Dで示す)略中央部には、支柱44(フランジ44Aを含む)が遊挿可能な取付孔40Aが、長手方向に沿って、かつ所定間隔を隔てて複数(図示のものは3個)穿設されており、クランプ部材40の上面略中央部には、その長手方向に摺動可能に構成された係止プレート50が、クランプ部材40の長手方向の長さよりも少し短い長さ(長手方向に摺動させてもクランプ部材40から突出しない程度の長さ)で設けられている。
また、この係止プレート50には、長手方向(摺動方向)に長い長孔50Aが、所定間隔を隔てて2つ穿設され、その長孔50Aを通して、取付ネジ94がそれぞれクランプ部材40の上面に取り付けられている。これにより、係止プレート50が長手方向に、その長孔50Aの範囲内で摺動可能となる構成である。
また、この係止プレート50には、フランジ44Aと同径か、又はそれよりも若干大径で、取付孔40Aよりも小径とされた大径部52Aと、支柱44と同径で、かつ摺動方向に長孔状とされた小径部52Bとが連通して形成された係止孔52が、取付孔40Aに連通可能に2個、図示のものは中央と右側に穿設されている。そして、係止プレート50の左端部には、小径部52Bと略同一とされた切欠部53が形成されている。
したがって、支柱44のフランジ44Aが取付孔40A及び大径部52Aに挿通されて係止プレート50の上面から突出した後、その係止プレート50を長手方向(図示のものは左方向)に摺動させて支柱44に小径部52B及び切欠部53を係合させることにより、図5(B)で示すように、クランプ部材40がスライド部材36から脱落防止に取り付けられる構成である。
また、図3、図9、図10で示すように、クランプ部材40の一方の長辺部における下面には、断面視略円弧状に突出して、基板材料100の縁端部100Aに上方から当接する爪部54が形成されている。そして、クランプ部材40の他方の長辺部が基部56とされ、その基部56には、取付孔40Aに対応する(並列する)貫通孔56Aが、長手方向に沿って、かつ所定間隔を隔てて複数(図示のものは3個)穿設されている。
貫通孔56Aには、下端部が略半球状に突出した略円柱状の支持ロッド58が挿通されるようになっており、その支持ロッド58の上端部近傍及び下端部近傍には、支持ロッド58よりも大径なフランジ62A、62Bが嵌着されている。これにより、支持ロッド58のクランプ部材40からの脱落が防止される構成である。
また、図9、図10で示すように、支持ロッド58には、クランプ部材40(基部56)の下面側において、コイルばね60が挿嵌されている。すなわち、クランプ部材40(基部56)の下面と、支持ロッド58の下側のフランジ62Bとの間にコイルばね60が挿嵌されている。これにより、支持ロッド58をクランプ部材40の下面から、常時下方に向かって突出するように付勢する構成である。
また、図3、図4で示すように、スライド部材36において、二股状とされた取付プレート42の基部42A間には、支持ロッド58の下端部を支持する支持部48が形成されている。この支持部48は、支持ロッド58の下端部よりも曲率の小さい略半球状に凹設され、支持ロッド58の下端部が摺動可能に当接するように構成されている。
また、スライド部材36の内方側(基板材料100側)端面には、基板材料100に対する位置決め手段70が複数(図示のものは各スライド部材36に対し、所定間隔を隔てて2個ずつ)設けられている。そして、この位置決め手段70が設けられる部位における固定プレート46は、適宜切り欠かれて、その位置決め手段70の取付を許容する構成とされている。
位置決め手段70は、図6、図7で示すように、スライド部材36に対して出入可能に設けられるピン状の位置決め部材72を有しており、この位置決め部材72を基板材料100の端面100Bに当接させて、スライド部材36(クランプ部材40)の基板材料100に対する位置決めを行うようになっている。
すなわち、スライド部材36の内方側(基板材料100側)端面には、略矩形扁平状のケーシング64が取付ネジ96によって取り付けられ、そのケーシング64の天板64Aには、第1スリット66Aが、スライド部材36の長手方向と平行に、その天板64Aの略中央まで穿設されている。そして、ケーシング64の一方の側壁64Bには、その第1スリット66Aと連通する第2スリット66Bが、基板材料100から離間する方向(スライド部材36側)へ所定長さ穿設されている。
位置決め部材72は、所定長さの円柱状のピンが略「L」字状に屈曲形成され、その短い方の一端部(以下「操作部」という)72Aが第1スリット66A又は第2スリット66Bから外方へ突出されている。また、ケーシング64の基板材料100と対向する前壁64Cには、位置決め部材72の径と同じか、それより若干大径とされた円形の開孔68が穿設されており、位置決め部材72の他端部(以下「当接部」という)72Bが、その開孔68から出入可能とされている。
そして、その位置決め部材72の屈曲部72Cよりも当接部72B側には、コイルばね74が挿嵌されている。コイルばね74の一端は、屈曲部72Cと当接部72Bの略中間に嵌着された係止フランジ76に当接し、コイルばね74の他端は、前壁64Cの内面に固着されるとともに当接部72Bが挿通可能とされた係止フランジ78に当接している。したがって、位置決め部材72は、コイルばね74の付勢力により、常時基板材料100から離間する方向(スライド部材36側)へ付勢される構成である。
[クランプ装置の作用]
次に、以上のような構成のクランプ装置30の作用について説明する。まず最初に、位置決め手段70による位置決め方法について、主に図7、図8を基に説明する。まず、ベース部材32に基板材料100を載置し(P1)、固定タイプのクランプ部34Aにおける固定プレート46の内方側(基板材料100側)近傍に設けられた位置決めピン33に、基板材料100の一方である前端面100Bと左端面100Bをそれぞれ当接させる(P2)。
その後、可動タイプのクランプ部34Bにおいて、まず手動により、第2スリット66Bのスライド部材36側端部から突出し、コイルばね74の付勢力によって付勢された状態で係止・保持されている各操作部72Aを、そのコイルばね74の付勢力に抗して基板材料100側へ移動させる(図7(A)参照)。
そして、第2スリット66Bの基板材料100側端部まで達したら、そのまま第1スリット66A内へ移動させるように上方に向かって回動する(図7(B)参照)。これにより、各位置決め部材72の操作部72Aは、第1スリット66Aの天板64A側端部(天板64Aの略中央)において、コイルばね74の付勢力によって、その天板64Aに当接・係止され、各位置決め部材72の当接部72Bは、開孔68から所定長さ突出する(P3)。
こうして、開孔68から各当接部72Bを突出させたら、その各当接部72Bが基板材料100の他方である右端面100B及び後端面100Bに当接するまで、各スライド部材36を長孔36A及び長孔46Aに沿って基板材料100側に接近(スライド)させる(図7(C)参照)(P4)。そして、基板材料100の右端面100B及び後端面100Bに各当接部72Bを当接させたら、その位置において、各スライド部材36を固定ネジ90によって固定する(P5)。
こうして、可動タイプのクランプ部34Bにおいて、基板材料100に対するスライド部材36の位置決めが完了したら(各スライド部材36を固定したら)、各操作部72Aを第1スリット66A内において、上記とは逆方向に回動させ、第2スリット66B内まで回動させたら手指を放す。
すると、各位置決め部材72は、コイルばね74の付勢力により、基板材料100から離間する方向(スライド部材36側)へ自動的に移動し、開孔68から突出していた各当接部72Bがケーシング64内へ引っ込む(図7(D)参照)。これにより、基板材料100に対するスライド部材36の位置決め作業が完了する(P6)。
なお、位置決め手段70による位置決め後、固定部材38及びスライド部材36には、クランプ部材40が複数個(図示のものは各辺に対して3個ずつ)取り付けられる。したがって、次にクランプ部材40の取付方法について、主に図3を基に説明する。
各クランプ部材40は、位置決め手段70によってスライド部材36が位置決めされた後、各スライド部材36及び各固定部材38に設けられている支持部48に、支持ロッド58の下端部を当接させるとともに、支柱44のフランジ44Aを取付孔40Aに挿通させる。
なお、このとき、ケーシング64の天板64Aから操作部72Aが突出しない状態となっているので、スライド部材36に対してクランプ部材40を取り付けることができる。すなわち、位置決め部材72の操作部72Aが、天板64Aから突出した状態であると、クランプ部材40を取り付けることができない構造になっているので、可動タイプのクランプ部34Bにおいて、位置決め部材72の位置決め後の操作忘れを防止することができる。
何れにしても、支柱44のフランジ44Aを取付孔40Aに挿通させたら、その状態のままクランプ部材40の上面をコイルばね60の付勢力に抗して手指で押圧し、支柱44のフランジ44Aを取付孔40A及び係止孔52(大径部52A)に挿通させつつ、係止プレート50を図5における左方向に摺動(スライド)させる。
つまり、支持ロッド58にはコイルばね60が挿嵌されているので、支柱44のフランジ44Aはクランプ部材40の自重だけでは、取付孔40A及び係止孔52の大径部52Aから上方に突出しない。したがって、クランプ部材40の上面を手動により押圧し、支柱44のフランジ44Aを取付孔40A及び係止孔52の大径部52Aから上方に突出させる。そして、この状態を維持したまま、係止プレート50を図5における左方向に長孔50Aの範囲内で摺動(スライド)させる。
すると、係止プレート50に穿設されている係止孔52の小径部52B及び切欠部53が支柱44の周面に当接するので、コイルばね60の付勢力により、フランジ44Aの下面に係止プレート50の上面を当接・係合させることができる。つまり、各クランプ部材40を支柱44に対して、その脱落が防止された状態で取り付けることができる。こうして、各クランプ部材40がスライド部材36及び固定部材38に取り付けられることにより、基板材料100の縁端部100Aが各クランプ部材40によってクランプされる(P7:図8参照)。
すなわち、クランプ部材40は、その基部56側が、コイルばね60の付勢力により、上方に向かって下から(ベース部材32から)突き上げられ、かつ支柱44と取付孔40Aとの間には、所定の間隙が形成されているので、その支柱44が挿嵌されている取付孔40A付近を支点にして、爪部54側が下方に向かって回動される。したがって、その爪部54が、コイルばね60の付勢力により、基板材料100の縁端部100Aを押圧・保持することが可能となり、クランプ部材40が基板材料100の縁端部100Aをクランプすることが可能となる。
ここで、固定部材38側は、基板材料100の前端面100B及び左端面100Bを位置決めピン33に当接させることにより、その各縁端部100Aに対するクランプ部材40の位置決めが既に完了している。そして、スライド部材36側も、位置決め手段70により、基板材料100の各縁端部100Aに対するクランプ部材40の位置決めが完了しているので、基板材料100に反り(変形)があっても、描画領域外である縁端部100Aを確実にクランプすることができる。
すなわち、反りがある基板材料100をクランプ部材40でクランプしたときには、その基板材料100が若干広がるように変形するが、スライド部材36側の固定プレート46と基板材料100との間には、位置決め部材72によって、所定の間隙が形成されるようになっている、換言すれば、この位置決め部材72は、反りを矯正したときに生じる基板材料100の伸びを考慮した位置決めになっているので、そのような変形が生じても充分に許容することができる。
また、このクランプ部材40は、基部56側が下から上に向かって突き上げられることにより、その反対側の爪部54が上から下に向かって押圧するような構成になっているので、クランプ部34において薄型化を図ることができ、かつ図9、図10で示すように、基板材料100の厚さが異なっても(厚くなっても)充分に対応して確実にクランプすることができる。ちなみに、このクランプ装置30においては、厚さが7mmまでの基板材料100をクランプすることが可能となっている。
また、このクランプ部34は、基板材料100の各コーナー部を確実にクランプできるように構成されている。すなわち、図2、図4で示すように、前側の固定タイプとされたクランプ部34A及び後側の可動タイプとされたクランプ部34Bの爪部54は、それぞれ左側の固定タイプとされたクランプ部34A及び右側の可動タイプとされたクランプ部34Bの爪部54の長手方向における延長線上にオーバーラップするように、更には、その延長線(図4において仮想線Kで示す)上にクランプ部材40を取り付けるための支柱44が来るように構成されている。
このような構成にすれば、基板材料100に反り等が発生していても、その各コーナー部を確実にクランプすることができるので、充分にその反りを矯正する(解消する)ことができる。したがって、ステージ部材20の孔部20A及びベース部材32の孔部32Aを通って吸引されるエアーの吸引力により、基板材料100を確実に吸着・保持することができる。
つまり、基板材料100に対するクランプ装置30のクランプが完了したら、ベース部材32をステージ部材20上に載置し(P8:図8参照)、図示しない位置決め手段によって位置決めするが、このとき、ベース部材32に穿設された孔部32Aとステージ部材20に穿設された孔部20Aが連通するので、その孔部20A、32Aからエアーを吸引することにより、クランプ装置30によってクランプされた基板材料100をステージ部材20上に確実に吸着・保持することができる。
したがって、CCDカメラ26によるアライメント処理と、露光ヘッド28による露光処理を精度よく好適に実行することが可能となり、正確な画像を確実に形成することが可能となる。よって、レーザー露光装置10等の画像形成装置における信頼性を向上させることができる。なお、このクランプ装置30は、レーザー加工機のような基板材料100に導電用の穴部を穿設する装置などにも適用が可能である。
以上、何れにしても、本発明によれば、クランプ部34が設けられたベース部材32をステージ部材20に対して着脱可能とし、そのベース部材32上に基板材料100を載置する構成としたので、クランプ部34をステージ部材20に対して着脱可能とでき、反りが発生してしまうような厚さの基板材料100を露光する場合でも、ベース部材32を介してステージ部材20上に確実に吸着・保持(固定)することができる。また、このクランプ作業は、ベース部材32上で行えばよく、ステージ部材20上で行う必要がないため、容易にできる利点もある。
更に、位置決め手段70の出入可能とされた位置決め部材72により、可動タイプのクランプ部34Bを基板材料100に対して容易に位置決めすることができるため、その基板材料100をクランプ部34で好適にクランプすることができる。また、その位置決め部材72は出入可能に設けられていることから、基板材料100に対して位置決めした後、その位置決め部材72を邪魔にならないように退避させることができる。したがって、クランプ部34で基板材料100をクランプしたときに、反りが矯正されることによって発生する基板材料100の伸びを許容することができる。
また、クランプ部材40は、係止プレート50をスライドさせることにより、支柱44に対して装着する構成になっているので、その着脱作業が容易にできる。そして、このクランプ部材40は、基板材料100の各辺、即ちスライド部材36及び固定部材38に対し、複数個設けられてクランプする(換言すれば、各スライド部材36及び各固定部材38に対し、分割されてクランプする)構成になっているので、基板材料100のサイズが変更になっても、柔軟に対応することができる。但し、基板材料100のサイズが大きく変更された場合には、ベース部材32ごと、基板材料100のサイズに合わせて交換される。
レーザー露光装置を示す概略斜視図 クランプ装置を示す概略平面図 ベース部材に設けられたスライド部材とクランプ部材を示す概略斜視図 ベース部材に設けられたスライド部材を示す概略平面図 (A)クランプ部材の係止プレート摺動前を示す概略平面図、(B)クランプ部材の係止プレート摺動後を示す概略平面図 位置決め手段の構成を示す概略斜視図 位置決め手段による位置決め方法を説明する概略平面図 位置決め手段による位置決め方法を説明するフローチャート 可動タイプのクランプ部で厚さの異なる基板材料をクランプしたときの様子を示す概略側面図 固定タイプのクランプ部で厚さの異なる基板材料をクランプしたときの様子を示す概略側面図 (A)露光ヘッドによる露光領域を示す概略平面図、(B)露光ヘッドの配列パターンを示す概略平面図
符号の説明
10 レーザー露光装置(画像形成装置)
18 モーター(搬送機構)
20 ステージ部材(ステージ)
20A 孔部(吸着孔)
22 ボールネジ(搬送機構)
26 CCDカメラ(測定部)
28 露光ヘッド(露光部、描画部)
30 クランプ装置
32 ベース部材
32A 孔部(連通孔)
33 位置決めピン
34 クランプ部
36 スライド部材
38 固定部材
40 クランプ部材
42 取付プレート
44 支柱(案内手段)
44A フランジ(抜け止め部)
46 固定プレート
48 支持部
50 係止プレート(係止部材)
52 係止孔
53 切欠部
54 爪部(当接部)
56 基部
58 支持ロッド(支持手段)
60 コイルばね(付勢部材)
66A 第1スリット
66B 第2スリット
68 開孔
70 位置決め手段
72 位置決め部材
74 コイルばね
76 係止フランジ
78 係止フランジ
100 基板材料(ワーク)
100A 縁端部
100B 端面

Claims (11)

  1. 板状のワークが載置され、ステージ上に着脱可能に装着されるベースと、
    前記ベースにスライド可能に設けられ、前記ワークの縁端部をクランプするクランプ部と、
    前記クランプ部に設けられ、該クランプ部を前記ワークに対して位置決めする位置決め手段と、
    を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記位置決め手段が、前記クランプ部に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、前記クランプ部の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記ベースには、該ベース上面側と前記ステージ側との間を連通させる複数の連通孔が穿設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記連通孔の少なくとも一部が、前記ステージに設けられた複数の吸着孔の少なくとも一部と同じ配置とされることを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記クランプ部は、前記ベースの1つの辺に対してそれぞれ複数設けられるクランプ部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のクランプ装置。
  6. 前記クランプ部は、
    前記ベースにスライド可能かつ固定可能に設けられ、抜け止め部が形成された案内手段が立設されたスライド部材と、
    前記案内手段に遊嵌される取付孔が穿設され、前記縁端部に当接する当接部が形成されたクランプ部材と、
    前記クランプ部材に設けられ、前記抜け止め部に係合して、該クランプ部材を前記案内手段から脱落不能とする係止部材と、
    前記クランプ部材の前記当接部とは反対側の基部に穿設された貫通孔に、脱落不能に挿通された支持手段と、
    前記支持手段に挿嵌され、該支持手段を下方に向かって付勢する付勢部材と、
    前記スライド部材に設けられ、前記支持手段を支持する支持部と、
    を有し、
    前記位置決め手段は、
    前記スライド部材に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、該スライド部材の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のクランプ装置。
  7. 前記クランプ部は、
    前記ベースにスライド可能かつ固定可能に設けられ、頭部にフランジが形成された支柱が立設されたスライド部材と、
    前記支柱に遊嵌される取付孔が穿設され、前記縁端部に上方から当接する爪部が形成されたクランプ部材と、
    前記クランプ部材の上面にスライド可能に設けられ、前記フランジに係合して、該クランプ部材を前記支柱から脱落不能とする係止プレートと、
    前記クランプ部材の前記爪部とは反対側の基部に穿設された貫通孔に、脱落不能に挿通された支持ロッドと、
    前記支持ロッドに挿嵌され、該支持ロッドを下方に向かって付勢するコイルばねと、
    前記スライド部材に設けられ、前記支持ロッドの下端部を支持する支持部と、
    を有し、
    前記位置決め手段は、
    前記スライド部材に出入可能に設けられ、突出時に前記ワークの端面に当接して、該スライド部材の前記ワークに対する位置決めを行う位置決め部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のクランプ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のクランプ装置におけるベースが装着されるステージを所定の搬送路に沿って搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送されるステージ上のワークのアライメントマークを検出する測定部と、
    前記測定部の検出結果に基づくアライメント後のワークに対して画像を形成する描画部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のクランプ装置におけるベースが装着されるステージを所定の搬送路に沿って搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送されるステージ上のワークのアライメントマークを検出する測定部と、
    前記測定部の検出結果に基づくアライメント後のワークの描画領域を画像情報に基づいて変調された光ビームにより露光し、該描画領域に画像を形成する露光部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. ベースにワークを載置し、出入可能な位置決め部材を備えた位置決め手段において、その位置決め部材を突出させ、クランプ部をスライドさせつつ、該位置決め部材を前記ワークに当接させることで、前記クランプ部の前記ワークに対する位置決めをし、その後、前記ワークの縁端部を前記クランプ部でクランプすることを特徴とするクランプ方法。
  11. 前記クランプ部で前記ワークの縁端部をクランプする前に、前記位置決め部材を退避させることを特徴とする請求項10に記載のクランプ方法。
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