JP2019003515A - 車載用記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材が不意に開くことを抑制しつつ、カバー部材を開く際の操作を容易にする。【解決手段】車載用記録装置10は、筐体12と、カバー部材22と、支持壁部40と、引張コイルバネ58とを備える。筐体12は、前面に開口20を有する。カバー部材22は、開口20を閉じるカバー部24と、カバー部24の幅方向に突出しカバー部24の上下方向に延びる直状突起38とを有する。支持壁部40は、筐体12の上下方向に延び直状突起38が挿入された溝42と、溝42の上側に隣接し直状突起38を回転可能に支持可能な穴44とを有し、筐体12に設けられている。引張コイルバネ58は、一端部がカバー部材22に固定されると共に他端部が筐体12に固定され、カバー部材22が閉じた状態においてカバー部材22を下側に付勢する。【選択図】図7

Description

本願の開示する技術は、車載用記録装置に関する。
昨今、例えばトラック等の車両には、デジタルタコグラフ等の車載用記録装置が搭載されている。このような車載用記録装置は、情報記録媒体や、外部機器のコネクタ等を挿入するための差込口を備える。この差込口が外部に露出した状態では、差込口に異物が侵入する虞があるので、一般に、差込口は、カバー部材によって覆われる。
このようなカバー部材は、車両上下方向の振動や車両正面からの衝撃等により開かないことが望ましい。そこで、カバー部材に対して可動なロック部材によりカバー部材のロック及びロック解除を行うロック機構が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところが、このようなロック機構は、ロックを解除するための操作が必要とされる。したがって、カバー部材を開く際には、ロック機構のロックを解除する操作と、カバー部材を開く操作の二段階の操作が必要になり、カバー部材を開く際の操作が煩雑になる。
一方、上述のようなロック機構を用いずに、カバー部材をロックする機構としては、次の構造が例示される(例えば、特許文献3参照)。すなわち、例示に係る構造は、筐体に設けられた直状突起と、カバー部材に形成された穴と、穴から下側に延びる溝とを有する。
この構造では、カバー部材が閉じて直状突起が溝に挿入された状態では、直状突起が溝と係合することにより、カバー部材の開く方向への回転が規制される。一方、カバー部材を下側に移動させて直状突起を溝から穴に移動させた状態では、直状突起が穴に回転可能に支持され、カバー部材が開く方向に回転可能になる。
特開2014−85878号公報 特開平8−307066号公報 実開平5−57878号公報
しかしながら、上記例示に係る構造では、上述の通り、カバー部材を下側に移動させて直状突起を溝から穴に移動させることで、直状突起が穴に回転可能に支持され、カバー部材が開く方向に回転可能になる。したがって、上記例示に係る構造を車両に適用した場合には、車両上下方向の振動及び重力によりカバー部材が下側に移動してカバー部材が開く方向に回転可能な状態になり、カバー部材が不意に開く虞がある。
本願の開示する技術は、上記事情に鑑みて成されたものであり、カバー部材が不意に開くことを抑制しつつ、カバー部材を開く際の操作が容易である車載用記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術に係る車載用記録装置は、筐体と、カバー部材と、支持壁部と、バネ部材とを備える。筐体は、前面に開口を有する。カバー部材は、開口を閉じるカバー部と、カバー部の幅方向に突出しカバー部の上下方向に延びる直状突起とを有する。支持壁部は、筐体の上下方向に延び直状突起が挿入された溝と、溝の上側に隣接し直状突起を回転可能に支持可能な穴とを有し、筐体に設けられている。バネ部材は、一端部がカバー部材に固定されると共に他端部が筐体に固定され、カバー部材が閉じた状態においてカバー部材を下側に付勢する。
本願の開示する技術によれば、カバー部材が不意に開くことを抑制しつつ、カバー部材を開く際の操作を容易にできる。
車載用記録装置が搭載された車両のダッシュボードの一例を示す正面図である。 車載用記録装置の第一実施形態を示す斜視図である。 図2に示される車載用記録装置の正面図である。 図3に示される車載用記録装置においてカバー部材が持ち上げられた状態を示す正面図である。 図3に示される車載用記録装置においてカバー部材が開いた状態を示す正面図である。 図3に示されるカバー部材の周辺部を背面上側から見た斜視図である。 図3に示されるカバー部材の周辺部を背面斜め上側から見た斜視図である。 図3に示されるカバー部材の周辺部を背面斜め上側から見た斜視図である。 図3のF9−F9線断面図である。 図4のF10−F10線断面図である。 図3のF11−F11線断面図である。 図5のF12−F12線断面図である。 車載用記録装置の第二実施形態を示す側面断面図である。
[第一実施形態]
はじめに、本願の開示する技術の第一実施形態を説明する。
図1は、車載用記録装置が搭載された車両のダッシュボードの一例を示す正面図である。図1に示されるように、例えばトラック等の車両に設けられたダッシュボード100には、車載用記録装置10が搭載される。この車載用記録装置10は、例えば、車載用デジタルタコグラフ装置、又は、車載用ドライブレコーダ装置等である。
図2は、車載用記録装置10の第一実施形態を示す斜視図である。図2及び以下に示す各図において、矢印FR、矢印RH、矢印UPは、車載用記録装置10の前側、右側、上側をそれぞれ示している。図2に示されるように、車載用記録装置10は、筐体12と、基板14とを備える。筐体12は、平盤状に形成されており、基板14は、筐体12に収容されている。
筐体12は、より具体的には、主ケース16と、フロントケース18とを備える。主ケース16は、前側に開口する箱形に形成されており、フロントケース18は、主ケース16の前側に組み付けられている。筐体12の前面には、正面視で筐体12の幅方向を長手方向とする長方形状の開口20が形成されている。開口20は、後述するカバー部材22に設けられた板状のカバー部24によって開閉される。
図3は、車載用記録装置10の正面図である。図3では、カバー部材22が閉じた状態になっている。図3に示されるように、カバー部24と開口20の上縁部との間には、隙間26が設けられている。後に詳述するように、カバー部材22は、隙間26側に持ち上げられてから、カバー部24の上端部が筐体12の後側に向けて移動するように回転して開かれる。
図4は、車載用記録装置10においてカバー部材22が持ち上げられた状態を示す正面図であり、図5は、車載用記録装置10においてカバー部材22が開いた状態を示す正面図である。図5に示されるように、カバー部材22が開いた状態では、筐体12の内側に設けられた壁部28が開口20を通じて筐体12の前側に向けて露出する。この壁部28には、筐体12の前後方向に貫通する差込口30、32が形成されている。差込口30は、例えば、SD(Secure Digital)メモリカードを挿入するためのものであり、差込口32は、例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタを挿入するためのものである。
図6は、カバー部材22の周辺部を背面上側から見た斜視図であり、図7、図8は、それぞれカバー部材22の周辺部を背面斜め上側から見た斜視図である。図6〜図8では、カバー部材22が閉じた状態で示されている。図6〜図8では、理解の容易のために、カバー部材22が濃いグレーに着色されて示されている。
なお、カバー部24の後側(背面側)には、上述の隙間26(図3参照)を塞ぐための目隠し部材76が設けられている。図6〜図8では、理解の容易のために、目隠し部材76が薄いグレーに着色されて示されている。この目隠し部材76については、カバー部材22の後に説明する。
図6〜図8に示されるように、カバー部材22は、上述のカバー部24に加えて、一対の延出部36を有する。カバー部24は、正面視で幅方向を長手方向とする長方形状に形成されている。カバー部24の幅方向は、車載用記録装置10の左右方向に相当する。カバー部24は、開口20と略相似形状であり、開口20よりも若干小さく形成されている。このカバー部24は、カバー部材22が閉じた状態では、開口20の内側に配置されて開口20を閉じるように構成されている。
一対の延出部36は、カバー部24の幅方向の両側に配置されており、カバー部24の後面(背面)から延出している。この一対の延出部36は、カバー部24の幅方向を厚み方向とする板状に形成されている。一対の延出部36には、直状突起38がそれぞれ形成されている。
直状突起38は、カバー部24の幅方向を高さ方向として形成されており、延出部36からカバー部24の幅方向中央側に向けて突出している。この直状突起38は、その高さ方向から見た場合に、カバー部24の上下方向を長手方向として延びる概略長方形状を成している。直状突起38は、カバー部24の後面から延出する延出部36に形成されることにより、カバー部24の後側(背面側)に配置されている。
筐体12の底壁部には、筐体12の幅方向を厚み方向とし筐体12の上下方向を高さ方向とする一対の支持壁部40が形成されている。一対の支持壁部40は、一対の延出部36の間に配置されており、延出部36とそれぞれ対向している。支持壁部40には、溝42及び穴44が形成されている。溝42及び穴44は、筐体12の幅方向に貫通している。溝42は、穴44の周方向の一部に切り欠かれて形成されており、筐体12の上下方向を長さ方向として延びている。穴44は、その貫通方向から見て概略円形を成しており、溝42の上側に隣接して形成されている。
図9は、図3のF9−F9線断面図である。図9に示されるように、カバー部材22が閉じた状態(図3も参照)では、直状突起38が溝42に挿入されるように、直状突起38及び溝42の位置は設定されている。また、直状突起38の横幅は、溝42の溝幅よりも若干小さくなっている。そして、直状突起38が溝42に挿入された状態では、直状突起38が溝42に係合されるように、直状突起38及び溝42の形状及び寸法は設定されている。溝42は、直状突起38が溝42に挿入された状態において直状突起38の回転を規制する回転規制構造としての機能を有する。
図10は、図4のF10−F10線断面図である。図10に示されるように、カバー部材22が持ち上げられた状態(図4も参照)では、直状突起38が穴44に挿入されるように、穴44の位置は設定されている。また、直状突起38の縦方向の長さは、穴44の直径よりも若干小さくなっている。そして、直状突起38が穴44に挿入された状態では、直状突起38が穴44に回転可能に支持されるように、直状突起38及び穴44の形状及び寸法は設定されている。穴44は、カバー部材22が開く方向に直状突起38を回転可能に支持する回転支持構造としての機能を有する。
図9に示されるように、カバー部24は、傾斜部46と、指掛け部48とを有する。傾斜部46は、カバー部材22が閉じた状態において下端部が上端部よりも筐体12の前側に位置するように傾斜している。指掛け部48は、カバー部材22が閉じた状態において傾斜部46の下端部から筐体12の後側に向けて延びると共に、開口20の下縁部に対して筐体12の前側に突出するように形成されている。
図9、図10に示されるように、カバー部24の下端部には、カバー部24の下側に突出する被係止部50が形成されている。一方、筐体12に設けられた開口20の下縁部には、係止部52が形成されている。この被係止部50及び係止部52は、カバー部材22が開くことを規制するロック機構としての機能を有する。
つまり、直状突起38が溝42に挿入された状態では、係止部52が筐体12の前側から被係止部50と対向して係止部52が被係止部50と係止されるように、被係止部50及び係止部52の位置は設定されている。また、直状突起38が穴44に移動した状態では被係止部50が係止部52よりも上側に位置することにより係止部52と被係止部50との係止状態が解除されるように、被係止部50及び係止部52の位置は設定されている。
図6〜図8に示されるように、延出部36には、第一フック部54が形成されている。第一フック部54は、カバー部24の幅方向を高さ方向として形成されており、延出部36からカバー部24の幅方向外側に向けて突出している。この第一フック部54は、直状突起38とは逆方向に突出している。
一方、支持壁部40の下部には、第二フック部56が形成されている。第二フック部56は、第一フック部54と同じ側、すなわち、支持壁部40から筐体12の幅方向外側に向けて突出している。この第一フック部54及び第二フック部56には、「バネ部材」の一例である引張コイルバネ58の一端部及び他端部がそれぞれ固定されている。引張コイルバネ58の一端部及び他端部は、それぞれ円弧状に形成されており、第一フック部54及び第二フック部56に回転可能に引っ掛けられて固定されている。
図11は、図3のF11−F11線断面図である。図11に示されるように、カバー部材22が閉じた状態において、第一フック部54及び第二フック部56は、直状突起38に対する筐体12の前側に配置され、さらに、第二フック部56は、第一フック部54の下側に配置される。
図11に示される仮想線60は、引張コイルバネ58の他端部の回転中心C2と直状突起38の回転中心C3とを通る線に相当する。カバー部材22が閉じて直状突起38が溝42に挿入された状態では、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60よりも筐体12の前側に位置するように、第一フック部54及び第二フック部56の位置は設定されている。
また、直状突起38が溝42に挿入された状態では、引張コイルバネ58が筐体12の上下方向を軸方向として配置されると共に引張状態となるように、第一フック部54及び第二フック部56の位置は設定されている。なお、カバー部材22が持ち上げられて直状突起38が穴44に回転可能に支持された状態(図10参照)においても、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1は、仮想線60よりも筐体12の前側に位置する。
このように、第一フック部54及び第二フック部56の位置が設定されることにより、カバー部材22が閉じて直状突起38が溝42に挿入された状態では、カバー部材22が引張コイルバネ58によって下側に付勢される。また、カバー部材22が持ち上げられて直状突起38が穴44に回転可能に支持された状態(図10参照)では、引張コイルバネ58によってカバー部材22が閉じる方向に付勢される。
図12は、図5のF12−F12線断面図である。図12に示されるように、カバー部材22は、カバー部24の上端部が筐体12の後側に向けて移動するように直状突起38を支点に回転して開かれる。筐体12の天壁部と支持壁部40との間には、空間62が設けられており、カバー部材22が開いた状態では、カバー部24が空間62に配置される。また、カバー部材22が開いた状態において、第一フック部54は、直状突起38に対する筐体12の後側に配置される。
図12に示されるように、カバー部材22が開いた状態では、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60よりも筐体12の後側に位置するように、第一フック部54及び第二フック部56の位置は設定されている。このように、第一フック部54及び第二フック部56の位置が設定されることにより、カバー部材22が開いた状態では、カバー部材22が引張コイルバネ58によって開く方向に付勢される。
図12に示されるように、穴44の周縁部の一部、具体的には、穴44の周縁部のうち筐体12の後側且つ下側に位置する部位には、穴44の内側に張り出す角部66が形成されている(図9も参照)。この角部66は、直状突起38の長手方向一方側の端部68の回転軌跡上に位置する。そして、この角部66は、カバー部材22が開いた状態では、直状突起38の端部68が角部66の上面に当接するように、位置及び形状が設定されている。
この角部66は、カバー部材22が開いた状態において直状突起38の端部68と当接することにより、カバー部材22が開いた位置を超える方向に直状突起38が回転することを規制する回転規制構造としての機能を有する。なお、直状突起38の端部68は、「被当接部」の一例であり、角部66は、「当接部」の一例である。
図11に示されるように、延出部36の上部には、カバー部材22の幅方向に凸をなす凸部により形成された被係合部70が形成されている。この被係合部70は、より具体的には、支持壁部40側に突出する凸曲面状に形成されている。一方、支持壁部40の上部には、上側から切り欠かれた切欠き状の第一係合部72が形成されている。
また、支持壁部40における穴44よりも後側且つ下側には、カバー部材22の幅方向に凹状をなす凹部により形成された第二係合部74が形成されている。この第二係合部74は、より具体的には、延出部36と反対側に凹む凹曲面状に形成されている。第一係合部72及び第二係合部74は、穴44と同心の同一円周上に位置する。
第一係合部72は、図11に示される如くカバー部材22が閉じた状態において被係合部70と係合し、カバー部材22を閉じた状態に保持する閉保持構造としての機能を有する。一方、第二係合部74は、図12に示される如くカバー部材22が開いた状態において被係合部70と係合し、カバー部材22を開いた状態に保持する開保持構造としての機能を有する。なお、第二係合部74は、「係合部」の一例である。
図6〜図8に示されるように、目隠し部材76は、カバー部24の後側(背面側)に設けられている。この目隠し部材76は、目隠し部78と、一対の軸部80とを有する。目隠し部78は、カバー部24の上部に沿って延びる板状に形成されている。この目隠し部78は、カバー部材22が閉じた状態では、図3に示されるように、開口20の上縁部とカバー部24の上端部との間の隙間26を閉塞するように、位置及び形状が設定されている。
図6〜図8に示されるように、一対の軸部80は、目隠し部78の後側(背面側)に配置されており、目隠し部78の幅方向に延びている。目隠し部78の幅方向は、カバー部24の幅方向に相当する。軸部80の一端部は、支持壁部40に回転可能に支持されている。また、一方の軸部80には、トーションバネ82が装着されている。トーションバネ82の一端部は、壁部28に係止され、トーションバネ82の他端部は、目隠し部78に係止されている。このトーションバネ82は、弾性圧縮状態とされており、目隠し部材76を閉じる方向に付勢している。
図9、図10に示されるように、カバー部24の上端部には、目隠し部78側(後側)に突出する凸曲面状の第一凸部84が設けられており、目隠し部78には、カバー部24側(前側)に突出する第二凸部86が設けられている。図9に示されるように、カバー部材22が下側に押さえ付けられた状態では、第一凸部84の頂部よりも上側に第二凸部86が当接するように、第一凸部84及び第二凸部86の位置及び形状は設定されている。また、第一凸部84の頂部よりも上側に第二凸部86が当接した状態では、目隠し部材76が閉じた状態になるように、第一凸部84及び第二凸部86の位置及び形状は設定されている。
また、図10に示されるように、カバー部材22が持ち上げられた状態では、第一凸部84の頂部付近に第二凸部86が当接するように、第一凸部84及び第二凸部86の位置及び形状は設定されている。さらに、カバー部材22が開く方向に回転するときには、第二凸部86がカバー部24の後面(背面)に摺接しながら押圧されて目隠し部材76が開く方向に回転されるように、第二凸部86の位置及び形状は設定されている。
次に、第一実施形態におけるカバー部材22の開閉動作について説明する。
図11に示されるように、カバー部材22が閉じた状態では、カバー部24が開口20の内側に配置されて開口20が閉じられる(図3も参照)。また、カバー部材22が閉じた状態では、カバー部材22が引張コイルバネ58によって下側に付勢される。このように、カバー部材22が引張コイルバネ58によって下側に付勢されると、カバー部材22が下側に押え付けられ、直状突起38が溝42に挿入される(図9も参照)。そして、直状突起38が溝42に挿入された状態では、直状突起38が溝42に係合されることにより、直状突起38の回転が規制され、カバー部材22が閉じた状態に保持される。
また、カバー部材22が閉じられて直状突起38が溝42に挿入された状態では、図9に示される係止部52が筐体12の前側から被係止部50と係止され、カバー部材22の開く方向への回転が規制される。さらに、カバー部材22が閉じた状態では、図11に示される被係合部70が第一係合部72と係合し、カバー部材22が閉じた状態に保持される。
また、図9に示されるトーションバネ82により目隠し部材76が閉じる方向に付勢される。そして、カバー部材22が閉じられて且つ下側に押さえ付けられた状態では、第一凸部84の頂部よりも上側に第二凸部86が当接する。これにより、目隠し部材76が閉じた状態になり、目隠し部78によって開口20の上縁部とカバー部24の上端部との間の隙間26が閉塞される。
続いて、操作者の指が指掛け部48に掛けられた状態で、操作者が指を上げると、隙間26側にカバー部材22が持ち上げられる(図10参照)。このようにカバー部材22が持ち上げられると、図10に示されるように、直状突起38が溝42から穴44に移動する。そして、カバー部材22が持ち上げられた状態では、直状突起38が穴44に挿入され、直状突起38が穴44に回転可能に支持される。
また、直状突起38が穴44に移動した状態では、被係止部50が係止部52よりも上側に位置することにより係止部52と被係止部50との係止状態が解除される。同様に、また、被係合部70が第一係合部72(図11参照)よりも上側に位置することにより被係合部70と第一係合部72との係合状態が解除される。このように、係止部52及び被係止部50の係止状態が解除されると共に、被係合部70及び第一係合部72の係合状態が解除されることにより、カバー部材22が開く方向に回転可能になる。さらに、カバー部材22が持ち上げられた状態では、図10に示されるように、第一凸部84の頂部付近に第二凸部86が当接し、目隠し部材76の開く方向への回転が開始される。
続いて、図11から図12に示されるように、操作者の指が指掛け部48に掛けられた状態で、操作者が指をさらに上げると、カバー部材22が開く方向に回転する。このとき、カバー部材22は、カバー部24の上端部が筐体12の後側に向けて移動するように直状突起38を支点に回転する。また、カバー部材22が開く途中で、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60を超えると、カバー部材22に対して開く方向への付勢力が作用し、操作者によるカバー部材22を開く動作が補助される。さらに、カバー部材22が開く方向に回転するときには、第二凸部86がカバー部24の後面に摺接しながら押圧されることにより目隠し部材76が開く方向に回転される。
そして、図12に示されるように、カバー部材22が開いた状態では、カバー部24が筐体12の天壁部と支持壁部40との間の空間62に配置される。また、カバー部材22が開いた状態では、第一フック部54が直状突起38に対する筐体12の後側に配置され、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60よりも筐体12の後側に位置する。これにより、カバー部材22が引張コイルバネ58によって開く方向に付勢される。
また、カバー部材22が開いた状態では、直状突起38の端部68が角部66の上面に当接することにより、カバー部材22が開いた位置を超える方向に直状突起38が回転することが規制される。さらに、このときには、被係合部70が第二係合部74と係合し、カバー部材22が開いた状態に保持される。また、カバー部材22が開いた状態では、目隠し部材76もカバー部材22に押されて開いた状態となる。
そして、以上のようにしてカバー部材22が開いた状態では、図5に示されるように、壁部28が開口20を通じて筐体12の前側に向けて露出し、この壁部28に形成された差込口30、32が筐体12の前側に向けて露出する。これにより、差込口30に対してSDメモリカードを挿抜したり、差込口32にUSBコネクタを挿抜したりすることが可能になる。
一方、カバー部材22が開いた状態で、操作者がカバー部24の下端部に指を掛けてカバー部24の下端部を引き下げると、被係合部70と第二係合部74との係合状態が解除される。そして、穴44に挿入された直状突起38を支点にカバー部材22が閉じる方向に回転する。また、カバー部材22が閉じる途中で、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60を超えると、カバー部材22に対して閉じる方向への付勢力が作用し、操作者によるカバー部材22を閉じる動作が補助される。
そして、図10に示されるように、直状突起38が溝42の延長線上に位置すると、カバー部材22が引張コイルバネ58によって下側に付勢され、図9に示されるように、カバー部材22と共に直状突起38が溝42に自動的に移動する。これにより、カバー部材22が閉じた状態となり、カバー部24が開口20の内側に配置されて開口20が閉じられる。また、直状突起38が溝42に挿入された状態では、直状突起38が溝42に係合されることにより、直状突起38の回転が規制され、カバー部材22が閉じた状態に保持される。
また、このようにカバー部材22が閉じられて直状突起38が溝42に挿入された状態では、筐体12の前側から係止部52が被係止部50と係止され、カバー部材22の開く方向への回転が規制される。さらに、カバー部材22が閉じた状態では、図11に示される被係合部70が第一係合部72と係合し、カバー部材22が閉じた状態に保持される。
また、上述のように、カバー部材22が閉じる方向に回転するときには、図9に示されるトーションバネ82によって目隠し部材76が閉じる方向に付勢され、目隠し部材76が閉じる方向に回転する。そして、目隠し部材76が閉じた状態になると、目隠し部78によって開口20の上縁部とカバー部24の上端部との間の隙間26が閉塞される。
次に、第一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、第一実施形態によれば、カバー部材22が閉じた状態では、直状突起38が溝42に係合されることにより、直状突起38の回転が規制される。したがって、例えば、車両正面からカバー部材22に衝撃が加わる場合でも、カバー部材22を閉じた状態に保持することができる。特に、溝42は、筐体12の上下方向に延びているので、車両正面からカバー部材22に加わる衝撃の方向と、溝42の延びる方向とが直交する。したがって、車両正面からカバー部材22に衝撃が加わる場合でも、直状突起38が溝42に挿入された状態に維持されるので、カバー部材22を開いた状態に安定して保持することができる。
しかも、カバー部材22が閉じた状態では、引張コイルバネ58によりカバー部材22が下側に付勢される。したがって、カバー部材22に車両上下方向の振動が加わる場合でも、直状突起38が溝42に挿入された状態に維持されるので、カバー部材22を閉じた状態に保持することができる。以上より、カバー部材22が不意に開くことを抑制することができる。
また、カバー部24の下端部には、カバー部24の下側に突出する被係止部50が形成されており、筐体12に設けられた開口20の下縁部には、係止部52が形成されている。そして、カバーが閉じられて直状突起38が溝42に挿入された状態では、筐体12の前側から係止部52が被係止部50と係止される。これにより、カバー部材22の開く方向への回転を規制することができる。
また、カバー部材22に設けられた延出部36の上部には、カバー部材22の幅方向に凸をなす被係合部70が形成されている。一方、筐体12に設けられた支持壁部40の上部には、切欠き状の第一係合部72が形成されている。そして、カバー部材22が閉じた状態では、被係合部70が第一係合部72と係合する。これにより、カバー部材22を閉じた状態に保持することができる。
また、溝42は、筐体12の上下方向に延びており、直状突起38を回転可能に支持するための穴44は、溝42の上側に隣接して形成されている。したがって、カバー部材22を開く方向に回転可能にするためには、操作者が指を指掛け部48に掛けた状態でカバー部材22を真上に持ち上げて直状突起38を溝42から穴44に移動させれば良い。さらに、カバー部材22を開く方向に回転させるためには、操作者が指をそのまま上げてカバー部24の上端部を筐体12の後側に向けて移動させれば良い。このように、カバー部材22を開かせるためには、操作者が指を指掛け部48に掛けた状態で指をそのまま上げれば良いので、操作時の指の動きが無理なくスムーズであり、カバー部材22を開く際の操作が容易である。
また、カバー部24には、カバー部材22が閉じた状態において下端部が上端部よりも筐体12の前側に位置するように傾斜する傾斜部46が形成されている。そして、この傾斜部46がカバー部24に形成されることにより、傾斜部46の下側に筐体12の前後方向のスペースが確保され、このスペースに指掛け部48が形成されている。したがって、カバー部24に傾斜部46及び指掛け部48が連続して形成されることにより、カバー部24の前面から指掛け部48が突出して形成されることを回避することができる。
また、筐体12に設けられた支持壁部40における穴44よりも後側且つ下側には、カバー部材22の幅方向に凹状をなす第二係合部74が形成されている。そして、カバー部材22が開いた状態では、被係合部70が第二係合部74と係合する。これにより、カバー部材22を開いた状態に保持することができる。
また、穴44の周縁部のうち筐体12の後側且つ下側に位置する部位には、穴44の内側に張り出す角部66が形成されている。この角部66は、直状突起38の長手方向一方側の端部68の回転軌跡上に位置する。そして、カバー部材22が開いた状態では、直状突起38の端部68が角部66の上面に当接する。これにより、カバー部材22が開いた位置を超える方向に直状突起38が回転することを規制することができる。
また、カバー部材22が開いた状態では、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60よりも筐体12の後側に位置する。これにより、簡単な構造で、カバー部材22を開く方向に付勢することができ、ひいては、カバー部材22を開いた状態に保持することができる。
また、カバー部材22を閉じる場合には、操作者がカバー部24の下端部に指を掛けてカバー部24の下端部を引き下げて被係合部70と第二係合部74との係合状態を解除し、そのままカバー部材22を閉じる方向に回転させれば良い。そして、カバー部材22が閉じる途中で、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1が仮想線60を超えると、カバー部材22に対して閉じる方向への付勢力が作用する。これにより、操作者によるカバー部材22を閉じる動作を補助することができる。
また、カバー部材22が閉じる方向に回転し、直状突起38が溝42の延長線上に位置すると、カバー部材22が引張コイルバネ58によって下側に付勢され、カバー部材22と共に直状突起38が穴44から溝42に自動的に移動する。そして、直状突起38が溝42に係合され、カバー部材22が自動的にロックされる。したがって、カバー部材22をロックするための専用の操作が不要であり、カバー部材22を閉じる際の操作も容易である。
また、引張コイルバネ58の一端部の回転中心C1は、カバー部材22が閉じた状態及びカバー部材22が持ち上げられた状態の両方の場合に、仮想線60よりも筐体12の前側に位置する。これにより、カバー部材22が閉じて直状突起38が溝42に挿入された場合には、カバー部材22を下側に付勢できる。また、カバー部材22が持ち上げられて直状突起38が穴44に回転可能に支持された場合には、カバー部材22を閉じる方向に付勢できる。つまり、簡単な構造により、カバー部材22の下側への付勢と、カバー部材22の閉じる方向への付勢とを両立できる。
また、カバー部24の後側には、目隠し部材76が設けられている。そして、カバー部材22が閉じた状態では、目隠し部材76が閉じた状態になり、この目隠し部材76に設けられた目隠し部78によって開口20の上縁部とカバー部24の上端部との間の隙間26が閉塞される。これにより、隙間26を通じて異物が侵入することを抑制することができる。
次に、第一実施形態の変形例について説明する。
上記第一実施形態において、溝42は、穴44の周方向の一部に切り欠かれて形成されているが、溝42は、穴44と別に独立して形成されていても良い。
また、上記第一実施形態では、カバー部材22が閉じた状態においてカバー部材22を下側に付勢するために、引張コイルバネ58が用いられている。しかしながら、カバー部材22が閉じた状態においてカバー部材22を下側に付勢することができるバネであれば、引張コイルバネ58以外のバネ部材が用いられても良い。
また、上記第一実施形態において、被係止部50は、カバー部24の下端部に形成され、係止部52は、筐体12に設けられた開口20の下縁部に形成されている。しかしながら、被係止部50及び係止部52は、上記以外の部位に形成されていても良い。
また、上記第一実施形態において、直状突起38の端部68が角部66に当接することにより、カバー部材22が開いた位置を超える方向に直状突起38が回転することが規制される構造になっている。しかしながら、上記構造以外の被当接部及び当接部が設けられていても良い。つまり、カバー部材22に被当接部が設けられると共に、被当接部の回転軌跡上に位置する当接部が筐体12に設けられても良い。そして、カバー部材22が開いた状態において被当接部及び当接部が当接することにより、カバー部材22が開いた位置を超える方向に直状突起38が回転することが規制されても良い。
また、上記第一実施形態において、被係合部70は、カバー部材22の幅方向に凸状をなす凸部により形成され、第二係合部74は、カバー部材22の幅方向に凹状をなす凹部により形成されている。しかしながら、被係合部70は、カバー部材22の幅方向に凹状をなす凹部により形成され、第二係合部74は、カバー部材22の幅方向に凸状をなす凸部により形成されても良い。また、被係合部70が凹部により形成される場合に、第一係合部72は、凸状に形成されても良い。
また、被係合部70は、延出部36の上部に形成され、第一係合部72及び第二係合部74は、支持壁部40に形成されている。しかしながら、被係合部70、第一係合部72、及び、第二係合部74は、上記以外の部位に形成されていても良い。
また、上記第一実施形態において、好ましくは、目隠し部材76が用いられるが、目隠し部材76は、省かれても良い。
また、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされても良い。
[第二実施形態]
次に、本願の開示する技術の第二実施形態を説明する。
図13は、車載用記録装置の第二実施形態を示す側面断面図である。図13に示される第二実施形態に係る車載用記録装置110は、上述の第一実施形態に係る車載用記録装置10(図1〜図12参照)に対し、直状突起38と、溝42及び穴44の形成部位が逆になっている。
つまり、第二実施形態に係る車載用記録装置110において、直状突起38は、筐体12に設けられた支持壁部40に形成されている。この直状突起38は、筐体12の幅方向に突出し、筐体12の上下方向に延びている。一方、溝42及び穴44は、カバー部材22に設けられた延出部36に形成されている。溝42は、カバー部24の上下方向に延びており、穴44は、溝42の下側に隣接して形成されている。第二実施形態に係る車載用記録装置110において、上記以外の構成は、上述の第一実施形態に係る車載用記録装置10と同様である。
この第二実施形態に係る車載用記録装置110のように構成されていても、上述の第一実施形態に係る車載用記録装置10と同様のカバー部材22の開閉動作と作用及び効果を得ることができる。なお、この第二実施形態に係る車載用記録装置110については、上述の第一実施形態に係る車載用記録装置10と同様の変形例が適用可能である。
以上、本願の開示する技術の第一及び第二実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
前面に開口を有する筐体と、
前記開口を閉じるカバー部と、前記カバー部の幅方向に突出し前記カバー部の上下方向に延びる直状突起とを有するカバー部材と、
前記筐体の上下方向に延び前記直状突起が挿入された溝と、前記溝の上側に隣接し前記直状突起を回転可能に支持可能な穴とを有し、前記筐体に設けられた支持壁部と、
一端部が前記カバー部材に固定されると共に他端部が前記筐体に固定され、前記カバー部材が閉じた状態において前記カバー部材を下側に付勢するバネ部材と、
を備える車載用記録装置。
(付記2)
前面に開口を有する筐体と、
前記筐体の幅方向に突出し前記筐体の上下方向に延びる直状突起を有し、前記筐体に設けられた支持壁部と、
前記開口を閉じるカバー部と、前記カバー部の上下方向に延び前記直状突起が挿入された溝と、前記溝の下側に隣接し前記直状突起を回転可能に支持可能な穴とを有するカバー部材と、
一端部が前記カバー部材に固定されると共に他端部が前記筐体に固定され、前記カバー部材が閉じた状態において前記カバー部材を下側に付勢するバネ部材と、
を備える車載用記録装置。
(付記3)
前記カバー部材は、前記カバー部の上端部が前記筐体の後側に向けて移動するようにして開かれる、
付記1又は付記2に記載の車載用記録装置。
(付記4)
前記溝は、前記穴の周方向の一部に切り欠かれて形成されている、
付記1〜付記3のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記5)
前記カバー部は、
前記カバー部材が閉じた状態において下端部が上端部よりも前記筐体の前側に位置するように傾斜する傾斜部と、
前記カバー部材が閉じた状態において前記傾斜部の下端部から前記筐体の後側に向けて延びると共に前記開口の下縁部に対して前記筐体の前側に突出する指掛け部と、
を有する、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記6)
前記カバー部材に設けられた被係止部と、
前記筐体に設けられ、前記直状突起が前記溝に挿入された状態では、前記筐体の前側から前記被係止部と係止され、前記直状突起が前記穴に移動した状態では、前記被係止部との係止状態が解除される係止部と、
をさらに備える、
付記1〜付記5のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記7)
前記直状突起は、前記カバー部の後側に配置され、
前記バネ部材は、一端部及び他端部が前記カバー部材及び前記筐体にそれぞれ回転可能に固定された引張コイルバネであり、
前記引張コイルバネの一端部の回転中心は、前記カバー部材が閉じて前記直状突起が前記溝に挿入された状態、及び、前記カバー部材が持ち上げられて前記直状突起が前記穴に回転可能に支持された状態では、前記引張コイルバネの他端部の回転中心と前記直状突起の回転中心とを通る仮想線よりも前記筐体の前側に位置する、
付記1〜付記6のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記8)
前記引張コイルバネの一端部の回転中心は、前記カバー部材が開いた状態では、前記仮想線よりも前記筐体の後側に位置する、
付記7に記載の車載用記録装置。
(付記9)
前記カバー部材に設けられた被当接部と、
前記筐体に設けられると共に、前記被当接部の回転軌跡上に位置し、前記カバー部材が開いた状態において前記被当接部と当接する当接部と、
をさらに備える、
付記1〜付記8のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記10)
前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材の幅方向に凸状をなす凸部及び前記カバー部材の幅方向に凹状をなす凹部の一方により形成された被係合部と、
前記筐体に設けられると共に、前記凸部及び前記凹部の他方により形成され、前記カバー部材が開いた状態において前記被係合部と係合する係合部と、
をさらに備える、
付記1〜付記9のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記11)
前記筐体に収容された基板をさらに備える、
付記1〜付記10のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記12)
前記カバー部の後側に配置され、前記開口の上縁部と前記カバー部の上端部との間の隙間を閉塞する目隠し部と、前記目隠し部の幅方向に延び前記筐体に回転可能に支持された軸部とを有する目隠し部材をさらに備え、
前記カバー部には、前記目隠し部側に突出する凸曲面状の第一凸部が設けられ、
前記目隠し部には、前記カバー部側に突出し、前記カバー部材が閉じた状態において前記第一凸部の頂部よりも上側に当接する第二凸部が設けられている、
付記1〜付記11のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
(付記13)
車載用デジタルタコグラフ装置、又は、車載用ドライブレコーダ装置である、
付記1〜付記12のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
10、110 車載用記録装置
12 筐体
20 開口
22 カバー部材
24 カバー部
38 直状突起
42 溝
44 穴
46 傾斜部
48 指掛け部
50 被係止部
52 係止部
54 第一フック部
56 第二フック部
58 引張コイルバネ(バネ部材の一例)
60 仮想線
64 仮想線
66 角部(当接部の一例)
68 直状突起の端部(被当接部の一例)
70 被係合部
72 第一係合部
74 第二係合部(係合部の一例)
76 目隠し部材
78 目隠し部
80 軸部
82 トーションバネ
84 第一凸部
86 第二凸部
C1 引張コイルバネの一端部の回転中心
C2 引張コイルバネの他端部の回転中心
C3 直状突起の回転中心

Claims (7)

  1. 前面に開口を有する筐体と、
    前記開口を閉じるカバー部と、前記カバー部の幅方向に突出し前記カバー部の上下方向に延びる直状突起とを有するカバー部材と、
    前記筐体の上下方向に延び前記直状突起が挿入された溝と、前記溝の上側に隣接し前記直状突起を回転可能に支持可能な穴とを有し、前記筐体に設けられた支持壁部と、
    一端部が前記カバー部材に固定されると共に他端部が前記筐体に固定され、前記カバー部材が閉じた状態において前記カバー部材を下側に付勢するバネ部材と、
    を備える車載用記録装置。
  2. 前面に開口を有する筐体と、
    前記筐体の幅方向に突出し前記筐体の上下方向に延びる直状突起を有し、前記筐体に設けられた支持壁部と、
    前記開口を閉じるカバー部と、前記カバー部の上下方向に延び前記直状突起が挿入された溝と、前記溝の下側に隣接し前記直状突起を回転可能に支持可能な穴とを有するカバー部材と、
    一端部が前記カバー部材に固定されると共に他端部が前記筐体に固定され、前記カバー部材が閉じた状態において前記カバー部材を下側に付勢するバネ部材と、
    を備える車載用記録装置。
  3. 前記カバー部は、
    前記カバー部材が閉じた状態において下端部が上端部よりも前記筐体の前側に位置するように傾斜する傾斜部と、
    前記カバー部材が閉じた状態において前記傾斜部の下端部から前記筐体の後側に向けて延びると共に前記開口の下縁部に対して前記筐体の前側に突出する指掛け部と、
    を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の車載用記録装置。
  4. 前記カバー部材に設けられた被係止部と、
    前記筐体に設けられ、前記直状突起が前記溝に挿入された状態では、前記筐体の前側から前記被係止部と係止され、前記直状突起が前記穴に移動した状態では、前記被係止部との係止状態が解除される係止部と、
    をさらに備える、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
  5. 前記直状突起は、前記カバー部の後側に配置され、
    前記バネ部材は、一端部及び他端部が前記カバー部材及び前記筐体にそれぞれ回転可能に固定された引張コイルバネであり、
    前記引張コイルバネの一端部の回転中心は、前記カバー部材が閉じて前記直状突起が前記溝に挿入された状態、及び、前記カバー部材が持ち上げられて前記直状突起が前記穴に回転可能に支持された状態では、前記引張コイルバネの他端部の回転中心と前記直状突起の回転中心とを通る仮想線よりも前記筐体の前側に位置する、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
  6. 前記引張コイルバネの一端部の回転中心は、前記カバー部材が開いた状態では、前記仮想線よりも前記筐体の後側に位置する、
    請求項5に記載の車載用記録装置。
  7. 前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材の幅方向に凸状をなす凸部及び前記カバー部材の幅方向に凹状をなす凹部の一方により形成された被係合部と、
    前記筐体に設けられると共に、前記凸部及び前記凹部の他方により形成され、前記カバー部材が開いた状態において前記被係合部と係合する係合部と、
    をさらに備える、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車載用記録装置。
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