JP2008297962A - 廃熱利用装置を備える冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクルにランキンサイクルを備えるものにおいて、ランキンサイクルに対して、信頼性を確保すると共に、充分な性能を発揮できる廃熱利用装置を備える冷凍装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載されると共に、冷凍サイクル200と、ランキンサイクル300とを有する廃熱利用装置を備える冷凍装置において、冷凍用凝縮器220およびランキン用凝縮器340は、車両の所定部位に、冷却用の外部空気の流れ方向に対して直列配置されると共に、ランキン用凝縮器340が冷凍用凝縮器220に対して外部空気の上流側に配置されるようにする。そして、ランキンサイクル300の作動に伴う冷凍サイクル200作動用の動力上昇分が、ランキンサイクル300による動力回生分より大きくなる条件では、ランキンサイクル300の作動を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の例えば内燃機関の廃熱を加熱源として膨張機を作動させる廃熱利用装置を備える冷凍装置に関するものである。
従来の廃熱利用装置を備える冷凍装置として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この冷凍装置は、発熱機器としての内燃機関の冷却廃熱を利用するランキンサイクルと冷凍サイクルとを有している。冷凍サイクル内には冷媒を圧縮吐出する圧縮機が、また、ランキンサイクルには冷却廃熱によって加熱された冷媒の膨張によって作動される膨張機がそれぞれ独立して配設されると共に、ランキンサイクル内の凝縮器(放熱器)は、冷凍サイクル用の凝縮器と共用されて構成されている。
このような冷凍装置においては、冷房の必要性と、冷却廃熱の回収可否に応じて、冷凍サイクル、ランキンサイクルの単独運転、あるいは冷凍サイクルとランキンサイクルとの同時運転を可能としている。
特開2006−46763号公報
しかしながら、上記冷凍装置においては、冷凍サイクルとランキンサイクルとの同時運転を行うと、凝縮器は両サイクルの冷媒の凝縮(放熱)を同時に行うことになり、凝縮器における冷媒圧力が上昇する。よって、ランキンサイクルの膨張機の入口出口間の圧力差が小さくなり、膨張機によって得られる回生動力が低下してしまう。
また、ランキンサイクルのみの単独運転時において、凝縮器における冷媒圧力の上昇に伴って、冷凍サイクルは停止中であるにもかかわらず、凝縮器と蒸発器との間に圧力差が生じて、冷媒が冷凍サイクル側(蒸発器側)に溜まり込んでしまい、ランキンサイクル側での冷媒量が低下して、本来のランキンサイクルの能力が充分発揮できなくなる。更には、冷媒中に含まれる潤滑油も冷凍サイクル側に溜まり込むことで、膨張機や冷媒ポンプに対する潤滑不足が生じて、膨張機や冷媒ポンプの信頼性低下のおそれが生ずる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、冷凍サイクルにランキンサイクルを備えるものにおいて、ランキンサイクルに対して、信頼性を確保すると共に、充分な性能を発揮できる廃熱利用装置を備える冷凍装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、車両に搭載されると共に、圧縮機(210)、冷凍用凝縮器(220)、膨張弁(240)、蒸発器(250)が環状に接続されて冷凍用冷媒が循環する冷凍サイクル(200)と、ポンプ(310)、車両の熱機関(10)の廃熱を加熱源とする加熱器(320)、膨張機(330)、ランキン用凝縮器(340)が環状に接続されてランキン用冷媒が循環するランキンサイクル(300)とを有する廃熱利用装置を備える冷凍装置において、冷凍用凝縮器(220)およびランキン用凝縮器(340)は、車両の所定部位に、冷却用の外部空気の流れ方向に対して直列配置されると共に、ランキン用凝縮器(340)が冷凍用凝縮器(220)に対して外部空気の上流側に配置されたことを特徴としている。
これにより、冷凍サイクル(200)の作動の有無に関らず、ランキンサイクル(300)の作動時においては、ランキン用凝縮器(340)には常に外気温度に等しい外部流体を流入させることができるので、ランキン用凝縮器(340)における冷媒圧力が上昇することなく、膨張機(330)の入口出口間の圧力差の低下や、回生動力の低下を招くことがない。
また、ランキンサイクル(300)の単独運転時において、各サイクル(200、300)は、それぞれ独立した冷媒回路を形成していることから、ランキンサイクル(300)側から冷凍サイクル(200)側に冷媒、および潤滑油が溜まり込むことも無く、本来のランキンサイクル(300)の能力を充分発揮できると共に、膨張機(330)やポンプ(310)の信頼性を確実に確保することができる。
総じて、ランキンサイクル(300)に対して、信頼性を確保すると共に、充分な性能を発揮できる廃熱利用装置を備える冷凍装置(100A)とすることができる。
ここで、上記請求項1に記載の発明のように、ランキン用凝縮器(340)が冷凍用凝縮器(220)に対して外部空気の上流側に配置されたものにおいては、冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)とを同時運転すると、外部空気は、ランキン用凝縮器(340)で熱交換された後に冷凍用凝縮器(220)に流入するため、冷凍用凝縮器(220)における外部空気温度は外気温度よりも高くなる。よって、その分、冷凍用凝縮器(220)においては、冷媒圧力が上昇し、冷凍サイクルの圧縮機(210)の動力が増大(悪化)し、圧縮機(210)の信頼性低下のおそれが生ずると共に、冷凍サイクルの成績係数が低下する。
よって、請求項2に記載の発明では、冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)との作動を制御する制御手段(50)を備え、制御手段(50)は、冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)とを同時運転する場合に、ランキンサイクル(300)の作動に伴う冷凍サイクル(200)作動用の動力上昇分が、ランキンサイクル(300)による動力回生分より大きくなる条件では、ランキンサイクル(300)の作動を停止することを特徴としている。
これにより、動力回生分が動力上昇分よりも下回ることを防止することができ、ランキンサイクル(300)の無駄な作動を無くすことができる。そして、冷凍用凝縮器(220)に外気と同温度の外部空気を流入させることができるので、冷凍用凝縮器(220)において、冷媒圧力の上昇、圧縮機(220)の動力増加および信頼性低下、冷凍サイクル(200)の成績係数低下を防止することができる。
請求項3に記載の発明では、冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)との作動を制御する制御手段(50)を備え、制御手段(50)は、冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)とを同時運転する場合に、ランキンサイクル(300)の作動に伴う冷凍サイクル(200)作動用の動力上昇分が、ランキンサイクル(300)による回生動力分より小さくなる条件で、回生動力を最適値とするように、膨張機(330)の回転数を制御することを特徴としている。
これにより、確実、且つ最適な回生動力の得られる冷凍サイクル(200)とランキンサイクル(300)との同時運転が可能となる。
請求項4に記載の発明では、制御手段(50)は、動力上昇分、最適値を予め定めたマップにより算出することを特徴としている。
これにより、冷凍サイクル(200)の動力上昇分、ランキンサイクル(300)の回生動力の最適値を容易に算出することができる。
請求項5に記載の発明では、制御手段(50)は、動力上昇分、最適値を冷凍サイクル(200)、ランキンサイクル(300)における高圧側と低圧側との熱の釣り合い式から算出することを特徴としている。
これにより、冷凍サイクル(200)の動力上昇分、ランキンサイクル(300)の回生動力の最適値を適切に算出することができる。
請求項6に記載の発明では、ランキン用凝縮器(340)に対するランキン用冷媒用の入口部(340a)および出口部(340b)が配設される位置は、外部空気の流れ方向から見て、冷凍用凝縮器(220)に対する冷凍用冷媒用の入口部(220a)および出口部(220b)が配設される位置と同一領域となるようにしたことを特徴としている。
これにより、ランキン用凝縮器(340)内におけるランキン用冷媒の流入部領域および流出部領域を、冷凍用凝縮器(220)内における冷凍用冷媒の流入部領域および流出部領域とそれぞれ同じ位置関係にすることができる。そして、ランキン用凝縮器(340)を通過した後の外部空気の温度上昇分は、ランキン用冷媒の流入部側が高く、流出部側に向かうに従って低くなる。また、冷凍用凝縮器(220)内の冷凍用冷媒の温度は当然のことながら熱交換によって流入部側から流出部側に向けて低くなる。よって、冷凍用凝縮器(220)に流入する外部空気と冷凍用冷媒との温度分布が同一傾向となる位置関係とすることができるので、外部空気と冷凍用冷媒との温度差を全体的に均一にすることができ、冷凍用凝縮器(220)における効果的な放熱が可能となる。
請求項7に記載の発明では、ランキン用凝縮器(340)の外部空気上流側から、ランキン凝縮器(340)および冷凍用凝縮器(220)の間を通り、冷凍用凝縮器(220)に外部空気を導入可能とする導入流路部(103)と、制御手段(50)によって制御されて移動することで、ランキン用凝縮器(220)側への開口面積および導入流路部(103)側への開口面積を調整する開口調整部(104)とを備えることを特徴としている。
これにより、冷凍用凝縮器(220)およびランキン用凝縮器(340)の必要放熱量に応じて、それぞれの凝縮器(220、340)への外部空気の流入量を調整することができ、それぞれの凝縮器(220、340)での効果的な放熱が可能となる。
請求項8に記載の発明では、ランキン用凝縮器(340)の前面面積は、冷凍用凝縮器(220)の前面面積よりも小さく形成されて、冷凍用凝縮器(220)の外部空気上流側には、ランキン用凝縮器(340)が重ならない領域が設けられたことを特徴としている。
これにより、ランキン用凝縮器(340)で熱交換を受けない外気温度に等しい外部空気を直接冷凍用凝縮器(220)に流入させることができ、冷凍用凝縮器(220)での放熱能力を向上させることができる。
請求項9に記載の発明では、ランキン用凝縮器(340)の外部空気流れ方向の寸法は、冷凍用凝縮器(220)の外部空気流れ方向の寸法よりも大きく設定されたことを特徴としている。
これにより、ランキン用凝縮器(340)の放熱能力を外部空気の流れ方向寸法を大きくすることで稼ぎ、ランキン用凝縮器(340)の前面面積を容易に小さくすることができる。
請求項10に記載の発明では、ランキン用凝縮器(340)におけるランキン用冷媒の入口部(340a)および出口部(340b)は、外部空気の流れ方向上流側に向けて開口するようにしたことを特徴としている。
これにより、ランキン用凝縮器(340)へのランキン用冷媒の配管の取り回しにおいて、ランキン用凝縮器(340)と冷凍用凝縮器(220)との間に配管を配設する必要が無く、両凝縮器(340、220)間の寸法を悪化させることが無い。また、ランキン用凝縮器(340)への配管の接続を容易にすることができる。
請求項11に記載の発明では、冷凍用凝縮器(220)における冷凍用冷媒の入口部(220a)および出口部(220b)は、外部空気の流れ方向に直交する方向に開口するようにしたことを特徴としている。
これにより、冷凍用凝縮器(220)への冷凍用冷媒の配管の取り回しにおいて、ランキン用凝縮器(340)と冷凍用凝縮器(220)との間に配管を配設すること、あるいは送風空気の流れ方向の上流側から下流側に向けて配管を配設することが無くなるので、両凝縮器(340、220)間の寸法を悪化させてしまうこと、あるいはランキン用凝縮器(340)の前面面積を小さくせざるを得なくなるということを防止できる。更に、冷凍用凝縮器(220)への配管の接続を容易にすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図7に示し、まず、具体的な構成について説明する。図1は廃熱利用装置を備える冷凍装置(以下、冷凍装置)100Aのシステム全体を示す模式図、図2は車両へのランキン用凝縮器(以下、RA凝縮器)340、冷凍用凝縮器(以下、AC凝縮器)220、ラジエータ21の搭載状態を示す側面図、図3はRA凝縮器340とAC凝縮器220のそれぞれの冷媒の入口部340a、220a、出口部340b、220bを示す斜視図、図4はRA凝縮器340、AC凝縮器220、ラジエータ21のそれぞれの冷媒、冷却水の入口部340a、220a、21a、出口部340b、220b、21bとの配管接続方向を示す斜視図、図5は電動ファン260の冷媒圧力に対する作動モードを示す制御特性図、図6は冷凍サイクル200とランキンサイクル300の同時運転を実行する場合の制御方法を示すフローチャート1、図7は膨張機330の最適回転数を算出するマップである。
図1に示すように、第1実施形態における冷凍装置100Aは、エンジン10を駆動源とする車両に適用されるものとしている。冷凍装置100Aには冷凍サイクル200およびランキンサイクル300が設けられており、各サイクル200、300の作動が通電制御回路50によって制御されるようになっている。
エンジン10は、水冷式の内燃機関(本発明における熱機関に対応)であり、エンジン冷却水の循環によってエンジン10が冷却されるラジエータ回路20、および冷却水(温水)を熱源として空調空気を加熱するヒータ回路30が設けられている。
ラジエータ回路20にはラジエータ21が設けられており、ラジエータ21は、温水ポンプ22によって循環される冷却水を外気との熱交換により冷却する。温水ポンプ22は、電動式のポンプ、あるいは機械式のポンプのどちらでも良い。エンジン10の出口側の流路(エンジン10とラジエータ21の間の流路)には、後述するランキンサイクル300の加熱器320が配設されており、冷却水がこの加熱器320内を流通するようになっている。ラジエータ回路20中にはラジエータ21を迂回して冷却水が流通するラジエータバイパス流路23が設けられており、サーモスタット24によってラジエータ21を流通する冷却水量とラジエータバイパス流路23を流通する冷却水量とが調節されるようになっている。
ヒータ回路30にはヒータコア31が設けられており、上記の温水ポンプ22によって冷却水(温水)が循環されるようになっている。ヒータコア31は、空調ユニット400の空調ケース410内に配設されており、送風機420によって送風される空調空気を温水との熱交換により加熱する。ヒータコア31にはエアミックスドア430が設けられており、このエアミックスドア430の開閉により、ヒータコア31を流通する空調空気量が可変される。
冷凍サイクル200は、圧縮機210、AC凝縮器220、受液器230、膨張弁240、蒸発器250を有しており、これらが環状に接続されて閉回路を形成している。圧縮機210は、冷凍サイクル200内の冷媒(本発明における冷凍用冷媒に対応し、以下、AC冷媒と呼ぶ)を高温高圧に圧縮する流体機器であり、ここではエンジン10の駆動力によって駆動されるようになっている。即ち、圧縮機210の駆動軸には駆動手段としてのプーリ211が固定されており、エンジン10の駆動力がベルト11を介してプーリ211に伝達され、圧縮機210は駆動される。プーリ211には、圧縮機210とプーリ211との間を断続する図示しない電磁クラッチが設けられている。電磁クラッチの断続は、後述する通電制御回路50によって制御される。AC冷媒は圧縮機210の駆動によって冷凍サイクル200内を循環する。
AC凝縮器220は、圧縮機210の吐出側に接続され、冷却空気(本発明における外部空気に対応)との熱交換によって内部を流通するAC冷媒を凝縮液化する熱交換器である。受液器230は、AC凝縮器220で凝縮されたAC冷媒を気液二層に分離するレシーバであり、ここで分離された液化AC冷媒のみを膨張弁240側に流出させる。膨張弁240は、受液器230からの液化AC冷媒を減圧膨脹させるもので、本実施形態では、AC冷媒を等エンタルピ的に減圧すると共に、蒸発器250から圧縮機210に吸入されるAC冷媒の過熱度が所定値となるように絞り開度を制御する温度式膨脹弁を採用している。
蒸発器250は、ヒータコア31と同様に空調ユニット400の空調ケース410内に配設されており、膨張弁240によって減圧膨張されたAC冷媒を蒸発させて、その時の蒸発潜熱によって送風機420からの空調空気を冷却する熱交換器である。そして、蒸発器250の冷媒出口側は、圧縮機210の吸入側に接続されている。蒸発器250によって冷却された空調空気とヒータコア31によって加熱された空調空気は、エアミックスドア430の開度に応じて混合比率が可変され、乗員の設定する温度に調節される。
圧縮機210とAC凝縮器220との間には、AC冷媒の圧力(高圧側圧力PHa)を検出する圧力センサ201が設けられている。圧力センサ201によって検出される圧力信号(PHa)は、後述する通電制御回路50に出力されるようになっている。
一方、ランキンサイクル300は、エンジン10で発生した廃熱エネルギー(冷却水の熱)を回収すると共に、この廃熱エネルギーを機械的エネルギー(膨張機330の駆動力)、更には電気エネルギー(発電機331の発電量)に変換して利用するものである。以下、ランキンサイクル300について説明する。
ランキンサイクル300は、ポンプ310、加熱器320、膨張機330、凝縮器340、受液器350を有しており、これらが環状に接続されて閉回路を形成している。
ポンプ310は、後述する通電制御回路50によって作動される電動機311を駆動源として、ランキンサイクル300内の冷媒(本発明におけるランキン用冷媒に対応し、以下、RA冷媒と呼ぶ)を循環させる電動式のポンプである。RA冷媒は、ここでは上記AC冷媒と同一のものとしている。加熱器320は、ポンプ310から送られるRA冷媒とラジエータ回路20を流通する高温の冷却水との間で熱交換することによりRA冷媒を加熱する熱交換器である。
膨張機330は、加熱器320で加熱された過熱蒸気RA冷媒の膨張によって回転駆動力を発生させる流体機器である。膨張機320の駆動軸には発電機331が接続されている。そして、後述するように膨張機330の駆動力によって発電機331が作動され、発電機331によって発電される電力は、後述する通電制御回路50を成すインバータ51を介してバッテリ40に充電されるようになっている。膨張機330から流出されるRA冷媒は、RA凝縮器340に至る。
RA凝縮器340は、膨張機330の吐出側に接続され、冷却空気(本発明における外部空気に対応)との熱交換によってRA冷媒を凝縮液化する熱交換器である。受液器350は、RA凝縮器340で凝縮されたRA冷媒を気液二層に分離するレシーバであり、ここで分離された液化RA冷媒のみをポンプ310側に流出させる。
RA凝縮器340における冷却空気が流入する側には、冷却空気の温度(流入空気温度Ta)を検出する温度センサ101が設けられている。温度センサ101によって検出される温度信号(Ta)は、後述する通電制御回路50に出力されるようになっている。
図2に示すように、ランキンサイクル300におけるRA凝縮器340、冷凍サイクル200におけるAC凝縮器220、ラジエータ回路20におけるラジエータ21は、車両グリルの後方、つまり、エンジンルーム内の前方側に配設されている。車両走行時にはグリルから冷却空気(外部空気)がエンジンルーム内に流入するが、RA凝縮器340、AC凝縮器220、ラジエータ21は、この冷却空気の流れ方向に対して上流側から下流側に向けてRA凝縮器340→AC凝縮器220→ラジエータ21の順に直列配置されて搭載されている。以下、車両の前後方向位置に合わせて、冷却空気の流れ方向の上流側を前側、下流側を後側と呼ぶ。
また、図3に示すように、RA凝縮器340に対するRA冷媒の入口部340a、出口部340bは共に水平方向の一端側(車両搭載時の右側)に設けられており、入口部340aは上側(車両搭載時の右上側)、出口部340bは下側(車両搭載時の右下側)に配置されている。そして、AC凝縮器220に対するAC冷媒の入口部220a、出口部220bは上記RA凝縮器340の入口部340a、出口部340bと同一領域となるようにしている。つまり、RA凝縮器340の入口部340aの位置とAC凝縮器220の入口部220aの位置は、それぞれ車両搭載時の右上側となっており、また、RA凝縮器340の出口部340bの位置とAC凝縮器220の出口部220bの位置は車両搭載時の右下側となっている。
更に、図4に示すように、RA凝縮器340の入口部340a、出口部340bは前側(グリル側)に向けて開口されており、冷媒配管は前側から後側に向けて接続されるようになっている。また、AC凝縮器220の入口部220a、出口部220bは冷却空気流れ方向に直交する方向(車両幅方向のうち右側)に向けて開口されており、冷媒配管は幅方向の右側から左側に向けて接続されるようになっている。また、ラジエータ21の冷却水の入口部21a、出口部21bは後側(エンジン10側)に向けて開口されており、冷却水配管は、後側から前側に向けて接続されるようになっている。
エンジンルーム内で直列に配置されたRA凝縮器340、AC凝縮器220、ラジエータ21のうち、ラジエータ21の後側には駆動源としての電動機によって軸流式の送風ファンが回転駆動される電動ファン260が設けられている(図1)。電動ファン260は、送風ファンを回転駆動することにより、RA凝縮器340、AC凝縮器220、ラジエータ21に対して前側から後側に冷却空気を強制的に供給するいわゆる吸込み式の送風手段であり、車両グリルからの冷却空気の流入量が期待できない場合(アイドリング時や低速登坂時等)で、RA凝縮器340、AC凝縮器220、ラジエータ21の放熱能力が充分に引き出せない場合に、冷却空気の供給を促進するように作動する。
具体的には、図5に示すように、電動ファン260は、後述する通電制御回路50によって作動制御され、圧力センサ201によって冷凍サイクル200の高圧側圧力PHaがα以下(あるいは冷却水温度が所定温度以下)の場合にLoモードで作動され、更に高圧側AC冷媒圧力がα+β以上(あるいは冷却水温度が所定温度+γ以上)の場合にHiモードで作動されるようになっている。
通電制御回路50は、上記冷凍サイクル200、およびランキンサイクル300内の各種機器の作動を制御するための制御手段であり、インバータ51と制御機器52とを有している。
インバータ51は、膨張機330に接続された発電機331の作動を制御するものであり、発電機331が膨張機330の駆動力によって作動される時に、発電される電力をバッテリ40に充電する。
また、制御機器52は、上記インバータ51の作動を制御すると共に、圧力センサ201、302からの検出信号を取得して、冷凍サイクル200およびランキンサイクル300を作動させる際に電磁クラッチ、電動ファン260、ポンプ310の電動機311等を併せて制御するものである。
次に、上記構成に基づく作動およびその作用効果について説明する。
1.冷凍サイクル単独運転
エンジン10始動直後の暖機中等で廃熱が得られない場合で、エアコン要求がある時は、通電制御回路50は、ポンプ310の電動機311を停止(膨張機320は停止)させ、電磁クラッチを接続し、エンジン10の駆動力によって圧縮機210を駆動させ、冷凍サイクル200を単独運転させる。この場合は、通常の車両用エアコンと同じ作動をする。
2.ランキンサイクル単独運転
エアコン要求が無く、エンジン10の廃熱が充分ある時は、通電制御回路50は、電磁クラッチを切断(圧縮機210は停止)し、電動機311(ポンプ310)を作動させ、ランキンサイクル300を単独運転させて発電を行う。
この場合は、ポンプ310によって受液器350内のRA液冷媒が昇圧されて加熱器320に送られ、加熱器320においてRA液冷媒は高温のエンジン冷却水によって加熱され、RA過熱蒸気冷媒となって膨張機330に送られる。膨張機330においてRA過熱蒸気冷媒は等エントロピー的に膨張減圧され、その熱エネルギーと圧力エネルギーの一部が回転駆動力に変換される。膨張機330で取り出された回転駆動力によって発電機331が作動され、発電機331は発電する。そして、発電機331によって得られた電力は、インバータ51を介してバッテリ40に充電され、各種補機の作動に使用される。膨張機330で減圧されたRA冷媒はRA凝縮器340で凝縮され、受液器350で気液分離され、再びポンプ310へ吸引される。
3.冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転
エアコン要求があり、且つ廃熱が充分にある時は、通電制御回路50は、冷凍サイクル200とランキンサイクル300を同時運転させ、空調と発電の両方を行う。
この場合は、電磁クラッチを接続し、電動機311(ポンプ310)を作動させる。AC冷媒、RA冷媒は、それぞれ冷凍サイクル200、ランキンサイクル300内を循環する。各サイクル200、300の作動については、上記単独運転の場合と同じである。
ここで、上記の冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転においては、AC凝縮器220がRA凝縮器340の後側に配置されていることから、RA凝縮器340には外気温度の冷却空気が流入するが、AC凝縮器220にはRA凝縮器340で熱交換されて温度上昇した冷却空気が流入することになる。従って、AC凝縮器220においては、純粋に外気温度の冷却空気(熱交換を受けていない外部空気)を流入させた場合に比べて放熱能力が低下し、これに伴って、冷凍サイクル200の高圧側圧力PHaが上昇することになる。高圧側圧力PHaが上昇すると圧縮機210の動力、あるいは電動ファン260の動力が増加し、圧縮機210、電動ファン260(電動機)の信頼性低下のおそれが生ずると共に、冷凍サイクル200の成績係数が低下する。よって、ここでは、冷凍サイクル200の動力増加分と、ランキンサイクル300における回生動力分との収支を見極めて、つまり、回生動力分が動力増加分よりも上回るように、通電制御回路50は、図6に示すフローチャート、および図7に示すマップに基づいて、ランキンサイクル300に対する収支悪化回避制御を行う。
即ち、通電制御回路50は、まず、図6のステップS100で冷凍サイクル、ランキン同時運転を実行すると、ステップS110で各種データを読込む。各種データとは、温水ポンプ22の回転数に応じて算出される冷却水の重量流量Gw、エンジン制御に係る冷却水温度Tw、車速および電動ファン260の作動状態に応じて算出される冷却空気重量流量Ga、温度センサ101によって検出される流入空気温度Ta、圧力センサ201によって検出される高圧側圧力PHaである。
次に、ステップS120で、ランキンサイクル300における可能回生動力Lrpを図7に示すマップを用いて算出する。図7のマップは、冷却水の重量流量Gw、冷却水温度Tw、冷却空気の重量流量Ga、流入空気温度(外気温度)Taをそれぞれパラメータとして、膨張機330の回転数Neに対する膨張機330の回生動力Leを予め関係付けたものである。回生動力Leは、膨張機回転数Neの上昇に伴って上昇し、極大値をとるような特性を有している。そして、ステップS110において読込んだ冷却水重量流量Gw、冷却水温度Tw、冷却空気重量流量Ga、流入空気温度Taに対応するマップを選択し、この条件下において回生動力Leが最大となる値を可能回生動力Lepとして算出する。
そして、ステップS130で、ステップS120において算出した可能回生動力Lepに対応する膨張機回転数Neを算出して、算出した膨張機回転数Neとなるように、作動中の膨張機330の回転数を調整する。
次に、ステップS140で、ランキンサイクル300の作動中における冷凍サイクル200の作動に必要とされる圧縮機210の動力Lc1、および電動ファン260の動力Lf1を算出し、両動力Lc1、Lf1を足し合わせてトータル動力L1を算出する。この場合は、RA凝縮器340を通過してAC凝縮器220に流入する冷却空気の温度(通過空気温度Tas)は、流入空気温度Taよりも上昇することになり、AC凝縮器220は、この通過空気温度Tasの冷却空気を用いた熱交換を行うことになる。
上記の圧縮機動力Lc1および電動ファン動力Lf1の算出にあたっては以下のように実施する。即ち、ステップS110において読込んだ高圧側圧力PHaと、エンジン回転数に応じて算出される圧縮機210の回転数、AC冷媒流量から圧縮機210の差圧ΔP1を算出し、この差圧ΔP1に基づいて圧縮機動力Lc1を算出する。また、高圧側圧力PHaに応じて定まる電動ファン260の作動状態(HiあるいはLo)から電動ファン動力Lf1を算出する。
次に、ステップS150で、ランキンサイクル300を停止したと仮定した場合に冷凍サイクル200の作動に必要とされる圧縮機210の動力Lc2、および電動ファン260の動力Lf2を算出し、両動力Lc2、Lf2を足し合わせてトータル動力L2を算出する。この場合は、RA凝縮器340は熱交換を行わないため、RA凝縮器340を通過してAC凝縮器220に流入する冷却空気の温度は、流入空気温度Taと同一となり、AC凝縮器220は、この流入空気温度Taの冷却空気を用いた熱交換を行うことになる。つまり、ランキンサイクル300が作動されている場合に対して、AC凝縮器220における放熱能力は増加して、高圧側圧力PHaは低下することになり、この時の高圧側圧力を推定高圧側圧力PHa2として算出する
上記の圧縮機動力Lc2および電動ファン動力Lf2の算出にあたっては以下のように実施する。即ち、上記で推定した推定高圧側圧力PHa2と、エンジン回転数に応じて算出される圧縮機210の回転数、AC冷媒流量から圧縮機210の差圧ΔP2を算出し、この差圧ΔP2に基づいて圧縮機動力Lc2を算出する。また、推定高圧側圧力PHa2に応じて定まる電動ファン260の作動状態(HiあるいはLo)から電動ファン動力Lf2を算出する。
次に、ステップS160で、上記ステップS140、S150においてそれぞれ算出したトータル動力L1とトータル動力L2との差から、動力上昇分ΔLを算出する。
そして、ステップS170で、可能回生動力Lepから動力上昇分ΔLを差し引いた値がプラスになるか否かを判定する。差し引いた値がプラスになるということは、冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転において、可能回生動力Lepで冷凍サイクル200の作動を賄い、且つ、余剰の回生動力を得ているという状態である。
ステップS170で、差し引いた値がプラス(YES)であると判定すると、ステップS180でランキンサイクル300の作動を継続して、有効な回生動力を得るようにする。また、ステップS170で、否と判定すると、ステップS190でランキンサイクル300の作動を停止する。
以上のように、本実施形態では、冷凍サイクル200、ランキンサイクル300にそれぞれ専用のAC凝縮器220、RA凝縮器340を設定して、RA凝縮器340をAC凝縮器220の前側(冷却空気流れの上流側)に配置するようにしているので、冷凍サイクル200の作動の有無に関らず、ランキンサイクル300の作動時においては、RA凝縮器340には常に外気温度に等しい冷却空気を流入させることができ、RA凝縮器340において冷媒圧力が上昇することがなく、膨張機330の入口出口間の圧力差の低下や、回生動力の低下を招くことがない。
また、ランキンサイクル300の単独運転時において、各サイクル200、300は、それぞれ独立した冷媒回路を形成していることから、ランキンサイクル300側から冷凍サイクル200側に冷媒、および潤滑油が溜まり込むことも無く、本来のランキンサイクル300の能力を充分発揮できると共に、膨張機330やポンプ310の信頼性を確実に確保することができる。
総じて、ランキンサイクル300に対して、信頼性を確保すると共に、充分な性能を発揮できる冷凍装置100Aとすることができる。
また、冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転において、冷凍サイクル200の動力上昇分ΔLが、ランキンサイクル300の回生動力Leよりも小さくなる条件で、回生動力Leが最適値(可能回生動力Lep)となるように、膨張機回転数Neを調整するようにしているので、確実、且つ最適な回生動力Leの得られる冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転が可能となる。
また、冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転において、冷凍サイクル200の動力上昇分ΔLが、ランキンサイクル300の回生動力Leよりも大きくなる条件では、ランキンサイクル300の作動を停止するようにしているので、回生動力Leが動力上昇分ΔLよりも下回ることを防止することができ、ランキンサイクル300の無駄な作動を無くすことができる。そして、AC凝縮器220に外気と同温度の外部空気を流入させることができるので、AC凝縮器220において、AC冷媒圧力の上昇、圧縮機220の動力増加および信頼性低下、冷凍サイクル200の成績係数低下を防止することができる。
また、膨張機330の回生動力Leの最適値として可能回生動力Lesを算出する際に、図7で説明したマップを使用するようにしており、これにより、冷凍サイクル200の動力上昇分ΔL、ランキンサイクル300の回生動力Leの最適値を容易に算出することができる。
また、RA凝縮器340の入口部340a、出口部340bの位置を、冷却空気の流れ方向から見て、AC凝縮器220の入口部220a、出口部220bの位置とそれぞれ同一領域となるようにしているので、RA凝縮器340内におけるRA冷媒の流入部領域および流出部領域を、AC凝縮器220内におけるAC冷媒の流入部領域および流出部領域とそれぞれ同じ位置関係にすることができる。そして、RA凝縮器340を通過した後の冷却空気の温度上昇分は、RA冷媒の流入部側が高く、流出部側に向かうに従って低くなる。また、AC凝縮器220内のAC冷媒の温度は当然のことながら熱交換によって流入部側から流出部側に向けて低くなる。よって、AC凝縮器220に流入する冷却空気とAC冷媒との温度分布が同一傾向となる位置関係とすることができるので、冷却空気とAC冷媒との温度差を全体的に均一にすることができ、AC凝縮器220における効果的な放熱が可能となる。
また、RA凝縮器340における入口部340a、出口部340bが、前側に向けて開口するようにしているので、RA凝縮器340へのRA冷媒の配管の取り回しにおいて、RA凝縮器340とAC凝縮器220との間に配管を配設する必要が無く、両凝縮器340、220間の寸法を悪化させることが無い。また、RA凝縮器340への配管の接続を容易にすることができる。
また、AC凝縮器220における入口部220a、出口部220bが冷却空気の流れ方向に直交する方向に開口するようにしているので、AC凝縮器220へのAC冷媒の配管の取り回しにおいて、RA凝縮器340とAC凝縮器220との間に配管を配設すること、あるいは前側から後側に向けて配管を配設することが無くなるので、両凝縮器340、220間の寸法を悪化させてしまうこと、あるいはRA凝縮器340の前面面積を小さくせざるを得なくなるということを防止できる。更に、AC凝縮器220への配管の接続を容易にすることができる。
尚、図6で説明した収支悪化回避制御において、ステップS140、S150において、圧力センサ201から得られる高圧側圧力PHa、圧縮機210の回転数、AC冷媒流量から差圧ΔP1、ΔP2を算出して、更に差圧ΔP1、ΔP2に基づいて圧縮機動力Lcl、Lc2を算出するようにしたが、これらの物理量を予めマップにまとめて、このマップから圧縮機動力Lcl、Lc2を求めるようにしても良い。
また、ステップS120、S130では、マップを使用して可能回生動力Lepと、それに対応する膨張機回転数Neを算出するようにしたが、ランキンサイクル300の加熱器320側とRA凝縮器340側との熱バランスに基づく釣り合い式から算出するようにしても良い。
更には、ステップS140、S150での、圧縮機動力Lc1、Lc2、トータル動力L1、L2の算出について、冷凍サイクル200のAC凝縮器220側と蒸発器250側との熱バランスに基づく釣り合い式から算出するようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図8に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対してRA凝縮器340、AC凝縮器220に導入流路部としてのダクト103と、開口調整部としてのガイド104とを設けたものとしている。
ダクト103は、AC凝縮器220の車両幅方向における両端部側に設けられた導風用板部材であり、AC凝縮器220の両端部からRA凝縮器340の前側に向けてそれぞれ拡がるように形成されている。ダクト103は、図8中の破線矢印のように、冷却空気がRA凝縮器340の前側からRA凝縮器340を通過せずに、両端部側のRA凝縮器340とAC凝縮器220との間を通るようにして、冷却空気をAC凝縮器220に導入させるように形成されている。
また、ガイド104は、RA凝縮器340の車両幅方向における両端部側に設けられて、それぞれの端部を中心にして、通電制御回路50によって車両幅方向に回動される板状部材として形成されている。ガイド104は、図8中の実線で示されるように、車両幅方向の外側に向けて回動されると、RA凝縮器340への開口面積を拡大してRA凝縮器340への冷却空気の流入量を増加させる。一方、ガイド104は、図8中の破線で示されるように、車両幅方向の内側に向けて回動されると、ダクト103によって形成される流路、即ちRA凝縮器340とAC凝縮器220との間に向かう流路の開口面積を拡大してAC凝縮器220への冷却空気の流入量を増加させる。
このように形成された第2実施形態においては、ガイド104の回動位置は、RA凝縮器340、AC凝縮器220の必要放熱量に応じて、通電制御回路50によって制御される。つまり、冷凍サイクル単独運転においては、ガイド104は、AC凝縮器220の必要放熱量に応じて回動制御される。ガイド104を車両幅方向の内側に向けて回動することで、RA凝縮器340の抵抗を受けずにAC凝縮器220へ流入する冷却空気の流入量を増加させて、AC凝縮器220の放熱性能を向上することができる。
また、ランキンサイクル単独運転においては、ガイド104は、RA凝縮器340の必要放熱量に応じて回動制御される。ガイド104を車両幅方向の外側に向けて回動することで、RA凝縮器340への冷却空気の流入量を増加させて、RA凝縮器340の放熱性能を向上することができる。この時、ガイド104によって、一旦RA凝縮器340を通過した冷却空気が回り込んで、再びRA凝縮器340に流入しないようにすることができる。
更に、冷凍サイクル、ランキンサイクル同時運転においては、ガイド104は、両凝縮器220、340の必要放熱量に応じて回動制御される。この場合では、ガイド104を車両幅方向の内側に回動させて、AC凝縮器220へ外気温度と同一の冷却空気を流入させることで、AC凝縮器220における放熱性能を向上させることができる。
このように、AC凝縮器220およびRA凝縮器340の必要放熱量に応じて、それぞれの凝縮器220、340への冷却空気の流入量を調整することで、それぞれの凝縮器220、340での効果的な放熱が可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図9、図10に示す。第3実施形態は、RA凝縮器340の前面面積を、AC凝縮器220の前面面積よりも小さくなるように設定して、両凝縮器220、340が互いに重ならない領域(図9、図10中のA領域)を形成するようにしたものである。
ここでは、RA凝縮器340の上下方向寸法をAC凝縮器220の上下方向寸法よりも小さくすることで、RA凝縮器340の下側において、両凝縮器220、340が重ならない領域を形成している。
RA凝縮器340の上下方向寸法を単純に小さくすると、RA凝縮器340の放熱能力が小さくなってしまうため、ここでは、図10に示すように、熱交換部の厚み寸法D(冷却空気の流れ方向寸法)をAC凝縮器220の熱交換部の厚み寸法よりも大きく設定することで、放熱能力を確保するようにしている。
これにより、RA凝縮器340で熱交換を受けない外気温度に等しい冷却空気を直接AC凝縮器220に流入させることができ、AC凝縮器220での放熱能力を向上させることができる。
ここでは、RA凝縮器340の前面面積を小さくする分、熱交換部の厚み寸法Dを大きくすることで放熱能力を稼ぎ、RA凝縮器340の前面面積の縮小化を容易としている。
(その他の実施形態)
AC凝縮器220、RA凝縮器340のそれぞれの入口部220a、340a、出口部220b、340bの設定位置、および開口方向は、上記各実施形態の内容に限定されるものではなく、他の位置、方向としても良い。
また、冷凍サイクル200における圧縮機210は、エンジン10によって駆動されるエンジン駆動圧縮機に限らず、電動機によって駆動される電動圧縮機、あるいはエンジンおよび電動機によって駆動されるハイブリッド圧縮機としても良い。
また、ランキンサイクル300において、ポンプ310は電動機311によって駆動されるものとし、膨張機330に発電機331が接続されるものとしたが、電動機311を廃止すると共に、発電機331を電動機と発電機との両機能を備える電動発電機として、この電動発電機にポンプ310、および膨張機330が接続されるものとしても良い。
この場合、ランキンサイクル300を運転する際には、まず、電動発電機を電動機として作動させ、ポンプ310を駆動する。そして、エンジン10からの廃熱が充分に得られ、膨張機330での駆動力がポンプ310の動力を上回ったら、電動発電機を発電機として作動させ、発電を行う。
これにより、ポンプ310を駆動するための専用の駆動源(上記各実施形態における電動機311)を無くすことができ、構成を簡素化できると共に、ポンプ310駆動用のエネルギーを低減することができる。
第1実施形態における廃熱利用装置を備える冷凍装置のシステム全体を示す模式図である。 第1実施形態における車両への冷凍用凝縮器、ランキン用凝縮器、ラジエータの搭載状態を示す側面図である。 第1実施形態における冷凍用凝縮器とランキン用凝縮器のそれぞれの冷媒の入口部、出口部を示す斜視図である。 第1実施形態における冷凍用凝縮器、ランキン用凝縮器、ラジエータのそれぞれの冷媒、冷却水の入口部、出口部との配管接続方向を示す斜視図である。 第1実施形態における電動ファンの冷媒圧力に対する作動モードを示す制御特性図である。 第1実施形態における冷凍サイクルとランキンサイクルの同時運転を実行する場合の制御方法を示すフローチャートである。 第1実施形態における膨張機の最適回転数を算出するマップである。 第2実施形態におけるダクト、ガイドを示す平面図である。 第3実施形態における冷凍用凝縮器およびランキン用凝縮器を示す斜視図である。 第3実施形態における冷凍用凝縮器およびランキン用凝縮器を示す補足説明用の斜視図である。
符号の説明
10 エンジン(熱機関)
50 通電制御回路(制御手段)
100A 廃熱利用装置を備える冷凍装置
103 ダクト(導入流路部)
104 ガイド(開口調整部)
200 冷凍サイクル
210 圧縮機
220 冷凍用凝縮器
220a 入口部
220b 出口部
240 膨張弁
250 蒸発器
300 ランキンサイクル
310 ポンプ
320 加熱器
330 膨張機
340 ランキン用凝縮器
340a 入口部
340b 出口部

Claims (11)

  1. 車両に搭載されると共に、
    圧縮機(210)、冷凍用凝縮器(220)、膨張弁(240)、蒸発器(250)が環状に接続されて冷凍用冷媒が循環する冷凍サイクル(200)と、
    ポンプ(310)、前記車両の熱機関(10)の廃熱を加熱源とする加熱器(320)、膨張機(330)、ランキン用凝縮器(340)が環状に接続されてランキン用冷媒が循環するランキンサイクル(300)とを有する廃熱利用装置を備える冷凍装置において、
    前記冷凍用凝縮器(220)および前記ランキン用凝縮器(340)は、前記車両の所定部位に、冷却用の外部空気の流れ方向に対して直列配置されると共に、前記ランキン用凝縮器(340)が前記冷凍用凝縮器(220)に対して前記外部空気の上流側に配置されたことを特徴とする廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  2. 前記冷凍サイクル(200)と前記ランキンサイクル(300)との作動を制御する制御手段(50)を備え、
    前記制御手段(50)は、前記冷凍サイクル(200)と前記ランキンサイクル(300)とを同時運転する場合に、前記ランキンサイクル(300)の作動に伴う前記冷凍サイクル(200)作動用の動力上昇分が、前記ランキンサイクル(300)による動力回生分より大きくなる条件では、前記ランキンサイクル(300)の作動を停止することを特徴とする請求項1に記載の排熱利用装置を備える冷凍装置。
  3. 前記冷凍サイクル(200)と前記ランキンサイクル(300)との作動を制御する制御手段(50)を備え、
    前記制御手段(50)は、前記冷凍サイクル(200)と前記ランキンサイクル(300)とを同時運転する場合に、前記ランキンサイクル(300)の作動に伴う前記冷凍サイクル(200)作動用の動力上昇分が、前記ランキンサイクル(300)による回生動力分より小さくなる条件で、前記回生動力を最適値とするように、前記膨張機(330)の回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載の排熱利用装置を備える冷凍装置。
  4. 前記制御手段(50)は、前記動力上昇分、前記最適値を予め定めたマップにより算出することを特徴とする請求項3に記載の排熱利用装置を備える冷凍装置。
  5. 前記制御手段(50)は、前記動力上昇分、前記最適値を前記冷凍サイクル(200)、前記ランキンサイクル(300)における高圧側と低圧側との熱の釣り合い式から算出することを特徴とする請求項3に記載の排熱利用装置を備える冷凍装置。
  6. 前記ランキン用凝縮器(340)に対する前記ランキン用冷媒用の入口部(340a)および出口部(340b)が配設される位置は、前記外部空気の流れ方向から見て、前記冷凍用凝縮器(220)に対する前記冷凍用冷媒用の入口部(220a)および出口部(220b)が配設される位置と同一領域となるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  7. 前記ランキン用凝縮器(340)の前記外部空気上流側から、前記ランキン凝縮器(340)および前記冷凍用凝縮器(220)の間を通り、前記冷凍用凝縮器(220)に前記外部空気を導入可能とする導入流路部(103)と、
    前記制御手段(50)によって制御されて移動することで、前記ランキン用凝縮器(220)側への開口面積および前記導入流路部(103)側への開口面積を調整する開口調整部(104)とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  8. 前記ランキン用凝縮器(340)の前面面積は、前記冷凍用凝縮器(220)の前面面積よりも小さく形成されて、前記冷凍用凝縮器(220)の前記外部空気上流側には、前記ランキン用凝縮器(340)が重ならない領域が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  9. 前記ランキン用凝縮器(340)の前記外部空気流れ方向の寸法は、前記冷凍用凝縮器(220)の前記外部空気流れ方向の寸法よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項8に記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  10. 前記ランキン用凝縮器(340)における前記ランキン用冷媒の入口部(340a)および出口部(340b)は、前記外部空気の流れ方向上流側に向けて開口するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
  11. 前記冷凍用凝縮器(220)における前記冷凍用冷媒の入口部(220a)および出口部(220b)は、前記外部空気の流れ方向に直交する方向に開口するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の廃熱利用装置を備える冷凍装置。
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