JP2008290465A

JP2008290465A - 車載情報表示装置

Info

Publication number: JP2008290465A
Application number: JP2005249791A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Hirota; 秀行廣田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2005-08-30
Filing date: 2005-08-30
Publication date: 2008-12-04
Also published as: WO2007026450A1

Abstract

【課題】ディスプレイ手段の開閉に関係なく情報記録媒体の挿脱が可能で、かつ、ディスプレイ手段開時には、車室内の前席・後席、もしくは右側席・左側席のどこからでも、また背の低い子供でも情報記録媒体の挿脱を可能とした車載情報表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】情報読み出し手段と、この情報読み出し手段から読み出した情報を表示するディスプレイ手段と、前記両手段を上下に重ね合わせて一体に保持するハウジングと、このハウジングを車体天井面に開閉可能に支持する回転支持手段と、前記ハウジングを車体天井面に収納状態に保持するロック手段とを備えたものである。
【選択図】図１

Description

この発明は、例えば、情報記録媒体から読み出した情報を表示する車載情報表示装置、特に車室内の天井面に設置される車載情報表示装置に関するものである。

従来のこの種の車載情報表示装置は、特許文献１に示されるように、開閉構造を備えたディスプレイ手段と、僅かの角度だけ開き回動可能に構成された情報読み出し手段を有していた。この場合、情報読み出し手段は僅かの角度だけ開き回動可能であり、情報記録媒体の挿脱口・エゼクト（ＥＪＥＣＴ）ボタンは情報読み出し手段の前面、つまり後席向きに配置、固定されている。したがって、情報読み出し手段に対する情報記録媒体の挿入は後席側でなければならず、またエゼクトボタンを操作することにより、挿入されている情報記録媒体は情報読み出し手段から後席方向へ排出される。

国際公開番号：ＷＯ０２／０９９７６Ａ１

従来の車載情報表示装置は以上のように構成されているので、情報読み出し手段とディスプレイ手段とは並設して天井面に設けているため、これ等の取り付けに大きな面積を要し、乗員に対し天井面からの大きな出っ張り感を与える。また、情報記録媒体の挿脱口は車室内の天井面に近接し後席向きである。このため、前席の乗員、背の低い子供等は情報記録媒体の挿脱口・エゼクトボタンが見えず、手も届きにくく、情報記憶媒体の挿脱が困難であるとともに、情報読み出し手段の操作も困難である等の課題があった。

この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、ディスプレイ手段の開閉に関係なく情報記録媒体の挿脱が可能で、かつ、ディスプレイ手段開時には、車室内の前席・後席、もしくは右側席・左側席のどこからでも、また背の低い子供でも情報記録媒体の挿脱が可能であるとともに、操作が容易な車載情報表示装置を提供することを目的とする。

この発明に係る車載情報表示装置は、情報記録媒体から情報を読み出す情報読み出し手段と、この情報読み出し手段から読み出した情報を表示するディスプレイ手段と、前記両手段を上下に重ね合わせて一体に保持するハウジングと、このハウジングを車体天井面に開閉可能に支持する回転支持手段と、前記ハウジングを閉じ状態に保持するロック手段とを備えたものである。

この発明によれば、情報記録媒体から情報を読み出す情報読み出し手段とディスプレイ手段をハウジング内に上下に配置して収納し、このハウジングを車体天井面から垂下するように開閉可能に支持した構成であるので、情報読み出し手段とディスプレイ手段は厚み方向に重なり合い、車室内の天井面に対する取り付け面積を少なくすることができ、天井面からの出っ張り感をなくし、ハウジングのデザインに自由度を持たせることが可能である。また、ディスプレイ手段の使用状態においては、情報記録媒体挿脱口・エゼクトボタンの位置が天井面より下がり、車室内の前席・後席、もしくは右側席・左側席のどこからでも、また背の低い子供でも情報記録媒体挿脱口への情報記録媒体の挿脱およびエゼクトボタンの操作が可能であるという効果がある。

以下、この発明の実施の形態の一形態を、図を参照して説明する。
実施の形態１．
図１はこの発明の車載情報表示装置を示す外観斜視図であり、図２はハウジングを開いて垂下させ、情報記録媒体を情報読み出し手段の情報記録媒体挿脱口に対応させた状態を示す斜視図、図３は図１のＡ−Ａ線に沿う縦断面図、図４は図２のｂ−Ｂ線に沿う横断面図、図５は第２のハウジング５のロック手段部の拡大図である。

車室内の天井面１には穴１ａが形成されており、この穴１ａに下面を開放した第１のハウジング２を挿入し、このハウジング２の開口側端の両側の設けた取り付け片３を天井面１の裏側に固定している。この第１のハウジング２内の上部には各種の電気素子を備えた回路基板４が収納され、この回路基板４の下部には第２のハウジング５が収納されている。この第２のハウジング５内には、支持を兼ねた仕切り板７を挟んで上部にはディスプレイ手段８が、また下部には情報読み出し手段９が一体に収納されている。そして、第２のハウジング５の一端側は回動軸６によって開閉可能に第１のハウジング２の両側板に支持されており、この回動軸６は第１のハウジング２の両側板に直接または軸受け（図示せず）を介して支持されている。回動軸６を支点に第２のハウジング５を回動させて垂下させたとき、垂下した情報読み出し手段の下端面になる位置に情報記録媒体挿脱口１０およびエゼクトボタン１８が設けられている。

第２のハウジング５の回動軸６で支持されない側の端面には該第２のハウジングを閉状態にロックするロック手段が設けられている。このロック手段は、第２のハウジング５の回動軸６で支持されない側の端面に形成された係合凹部１１と、固定側、つまり第１のハウジング２に支持された軸１３に回動可能に支持され係合凹部１１に係合する係合部材１２と、常に係合部材１２を係合方向（図示例において反時計方向）に付勢するように軸１３に巻き付けたコイルばね１４とで構成されている。また、係合部材１２の操作腕１２ａには第２のハウジング５の開き操作ボタン１５の軸１５ａが当接しており、開き操作ボタン１５の段部１５ｂは第１のハウジング２の内面に押圧支持されている。

次に動作について説明する。
第２のハウジング５を軸６を中心に回動させて第１のハウジング２内に収納し、この第２のハウジング５の係合凹部１１に係合部材１２を係合させて、収納（閉じ）状態を保持させている状態において、開き操作ボタン１５を矢印の方向に押すと、ボタン軸１５ａが操作腕１２ａを介して係合部材１２を矢印の時計方向に回動させて、第２のハウジング５の係合状態を解除する。

第２のハウジング５は係合状態が解除されると、回動軸６を支点に矢印の反時計方向に回動して図２、図３に示すように約９０度回動して垂下状態となる。この垂下状態において、情報読み出し手段９の下端は第２のハウジング５の幅寸法分だけ低くなるので、図示例のようにこの下端位置に情報記録媒体挿脱口１０およびエゼクトボタン１８を設けておくと、この情報記録媒体挿脱口１０に対する情報記録媒体１６の挿入排出操作を容易に行うことが可能となる。情報読み出し手段９で情報記録媒体１６から読み出した情報はリード線１７を介して回路基板４に送られる。そして、回路基板４上で処理された情報は、リード線１７を介してディスプレイ手段８に送られて表示が行われる。
この場合、第２のハウジング５の垂下状態において、前面にディスプレイ手段８、背面に情報読み出し手段９が位置する構成とすることにより、ディスプレイ手段８の表示は何の妨げもなく見ることができる。
また、情報記録媒体１６を交換する場合は、情報記録媒体挿脱口１０と同じ面に設けられたエゼクトボタン１８を操作することにより、挿入されている情報記録媒体１６を情報記録媒体挿脱口１０から取り出し、別の情報記録媒体１６を情報記録媒体挿脱口１０から挿入すればよい。なお、情報記録媒体１６としては、ディスク、カード、テープ等のいずれであってもよい。また、情報記録媒体１６を情報読み出し手段９に挿入した状態においては、所定位置に保持され、情報記録媒体挿脱口１０が下向きで、かつ走行時の振動が加わっても脱落することがないような構成となっている。

以上のように、この実施の形態１によれば、情報記録媒体から情報を読み出す情報読み出し手段とディスプレイ手段を第２のハウジング内に上下に配置して収納し、この第２のハウジングを車体天井面から垂下するように開閉可能に第１のハウジングに支持した構成であるので、情報読み出し手段とディスプレイ手段は厚み方向に重なり合い、車室内の天井面に対する取り付け面積を少なくすることができ、天井面からの出っ張り感をなくし、ハウジングのデザインに自由度を持たせることが可能である。また、ディスプレイ手段の使用状態においては、情報記録媒体挿脱口・エゼクトボタンの位置が天井面より下がり、車室内の前席・後席、もしくは右側席・左側席のどこからでも、また背の低い子供でも情報記録媒体挿脱口への情報記録媒体の挿脱およびエゼクトボタンの操作が可能である。

なお、車載情報表示装置は、走行時の振動によって第２のハウジングが傾動するので、例えば、回動軸６と第２のハウジングとの間、または第１のハウジング２と第２のハウジング５との間に制動手段を設けておくことが必要であるが、その構成は周知であるので、図示を省略する。

この発明の車載情報表示装置を示す外観斜視図である。ハウジングを開いて垂下させ、情報記録媒体を情報読み出し手段の情報記録媒体挿脱口に対応させた状態を示す斜視図である。図１のＡ−Ａ線に沿う縦断面図である。図２のｂ−Ｂ線に沿う横断面図である。第２のハウジング５のロック手段部の拡大図である。

符号の説明

１天井面、２第１のハウジング、３取り付け片、４回路基板、５第２のハウジング、６回動軸、７仕切り板、８ディスプレイ手段、９情報読み出し手段、１０情報記録媒体挿脱口、１１係合凹部、１２係合部材、１３回動軸、１４コイルばね、１５開き操作ボタン、１６情報記録媒体、１７リード線、１８エゼクトボタン。

Claims

情報読み出し手段と、この情報読み出し手段から読み出した情報を表示するディスプレイ手段と、前記両手段を上下に重ね合わせて一体に保持するハウジングと、このハウジングを車体天井面に開閉可能に支持する回転支持手段と、前記ハウジングを前記車体天井面の凹部に収納状態に保持するロック手段とを備えた車載情報表示装置。
情報読み出し手段は、ハウジングを垂下させたとき、ディスプレイ手段の背面側に位置するように設けたことを特徴とする請求項１記載の車載情報表示装置。
情報読み出し手段は、ハウジングの垂下状態への回転により下端面となる位置に情報記憶媒体挿脱口を設けたことを特徴とする請求項１記載の車載情報表示装置。