JP2006055930A - 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置 - Google Patents

吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006055930A
JP2006055930A JP2004238842A JP2004238842A JP2006055930A JP 2006055930 A JP2006055930 A JP 2006055930A JP 2004238842 A JP2004238842 A JP 2004238842A JP 2004238842 A JP2004238842 A JP 2004238842A JP 2006055930 A JP2006055930 A JP 2006055930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
mounting
locking plate
plate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004238842A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Koizumi
孝 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004238842A priority Critical patent/JP2006055930A/ja
Publication of JP2006055930A publication Critical patent/JP2006055930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】吸盤に対する清掃や交換等のメンテナンス作業が容易にできる吸着装置とその取付構造を提供する。
【解決手段】吸着装置60は、吸着ユニット40の取付板44に穿設された取付孔54に着脱自在に取り付けられる。その構造は、下端近傍に係止部66が形成された吸引用のパイプの下側に設けられた吸盤62と、パイプが挿通される筒部と、筒部の上端に形成された回動操作部74と、筒部の下端に固着され、取付孔54に挿通されて回動することにより、その取付孔54から抜き出し不能とされる係止プレート76とからなるストッパー部材と、筒部が挿通され、取付孔54を挿通不能な押さえ部材78と、回動操作部74と押さえ部材78との間の筒部に挿嵌される第1コイルばね80と、係止プレート76と係止部66との間のパイプに挿嵌される第2コイルばね82とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリント配線基板等を吸着して搬送するための吸着装置とその取付構造、及び、その吸着装置を備えた搬送装置に関し、更には、画像情報に基づいて変調された光ビームによりプリント配線基板等における描画領域を露光して画像を形成する画像形成装置に関する。
従来から、複数の吸盤を備えた吸着ユニットを用い、プリント配線基板等を吸着して搬送する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、吸盤が下端に取り付けられるパイプは、吸着ユニットの取付板に、ねじ止め等の固定手段によって強固に固定された状態で取り付けられるため、その吸盤の清掃や交換等のメンテナンスを行う際には、取付板の下面へ手を差し入れて行うようにしていた。そのため、そのメンテナンス作業がし難いという問題があった。
特開平8−17896号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、吸盤に対する清掃や交換等のメンテナンス作業が容易にできる吸着装置とその取付構造、及び、その吸着装置を備えた搬送装置、更には、その搬送装置を備えた画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の吸着装置は、吸着ユニットの取付板に穿設された取付孔に着脱自在に取り付けられる吸着装置であって、下端近傍に係止部が形成された吸引用のパイプと、前記係止部よりも下側の前記パイプに設けられ、該パイプの貫通孔と連通する開口が穿設された吸盤と、前記パイプが挿通される筒部と、該筒部の上端に形成された回動操作部と、該筒部の下端に固着され、前記取付孔に挿通されて回動することにより該取付孔から抜き出し不能とされる係止プレートと、からなるストッパー部材と、前記筒部が挿通され、前記取付孔を挿通不能な押さえ部材と、前記回動操作部と前記押さえ部材との間の前記筒部に挿嵌され、該押さえ部材を常時係止プレート側へ付勢する第1コイルばねと、前記係止プレートと前記係止部との間の前記パイプに挿嵌され、前記ストッパー部材を常時上方へ向かって付勢する第2コイルばねと、を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明では、取付孔に係止プレートを挿通し、回動操作部を第1コイルばねの付勢力に抗して下方へ向けて押圧しつつ回動することで、その係止プレートと押さえ部材の間で取付板を狭持できる。つまり、これにより、吸着装置を取付板に取り付けることができる。そして、吸着装置を取付板から取り外すときには、再度回動操作部を下方へ向けて押圧しつつ回動し、取付孔から係止プレートを取り出せばよい。このように、取付板に対する吸着装置の取り付け、取り外しが片手で簡単にできるので、その吸着装置に設けられる吸盤に対する清掃や交換等のメンテナンス作業が容易にできる。
また、請求項2に記載の吸着装置は、請求項1に記載の吸着装置において、前記押さえ部材の下面に、前記取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したことを特徴としている。
請求項2の発明では、押さえ部材の下面に、取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したので、吸着装置は取付板に対して容易に位置決め配置できる。
そして、請求項3に記載の吸着装置は、請求項1又は請求項2に記載の吸着装置において、前記係止プレートを回動したときに、前記取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、該係止プレートに形成したことを特徴としている。
請求項3の発明では、係止プレートを回動したときに、取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、その係止プレートに形成したので、取付板に対して吸着装置を強固に固定することができる。
更に、請求項4に記載の吸着装置は、請求項3に記載の吸着装置において、前記係合孔又は係合凹部が前記係止プレートの両端に設けられ、その一方が前記パイプの径方向に長く形成されていることを特徴としている。
請求項4の発明では、係合孔又は係合凹部が係止プレートの両端に設けられ、その一方がパイプの径方向に長く形成されているので、取付板の凸部と、係止プレートの係合孔又は係合凹部との間に成形上の誤差があっても確実に係合させることができる。
また、本発明に係る請求項5に記載の吸着装置の取付構造は、吸着用の吸盤に通じる貫通孔を備えた本体を有する吸着装置の取付板への取付構造であって、前記取付板に設けられ、前記吸着装置を取り付けるための複数の取付孔と、前記本体に固定され、前記取付孔に挿通されて回動することにより該取付孔から抜き出し不能とされる係止プレートと、前記係止プレートの上端側における前記本体にスライド可能に設けられ、前記取付孔を挿通不能とされる押さえ部材と、前記本体に設けられ、前記押さえ部材を前記係止プレート側に付勢するコイルばねと、を有し、前記コイルばねの付勢力により、前記押さえ部材と前記係止プレートとの間に前記取付孔の周縁を挟んで固定されることを特徴としている。
請求項5の発明では、吸着装置が、コイルばねの付勢力により、押さえ部材と係止プレートとの間に取付孔の周縁を挟み込むことによって取付板に固定される。したがって、吸着装置を取付板から取り外すときには、その挟み込みを解除すればよい。このように、取付板に対する吸着装置の取り付け、取り外しが簡単にできるので、その吸着装置に設けられる吸盤に対する清掃や交換等のメンテナンス作業が容易にできる。
また、請求項6に記載の吸着装置の取付構造は、請求項5に記載の吸着装置の取付構造において、前記押さえ部材の下面に、前記取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したことを特徴としている。
請求項6の発明では、押さえ部材の下面に、取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したので、吸着装置は取付板に対して容易に位置決め配置できる。
また、請求項7に記載の吸着装置の取付構造は、請求項5又は請求項6に記載の吸着装置の取付構造において、前記係止プレートを回動したときに、前記取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、該係止プレートに形成したことを特徴としている。
請求項7の発明では、係止プレートを回動したときに、取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、その係止プレートに形成したので、取付板に対して吸着装置を強固に固定することができる。
また、本発明に係る請求項8に記載の搬送装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の吸着装置と、該吸着装置が着脱自在に取り付けられる取付孔が複数穿設された取付板とを備えた吸着ユニットと、前記吸着ユニットを移動させる移動機構と、を有することを特徴としている。
請求項8の発明では、吸着ユニットの取付板に、上記吸着装置を着脱自在な取付孔が複数設けられているため、吸着する部材のサイズに応じて、その吸盤位置を容易に最適化できる。また、上記吸着装置を有しているので、それに設けられている吸盤に対するメンテナンスは良好に行われる。したがって、その吸着装置で吸着して搬送する作業は好適に行われる。
そして、請求項9に記載の搬送装置は、請求項8に記載の搬送装置において、前記吸着装置が、前記取付孔1個に対し、複数個設けられることを特徴としている。
請求項9の発明では、吸着装置が、取付孔1個に対し、複数個設けられるので、その配設間隔を細かく設定できる。したがって、吸着する部材のサイズ変更等に更に柔軟に対応することができる。
また、本発明に係る請求項10に記載の画像形成装置は、請求項8又は請求項9に記載の搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される基板を載置するステージ部と、前記ステージ部を所定の搬送経路に沿って移動させる移動機構と、前記ステージ部に載置された基板の描画領域を画像情報に基づいて変調された光ビームにより露光し、該描画領域に画像を形成する露光装置と、を有することを特徴としている。
請求項10の発明では、上記搬送装置を有しているので、基板を好適にステージ部へ搬送することができる。
以上、何れにしても本発明によれば、吸盤に対する清掃や交換等のメンテナンス作業が容易にできる吸着装置とその取付構造、及び、その吸着装置を備えた搬送装置、更には、その搬送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態を図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置としてのレーザー露光装置と基板搬送装置を示す概略斜視図であり、図2はレーザー露光装置の概略斜視図である。
[レーザー露光装置の構成]
まず、最初にレーザー露光装置100について説明する。このレーザー露光装置100は、プリント配線基板(液晶ディスプレイ用の基板等であってもよい)の材料となる薄板状の基板材料200を、画像情報により変調されたレーザービームにより露光し、その基板材料200における描画領域に、プリント配線基板の配線パターンに対応する画像(潜像)を形成するものである。
基板材料200には、その露光面(上面)202に、予め配線パターンに対応する潜像が形成される複数の描画領域(図示省略)が設定されており、これら複数の描画領域にそれぞれ対応する複数組のアライメントマーク(図示省略)が形成されている。なお、以下において、ステージ部材110の移動方向を副走査方向(図2において矢印Sで示す)とし、それと直交する方向を主走査方向(図2において矢印Mで示す)とする。
図1、図2で示すように、レーザー露光装置100には、所定の厚さに形成された支持基台102が設けられている。支持基台102は、その上面形状が基板材料200に対する副走査方向を長手方向とする略長方形状とされており、振動が遮断されるように防振ゴム104等を介してフロア上に水平に設置されている。
また、支持基台102の上面部には、一対のガイドレール106が副走査方向と平行に配設されており、そのガイドレール106上には、基板載置用のステージ部材110が移動可能に配置されている。ステージ部材110は、その上面形状が基板材料200に対する副走査方向を長手方向とする略長方形状とされており、その下面で、かつ四隅には、それぞれ副走査方向に沿って直線的に延伸する断面視略逆「凹」字状のガイド部材108が取り付けられている。そして、これらガイド部材108がガイドレール106に摺動可能に嵌合されている。
また、一対のガイドレール106の間には、支持基台102上に固定されたベアリング等の軸受け(図示省略)を介して、ボールねじ112が副走査方向に沿って(ガイドレール106と平行に)設けられている。ボールねじ112の一端には、ボールねじ112を回転駆動する駆動モーター114が設けられている。そして、ステージ部材110の下面中央には、そのボールねじ112が螺合する筒状部材(図示省略)が、副走査方向に沿って配設されている。したがって、ステージ部材110は、駆動モーター114によってボールねじ112が正逆方向に回転することにより、筒状部材を介して、一対のガイドレール106に沿って進退(往復)移動可能となる構成である。
また、支持基台102上の副走査方向略中央には、ステージ部材110を跨ぐようにして、正面視略逆「凹」字状の支持ゲート116が立設されている。この支持ゲート116の所定位置には、基板材料200上に設けられた複数組のアライメントマークを読み取るための複数(例えば4基)のCCDカメラ118が配設されている。各CCDカメラ118は、撮像時の光源として1回の発光時間が極めて短いストロボを内蔵しており、このストロボの発光時のみ撮像が可能となるように、その感度が調整されている。
したがって、各CCDカメラ118は、その光軸上に位置する撮像位置をステージ部材110が通過する際に、所定のタイミングでストロボを発光させることにより、基板材料200におけるアライメントマークを含む撮像範囲をそれぞれ撮像することが可能となっている。なお、各CCDカメラ118は、基板材料200の幅方向(主走査方向)に沿って、それぞれ異なる領域を撮像範囲としており、撮像対象となる基板材料200に形成された複数組のアライメントマークの位置に応じて、予め所定の位置に配設されている。
また、そのCCDカメラ118が取り付けられた支持ゲート116の副走査方向下流側には、複数の露光ヘッド120を支持する露光部124が配設されている。露光ヘッド120は、その真下の露光位置を基板材料200が通過するときに、画像情報に基づいて変調された複数本のレーザービームを基板材料200の露光面202へ照射し、その露光面202に、プリント配線基板の配線パターンに対応する画像(潜像)を形成するようになっている。
各露光ヘッド120は、支持基台102の幅方向(主走査方向)に沿って、m行n列(例えば2行4列)の略マトリックス状に配列されており、図3(B)で示すように、1つの露光ヘッド120よる露光エリア122は、副走査方向を短辺とする矩形状で、かつ副走査方向に対して所定の傾斜角で傾斜している。
また、このレーザー露光装置100には、ステージ部材110の移動を妨げない場所に、光源ユニット(図示省略)が配設されている。この光源ユニットはレーザー発生装置を収容しており、このレーザー発生装置から出射するレーザー光を光ファイバー(図示省略)を介して、各露光ヘッド120へ案内している。
各露光ヘッド120は、光ファイバーによって案内されて入射されたレーザー光を空間光変調素子である図示しないデジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、「DMD」という)によって、ドット単位で制御し、基板材料200に対してドットパターンを露光するようになっている。この複数のドットパターンを用いて1画素の濃度を表現するようになっている。
したがって、図3(A)で示すように、ステージ部材110の移動に伴い、基板材料200には露光ヘッド120毎に帯状の露光済み領域204が形成されるが、二次元配列のドットパターンは、副走査方向に対して傾斜されていることで、副走査方向に並ぶ各ドットが、副走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっている。このため、実質的なドット間ピッチを狭めることができ、高解像度化を実現することができる。
[レーザー露光装置の作用]
ここで、このレーザー露光装置100の作用を説明する。まず、ロード・アンロード位置に待機しているステージ部材110に基板材料200が載置されると、駆動モーター114の駆動によりボールねじ112が回転し、ステージ部材110が副走査方向に移動する。そして、CCDカメラ118によってアライメントマークが撮像される。撮像されたアライメントマークの位置情報に基づき、1つの描画領域に対応して設けられた複数個のアライメントマークの位置をそれぞれ判断し、これらのアライメントマークの位置から描画領域の副走査方向及び主走査方向(幅方向)に沿った位置及び描画領域の副走査方向に対する傾き量をそれぞれ判断する。
そして、基板材料200における描画領域の主走査方向(幅方向)に沿った位置及び副走査方向に対する傾き量に基づいて、画像情報(配線パターン)に対する変換処理を実行し、変換処理した画像情報をフレームメモリー内に格納する。この画像情報は、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
なお、変換処理の内容としては、座標原点を中心として画像情報を回転させる座標変換処理、副走査方向に沿った画像の回転処理、主走査方向(幅方向)に対応する座標軸に沿って画像情報を平行移動させる座標変換処理が含まれる。更に、必要に応じて、描画領域の主走査方向(幅方向)及び副走査方向に沿った伸長量及び縮長量に対応させて、画像情報を伸長又は縮長させる歪み補正処理を実行する。
その後、ステージ部材110が移動し、基板材料200における描画領域の先端が露光ヘッド120真下の露光位置に達するタイミングに同期して、フレームメモリーに記憶された画像情報を複数ライン分ずつ順次読み出し、その画像情報に基づいて各DMDがオン・オフ制御される。そして、そのDMDにレーザー光が照射されると、DMDがオン状態のときに反射されたレーザー光が、図示しないレンズ系により基板材料200の露光面202上に結像される。
このようにして、光源ユニットから出射されたレーザー光が画素毎にオン・オフされることにより、基板材料200の描画領域が、DMDの使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア122)で露光される。つまり、ステージ部材110が一定の走査速度で移動されることにより、基板材料200は、そのステージ部材110の移動方向と反対方向に複数のレーザービームで走査・露光され、各露光ヘッド120毎に帯状の露光済み領域204が形成される(図3(A)参照)。
[基板搬送装置の構成]
次に、以上のようなレーザー露光装置100へ基板材料200を搬入し、かつレーザー露光装置100から露光済みの基板材料200を排出する基板搬送装置10について説明する。図1で示すように、レーザー露光装置100のステージ部材110の移動する副走査方向と直交する左右両側で、かつステージ部材110の移動方向始端側(ロード・アンロード位置)には、それぞれ搬入部12と排出部14が隣接して配置されている。今、図1において、基板材料200が右(矢印Rで示す)から搬入され、左(矢印Lで示す)から排出されると仮定すると、右側が搬入部12となり、左側が排出部14となる。
搬入部12には、一対のローラー16に巻回された無端ベルト18が配設されており、機外から搬送されて来た基板材料200をその無端ベルト18上に受け止めるようになっている。なお、無端ベルト18上に搬入された基板材料200は、その無端ベルト18上で、図示しない位置決め手段により位置決めされる構成である。
また、排出部14にも、一対のローラー20に巻回された無端ベルト22が配設されており、その無端ベルト22上に載置された露光済みの基板材料200を排出部14から機外の搬送コンベア(図示省略)へ搬送するようになっている。なお、搬入部12及び排出部14は、図示のものに限定されるものではなく、例えば無端ベルト18、22の代わりに、複数のローラーを並設して構成してもよい。
搬入部12、ステージ部材110、排出部14の上方には、そのステージ部材110の移動方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に、一対のガイドレール26がフレーム24を介して架設されており、そのガイドレール26に第1走行体30及び第2走行体32が移動可能に支持されている。
また、ガイドレール26の隣には、ボールねじ28が、そのガイドレール26と平行に架設されている。すなわち、ボールねじ28の一端には、そのボールねじ28を正逆方向に回転駆動する駆動モーター38が取り付けられており、その駆動モーター38がフレーム24に支持されている。そして、ボールねじ28の他端が、ベアリング等の軸受け(図示省略)を備えた支持ステー34に支持されている。
また、第1走行体30の副走査方向側には、ねじ孔(図示省略)を有するガイド部材36が延設されており、このガイド部材36のねじ孔(図示省略)にボールねじ28が螺合している。したがって、第1走行体30は、駆動モーター38によってボールねじ28が正逆方向に回転することにより、ガイド部材36を介してガイドレール26に沿って主走査方向に往復移動可能となる構成である。
なお、ボールねじ28は、ステージ部材110上まで延設されていれば充分である。すなわち、第2走行体32は第1走行体30と連結部材31によって連結されているので、両者は一体として移動する。したがって、第1走行体30を移動させる距離だけ、ボールねじ28が延伸されていれば足りる。
また、この第1走行体30には、第1吸着ユニット40が昇降自在に取り付けられており、第2走行体32には、第2吸着ユニット42が昇降自在に取り付けられている。各吸着ユニット40、42は、それぞれの取付板44、46に複数の吸着装置60が着脱自在に取り付けられており、各吸着装置60の下端には吸盤62が設けられている。そして、各吸着装置60の上端にはエア吸引用のチューブ48(図4参照)が接続されている。
各吸盤62は、その先端中央にチューブ48と連通する開口62A(図7参照)が穿設されており、チューブ48を介して吸盤62の先端からエアが吸引されることにより、吸盤62による吸着が可能となる構成である。そして、その取付板44、46が、図示しないLMガイドと駆動モーターからなる昇降機構50、52によって昇降移動可能となっている。したがって、基板材料200の厚さの変化に、柔軟に対応可能である。なお、この昇降機構50、52は独立して駆動できるように構成されている。
[基板搬送装置の作用]
以上のような構成の基板搬送装置10において、次に、その作用を説明する。搬入部12の無端ベルト18上に最初の基板材料200が搬入され、図示しない位置決め手段によって位置決めされると、第1吸着ユニット40の取付板44が昇降機構50によって下降し、その取付板44に設けられている複数の吸着装置60の吸盤62が、先端開口62Aからエアが吸引されることにより基板材料200を吸着する。
吸盤62が基板材料200を吸着保持したら、取付板44が昇降機構50によって上昇し、駆動モーター38によってボールねじ28が回転することにより、第1走行体30がガイドレール26に沿ってステージ部材110側へ移動する。そして、第1吸着ユニット40がステージ部材110の上方に移動して停止すると(ボールねじ28の回転が停止すると)、その取付板44が昇降機構50によって下降し、ステージ部材110上に基板材料200を載置する。
ステージ部材110上に基板材料200が載置されたら、エアの吸引を停止し、基板材料200に対する吸盤62の吸着を解除する。こうして、基板材料200をステージ部材110上に載置して解放したら、第1吸着ユニット40の取付板44は所定の高さに昇降機構50によって上昇し、第1走行体30が搬入部12側へ(初期位置へ)復帰移動する。なお、このとき第2吸着ユニット42は、ステージ部材110上に露光済みの基板材料200がまだ無いことから、何も吸着することなく、ガイドレール26に沿って移動するだけとなる。
ステージ部材110上に載置された基板材料200は、そのステージ部材110が副走査方向へ移動することにより、CCDカメラ118によるアライメント検出工程及び露光ヘッド120による露光工程へと搬送される。すなわち、上記したように、基板材料200のアライメントマークがCCDカメラ118によって検出され、画像情報に基づく画像が露光ヘッド120によって露光され、プリント配線基板の配線パターン等の潜像(画像)が形成される。基板材料200に対する露光処理が完了すると、ステージ部材110は基板材料200が載置された初期位置(ロード・アンロード位置)へ復帰移動する。
ステージ部材110が初期位置(ロード・アンロード位置)へ復帰移動すると、ステージ部材110上の基板材料200が、第2吸着ユニット42における吸着装置60の吸盤62によって吸着される。すなわち、第2吸着ユニット42の取付板46が昇降機構52によって下降し、それに設けられている吸着装置60の吸盤62が、先端開口62Aからエアが吸引されることにより、ステージ部材110上の露光済みの基板材料200を吸着し、所定高さ上昇する。なお、このとき、第1吸着ユニット40は、搬入部12において、新しい未露光の基板材料200を上記の如く吸着して所定高さ上昇している。
第2吸着ユニット42が露光済みの基板材料200を吸着保持し、第1吸着ユニット40が新しい未露光の基板材料200を吸着保持すると、第1走行体30が、駆動モーター38によってボールねじ28が回転することにより、ステージ部材110側へ移動する。そして、このとき、第2走行体32は第1走行体30と一体になって排出部14側へ移動する。
第1走行体30がステージ部材110上に移動して停止すると、上記したように、第1吸着ユニット40の取付板44が昇降機構50によって下降し、基板材料200をステージ部材110上に載置する。そして、エアの吸引を停止して、基板材料200に対する吸盤62の吸着を解除し、再度所定高さ上昇する。
一方、第2走行体32、即ち第2吸着ユニット42が排出部14上に移動すると、昇降機構52によって取付板46が下降し、基板材料200を排出部14の無端ベルト22上に載置する。そして、エアの吸引を停止して、基板材料200に対する吸盤62の吸着を解除した後、取付板46が所定高さ上昇する。排出部14の無端ベルト22上に載置された基板材料200は、図示しない機外の搬送コンベアへ搬送され、次工程へ搬送される。
[吸着装置の構成]
以上のような基板搬送装置10において、次に、第1吸着ユニット40及び第2吸着ユニット42に設けられている吸着装置60について詳細に説明する。なお、説明の便宜上、吸着装置60を取付板44の取付孔54に設ける場合について説明するが、取付板46の取付孔56に設ける場合についても同様である。
図4で示すように、吸着装置60は、取付板44に穿設された複数(図示のものは9個)の矩形状の取付孔54に着脱自在に取り付けられている。このように、吸着装置60を着脱自在に取り付ける取付孔54が複数設けられていると、基板材料200のサイズに応じて、その吸盤62の位置を容易に最適化できるので好ましい。また、この吸着装置60を構成する各パーツは、吸盤62と後述する押さえ部材78を除き、全て金属で成形されている。
図5乃至図7で示すように、吸着装置60は、エア吸引用の貫通孔64Aが穿設されている本体としてのパイプ64を有し、そのパイプ64の下端近傍の外周面には、係止部としてのフランジ66が一体的に突出形成されている。そして、そのフランジ66よりも下側のパイプ64下端には、合成樹脂製の吸盤62が取り付けられており、その吸盤62の中央には、パイプ64の貫通孔64Aと連通する開口62Aが穿設されている。
パイプ64の上端には、チューブ48を接続するための連結部材68が設けられており、連結部材68の内部には、パイプ64の貫通孔64Aと連通する導通孔68Aが形成されている。また、チューブ48の端部には、内部に導通孔58Aが形成された接続部材58が取り付けられており、この接続部材58が連結部材68と連通接続されるようになっている。これにより、開口62Aからのエアの吸引が可能となる構成である。
また、パイプ64にはストッパー部材70が挿嵌されている(ストッパー部材70にパイプ64が挿通されており、本発明ではストッパー部材70を含めて「本体」としている)。このストッパー部材70は、パイプ64の外径と略等しい内径を有する筒部72と、筒部72の上端に一体的に形成され、筒部72の外径よりも大径とされた円板状の回動操作部74と、筒部72の下端に固着され、取付孔54に挿通可能とされる矩形状の係止プレート76とで構成されている。
係止プレート76は、その長手方向の長さが、取付孔54の長手方向の長さよりも短く、取付孔54の短手方向の長さ(幅)よりも長く形成され、その短手方向の長さ(幅)が、取付孔54の短手方向の長さ(幅)と略同一に形成されている。したがって、その係止プレート76は、取付孔54に挿通されて回動すると、その取付孔54からの抜き出しが不能となる。なお、図示しないが、回動操作部74の周面は、手指が滑らないように粗面にするなど、適宜滑り止め手段を形成するのが好ましい。
更に、このストッパー部材70の筒部72には押さえ部材78が挿嵌されている(押さえ部材78に筒部72が挿通されている)。この押さえ部材78は、係止プレート76の短手方向の長さ(幅)よりも、その直径(外径)が大きくなるように、即ち取付孔54に挿通不能となるような大きさの円板状に、合成樹脂等で成形されており、その中心に穿設された貫通孔78Aの直径(内径)は、筒部72の外径と略同一とされている。
そして更に、回動操作部74と押さえ部材78との間の筒部72には、押さえ部材78を常時係止プレート76側へ付勢する第1コイルばね80が挿嵌されており、係止プレート76とフランジ66との間のパイプ64には、ストッパー部材70(係止プレート76)を常時連結部材68側(上方)へ付勢する第2コイルばね82が挿嵌されている。なお、本実施例では、第2コイルばね82の下端を支持する係止部をフランジ66としたが、係止部は、第2コイルばね82の下端を支持でき、かつ取付孔54に挿通できる形状のものであれば何でもよく、図示のフランジ66に限定されるものではない。
また、図8で示すように、取付孔54の長手方向中央には、円弧状の拡開部54Aが対向して形成されており、押さえ部材78の下面には、その拡開部54Aに係合する係合部としてのリング状の凸部88が貫通孔78A周りに突設されている。このリング状凸部88の外周面が円弧状拡開部54Aの内周面に係合(嵌合)することにより、吸着装置60が取付孔54に対して位置決め配置されるが、吸着装置60を取付孔54に対して位置決め配置させるための形状も、図示のものに限定されるものではない。
また、その拡開部54Aよりも外側(取付孔54から離間する方向側)の取付板44には、略円柱状の凸部94、96が所定の高さ(係止プレート76の取付板44下面からの離間距離未満)に形成されており、係止プレート76の両端近傍には、回動したときに、その凸部94、96と係合する(凸部94、96が挿通する)係合孔84、86がそれぞれ穿設されている。この係合孔84、86が凸部94、96と係合することにより、係止プレート76の不用意な回動が防止される構成である。
また、係止プレート76に穿設する係合孔84、86の内径は、凸部94、96の外径と略同一であるが、一方の係合孔86が、係止プレート76の長手方向と平行に(パイプ64の径方向に)長く形成されている。したがって、取付板44の凸部94、96と係止プレート76の係合孔84、86との間に成形上の誤差があっても確実に係合させることができる。
なお、凸部94、96と係合させるのは、係合孔84、86に限定されるものではなく、係合凹部(図示省略)としても構わない。また、凸部94、96は係止プレート76の不用意な回動を防止するために設けられているので、凸部94又は凸部96のどちらか一方のみが取付板44に突設されている場合がある。したがって、この場合には、それに応じて、係止プレート76もどちらか一方の端部近傍にのみ、係合孔84又は係合孔86を設ければよい。更に、その凸部94、96の形成方法は任意であり、例えば上面を凹ませることにより下面から突出させるような形成方法でもよい。
[吸着装置の取付工程及び作用]
以上のような構成の吸着装置60において、次に、第1吸着ユニット40の取付板44に対する取付工程と作用について、図8を適宜参照しながら説明するが、第2吸着ユニット42の取付板46に対する取付工程と作用も同様である。まず、図8(A)で示すように、取付板44に穿設されている取付孔54に吸着装置60を吸盤62側から挿入する。
ここで、取付孔54は、その長手方向の長さが係止プレート76の長手方向の長さよりも長く形成され、その短手方向の長さ(幅)が係止プレート76の短手方向の長さ(幅)と略同一とされた矩形状に穿設されており、押さえ部材78は、その取付孔54に挿通不能な大きさに形成されている。
したがって、取付孔54には、押さえ部材78よりも下側部分のみが挿通され、押さえ部材78の下面が取付板44の上面に当接するようになっている。そして、このとき、取付孔54に形成された円弧状拡開部54Aの内周面に、押さえ部材78の下面に突設されたリング状凸部88の外周面が係合(嵌合)するようになっている。これにより、吸着装置60は、取付孔54に対して容易に位置決め配置される。
その後、回動操作部74を第1コイルばね80の付勢力に抗して下方に向けて押圧し、図8(B)で示すように、係止プレート76の上面を取付板44の下面から所定距離離間させる。この離間距離は凸部94、96の突出高さ以上とされる。そして、この状態で、図8(C)で示すように、回動操作部74を時計方向(又は反時計方向)に90度回動し、係止プレート76を取付孔54に対して直交するような姿勢にする。このとき、凸部94、96の突出高さより、係止プレート76の取付板44下面からの離間距離の方が長いので、係止プレート76が凸部94、96に干渉することはない。
こうして、係止プレート76を取付孔54に対して直交するような姿勢にしたら、回動操作部74に対する押圧を解除する。すると、拡開部54Aよりも外側(取付孔54から離間する方向側)の取付板44には、上記凸部94、96が下方に向けて突設され、かつ、係止プレート76は第2コイルばね82によって、常時上方に向かって(連結部材68側へ向かって)付勢されているので、係止プレート76に穿設された係合孔84、86が、それぞれ凸部94、96と係合する(凸部94、96が係合孔84、86にそれぞれ挿通される)。
これにより、取付板44(取付孔54の周縁)が、押さえ部材78と係止プレート76との間で、第1コイルばね80及び第2コイルばね82の付勢力によって狭持され、かつ係止プレート76は、その不用意な回動が防止された状態に固定されるので、吸着装置60は、取付板44に対して位置決めされた状態で強固に取り付けられることになる。なお、このとき、一方の係合孔86がパイプ64の径方向(係止プレート76の長手方向)に長く形成されているので、取付板44の凸部94、96と係止プレート76の係合孔84、86との間に成形上の誤差があっても確実に係合される。
また、吸着装置60を取付板44から取り外すときには、上記のような動作が逆に行われるようにすればよい。すなわち、回動操作部74を第1コイルばね80の付勢力に抗して下方に向けて押圧し、係合孔84、86から凸部94、96を外す。そして、その状態で回動操作部74を反時計方向(又は時計方向)に90度回動し、その後、回動操作部74に対する押圧を解除する。これにより、係止プレート76を取付孔54から取り出すことができるので、吸着装置60を取付孔54から取り外すことが可能となる。
以上、説明したように、この吸着装置60は、第1吸着ユニット40の取付板44及び第2吸着ユニット42の取付板46のそれぞれに対し、工具なしで、片手で簡単に着脱することができる。したがって、その下端に設けられている吸盤62等に対するメンテナンス作業が極めて容易にできる。つまり、例えば消耗品である吸盤62を交換する際には、吸着装置60を取付板44、46から取り外してから交換すればよく、従来のように、取付板44、46の下面側から手を差し入れて交換するような煩瑣な作業が解消される。
なお、図1、図4乃至図8で示す吸着装置60は、1個の取付孔54、56に対して、それぞれ1個ずつ設けられているが、図9で示すように、取付孔54、56をそれぞれ長手方向に更に長い長孔にして、1個の取付孔54、56に対して、複数個(例えば2個)ずつ設けるようにしてもよい。このような構成にすると、基板材料200のサイズ変更に更に柔軟に対応することができる。
また、このとき、取付孔54、56の拡開部54A、56Aを連続的に(直線状に)設けるか(図9参照)、又は、拡開部54A、56A及び凸部88を無くして、取付孔54、56に対する吸着装置60の取付位置を自由に設定できるようにしてもよい。ただし、この場合、拡開部54A、56Aに対する凸部88の係合ができなくなるため、取付板44、46に2個1組とされた凸部94、96を複数組設け、係止プレート76の両端に係合孔84、86(又は係合凹部)をそれぞれ設けて、係止プレート76の不用意な回動を防止するとともに、取付孔54、56に対する吸着装置60の位置決め配置ができるようにすることが望ましい。
基板搬送装置とレーザー露光装置を示す概略斜視図 レーザー露光装置を示す概略斜視図 (A)露光ヘッドによる露光領域を示す平面図、(B)露光ヘッドの配列パターンを示す平面図 吸着ユニットに設けられる複数の吸着装置を示す概略斜視図 吸着装置の概略平面図 吸着装置の概略側面図 吸着装置の概略断面図 吸着装置を取付板に取り付ける工程を示す説明図 取付孔に吸着装置を2個取り付けた場合を示す概略平面図
符号の説明
10 基板搬送装置
12 搬入部
14 排出部
40 第1吸着ユニット
42 第2吸着ユニット
44 取付板
46 取付板
54 取付孔
54A 拡開部
56 取付孔
56A 拡開部
58 接続部材
60 吸着装置
62 吸盤
62A 開口
64 パイプ(本体)
64A 貫通孔
66 フランジ(係止部)
68 連結部材
68A 導通孔
70 ストッパー部材(本体)
72 筒部
74 回動操作部
76 係止プレート
78 押さえ部材
80 第1コイルばね
82 第2コイルばね
84 係合孔
86 係合孔
88 凸部(係合部)
94 凸部
96 凸部
100 レーザー露光装置(画像形成装置)
110 ステージ部材(ステージ部)
200 基板材料(基板)

Claims (10)

  1. 吸着ユニットの取付板に穿設された取付孔に着脱自在に取り付けられる吸着装置であって、
    下端近傍に係止部が形成された吸引用のパイプと、
    前記係止部よりも下側の前記パイプに設けられ、該パイプの貫通孔と連通する開口が穿設された吸盤と、
    前記パイプが挿通される筒部と、該筒部の上端に形成された回動操作部と、該筒部の下端に固着され、前記取付孔に挿通されて回動することにより該取付孔から抜き出し不能とされる係止プレートと、からなるストッパー部材と、
    前記筒部が挿通され、前記取付孔を挿通不能な押さえ部材と、
    前記回動操作部と前記押さえ部材との間の前記筒部に挿嵌され、該押さえ部材を常時係止プレート側へ付勢する第1コイルばねと、
    前記係止プレートと前記係止部との間の前記パイプに挿嵌され、前記ストッパー部材を常時上方へ向かって付勢する第2コイルばねと、
    を備えたことを特徴とする吸着装置。
  2. 前記押さえ部材の下面に、前記取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  3. 前記係止プレートを回動したときに、前記取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、該係止プレートに形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸着装置。
  4. 前記係合孔又は係合凹部が前記係止プレートの両端に設けられ、その一方が前記パイプの径方向に長く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の吸着装置。
  5. 吸着用の吸盤に通じる貫通孔を備えた本体を有する吸着装置の取付板への取付構造であって、
    前記取付板に設けられ、前記吸着装置を取り付けるための複数の取付孔と、
    前記本体に固定され、前記取付孔に挿通されて回動することにより該取付孔から抜き出し不能とされる係止プレートと、
    前記係止プレートの上端側における前記本体にスライド可能に設けられ、前記取付孔を挿通不能とされる押さえ部材と、
    前記本体に設けられ、前記押さえ部材を前記係止プレート側に付勢するコイルばねと、を有し、
    前記コイルばねの付勢力により、前記押さえ部材と前記係止プレートとの間に前記取付孔の周縁を挟んで固定されることを特徴とする吸着装置の取付構造。
  6. 前記押さえ部材の下面に、前記取付孔に形成された拡開部に係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項5に記載の吸着装置の取付構造。
  7. 前記係止プレートを回動したときに、前記取付板に形成された凸部と係合する係合孔又は係合凹部を、該係止プレートに形成したことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の吸着装置の取付構造。
  8. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の吸着装置と、該吸着装置が着脱自在に取り付けられる取付孔が複数穿設された取付板とを備えた吸着ユニットと、
    前記吸着ユニットを移動させる移動機構と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  9. 前記吸着装置が、前記取付孔1個に対し、複数個設けられることを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される基板を載置するステージ部と、
    前記ステージ部を所定の搬送経路に沿って移動させる移動機構と、
    前記ステージ部に載置された基板の描画領域を画像情報に基づいて変調された光ビームにより露光し、該描画領域に画像を形成する露光装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2004238842A 2004-08-18 2004-08-18 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置 Pending JP2006055930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238842A JP2006055930A (ja) 2004-08-18 2004-08-18 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238842A JP2006055930A (ja) 2004-08-18 2004-08-18 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006055930A true JP2006055930A (ja) 2006-03-02

Family

ID=36103836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238842A Pending JP2006055930A (ja) 2004-08-18 2004-08-18 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006055930A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102116A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Fujifilm Corp デジタル露光装置
JPWO2010044268A1 (ja) * 2008-10-15 2012-03-15 株式会社ニコン 露光装置及びその組立て方法、並びにデバイス製造方法
JP2018003149A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 廣州明毅電子機械有限公司 電気メッキ設備自動アンローダ
CN110549528A (zh) * 2019-10-15 2019-12-10 青岛新松机器人自动化有限公司 一种端拾器及上料装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102116A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Fujifilm Corp デジタル露光装置
JP4606990B2 (ja) * 2005-10-07 2011-01-05 富士フイルム株式会社 デジタル露光装置
JPWO2010044268A1 (ja) * 2008-10-15 2012-03-15 株式会社ニコン 露光装置及びその組立て方法、並びにデバイス製造方法
JP2014160263A (ja) * 2008-10-15 2014-09-04 Nikon Corp 露光装置及びその組立て方法、並びにデバイス製造方法
JP2015187752A (ja) * 2008-10-15 2015-10-29 株式会社ニコン 露光装置及びその組立て方法、並びにデバイス製造方法
JP2018003149A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 廣州明毅電子機械有限公司 電気メッキ設備自動アンローダ
CN110549528A (zh) * 2019-10-15 2019-12-10 青岛新松机器人自动化有限公司 一种端拾器及上料装置
CN110549528B (zh) * 2019-10-15 2024-06-04 青岛新松机器人自动化有限公司 一种端拾器及上料装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4589198B2 (ja) ワーク搬送装置とそれを備えた画像形成装置並びにワーク搬送方法
JP4491311B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2006198725A (ja) クランプ装置及び画像形成装置
JP4606968B2 (ja) ワーク固定装置及びその位置決め方法並びに画像形成装置
KR20060051877A (ko) 묘화 장치
JP2006102991A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP4351694B2 (ja) アライメントユニット及びこれを用いた画像記録装置
JP2007304546A5 (ja)
JP2006195062A (ja) クランプ装置及び画像形成装置
JP2006055930A (ja) 吸着装置とその取付構造及び吸着装置を備えた搬送装置並びに画像形成装置
JP2006062801A (ja) 基板搬送装置及びそれを備えた画像形成装置並びに基板搬送方法
JP2006106505A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP4629449B2 (ja) クランプ装置及び画像形成装置並びにクランプ方法
JP2006237340A (ja) クランプ装置及び画像形成装置並びにクランプ位置決め方法
JP7196011B2 (ja) 直描式露光装置
JP4472451B2 (ja) 基板搬送装置及びそれを備えた画像形成装置並びに基板搬送方法
JP2006058784A (ja) 基板位置決め機構、基板位置決め方法、基板搬送装置及び画像形成装置
JP4942188B2 (ja) 基板クランプ機構及び描画システム
JP2006064875A (ja) 基板搬送装置及びそれを備えた画像形成装置並びに基板搬送方法
JP4960266B2 (ja) 透明基板のエッジ位置検出方法及びエッジ位置検出装置
JP2006058782A (ja) 基板吸着機構、基板吸着方法、基板搬送装置及び画像形成装置
JP2006058783A (ja) 基板位置決め機構、基板位置決め方法、基板搬送装置及び画像形成装置
JP2006058496A (ja) 基板測定装置及び基板搬送装置並びに基板測定装置を備えた画像形成装置と基板測定方法
WO2020202900A1 (ja) 露光装置および露光方法
JP4729328B2 (ja) 欠陥修正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090324